JP3211636B2 - 4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤 - Google Patents

4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

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JP3211636B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ
剤,殺菌剤などとして有用な農園芸用の有害生物防除剤
である新規な4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に近似する4−シクロヘキシルア
ミノピリミジン誘導体としては、DE4208254
A1に開示された化合物がある。しかしながら、本発明
のようなピリミジン環の6−位エチル基に置換基を有す
る4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体の開示は
認められない。従って、本発明の4−シクロヘキシルア
ミノピリミジン誘導体は新規化合物であることから、殺
虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用な農園芸用の有
害生物防除活性を有することについても知られていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体、その製
法及びそれを有効成分とする殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤
などとして有用な農園芸用の有害生物防除剤を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規な4−シクロヘ
キシルアミノピリミジン誘導体が殺虫剤,殺ダニ剤,殺
菌剤などとして有用な農園芸用の有害生物防除剤として
顕著な防除活性を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は次の通りである。第1の発
明は、次式(1):
【0005】
【化8】
【0006】[式中の各置換基は、次の通りである。R
1 は、ハロゲン原子,炭素数2〜5個のアシルオキシ
基,水酸基,炭素数1〜4個のアルコキシ基,又は炭素
数1〜4個のアルキルチオ基を表す。Qは、次式(Q
a):
【0007】
【化9】
【0008】〔式中、R2 は、炭素数1〜8個のアルキ
ル基,フェニル基,ピリミジニルアミノ基,炭素数1〜
6個のアルコキシ基,COOR3 基(R3 は、炭素数1
〜4個のアルキル基,又は水素原子を表す。),アミノ
基,又はNHCOR4 基(R4は、炭素数1〜8個のア
ルキル基,又は炭素数1〜8個のアルコキシ基を表
す。)を表す。〕,又は次式(Qb):
【0009】
【化10】
【0010】次式(Qc):
【0011】
【化11】
【0012】(式中、nは、2又は3を表す。)で示さ
れる置換基を表す。*印を付した炭素原子は、不斉炭素
原子であることを示す。]で示される4−シクロヘキシ
ルアミノピリミジン誘導体に関するものである。第2の
発明は、次式(2):
【0013】
【化12】
【0014】(式中、R1 及び*は、前記と同義であ
る。Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピリミジン
誘導体と次式(3-1):
【0015】
【化13】
【0016】〔式中、Qacは、前記の式(Qa), 又は式
(Qc)で示される置換基を表す。〕で示されるシクロヘ
キシルアミン類〔化合物(3-1)〕とを反応させることを
特徴とする前記の式(1)で、Qが式(Qa), 又は式
(Qc)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン
誘導体の製法に関するものである。第3の発明は、次式
(1c):
【0017】
【化14】
【0018】(式中、R1 ,n及び*は、前記と同義で
ある。)で示される化合物(1c)を酸性条件下で加水分
解することを特徴とする前記の式(1)で、Qが式(Q
b)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導
体の製法に関するものである。第4の発明は、前記の式
(1)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン
誘導体を有効成分とする農園芸用の有害生物防除剤に関
するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。目的化合物である新規な4−シクロヘキシルアミ
ノピリミジン誘導体〔化合物(1)〕並びにその製造原
料〔化合物(2)及び化合物(3-1) 〕で表したR1 及び
Qは、次の通りである。
【0020】〔R1 〕R1 としては、ハロゲン原子,炭
素数2〜5個のアシルオキシ基,水酸基,炭素数1〜4
個のアルコキシ基,炭素数1〜4個のアルキルチオ基な
どを挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素
原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などを挙げる
ことができるが;フッ素原子,塩素原子,臭素原子が好
ましい。アシルオキシ基としては、直鎖状又は分岐状の
アルキル基を有するものを挙げることができるが;炭素
数が2〜4個のものが好ましく;さらにアセチルオキシ
基が好ましい。
【0021】アルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;炭素数が1〜4個のも
のが好ましく;メトキシ基,エトキシ基が好ましい。ア
ルキルチオ基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基
を有するものを挙げることができるが;メチルチオ基,
エチルチオ基が好ましい。 〔Q〕Qとしては、前記の式(Qa), (Qb), 又は(Q
c)で表される置換基を挙げることができる。なお、置換
基Qが式(Qa), (Qb), 又は(Qc)で表される化合物
(1)を、各々、化合物(1a), 化合物(1b), 又は化合物
(1c)と称する。
【0022】〔R2 〕式(Qa)におけるR2 としては、
炭素数1〜8個のアルキル基,フェニル基,ピリミジニ
ルアミノ基,炭素数1〜6個のアルコキシ基,COOR
3 基,アミノ基,NHCOR4 基などを挙げることがで
きる。アルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを
挙げることができるが;炭素数が1〜5個のものが好ま
しく;さらにメチル基,エチル基,t-ブチル基,n−ペ
ンチル基が好ましい。フェニル基としては、無置換又は
置換基を有するものを挙げることができる。ピリミジニ
ルアミノ基としては、好ましくは次式(Qa-1):
【0023】
【化15】
【0024】(式中、R1 及び*は、前記と同義であ
る。)で示される置換基(Qa-1)である。置換基(Qa-
1)におけるR1 としては、好ましくはハロゲン原子,炭
素数2〜5個のアシルオキシ基,水酸基などであり;さ
らに好ましい置換基(Qa-1)としては、後述の表6に記
載した化合物(1a-42)〜(1a-48) に対応した置換基R2
で示されるものである。アルコキシ基としては、直鎖状
又は分岐状のものを挙げることができるが;炭素数が1
〜4個のものが好ましく;メトキシ基,エトキシ基,n
−ブトキシ基が好ましい。
【0025】COOR3 基におけるR3 としては、直鎖
状又は分岐状の炭素数1〜4個のアルキル基,水素原子
などを挙げることができ;アルキル基としては、エチル
基,t−ブチル基が好ましい。NHCOR4 基における
4 としては、直鎖状又は分岐状の炭素数1〜8個のア
ルキル基,直鎖状又は分岐状の炭素数1〜8個のアルコ
キシ基などを挙げることができ;アルキル基としては、
メチル基,t−ブチル基が好ましく;アルコキシ基とし
ては、t−ブトキシ基が好ましい。nは2又は3を表
す。
【0026】化合物(1)としては、前記の各種の置換
基を組み合わせたものを挙げることができるが、薬効の
面から好ましいものは、次の通りである。 (a) R1 がハロゲン原子であり、R2 が炭素数1〜8個
のアルキル基である化合物(1a)。 (b) R1 がハロゲン原子であり、R2 がフェニル基であ
る化合物(1a)。 (c) R1 が炭素数2〜5個のアシルオキシ基であり、R
2 がフェニル基である化合物(1a)。 (d) R1 が水酸基であり、R2 がフェニル基である化合
物(1a)。 (e) R1 が炭素数1〜4個のアルコキシ基であり、R2
がフェニル基である化合物(1a)。 (f) R1 がハロゲン原子であり、R2 がピリミジニルア
ミノ基である化合物(1a)。 (g) R1 がハロゲン原子である化合物(1b)。 (h) R1 がハロゲン原子であり、nが2である化合物(1
c)。
【0027】これらの(a) 〜(h) で示した化合物(1a),
(1b) 及び(1c)におけるR1 及びR2としては、前記のR
1 及びR2 の説明箇所で示した好ましいもの、さらに好
ましいものを例示することができる。これらの具体的な
化合物(1)としては、後述の表2〜18中に記載した
化合物{(1a-1), (1a-7), (1a-8),(1a-11),(1a-13)〜(1
a-19),(1a-21), (1a-22),(1a-25),(1a-26), (1a-29),(1
a-30), (1a-40), (1a-41),(1a-47), (1a-48)}, 化合物
(1b-4), 化合物(1c-4)などを挙げることができる。本発
明の化合物(1)はアミノ基を有しているので、これら
に由来する酸付加塩も本発明に含まれる。
【0028】酸付加塩を形成する酸としては、例えば、
塩酸,臭化水素酸,硝酸,硫酸,リン酸などの無機酸;
ギ酸,シュウ酸,フマル酸,アジピン酸,ステアリン
酸,オレイン酸,アコニット酸などのカルボン酸;メタ
ンスルホン酸,ベンゼンスルホン酸,p−トルエンスル
ホン酸などの有機スルホン酸;サッカリンなどを挙げる
ことができる。本発明の化合物(1)において、*印を
付した炭素原子は不斉炭素原子であり、個々の光学異性
体、ラセミ化合物、ジアステレオマー化合物又はそれら
の混合物のいずれも本発明に含まれる。
【0029】前記の式(1)で示される4−シクロヘキ
シルアミノピリミジン誘導体を製造する好ましい態様と
しては、第2及び第3の発明として記載した合成法1及
び2の他に、次の5種の製法(合成法3〜7)を挙げる
ことができる。 (合成法3) 次式(1-1):
【0030】
【化16】
【0031】(式中、Q及び*は、前記と同義である。
6 は、ハロゲン原子を表す。)で示される4−シクロ
ヘキシルアミノピリミジン誘導体と次式(4):
【0032】
【化17】
【0033】(式中、R7 は、炭素数2〜5個のアシル
オキシ基を表す。)で示される低級脂肪族カルボン酸類
とを反応させることを特徴とする前記の式(1)におい
てR1 が低級アシルオキシ基で示される4−シクロヘキ
シルアミノピリミジン誘導体〔化合物(1-2)と称す
る。〕の製法。 (合成法4) 次式(1-2):
【0034】
【化18】
【0035】(式中、Q,*及びR7 は、前記と同義で
ある。)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジ
ン誘導体と次式(5):
【0036】
【化19】
【0037】(式中、Mは、アルカリ金属を表す。)で
示される無機塩基類とを反応させることを特徴とする前
記の式(1)においてR1 が水酸基で示される4−シク
ロヘキシルアミノピリミジン誘導体〔化合物(1-3)と称
する。〕の製法。 (合成法5) 前記の式(1-1)で示される4−シクロヘキシルアミノピ
リミジン誘導体と次式(6):
【0038】
【化20】
【0039】(式中、R5 は、低級アルキル基を表し;
Yは、酸素原子又は硫黄原子を表す。)で示されるアル
コール類(又はメルカプタン類)とを反応させることを
特徴とする前記の式(1)においてR1 が低級アルコキ
シ基(又は低級アルキルチオ基)で示される4−シクロ
ヘキシルアミノピリミジン誘導体〔化合物(1-4)と称す
る。〕の製法。 (合成法6) 前記の式(1-1)で示される4−シクロヘキシルアミノピ
リミジン誘導体と次式(7):
【0040】
【化21】
【0041】(式中、Mは、前記と同義である。)で示
されるアルカリ金属フッ素化合物類とを反応させること
を特徴とする前記の式(1)においてR1 がフッ素原子
で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体
〔化合物(1-5)と称する。〕の製法。 (合成法7) 次式(1-3):
【0042】
【化22】
【0043】(式中、Q及び*は、前記と同義であ
る。)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン
誘導体と次式(8) :
【0044】
【化23】
【0045】で示されるフッ素化剤とを反応させること
を特徴とする前記の式(1)においてR1 がフッ素原子
で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体
〔化合物(1-5)〕の製法。前記の本発明の化合物(1)
の合成法1〜7を、さらに詳細に述べる。 〔合成法1〕合成法1は、次に示すように、化合物
(2)と化合物(3-1)とを溶媒中又は無溶媒で反応させ
て化合物(1a)又は化合物(1c)〔化合物(1)におけるQ
が、Qa又はQc で示される化合物〕を得る方法であ
り、塩基の存在下で反応させることによって反応を促進
させることができる。
【0046】
【化24】
【0047】(式中、R1 ,X,*及びQacは、前記と
同義である。) 溶媒の種類としては、本反応に直接関与しないものであ
れば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイ
ン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩
化メチレン,クロロホルム,ジクロルエタン,トリクロ
ルエチレン,シクロヘキサンのような塩素化された又は
されていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭化水素類;ジ
エチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサンなど
のようなエーテル類;アセトン,メチルエチルケトンな
どのようなケトン類;N,N−ジメチルホルムアミド,
N,N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミド類;
アセトニトリル,プロピオニトリルなどのようなニトリ
ル類;トリエチルアミン,ピリジン,N,N−ジメチル
アニリンなどのような有機塩基;1,3−ジメチル−2
−イミダゾリドン;ジメチルスルホキシド;前記溶媒の
混合物などを挙げることができる。
【0048】溶媒の使用量は、化合物(2)が5〜80
重量%になるようにして使用することができるが;10
〜70重量%が好ましい。塩基の種類としては、特に限
定されず、例えば、トリエチルアミン,ピリジン,N,
N−ジメチルアニリン,1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセン(DBU)などの有機塩基、
ナトリウムメトキシド,ナトリウムエトキシドなどのア
ルカリ金属アルコキシド、水素化ナトリウム,ナトリウ
ムアミド,水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,炭酸ナ
トリウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸カリウムなどの無
機塩基を挙げることができるが;有機塩基が好ましい。
【0049】塩基の使用量は、化合物(2)に対して
0.001〜5倍モルであるが;0.8〜2倍モルが好
ましい。反応温度は、特に限定されないが、室温から使
用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;60〜11
0℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によっ
て変化するが;通常0.3〜4時間である。
【0050】原料化合物の使用量は、化合物(2)に対
して化合物(3-1) が0.5〜2倍モルであるが;1.0
〜1.2倍モルが好ましい。R1 がXで表される原料化
合物(2)は、特開平5−194417号公報に記載の
方法と同様に、次に示すように、通常、化合物(7-1) と
化合物(8-1) とを、溶媒中で反応させることによって製
造することができる。
【0051】
【化25】
【0052】(式中、R1 =Xの場合で、X及び*は、
前記と同義である。) 溶媒としては、前記のものを挙げることができ;その使
用量は、化合物(7-1)が5〜80重量%になるようにし
て使用することができる。反応温度は、特に限定されな
いが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
ある。反応時間は、前記の濃度,温度によって変化する
が;通常、2〜10時間である。
【0053】原料化合物の使用量は、化合物(7-1) に対
して化合物(8-1) が0.5〜3倍モルであるが;0.9
〜1.2倍モルが好ましい。R1 がX以外のときの原料
化合物(2)は、特開平5−320141号公報に記載
の方法によって製造することができる。化合物(7-1)
は、例えば、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサィエテ
ィ(J.C.S)3478〜3481(1955年)に
記載の方法に準じて、次式に示すように行うことによっ
て、製造することができる。
【0054】
【化26】
【0055】(式中、Xは、前記と同義である。) 以上のようにして製造された化合物(2)は、反応終了
後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宜精製することができる。化合物(2)として
は、後述の表1中に示した化合物(2-1) 〜(2-7) などを
挙げることができる。本発明で用いる化合物(3-1) は、
次式に示すように行うことによって、製造することがで
きる。
【0056】
【化27】
【0057】(式中、Qacは、前記と同義である。) 化合物(3-1) としては、後述の表2〜16及び表18中
に示した化合物(1a-1)〜(1a-149)及び化合物(1c-1)〜(1
c-5)に対応した各置換基の種類からなる化合物(3-1) を
挙げることができる〔化合物(3-1) (1a-1)〜(3-1)
(1a-149)及び化合物(3-1) (1c-1)〜(3-1) (1c-5)と称す
る。例えば、化合物(3)(1a-1)は、化合物(3-1) で示
される式におけるR2 がt−ブチル基である。〕。以上
のようにして合成された目的の化合物(1)としては、
後述の表2〜16及び表18中に示した化合物(1a-1)〜
(1a-149)及び化合物(1c-1)〜(1c-5)などを挙げることが
できる〔例えば、化合物(1a-1)は、化合物(1a)で示さ
れる式におけるR1 が塩素原子であり、R2 がt−ブチ
ル基である。〕。
【0058】〔合成法2〕合成法2は、次に示すよう
に、化合物(1c)を酸性条件下で加水分解して化合物(1
b)〔化合物(1)におけるQが、Qb で示される化合
物〕を得る方法である。
【0059】
【化28】
【0060】(式中、R1 ,n及び*は、前記と同義で
ある。) 加水分解に使用する酸としては、例えば、塩酸,臭化水
素酸,硫酸,リン酸などの無機酸、酢酸,シュウ酸,酒
石酸などのカルボン酸、メタンスルホン酸,ベンゼンス
ルホン酸,p−トルエンスルホン酸などの有機スルホン
酸などを挙げることができるが;塩酸,酢酸が好まし
い。酸の使用量は、化合物(1c)に対して0.1〜5倍
モルであるが;0.1〜2倍モルが好ましい。溶媒の種
類としては、合成法1に記載のケトン類,アミド類,エ
ーテル類の他に、アルコール類(メタノール,エタノー
ル,プロパノール,ブタノールなど),水及び前記溶媒
の混合物を挙げることができるが;好ましくはアルコー
ル類と水との混合物である。
【0061】溶媒の使用量は、化合物(1c)が5〜80
重量%になるようにして使用することができるが;10
〜70重量%が好ましい。反応温度は、特に限定されな
いが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
あり;室温〜50℃が好ましい。反応時間は、前記の濃
度,温度によって変化するが;通常1〜6時間である。
以上のようにして製造された化合物(1b)は、反応終了
後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宜精製することができる。化合物(1b)として
は、後述の表17中に示した化合物(1b-1)〜(1b-5)など
を挙げることができる。
【0062】〔合成法3〕合成法3は、次のように、化
合物(1-1)と化合物(4)とを溶媒中又は無溶媒で反応
させて化合物(1-2)〔化合物(1)におけるR1 が低級
アシルオキシ基である化合物〕を得る方法であり、塩基
の存在下で反応させることによって反応を促進させるこ
とができる。
【0063】
【化29】
【0064】(式中、Q,R6 ,R7 及び*は、前記と
同義である。) 溶媒の種類としては、合成法1に記載の溶媒の他に、酢
酸,プロピオン酸などのような脂肪族カルボン酸,それ
らの混合物などを挙げることがきるが;N,N−ジメチ
ルホルムアミド及び導入するアシルオキシ基と同一の脂
肪族カルボン酸が好ましい。溶媒の使用量は、化合物
(1-1)が5〜80重量%になるようにして使用すること
ができるが;10〜70重量%が好ましい。塩基の種類
としては、合成法1に記載の塩基を挙げることができる
が;無機塩基が好ましい。塩基の使用量は、化合物(1-
1)に対して1〜5倍モルであるが;2〜5倍モルが好ま
しい。反応温度は、特に限定されないが、室温から使用
する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;60〜120
℃が好ましい。
【0065】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが;通常、2〜10時間である。化合物(4)
は、市販品を使用することができる。以上のようにして
製造された目的の化合物(1-2)は、反応終了後、抽出,
濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要に応じて再
結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の手段で適宜
精製することができる。化合物(1-2)としては、後述の
表2〜18中に示した化合物{(1a-3),(1a-4),(1a-13),
(1a-14),(1a-35),(1a-36),(1a-38),(1a-43),(1a-44),(1
a-51),(1a-52),(1a-59),(1a-60),(1a-68) 〜(1a-70),(1
a-80) 〜(1a-82),(1a-104)〜(1a-106),(1a-116) 〜(1a-
118),(1a-128) 〜(1a-130),(1a-140) 〜(1a-142)}, 化
合物(1b-2), 化合物(1c-2)などを挙げることができる。
【0066】〔合成法4〕合成法4は、次のように、化
合物(1-2)と化合物(5)とを溶媒中で反応させて化合
物(1-3)〔化合物(1)におけるR1 が水酸基である化
合物〕を得る方法であり、塩基の存在下で反応させるこ
とによって反応を促進させることができる。
【0067】
【化30】
【0068】(式中、Q,R7 ,*及びMは、前記と同
義である。) 溶媒の種類としては、合成法1に記載のエーテル類,ケ
トン類,アミド類の他に、アルコール類(メタノール,
エタノール,プロパノール,ブタノールなど)、水、及
び前記溶媒の混合物を挙げることがきるが;アルコール
類と水との混合物が好ましい。溶媒の使用量は、化合物
(1-2)が5〜80重量%になるようにして使用すること
ができるが;10〜70重量%が好ましい。塩基の種類
としては、合成法1に記載の無機塩基を挙げることがで
きるが;水酸化ナトリウム,水酸化カリウムが好まし
い。塩基の使用量は、化合物(1-2)に対して1〜5倍モ
ルであるが;2〜5倍モルが好ましい。
【0069】反応温度は、特に限定されないが、室温か
ら使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;室温〜
50℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によ
って変化するが;通常、0.5〜1時間である。化合物
(5)は、市販品を使用することができる。以上のよう
にして製造された目的の化合物(1-3)は、反応終了後、
抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要に応
じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の手段
で適宜精製することができる。化合物(1-3)としては、
後述の表2〜18中に示した化合物{(1a-5),(1a-6),(1
a-15),(1a-16),(1a-39),(1a-45),(1a-46),(1a-53),(1a-
54),(1a-61),(1a-62),(1a-71) 〜(1a-73),(1a-83) 〜(1
a-85),(1a-89) 〜(1a-91),(1a-107)〜(1a-109),(1a-11
9) 〜(1a-121),(1a-131) 〜(1a-133),(1a-143) 〜(1a-1
45)}, 化合物(1b-3), 化合物(1c-3)などを挙げること
ができる。
【0070】〔合成法5〕合成法5は、次のように、化
合物(1-1)と化合物(6)とを溶媒中又は無溶媒で反応
させて化合物(1-4)〔化合物(1)におけるR1 が炭素
数1〜4個のアルコキシ基,又は炭素数1〜4個のアル
キルチオ基である化合物〕を得る方法であり、塩基の存
在下で反応させることによって反応を促進させることが
できる。
【0071】
【化31】
【0072】(式中、Q,R5 ,R6 ,*及びYは、前
記と同義である。) 溶媒の種類としては、合成法1に記載したエーテル類,
ケトン類,アミド類及び前記溶媒の混合物を挙げること
ができるが;ケトン類,アミド類が好ましい。溶媒の使
用量は、化合物(1-1)が5〜80重量%になるようにし
て使用することができるが;10〜70重量%が好まし
い。
【0073】塩基の種類としては、合成法1に記載の塩
基を挙げることができるが;無機塩基が好ましい。塩基
の使用量は、化合物(1-1)に対して1〜5倍モルである
が;1〜3倍モルが好ましい。反応温度は、特に限定さ
れないが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲
内であり;室温〜60℃が好ましい。反応時間は、前記
の濃度,温度によって変化するが、通常、0.3〜2時
間である。
【0074】化合物(6)は、市販品を使用することが
できる。以上のようにして製造された目的の化合物(1-
4)は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処
理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィ
ーなどの公知の手段で適宜精製することができる。化合
物(1-4)としては、後述の表2〜5中に示した化合物
{(1a-9),(1a-10),(1a-19)〜(1a-22),(1a-31) 〜(1a-3
4),(1a-148),(1a-149)}などを挙げることができる。
【0075】〔合成法6〕合成法6は、次のように、化
合物(1-1)と化合物(7) とを溶媒中で反応させて化合
物(1-5)〔化合物(1)におけるR1 がフッ素原子であ
る化合物〕を得る方法であり、加温して反応させること
によって反応を促進させることができる。
【0076】
【化32】
【0077】(式中、Q,R6 ,*及びMは、前記と同
義である。) 溶媒の種類としては、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;1,
3−ジメチル−2−イミダゾリドン;ジメチルスルホキ
シド;スルホラン;前記溶媒の混合物などを挙げること
ができる。溶媒の使用量は、化合物(1-1)が5〜80重
量%になるようにして使用することができるが;10〜
70重量%が好ましい。化合物(7)としては、アルカ
リ金属フッ素化合物が挙げられるが;フッ化セシウム,
フッ化カリウムなどが好ましい。
【0078】溶媒の使用割合は、化合物(1-1)に対して
1〜5倍モルであるが;1.2〜3倍モルが好ましい。
反応温度は、特に限定されないが、室温から使用する溶
媒の沸点以下の温度範囲内であり;100〜140℃が
好ましい。反応時間は、前記の濃度,温度によって変化
するが;通常1〜8時間で行うことができる。
【0079】〔合成法7〕化合物(1-5)の合成は、次の
ように、合成法6の他に、化合物(1-3)とフッ素化剤を
溶媒中で反応させることによって行うことができる。合
成法7は、化合物(1-3)とフッ素化剤とを溶媒中で反応
させて化合物(1-5)を得る方法である。
【0080】
【化33】
【0081】(式中、Q及び*は、前記と同義であ
る。) 溶媒としては、合成法1に記載の塩素化された又はされ
ていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭化水素類;ジエチ
ルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサンなどのよ
うなエーテル類;前記溶媒の混合物などを挙げることが
できる。溶媒の使用量は、化合物(1-3)が5〜80重量
%になるようにして使用することができるが;10〜7
0重量%が好ましい。フッ素化剤としては、特に限定さ
れないが、次式:
【0082】
【化34】
【0083】で示されるジエチルアミノサルファートリ
フルオライド(DAST)などを使用することができ
る。使用量は、化合物(1-3)に対して1〜5倍モルであ
るが;化合物(1-1)に対して1〜2倍モルが好ましい。
反応温度は、特に限定されないが、氷冷温度から使用す
る溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;氷冷温度〜室温
が好ましい。
【0084】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常0.3〜2時間であるる。合成法6及び
7によって製造された目的の化合物(1-5)は、反応終了
後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宜精製することができる。化合物(1-5)として
は、後述の表2〜18中に示した化合物{(1a-7),(1a-
8),(1a-17),(1a-18),(1a-25),(1a-26),(1a-29),(1a-3
0),(1a-40),(1a-41),(1a-47),(1a-48),(1a-55),(1a-5
6),(1a-63),(1a-64),(1a-74) 〜(1a-76),(1a-86) 〜(1a
-88),(1a-92) 〜(1a-97),(1a-110)〜(1a-112),(1a-122)
〜(1a-124),(1a-134) 〜(1a-136),(1a-147) },化合物
(1b-4), 化合物(1c-4)などを挙げることができる。
【0085】本発明の化合物(1)で防除効果が認めら
れる農園芸における有害生物としては、農園芸害虫〔例
えば、半翅目(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,
コナジラミ類など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,
ハマキムシ類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチ
ョウなど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,
ハムシ類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミ
カンハダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビ
ダニなど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリ
など)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類
など)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチ
ュウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病
原菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュ
ウリべと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げる
ことができる。
【0086】本発明の農園芸用の有害生物防除剤は、特
に、殺虫・殺ダニ・殺菌効果が顕著であり、化合物
(1)の1種以上を有効成分として含有するものであ
る。化合物(1)は、単独で使用することもできるが、
通常は常法によって、担体,界面活性剤,分散剤,補助
剤などを配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水
和剤,油性の懸濁液,エアゾールなどの組成物として調
製する)して使用することが好ましい。
【0087】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0088】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0089】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0090】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 参考例1〔化合物(2)の合成〕 (1) 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン〔化合物(2-1) 〕の合成 4,5−ジクロロ−6−エチルピリミジン(270g)
をジクロロメタン(750ml)に溶解し、30〜35
℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込んだ。反応
液に窒素ガスを吹き込み、溶存する過剰の塩素ガスを除
いた。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧蒸留することによって淡黄色の液体である目的物を
240g得た。
【0091】(2) 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオ
ロエチル)ピリミジン〔化合物(2-4) 〕の合成 4,5−ジクロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)ピリ
ミジン(2.1g)をジクロロメタン(15ml)に溶
解し、氷冷、攪拌下にジエチルアミノサルファートリフ
ルオライド(2.0g)を滴下し、さらに1時間室温で
攪拌して反応を完結した。反応液に冷水(20ml)を
加え、ジクロロメタン層を分取し、水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、
得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、クロロホルム溶出)で精製することによっ
て、淡黄色油状の液体である目的物を1.3g得た。
【0092】・b.p.229〜231℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.64〜1.81(d−d,3H)、5.84〜6.
19(d−q,1H)、8.92(s,1H)
【0093】(3) 5−クロロ−4−フルオロ−6−(1
−フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(2-5) 〕の合成 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミ
ジン(1.3g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
0ml)に溶解し、セシウムフルオライド(4.0g)
を加え、室温で1時間半攪拌して反応を完結した。反応
液に冷水(10ml)を加え、分離した油状物をトルエ
ンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、クロロホ
ルム溶出)で精製することによって、淡黄色油状の液体
である目的物を1.0g得た。
【0094】・b.p.192〜194℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.66〜1.82(d−d,3H)、5.85〜6.
21(d−q,1H)、8.83(s,1H)
【0095】(4) 6−(1−アセトキシエチル)−4,
5−ジクロロピリミジン〔化合物(2-6) 〕の合成 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリミジ
ン(10.2g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
50ml)に溶解し、酢酸カリウム(12.0g)と炭
酸カリウム(3.0g)を加え、約60℃で3時間攪拌
した。反応液に水(200ml)を加え、分離する油状
物をトルエンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、淡黄色の液体である目的物を5.2g得
た。
【0096】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.55〜1.62(d,3H)、2.15(s,3
H)、6.00〜6.12(q,1H)、8.84
(s,1H)
【0097】(5) 4,5−ジクロロ−6−(1−ヒドロ
キシエチル)ピリミジン〔化合物(2-7) 〕の合成 6−(1−アセトキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(4.0g)をテトラヒドロフラン(50ml)
に溶解し、攪拌下に1N−水酸化ナトリウム水溶液(3
0ml)をゆっくりと滴下した。滴下後、更に1時間室
温で攪拌し、反応を完結した。次いで、酢酸エチルで目
的物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧下に溶媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=5:1溶出)で精製することによって、淡黄色
の液体である目的物を2.8g得た。
【0098】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.47〜1.52(d,3H)、3.76〜3.85
(d,1H)、5.17〜5.25(m,1H)、8.
88(s,1H)
【0099】(6) 表1中のその他の原料化合物(2)の
合成 前記(1) 〜(5) と同様の方法で、表1中のその他の原料
化合物(2)を合成した。
【0100】
【表1】
【0101】実施例1〔化合物(1)の合成〕 参考例1で得た化合物(2)を用いて、目的化合物
(1)を合成した。 (1)4−(4−cis−tert−ブチルシクロヘキシ
ルアミノ)−5−クロロ−6−(1−クロロエチル)ピ
リミジン〔化合物(1a-1)〕及び4−(4−trans−
tert−ブチルシクロヘキシルアミノ)−5−クロロ
−6−(1−クロロエチル)ピリミジン〔化合物(1a-
2)〕の合成 4−tert−ブチルシクロヘキシルアミン(cis体
とtrans体との混合物3.6g)とトリエチルアミ
ン(3g)とをトルエン(20ml)に溶解し、4,5
−ジクロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジン
(6.3g)を加え、約60℃で4時間加熱攪拌した。
反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化
合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン溶出)で精
製することによって、第2留分から無色油状液体の化合
物(1a-1)(cis体)を1.3g得、第1留分から無色
結晶の化合物(1a-2)(trans体)を0.9g得た。
【0102】〔化合物(1a-1)〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.85(s,9H)、1.08〜1.28(m,2
H)、1.52〜1.78(m,5H)、1.80〜
1.82(d,3H)、1.93〜2.05(m,2
H)、4.30〜4.39(m,1H)、5.35〜
5.46(q,1H)、5.64〜5.78(m,1
H)、8.50(s,1H)
【0103】〔化合物(1a-2)〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.90(s,9H)、1.15〜1.23(m,5
H)、1.82〜1.85(d,3H)、1.79〜
1.94(m,2H)、2.12〜2.20(m,2
H)、3.86〜4.00(m,1H)、5.22〜
5.31(m,1H)、5.32〜5.41(q,1
H)、8.50(s,1H)
【0104】(2)6−(1−アセトキシエチル)−4−
(4−cis−tert−ブチルシクロヘキシルアミ
ノ)−5−クロロピリミジン〔化合物(1a-3)〕の合成 化合物(1a-1)(1.1g)をN,N−ジメチルホルムア
ミド(30ml)に溶解し、酢酸カリウム(0.5g)
と無水炭酸カリウム(0.7g)とを加え、約60℃で
4時間加熱攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、無色結晶である目的化合物を0.5g得
た。
【0105】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.87(s,9H)、1.05〜1.21(m,2
H)、1.54〜1.56(d,3H)、1.57〜
1.75(m,5H)、1.90〜2.02(m,2
H)、2.13(s,3H)、4.29〜4.39
(m,1H)、5.62〜5.82(m,1H)、5.
99〜6.05(q,1H)、8.47(s,1H)
【0106】(3)6−(1−アセトキシエチル)−4−
(4−trans−tert−ブチルシクロヘキシルア
ミノ)−5−クロロピリミジン〔化合物(1a-4)〕の合成 化合物(1a-2)(0.69g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(30ml)に溶解し、酢酸カリウム(0.3
g)と無水炭酸カリウム(0.4g)とを加え、約60
℃で4時間加熱攪拌した。反応終了後、反応混合物に水
を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−
200、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製
することによって、無色結晶である目的化合物を0.6
8g得た。
【0107】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.87(s,9H)、1.12〜1.26(m,5
H)、1.52〜1.55(d,3H)、1.79〜
1.91(m,2H)、2.13(s,3H)、2.1
0〜2.21(m,2H)、3.82〜3.99(m,
1H)、5.22〜5.32(m,1H)、5.99〜
6.07(q,1H)、8.46(s,1H)
【0108】(4)4−(4−cis−tert−ブチル
シクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−(1−ヒド
ロキシエチル)ピリミジン〔化合物(1a-5)〕の合成 化合物(1a-3)(0.15g)をエタノール(10ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を
加え、約40℃で2時間加熱攪拌した。反応終了後、反
応混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出
し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=1
0:1溶出)で精製することによって、無色結晶である
目的化合物を0.10g得た。
【0109】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.87(s,9H)、1.05〜1.31(m,2
H)、1.41〜1.44(d,3H)、1.52〜
1.79(m,5H)、1.92〜2.05(m,2
H)、4.12〜4.18(d,1H)、4.30〜
4.39(m,1H)、4.29〜5.05(q,1
H)、5.61〜5.72(m,1H)、8.46
(s,1H)
【0110】(5)4−(4−trans−tert−ブ
チルシクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−(1−
ヒドロキシエチル)ピリミジン〔化合物(1a-6)〕の合成 化合物(1a-4)(0.68g)をエタノール(20ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を
加え、約40℃で2時間加熱攪拌した。反応終了後、反
応混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出
し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=1
0:1溶出)で精製することによって、無色油状液体で
ある目的化合物を0.60g得た。
【0111】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.87(s,9H)、1.11〜1.37(m,5
H)、1.40〜1.43(d,3H)、1.72〜
1.95(m,2H)、2.08〜2.22(m,2
H)、3.82〜4.00(m,1H)、4.12〜
4.18(d,1H)、4.92〜5.02(q,1
H)、5.20〜5.33(m,1H)、8.44
(s,1H)
【0112】(6)4−(4−cis−tert−ブチル
シクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−(1−フル
オロエチル)ピリミジン〔化合物(1a-7)〕の合成 化合物(1a-5)(0.15g)をクロロホルム(10m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、ジエチルアミノサルファー
トリフルオライド(DAST)(0.1g)を滴下し、
室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌下、反応
混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層を分取し
て水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減
圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワ
コーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=10:1
溶出)で精製することによって、無色油状液体である目
的化合物を0.10g得た。
【0113】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.89(s,9H)、1.02〜1.30(m,2
H)、1.62〜1.73(d−d,3H)、1.42
〜1.79(m,5H)、1.91〜2.05(m,2
H)、4.30〜4.40(m,1H)、5.65〜
5.76(m,1H)、5.76〜6.02(d−q,
1H)、8.52(s,1H)
【0114】(7)4−(4−trans−tert−ブ
チルシクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−(1−
フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(1a-8)〕の合成 化合物(1a-6)(0.60g)を塩化メチレン(10m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.4g)を滴
下し、室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、塩化メチレン層
を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
10:1溶出)で精製することによって、無色油状液体
である目的化合物を0.23g得た。
【0115】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.87(s,9H)、0.98〜1.32(m,5
H)、1.60〜1.71(d−d,3H)、1.72
〜1.93(m,2H)、2.02〜2.24(m,2
H)、3.81〜4.01(m,1H)、5.21〜
5.37(m,1H)、5.75〜6.02(d−q,
1H)、8.51(s,1H)
【0116】(8)6−(1−クロロエチル)−5−クロ
ロ−4−(4−cis−フェニルシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-11) 〕及び6−(1−クロ
ロエチル)−5−クロロ−4−(4−trans−フェ
ニルシクロヘキシルアミノ)ピリミジン〔化合物(1a-1
2) 〕の合成 4−フェニルシクロヘキシルアミン(cis体とtra
ns体との混合物4.0g)とトリエチルアミン(3
g)とをトルエン(20ml)に溶解し、4,5−ジク
ロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジン(6.0
g)を加え、約60℃で4時間加熱攪拌した。反応終了
後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を抽
出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、トルエン溶出)で精製するこ
とによって、第2留分から無色油状液体の化合物11
(cis体)を2.6g得、第1留分から無色結晶の化
合物12(trans体)を1.9g得た。
【0117】〔化合物(1a-11) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.67〜1.90(m,6H)、1.83〜1.86
(d,3H)、2.01〜2.06(m,2H)、2.
62〜2.67(m,1H)、4.40〜4.50
(m,1H)、5.39〜5.46(q,1H)、5.
78〜5.82(m,1H)、7.16〜7.36
(m,5H)、8.54(s,1H)
【0118】〔化合物(1a-12) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.34〜1.48(m,2H)、1.61〜1.77
(m,2H)、1.83〜1.85(d,3H)、1.
97〜2.02(m,2H)、2.22〜2.27
(m,2H)、2.50〜2.60(m,1H)、4.
04〜4.15(m,1H)、5.35〜5.45
(m,1H)、5.37〜5.45(q,1H)、7.
17〜7.33(m,5H)、8.54(s,1H)
【0119】(9)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(4−cis−フェニルシクロヘキシルア
ミノ)ピリミジン〔化合物(1a-13) 〕及び6−(1−ア
セトキシエチル)−5−クロロ−4−(4−trans
−フェニルシクロヘキシルアミノ)ピリミジン〔化合物
(1a-14)〕の合成 4−フェニルシクロヘキシルアミン(cis体とtra
ns体との混合物4.0g)とトリエチルアミン(3
g)とをトルエン(20ml)に溶解し、6−(1−ア
セトキシエチル)−4,5−ジクロロピリミジン(5.
4g)を加え、約60℃で4時間加熱攪拌した。反応終
了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を
抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
5:1溶出)で精製することによって、第2留分から淡
黄色油状液体の化合物13(cis体)を2.8g得、
第1留分から無色結晶の化合物14(trans体)を
2.0g得た。
【0120】〔化合物(1a-13) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.55〜1.57(d,3H)、1.60〜1.94
(m,6H)、2.00〜2.09(m,2H)、2.
12(s,3H)、2.58〜2.74(m,1H)、
4.35〜4.45(m,1H)、5.68〜5.78
(m,1H)、6.00〜6.08(q,1H)、7.
12〜7.32(m,5H)、8.50(s,1H)
【0121】〔化合物(1a-14) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.31〜1.50(m,2H)、1.52〜1.55
(d,3H)、1.59〜1.80(m,2H)、1.
89〜2.04(m,2H)、2.12(s,3H)、
2.17〜2.31(m,2H)、2.48〜2.62
(m,1H)、4.00〜4.19(m,1H)、5.
28〜5.37(m,1H)、5.98〜6.06
(q,1H)、7.10〜7.32(m,5H)、8.
54(s,1H)
【0122】(10)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエ
チル)−4−(4−cis−フェニルシクロヘキシルア
ミノ)ピリミジン〔化合物(1a-15) 〕及び5−クロロ−
6−(1−ヒドロキシエチル)−4−(4−trans
−フェニルシクロヘキシルアミノ)ピリミジン〔化合物
(1a-16) 〕の合成 4−フェニルシクロヘキシルアミン(cis体とtra
ns体との混合物4.0g)とトリエチルアミン(3
g)とをトルエン(20ml)に溶解し、4,5−ジク
ロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)ピリミジン(4.
4g)を加え、約60℃で4時間加熱攪拌した。反応終
了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を
抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
5:1溶出)で精製することによって、第2留分から無
色油状液体の化合物15(cis体)を2.4g得、第
1留分から無色結晶の化合物16(trans体)を
1.5g得た。
【0123】〔化合物(1a-15) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.43〜1.45(d,3H)、1.56〜1.90
(m,6H)、1.98〜2.12(m,2H)、2.
63〜2.67(m,1H)、4.17〜4.20
(d,1H)、4.42〜4.45(m,1H)、4.
96〜5.04(m,1H)、5.65〜5.78
(m,1H)、7.16〜7.36(m,5H)、8.
48(s,1H)
【0124】〔化合物(1a-16) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.39〜1.48(m,2H)、1.42〜1.44
(d,3H)、1.62〜1.76(m,2H)、1.
98〜2.02(m,2H)、2.23〜2.30
(m,2H)、2.51〜2.60(m,1H)、4.
08〜4.14(m,1H)、4.17〜4.20
(d,1H)、4.95〜5.05(m,1H)、5.
30〜5.33(m,1H)、7.18〜7.34
(m,5H)、8.47(s,1H)
【0125】(11)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−(4−cis−フェニルシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-17) 〕の合成 化合物(1a-11) (1.8g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(20ml)に溶解し、セシウムフルオライド
(1.4g)を加え、100〜120℃で6時間加熱攪
拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエン
で目的物化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣
をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエ
ン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製することによっ
て、無色油状液体である目的化合物を1.1g得た。
【0126】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.61〜1.95(m,6H)、1.71〜1.76
(d−d,3H)、2.02〜2.06(m,2H)、
2.64〜2.68(m,1H)、4.42〜4.45
(m,1H)、5.78〜5.81(m,1H)、5.
81〜6.03(d−q,1H)、7.19〜7.36
(m,5H)、8.54(s,1H)
【0127】(12)5−クロロ−4−(4−cis−フェ
ニルシクロヘキシルアミノ)−6−(1−メトキシエチ
ル)ピリミジン〔化合物(1a-19) 〕の合成 化合物(1a-11) (0.7g)をメタノール(30ml)
に溶解し、28%ナトリウムメチラート(メタノール溶
液)(0.5g)を加え、約60℃で3時間加熱攪拌し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣
に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で
精製することによって、無色液体である目的化合物を
0.5g得た。
【0128】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.46〜1.48(d,3H)、1.62〜1.98
(m,6H)、2.00〜2.12(m,2H)、2.
60〜2.72(m,1H)、3.33(s,3H)、
4.37〜4.49(m,1H)、4.73〜4.80
(q,1H)、5.68〜5.75(m,1H)、7.
19〜7.36(m,5H)、8.55(s,1H)
【0129】(13)5−クロロ−4−(4−trans−
フェニルシクロヘキシルアミノ)−6−(1−メトキシ
エチル)ピリミジン〔化合物(1a-20) 〕の合成 化合物(1a-12) (1.0g)をメタノール(30ml)
に溶解し、28%ナトリウムメチラート(メタノール溶
液)(0.7g)を加え、約60℃で3時間加熱攪拌し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣
に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で
精製することによって、無色結晶である目的化合物を
0.5g得た。
【0130】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.31〜1.57(m,2H)、1.45〜1.48
(d,3H)、1.62〜1.81(m,2H)、1.
95〜2.06(m,2H)、2.20〜2.32
(m,2H)、2.50〜2.74(m,1H)、3.
32(s,1H)、4.08〜4.20(m,1H)、
4.72〜4.79(q,1H)、5.27〜5.38
(m,1H)、7.20〜7.33(m,5H)、8.
54(s,1H)
【0131】(14)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−(4−cis−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-25) 〕の合成 5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)−4−(4
−cis−メチルシクロヘキシルアミノ)ピリミジン化
合物(0.3g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷攪拌下、ジエチルアミノサルファートリフルオ
ライド(DAST)(0.3g)を滴下し、室温で4時
間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌下、反応混合物にゆ
っくりと水を加え、ジクロロメタン層を分取して水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、酢酸エチル:トルエン=10:1溶出)
で精製することによって、無色結晶である目的化合物を
0.25g得た。
【0132】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.95〜0.98(d,3H)、1.19〜1.26
(m,3H)、1.61〜1.72(d−d,3H)、
1.36〜1.89(m,6H)、4.15〜4.34
(m,1H)、5.53〜5.70(m,1H)、5.
77〜6.02(d−q,1H)、8.52(s,1
H)
【0133】(15)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−(4−trans−メチルシクロヘキシルア
ミノ)ピリミジン〔化合物(1a-26) 〕の合成 5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)−4−(4
−trans−メチルシクロヘキシルアミノ)ピリミジ
ン化合物(1.3g)をジクロロメタン(20ml)に
溶解し、氷冷攪拌下、DAST(1.0g)を滴下し、
室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌下、反応
混合物にゆっくりと水を加え、ジクロロメタン層を分取
して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、酢酸エチル:トルエン=1
0:1溶出)で精製することによって、無色結晶である
目的化合物を0.87g得た。
【0134】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.92〜0.98(d,3H)、1.10〜1.60
(m,9H)、1.69〜2.06(d−d,3H)、
1.65〜2.06(m,2H)、2.02〜2.16
(m,2H)、3.89〜4.05(m,1H)、5.
23〜5.38(m,1H)、5.76〜6.01(d
−q,1H)、8.51(s,1H)
【0135】(16)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−(4−cis−n-ペンチルシクロヘキシルア
ミノ)ピリミジン〔化合物(1a-29) 〕及び5−クロロ−
6−(1−フルオロエチル)−4−(4−trans−
n-ペンチルシクロヘキシルアミノ)ピリミジン〔化合物
(1a-30) 〕の合成 化合物(1a-143)(0.5g)をジクロロメタン(50m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.5g)を滴
下し、室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、ジクロロメタン
層を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラム(ワコーゲルC−200、酢酸エチル:トルエン
=10:1溶出)で精製することによって、第2留分か
ら無色油状物である目的化合物(1a-29) (cis体)を
0.05g得、第1留分から無色油状物である目的化合
物(1a-30) (trans体)を0.13g得た。
【0136】〔化合物(1a-29) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.86〜0.92(m,3H)、1.00〜1.50
(m,13H)、1.59〜1.70(d−d,3
H)、1.51〜1.89(m,4H)、4.21〜
4.37(m,1H)、5.60〜5.72(m,1
H)、5.89〜6.13(d−q,1H)、8.52
(s,1H)
【0137】〔化合物(1a-30) 〕1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 0.73〜1.00(m,3H)、1.00〜1.49
(m,13H)、1.60〜1.72(d−d,3
H)、1.72〜1.90(m,2H)、1.92〜
2.18(m,2H)、3.85〜4.04(m,1
H)、5.20〜5.39(m,1H)、5.76〜
6.02(d−q,1H)、8.51(s,1H)
【0138】(17)5−クロロ−4−(4−cis−te
rt−ブチルシクロヘキシルアミノ)−6−(1−メチ
ルチオエチル)ピリミジン〔化合物(1a-31) 〕の合成 化合物(1a-11) (1.0g)をテトラヒドロフラン(2
0ml)に溶解し、15%−メチルメルカプタンナトリ
ウム水溶液(1.6g)を加え、室温で6時間攪拌し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣
に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=20:1溶出)
で精製することによって、無色液体である目的化合物を
1.0g得た。
【0139】(18)5−クロロ−4−(4−trans−
tert−ブチルシクロヘキシルアミノ)−6−(1−
メチルチオエチル)ピリミジン〔化合物(1a-32) 〕の合
成 化合物(1a-12) (1.0g)をテトラヒドロフラン(2
0ml)に溶解し、15%−メチルメルカプタンナトリ
ウム水溶液(1.6g)を加え、室温で6時間攪拌し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣
に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=20:1溶出)
で精製することによって、無色結晶である目的化合物を
0.5g得た。
【0140】(19)5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)−4−(4−エチルシクロヘキシルアミノ)ピリミ
ジン〔化合物(1a-37) 〕の合成 4−エチルシクロヘキシルアミン(2.0g)をトルエ
ン(20ml)とトリエチルアミン(10ml)との混
合液に溶解し、4,5−ジクロロ−6−(1−クロロエ
チル)ピリミジン(14g)を加え、約60℃で4時間
攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエ
ンで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣
をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエ
ン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製することによっ
て、無色油状液体である目的化合物を3.0g得た。
【0141】(20)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(4−エチルシクロヘキシルアミノ)ピリ
ミジン〔化合物(1a-38) 〕の合成 化合物(1a-37) (3.0g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(100ml)に溶解し、酢酸カリウム(5g)
と無水炭酸カリウム(3g)とを加え、約60℃で6時
間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢酸
エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、トル
エン:酢酸エチル=3:1溶出)で精製することによっ
て、無色油状液体である目的化合物を2.5g得た。
【0142】(21)5−クロロ−4−(4−エチルシクロ
ヘキシルアミノ)−6−(1−ヒドロキシエチル)ピリ
ミジン〔化合物(1a-39) 〕の合成 化合物(1a-38) (2.5g)をエタノール(100m
l)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(50m
l)を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応
混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧
下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコ
ーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1溶
出)で精製することによって、無色油状液体である目的
化合物を1.9g得た。
【0143】(22)5−クロロ−4−(4−エチルシクロ
ヘキシルアミノ)−6−(1−フルオロエチル)ピリミ
ジン〔化合物(1a-40) 〕の合成 化合物(1a-39) (1.9g)をクロロホルム(50m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(2.0g)を滴
下し、室温で5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層
を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
3:1溶出)で精製することによって、無色油状液体で
ある目的化合物を1.5g得た。
【0144】(23)4−(4−cis−tert−ブチル
シクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−(1−フル
オロエチル)ピリミジン塩酸塩〔化合物(1a-41) 〕の合
成 4−(4−cis−tert−ブチルシクロヘキシルア
ミノ)−5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリ
ミジン(0.4g)をジエチルエーテル(50ml)に
溶解し、氷冷攪拌下、塩素ガスを吹き込んだ。得られた
無色結晶をヘキサンで洗浄することによって、無色結晶
である目的化合物を0.22g得た。
【0145】元素分析 ・Calcd for C16H25N3ClF ;C.54.89 :H.7.14:
N.12.00 ・Found ;C.54.38 :H.7.49:
N.11.85
【0146】(24)4〔4−(5−クロロ−6−(1−ク
ロロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シクロヘ
キシルアミノ〕−5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)ピリミジン〔化合物(1a-42) 〕の合成 1,4−シクロヘキサンジアミン(10g)をトルエン
(100ml)とトリエチルアミン(10ml)との混
合液に溶解し、4,5−ジクロロ−6−(1−クロロエ
チル)ピリミジン(10g)を加え、室温で4時間攪拌
した。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエンで
目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシ
リカゲルカラム(ワコーゲルC−200、酢酸エチル溶
出)で精製することによって、無色粘稠液体である目的
化合物を8.0g得た。
【0147】(25)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−〔4−(5−クロロ−6−(1−クロロエ
チル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シクロヘキシル
アミノ〕ピリミジン〔化合物(1a-43) 〕及び6−(1−
アセトキシエチル)−5−クロロ−4−〔4−(5−ク
ロロ−6−(1−アセトキシエチル)ピリミジン−4−
イル−アミノ)シクロヘキシルアミノ〕ピリミジン〔化
合物(1a-44) 〕の合成 化合物(1a-42) (0.15g)をN,N−ジメチルホル
ムアミド(20ml)に溶解し、酢酸カリウム(0.1
6g)と無水炭酸カリウム(0.1g)とを加え、約6
0℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を
加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−
200、酢酸エチル溶出)で精製することによって、第
1留分から無色粘稠液体である目的化合物(1a-43)を
0.06g得、第2留分から無色液体である目的化合物
(1a-44) を0.08g得た。
【0148】(26)5−クロロ−4−〔4−(5−クロロ
−6−(1−クロロエチル)ピリミジン−4−イル−ア
ミノ)シクロヘキシルアミノ〕−6−(1−ヒドロキシ
エチル)ピリミジン〔化合物(1a-45) 〕の合成 化合物(1a-43) (0.06g)をエタノール(20m
l)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(20m
l)を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応
混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧
下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコ
ーゲルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することに
よって、ガラス状固体である目的化合物を0.06g得
た。
【0149】(27)5−クロロ−4−〔4−(5−クロロ
−6−(1−ヒドロキシエチル)ピリミジン−4−イル
−アミノ)シクロヘキシルアミノ〕−6−(1−ヒドロ
キシエチル)ピリミジン〔化合物(1a-46) 〕の合成 化合物(1a-44) (0.08g)をエタノール(20m
l)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(20m
l)を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応
混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧
下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコ
ーゲルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することに
よって、ガラス状固体である目的化合物を0.08g得
た。
【0150】(28)5−クロロ−4−〔4−(5−クロロ
−6−(1−クロロエチル)ピリミジン−4−イル−ア
ミノ)シクロヘキシルアミノ〕−6−(1−フルオロエ
チル)ピリミジン〔化合物(1a-47) 〕の合成 化合物(1a-45) (0.06g)をクロロホルム(10m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.1g)を滴
下し、室温で5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層
を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
1:1溶出)で精製することによって、無色粘稠液体で
ある目的化合物を0.06g得た。
【0151】(29)5−クロロ−4−〔4−(5−クロロ
−6−(1−フルオロエチル)ピリミジン−4−イル−
アミノ)シクロヘキシルアミノ〕−6−(1−フルオロ
エチル)ピリミジン〔化合物(1a-48) 〕の合成 化合物(1a-45) (0.08g)をクロロホルム(10m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.1g)を滴
下し、室温で5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層
を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
1:1溶出)で精製することによって、無色粘稠液体で
ある目的化合物を0.08g得た。
【0152】(30)4−(4−n−ブトキシシクロヘキシ
ルアミノ)−5−クロロ−6−(1−クロロエチル)ピ
リミジン〔化合物(1a-65) 〕の合成 4−n−ブトキシシクロヘキシルアミン(1.4g)を
トルエン(20ml)とトリエチルアミン(10ml)
との混合液に溶解し、4,5−ジクロロ−6−(1−ク
ロロエチル)ピリミジン(2g)を加え、約60℃で4
時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、ト
ルエンで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、トル
エン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製することによ
って、無色液体である目的化合物を1.1g得た。
【0153】(31)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(4−n−ブトキシシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-68) 〕の合成 化合物(1a-65) (1.1g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(50ml)に溶解し、酢酸カリウム(1.8
g)と無水炭酸カリウム(0.9g)とを加え、約60
℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=5:1溶出)で精製するこ
とによって、無色油状液体である目的化合物を1.2g
得た。
【0154】(32)4−(4−n−ブトキシシクロヘキシ
ルアミノ)−5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチ
ル)ピリミジン〔化合物(1a-71) 〕の合成 化合物(1a-68) (1.2g)をエタノール(30ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(30ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で
精製することによって、無色油状液体である目的化合物
を0.5g得た。
【0155】(33)4−(4−n−ブトキシシクロヘキシ
ルアミノ)−5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)
ピリミジン〔化合物(1a-74) 〕の合成 化合物(1a-71) (0.5g)をクロロホルム(30m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.3g)を滴
下し、室温で5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層
を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に
溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=
3:1溶出)で精製することによって、無色油状液体で
ある目的化合物を0.5g得た。
【0156】(34)4−〔4−クロロ−6−(1−クロロ
エチル)ピリミジン−4−イル−アミノ〕シクロヘキサ
ンカルボン酸エチルエステル〔化合物(1a-77) 〕の合成 エチル−4−アミノシクロヘキサンカルボキシレート
(2.0g)をトルエン(30ml)とトリエチルアミ
ン(10ml)との混合液に溶解し、4,5−ジクロロ
−6−(1−クロロエチル)ピリミジン(3g)を加
え、約60℃で4時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、トルエンで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)
で精製することによって、無色液体である目的化合物を
2.8g得た。
【0157】(35)4−〔6−(1−アセトキシエチル)
−4−クロロピリミジン−4−イル−アミノ〕シクロヘ
キサンカルボン酸エチルエステル〔化合物(1a-80) 〕の
合成 化合物(1a-77) (2.8g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(100ml)に溶解し、酢酸カリウム(4.8
g)と無水炭酸カリウム(2.2g)とを加え、約60
℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で精製するこ
とによって、無色油状液体である目的化合物を1.2g
得た。
【0158】(36)4−〔4−クロロ−6−(1−ヒドロ
キシエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ〕シクロヘ
キサンカルボン酸〔化合物(1a-89) 〕の合成 化合物(1a-80) (1.2g)をエタノール(50ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(50ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することによっ
て、無色油状液体である目的化合物を1.2g得た。
【0159】(37)4−〔4−クロロ−6−(1−フルオ
ロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ〕シクロヘキ
サンカルボン酸〔化合物(1a-92) 〕の合成 化合物(1a-89) (1.2g)をジクロロメタン(30m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.8g)のジ
クロロメタン(10ml)をゆっくり滴下し、氷冷下で
5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌下、反応混合物
にゆっくりと水を加え、ジクロロメタン層を分取して水
洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下
で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコー
ゲルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することによ
って、無色油状液体である目的化合物を0.8g得た。
【0160】(38)4−〔4−クロロ−6−(1−フルオ
ロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ〕シクロヘキ
サンカルボン酸−tert−ブチルエステル〔化合物(1
a-95) 〕の合成 化合物(1a-92) (0.8g)をシクロヘキサン(5m
l)とジクロロメタン(3ml)との混合液に溶解し、
tert−ブチル−2,2,2−トリクロロアセトイミ
デート(1.1g)のシクロヘキサン溶液(6ml)及
び触媒量のボロントリフルオライド−ジエチルエーテル
−コンプレックスを加え、室温で12時間攪拌した。反
応終了後、反応混合物にゆっくりと水を加え、ジクロロ
メタン層を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=2:1 溶出)で精製することによって、無色
油状液体である目的化合物を0.8g得た。
【0161】(39)4−(4−アミノシクロヘキシルアミ
ノ)−5−クロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジ
ン〔化合物(1a-98) 〕の合成 1,4−シクロヘキサンジアミン(10g)をアセトニ
トリル(100ml)に溶解し、氷冷下、4,5−ジク
ロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジン(3.7
g)のアセトニトリル溶液(50ml)を滴下し、室温
で5時間攪拌した。反応終了後、減圧下で溶媒を留去
し、得られた残渣に水を加え、ジエチルエーテルで目的
化合物を抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ム(ワコーゲルC−200、酢酸エチル溶出)で精製す
ることによって、無色油状液体である目的化合物を5.
0g得た。
【0162】(40)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
クロロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シクロ
ヘキシル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド〔化合物
(1a-113)〕の合成 化合物(1a-98) (2.0g)をトルエン(50ml)と
トリエチルアミン(10ml)との混合液に溶解し、氷
冷下でピバロイルクロライド(0.8g)のトルエン溶
液(10ml)をゆっくり滴下し、室温で3時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目
的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=10:1 溶出)で精製することによって、無
色結晶である目的化合物を1.5g得た。
【0163】(41)N−〔4−(6−(1−アセトキシエ
チル)−5−クロロピリミジン−4−イル−アミノ)シ
クロヘキシル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド〔化
合物(1a-116)〕の合成 化合物(1a-113)(1.5g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(50ml)に溶解し、酢酸カリウム(2g)と
無水炭酸カリウム(1.2g)とを加え、約60℃で4
時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢
酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、ト
ルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で精製することによ
って、無色油状物である目的化合物を1.5g得た。
【0164】(42)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
ヒドロキシエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シ
クロヘキシル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド〔化
合物(1a-119)〕の合成 化合物(1a-116)(1.5g)をエタノール(50ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(50ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することによっ
て、無色結晶である目的化合物を1.5g得た。
【0165】(43)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
フルオロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シク
ロヘキシル〕−2,2−ジメチルプロパンアミド〔化合
物(1a-122)〕の合成 化合物(1a-119)(1.5g)をジクロロメタン(30m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(1.0g)を滴
下し、室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、ジクロロメタン
層を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラム(ワコーゲルC−200、酢酸エチル:トルエン
=2:1 溶出)で精製することによって、無色結晶で
ある目的化合物を0.6g得た。
【0166】(44)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
クロロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シクロ
ヘキシル〕−tert−ブチルオキシカルボキサミド
〔化合物(1a-125)〕の合成 化合物(1a-98) (1.0g)を1,4−ジオキサン(2
0ml)と水(20ml)とからなる溶液に溶解し、無
水炭酸ナトリウム(0.5g)及びジ−tert−ブチ
ルジカルボナート(1g)を加え、室温で3時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目
的物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチ
ル=10:1 溶出)で精製することによって、無色結
晶である目的化合物を0.6g得た。
【0167】(45)N−〔4−(6−(1−アセトキシエ
チル)−5−クロロピリミジン−4−イル−アミノ)シ
クロヘキシル〕−tert−ブチルオキシカルボキサミ
ド〔化合物(1a-128)〕の合成 化合物(1a-125)(0.6g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(30ml)に溶解し、酢酸カリウム(0.9
g)と無水炭酸カリウム(0.4g)とを加え、約60
℃で4時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=1:1溶出)で精製するこ
とによって、無色油状物である目的化合物を0.4g得
た。
【0168】(46)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
ヒドロキシエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シ
クロヘキシル〕−tert−ブチルオキシカルボキサミ
ド〔化合物(1a-131)〕の合成 化合物(1a-128)(0.4g)をエタノール(30ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(30ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、酢酸エチル溶出)で精製することによっ
て、無色結晶である目的化合物を0.3g得た。
【0169】(47)N−〔4−(5−クロロ−6−(1−
フルオロエチル)ピリミジン−4−イル−アミノ)シク
ロヘキシル〕−tert−ブチルオキシカルボキサミド
〔化合物(1a-134)〕の合成 化合物(1a-131)(0.3g)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(0.4g)を滴
下し、室温で4時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌
下、反応混合物にゆっくりと水を加え、ジクロロメタン
層を分取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラム(ワコーゲルC−200、酢酸エチル:トルエン
=2:1 溶出)で精製することによって、無色結晶で
ある目的化合物を0.3g得た。
【0170】(48)5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)−4−(4−n−ペンチルシクロヘキシルアミノ)
ピリミジン〔化合物(1a-137)〕の合成 4−n−ペンチルシクロヘキシルアミン(1.1g)を
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)とトリエチ
ルアミン(10ml)との混合液に溶解し、4,5−ジ
クロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジン(1.7
g)を加え、約60℃で4時間攪拌した。反応終了後、
反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を抽出
し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を
減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、トルエンで溶出)で精製する
ことによって、無色液体である目的化合物を1.6g得
た。
【0171】(49)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(4−n−ペンチルシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-140)〕の合成 化合物(1a-137)(1.5g)をN,N−ジメチルホルム
アミド(50ml)に溶解し、酢酸カリウム(2.3
g)と無水炭酸カリウム(1.4g)とを加え、約60
℃で4時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で精製するこ
とによって、無色油状物である目的化合物を1.5得
た。
【0172】(50)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエ
チル)−4−(4−n−ペンチルシクロヘキシルアミ
ノ)ピリミジン〔化合物(1a-143)〕の合成 化合物(1a-140)(1.5g)をエタノール(20ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(20ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1 溶出)
で精製することによって、無色油状物である目的化合物
を0.5g得た。
【0173】(51)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−(4−オキソシクロヘキシルアミノ)ピリミ
ジン〔化合物(1b-4)〕の合成 化合物(1c-4)(1.1g)をメタノール(20ml)に
溶解し、1N−塩酸(10ml)を加え、室温で5時間
攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で留去し、残渣か
ら酢酸エチルで目的化合物を抽出し、飽和炭酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=1:1 溶出)で精製することによって、無色
油状液体である目的化合物を0.4g得た。
【0174】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.60〜1.75(d−d,3H)、1.75〜1.
91(m,2H)、2.22〜2.58(m,6H)、
4.41〜4.61(m,1H)、5.28〜5.61
(m,1H)、5.78〜6.04(d−q,1H)、
8.55(s,1H)
【0175】(52)5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)−4−(1,4−ジオキサスピロ(4,5)デカン
−8−イル−アミノ)ピリミジン〔化合物(1c-1)〕の合
成 1,4−ジオキサスピロ(4,5)デカン−8−イル−
アミン(8.5g)をトリエチルアミン(20ml)に
溶解し、4,5−ジクロロ−6−(1−クロロエチル)
ピリミジン(14g)を加え、約60℃で4時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエンで目
的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=10:1 溶出)で精製することによって、無
色結晶である目的化合物を8.5g得た。
【0176】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.61〜1.85(m,6H)、1.82〜1.85
(d,3H)、2.04〜2.13(m,2H)、3.
95〜3.97(m,4H)、4.03〜4.22
(m,1H)、5.36〜5.44(m,1H)、5.
39〜5.41(m,1H)、8.52(s,1H)
【0177】(53)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−(1,4−ジオキサスピロ(4,5)デカ
ン−8−イル−アミノ)ピリミジン〔化合物(1c-2)〕の
合成 化合物(1c-1)(8.4g)をN,N−ジメチルホルムア
ミド(100ml)に溶解し、酢酸カリウム(12g)
と無水炭酸カリウム(7g)とを加え、約60℃で6時
間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢酸
エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−200、トル
エン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製することによ
って、無色油状液体である目的化合物を8.0得た。
【0178】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.41〜1.43(d,3H)、1.41〜1.83
(m,6H)、2.01〜2.15(m,2H)、2.
15(s,3H)、3.97〜4.00(m,4H)、
4.02〜4.20(m,1H)、5.31〜5.40
(m,1H)、5.99〜6.02(m,1H)、8.
47(s,1H)
【0179】(54)5−クロロ−4−(1,4−ジオキサ
スピロ(4,5)デカン−8−イル−アミノ)−6−
(1−ヒドロキシエチル)ピリミジン〔化合物(1c-3)〕
の合成 化合物(1c-2)(8.0g)をエタノール(100ml)
に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液(50ml)
を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:1 溶出)
で精製することによって、無色油状液体である目的化合
物を6.2g得た。
【0180】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.41〜1.43(d,3H)、1.65〜1.89
(m,6H)、2.05〜2.14(m,2H)、3.
97〜4.12(m,4H)、4.12〜4.21
(m,1H)、4.97〜4.99(m,1H)、5.
30〜5.41(m,1H)、5.41〜5.52
(m,1H)、8.46(s,1H)
【0181】(55)5−クロロ−4−(1,4−ジオキサ
スピロ(4,5)デカン−8−イル−アミノ)−6−
(1−フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(1c-4)〕の
合成 化合物(1c-3)(6.2g)をクロロホルム(100m
l)に溶解し、氷冷攪拌下、DAST(4g)を滴下
し、室温で5時間攪拌した。反応終了後、氷冷攪拌下、
反応混合物にゆっくりと水を加え、クロロホルム層を分
取して水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=3:
1 溶出)で精製することによって、無色油状液体であ
る目的化合物を5.2g得た。
【0182】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.51〜1.89(m,6H)、1.70〜1.78
(d−d,3H)、2.02〜2.14(m,2H)、
3.92〜4.08(m,4H)、4.08〜4.25
(m,1H)、5.28〜5.48(m,1H)、5.
74〜6.02(d−q,1H)、8.53(s,1
H)
【0183】(56)表2〜18中のその他の化合物(1)
の合成 前記(1) 〜(55)に記載の方法に準じて、表2〜18中の
その他の化合物(1)を合成した。以上のようにした合
成した化合物を表2〜18に示す。
【0184】
【表2】
【0185】
【表3】
【0186】
【表4】
【0187】
【表5】
【0188】
【表6】
【0189】
【表7】
【0190】
【表8】
【0191】
【表9】
【0192】
【表10】
【0193】
【表11】
【0194】
【表12】
【0195】
【表13】
【0196】
【表14】
【0197】
【表15】
【0198】
【表16】
【0199】
【表17】
【0200】
【表18】
【0201】実施例2〔製剤の調製〕 (1) 粒剤の調製 化合物(1a-1)を5重量部,ベントナイト35重量部,タ
ルク57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花
王株式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ
2重量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混
練した後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0202】(2) 水和剤の調製 化合物(1a-1)を10重量部,カオリン70重量部,ホワ
イトカーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商
品名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商
品名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合
し、次いで粉砕して水和剤を得た。
【0203】(3) 乳剤の調製 化合物(1a-1)を20重量部及びキシレン70重量部に、
トキサノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加
えて均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0204】(4) 粉剤の調製 化合物(1a-1)を5重量部,タルク50重量部及びカオリ
ン45重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0205】実施例3〔効力試験〕 (1) ハスモンヨトウに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜18に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で各々500ppmに希釈し、これらの各薬液中にダイ
ズ本葉を30秒間浸漬し、各プラスチックカップに1枚
づつ入れて風乾した。 これらのカップ内に各々10頭
のハスモンヨトウ(2齢幼虫)を放って蓋をし、25℃
の定温室に放置し、2日後に各カップ内の生死虫数を数
えて殺虫率を求めた。殺虫効果の評価は、殺虫率の範囲
によって、4段階(A:100%,B:100未満〜8
0%,C:80未満〜60%,D:60%未満)で示し
た。これらの結果を表19に示す。
【0206】
【表19】
【0207】(2) コナガに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜18に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で300ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ
葉片(5×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチック
カップに一枚づつ入れて風乾した。次に、これらのカッ
プ内に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋を
し、25℃の定温室に放置し、2日後に各カップの生死
虫数を数えて死虫率を求めた。殺虫効果の評価の結果
を、前記の(1) に記載した4段階の評価方法で表20に
示す。
【0208】
【表20】
【0209】(3) トビイロウンカに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜18に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で各々300ppmに希釈し、これらの各薬液中にイネ
稚苗を30秒間づつ浸漬して風乾後、それぞれのガラス
円筒に挿入した。次に、各円筒にトビイロウンカ(4齢
幼虫)を10頭放って多孔質の栓をし、25℃の定温室
に放置し、4日後に生死虫数を数えて殺虫率を求めた。
殺虫効果の評価の結果を、前記の(1) に記載した4段階
の評価方法で表21に示す。
【0210】
【表21】
【0211】(4) ツマグロヨコバイに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜18に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で各々300ppmに希釈し、これらの各薬液中にイネ
稚苗を30秒間づつ浸漬して風乾後、それぞれのガラス
円筒に挿入した。次に、各円筒にツマグロヨコバイ(4
齢幼虫)を10頭放って多孔質の栓をし、25℃の定温
室に放置し、4日後に生死虫数を数えて殺虫率を求め
た。殺虫効果の評価の結果を、前記の(1) に記載した4
段階の評価方法で表22に示す。
【0212】
【表22】
【0213】(5) ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜18に示す化合物
(1)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水
で300ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭の
ナミハダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径2
0mm)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉
片を25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における
生死虫数を数えて殺ダニ率を求めた。
【0214】殺ダニ効果の評価は、殺ダニ率の範囲によ
って、4段階(A:100%,B:100未満〜80
%,C:80未満〜60%,D:60%未満)で示し
た。殺ダニ効果の評価の結果を表23に示す。
【0215】
【表23】
【0216】(6) イネいもち病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
イネ(品種;日本晴)を育成し、1.5葉期の幼植物体
に、実施例2に準じて調製した表2〜18で示した化合
物(1)の各水和剤を、界面活性剤(0.01%)を含
む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり20mlづ
つ散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次い
で、罹病葉から調製したイネいもち病菌の分生胞子懸濁
液を植物葉に均一に噴霧接種した。接種後、5日間28
℃湿室内で育成し、葉に現れたイネいもち病病斑の程度
を調査した。
【0217】殺菌効果の評価は、無処理区の病斑の程度
と比較して、6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が
60%程度、2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積
が20%程度、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無
し)で示した。その結果を表24に示す。
【0218】
【表24】
【0219】(7) コムギ赤さび病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜18で
示した化合物(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子懸濁液(7×10
4 胞子/ml)を植物体に均一に噴霧接種した。接種
後、1週間ガラス温室内で育成し、第一葉に現れたコム
ギ赤さび病病斑の程度を調査した。その結果を、前記の
(6) に記載した6段階の評価方法で、表25に示す。
【0220】
【表25】
【0221】
【発明の効果】本発明の新規な4−シクロヘキシルアミ
ノピリミジン誘導体は、殺虫,殺ダニ,殺菌などの優れ
た効果を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 239/42 A01N 43/54 C07D 405/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 [式中の各置換基は、次の通りである。R1 は、ハロゲ
    ン原子,炭素数2〜5個のアシルオキシ基,水酸基,炭
    素数1〜4個のアルコキシ基,又は炭素数1〜4個のア
    ルキルチオ基を表す。Qは、次式(Qa): 【化2】 〔式中、R2 は、炭素数1〜8個のアルキル基,フェニ
    ル基,ピリミジニルアミノ基,炭素数1〜6個のアルコ
    キシ基,COOR3 基(R3 は、炭素数1〜4個のアル
    キル基,又は水素原子を表す。),アミノ基,又はNH
    COR4 基(R4は、炭素数1〜8個のアルキル基,又
    は炭素数1〜8個のアルコキシ基を表す。)を表
    す。〕,又は次式(Qb): 【化3】 ,又は次式(Qc): 【化4】 (式中、nは、2又は3を表す。)で示される置換基を
    表す。*印を付した炭素原子は、不斉炭素原子であるこ
    とを示す。]で示される4−シクロヘキシルアミノピリ
    ミジン誘導体。
  2. 【請求項2】 次式(2): 【化5】 (式中、R1 及び*は、請求項1の記載と同義である。
    Xはハロゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導
    体と次式(3-1): 【化6】 〔式中、Qacは、請求項1に記載の式(Qa), 又は式
    (Qc)で示される置換基を表す。〕で示されるシクロヘ
    キシルアミン類とを反応させることを特徴とする請求項
    1記載の式(1)で、Qが式(Qa), 又は式(Qc)で示
    される4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体の製
    法。
  3. 【請求項3】 次式(1c): 【化7】 (式中、R1 ,n及び*は、請求項1の記載と同義であ
    る。)で示される化合物を酸性条件下で加水分解するこ
    とを特徴とする請求項1記載の式(1)で、Qが式(Q
    b)で示される4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導
    体の製法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の式(1)で示される4−
    シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体を有効成分とす
    る農園芸用の有害生物防除剤。
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