JPH0737450B2 - フェノキシアルキルアミン誘導体並びに殺虫剤・殺ダニ剤及び殺菌剤 - Google Patents

フェノキシアルキルアミン誘導体並びに殺虫剤・殺ダニ剤及び殺菌剤

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JPH0737450B2 JP1160949A JP16094989A JPH0737450B2 JP H0737450 B2 JPH0737450 B2 JP H0737450B2 JP 1160949 A JP1160949 A JP 1160949A JP 16094989 A JP16094989 A JP 16094989A JP H0737450 B2 JPH0737450 B2 JP H0737450B2
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    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
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    • C07D231/16Halogen atoms or nitro radicals
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    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、フェノキシアルキルアミン誘導体並びに該誘
導体を有効成分とする殺虫剤・殺ダニ剤及び農園芸用殺
菌剤に関するものである。
(従来の技術) 従来から、農薬としてのフェノキシアルキルアミン誘導
体は数多く知られている。例えば、特開昭54-17123号公
報、特開昭55-76803号公報及び特開昭55-76804号公報に
キナゾリン誘導体が、特開昭55-108806号公報にピリド
ピリミジン誘導体が、特開昭59-42387号公報にチエノピ
リミジン誘導体が、特開昭59-36666号公報、特開昭59-3
6667号公報、特開昭61-286373号公報及び特開昭62-67号
公報にピリミジン誘導体が報告されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、本発明の化合物のようなピラゾールカル
ボキサミド誘導体については全く報告されていない。従
って、農薬としての活性も知られていなかった。
本発明者等は、優れた殺虫、殺ダニ、殺菌活性を有する
化合物を得るために鋭意検討の結果、本発明の化合物が
優れた殺虫、殺ダニ及び農園芸用殺菌活性を有すること
を見出し、本発明を完成した。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、 次式: (式中、A1は炭素数2〜5のアルキレン基を表し、R1
びびR2はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の低級アル
キル基を表し、R3、R4及びR5はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜5のアルキル基又はハロゲン原子を表し、R6は水
素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数3〜5のア
ルケニル基又は基−A2−X−R7を表し、A2は炭素数1〜
5のアルキレン基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を
表し、R7は炭素数1〜5の低級アルキル基、炭素数3〜
5のアルケニル基、炭素数3〜5のアルキニル基又は置
換若しくは非置換のアラルキル基を表す) で示されるフェノキシアルキルアミン誘導体並びに該誘
導体を有効成分とする殺虫剤・殺ダニ剤及び農園芸用殺
菌剤である。
前記式(I)において、炭素数1〜5の低級アルキル基
とは、直鎖状若しくは分枝鎖状アルキル基であって、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、アミル、イソアミ
ル及びsec−アミル等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、フッソ、塩素、臭素及びヨウ素
が挙げられる。
炭素数3〜5のアルケニル基としては直鎖状若しくは分
枝鎖状アルキル基であって、アリル、1−若しくは2−
ブテニル、1−若しくは2−メチルアリル、2−ペンテ
ニル又はイソプレニル等が挙げられる。
置換若しくは非置換のアラルキル基としては、ベンジ
ル、1−若しくは2−フェネチル、4−クロルベンジ
ル、4−フルオロベンジル、4−メチルベンジル、3,4
−ジクロルベンジル又は2,4−ジフルオロベンジル等が
挙げられる。
炭素数2〜5のアルキレン基としては、直鎖状若しくは
分枝鎖状アルキレン基であって、エチレン、トリメチレ
ン、1−若しくは2−メチルエチレン、テトラメチレ
ン、1−若しくは2−エチルエチレン、ジメチルメチレ
ン及びペンタメチレン等が挙げられる。
炭素数1〜5のアルキレン基としては、前項の炭素数2
〜5のアルキレン基で挙げた以外に直鎖状若しくは分枝
鎖状アルキレン基であって、メチレン基が挙げられる。
R1はメチルが好ましい。R2はメチル、エチル及びプロピ
ルが好ましい。R3は塩素及び臭素が好ましい。R4及びR5
は水素、塩素及びメチルが好ましい。
R6メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル及びア
リル;メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメ
チル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−
プロポキシエチル、2−アリルオキシエチル、2−プロ
パルギルオキシエチル及び2−ベンジルオキシエチルが
好ましい。
A1はエチレン、1−メチルエチレン等が好ましい。A2
メチレン、エチレン等が好ましい。
Xは酸素が好ましい。
前記式(I)において、いずれかの炭素原子が不斉炭素
であるときは、個々の光学異性及びラセミ化合物若しく
はそれらの混合物のいずれも本発明に含まれる。
本発明の化合物(I)は、例えば以下に示す方法により
容易に製造される。
(式中、A1、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は前記と同義で
あり、Yはハロゲン原子を表す) ハロゲン原子としては、塩素及び臭素が挙げられる。
前記反応式から明らかなように、本反応では化合物H−
Yが離脱すので、これを捕捉し円滑に反応を行なわせる
ため、塩基の存在下に反応させるのが好ましい。
反応は通常、溶媒の存在下に行われるが、無溶媒で、式
(II)及び式(III)の化合物を反応させることもでき
る。
溶媒としては、本反応に関与しないものであれば特に限
定はなく、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メチ
ルナフタリン、石油エーテル、リグロイン、ヘキサン、
クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、塩化メチレン、ク
ロルホルム、ジクロルエタン、トリクロエチレン、シク
ロヘキサンのような塩素化された又はされていない芳香
族、脂肪族、脂環族の炭化水素;ジエチルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン
類及び上記溶媒の混合物が挙げられる。
塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジ
メチルアニリンのような有機塩素;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド;水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムのような無機塩素が挙げられる。
反応温度は、通常氷冷温度以上、使用する溶媒の沸点以
下であり、0℃〜10℃が好ましい。
本反応に使用する原料(II)は、例えば、Bull.Soc.Chi
m.France,293(1966)に記載の方法に準じて製造するこ
とができ、原料(III)は、以下に示すそれ自体公知の
方法で容易に製造することができる。
(式中、R4、R5、R6及びYは前記と同義であり、Zは脱
離基を表す) 脱離基としては、塩素、臭素等のハロゲン原子又は、ア
ルカンスルホン酸残基、アリールスルホン酸残基等が挙
げられる。
上記の方法によって得られる目的物(I)は、再結晶、
多種クロマロトグラフィー等の公知の手段で適宜精製す
るこができる。
本発明の殺虫・殺ダニ及び殺菌剤は、式(I)の化合物
の一種又は数種を有効成分として含有する。式(I)の
化合物をそれ自体で用いてもよいが、通常は普通の担
体、界面活性剤、分散剤又は補助剤等を配合して、常法
により、例えば粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤、粒剤、水
又は油性懸濁液、エアゾールなどの組成物に調整して使
用する。
好適な担体は、例えばタルク、ベントナイト、クレー、
カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バーミュキ
ュライト、消石灰、ケイ砂、硫安、尿素等の固体担体;
ケロシン、鉱油等の炭化水素;ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素;クロロホルム、四塩化炭素
等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テトラヒドロフラン
等のエーテル類;アセトン、シクロヘキサノン、イソホ
ロン等のケトン類;酢酸エチル、エチレングリコールア
セテート、マレイン酸ジブチル等のエステル類;メタノ
ール、n−ヘキサノール、エチレングリコール等のアル
コール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒又は水等の液体担体が挙げられる。ま
た、気体担体としては空気、炭酸ガス、フレオン等を用
い、混合噴射することもできる。
また、本剤の植物への付着、吸収の向上、薬剤の分散、
乳化、展着等の性能の向上をはかるための界面活性剤と
しては、例えばアルコール硫酸エステル類、アルキルス
ルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ングリコール等が用いられる。
更に、製剤の性状を改善するために、補助剤として、例
えばカルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコ
ール、アラビアゴム等が用いられる。
上記の担体、界面活性剤、分散剤及び補助剤は、それぞ
れの目的に応じ、各々単独に、あるいは組み合わせて使
用される。
本発明化合物を製剤化した場合の有効成分濃度は、乳剤
では通常1ないし50重量%、粉剤では通常0.3ないし25
重量%、水和剤では通常1ないし90重量%、粉剤では通
常0.5ないし5重量%、油剤では通常0.5ないし5重量
%、エアゾールでは通常0.5ないし5重量%である。
これらの製剤を適当な濃度に希釈して、植物茎葉、土
壌、水田の水面に散布するか、又は直接施用するなどし
て、それぞれの目的に応じ、各種用途に供しうる。
[発明の効果] 本発明の化合物は、半翅目、例えばウンカ類、ヨコバイ
類、アブラムシ類、コナジラミ類等;鱗翅目、例えばヨ
トウムシ類、コナガ、ハマキムシ類、メイガ類、モンシ
ロチョウ類;鞘翅目、例えばゾウムシ類、ハムシ類等の
ほか、ダニ目、例えばミカンハダニ、ナミハダニ等の農
園芸害虫に優れた効果を示す。
また、ハエ、カ、ゴキブリ等の衛生害虫の防除にも有効
であり、その他貯穀害虫等にも有効である。
更に、本発明の化合物は、土壌中の根こぶ線虫、マツノ
イザイセンチュウ、ネダニに対しても効力を有する。
また、本発明の化合物は、農園芸用病害の予防及び治療
にも有効であり、例えば稲いもち病、大麦うどんこ病、
キュウリべと病、キュウリ灰色かび病、トマト疫病等に
極めて有効である。
このように、本発明の化合物の用途、適用場面は極めて
広範で、効力も高く、各種剤形で実用に供し得る。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、こ
れらの実施例は本発明の範囲を何ら制限するものではな
い。
実施例1 N−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2−メチル
フェノキシ]エチル}−4−クロロ−1,3−ジメチル−
5−ピラゾールカルボキサミドの製造 2−[4−(2−エトキシエチル)−2−メチルフェノ
キシ]エチルアミン1.2gとトリエチルアミン1mlをトル
エン30mlに溶解し、氷冷撹拌する。これに0〜10℃で4
−クロロ−1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボン酸
クロライド1.0gのトルエン20ml溶液を滴下し、滴下後2
時間撹拌した。
反応終了後、析出するトリエチルアミン塩酸塩を別
し、液を減圧下に濃縮し、得られたトリエチルアミン
塩酸塩を別し、液を減圧下に濃縮し、得られた油状
物をカラムクロマトグラフイー(ワコーゲルC−200、
酢酸エチル:トルエン=1.3溶出)により単離し、無色
結晶である目的物1.5gを得た。
m.p.52〜54℃ 実施例2 N−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2,6−ジメ
チルフェノキシ]エチル}−4−ブロモ−1,3−ジメチ
ル−5−ピラゾールカルボキサミドの製造 2−[4−(2−エトキシエチル)−2,6−ジメチルフ
ェノキシ]エチルアミン1.2gとトリエチルアミン1mlを
トルエン30mlに溶解し、氷冷撹拌する。これに0〜10℃
で4−ブロモ−1,3−ジメチル−5−ピラゾールカルボ
ン酸クロライド1.2gのトルエン20ml溶液を滴下し、滴下
後2時間撹拌した。
反応終了後、析出するトリエチルアミン塩酸塩を別
し、液を減圧下に濃縮し、得られた油状物をカラムク
ロマトグラフイー(ワコーゲルC−200、酢酸エチル:
トルエン=1.3溶出)により単離し、無色結晶である目
的物1.7gを得た。
m.p.112〜114℃ 実施例1,2の方法に準じて第1表に示す化合物を得た。
実施例3 化合物番号4の化合物5重量部、ベントナイト35重量
部、タルク57重量部、ネオペレックスパウダー(商品
名;花王アトラス製)1重量部及びリグニンスルホン酸
ソーダ2重量部とを均一に混合し、次いで、少量の水を
添加して混練した後、造粒、乾燥して粉剤を得た。
実施例4 化合物番号7の化合物10重量部、カオリン70重量部、ホ
ワイトカーボン18重量部、ネオペレックスパウダー(商
品名;花王アトラス製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王アトラス製)0.5重量部とを均一に混合し、次
いで、粉砕して水和剤を得た。
実施例5 化合物番号16の化合物20重量部及びキシレン70重量部に
トキサノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加え
均一に混合、溶解して乳剤を得た。
実施例6 化合物番号28の化合物5重量部、タルク50重量部及びカ
オリン45重量部とを均一に混合して粉剤を得た。
実施例7 ツマグロヨコバイに対する効力試験 第1表で示した化合物を実施例4に準じて調製した水和
剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で300ppmとした薬液
中に、イネ稚苗を30秒間浸漬し、風乾後、ガラス円筒に
差した。ツマグロヨコバイ4令幼虫10頭放ち、多孔質の
栓をして、25℃の定温室に放置した。4日後に生死虫数
を数え、殺虫率を求め第2表に示した。
殺虫率が、100%のものをA、99〜80%のものをB、79
〜60%のものをC、60%以下のものをDとして表示し
た。
実施例8 ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 第1表で示した化合物を実施例4に準じて調剤し、界面
活性剤(0.01%)を含む水で300ppmに希釈した薬液に、
ナミハダニ雌成虫10頭が寄生したインゲン葉片(直径20
mm)を10秒間浸漬した。25℃の定温室に放置し、3日後
に生死虫数を数え、殺ダニ率を求め第3表に示した。
殺ダニ率は実施例7の殺虫率と同じ基準で表示した。
実施例9 ナミハダニ卵に対する効力試験 ナミハダニ雌成虫5頭を、インゲン葉片(直径20mm)に
接種し、その後、成虫を除去して産卵数を数えた。一
方、第1表で示した化合物を実施例4に準じて調剤し、
界面活性剤(0.01%)を含む水で300ppmに希釈した薬液
に、葉片を10秒間浸漬した。25℃の定温室に放置し、6
日後に未孵化卵数を数えて殺卵率を求め第4表に示し
た。殺卵率は実施例7の殺虫率と同じ基準で表示した。
実施例10 キュウリ灰色かび病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキュ
ウリ(品種:相模半白)を育成し、子葉の展開した幼植
物体に、実施例4に準じて調製した水和剤を、界面活性
剤(0.01%)を含む水で500ppmに希釈して1鉢あたり20
ml散布した。
散布後2日間ガラス温室で栽培し、次いで、キュウリ灰
色かび病菌胞子懸濁液(5×103胞子/ml)を均一に噴霧
接種した。
接種後、2日間接種室内で育成し、子葉に現れたキュウ
リ灰色かび病斑の程度を調査した。無処理区の病斑の程
度と比較して薬剤効果を判定した。
評価は、5〜0の6段階で示し、病斑のないものは5、
無処理区と比較して病斑面積10%以下は4、20%程度は
3、40%程度は2、60%程度は1とし、全体が罹病した
ものは0で示した。結果を第5表に示した。
実施例11 キュウリベと病に対する防除効力試験(予防
効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキュ
ウリ(品種:相模半白)を育成し、1.5葉期の幼植物体
に、実施例4に準じて調製した水和剤を、界面活性剤
(0.01%)を含む水で500ppmに希釈して1鉢あたり20ml
散布した。
散布後2日間ガラス温室で栽培し、次いで、キュウリベ
と病菌遊走子を罹病葉より調製し、これを植物葉の裏面
にまんべんなく噴霧接種した。
接種後、2日間20℃暗黒下に保った後、5日間ガラス温
室内で育成し、第一葉に現れたキュウリベと病病斑の程
度を調査した。無処理区の病斑の程度と比較して薬剤効
果を判定し結果を第6表に示した。
評価は、実施例10と同じ基準で表示した。
実施例12 コムギ赤さび病に対する防除効力試験(予防
効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本のコム
ギ(品種:コブシコムギ)を育成し、1.5葉期の幼植物
体に、実施例4に準じて調製した水和剤を、界面活性剤
(0.01%)を含む水で500ppmに希釈して1鉢あたり20ml
散布した。
散布後2日間ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤さ
び病胞子懸濁液(7×104胞子/ml)を均一に噴霧接種し
た。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れた
コムギ赤さび病病斑の程度を調査した。無処理区の病斑
の程度と比較して薬剤効果を判定し第7表に示した。
評価は、実施例10と同じ基準で表示した。
実施例13 オオムギうどんこ病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本のオオ
ムギ(品種:黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼植物体
に、実施例4に準じて調製した水和剤を、界面活性剤
(0.01%)を含む水で500ppmに希釈して1鉢あたり20ml
散布した。
散布後2日間ガラス温室で栽培し、次いで、オオムギう
どんこ病菌分生胞子を罹病葉より集め、これを植物体の
上からまんべんなく振り掛けて接種した。
接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れた
オオムギうどんこ病病斑の程度を調査した。無処理区の
病斑の程度と比較して薬剤効果を判定し第8表に示し
た。
評価は、実施例10と同じ基準で表示した。
実施例14 イネもち病に対する防除効力試験(予防効
果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本のイネ
(品種:日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体に、実
施例4に準じて調製した水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して1鉢あたり20ml散布し
た。
散布後2日間ガラス温室で栽培し、次いで、イネもち病
菌分生胞子を罹病葉より調製し、これを植物体にまんべ
んなく噴霧接種した。
接種後、5日間28℃温室内で育成し、葉に現れたイネも
ち病病斑の程度を調査した。無処理区の病斑の程度と比
較して薬剤効果を判定し第9表に示した。
評価は、実施例10と同じ基準で表示した。
フロントページの続き (72)発明者 大岡 朗 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 敷田 庄司 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式: (式中、A1は炭素数2〜5のアルキレン基を表し、R1
    びR2はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の低級アルキ
    ル基を表し、R3、R4及びR5はそれぞれ水素原子、炭素数
    1〜5のアルキル基又はハロゲン原子を表し、R6は水素
    原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数3〜5のアル
    ケニル基又は基−A2−X−R7を表し、A2は炭素数1〜5
    のアルキレン基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表
    し、R7は炭素数1〜5の低級アルキル基、炭素数3〜5
    のアルケニル基、炭素数3〜5のアルキニル基又は置換
    若しくは非置換のアラルキル基を表す) で示されるフェノキシアルキルアミン誘導体。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフェノキシアルキルアミン
    誘導体を有効成分とする殺虫剤・殺ダニ剤及び農園芸用
    殺菌剤。
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