JPH0738221U - U形鋼矢板及びπ形鋼矢板を用いた護岸壁 - Google Patents

U形鋼矢板及びπ形鋼矢板を用いた護岸壁

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JPH0738221U
JPH0738221U JP6938793U JP6938793U JPH0738221U JP H0738221 U JPH0738221 U JP H0738221U JP 6938793 U JP6938793 U JP 6938793U JP 6938793 U JP6938793 U JP 6938793U JP H0738221 U JPH0738221 U JP H0738221U
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由剛 岡
陽登志 豊原
孝雄 栗栖
富夫 若松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】寿命が長く、河川の円滑な流れを阻害すること
のない、かつ、景観性を考慮した護岸壁を提供する。 【構成】π型鋼矢板2と、U型鋼矢板1を組合わせた護
岸壁の、π型鋼矢板2のウエブ2a間に、ウエブ2aの
表面と同一平面を形成する平面鋼矢板5を嵌挿し、ウエ
ブ2aと平面鋼矢板5の表面にポリエチレン或はポリウ
レタンによる防食加工6を施した。また、U型鋼矢板1
と平面鋼矢板5の間にコンクリートを打設した。なお、
8はコンクリートパネルである。また、防食加工6に替
えて、化粧パネルまたは化粧シートを張設してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はU形鋼矢板及びπ形鋼矢板を用いた護岸壁に関し、さらに詳しくは河 川の粗度係数を小さくすると共に長寿命化を図った護岸壁、および環境に適応さ せるよう景観を考慮した護岸壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は特開平1−322012号公報においてU形鋼矢板及びπ形鋼矢板 を用いた護岸工法を開示した。特開平1−322012号公報は図3に示すよう にU形鋼矢板1とπ形鋼矢板2を継手3を介して連続して打設したものである。 そこで、このままでは鋼矢板の凹凸のために円滑な水流が阻害されるために両端 に二股継手4aをもつ直線形鋼矢板4をπ形鋼矢板2の間に挿着している。
【0003】 特開平1−322012号公報は各構成物品を単純化し、部品の圧延工程数を 比較的に少なくすることにより簡単に安価に施工ができることをその主たる課題 としたものである。 なお、1a、2aはウエブ、2a、2bはフランジを示した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の特開平1−211012号公報の技術は次のような問題があった。 (1)護岸壁の長寿命化及び護岸壁の景観性については考慮されていない。 (2)図3に示すように直線形鋼矢板4の二股継手4a部が壁面から水域側に突 出するために河川の粗度係数を大きくする、すなわち河川の円滑な流れを阻害す る。
【0005】 本考案は上述の従来技術の問題点を解決して河川の粗度係数を小さくすると共 に長寿命化を図り、さらに環境に適応できるよう景観を考慮した護岸壁を提供す ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の問題点を解決するもので、横断面U形及びπ形の鋼矢板を、 該π形の鋼矢板のウエブ表面を水域側に対向させると共に該両鋼矢板の各フラン ジ端に設けた継手を介して連続打設してなる護岸壁に適用され、次の技術手段を 採った。すなわち、 該π形鋼矢板のウエブ間に該π形鋼矢板の端面と係止すると共に、該ウエブ表 面と同一平面を形成する平面鋼矢板を嵌挿し、該平面鋼矢板と、該U形鋼矢板間 に形成される空間部にコンクリートを打設し、さらに該π形鋼矢板のウエブ表面 及び該平面鋼矢板の表面を重防食加工したことを特徴とするU形鋼矢板及びπ形 鋼矢板を用いた護岸壁である。
【0007】 該重防食加工した平面鋼矢板に替えてコンクリートパネルを用いてもよい。 該π形鋼矢板のウエブ表面及び該平面鋼矢板の表面は、該重防食加工に替えて 任意模様の化粧パネル又は化粧シートを張設することができる。 請求項3の平面鋼矢板に替えてコンクリートパネルを用いてもよい。
【0008】
【作用】
本考案は水辺に使用する護岸壁については各鋼矢板に重防食加工するので、環 境側から浸入する水、酸素、塩分等の腐食因子が鋼材表面に拡散到達する速度を 遅延させることが可能となり、鋼材の腐食を防止することができる。また、一部 にコンクリートを打設することにより強度を増設することができる。さらに鋼材 の腐食の少ない場所には表面に化粧パネルを張設することにより、任意の画、模 様などを表現して修景作用を奏することができる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を図面によって説明する。 図1(a)は第1の実施例を示す、本実施例はπ形鋼矢板2のウエブ2a間に 、π形鋼矢板2の端面に係止すると共にウエブ2aの表面と同一平面を形成する 平面鋼矢板5を嵌挿し、ウエブ2a及び平面鋼矢板5の表面にはポリエチレンあ るいはポリウレタンによる防食加工6がなされている。
【0010】 また平面鋼矢板5とU形鋼矢板1との間に形成される空間部にはコンクリート 7を打設している。このようにして護岸壁の強度を増大及び長寿命化を図ってい る。 図1(b)は第2の実施例を示し、図1(a)の防食加工6をされた平面鋼矢 板5に替えて、コンクリートパネル8を嵌挿したものである。
【0011】 これはこの部分の経費を安価とすることができる。図2(a)は第3の実施例 を示し、図1(a)の防食加工6に替えて化粧パネル9を張設した。この化粧パ ネル9には種々の模様を表現することが可能となり、環境に適応した雰囲気の醸 成を図ることができる。また、化粧パネル9に替えて化粧シ−トを用いてもよい 。図2(b)は第4の実施例であり、図2(a)の平面鋼矢板5に替えて、コン クリートパネル8を嵌挿したものである。
【0012】
【考案の効果】
本願は次の優れた効果を奏する。 (1)河川の流れを阻害せず、かつ長寿命の護岸壁を提供することができる。 (2)環境に適応した修景作用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の横断面の説明図であり、図1(a)は
第1の実施例、図1(b)は第2の実施例である。
【図2】本考案の横断面の説明図であり、図2(a)は
第2の実施例、図2(b)は第4の実施例である。
【図3】図3は従来例の横断面の説明図である。
【符号の説明】
1 U形鋼板 1a ウエブ 1b フランジ 2 π形鋼板 2a ウエブ 2b フランジ 3 継手 4 直線鋼板 4a 2股継手 5 平面鋼矢板 6 防食加工 7 コンクリート 8 コンクリートパネル 9 化粧パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 栗栖 孝雄 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者 若松 富夫 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)考案者 村瀬 正次 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面U形及びπ形の鋼矢板を、該π形
    の鋼矢板のウエブ表面を水域側に対向させると共に該両
    鋼矢板の各フランジ端に設けた継手を介して連続打設し
    てなる護岸壁において、 該π形鋼矢板のウエブ間に該π形鋼矢板の端面と係止す
    ると共に、該ウエブ表面と同一平面を形成する平面鋼矢
    板を嵌挿し、該平面鋼矢板と、該U形鋼矢板間に形成さ
    れる空間部にコンクリートを打設し、さらに該π形鋼矢
    板のウエブ表面及び該平面鋼矢板の表面を重防食加工し
    たことを特徴とするU形鋼矢板及びπ形鋼矢板を用いた
    護岸壁。
  2. 【請求項2】 該重防食加工した平面鋼矢板に替えてコ
    ンクリートパネルを用いた請求項1記載のU形鋼矢板及
    びπ形鋼矢板を用いた護岸壁。
  3. 【請求項3】 該π形鋼矢板のウエブ表面及び該平面鋼
    矢板の表面は、該重防食加工に替えて任意模様の化粧パ
    ネル又は化粧シートを張設した請求項1記載のU形鋼矢
    板及びπ形鋼矢板を用いた護岸壁。
  4. 【請求項4】 該平面鋼矢板に替えてコンクリートパネ
    ルを用いた請求項3記載のU形鋼矢板及びπ形鋼矢板を
    用いた護岸壁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017172295A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Jfeスチール株式会社 既設鋼矢板壁の補強構造及び補強方法
JP2017180048A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 Jfeスチール株式会社 鋼矢板壁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017172295A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Jfeスチール株式会社 既設鋼矢板壁の補強構造及び補強方法
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