JP4746462B2 - 地下構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、地下構造物、特に戸建住宅の地下に構築する地下構造物に関する。
昨今、地中を掘削して形成された穴に構造物を構築することにより、地中にスペースを確保し、建物の床下を有効活用することが注目されている。このような地下構造物は、防音性、遮蔽性等に優れているため、例えば、ホームシアター、楽器の練習場、書斎、パソコン部屋及び収納等その利用目的は多岐にわたる。
このような地下構造物は、一般的に、掘削された穴に鉄筋コンクリート基礎を構築し、この鉄筋コンクリート基礎の上に、金属製パネルを組み立てて構築されたり、現場で鉄筋コンクリートを打設して構築されたりしている。そして、鉄筋コンクリート基礎の層厚を大きくすること又は鉄筋コンクリート基礎にアンカーボルトを打ち込むことなどにより、地下水等による地下構造物の浮き上りを防止することが図られていた(特許文献1参照)。
特開2004−293171号公報(図2)
しかし、上記した地下構造物は、地下水の浮力に抵抗する基礎の層厚の分、より多く地中を掘削しなければならなかった。また、基礎にアンカーボルトを打ち込むことにより施工に用いる部品点数が増えたり、軟弱地盤においてはアンカーボルトを多く打たなければならなかったりと、施工性、経済性に問題があった。
このような観点から、本発明は、地下水による地下構造物の浮き上がりを防止すると共に、施工が簡易である地下構造物を提供することを課題とする。
このような課題を解決すべく創案された本発明は、地中に埋設される地下構造物であって、底部と、この底部に対して垂直に設けられた壁部とを有する箱状体と、前記底部に設けられたカウンターウエイトと、を有し、前記箱状体は、プレキャストコンクリート部材で形成されており、予め成形された前記カウンターウエイトが前記底部の一部に搬入されることにより、前記箱状体の下部に凹部が形成されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、箱状体の底部にカウンターウエイトを設けることで、このカウンターウエイトの荷重により、地下水による地下構造物の浮き上がりを防止することができる。また、カウンターウエイトを載置するだけなので、施工に用いられる部品点数も少なく、施工が簡易であり、工期を短縮することができる。
ここで、本発明において、箱状体とは、穴の下面に接する底部と、この底部に垂直に設けられた3枚以上の壁部とからなり、上部が開放した有底筒状体と、この有底筒状体の上部が閉鎖した囲繞体の両方を含む概念である。
また、カウンターウエイトを底部の一部に設けることにより、カウンターウエイトの上面と底部の上面とに段差が生じ、凹部が形成される。これにより、この凹部を作業用通路として利用することができるため、収納の利便性を向上させることができる。
また、かかる発明によれば、箱状体は、現場における型枠の形成、鉄筋の配筋及びコンクリートの打設等の作業を行う必要がないため、早期かつ簡易に施工することができる。また、カウンターウエイトの重量を大きくすることにより、箱状体自体の軽量化を図ることができるため、壁部、底部を必要強度内において薄くすることができる。これにより、箱状体を形成する各部材の搬送がしやすくなり、施工性を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、前記カウンターウエイトは、上面が平坦であり、この上面と前記底部が略平行に形成されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、カウンターウエイトの上面は平坦であり、底部と平行に形成されているため、カウンターウエイトの上面を収納台として利用することができる。
請求項3に係る発明は、前記凹部は、前記箱状体の略中央に形成されることを特徴とする。
かかる発明によれば、凹部が箱状体の略中央に形成されることにより、この凹部(作業用通路)を挟んで両側に係るカウンターウエイトの上部を収納台として利用することができると共に、箱状体の空間を有効に利用することができる。
請求項に係る発明は、前記箱状体を構成するプレキャストコンクリート部材は、前記箱状体の両端を構成する端体部と、この端体部に介設される単数又は複数の基体部とからなり、隣接する前記端体部と前記基体部又は隣接する前記基体部同士の端面を、継ぎ手を介して連結し、形成されることを特徴とする。
かかる発明によれば、建物の大きさや地下構造物の利用目的等を考慮して、基体部の個数の増減により、箱状体の大きさを適宜簡易に調節することができる。また、端体部及び基体部は、プレキャストコンクリート部材であるため、早期かつ簡易に施工することができる。
請求項に係る発明は、前記箱状体の横の長さ及び奥行きの少なくとも一方は、455mmモジュールであることを特徴とする
かかる発明によれば、箱状体の大きさは455mmピッチで増減するため、例えば、地下構造物の上に住宅を施工する場合において、住宅の寸法に合わせて地下構造物の大きさを選定することが容易となる。
本発明に係る地下構造物によれば、箱状体と、カウンターウエイトとからなり、前記箱状体の底部に、カウンターウエイトを設けることにより、地下水による地下構造物の浮き上がりを防止すると共に、カウンターウエイトを載置するだけであるため、部品点数も少なく、早期かつ簡易に施工することができる。
<第一実施形態>
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る地下構造物1を示す断面図である。図2は、本実施形態に係る地下構造物の分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る地下構造物の平面図であって、(a)は地下構造物を示し、(b)は継ぎ手部分の拡大図を示す。図4は、本実施形態に係る地下構造物の施工方法を段階的に示した図であって、(a)は第1工程、(b)は第2工程、(c)は第3工程、(d)は第4工程を示す。なお、斜視図の縦、横、奥行き方向は図2の矢印に従う。
本実施形態に係る地下構造物1は、図1、図2及び図3に示すように、上方が開放し、平面視矩形の有底筒状の箱状体2と、箱状体2の底部に載置されているカウンターウエイト3とからなる。箱状体2は、図1に示すように、掘削された穴に、箱状体2の下側(箱状体2の下側略3分の2)が埋設されており、上側は地面Zの上面から突出している。
箱状体2の上面には根太Nを支持する土台D,Dが設置されており、床Pには、地下構造物1に出入りできるように出入り口K及びはしごHが備えられている。なお、本実施形態に係る地下構造物1の用途は、例えば、収納庫とする。
箱状体2は、図2に示すように、両端に設置される端体部4,4と、端体部4,4に介設された3体の基体部5,5,5からなる。端体部4及び基体部5は、本実施形態においては、共にプレキャストコンクリート部材である。端体部4及び基体部5は、相互に隣接する端面9において、継ぎ手Tにより連結されている。
図3の(b)の拡大図に示すように、端体部4及び基体部5が相互に隣接する端面9(図2参照)には、それぞれの躯体を連結するために、連結金具T1、T1が固着されている。連結金具T1は、コの字型の鋼板からなり、連結金具T1に溶接されたアンカー鉄筋(図示せず)と共に端体部4及び基体部5に埋設固定され、ボルトボックスT2を形成している。連結金具T1、T1が接触する面にはボルト孔が設けられており、この孔を合わせた後、ハイテンションボルトT3で螺合し、ボルトボックスT2に樹脂などの充填材T4を充填させ、端体部4及び基体部5を連結させる。また、基体部5及び基体部5同士の連結方法も同様にして行う。
なお、本実施形態においては、図2に示すように、底部6の上面及び壁部7の内側面に継ぎ手Tを設けたが、位置、設置数を限定する趣旨ではない。また、連結方法も限定されるものではなく、他の公知技術を用いて各躯体を連結してもよい。
端体部4及び基体部5の端面9は略同一形状からなるものであるため、隣接する端体部4と基体部5又は基体部5と基体部5の端面9が結合されることにより、箱状体2の底部6及び壁部7は外観視略同一面となるように形成される(図1参照)。本実施形態においては、図3の(a)に示すように、箱状体2の横の長さvは、1365mmであり、奥行きwは、3640である。また、底部6及び壁部7の厚みはいずれも150mm、壁部7の長さ(底部6の上面から壁部7の上面まで)は、1700mmである。なお、これらの寸法は、本発明を限定するものではない。
箱状体2は、本実施形態においては、上部が開放し、平面視矩形の有底筒状としたが、これに限定される趣旨ではなく、平面視円形又は多角形としてもよいし、壁部7の上面に出入り口や空気口を備えた天板を設けて上部が閉鎖した箱状体2を形成してもよい(図示せず)。
また、地下構造物1を埋設する深さは、特に限定する趣旨ではなく、用途、経済性等を考慮して施工すればよい。例えば、本実施形態においては、箱状体2の下側を地中に埋設し、上側を地面Zより突出させたが、箱状体2の上面に天板を設けるなどして、上側を閉鎖し、地上と出入りできる手段を設けた上で、箱状体2を全て地中Gに埋設してもよい。
端体部4,4は、図2に示すように、底部6aから垂直に立設する壁部7aを有するものであり、箱状体2の両端に一対に備えられる。端体部4を構成する壁部7aの奥行きx(端体部4の側面の幅)は、本実施形態においては、455mmである。
基体部5は、底部6bの両端から垂直に壁部7b、7bが立設されている。基体部5の壁部7bの奥行きy(基体部5の側面の幅)は、本実施形態においては、910mmである。
端体部4及び基体部5は、本実施形態においては、型枠を形成し、鉄筋を配筋した後、コンクリートを打設することにより、単一のコンクリートから形成されている。
なお、端体部4及び基体部5は、本実施形態においては、単一のコンクリートからなるプレキャストコンクリート部材としたが、これに限定される趣旨ではなく、端体部4及び基体部5を構成する底部6a及び6b、壁部7a及び7bをそれぞれプレキャストコンクリート部材として形成した後、それぞれの部材を組み合わせて端体部4、基体部5を形成してもよい。
また、本実施形態においては、箱状体2の底部6及び壁部7が略同一面を形成するように、端体部4及び基体部5の断面形状を略同一としたが、これに限定される趣旨ではない。また、端体部4,4は必ずしも一対である必要はない。
なお、箱状体2は、本実施形態においては、コンクリート製であったが、これに限定されるものではなく、例えば、木製、樹脂製、金属製等であってもよい。
また、箱状体2は、本実施形態においては、プレキャストコンクリート部材から形成したが、これに限定されるものではなく、現場で型枠を設けた後、コンクリートを打設して形成してもよい。
カウンターウエイト3,3は、直方体の無筋コンクリートであって、箱状体2の底部6に設けられている。カウンターウエイト3は、地下水による箱状体2の浮き上がりに対して、重力で対抗する役割を果たす。本実施形態においては、カウンターウエイト3,3は、例えば、断面縦300mm×横700mm×奥行き3340mmからなる直方体である。このように、カウンターウエイト3の上面3a(図1参照)を平坦に形成することにより、カウンターウエイト3の上面3aを収納台として利用することができる。
また、カウンターウエイト3,3は、本実施形態においては、対向する壁部7,7に沿って設けられ、箱状体2の下側の中央に凹部8が形成される(図1,3参照)。凹部8の幅は、本実施形態においては、例えば465mmである。このように、箱状体2の中央に、凹部8を形成することにより、作業用通路である凹部8を挟んで両側に収納台(カウンターウエイト3)が設けられているため、好適な収納スペースを確保することができると共に、箱状体2の空間を有効に利用することができる。
カウンターウエイト3は、本実施形態においては、箱状体2の内側面の奥行きと略同等の長さのものを2本用いたが、形状、大きさ、本数を限定する趣旨ではない。例えば、カウンターウエイト3は、球状、錐台形状等を呈するものであってもよいし、異形状のものを多数載置してもよい。
また、本実施形態に係るカウンターウエイト3は、プレキャストコンクリート部材を用いる。
また、本実施形態においては、凹部8を箱状体2の中央に設けたが、これに限定される趣旨ではなく、例えば、カウンターウエイト3と同一形状のものを箱状体2の中央に1本設けることにより、カウンターウエイト3の両脇に凹部8を形成することができる(図示せず)。即ち、箱状体2の大きさ、地下構造物1の利用目的等を考慮してカウンターウエイト3の形状、大きさ等を適宜選択し、凹部8を形成すればよい。
なお、カウンターウエイト3は、本実施形態においては、コンクリートから形成されているが、これに限定されるものではなく、鉛や鉄筋等であってもよい。
次に、図4を用いて、地下構造物1の参考施工方法について説明する。
本実施形態においては、箱状体2を形成する端体部4及び基体部5は、プレキャストコンクリート部材を用いるため、工場等によりあらかじめ形成されるものとする。
<第一工程>
図4の(a)に示すように、基礎の計画位置Lを考慮して、地面Zの掘削箇所を選定し、掘削機Yを用いて穴Sを掘削する。その際、穴Sが崩れないように、矢板R(埋め殺し)を用いて土留めをする(図4の(b)参照)。
<第二工程>
次に、図4の(b)に示すように、掘削した穴Sの底部に、割り栗石Qを敷き詰めて上面を平らにする。必要に応じて、モルタルなどを用いて、敷き固める。
<第三工程>
次に、図4の(c)に示すように、クレーンUを用いて端体部4及び基端部5を穴Sに搬入すると共に、隣接する各躯体を継ぎ手Tにより連結する。
<第四工程>
次に、図4の(d)に示すように、箱状体2に型枠Mを構築し、フレッシュコンクリートNを打設し、養生する。そして、型枠Mを脱型することで、カウンターウエイト3,3が形成され、地下構造物1が完成する。
なお、本実施形態においては、このような施工方法を採用したが、本発明を限定するものではなく、他の施工方法、施工順であってもよい。
本実施形態に係る地下構造物1によれば、地下水による箱状体2を浮き上げる力に対し、カウンターウエイト3の荷重で対抗することができるため、箱状体2の浮き上りを防止することができる。また、カウンターウエイト3を設けるだけであるため、施工も簡易であり、工期を短縮することができる。
また、カウンターウエイト3の自重を大きくすることにより、箱状体2の軽量化が図れるため、箱状体2を構成する底部6及と壁部7のプレキャストコンクリート部材の厚みを必要強度内において薄くすることができる。これにより、箱状体2を形成する端体部4及び基体部5の搬送がしやすくなり、施工性を向上させることができる。
また、カウンターウエイト3の上面3aを平坦に形成し、上面3aと底部6を平行に形成することにより、カウンターウエイト3を好適な収納台として利用することができる。また、カウンターウエイト3の大きさ、形状、本数等を適宜選定し、カウンターウエイト3を底部6の一部に載置することにより、箱状体2の下側に凹部8が形成されるため、凹部8を作業用通路として利用することができる。また、凹部8を箱状体2の中央に設けることにより、作業用通路としての凹部8を挟んで両脇に収納台(カウンターウエイト3)が設けられるため、好適な収納スペースを確保することができると共に、箱状体2の空間を有効利用することができる。
また、基体部5の数を増減することにより、地上に構築される建物の形状や地下構造物1の用途に合わせて、箱状体2の大きさを適宜容易に変更することができる。
また、端体部4,4の奥行きx(端体部4の側面の幅)は、それぞれ455mmであり、基体部5,5,5の奥行きy(基体部5の側面の幅)はそれぞれ910mmである。従って、箱状体2の奥行きwは、3640mmである。また、箱状体2の横の長さv(図3の(a)参照)は1365mmである。即ち、箱状体2の横の長さv及び奥行きwは、455mmに自然数を乗じた値で設定することにより、例えば、地下構造物1の上に住宅を建築する場合において、建物の寸法と地下構造物1の寸法をすり合わせることが容易となるため、施工性を向上することができる。
なお、本実施形態においては、箱状体2の横の長さv及び奥行きwの両者を455mmモジュールで設定したが、これに限定するものではなく、箱状体2の横の長さv及び奥行きwのどちらか一方を455mmモジュールで設定してもよい。
以上、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
<第二実施形態>
図5は、第二実施形態を示した分解斜視図である。地下構造物21は、箱状体22とカウンターウエイト23,23・・・とからなる。箱状体22を形成する基体部25,25,25は、底部26、壁部27,27及び頂部28からなり断面視矩形の環状を呈している。カウンターウエイト23の奥行きpは、基体部25の奥行きyと略同等である。基体部25の上面には、出入り口又は換気口として穴Eが設けられている。
体部24及び基体部25の製造方法は第一の実施形態と略同等であるため省略する。
また、第二実施形態の施工方法は、端体部24及び基体部25を全て搬入する前に、カウンターウエイト23を搬入させておく点を除いては、第一の実施形態と略同等である。
第二実施形態によれば、箱状体22は、略密閉状態となるため、気密性、遮蔽性等の高い地下構造物21を構築することができる。
<第三実施形態>
図6は、第三実施形態を示した斜視図である。図6に示すように、地下構造物31は、箱状体32及びカウンターウエイト33,33からなる。箱状体32は、底部36の端部から垂直に立設する壁部37,37,37,37により形成されている。底部36及び壁部37は、共に平板のプレキャストコンクリート部材である。
地下構造物31は、例えば、底部36の端部に備えられている立ち上げ筋(図示せず)に、壁部37の下面に穿設されている孔を挿通させることで構築される。
第三実施形態によれば、形状が単純な平板のプレキャストコンクリート部材を組み合わせるだけで箱状体32が形成されるため、搬送、施工が容易となる。
なお、第三実施形態の施工順序、施工方法は、上記したものに限定する趣旨ではない。
実施の形態の説明においては、箱状体2,22,32を形成するプレキャストコンクリート部材の端面9(図2参照)には、地下水の浸水を防ぐために、防水ゴムなどを介在させてよもいし、箱状体2,22,32の全体を防水シート等で覆ってもよい。
また、実施の形態の説明においては、箱状体2,22,32を形成するプレキャストコンクリート部材は全て鉄筋を配筋させたものを用いているが、無筋であってもよい。
また、実施の形態においては、独立基礎(図1のJ、図4の(a)のL参照)を用いた場合について説明したが、これに限定される趣旨ではなく、布基礎、ベタ基礎等であってもよい。ベタ基礎を用いる場合は、地下構造物1への出入りを可能とする穴を設ける必要がある点に留意する。
また、実施の形態の説明においては、地下構造物1の利用形態を収納庫としたが、これに限定されるものではなく、例えば、凹部8に板等を被せたり、箱状体2の下面に平板状のカウンターウエイト3を設けたりすることにより、箱状体2の下面に平らな面を形成し、ホームシアターや楽器の練習場等として利用してもよい。
第一施形態に係る地下構造を示した断面図である。 第一施形態に係る地下構造を示した分解斜視図である。 第一施形態に係る地下構造を示した平面図であって、(a)は地下構造物、(b)は継ぎ手部分の拡大図を示す。 第一施形態に係る地下構造の施工例を示した図であって、(a)は第1工程、(b)は第2工程、(c)は第3工程、(d)は第4工程を示す。 第二実施形態を示した分解斜視図である。 第三実施形態を示した斜視図である。
符号の説明
1 地下構造物
2 箱状体
3 カウンターウエイト
3a カウンターウエイトの上面
4 端体部
5 基体部
6 底部
7 壁部
8 凹部
9 端面
21 地下構造物
22 箱状体
23 カウンターウエイト
31 地下構造物
32 箱状体
33 カウンターウエイト
v 箱状体の横の長さ
w 箱状体の奥行き
x 端体部の奥行き(側面の幅)
y 基体部の奥行き(側面の幅)

Claims (5)

  1. 地中に埋設される地下構造物であって、
    底部と、この底部に対して垂直に設けられた壁部とを有する箱状体と、
    前記底部に設けられたカウンターウエイトと、を有し、
    前記箱状体は、プレキャストコンクリート部材で形成されており、
    予め成形された前記カウンターウエイトが前記底部の一部に搬入されることにより、前記箱状体の下部に凹部が形成されていることを特徴とする地下構造物。
  2. 前記カウンターウエイトは、上面が平坦であり、この上面と前記底部が略平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の地下構造物。
  3. 前記凹部は、前記箱状体の略中央に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地下構造物。
  4. 前記箱状体を構成するプレキャストコンクリート部材は、
    前記箱状体の両端を構成する端体部と、
    この端体部に介設される単数又は複数の基体部とからなり、
    隣接する前記端体部と前記基体部又は隣接する前記基体部同士の端面を、継ぎ手を介して連結し、形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の地下構造物。
  5. 前記箱状体の横の長さ及び奥行きの少なくとも一方は、455mmモジュールであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の地下構造物。
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