JPH06256319A - アラルキルオキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

アラルキルオキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

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JPH06256319A
JPH06256319A JP4515793A JP4515793A JPH06256319A JP H06256319 A JPH06256319 A JP H06256319A JP 4515793 A JP4515793 A JP 4515793A JP 4515793 A JP4515793 A JP 4515793A JP H06256319 A JPH06256319 A JP H06256319A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤などとして有用な、
アラルキルオキシピリミジン誘導体を提供する。 【構成】式(I)のアラルキルピリミジン誘導体;式
(II)のピリミジン誘導体と式(III)のアラルキルア
ルコール類とを反応させることからなる、式(I)のア
ラルキルピリミジン誘導体の製造法および当該化合物を
有効成分とする有害生物防除剤。 〔式中、Rはハロゲン原子、水酸基、低級アシルオキ
シ基を;Rはハロゲン原子、低級アルキル基を;R
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基を;Aは低
級アルキレン基を;Xはハロゲン原子を;それぞれ示し
ている〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ剤,殺
菌剤などとして有用である新規なアラルキルオキシピリ
ミジン誘導体に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】本発明のアラルキルオキシピリミジ
ン誘導体は、新規化合物であることから、その有害生物
防除活性を有することについても知られていない。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規なアラ
ルキルオキシピリミジン誘導体、その製法及びそれを有
効成分とする殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤,殺センチュウ
剤などとして有用である有害生物防除剤を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規なアラルキルオ
キシピリミジン誘導体が殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤,殺
センチュウ剤などとして有用な有害生物防除剤として顕
著な防除活性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は次の通りである。第1の発明
は、次式(I):
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1 はハロゲン原子,低級アシル
オキシ基又は水酸基を表し;R2 はハロゲン原子又は低
級アルキル基を表し;R3 は水素原子,低級アルキル基
又はハロゲン原子を表し;Aは低級アルキレン基を表
す。)で示されるアラルキルオキシピリミジン誘導体。
に関するものである。本発明の化合物(I)において、
*印を付した炭素原子及びAが分岐アルキレンの場合の
炭素原子は不斉炭素原子であり、個々の光学異性体,ラ
セミ体,ジアステレオマー化合物又はそれらの混合物は
いずれも本発明に含まれる。第2の発明は、次式(I
I):
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R1 及びR2 は前記の記載と同義
であり;Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピリミ
ジン誘導体と次式(III) :
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R3 及びAは前記の記載と同義で
ある。)で示されるアラルキルアルコール類とを反応さ
せることを特徴とする前記記載の式(I)で示されるア
ラルキルオキシピリミジン誘導体の製法に関するもので
ある。
【0011】第3の発明は、前記記載の式(I)で示さ
れるアラルキルオキシピリミジン誘導体を有効成分とす
る有害生物防除剤に関するものである。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。前
記の目的化合物である新規なアラルキルオキシピリミジ
ン誘導体(I)〔化合物(I-1) ,(I-2) ,(I-3) ,(I-
4) 及び(I-5) を含む〕、その製造原料である化合物(I
I)〜(VIII) におけるR1 ,R2 ,R3 ,R4 ,A,
M及びXは次の通りである。
【0013】R1 としては、ハロゲン原子,低級アシル
オキシ基,水酸基などを挙げることができる。R1 にお
けるハロゲン原子としては、例えば、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子などを挙げることができる
が;好ましくは塩素原子,フッ素原子がよい。
【0014】R1 における低級アシルオキシ基として
は、例えば、炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分岐状の
アルキル基を有するものを挙げることができるが;好ま
しくは総炭素原子数が2〜4個のものがよく(例えば、
アセチルオキシ基,プロピオニルオキシ基,n−ブチロ
イルオキシ基,i−ブチロイルオキシ基など);さらに
好ましくはアセチルオキシ基などを挙げることができ
る。
【0015】R2 としては、低級アルキル基,ハロゲン
原子などを挙げることができる。R2 における低級アル
キル基としては、例えば、炭素原子数1〜6個の直鎖状
又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましくは
炭素原子数が1〜4個のものがよく(例えば、メチル
基,エチル基,n−プロピル基,i−プロピル基,n−
ブチル基,i−ブチル基など);さらに好ましくはメチ
ル基,エチル基がよい。R2 におけるハロゲン原子とし
ては、例えば、R1 に記載したものを挙げることができ
るが;好ましくは塩素原子がよい。
【0016】R3 としては、水素原子,低級アルキル
基,ハロゲン原子などを挙げることができる。R3 にお
ける低級アルキル基としては、例えば、炭素原子数1〜
6個の直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくは炭素原子数が1〜4個のものがよく(例
えば、R2 として前記に記載したものなど);さらに好
ましくはt−ブチル基がよい。R3 におけるハロゲン原
子としては、例えば、R1 として前記に記載したものな
どを挙げることができるが;好ましくは塩素原子,フッ
素原子がよい。
【0017】Aにおける低級アルキレン基としては、例
えば、炭素原子数1〜6個の直鎖状又は分岐状のものを
挙げることができるが;好ましくは炭素原子数が1〜4
個のものがよく(例えば、メチレン基,エチレン基,1
−メチルメチレン基,プロピレン基,ブチレン基な
ど);さらに好ましくはメチレン基,エチレン基がよ
い。
【0018】R4 及びXは、ハロゲン原子(例えば、R
1 として前記に記載したものなど)を表す。Mは、アル
カリ金属を表す。R5 は、R1 に対応した低級アシルオ
キシ基(低級脂肪族カルボン酸残基)を表す。
【0019】なお、前記記載の式(I)で示されるアラ
ルキルオキシピリミジン誘導体を製造する好ましい態様
としては、第2の発明として記載した合成法1の他に、
次の4種の製法(合成法2〜5)を挙げることができ
る。 〔合成法2〕 次式(I-1) :
【0020】
【化7】
【0021】(式中、R2 ,R3 及びAは前記の記載と
同義であり;R4 はハロゲン原子を表す。)で示される
アラルキルオキシピリミジン誘導体と次式(IV):
【0022】
【化8】
【0023】(式中、R4 は低級アシルオキシ基を表
す。)で示される低級脂肪族カルボン酸類とを反応させ
ることを特徴とする前記記載の式(I)においてR1
低級アシルオキシ基で示されるアラルキルオキシピリミ
ジン誘導体の製法。 〔合成法3〕 次式(I-2) :
【0024】
【化9】
【0025】(式中、R2 ,R3 ,R5 及びAは前記の
記載と同義である。)で示されるアラルキルオキシピリ
ミジン誘導体と次式(V):
【0026】
【化10】
【0027】(式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示
される無機塩基類とを反応させることを特徴とする前記
記載の式(I)においてR1 が水酸基で示されるアラル
キルオキシピリミジン誘導体の製法。 〔合成法4〕 次式(I-3) :
【0028】
【化11】
【0029】(式中、R2 ,R3 及びAは前記の記載と
同義である。)で示されるアラルキルオキシピリミジン
誘導体とフッ素化剤とを反応させることを特徴とする前
記記載の式(I)においてR1 がフッ素原子で示される
アラルキルオキシピリミジン誘導体の製法。 〔合成法5〕前記記載の式(I-1) で示されるアラルキル
オキシピリミジン誘導体と次式(VI):
【0030】
【化12】
【0031】(式中、Mは前記の記載と同義である。)
で示されるフッ素化合物とを反応させることを特徴とす
る前記記載の式(I)においてR1 がフッ素原子で示さ
れるアラルキルオキシピリミジン誘導体の製法。
【0032】本発明の化合物(I)の合成を、次に示す
合成法1〜5によってさらに詳細に述べる。 (合成法1)本発明の化合物(I)の合成は、次に示す
ように、通常、原料の化合物(II)と化合物(III)とを
溶媒中又は無溶媒で反応させることによって行うことが
できるが、反応を促進させるために、塩基の存在下で反
応させることが好ましい。
【0033】
【化13】
【0034】(式中、R1 ,R2 ,R3 ,A及びXは前
記の記載と同義である。)溶媒としては、本反応に直接
関与しないものであれば特に限定されず、例えば、ベン
ゼン,トルエン,キシレン,メチルナフタリン,石油エ
ーテル,リグロイン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジク
ロルベンゼン,塩化メチレン,クロロホルム,ジクロロ
メタン,ジクロルエタン,トリクロルエチレン,シクロ
ヘキサンのような塩素化された又はされていない芳香
族,脂肪族,脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテル,
テトラヒドロフラン,ジオキサンなどのようなエーテル
類;アセトン,メチルエチルケトンなどのようなケトン
類;メタノール,エタノール,n−プロパノール,i−
プロパノールのようなアルコール類;N,N−ジメチル
ホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミドなどのよ
うなアミド類;アセトニトリル,プロピオニトリルなど
のようなニトリル類;トリエチルアミン,ピリジン,
N,N−ジメチルアニリンなどのような有機塩基;1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホ
キシド;前記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0035】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(II)の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。
【0036】塩基としては、特に限定されず、例えば、
有機塩基(例えば、トリエチルアミン,ピリジン,N,
N−ジメチルアニリン,DBUなど)、アルカリ金属ア
ルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド,ナトリウ
ムエトキシドなど)、無機塩基(例えば、水素化ナトリ
ウム,ナトリウムアミド,水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸カ
リウムなど)などを挙げることができるが;有機塩基が
好ましい。
【0037】そして、その塩基の使用量は、化合物(I
I)に対して0.001〜5倍モルで使用することがで
きるが、好ましくは0.8〜5倍モルであるのがよい。
反応温度は、特に限定されないが、室温から使用する溶
媒の沸点以下の温度範囲内であり、80〜110℃が好
ましい。
【0038】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常0.3〜2時間で行うことができる。原
料化合物の使用量は、化合物(II)に対して化合物(II
I)が0.5〜2倍モルであるが、好ましくは0.8〜
1.5倍モルであるのがよい。
【0039】本発明で用いる化合物(II)(R1 =Xの
とき)は、次に示すように、通常、原料の化合物(VII-
1) と化合物(VIII-1)とを、溶媒中で反応させることに
よって製造することができる。
【0040】
【化14】
【0041】(式中、R1 =Xの場合で、Xは前記の記
載と同義である。)溶媒としては、前記記載のものを挙
げることができ;その使用量は、化合物(VII-1) の濃度
が5〜80重量%の濃度範囲になるようにして使用する
ことができる。反応温度は、特に限定されないが、室温
から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で行うことが
できる。反応時間は、前記の濃度,温度によって変化す
るが、通常2〜10時間で行うことができる。
【0042】原料化合物の使用量は、化合物(VII-1) に
対して化合物(VIII-1)が0.5〜3倍モルであるが、好
ましくは0.5〜1.7倍モルであるのがよい。化合物
(VII-3)は、例えば、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソ
サィエティ(J.C.S)3478〜3481(195
5年)に記載の方法に準じて、次式に示すように行うこ
とによって、製造することができる。
【0043】
【化15】
【0044】(式中、Xは前記の記載と同義であり;R
は任意に低級アルキル基,水素原子,水酸基又はハロゲ
ン原子をとることができる。)以上のようにして製造さ
れた目的の化合物(II)は、反応終了後、抽出,濃縮,
濾過などの通常の後処理を行い、必要に応じて再結晶,
各種クロマトグラフィーなどの公知の手段で適宜精製す
ることができる。化合物(II)としては、例えば、後述
の表1中に示した化合物(II-1)〜(II-9)などを挙げるこ
とができる。
【0045】本発明で用いる化合物(III)は、例えば、
J.Am.Chem.Soc.,47巻,1778頁
(1925年)などに記載の方法に準じて、次式に示す
ように行うことによって、製造することができる。
【0046】
【化16】
【0047】(式中、R3 は前記の記載と同義であり;
6 は水素原子又はメチル基を表し;A’は直接結合又
はメチレン基を表す。)化合物(III)としては、例え
ば、後述の表2〜5中に示した化合物1〜30などに対
応した各置換基の種類からなる化合物(III)〔化合物(I
II)1 〜(III)30と称する。例えば、化合物(III)
1 は、化合物(III)で示される式におけるR3が水素原
子、Aがメチレン基である。〕を挙げることができる。
【0048】化合物(I)としては、例えば、後述の表
2〜5中に示した化合物1〜30を挙げることができる
〔化合物1は、化合物(I)で示される式におけるR1
及びR2 が塩素原子、R3 が水素原子、Aがエチレン基
である。〕。
【0049】(合成法2)化合物(I-2) 〔化合物(I)
におけるR1 が低級アシルオキシ基である化合物〕の合
成は、通常、化合物(I-1) と化合物(IV)とを溶媒中又
は無溶媒で反応させることによって行うことができる
が、反応を促進させるために塩基の存在下で反応させる
ことが好ましい。
【0050】
【化17】
【0051】(式中、R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びAは
前記の記載と同義である。)溶媒としては、合成法1に
記載の溶媒の他に、酢酸,プロピオン酸などのような脂
肪族カルボン酸,それらの混合物などを挙げることがき
るが;N,N−ジメチルホルムアミド及び導入するアシ
ルオキシ基と同一の脂肪族カルボン酸がよい。
【0052】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
1) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(I-1) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。塩基としては、合成法1に記載の塩基を挙げるこ
とができるが;無機塩基が好ましい。
【0053】そして、その塩基の使用量は、化合物(I-
1) に対して1〜5倍モルで使用することができるが、
好ましくは2〜5倍モルであるのがよい。反応温度は、
特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸点以下
の温度範囲内であり、80〜120℃が好ましい。
【0054】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常2〜50時間で行うことができる。化合
物(IV)は、市販品を使用することができる。以上のよ
うにして製造された目的の化合物(I-2) は、反応終了
後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宜精製することができる。
【0055】化合物(I-2) としては、例えば、後述の表
2〜5中に示した化合物2,6,10,14,18,2
2,26,などに対応した各置換基の種類からなる化合
物(I-2) 〔化合物(I-2) 2 ,(I-2) 6 ,(I-2) 10,(I-
2) 14,(I-2) 18,(I-2) 22,(I-2) 26などと称する。
例えば、化合物(I-2)2は、化合物(I)で示される式に
おけるR1 (化合物(I-2) におけるR5 )がアセチルオ
キシ基、R2 が塩素原子、R3 が水素原子、Aがエチレ
ン基である。〕を挙げることができる。
【0056】(合成法3)化合物(I-3) 〔化合物(I)
におけるR1 が水酸基である化合物〕の合成は、通常、
塩基の存在下、化合物(I-2) と化合物(V)とを溶媒中
で反応させることによって行うことができる。
【0057】
【化18】
【0058】(式中、R2 ,R3 ,R5 ,A及びMは前
記の記載と同義である。)溶媒としては、合成法1に記
載のエーテル類,ケトン類,アミド類の他に、アルコー
ル類(例えば、メタノール,エタノール,プロパノー
ル,ブタノールなど)、水、及び前記溶媒の混合物を挙
げることがきるが;好ましくは、アルコール類と水との
混合物がよい。そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
-2) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(I-2) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。
【0059】塩基としては、合成法1に記載の無機塩基
を挙げることができるが;水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウムが好ましい。そして、その塩基の使用量は、化合
物(I-2) に対して1〜5倍モルで使用することができる
が、好ましくは2〜5倍モルであるのがよい。
【0060】反応温度は、特に限定されないが、室温か
ら使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、室温〜
50℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によ
って変化するが、通常0.5〜1時間で行うことができ
る。
【0061】化合物(V)は、市販品を使用することが
できる。以上のようにして製造された目的の化合物(I-
3) は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後
処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフ
ィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
【0062】化合物(I-3) としては、例えば、後述の表
2〜5中に示した化合物3,7,11,15,19,2
3,27などに対応した各置換基の種類からなる各化合
物(I-3) 〔化合物(I-3) 3 ,(I-3) 7,(I-3) 11,(I-3)
15,(I-3) 19,(I-3) 23,(I-3) 27などと称する。例え
ば、化合物(I-3)3は、化合物(I)で示される式におけ
るR1 が水酸基、R2 が塩素原子、R3 が水素原子、A
がエチレン基である。〕を挙げることができる。
【0063】(合成法4)化合物(I-4) 〔化合物(I)
におけるR1 がフッ素原子である化合物〕の合成は、通
常、化合物(I-3) とフッ素化剤とを溶媒中又は無溶媒中
で反応させることによって行うことができる。
【0064】
【化19】
【0065】(式中、R2 ,R3 及びAは前記の記載と
同義である。)溶媒としては、合成法1に記載した塩素
化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭
化水素類、エーテル類、及び前記溶媒の混合物を挙げる
ことができる。
【0066】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
3) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(I-3) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。フッ素化剤としては、アルキルアミノサルファー
フッ素化物を挙げることができるが、例えば、次式;
【0067】
【化20】
【0068】で示されるジエチルアミノサルファートリ
フルオライド(DAST)などを使用することができ
る。そして、その使用量は、化合物(I-3) に対して1〜
5倍モルで使用することがきるが、好ましくは1〜2倍
モルであるのがよい。
【0069】反応温度は、特に限定されないが、氷冷温
度から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、氷
冷〜40℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度
によって変化するが、通常0.3〜2時間で行うことが
できる。
【0070】(合成法5)化合物(I-4) 〔化合物(I)
におけるR1 がフッ素原子である化合物〕の合成は、合
成法4の他にも、化合物(I-1) と化合物(VI)〔フッ素
化合物〕とを溶媒中又は無溶媒中で反応させることによ
っても行うことができる。
【0071】
【化21】
【0072】(式中、R2 ,R3 ,R4 ,A及びMは前
記の記載と同義である。)溶媒としては、N,N−ジメ
チルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミドのよ
うなアミド類;1,3−ジメチル−2−イミダゾリン;
ジメチルスルホキシド;スルホラン;前記溶媒の混合物
などを挙げることができる。
【0073】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
1) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(I-1) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。化合物(VI)としては、アルカリ金属フッ素化合
物が挙げられるが、好ましくはセシウムフルオライド,
ポタシウムフルオライドなどがよい。
【0074】そして、その使用量は、化合物(I-1) に対
して1〜5倍モルで使用することがきるが、好ましくは
化合物(I-1) に対して1.2〜3倍モルであるのがよ
い。反応温度は、特に限定されないが、室温から使用す
る溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、100〜140
℃が好ましい。
【0075】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常1〜8時間で行うことができる。合成法
4及び5によって製造された目的の化合物(I-4) は、反
応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行
い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。
【0076】化合物(I-4)としては、例えば、後述の表
2〜5中に示した化合物4,8,12,16,20,2
4,28,30などに対応した各置換基の種類からなる
化合物(I-4)〔化合物(I-4) 4, (I-4) 8, (I-4) 12, (I
-4) 16,(I-4) 20,(I-4)24,(I-4) 28,(I-4) 30など
と称する。例えば、化合物(I-4)4とは化合物(I)で示
される式におけるR1 がフッ素原子、R2 が塩素原子、
3 が水素原子、Aがエチレン基である。〕を挙げるこ
とができる。
【0077】本発明の化合物(I)で防除効果が認めら
れる有害生物としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目
(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,コナジラミ類
など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,ハマキムシ
類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチョウな
ど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,ハムシ
類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミカンハ
ダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビダニな
ど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリな
ど)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類な
ど)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチュ
ウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病原
菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュウ
リべと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げるこ
とができる。
【0078】本発明の有害生物防除剤は、顕著な殺虫・
殺ダニ・殺菌・殺センチュウ効果を有しており、化合物
(I)の1種以上を有効成分として含有するものであ
る。化合物(I)は、単独で使用することもできるが、
通常は常法によって、担体,界面活性剤,分散剤,補助
剤などを配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水
和剤,油性の懸濁液,エアゾールなどの組成物として調
製する)して使用することが好ましい。
【0079】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0080】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0081】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0082】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 参考例1〔化合物(II)の合成〕 (1) 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン〔化合物(II-1)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−エチルピリミジン(270g)
をジクロロメタン(750ml)に溶解し、30〜35
℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込んだ。反応
液に窒素ガスを吹き込み、溶存する過剰の塩素ガスを除
いた。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧蒸留することによって淡黄色の液体である目的物を
240g得た。
【0083】(2) 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオ
ロエチル)ピリミジン〔化合物(II-4)〕の合成 6−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(2.1g)をジクロロメタン(15ml)に溶
解し、氷冷、攪拌下にジエチルアミノサルファートリフ
ルオライド(2.0g)を滴下し、さらに1時間室温で
攪拌して反応を完結した。反応液に冷水(20ml)を
加え、ジクロロメタン層を分取し、水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、
得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、クロロホルム溶出)で精製することによっ
て、淡黄色油状の液体である目的物を1.3g得た。
【0084】(物性) ・b.p.229〜231℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.64〜1.81(d−d,3H)、5.84〜6.
19(d−q,1H)、8.92(s,1H)
【0085】(3) 5−クロロ−4−フルオロ−6−(1
−フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(II-5)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミ
ジン(1.3g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
0ml)に溶解し、セシウムフルオライド(4.0g)
を加え、室温で1時間半攪拌して反応を完結した。反応
液に冷水(10ml)を加え、分離した油状物をトルエ
ンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、クロロホ
ルム溶出)で精製することによって、淡黄色油状の液体
である目的物を1.0g得た。
【0086】(物性) ・b.p.192〜194℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.66〜1.82(d−d,3H)、5.85〜6.
21(d−q,1H)、8.83(s,1H)
【0087】(4) 6−(1−アセトキシエチル)−4,
5−ジクロロピリミジン〔化合物(II-6)〕の合成 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリミジ
ン(10.2g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
50ml)に溶解し、酢酸カリウム(12.0g)と炭
酸カリウム(3.0g)を加え、約60℃で3時間攪拌
した。反応液に水(200ml)を加え、分離する油状
物をトルエンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、淡黄色の液体である目的物を5.2g得
た。
【0088】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.55〜1.62(d,3H)、2.15(s,3
H)、6.00〜6.12(q,1H)、8.84
(s,1H)
【0089】(5) 4,5−ジクロロ−6−(1−ヒドロ
キシエチル)ピリミジン〔化合物(II-7)〕の合成 6−(1−アセトキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(4.0g)をテトラヒドロフラン(50ml)
に溶解し、攪拌下に1N−水酸化ナトリウム水溶液(3
0ml)をゆっくりと滴下した。滴下後、更に1時間室
温で攪拌し、反応を完結した。次いで、酢酸エチルで目
的物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧下に溶媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=5:1溶出)で精製することによって、淡黄色
の液体である目的物を2.8g得た。
【0090】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.47〜1.52(d,3H)、3.76〜3.85
(d,1H)、5.17〜5.25(m,1H)、8.
88(s,1H)
【0091】(6) 6−(1−クロロエチル)−4−クロ
ロ−5−メチルピリミジン〔化合物(II-8)〕の合成 4−クロロ−6−エチル5−メチルピリミジン(5.0
g)をジクロロメタン(50ml)に溶解し、30〜3
5℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込んだ。反
応液に窒素ガスを吹き込み、溶存する塩素ガスを除い
た。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、トル
エン溶出)で精製することによって、無色油状の液体で
ある目的物を3.2g得た。
【0092】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.90〜1.95(d,3H)、2.50(s,3
H)、5.20〜5.30(q,1H)、8.84
(s,1H)
【0093】(7) 6−(1−クロロエチル)−4−クロ
ロ−5−メチルピリミジン〔化合物(II-9)〕の合成 4−クロロ−6−エチル5−プロピルピリミジン(1
0.0g)をジクロロメタン(100ml)に溶解し、
30〜35℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込
んだ。反応液に窒素ガスを吹き込み、溶存する塩素ガス
を除いた。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0、トルエン溶出)で精製することによって、無色油状
の液体である目的物を9.0g得た。
【0094】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.02〜1.12(t,3H)、1.50〜1.82
(multi,2H) 1.90〜1.95(d,3H)、2.78〜2.86
(t,2H)、5.22〜5.32(q,1H)、8.
87(s,1H)
【0095】(8) 前記(1) 〜(7) と同様の方法で表1中
の化合物(II)を合成した。
【0096】
【表1】
【0097】実施例1〔化合物(I)の合成〕 参考例1で得た化合物(II)を用いて、目的化合物
(I)を合成した。 (1)5−クロロ−6−(1−クロロエチル)−4−(2
−フェニルエトキシ)ピリミジン(化合物1)の合成 2−フェニルエタノール(2.9g)を乾燥N,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)(30ml)に溶解し、
水素化ナトリウム(油中60%)(0.6g)を添加し
て1時間攪拌した。次いで、6−(1−クロロエチル)
−4,5−ジクロロピリミジン(3.5g)を滴下した
後、室温で4時間攪拌反応した。反応終了後、水(10
0ml)をゆっくりと加え、酢酸エチルで目的物を抽出
し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマトグ
ラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチ
ル=20:1溶出)で単離することによって、無色油状
液体である目的物を1.4g得た。
【0098】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.86(d,3H)、3.15(s,3H)、4.6
6(t,2H)、5.50(q,1H)、7.20〜
7.40(multi,5H)、8.65(s,1H)
【0099】(2)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(2−フェニルエトキシ)ピリミジン(化
合物2)の合成 前記の化合物1(1.0g)を乾燥DMF(30ml)
に溶解し、次いで酢酸カリウム(1.0g)と炭酸カリ
ウム(0.8g)を加え、60℃で4時間攪拌した。反
応終了後、水(100ml)をゆっくりと加え、酢酸エ
チルで目的物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で精製すること
によって、無色油状液体である目的物を1.1g得た。
【0100】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.55(d,3H)、2.15(s,3H)、3.1
5(t,2H)、4.65(t,2H)、6.11
(q,1H) 、7.20〜7.35(multi,5
H)、8.60(s,1H)
【0101】(3)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエ
チル)−4−(2−フェニルエトキシ)ピリミジン(化
合物3)の合成 前記の化合物2(4.0g)をエタノール(50ml)
に溶解し、次いで、1N−水酸化ナトリウム水溶液(2
5ml)を加え、室温で4時間攪拌した。反応終了後、
減圧下でエタノールを留去し、酢酸エチルで目的物を抽
出した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で精製することに
よって、無色油状液体である目的物を3.0g得た。
【0102】(4)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエ
チル)−4−(2−フェニルエトキシ)ピリミジン(化
合物4)の合成 6−(1−ヒドロキシエチル)−5−クロロ−4−(2
−フェニルエトキシ)ピリミジン(2.0g)をクロロ
ホルム(50ml)に溶解し、ジエチルアミノサルファ
ートフルオライド(1.4g)を氷冷下に滴下した後、
室温で4時間攪拌した。反応終了後、水(30ml)を
ゆっくりと加え、トルエンで目的化合物を抽出した。こ
の抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢
酸エチル=20:1溶出)で精製することによって、無
色油状液体である目的物を0.9g得た。
【0103】(5)6−(1−アセトキシエチル)−4−
{2−(4−t-ブチルフェニル)エトキシ}−5−クロ
ロピリミジン(化合物6)の合成 2−(4−t-ブチルフェニル)エタノール(1.8g)
を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、水素
化ナトリウム(油中60%)(0.4g)を添加し、1
時間攪拌した。次いで、6−(1−アセトキシエチル)
−4,5−ジクロロピリミジン(2.4g)を滴下した
後、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水(100m
l)をゆっくりと加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出
した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=20:1溶出)で単離することによ
って、無色油状液体である目的物を1.0g得た。
【0104】(6)4−{2−(4−t-ブチルフェニル)
エトキシ}−5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ピリミジン(化合物7)の合成 2−(4−t-ブチルフェニル)エタノール(0.9g)
を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、水素
化ナトリウム(油中60%)(0.2g)を添加し、1
時間攪拌した。次いで、4,5−ジクロロ−6−(1−
ヒドロキシエチル)ピリミジン(0.7g)を滴下した
後、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水(50m
l)をゆっくりと加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出
した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=20:1溶出)で単離することによ
って、無色油状液体である目的物を0.7g得た。
【0105】(7)4−{2−(4−t-ブチルフェニル)
エトキシ}−5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)
ピリミジン(化合物8)の合成 2−(4−t-ブチルフェニル)エタノール(0.9g)
を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、水素
化ナトリウム(油中60%)(0.2g)を添加し、1
時間攪拌した。次いで、4,5−ジクロロ−6−(1−
フルオロエチル)ピリミジン(0.7g)を滴下した
後、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水(50m
l)をゆっくりと加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出
した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=20:1溶出)で単離することによ
って、無色油状液体である目的物を0.7g得た。
【0106】(8)4−{2−(4−t-ブチルフェニル)
エトキシ}−6−(1−クロロエチル)−5−メチルピ
リミジン(化合物9)の合成 2−(4−t-ブチルフェニル)エタノール(1.8g)
を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、水素
化ナトリウム(油中60%)(0.5g)を添加し、1
時間攪拌した。次いで、6−(1−クロロエチル)−4
−クロロ−5−メチルピリミジン(1.8g)を滴下し
た後、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水(100
ml)をゆっくりと加え、酢酸エチルで目的化合物を抽
出した。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で単離することに
よって、無色油状液体である目的物を1.8g得た。
【0107】(9)4−{2−(4−t-ブチルフェニル)
エトキシ}−6−(1−フルオロエチル)−5−メチル
ピリミジン(化合物12)の合成 前記の化合物9(1.7g)を乾燥DMF(20ml)
に溶解し、セシウムフルオライド(1.4g)を加え、
100〜120℃で6時間攪拌した。反応終了後、水を
加え、トルエンで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状
物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0,トルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で単離する
ことによって、無色油状液体である目的物を1.0g得
た。 (物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.30(s,9H)、1.62(t,3H)、2.2
0(m,3H)、3.08(t,2H)、4.58
(t,2H)、5.60〜5.96(d−q,1H)、
7.20〜7.38(m,4H)、8.60(s,1
H)
【0108】(10) 表2〜5中のその他の化合物(I)
の合成 前記(1) 〜(9) に記載の方法に準じて、表2〜5中のそ
の他の化合物(I)を合成した。以上のようにして合成
した化合物を表2〜5に示す。
【0109】
【表2】
【0110】
【表3】
【0111】
【表4】
【0112】
【表5】
【0113】実施例2〔製剤の調製〕 (1) 粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0114】(2) 水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0115】(3) 乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0116】(4) 粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0117】実施例3〔効力試験〕 (1) コナガに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ葉片
(5×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチックカッ
プに一枚づつ入れて風乾した。次に、これらのカップ内
に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋をし、2
5℃の定温室に放置し、2日後に各カップの生死虫数を
数えて死虫率を求めた。殺虫効果の評価は、死虫率の範
囲によって、4段階(A:100%,B:99〜80
%,C:79〜60%,D:59%以下)で示した。こ
れらの結果を表6に示す。
【0118】
【表6】
【0119】(2) ツマグロヨコバイに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
300ppmに希釈し、これらの各薬液中にイネ稚苗を
30秒間づつ浸漬して風乾後、それぞれのガラス円筒に
挿入した。次に、各円筒にツマグロヨコバイ(4齢幼
虫)を10頭放って多孔質の栓をし、25℃の定温室に
放置し、4日後に生死虫数を数えて殺虫率を求めた。殺
虫効果の評価の結果を、前記の(1) に記載した4段階の
評価方法で表7に示す。
【0120】
【表7】
【0121】(3) ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハ
ダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。殺ダニ効果の評価は、
殺ダニ率の範囲によって、4段階(A:100%,B:
99〜80%,C:79〜60%,D:59%以下)で
示した。これらの結果を表8に示す。
【0122】
【表8】
【0123】(4) オオムギうどんこ病に対する防除効力
試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜5で示した
化合物(I)の各水和剤を、界面活性剤(0.01%)
を含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬
液を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間
ガラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分
成胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまん
べんなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガ
ラス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどん
こ病病斑の程度を調査した。殺菌効果の評価は、無処理
区の病斑の程度と比較して、6段階(0:全体が罹病、
1:病斑面積が60%程度、2:病斑面積が40%程
度、3:病斑面積が20%程度、4:病斑面積が10%
以下、5:病斑無し)で示した。その結果を表9に示
す。
【0124】
【表9】
【0125】(5) コムギ赤さび病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜5で示
した化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子懸濁液(7×10
4 胞子/ml)を植物体に均一に噴霧接種した。接種
後、1週間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れたコム
ギ赤さび病病斑の程度を調査した。殺菌効果の評価の結
果を、前記の(4) に記載した6段階の評価方法で表10
に示す。
【0126】
【表10】
【0127】
【発明の効果】本発明の新規なアラルキルオキシピリミ
ジン誘導体は、殺虫,殺ダニ,殺菌などの優れた効果を
有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岡 朗 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、R1 はハロゲン原子,低級アシルオキシ基又は
    水酸基を表し;R2 はハロゲン原子又は低級アルキル基
    を表し;R3 は水素原子,低級アルキル基又はハロゲン
    原子を表し;Aは低級アルキレン基を表す。)で示され
    るアラルキルオキシピリミジン誘導体。
  2. 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、R1 及びR2 は請求項1の記載と同義であり;
    Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導
    体と次式: 【化3】 (式中、R3 及びAは請求項1の記載と同義である。)
    で示されるアラルキルアルコール類とを反応させること
    を特徴とする請求項1記載の式(I)で示されるアラル
    キルオキシピリミジン誘導体の製法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(I)で示されるアラ
    ルキルオキシピリミジン誘導体を有効成分とする有害生
    物防除剤。
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