JPH0738118A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH0738118A
JPH0738118A JP5324292A JP32429293A JPH0738118A JP H0738118 A JPH0738118 A JP H0738118A JP 5324292 A JP5324292 A JP 5324292A JP 32429293 A JP32429293 A JP 32429293A JP H0738118 A JPH0738118 A JP H0738118A
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Japan
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thin film
film transistor
polycrystalline silicon
substrate
forming
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JP5324292A
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English (en)
Inventor
Yoon Ho Song
潤鎬 宋
Jong-Tae Baek
種泰 白
Ki-Su Nam
基守 南
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KANKOKU DENSHI TSUSHIN KENKYUSHO
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
Original Assignee
KANKOKU DENSHI TSUSHIN KENKYUSHO
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】漏洩電流を減少させて水素化効果を向上させ、
より性能が優秀な薄膜トランジスターを製造する方法を
提供。 【構成】 基板(51)の上に、多結晶シリコン薄膜
(52)を形成し、活性領域(52a)を定義及び形成
する工程と、上記活性領域(52a)及び露出された上
記基板の表面の上にゲート酸化膜(54)を形成する工
程と、上記活性領域上に横切って形成されており、互い
に平行で一端が接続された二つのゲート電極(55)を
形成して上記活性領域に二つのチャンネルが形成される
ようにする工程と、不純物を注入して上記活性領域の両
端にソース/ドレイン領域(53)を形成する工程と、
次いで、所定パターンの酸化膜を蒸着した後、金属を蒸
着して透明電極(57)を形成する工程を含み、二重ゲ
ート及び多重チャンネル構造を有する薄膜トランジスタ
ーを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ、特
に、液晶ディスプレー用に好適な薄膜トランジスタの製
造方法に関するもので、具体的には、薄膜トランジスタ
等において活性層として用いられる多結晶シリコン膜を
製造して、その上に薄膜トランジスタを形成する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、多結晶シリコン薄膜の電気的
特性及び均一度を向上させると共に、既存の固相結晶化
(solid phase crystallizat
ion)時長時間の熱処理(thermal anea
ling)による生産性低下を改善させるためのもので
ある。
【0003】一般的に、多結晶シリコン薄膜トランジス
タは、高密度、高画質液晶表示装置(liquid c
rystal display,LCD)のスイッチン
グ素子又は駆動回路として用いられ、特に、記憶容量が
4メガビット(4Mbit)以上の高集積、低消費電
力、スタティックラム(static RAM,SRA
M)のプルアップ(pull−up)素子に応用されて
いる。このような多結晶シリコン薄膜トランジスタの構
造は、図1に図示されている。
【0004】図1で図示されたように、シリコンウェハ
ー1の上にLPCVD(low pressure c
hmical vapor deposition:減
圧化学的気相成長法)を利用してシリコン酸化膜2を成
長させし、上記シリコン酸化膜2の上にはPECVD
(plasma enhanced chemical
vapor deposition:プラズマCVD)
或いはLPCVDを利用して非晶質シリコンを蒸着し
て、その結果、固相(solid phase)又は液
相(liquid phase)結晶化(crysta
llization)状態の多結晶シリコン膜3を形成
する。
【0005】この次に、リトグラフィー(lithog
raphy)とドライエッチング(dry etchi
ng)で、トランジスタの活性領域(active a
rea)を定めて、その後、一般的なLSI自己整列
(self−aligned)技術を利用してゲートシ
リコン酸化膜4、ゲート多結晶シリコン膜5、ソース/
ドレイン(source/drain)6、素子隔離
(isolation)用シリコン酸化膜7そして金属
電極8を順に形成して、薄膜トランジスタの製造を完成
する。
【0006】上記ウェハー1がシリコン基板でなくガラ
ス基板が用いられる場合には、この基板上にシリコン酸
化膜2を形成する必要がない。
【0007】上記図1の薄膜トランジスタにおいて、活
性層である多結晶シリコン3は、ウェハー上に、次の方
法により形成される。
【0008】先ず、一般的に、CVD方法を利用して、
600℃以下で非晶質シリコンをウェハー上に成長させ
るか、又は、600℃以上でそのウェハー上に多結晶シ
リコン膜を成長させて、そして、この成長された多結晶
シリコン膜を、シリコン自己イオン注入(Si+ sel
f ion−implantaion)で、非晶質シリ
コン膜を造る。
【0009】次いで、電気炉熱処理(furnace
annealing)による固相結晶化又はレーザアニ
ーリング(laser annealing)による液
相結晶化の工程により、最終的に、活性層として機能す
る多結晶シリコン3が形成される。
【0010】このように、活性層の多結晶シリコン膜を
形成するための薄膜の均一性と生産性に有利な固相結晶
化方法が広く利用されている。固相結晶化メカニズム
は、物質を溶かさないで非晶質物質を結晶化する方法
で、大体に、結晶核生成(nucleation)と結
晶粒成長(grain growth)の二つの過程で
なされる。
【0011】図2に示されているように、基板の準備
後、基板上に、非晶質シリコンの堆積又は多結晶シリコ
ンの非晶質化を遂行(ステップS1、ステップS2)し
た後、現在広く用いられている2種の固相結晶化の熱処
理方法が遂行される。
【0012】一つの方法は、ウェハー上に形成された非
晶質シリコンを、600℃以下の相対的に低い温度で2
0時間以上の長時間の間、熱処理して(ステップS3
a)、これにより、活性層として多結晶シリコン膜を形
成(S4a)するものである。
【0013】このような方法により製造された多結晶シ
リコン膜における結晶粒は大きいので、結晶粒内の欠陥
(defect)が多く、又、工程において熱処理時間
が長いので、生産性が低いという短所を有している。
【0014】他の一つの方法は、ウェハー上に形成され
た非晶質シリコン膜を、700℃以上の高温で短時間の
熱処理(RTA:rapid thermal ann
ealing)をして(ステップS3b)、活性層であ
る多結晶シリコン膜を形成する(ステップS4B)もの
である。
【0015】この方法は、工程時間を、前者の方法と比
較して見ると、相対的に短縮することができるが、多結
晶シリコン膜の結晶粒が小さく、薄膜の均一性が悪い。
【0016】なお、熱処理時間が数分以上長くなる場
合、低価のガラス基板を用いることができないので、液
晶表示装置の製造に応用することができないという短所
を有している。
【0017】上記した従来の2種の方法においては、結
晶化メカニズム的に見ると、結晶核生成と結晶粒成長の
二つの過程が同一の温度でなされるため、低温(600
℃以下)下で多結晶シリコン膜の形成工程が遂行される
場合、結晶核生成が余り遅くなされて潜伏期(incu
bation time)が長く、又、低い熱エネルギ
に因って双晶(microtwin,twin bou
ndary)形態の結晶欠陥が多く生じるようになる。
【0018】特に、高温下で多結晶シリコン膜の形成工
程が遂行される場合は、熱処理時間の間、結晶核が過多
に生成されて結晶粒が小さく、また、熱処理時間が短い
ので、薄膜の均一性が劣るようになる。
【0019】次に、ガラス基板をウェハーとして用いる
他の従来の薄膜トランジスタの構造は、図3と図4に図
示されるように、一般的なMOS(Metal Oxi
deSemiconductor)電界効果トランジス
タの構造と似通っている。
【0020】従来の薄膜トランジスタは、次の製造方法
により製造される。
【0021】図3に示されるように、ガラス或いは石英
基板21の上に、LPCVDで厚さ500Å〜1500
Åの非晶質シリコン薄膜を形成した後、結晶化する。
【0022】その結果として、得られた多結晶シリコン
薄膜22を活性層として用いる。
【0023】次いで、リトグラフィー技術及びエッチン
グ技術を利用して活性層を定義及び形成した後、ゲート
酸化膜23を、LPCVD又はPECVDを利用して、
上記石英基板21及び活性層としての多結晶シリコン薄
膜22上に形成する。
【0024】次いで、ゲート材料である多結晶シリコン
薄膜を上記ゲート酸化膜23上に形成して、パターニン
グ(patterning)によりゲート電極24を造
る。
【0025】次に、所定のパターンの酸化膜25を上記
ゲート酸化膜23及びゲート電極24上に形成する。
【0026】次いで、不純物を選択的に上記多結晶シリ
コン膜22にイオン注入して、ソース/ドレイン22a
を造る。
【0027】最終的に、金属を蒸着した後、透明電極2
6を形成して熱処理すれば、図4に図示された従来の薄
膜トランジスタ構造を有する素子が製造される。
【0028】図4は、図3に図示された従来の薄膜トラ
ンジスタの平面図である。多結晶シリコン薄膜22のソ
ース/ドレイン22a上に、コンタクトホールを通じて
透明電極26が形成されている。なお、上記多結晶シリ
コン薄膜22上に、一つの電極として横切ってゲート電
極24が形成されており、そして、上記多結晶シリコン
膜22から離れている位置で、他のコンタクトホールを
通じて上記ゲート電極が透明な金属電極により接続され
る構成を開示している。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このような構造を有す
る従来の薄膜トランジスタにおいては、液晶ディスプレ
ーの動作電圧での漏洩電流が大いに発生し、ゲート電極
により駆動される活性層のチャンネル面積が広ければ広
いほど、水素化効果が減少するため、長時間の水素化過
程が必要な短所がある。
【0030】本発明の主要目的は、上記した短所を補う
ため、結晶核生成と結晶粒成長を各々異なる温度にて分
離遂行する固相結晶化方法で、基板上に多結晶シリコン
膜を製造する薄膜トランジスタの製造方法、特に、平板
ディスプレー、殊に、液晶ディスプレーに用いられるこ
とに好適な薄膜トランジスタの製造方法を提供すること
にある。
【0031】本発明の他の目的は、漏洩電流を減少させ
て水素化効果を向上させ、より性能が優秀な薄膜トラン
ジスタを製造する方法を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一特徴による薄膜トランジスタの製造方法
は、多結晶シリコン膜形成時、600℃以上の高温で、
基板上に形成された非晶質シリコン膜の結晶核を生成
し、次いで、600℃以下の低温で、結晶粒を成長する
工程を分離遂行して結晶化することを特徴とする。
【0033】上記の方法において、上記蒸着した非晶質
シリコン膜の代わりに、多結晶シリコンをシリコン自己
イオン注入により非晶質化させて用いることができる。
【0034】なお、上記基板は、シリコンウェハー又は
ガラス基板として用いることができる。
【0035】本発明の他の特徴による液晶ディスプレー
装置用薄膜トランジスタの製造方法は、基板の上に多結
晶シリコン薄膜を形成して、活性領域を定義及び形成す
る工程と、上記活性領域及び露出された上記基板の表面
の上に、ゲート酸化膜を形成する工程と、上記活性領域
上に横切って形成されて、互いに平行で一端が接続され
た二つのゲート電極を形成して、上記活性領域に二つの
チャンネルが形成されるようにする工程と、不純物を注
入して上記活性領域の両端にソース/ドレイン領域を形
成する工程と、次いで、所定パターンの酸化膜を形成し
た後、金属を蒸着して透明電極を形成する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0036】上記の方法において、上記多結晶シリコン
薄膜は、300Å乃至2000Åの厚さに形成され、上
記基板上に形成された非晶質シリコンを熱処理して形成
される。
【0037】なお、上記ゲート酸化膜は、300Å乃至
1500Åの厚さに形成される。
【0038】更に、上記不純物は、N−チャンネル薄膜
トランジスタである場合As+ とP+ の中のいずれか一
つであり、P−チャンネル薄膜トランジスタである場合
+とBF2の中のいずれか一つを用いる。
【0039】上記ゲート電極は、多結晶シリコンとシリ
サイド及び金属膜の中のいずれか一つにより形成され
る。
【0040】このような方法により、二重ゲート及び多
重チャンネル構造を有する薄膜トランジスタを製造する
ことができる。
【0041】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0042】図5で、シリコン酸化膜32が、準備され
たシリコンウェハー31の上に形成される。
【0043】次いで、図6に図示されたように、PEC
VD或いはLPCVDを利用して、非晶質シリコン膜3
3を、上記シリコン酸化膜32上に生成させるか、又
は、多結晶シリコン膜33を、上記シリコン酸化膜32
上に生成させ、これをSi+イオン注入により非晶質化
する。
【0044】その後、非晶質シリコン薄膜33を、ま
ず、急速熱処理器で、高温で短い時間内に熱処理して、
適当な大きさと密度の結晶核を生成させた後、相対的に
低い温度で、既に生成された結晶核を成長させて、良質
の多結晶シリコンを図6のように形成する。
【0045】図6のように形成された多結晶シリコン膜
33を、リトグラフィーとドライエッチングを利用して
トランジスタの活性領域を規定し、および、活性領域以
外の部分の多結晶シリコン膜を除去すれば、図7の構造
が形成される。
【0046】その後、一般的なLSI自己整列技術を利
用して、薄膜トランジスタを完成する。
【0047】このように、上記の工程を図4を参考にし
て説明すれば、ステップ41,42では、基板を準備
し、ウェハー上にCVDで形成した非晶質シリコン膜
を、又は、自己イオン注入等で非晶質化されたシリコン
薄膜を成膜する。そして、急速熱処理器内で600℃以
上の高温で短い時間内に熱処理して(ステップ43)、
適当な密度と大きさの結晶核を生成させた後、600℃
以下の低温で、電気炉内で既に生成された結晶粒を成長
させて(ステップ44)、良質の多結晶シリコンを形成
(ステップ45)させる。
【0048】このような多結晶シリコン膜の形成工程に
おいて重要なものは、与えられた非晶質シリコン薄膜で
結晶核を生成する時、最適量の結晶核を有するように調
節することと、600℃以下で既に生成された結晶粒を
成長させる時、新たな結晶核生成を抑制することであ
る。
【0049】結晶粒成長時、生成される結晶核において
は、薄膜の結晶核密度が増加されて、最終的に得られる
多結晶シリコンの結晶粒の大きさを小さくすることがで
きるだけでなく、結晶粒の大きさの均一度も低下させ
る。
【0050】結晶粒成長を600℃以下で遂行すると、
結晶核生成の温度依存性が結晶粒成長より大きいため
に、新たな結晶核生成は十分に抑制することができる。
【0051】本発明の上記具体的な実施例において、5
20℃でSiH4 を利用するLPCVDで成膜した非晶
質シリコン(厚さ500Å)を、急速熱処理器で750
℃で20秒間熱処理して、結晶核を生成した後、590
℃の電気炉で6時間熱処理して、結晶粒を成長させる
と、結晶粒が2200Å程度の均一な良質の多結晶シリ
コン膜を得ることができる。
【0052】このような工程条件であるならば、ガラス
基板を用いたLCD工程にも効果的に本発明を利用する
ことができる。
【0053】次は、図9から図11を参照して、本発明
の他の実施例による薄膜トランジスタの製造工程を詳細
に説明する。
【0054】図9において、きれいに洗浄したガラス或
いは石英基板51の上に、LPCVDを利用して、厚さ
300Å〜2000Å程度の非晶質シリコン薄膜を成膜
した後、熱電気炉又は金属熱処理方法或いはレーザを利
用して、多結晶シリコン薄膜52を造る。
【0055】フォトリトグラフィーで活性層を定義した
後、上記多結晶シリコン薄膜52をエッチングして、多
重チャンネルを形成するための活性領域52a,53を
形成する。
【0056】図10において、上記基板51と上記多結
晶シリコン薄膜の活性領域52aの上に、厚さ300Å
〜1500Å程度のゲート酸化膜54を形成する。
【0057】その次に、上記ゲート酸化膜54の上に、
多結晶シリコン、シリサイドあるいは金属膜を形成した
後、フォトリトグラフィーで互いに平行な二重ゲート電
極55を形成する。
【0058】その次に不純物を上記多結晶シリコン薄膜
52内にイオン注入してソース、ドレイン領域53を形
成する。
【0059】上記ソース/ドレイン領域の形成工程にお
いて、N−チャンネル薄膜トランジスターを製造する場
合には、As+イオン或いはP+イオンを5×1014/c
m以上注入し、P−チャンネル薄膜トランジスターを製
造する場合には、B+或いはBF2イオンを5×1014
cm以上注入する。
【0060】図11に図示されるように、低温化学蒸着
法を利用して、上記ゲート電極55と上記ゲート酸化膜
54上に、厚さが5000Å〜7000Å程度の酸化膜
56を蒸着した後、フォトリトグラフィーを利用して、
上記ソース/ドレイン領域53上に電極接触部分を形成
し、この電極接触部分を通じて、ソース/ドレイン領域
との電気的接続のために、金属膜或いは透明導電膜又は
電極57を成膜する。
【0061】このように、ゲート、ソース、ドレイン電
極を形成した後、この基板を水素化して、図11に図示
される本発明の薄膜トランジスターを製造する。
【0062】図12は、図11に図示された薄膜トラン
ジスターの平面図であり、多結晶シリコン薄膜52上に
平行するが、一端が接続された二つのゲート電極55
が、形成された構造を開示している。
【0063】従って、この実施例に依って製造された二
重ゲート、多重チャンネルの構造を有するN−チャンネ
ル薄膜トランジスター或いはP−チャンネル薄膜トラン
ジスターは、従来の薄膜トランジスター構造において発
生した問題点である漏洩電流を減少させて、水素化効果
を増加させ、より良好な素子特性を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
漏洩電流を減少させて水素化効果を向上させ、より性能
が優秀な薄膜トランジスターを実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の製造方法により製造された液晶ディスプ
レーの薄膜トランジスターの構造を示した断面図。
【図2】図1の薄膜トランジスターを製造する場合活性
層として用いられる多結晶シリコン膜を基板上に形成す
る方法を説明するための工程順序図。
【図3】従来の他の薄膜トランジスター構造を示す断面
図。
【図4】図3で示した薄膜トランジスターの平面図。
【図5】本発明の製造方法により基板上に活性層として
用いられる多結晶シリコン膜を形成する工程等を示した
断面図。
【図6】本発明の製造方法により基板上に活性層として
用いられる多結晶シリコン膜を形成する工程等を示した
断面図。
【図7】本発明の製造方法により基板上に活性層として
用いられる多結晶シリコン膜を形成する工程等を示した
断面図。
【図8】図5から図7で示した工程等のフローチャー
ト。
【図9】本発明の他の実施例により薄膜トランジスター
の製造工程等を示した断面図。
【図10】本発明の他の実施例により薄膜トランジスタ
ーの製造工程等を示した断面図。
【図11】本発明の他の実施例により薄膜トランジスタ
ーの製造工程等を示した断面図。
【図12】図11に図示された薄膜トランジスター構造
を示す平面図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/265 9056−4M H01L 29/78 311 G 9056−4M 311 H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜トランジスタの製造方法において、多
    結晶シリコン膜を形成時、600℃以上の高温で、基板
    (31)上に形成された非晶質シリコン膜の結晶核を生
    成し、600℃以下の低温で、結晶粒を成長する工程を
    分離遂行して、結晶化することを特徴とする薄膜トラン
    ジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、上記非晶質シリコ
    ン膜の代りに、多結晶シリコンをシリコン自己イオン注
    入により非晶質化させて用いることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載において、上記基板(31)
    が、シリコンウェハー又はガラス基板であることを特徴
    とする薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】平板ディスプレー装置の薄膜トランジスタ
    を製造する方法において、 基板(51)の上に多結晶シリコン薄膜(52)を形成
    し、活性領域(52a)を定義及び形成する工程と、 上記活性領域(52a)及び露出された上記基板の表面
    の上に、ゲート酸化膜(54)を形成する工程と、 上記活性領域(52a)の上に横切って形成されてお
    り、互いに平行で一端が接続された二つのゲート電極
    (55)を形成して、上記活性領域(52a)に二つの
    チャンネルが形成されるようにする工程と、 不純物を注入して、上記活性領域の両端にソース/ドレ
    イン領域(53)を形成する工程と、 次いで、所定パターンの酸化膜(56)を蒸着した後、
    金属を成膜して透明電極(57)を形成する工程とを含
    むことを特徴とする液晶ディスプレー用薄膜トランジス
    タの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載において、上記多結晶シリコ
    ン薄膜(52)は、300Å乃至2000Åの厚さに形
    成され、上記基板(51)上に形成された非晶質シリコ
    ンを熱処理して形成されることを特徴とする液晶ディス
    プレー用薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載において、上記ゲート酸化膜
    (54)は、300Å乃至1500Åの厚さに形成され
    ることを特徴とする液晶ディスプレー用薄膜トランジス
    タの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項4記載において、上記不純物は、N
    −チャンネル薄膜トランジスタである場合、As+とP+
    の中いずれかの一つであり、P−チャンネル薄膜トラン
    ジスタである場合、B+とBF2の中いずれかの一つであ
    ることを特徴とする液晶ディスプレー用薄膜トランジス
    タの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項4記載において、上記ゲート電極
    (55)は、多結晶シリコンとシリサイド及び金属膜中
    いずれかの一つにより形成されることを特徴とする液晶
    ディスプレー用薄膜トランジスタの製造方法。
JP5324292A 1992-12-22 1993-12-22 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH0738118A (ja)

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KR1019920025019A KR950013796B1 (ko) 1992-12-22 1992-12-22 액정 디스플레이용 박막 트랜지스터의 제조방법
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