JPH0738338Y2 - 自発光鋲 - Google Patents

自発光鋲

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JPH0738338Y2
JPH0738338Y2 JP1992031028U JP3102892U JPH0738338Y2 JP H0738338 Y2 JPH0738338 Y2 JP H0738338Y2 JP 1992031028 U JP1992031028 U JP 1992031028U JP 3102892 U JP3102892 U JP 3102892U JP H0738338 Y2 JPH0738338 Y2 JP H0738338Y2
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JP
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JP1992031028U
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喜久雄 新美
明弘 廣瀬
典弘 池田
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株式会社キクテック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は道路の交差点中央部、
中央線等に設置される自発光鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両運転者に注意を喚起するもの
として、太陽電池により充電される蓄電池を電源として
発光体を発光させるようにした道路用の自発光鋲がよく
知られている。
【0003】これまでの自発光鋲としては、一般には、
太陽電池および発光体部分を道路面に突出して設け、発
光体の光を車両運転者に向けて放射して視認できるよう
に構成されていた(例えば、実開平2−80116号,
実開昭62−3813号公報参照)。また、自発光鋲の
上面を道路面と同じ平面に設け、発光体の光を反射器を
介して自発光鋲の上方空間に向けて放射するように構成
されたもの(例えば、特開平4−34105号公報参
照)などがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成の自発光鋲においては、例えば、前者の構成のも
のは、道路面より突出する部分が、発光体の取付け構造
上、通常25mm程度の高さになる。そのため、自動車
等の車両走行の妨げになったり騒音を発生するため、こ
の突出高を低くすることが望まれていた。また、車両通
過による衝撃から保護するために、発光体を覆う透明カ
バー部材の外に、補強枠体等を必要とし、構成が複雑に
なるという問題があった。
【0005】また、後者の構成のものにおいては、自発
光鋲上面の突出がないため上述の問題は解消されるもの
の、発光体光の光軸が、車両運転者に向いていないた
め、視認性が低いという難点があった。
【0006】この考案は上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、道路面より
の突出高を低くするとともに発光体光の視認性が良好
で、かつ簡潔な構成の自発光鋲を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するためになされたものであり、上面に太陽光の入
射面を有する透明保護板と、前記透明保護板の下方に設
けられた太陽電池と、前記太陽電池によって充電される
蓄電池と、前記蓄電池を電源として点灯される発光体
と、を備えた自発光鋲において、前記透明保護板は、平
板状部材からなり上面が入射面として形成されるととも
に当該平板状部材の端縁に斜め上向きに傾斜した発光面
を有して形成され、前記発光体は、前記透明保護板の下
面部に埋設されるとともにその発光体光芒の中心線が水
平面に対して上向きの角度を有しかつ前記発光面を通過
可能に設けられ、前記発光体光芒の中心線が前記発光面
で道路面に対して僅か上向きの方向に屈折して放射する
ように設けられてなる、ことを特徴とする自発光鋲であ
る。
【0008】
【作用】この考案は上記のように構成されたものであ
り、太陽光は、透明保護板上面の入射面を透過して太陽
電池に入射し、太陽電池の起電力は蓄電池に充電され
る。
【0009】発光体の光は、透明保護板外周縁の発光面
にて屈折し、道路面に対し僅か上向きに、大気中に放射
される。これにより、発光体光は車両運転者に向けて直
接作用し、自発光鋲による注意喚起を促進する。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0011】図1はこの実施例の自発光鋲の斜視図であ
り、図2はその側断面図である。
【0012】図において1は自発光鋲であり、自発光鋲
1は鋲本体10と透明保護板20とにより外郭を形成
し、その内部に発光体30と、制御回路33と、太陽電
池35および蓄電池38とが収容されて構成されてい
る。
【0013】鋲本体10は、アルミニウムダイキャスト
により上方が開口した略四角形の箱状に形成されてい
る。鋲本体10の開口部の一外周縁は、道路面GLと同
一平面となる平坦部11が形成され、他の三外周縁に
は、厚さt(実施例では5mm)で側方へ張出したフラン
ジ部12が形成されている。また開口部には、透明保護
板20を納める段部14が形成されており、段部14に
は透明保護板20取付用のめねじ(図示せず)が螺刻さ
れている。
【0014】透明保護板20は、透明のポリカーボネー
製の平板状部材からなり、上面が太陽光の入射面21
として形成されるとともに、一縁には、実施例では垂
直に対して約45度後傾した発光面22が形成されてい
る。
【0015】透明保護板20下面の所定位置には、それ
ぞれ発光体30を収容する2個の発光体用穴24が穿設
されている。この発光体用穴24の軸線は、水平面に対
して約20度上向きの角度を有し、その奥底面25は、
平滑に仕上げられて発光面22に略対面するとともに、
軸線の延長線が発光面22内を通過するように形成され
ている。また、透明保護板20下面には、制御回路3
3,太陽電池35等を収容する封止部壁28が突設され
ており、所定位置に鋲本体10への取付用の段付孔(図
符号省略)が穿設されている。
【0016】発光体30は、高輝度の発光ダイオードか
らなり、蓄電池38より電力の供給を受けるとともに、
制御回路33に制御されて点滅するように構成されてい
る。この発光体30は、透明保護板20の発光体用穴2
4内において、その光芒の中心線aが、穴24の軸線を
共用して発光面22に向かうように配設されている。
【0017】制御回路33は、実施例では図示しない点
灯判別回路および点滅制御回路等により構成されてい
る。点灯判別回路は太陽電池35の起電圧を検知し、そ
の電圧が一定レベル以下(日射量が低下する夜間)にな
ったとき、点滅制御回路を作動させて蓄電池38の電力
を発光体30へ供給し、発光体30を点滅させるように
構成されている。
【0018】太陽電池35は、一定レベル以上の太陽光
があたると発電し、その起電力は、発光体30および制
御回路33の供給電源となる蓄電池38に充電されるよ
うに形成されている。この太陽電池35は、透明保護板
20の封止部壁28内において、入射面21下面側に透
明部材からなる緩衝層36を介して入射面21の下面側
に配設されている。また蓄電池38は、鋲本体10の底
部に配設されている。
【0019】そして、発光体30,制御回路33,太陽
電池35,蓄電池38の間は、それぞれ電気的に接続さ
れている。
【0020】なお、制御回路33,太陽電池35,緩衝
層36は、封止部壁28内において、例えば、シリコー
ン樹脂等からなる封止材29が充填されて密封され、制
御回路33等の耐湿性、耐水性を向上させている。
【0021】そして、鋲本体10の段部14に透明保護
板20を嵌合させるとともに、両者の間にシールリング
18を介装して、ボルト27により固定されて一体化さ
れている。このとき、透明保護板20の発光面22は、
鋲本体10の平坦部11に相対して配置されて、発光面
下辺23と平坦部11上面とは同一面を形成し、また透
明保護板20の上面は、フランジ部12上面と同一面を
形成している。
【0022】次に、このように構成された自発光鋲の動
作を説明する。
【0023】自発光鋲1は、図1に示すように鋲本体1
0の平坦部11上面とフランジ部12下面とを、道路面
GLと同一平面となるように道路に埋設する。従って、
自発光鋲1は、フランジ部12の厚さtだけ道路面GL
上に出た形となる。
【0024】太陽の日射量が大きい昼間においては、太
陽電池35の起電力は蓄電池38に充電される。
【0025】夕方になって日射量が少なくなり、太陽電
池35の起電圧が低下して、その電圧が基準電圧以下に
なると、制御回路33が蓄電池38の電力を発光体30
へ供給し発光体30を点滅制御する。
【0026】この発光体30の光は、中心線aに沿って
奥底面25より透明保護板20に入射し、透明保護板2
0内を進んで発光面22より大気に向かって放射され
る。この発光面22において、発光体30の光は下向き
に屈折し、その結果、放射光は道路面GLに対して、僅
か上向きの方向に放射される。従って、発光体30の点
滅光は遠方にいる車両運転者に向けて直接作用し、高い
視認性が得られる。
【0027】なお、この考案は上述の説明および図例に
限定されることなく、この考案の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、透明保護板の他の外周縁にも発光面を形成
して2〜4個の発光面を設け、それぞれに発光体を配設
してそれらの発光面から光を放射するようにしてもよ
い。
【0028】また、車両のヘッドライトの光に感知する
センサを設け、ヘッドライト光の感知により点滅周期を
速くしたり、または夜間常時点灯から、ヘッドライト光
感知時に点滅を行うように構成してもよい。
【0029】さらに透明保護板は、外周縁に発光面を有
する透明保護板と、太陽光の入射面を有する透明保護板
とを並設した構成のものであってもよく、この構成によ
っても同様の作用・効果を奏する。
【0030】
【考案の効果】この考案の自発光鋲は以上のような構成
なので、道路面よりの突出高を極めて低くして道路に設
置することができる。
【0031】また、発光体の光を発光面で屈折させて道
路面より僅か上向きの方向に放射しているので、遠くか
らでも車両運転者が明瞭に視認することができる。
【0032】このように本自発光鋲によれば、発光体光
の良好な視認性が得られるとともに、設置時の突出高を
低くして車両走行の妨げを軽減し、かつ騒音発生を抑制
し、しかも従来例のように補強枠体等を必要とせず、自
発光鋲を簡潔に構成することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の自発光鋲の斜視図
【図2】その側断面図
【図3】発光面および発光体部分の拡大断面図
【符号の説明】
1 自発光鋲 20 透明保護板 21 入射面 22 発光面 30 発光体 35 太陽電池

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に太陽光の入射面を有する透明保護
    板と、 前記透明保護板の下方に設けられた太陽電池と、 前記太陽電池によって充電される蓄電池と、 前記蓄電池を電源として点灯される発光体と、を備えた
    自発光鋲において、 前記透明保護板は、平板状部材からなり上面が入射面と
    して形成されるとともに当該平板状部材の端縁に斜め上
    向きに傾斜した発光面を有して形成され、 前記発光体は、前記透明保護板の下面部に埋設されると
    ともにその発光体光芒の中心線が水平面に対して上向き
    の角度を有しかつ前記発光面を通過可能に設けられ、 前記発光体光芒の中心線が前記発光面で道路面に対して
    僅か上向きの方向に屈折して放射するように設けられて
    なる、 ことを特徴とする自発光鋲。
JP1992031028U 1992-05-12 1992-05-12 自発光鋲 Expired - Lifetime JPH0738338Y2 (ja)

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JPH0589514U JPH0589514U (ja) 1993-12-07
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KR20050106900A (ko) * 2004-05-06 2005-11-11 정보영 도로 표지병
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