JP3294880B2 - 漏水防止用壁部材 - Google Patents

漏水防止用壁部材

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JP3294880B2
JP3294880B2 JP25072092A JP25072092A JP3294880B2 JP 3294880 B2 JP3294880 B2 JP 3294880B2 JP 25072092 A JP25072092 A JP 25072092A JP 25072092 A JP25072092 A JP 25072092A JP 3294880 B2 JP3294880 B2 JP 3294880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室や地下駐車場等
において、壁面からの漏水を防止するのに有効な漏水防
止用壁部材に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の漏水防止技術は、例えば特開平
3ー5529号、特開平3ー250122号、特開平3
ー250123号公報等に開示されている。これらの文
献に記載された漏水防止技術は、コンクリート壁の外層
と内層との間に漏水防止層を設け、漏水防止層に設けら
れた通水路を通して、水を排出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の漏水防止技術は、コンクリート壁の外層と内層との間
に漏水防止層を設ける構造であるから、漏水防止層を構
成する部材をコンクリート型枠で囲った後、コンクリー
トを打設する工程を経なければならない。このため、コ
ンクリート型枠の設置、取外し作業が必要である。ま
た、漏水防止層と内層とが別々の部材であり、一体化し
て取り扱うことができない。このため、施工作業が複雑
になると共に、面倒になる。
【0004】そこで、本発明の課題は、施工作業性に優
れた漏水防止用壁部材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、内壁層と、漏水防止層とを有する壁部材
であって、前記内壁層は、板状部分を有しており、前記
漏水防止層は、少なくとも2枚の面板と、通水路とを有
し、第1の面板が不透水性を有し前記内壁層の前記板状
部分の一面側に取付けられ、第2の面板が透水性を有し
前記第1の面板の前面に間隔を隔てて配置され前記第1
の面板と一体化されており、前記通水路は、前記間隔内
に形成され、縦方向に連続し、縦方向の両端側で開口す
る。
【0006】
【作用】内壁層は板状部分を有しており、漏水防止層
は、第1の面板が内壁層の板状部分の一面側に取付けら
れ、第2の面板は第1の面板と一体化されているから、
室内の内壁を構成する内壁層と、漏水防止層とが一体化
された漏水防止用部材が得られる。この漏水防止用壁部
材は、コンクリート型枠として用いることができる。こ
のため、専用のコンクリート型枠が不要になる。しか
も、完成した建築物に対して後で付設することもでき
る。
【0007】第2の面板は透水性を有し第1の面板の前
面に間隔を隔てて配置されており、通水路は間隔内に形
成され、縦方向に連続し、両端側で開口するから、地下
室または地下駐車場等の壁面から生じる漏水が、透水性
を有する第2の面板から通水路内に導かれ、通水路を縦
方向に流下し、排出される。第1の面板は不透水性を有
するから、通水路内に導かれた漏水が内壁側に漏水する
ことがない。このため、漏水防止能力の高い漏水防止用
壁部材が得られる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る漏水防止用壁部材の斜視
図、図2は本発明に係る漏水防止用壁部材に用いる漏水
防止層の拡大斜視図である。図において、1は内壁層、
2は漏水防止層である。内壁層1は板状部分11を有し
ている。内壁層1は耐火材料で構成する。
【0009】漏水防止層2は少なくとも2枚の面板2
1、22と、通水路23とを有する。第1の面板21は
不透水性を有し、内壁層1の板状部分11の一面側に取
付けられている。第2の面板22は透水性を有し第1の
面板21の前面に間隔gを隔てて配置され、第1の面板
21と一体化されている。漏水防止層2はプラスチック
成形体または金属成形体の何れかで構成するのが望まし
い。第2の面板22は多数の貫通孔221を有する。貫
通孔221は透水性を与えるために設けられたもので、
規則的にまたは不規則的に設けることができる。
【0010】通水路23は、間隔g内に形成され、縦方
向に連続し、縦方向の両端側で開口する。
【0011】上述のように、内壁層1は板状部分11を
有しており、漏水防止層2は第1の面板21が内壁層1
の板状部分11の一面側に取付けられ、第2の面板22
は第1の面板21と一体化されているから、室内の内壁
を構成する内壁層と、漏水防止層とが一体化された漏水
防止用部材が得られる。この漏水防止用壁部材は、コン
クリート型枠として用いることができる。このため、専
用のコンクリート型枠が不要になる。例えば、図4に示
すように、地下室または地下駐車場等において、本発明
に係る漏水防止用壁部材4を順次配列して行き、建築物
の壁面3となるコンクリートを打設することにより、漏
水防止用壁を構成できる。漏水防止用壁を構成する壁部
材4は、そのまま残すことになる。このため、専用のコ
ンクリート型枠が不要になり、コンクリート型枠設置及
び取外し作業を省略し、作業性を向上させることが可能
になる。図4において、5は取り付けボルト、6はアン
カーボルトである。
【0012】第2の面板22は透水性を有し第1の面板
21の前面に間隔gを隔てて配置されており、通水路2
3は間隔g内に形成され、縦方向に連続し、両端側で開
口するから、図5に示すように、地下室または地下駐車
場等の壁面3から生じる漏水が、透水性を有する第2の
面板22から通水路23内に、矢印aの如く導かれる。
そして、通水路23を縦方向に流下し、孔71を通っ
て、水槽8に排出される。第1の面板21は不透水性を
有するから、通水路23内に導かれた漏水が室内側に漏
水することがない。図5において、9は基礎床面上に配
置された湧水処理層、10は床部材、71は湧水排出孔
である。図1及び図2において、通水路23は間隔g内
において第1の面板21及び第2の面板22の間に配置
された仕切部材24によって複数に仕切られている。仕
切部材24のそれぞれは幅方向に距離dをおき、間隔g
を横断するようにして、第1の面板21及び第2の面板
22の間に配置されている。仕切部材24は第1の面板
21及び第2の仕切板22と一体に形成する。このよう
な構造であると、漏水防止層2の機械的強度が増大す
る。仕切部材24の別の例として、図3に示すように、
凹凸板材であってもよい。
【0013】図1の実施例では、更に 幅方向の両端に
凹部25、26を設け、横に配置した場合に凹凸嵌合に
よって密着して並べることができるようになっている。
更に、漏水防止層2は上端側で内壁層1よりも少し突出
し、下端側で内壁層1よりも少し後退している。このよ
うな構造であると、漏水防止用壁部材を縦方向に配置し
た場合にも凹凸嵌合が構成され、各漏水防止用壁部材を
密着して配列できる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)内壁層は板状部分を有しており、漏水防止層は、
第1の面板が内壁層の板状部分の一面側に取付けられ、
第2の面板は第1の面板と一体化されているから、漏水
防止用内壁形成作業の容易な漏水防止用壁部材を提供で
きる。 (b)第1の面板は不透水性を有し、第2の面板は透水
性を有し第1の面板の前面に間隔を隔てて配置されてお
り、通水路は間隔内に形成され、縦方向に連続し、両端
側で開口するから、漏水防止能力の高い漏水防止用壁部
材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏水防止用壁部材の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る漏水防止用壁部材に用いる漏水防
止層の拡大斜視図である。
【図3】本発明に係る漏水防止用壁部材に用いる漏水防
止層の別の例を示す拡大斜視図である。
【図4】本発明に係る漏水防止用壁部材に用いた室内壁
形成を説明する図である。
【図5】本発明に係る漏水防止用壁部材に用いた室内壁
の漏水防止作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 内壁層 2 漏水防止層 21 第1の面板 22 第2の面板 23 通水路 g 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−27025(JP,A) 特開 平3−81424(JP,A) 特開 平3−253623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁層と、漏水防止層とを有する漏水防
    止用壁部材であって、 前記内壁層は、板状部分を有しており、 前記漏水防止層は、少なくとも2枚の面板と、通水路と
    を有し、第1の面板が不透水性を有し前記内壁層の前記
    板状部分の一面側に取付けられ、第2の面板が透水性を
    有し前記第1の面板の前面に間隔を隔てて配置され前記
    第1の面板と一体化されており、 前記通水路は、前記間隔内に形成され、縦方向に連続
    し、縦方向の両端側で開口しており、前記通水路は、更に、前記間隔内において、前記第1の
    面板及び前記第2の面板の間に配置された複数の仕切部
    材によって複数に仕切られており、 前記漏水防止層は、前記第1の面板、前記第2の面板及
    び前記仕切部材の一体成形体でなる 漏水防止用壁部材。
  2. 【請求項2】 前記内壁層は、耐火材料でなる請求項1
    に記載の漏水防止用壁部材。
  3. 【請求項3】 前記漏水防止層は、プラスチック成形体
    または金属成形体の何れかでなる請求項1に記載の漏水
    防止用壁部材。
  4. 【請求項4】 前記第2の面板は、多数の貫通孔を有す
    る請求項1に記載の漏水防止用壁部材。
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