JPS63167814A - 地下室及びその構築法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は床面下部をも含めて室全体を防水した地下室及
びその構築法に関するものである。

従来の技術とその問題点 従来の地下室として鉄筋コンクリート製、ＧＲＣ等のコ
ンクリートパネル製、ＦＲＰ製、スチール製などがある
。鉄筋コンクリート製地下室ではコンクリート打設脱型
後、外壁表面の防水施工を行っているが完全な防水がで
きない。このため外壁の内側にさらに別の壁を設け、こ
の壁に化粧を施すようにして両壁間に外壁より漏水する
地下水等をポンプアップして排水するようになしている
が、この方法では工期がかかり、コストが高くつき、湿
気が高い等の欠点があり、小面積の地下室には不適であ
る。

またＧＲＣ製では大きな地下室は不可能であり、ＦＲＰ
製では可燃性のため火災の危険があり、強度が弱く大型
には適さない。

さらにスチール製では発錆しやすく、防水対策も完全で
はなく、浮力に対して外側にコンクリートを打設して解
決しなければならない。

本発明では地下室のコンクリート壁の外表面及び床面を
も含めて全体を防水シートにて被覆することにより地下
室内は勿論のこと地下壁本体をも地下水等より保護し、
室内の防水を行うことを目的とする。

問題点を解決するための手段 土間スラブ上に防水シートを介して互いに対向して配設
した規格サイズの壁パネルと、隣接する壁パネル間を連
結する連結ロッド、対設壁パネル間底部に対向接触し、
かつ壁パネルにかかる土圧を支持するようにして前記土
間スラブ上に配設する床パネルと、壁パネル上部に架設
する天井パネルとこの出入口を除いて天井パネル、壁パ
ネル外表面及び床パネル下面を覆う防水シートとより構
成され、これらの部材を用い、まず地下室を構築する所
要深度まで掘削し、コンクリートを打設して平基礎とし
た土間スラブ上に、この土間スラブ全面にわたって防水
シートを敷設し、この防水シート上に直接もしくは合板
を介して予め工場生産された壁パネルを対向する如く配
設し、隣接壁パネル間を連結して四側壁を構築するとと
もに、この対設壁パネル下部において上記土間スラブ上
に床パネルを、上記天井パネルをそれぞれ敷設して壁パ
ネルにかかる土圧を支持せしめ、さらにこの天井パネル
、壁パネルの外表面を覆うようｔこ防水シートを被覆し
、この防水シートと土間スラブ上に敷設した防水シート
間を接合し、床面な含む地下室全外表を完全に防水シー
トにて被覆する。

３一 実施例 以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

まず地下室を構築する所要の面積と深度までユンボその
他の掘削機にて掘削し、この掘削孔内底に栗石１を敷設
し、基礎コンクリートを打設し、上面が平坦となるよう
にして土間スラブ２を構築する。この土間スラブの基礎
コンクリート中には鉄筋等を埋設して所要の強度を有す
るようになす。

次ぎにこの土間スラブ２上に所要の強度と耐久性、耐水
性を備えた防水シート３（例えば合成樹脂あるいは合成
ゴム、天然ゴムなどを用いて形成する）を敷設する。こ
の防水シート３は土間スラブ２よりも少し大きな面積を
有するものとする。

この土間スラブ２上に防水シート３を全面に亘って敷設
することにより地下室の床面からの湿気を防止するもの
である。

土間スラブ２の防水シート３上には互いに対向して壁パ
ネル４．４・・・を樹立せしめるがこれは防水シート３
上に直接壁パネル４を載置することもてきるけれども防
水シートに係る荷重を平均しシートを防護するために防
水シート３上に合板その他の板材５（以下合板という）
を敷設し、この合板５上に構築する地下室の大きさに合
わせて壁パネル４．４を対設する。

この壁パネル４は予め規格化して工場生産されるコンク
リートパネル製で構築時内壁面が垂直もしくは垂直に近
い状態とし、外壁面を傾斜面とし、下底側が上部よりも
そのパネル厚が厚くなるようにし、これにより壁パネル
に自立性をもたせるとともに地下水等により壁パネルさ
らには地下室全体の浮き上がりを防止する。またこの壁
パネル４は生産・運搬・構築に至便なように適当な大き
さの板状に予め定められるとともに隣接する壁パネル間
を結合するための連結ロッド貫通孔４ａ、４ａ・・・が
１乃至２以上を設ける。図示の実施例では壁パネルの上
部下部そして中間部の３箇所としたが、この孔４ａの設
置数は壁パネルの大きさにより適当に定められる。

このように規格化される壁パネルはこのパネルに掛かる
土圧等の荷重に対して充分耐える強度を有するもので、
これを前記床面防水シート又は合板上に複数枚を一列状
に直接もしくはパツキン等を介して配設し、この壁パネ
ル４．４・・・の連結ロット貫通孔４ａ間に連結ロッド
６を貫通し、該ロッド６を緊結することにより隣接され
る壁パネル４．４・・・は一体に結合され地下室の一側
壁が構築される。

次ぎに壁パネルの内側すなわち構築する地下室内側とな
る側の合板上に床パネル７を敷設する。

この床パネル７も規格化して工場生産されたコンクリー
ト板製でこの複数枚をもって地下室床面全体に敷設する
。このとき床パネル７の一端面は前記壁パネル４の下部
内側面に当接するようにする。

この床パネル７も隣接される床パネル間を連結するため
壁パネルと同様隣接床パネル間に連結ロッドを貫通し、
緊結して一体、さらには壁パネルと床パネル間も一体と
することもある。

次ぎに前記壁パネル４と対向し他方側壁を構築するが、
これも前記と同様に壁パネル４を順次床パネルの端面に
当接するようにして複数枚を一列状に配列し、連結ロッ
ドにて緊結一体とする。

このようにして対向する二側壁を構築する。次ぎに他の
残る二側壁も同様に構築するが、その壁パネルの下面内
側面には床パネルの端面に当接し、こりにより壁パネル
にかかる土圧を床パネルを介して対設する他方側壁パネ
ルにて支持するようになす。また四隅の位置に当る壁パ
ネルには直列状に配列される隣接の壁パネルと、さらに
は直角に交わって配列される壁パネルとの双方に連結ロ
ッドが貫通され緊結されるので、これより四側壁は完全
に一体となり地震にも耐える強度を得るようになす。

次ぎに対向する側壁間上部に天井パネル８．８・・・を
敷設する。これは対向する側壁間上部に架は渡して支持
するがこの天井パネル８も規格化されて工場生産される
とともに対向する側壁上部間の支持と補強を行うように
して架設し、必要に応してこの隣接される複数枚の天井
パネル間を側壁パネルと同様に連結ロッドにて連結する
。

このようにして天井パネルを架設するとき、天井の任意
位置に開口部を設け、地下室への出入口とする。また天
井パネル８は壁パネル上に載置するように架設するが、
壁パネルと一体化するためボルト又は他の連結具（図示
せず）を介して天井パネル、壁パネル間を一体とするこ
ともある。

次ぎに天井パネルの上面から壁パネルの外表面にかけて
防水シート９をかぶせる。これは地下室の全体を覆うよ
うにし、この防水シート９の端部と前記床面側の防水シ
ート３との端部を接合し一体とし完全に地下室を床面を
も含めて防水シートにて被覆する。次ぎにこの側壁パネ
ルの外周部分を埋め戻して所望の地下室とするものであ
る。

発明の効果 本発明は地下室を構築する所要深度まで掘削し、コンク
リートを打設して平基礎とした土間スラブ上に、この土
間スラブ全面にわたって防水シートを敷設し、この防水
シート上に直接もしくは合板を介して予め工場生産され
た壁パネルを対向する如く配設し、隣接壁パネル間を連
結して四側壁を完全に一体となった箱型に構築するとと
もに、この対設壁パネル下部において上記土間スラブ、
上に床パネルを、上記天井パネルをそれぞれ敷設してこ
の床パネル・天井パネルを介して壁パネルにかかる土圧
を支持せしめ、さらにこの天井パネル、壁パネルの外表
面を覆うように防水シートを被覆し、この防水シートと
床面上に敷設した防水シート間を接合し、床面を含む地
下室全外表を防水シートにて被覆して地下室を構築する
ようになしているため、強度が高く地震等に対しても強
い地下室が簡易にしかも工期を短くして構築できるとと
もに地下室を床面をも含めて防水シートにて被覆してい
るので防水対策が完全でしかも側壁パネルをも保護でき
る。さらに外側下部が厚くなる傾斜面とした壁パネルと
しているので地下水等によってもその浮上を防止できる
。また地下室の大きさを自由に選択でき、現場への搬入
も簡易に行える等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は縦断面図、第２図は外観図、第３図は防水シー
ト被覆前の平面図、第４図は壁ノ＜ネルの外観図である
。 １は栗石、２はじまスラブ、３９は防水シート、４は壁
パネル、５は板材、６は連結口・ンド、７は床パネル、
８は天井パネル。 第１図 手続補正書（自発） 昭和６２年２月２３日 特願昭６１−３１２４９７ ２、発明の名称 地下室及びその構築法 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 豊中市曽根西町１丁目９番１５号 ふし造園株式会社 ４、代理人

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所要深度まで掘り下げた土間スラブ上に防水シー
   トを介して互いに対向して配設した規格サイズの壁パネ
   ルと、隣接する壁パネル間を連結する連結ロッドと、対
   設壁パネル間底部に対向接触し、壁パネルにかかる土圧
   を支持する土間スラブ上に配設する床パネルと、壁パネ
   ル上部に架設する天井パネルと、この出入口を除いて天
   井パネル、壁パネル外表面及び床パネル下面の全面を完
   全に覆う防水シートとより箱型に一体に組み立てられる
   地下室。
2. （２）地下室を構築する所要深度まで掘削し、コンクリ
   ートを打設して平基礎とした土間スラブ上に、この土間
   スラブ全面にわたって防水シートを敷設し、この防水シ
   ート上に直接もしくは合板を介して予め工場生産された
   自立可能な壁パネルを対向する如く配設し、隣接壁パネ
   ル間を連結して四側壁を構築するとともに、この対設壁
   パネル下部において上記土間スラブ上に床パネルを、上
   部の天井に天井パネルをそれぞれ敷設して壁パネルにか
   かる土圧を支持せしめ、さらにこの天井パネル、壁パネ
   ルの外表面を覆うように防水シートを被覆し、この防水
   シートと土間スラブ上に敷設した防水シート間を接合し
   、床面を含む地下室全外表を防水シートにて完全に被覆
   したことを特徴とする地下室の構築法。