JP3211518B2 - フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤 - Google Patents

フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

Info

Publication number
JP3211518B2
JP3211518B2 JP26742293A JP26742293A JP3211518B2 JP 3211518 B2 JP3211518 B2 JP 3211518B2 JP 26742293 A JP26742293 A JP 26742293A JP 26742293 A JP26742293 A JP 26742293A JP 3211518 B2 JP3211518 B2 JP 3211518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
carbon atoms
reaction
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26742293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07118242A (ja
Inventor
登紀夫 小畑
勝利 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP26742293A priority Critical patent/JP3211518B2/ja
Publication of JPH07118242A publication Critical patent/JPH07118242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211518B2 publication Critical patent/JP3211518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫剤,殺ダニ剤,殺
菌剤などとして有用な農園芸用の有害生物防除剤である
新規なフェノキシアルキルアミン誘導体に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術の説明】フェノキシアルキルアミン誘導体と
しては、例えば、キナゾリン誘導体が特開昭54−17
123号公報,特開昭55−76803号公報及び特開
昭55−76804号公報に開示されており、チエノピ
リミジン誘導体が特開昭59−42387号公報に開示
されており、ピリミジン誘導体が特開昭59−3666
6号公報,特開昭59−36667号公報,特開昭61
−286373号公報及び特開昭62−67号公報に開
示されており、ピラゾール誘導体が特開平3−2736
0号公報,特開平5−59011号公報及び特開平5−
125054号公報に開示されている。
【0003】しかしながら、本発明のようなピリミジン
環の6−位エチル基に置換基を有するフェノキシアルキ
ルアミン誘導体の開示は認められない。従って、本発明
のフェノキシアルキルアミン誘導体は新規化合物である
ことから、殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用な
農園芸用の有害生物防除活性を有することについても知
られていない。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規なフェ
ノキシアルキルアミン誘導体、その製法及びそれを有効
成分とする殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などとして有用な
農園芸用の有害生物防除剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規なフェノキシア
ルキルアミン誘導体が殺虫剤,殺ダニ剤,殺菌剤などと
して有用な農園芸用の有害生物防除剤として顕著な防除
活性を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は次の通りである。第1の発明は、次
式(I):
【0006】
【化4】
【0007】〔式中、R1 はハロゲン基、炭素数1〜4
個のアルコキシ基、炭素数2〜5個のアシルオキシ基、
水酸基、フェノキシ基又は炭素数1〜4個のアルキルチ
オ基を表し;R2 は水素原子又は炭素数1〜4個のアル
キル基を表し;R3 は炭素数1〜4個のアルキル基又は
水素原子を表し;R4 は炭素数1〜8個のアルキル基、
炭素数2〜5個のアルケニル基、−A−OR6 (式中、
Aは炭素数1〜4個のアルキレン基を表し;R6 は炭素
数1〜4個のアルキル基、炭素数2〜5個のアルケニル
基、炭素数3〜6個のアルキニル基又は炭素数1〜4個
のアルカノール基を表す。)又はアラルキル基を表し;
5 は水素原子、ハロゲン基又は炭素数1〜4個のアル
キル基を表す。〕で示されるフェノキシアルキルアミン
誘導体に関するものである。第2の発明は、次式(I
I):
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1 は前記と同義であり;Xはハ
ロゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導体と次
式(III) :
【0010】
【化6】
【0011】(式中、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は前記
と同義である。)で示されるフェノキシアルキルアミン
類とを反応させることを特徴とする前記の式(I)で示
されるフェノキシアルキルアミン誘導体の製法に関する
ものである。第3の発明は、前記の式(I)で示される
フェノキシアルキルアミン誘導体を有効成分とする農園
芸用の有害生物防除剤に関するものである。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。目的化合物及び原料化合物について 目的化合物である新規なフェノキシアルキルアミン誘導
体〔化合物(I)〕及びその製造原料〔化合物(II)も
しくは化合物(III) 〕で表したR1 〜R5 は、次の通り
である。
【0013】〔R1 〕R1 としては、ハロゲン基,炭素
数1〜4個のアルコキシ基,炭素数2〜5個のアシルオ
キシ基,水酸基,フェノキシ基,炭素数1〜4個のアル
キルチオ基などを挙げることができる。ハロゲン基とし
ては、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子な
どを挙げることができるが;好ましくはフッ素原子,塩
素原子がよい。
【0014】アルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは炭素数が1
〜2個のもの(メトキシ基,エトキシ基など)がよい。
アシルオキシ基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル
基を有するものを挙げることができるが;好ましくは炭
素数が2〜4個のものがよく;さらに好ましくはアセチ
ルオキシ基がよい。
【0015】アルキルチオ基としては、直鎖状又は分岐
状のアルキル基を有するものを挙げることができるが;
好ましくはメチルチオ基がよい。 〔R2 〕R2 としては、水素原子,炭素数1〜4個のア
ルキル基などを挙げることができる。アルキル基として
は、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;
好ましくはメチル基がよい。
【0016】〔R3 〕R3 としては、炭素数1〜4個の
アルキル基,水素原子などを挙げることができる。アル
キル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;好ましくはメチル基がよい。
【0017】〔R4 〕R4 としては、炭素数1〜8個の
アルキル基,炭素数2〜5個のアルケニル基,−A−O
6 ,アラルキル基などを挙げることができる。アルキ
ル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることが
できるが;好ましくは炭素数1〜6個のものがよく;さ
らに好ましくは炭素数1〜5個のもの(メチル基,エチ
ル基,n-プロピル基,i- プロピル基,n- ブチル基,i- ブ
チル,sec- ブチル基など)がよい。
【0018】アルケニル基としては、直鎖状又は分岐状
のものを挙げることができるが;好ましくは炭素数2〜
4個のものがよく;さらに好ましくはアリル基がよい。
−A−OR6 におけるAとしては、炭素数1〜4個のア
ルキレン基を挙げることができるが;好ましくは炭素数
1〜2個のものがよく;さらに好ましくはエチレン基が
よい。−A−OR6 におけるR6 としては、炭素数1〜
4個のアルキル基,炭素数2〜5個のアルケニル基,炭
素数3〜6個のアルキニル基,炭素数1〜4個のアルカ
ノール基を挙げることができる。
【0019】R6 のアルキル基としては、直鎖状又は分
岐状のものを挙げることができるが;好ましくは炭素数
が1〜3個のもの(メチル基,エチル基,n-プロピル
基,i-プロピル基など)がよい。R6 のアルケニル基と
しては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくはアリル基がよい。R6 のアルキニル基と
しては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくはプロパルギル基がよい。R6 のアルカノ
ール基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;好ましくはヒドロキシエチル基がよい。ア
ラルキル基としては、好ましくはベンジル基がよい。
【0020】〔R5 〕R5 としては、水素原子,ハロゲ
ン基,炭素数1〜4個のアルキル基などを挙げることが
できる。ハロゲン基としては、塩素原子,ヨウ素原子,
臭素原子,フッ素原子などを挙げることができるが;好
ましくは塩素原子がよい。ハロゲン基の置換位置は、特
に限定されないが;好ましくは6−位がよい。
【0021】アルキル基としては、直鎖状又は分岐状の
ものを挙げることができるが;好ましくはメチル基がよ
い。アルキル基の置換位置は、特に限定されないが;好
ましくは3−位,6−位がよい。
【0022】本発明の化合物(I)はアミノ基を有して
いるので、これらに由来する酸付加塩も本発明に含まれ
る。酸付加塩を形成する酸としては、例えば、無機酸
(塩酸,臭化水素酸,硝酸,硫酸,リン酸など);カル
ボン酸(ギ酸,シュウ酸,フマル酸,アジピン酸,ステ
アリン酸,オレイン酸,アコニット酸など);有機スル
ホン酸(メタンスルホン酸,ベンゼンスルホン酸,p−
トルエンスルホン酸など);サッカリンなどを挙げるこ
とができる。
【0023】また、本発明の化合物(I)は*で示した
不斉炭素原子を含むので、これらに由来する個々の光学
異性体,ラセミ体,又はそれらの混合物のいずれも本発
明に含まれる。
【0024】化合物(I)の合成法 前記記載の式(I)で示されるフェノキシアルキルアミ
ン誘導体を製造する好ましい態様としては、第2の発明
として記載した合成法1の他に、次の5種の製法(合成
法2〜6)を挙げることができる。 (合成法2)次式(I-1) :
【0025】
【化7】
【0026】(式中、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は前記
と同義であり;R7 はハロゲン原子を表す。)で示され
るフェノキシアルキルアミン誘導体と次式(IV):
【0027】
【化8】
【0028】(式中、R8 は低級アシルオキシ基を表
す。)で示される低級脂肪族カルボン酸類とを反応させ
ることを特徴とする前記の式(I)においてR1 が低級
アシルオキシ基で示されるフェノキシアルキルアミン誘
導体〔化合物(I-2) と称する〕の製法。 (合成法3)次式(I-2) :
【0029】
【化9】
【0030】(式中、R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR8
は前記と同義である。)で示されるフェノキシアルキル
アミン誘導体と次式(V):
【0031】
【化10】
【0032】(式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示
される無機塩基類とを反応させることを特徴とする前記
の式(I)においてR1 が水酸基で示されるフェノキシ
アルキルアミン誘導体〔化合物(I-3) と称する〕の製
法。 (合成法4)前記の式(I-1) で示されるフェノキシアル
キルアミン誘導体と次式(VI):
【0033】
【化11】
【0034】(式中、R9 は低級アルキル基を表し;Y
は酸素原子又は硫黄原子を表す。)で示されるアルコー
ル類(又はメルカプタン類)とを反応させることを特徴
とする前記の式(I)においてR1 が低級アルコキシ基
(又は低級アルキルチオ基)で示されるフェノキシアル
キルアミン誘導体〔化合物(I-4) と称する〕の製法。 (合成法5)前記の式(I-1) で示されるフェノキシアル
キルアミン誘導体と次式(VII):
【0035】
【化12】
【0036】(式中、Mは前記と同義である。)で示さ
れるアルカリ金属フッ素化合物類とを反応させることを
特徴とする前記の式(I)においてR1 がフッ素原子で
示されるフェノキシアルキルアミン誘導体〔化合物(I-
5) と称する〕の製法。 (合成法6)次式(I-3) :
【0037】
【化13】
【0038】(式中、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は前記
と同義である。)で示されるフェノキシアルキルアミン
誘導体と次式(VIII):
【0039】
【化14】
【0040】で示されるフッ素化剤とを反応させること
を特徴とする化合物(I-5) の製法。
【0041】前記の本発明の化合物(I)の合成法1〜
6を、さらに詳細に述べる。 〔合成法1〕合成法1における化合物(I)の合成は、
通常、原料の化合物(II)と化合物(III)とを溶媒中又
は無溶媒で反応させることによって行うことができる
が;反応を促進させるために塩基の存在下で反応させる
ことが好ましい。
【0042】溶媒としては、本反応に直接関与しないも
のであれば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエ
ン,キシレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグ
ロイン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼ
ン,塩化メチレン,クロロホルム,ジクロルエタン,ト
リクロルエチレン,シクロヘキサンのような塩素化され
た又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の炭化水素
類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,ジオキサ
ンなどのようなエーテル類;アセトン,メチルエチルケ
トンなどのようなケトン類;N,N−ジメチルホルムア
ミド,N,N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミ
ド類;アセトニトリル,プロピオニトリルなどのような
ニトリル類;トリエチルアミン,ピリジン,N,N−ジ
メチルアニリンなどのような有機塩基;1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホキシド;前
記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0043】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが;好ましくは化合物(II)の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。
【0044】塩基としては、特に限定されず、例えば、
有機塩基(例えば、トリエチルアミン,ピリジン,N,
N−ジメチルアニリン,DBUなど)、アルカリ金属ア
ルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド,ナトリウ
ムエトキシドなど)、無機塩基(例えば、水素化ナトリ
ウム,ナトリウムアミド,水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸カ
リウムなど)などを挙げることができるが;有機塩基が
好ましい。
【0045】そして、その塩基の使用量は、化合物(I
I)に対して0.001〜5倍モルで使用することがで
きるが;好ましくは0.8〜2倍モルがよい。反応温度
は、特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸点
以下の温度範囲内であり;好ましくは80〜110℃が
よい。
【0046】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが;通常0.3〜2時間で行うことができる。原
料化合物の使用量は、化合物(II)に対して化合物(II
I)が0.5〜2倍モルであるが;好ましくは0.8〜
1.5倍モルがよい。
【0047】本発明で用いる化合物(II)(R1 =Xの
とき)は、次に示すように、通常、原料の化合物(IX-1)
と化合物(X-1) とを、溶媒中で反応させることによって
製造することができる。
【0048】
【化15】
【0049】(式中、R1 =Xの場合で、Xは前記と同
義である。) 溶媒としては、前記のものを挙げることができ;その使
用量は、化合物(IX-1)の濃度が5〜80重量%の濃度範
囲になるようにして使用することができる。反応温度
は、特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸点
以下の温度範囲内で行うことができる。反応時間は、前
記の濃度,温度によって変化するが;通常2〜10時間
で行うことができる。
【0050】原料化合物の使用量は、化合物(IX-1)に対
して化合物(X-1) が0.5〜3倍モルであるが;好まし
くは0.5〜1.7倍モルであるのがよい。化合物(IX-
1)は、例えば、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサィエ
ティ(J.C.S)3478〜3481(1955年)
に記載の方法に準じて、次式に示すように行うことによ
って、製造することができる。
【0051】
【化16】
【0052】(式中、Xは前記と同義であり;Rは低級
アルキル基,水素原子,水酸基又はハロゲン原子を表
す。) 以上のようにして製造された目的の化合物(II)は、反
応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行
い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。化合物(I
I)としては、後述の表1中に示した化合物(II-1)〜(II
-7)などを挙げることができる。本発明で用いる化合物
(III)は、次式に示すように行うことによって、製造す
ることができる。
【0053】
【化17】
【0054】(式中、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は前記
と同義である。) 化合物(III)としては、後述の表2〜6中に示した化合
物1〜48などに対応した各置換基の種類からなる化合
物(III)〔化合物(III)1 〜(III)48と称する。例え
ば、化合物(III)1 は、化合物(III)で示される式にお
けるR2 及びR5が水素原子であり、R3 及びR4 がメ
チル基である。〕を挙げることができる。
【0055】化合物(I)としては、後述の表2〜6中
に示した化合物1〜48を挙げることができる〔化合物
1は、化合物(I)で示される式におけるR1 がフッ素
原子であり、R2 及びR5 が塩素原子であり、R3 及び
4 がメチル基である。〕。
【0056】〔合成法2〕化合物(I-2) 〔化合物(I)
におけるR1 が低級アシルオキシ基である化合物〕の合
成は、通常、化合物(I-1) と化合物(IV)とを溶媒中又
は無溶媒で反応させることによって行うことができる
が;反応を促進させるために塩基の存在下で反応させる
ことが好ましい。
【0057】溶媒としては、合成法1に記載の溶媒の他
に、酢酸,プロピオン酸などのような脂肪族カルボン
酸,それらの混合物などを挙げることがきるが;N,N
−ジメチルホルムアミド及び導入するアシルオキシ基と
同一の脂肪族カルボン酸がよい。
【0058】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
1) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが;好ましくは化合物(I-1) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。塩基としては、合成法1に記載の塩基を挙げるこ
とができるが;無機塩基が好ましい。
【0059】そして、その塩基の使用量は、化合物(I-
1) に対して1〜5倍モルで使用することができるが;
好ましくは2〜5倍モルであるのがよい。反応温度は、
特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸点以下
の温度範囲内であり;好ましくは80〜120℃がよ
い。
【0060】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが;通常2〜50時間で行うことができる。化合
物(IV)は、市販品を使用することができる。以上のよ
うにして製造された目的の化合物(I-2) は、反応終了
後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宜精製することができる。
【0061】化合物(I-2) としては、後述の表2〜6中
に示した化合物5,13,17,23,27,33,3
5,37,45,46などに対応した各置換基の種類か
らなる化合物(I-2) 〔化合物(I-2) 5 ,(I-2) 13,(I-
2) 17,(I-2) 23,(I-2) 27,(I-2) 33,(I-2) 35,(I-
2) 37,(I-2) 45,(I-2) 46などと称する。例えば、化
合物(I-2) 5 は、化合物(I)で示される式におけるR
1 (化合物(I-2) におけるR8 )がアセチルオキシ基で
あり、R2 ,R4 及びR5 が水素原子であり、R 3 がメ
チル基である。〕を挙げることができる。
【0062】〔合成法3〕化合物(I-3) 〔化合物(I)
におけるR1 が水酸基である化合物〕の合成は、通常、
化合物(I-2) と化合物(V)とを溶媒中で反応させるこ
とによって行うことができるが;反応を促進させるため
に過剰の塩基の存在下で反応させることが好ましい。
【0063】溶媒としては、合成法1に記載のエーテル
類,ケトン類,アミド類の他に、アルコール類(メタノ
ール,エタノール,プロパノール,ブタノールなど)、
水、及び前記溶媒の混合物を挙げることがきるが;好ま
しくは、アルコール類と水との混合物がよい。そして、
その溶媒の使用量は、化合物(I-2) の濃度が5〜80重
量%の濃度範囲になるようにして使用することができる
が;好ましくは化合物(I-2) の濃度が10〜70重量%
になるようにして使用するのがよい。
【0064】塩基としては、合成法1に記載の無機塩基
を挙げることができるが;水酸化ナトリウム,水酸化カ
リウムが好ましい。そして、その塩基の使用量は、化合
物(I-2) に対して1〜5倍モルで使用することができる
が;好ましくは2〜5倍モルであるのがよい。
【0065】反応温度は、特に限定されないが、室温か
ら使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;好まし
くは室温〜50℃がよい。反応時間は、前記の濃度,温
度によって変化するが;通常0.5〜1時間で行うこと
ができる。
【0066】化合物(V)は、市販品を使用することが
できる。以上のようにして製造された目的の化合物(I-
3) は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後
処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフ
ィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
【0067】化合物(I-3) としては、後述の表2〜6中
に示した化合物6,14,18,24,28などに対応
した各置換基の種類からなる各化合物(I-3) 〔化合物(I
-3) 6 ,(I-3) 14 ,(I-3) 18,(I-3) 24 ,(I-3) 28など
と称する。例えば、化合物(I-3) 6 は、化合物(I)で
示される式におけるR1 が水酸基であり、R2 ,R4
びR5 が水素原子であり、R3 がメチル基である。〕を
挙げることができる。
【0068】〔合成法4〕化合物(I-4) 〔化合物(I)
におけるR1 がアルコキシ基,フェノキシ基又はアルキ
ルチオ基である化合物〕の合成は、通常、化合物(I-1)
と化合物(VI)とを溶媒中又は無溶媒中で反応させるこ
とによって行うことができるが;反応を促進させるため
に塩基の存在下で反応させることが好ましい。
【0069】溶媒としては、合成法1に記載したエーテ
ル類,ケトン類,アミド類及び前記溶媒の混合物を挙げ
ることができるが;好ましくはケトン類,アミド類がよ
い。そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-1) の濃度
が5〜80重量%の濃度範囲になるようにして使用する
ことができるが;好ましくは化合物(I-1) の濃度が10
〜70重量%になるようにして使用するのがよい。
【0070】塩基としては、合成法1に記載の塩基を挙
げることができるが;無機塩基が好ましい。そして、そ
の塩基の使用量は、化合物(I-1) に対して1〜5倍モル
で使用することができるが;好ましくは1〜3倍モルで
あるのがよい。反応温度は、特に限定されないが、室温
から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;好ま
しくは室温〜60℃がよい。反応時間は、前記の濃度,
温度によって変化するが、通常0.3〜2時間で行うこ
とができる。
【0071】化合物(VI)は、市販品を使用することが
できる。以上のようにして製造された目的の化合物(I-
4) は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後
処理を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフ
ィーなどの公知の手段で適宜精製することができる。
【0072】化合物(I-4) としては、後述の表2〜6中
に示した化合物3,10,20,21,30などに対応
した各置換基の種類からなる各化合物(I-4) 〔化合物(I
-4) 3 ,(I-4) 10 ,(I-4) 20,(I-4) 21,(I-4) 30 など
と称する。例えば、化合物(I-4) 3 は、化合物(I)で
示される式におけるR1 がエトキシ基であり、R2 及び
5 が水素原子であり、R3 及びR4 がメチル基であ
る。〕を挙げることができる。
【0073】〔合成法5〕化合物(I-5) 〔化合物(I)
におけるR1 がフッ素原子である化合物〕の合成は、通
常、化合物(I-1) と化合物(VII) とを溶媒中又は無溶媒
中で反応させることによって行うことができるが;反応
速度を促進させるために加温して反応させることが好ま
しい。
【0074】溶媒としては、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド
類;1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン;ジメチル
スルホキシド;スルホラン;前記溶媒の混合物などを挙
げることができる。
【0075】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
1) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが;好ましくは化合物(I-1) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。化合物(VII)としては、アルカリ金属フッ素化合
物が挙げられるが;好ましくはセシウムフルオライド,
ポタシウムフルオライドなどがよい。
【0076】そして、その使用量は、化合物(I-1) に対
して1〜5倍モルで使用することがきるが、好ましくは
化合物(I-1) に対して1.2〜3倍モルであるのがよ
い。反応温度は、特に限定されないが、室温から使用す
る溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;好ましくは10
0〜140℃がよい。反応時間は、前記の濃度,温度に
よって変化するが;通常1〜8時間で行うことができ
る。
【0077】〔合成法6〕化合物(I-5) の合成は、合成
法5の他に、化合物(I-3) とフッ素化剤を溶媒中で反応
させることによって行うことができる。溶媒としては、
合成法1に記載の塩素化された又はされていない芳香
族,脂肪族,脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテル,
テトラヒドロフラン,ジオキサンなどのようなエーテル
類;前記溶媒の混合物などを挙げることができる。
【0078】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I-
3) の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが;好ましくは化合物(I-3) の
濃度が10〜70重量%になるようにして使用するのが
よい。フッ素化剤としては、特に限定されないが、次
式:
【0079】
【化18】
【0080】で示されるジエチルアミノサルファートリ
フルオライド(DAST)などを使用することができ
る。そして、その使用量は、化合物(I-3) に対して1〜
5倍モルで使用することがきるが;好ましくは化合物(I
-1) に対して1〜2倍モルがよい。反応温度は、特に限
定されないが、氷冷温度から使用する溶媒の沸点以下の
温度範囲内であり;好ましくは氷冷温度〜室温がよい。
【0081】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常0.3〜2時間で行うことができる。合
成法5及び6によって製造された目的の化合物(I-5)
は、反応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理
を行い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィー
などの公知の手段で適宜精製することができる。
【0082】化合物(I-5)としては、後述の表2〜6中
に示した化合物1,7,15,19,25,29,38
〜44,47,48などに対応した各置換基の種類から
なる化合物(I-5)〔化合物(I-5) 1 , (I-5) 7 , (I-5)
15,(I-5) 19 ,(I-5) 25,(I-5) 29,(I-5) 38 44,(I-
5) 47,(I-5) 48などと称する。例えば、化合物(I-5) 1
とは化合物(I)で示される式におけるR1 がフッ素原
子であり、R2 及びR5 が水素原子であり、R3 及びR
4 がメチル基である。〕を挙げることができる。
【0083】農園芸用の有害生物防除剤 〔防除効果〕本発明の化合物(I)で防除効果が認めら
れる農園芸における有害生物としては、農園芸害虫〔例
えば、半翅目(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,
コナジラミ類など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,
ハマキムシ類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチ
ョウなど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,
ハムシ類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミ
カンハダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビ
ダニなど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリ
など)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類
など)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチ
ュウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病
原菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュ
ウリべと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げる
ことができる。
【0084】〔有害生物防除剤〕本発明の農園芸用の有
害生物防除剤は、特に、殺虫・殺ダニ・殺菌効果が顕著
であり、化合物(I)の1種以上を有効成分として含有
するものである。化合物(I)は、単独で使用すること
もできるが、通常は常法によって、担体,界面活性剤,
分散剤,補助剤などを配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒
剤,粒剤,水和剤,油性の懸濁液,エアゾールなどの組
成物として調製する)して使用することが好ましい。
【0085】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることができる。
【0086】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0087】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0088】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって具
体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明の範
囲を限定するものではない。 参考例1〔化合物(II)の合成〕 (1) 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン〔化合物(II-1)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−エチルピリミジン(270g)
をジクロロメタン(750ml)に溶解し、30〜35
℃に加温、攪拌下に塩素ガスを2時間吹き込んだ。反応
液に窒素ガスを吹き込み、溶存する過剰の塩素ガスを除
いた。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧蒸留することによって淡黄色の液体である目的物を
240g得た。
【0089】(2) 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオ
ロエチル)ピリミジン〔化合物(II-4)〕の合成 6−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(2.1g)をジクロロメタン(15ml)に溶
解し、氷冷、攪拌下にジエチルアミノサルファートリフ
ルオライド(2.0g)を滴下し、さらに1時間室温で
攪拌して反応を完結した。反応液に冷水(20ml)を
加え、ジクロロメタン層を分取し、水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、
得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200、クロロホルム溶出)で精製することによっ
て、淡黄色油状の液体である目的物を1.3g得た。
【0090】(物性) ・b.p.229〜231℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.64〜1.81(d−d,3H)、5.84〜6.
19(d−q,1H)、8.92(s,1H)
【0091】(3) 5−クロロ−4−フルオロ−6−(1
−フルオロエチル)ピリミジン〔化合物(II-5)〕の合成 4,5−ジクロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミ
ジン(1.3g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
0ml)に溶解し、セシウムフルオライド(4.0g)
を加え、室温で1時間半攪拌して反応を完結した。反応
液に冷水(10ml)を加え、分離した油状物をトルエ
ンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、クロロホ
ルム溶出)で精製することによって、淡黄色油状の液体
である目的物を1.0g得た。
【0092】(物性) ・b.p.192〜194℃ ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.66〜1.82(d−d,3H)、5.85〜6.
21(d−q,1H)、8.83(s,1H)
【0093】(4) 6−(1−アセトキシエチル)−4,
5−ジクロロピリミジン〔化合物(II-6)〕の合成 6−(1−クロロエチル)−4,5−ジクロロピリミジ
ン(10.2g)をN,N−ジメチルホルムアミド(1
50ml)に溶解し、酢酸カリウム(12.0g)と炭
酸カリウム(3.0g)を加え、約60℃で3時間攪拌
した。反応液に水(200ml)を加え、分離する油状
物をトルエンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−20
0、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、淡黄色の液体である目的物を5.2g得
た。
【0094】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.55〜1.62(d,3H)、2.15(s,3
H)、6.00〜6.12(q,1H)、8.84
(s,1H)
【0095】(5) 4,5−ジクロロ−6−(1−ヒドロ
キシエチル)ピリミジン〔化合物(II-7)〕の合成 6−(1−アセトキシエチル)−4,5−ジクロロピリ
ミジン(4.0g)をテトラヒドロフラン(50ml)
に溶解し、攪拌下に1N−水酸化ナトリウム水溶液(3
0ml)をゆっくりと滴下した。滴下後、更に1時間室
温で攪拌し、反応を完結した。次いで、酢酸エチルで目
的物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧下に溶媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸
エチル=5:1溶出)で精製することによって、淡黄色
の液体である目的物を2.8g得た。
【0096】(物性) ・ 1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.47〜1.52(d,3H)、3.76〜3.85
(d,1H)、5.17〜5.25(m,1H)、8.
88(s,1H)
【0097】(6) 表1中のその他の原料化合物(II)の
合成 前記(1) 〜(5) と同様の方法で、表1中のその他の原料
化合物(II)を合成した。
【0098】
【表1】
【0099】実施例1〔化合物(I)の合成〕 参考例1で得た化合物(II)を用いて、目的化合物
(I)を合成した。 (1)5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)−4−
[2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチルアミノ]
ピリミジン(化合物1)の合成 2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチルアミン
(1.65g)とトリエチルアミン(1.2g)とをト
ルエン(30ml)に溶解し、4,5−ジクロロ−6−
(1−フルオロエチル)ピリミジン(2.0g)を加
え、4時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物に水
を加え、トルエンで目的化合物を抽出し、水洗し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
4:1溶出)で精製することによって、淡黄色粉状結晶
である目的化合物を1.6g得た。
【0100】(2)5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)−4−[2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチ
ルアミノ]ピリミジン(化合物2)の合成 2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチルアミン
(1.65g)とトリエチルアミン(1.2g)とをト
ルエン(30ml)に溶解し、4,5−ジクロロ−6−
(1−クロロエチル)ピリミジン(2.1g)を加え、
3時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物に水を加
え、トルエンで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=5:
1溶出)で精製することによって、無色粉状結晶である
目的化合物を2.6g得た。
【0101】(3)5−クロロ−6−(1−エトキシエチ
ル)−4−[2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチ
ルアミノ]ピリミジン(化合物3)の合成 前記(2) で得た化合物2(1.0g)とナトリウムエト
キシド(0.3g)とをエタノール(10ml)に溶解
し、1時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物に水
を加え、酢酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=
5:1溶出)で精製することによって、無色油状液体で
ある目的化合物を0.9g得た。
【0102】(4)5−クロロ−6−(1−クロロエチ
ル)−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2−
メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリミジン(化合物
16)の合成 2−[4−(2−エトキシエチル)−2−メチルフェノ
キシ]エチルアミン(2.2g)とトリエチルアミン
(1.2g)とをトルエン(30ml)に溶解し、4,
5−ジクロロ−6−(1−クロロエチル)ピリミジン
(2.1g)を加え、3時間加熱還流した。反応終了
後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を抽
出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエ
ン:酢酸エチル=5:1溶出)で精製し、次いで、n−
ヘキサンで再結晶することによって、無色綿状結晶であ
る目的化合物を3.1g得た。
【0103】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.20(t,3H)、1.82〜1.88(d,3
H)、2.25(s,3H)、2.80(t,3H)、
3.45〜3.63(m,4H)、3.95(q,2
H)、4.15(q,2H)、5.90(q,1H)、
6.00(b,1H)、6.25(d,1H)、6.9
5〜7.05(m,2H)、8.55(s,1H)
【0104】(5)6−(1−アセトキシエチル)−5−
クロロ−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2
−メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリミジン(化合
物17)の合成 前記(4) で得た化合物16(4.0g)をN,N−ジメ
チルホルムアミド(30ml)に溶解し、酢酸カリウム
(1.2g)と炭酸カリ(1.4g)とを加え、4時間
加熱還流した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢
酸エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られ
た油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコ
ーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=4:1溶
出)で精製することによって、無色粉状結晶である目的
化合物を3.9g得た。
【0105】(6)5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエ
チル)−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2
−メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリミジン(化合
物18)の合成 前記(5) で得た化合物17(2.15g)をエタノール
(25ml)に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液
(13ml)を加え、室温で1時間加熱攪拌した。反応
終了後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合
物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=3:1溶出)で精製することに
よって、無色油状液体である目的化合物を1.8g得
た。
【0106】(7)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2−
メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリミジン(化合物
19)の合成 前記(6) で得た化合物18(2.5g)をクロロホルム
(50ml)に溶解し、氷冷攪拌下、ジエチルアミノサ
ルファートリフルオライド(DAST)(1.0g)を
滴下し、室温で1時間攪拌した。反応終了後、氷冷下、
反応混合物にゆっくりと水を加え、有機溶媒層を分離
し、この有機溶媒層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−
200,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製
することによって、淡黄色油状液体である目的化合物を
1.9g得た。
【0107】(8)5−クロロ−6−(1−メチルチオエ
チル)−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2
−メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリミジン(化合
物21)の合成 前記(4) で得た化合物16(1.5g)をメタノール
(15ml)に溶解し、メチルメルカプタンナトリウム
塩水溶液(15%水溶液を4ml)を加え、室温で5時
間攪拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢酸
エチルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコー
ゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=4:1溶出)
で精製することによって、無色油状液体である目的化合
物を1.6g得た。
【0108】(9)N−メチル−6−(1−アセトキシエ
チル)−5−クロロ−4−{2−[4−(2−エトキシ
エチル)−2−メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリ
ミジン(化合物22)の合成 N−メチル−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)
−2−メチルフェノキシ]エチルアミン(2.4g)と
トリエチルアミン(1.2g)とをトルエン(30m
l)に溶解し、6−(1−アセトキシエチル)−4,5
−ジクロロピリミジン(2.4g)を加え、6時間加熱
還流した。反応終了後、反応混合物に水を加え、トルエ
ンで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=4:1溶出)で精
製することによって、無色油状液体である目的化合物を
4.0g得た。
【0109】(10)N−メチル−5−クロロ−6−(1−
ヒドロキシエチル)−4−{2−[4−(2−エトキシ
エチル)−2−メチルフェノキシ]エチルアミノ}ピリ
ミジン(化合物23)の合成 N−メチル−4−{2−[4−(2−エトキシエチル)
−2−メチルフェノキシ]エチルアミン(2.4g)と
トリエチルアミン(1.2g)とをトルエン(30m
l)に溶解し、4,5−ジクロロ−6−(1−ヒドロキ
シエチル)ピリミジン(2.0g)を加え、6時間加熱
還流した。反応終了後、反応混合物に水を加え、酢酸エ
チルで目的化合物を抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲ
ルC−200,トルエン:酢酸エチル=4:1溶出)で
精製することによって、無色油状液体である目的化合物
を3.5g得た。
【0110】(11)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−[2−(4−ベンジルフェノキシ)エチルア
ミノ]ピリミジン(化合物39)の合成 5−クロロ−6−(1−クロロエチル)−4−[2−
(4−ベンジルフェノキシ)エチルアミノ]ピリミジン
(2.5g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30m
l)に溶解し、セシウムフルオライド(3.0g)を加
え、120〜140℃で12時間攪拌した。反応終了
後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで目的化合物を
抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トル
エン:酢酸エチル=4:1溶出)で精製することによっ
て、無色粉状結晶である目的化合物を1.9g得た。
【0111】(12)5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−4−[2−(4−ベンジル−2,3−ジメチルフ
ェノキシ)エチルアミノ]ピリミジン(化合物40)の
合成 2−(4−ベンジル−2,3−ジメチルフェノキシ)エ
チルアミン(1.8g)とトリエチルアミン(3.6
g)とをトルエン(30ml)に溶解し、5−クロロ−
4−フルオロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミジン
(1.0g)を加え、3時間加熱還流した。反応終了
後、反応混合物に水を加え、トルエンで目的化合物を抽
出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエ
ン:酢酸エチル=20:1溶出)で精製することによっ
て、淡黄色油状液体である目的化合物を1.5g得た。
【0112】(13)表2〜7中のその他の化合物(I)の
合成 前記(1) 〜(12)に記載の方法に準じて、表2〜7中のそ
の他の化合物(I)を合成した。以上のようにした合成
した化合物を表2〜7に示す。
【0113】
【表2】
【0114】
【表3】
【0115】
【表4】
【0116】
【表5】
【0117】
【表6】
【0118】
【表7】
【0119】実施例2〔製剤の調製〕 (1) 粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0120】(2) 水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0121】(3) 乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0122】(4) 粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0123】実施例3〔効力試験〕 (1) コナガに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜7に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ葉片
(5×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチックカッ
プに一枚づつ入れて風乾した。次に、これらのカップ内
に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋をし、2
5℃の定温室に放置し、2日後に各カップの生死虫数を
数えて死虫率を求めた。
【0124】殺虫効果の評価は、死虫率の範囲によっ
て、4段階(A:100%,B:100未満〜80%,
C:80未満〜60%,D:59%未満)で示した。こ
れらの結果を表8に示す。
【0125】
【表8】
【0126】(2) ツマグロヨコバイに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜7に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
300ppmに希釈し、これらの各薬液中にイネ稚苗を
30秒間づつ浸漬して風乾後、それぞれのガラス円筒に
挿入した。次に、各円筒にツマグロヨコバイ(4齢幼
虫)を10頭放って多孔質の栓をし、25℃の定温室に
放置し、4日後に生死虫数を数えて殺虫率を求めた。殺
虫効果の評価の結果を、前記の(1) に記載した4段階の
評価方法で表9に示す。
【0127】
【表9】
【0128】(3) ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表2〜7に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハ
ダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。
【0129】殺ダニ効果の評価は、殺ダニ率の範囲によ
って、4段階(A:100%,B:100未満〜80
%,C:80未満〜60%,D:59%未満)で示し
た。これらの結果を表10に示す。
【0130】
【表10】
【0131】(4) オオムギうどんこ病に対する防除効力
試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表2〜7で示した
化合物(I)の各水和剤を、界面活性剤(0.01%)
を含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬
液を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間
ガラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分
成胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまん
べんなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガ
ラス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどん
こ病病斑の程度を調査した。
【0132】殺菌効果の評価は、無処理区の病斑の程度
と比較して、6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が
60%程度、2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積
が20%程度、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無
し)で示した。その結果を表11に示す。
【0133】
【表11】
【0134】(5) キュウリべと病に対する防除効力試験
(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキ
ュウリ(品種;相模半白)を育成し、1.5葉期の幼植
物体に、表2〜7に示した目的化合物(I)から実施例
2に準じて調製した水和剤を、界面活性剤(0.01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mlで散布した。散布後、2日間ガラス温室で栽培
し、次いで、キュウリべと病菌(Pseudoperonospora cu
bensis)の遊走子嚢を罹病葉から調製し、これを植物葉
の裏面にまんべんなく噴霧接種した。接種後、2日間2
0℃で暗黒下に保った後、5日間ガラス温室内で育成
し、第一葉に現れたキュウリべと病病斑の程度を調査し
た。殺菌効果の評価の結果を、前記の(4) に記載した6
段階の評価方法で表12に示す。
【0135】
【表12】
【0136】
【発明の効果】本発明の新規なフェノキシアルキルアミ
ン誘導体は、殺虫,殺ダニ,殺菌などの優れた効果を有
するものである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン基、炭素数1〜4個のアルコキ
    シ基、炭素数2〜5個のアシルオキシ基、水酸基、フェ
    ノキシ基又は炭素数1〜4個のアルキルチオ基を表し;
    2 は水素原子又は炭素数1〜4個のアルキル基を表
    し;R3 は炭素数1〜4個のアルキル基又は水素原子を
    表し;R4 は炭素数1〜8個のアルキル基、炭素数2〜
    5個のアルケニル基、−A−OR6 (式中、Aは炭素数
    1〜4個のアルキレン基を表し;R6 は炭素数1〜4個
    のアルキル基、炭素数2〜5個のアルケニル基、炭素数
    3〜6個のアルキニル基又は炭素数1〜4個のアルカノ
    ール基を表す。)又はアラルキル基を表し;R5 は水素
    原子、ハロゲン基又は炭素数1〜4個のアルキル基を表
    す。〕で示されるフェノキシアルキルアミン誘導体。
  2. 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、R1 は請求項1の記載と同義であり;Xはハロ
    ゲン原子を表す。)で示されるピリミジン誘導体と次
    式: 【化3】 (式中、R2 ,R3 ,R4 及びR5 は請求項1の記載と
    同義である。)で示されるフェノキシアルキルアミン類
    とを反応させることを特徴とする請求項1記載の式
    (I)で示されるフェノキシアルキルアミン誘導体の製
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式(I)で示されるフェ
    ノキシアルキルアミン誘導体を有効成分とする農園芸用
    の有害生物防除剤。
JP26742293A 1993-10-26 1993-10-26 フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤 Expired - Fee Related JP3211518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26742293A JP3211518B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26742293A JP3211518B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07118242A JPH07118242A (ja) 1995-05-09
JP3211518B2 true JP3211518B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=17444631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26742293A Expired - Fee Related JP3211518B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211518B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521627B1 (en) * 1998-04-14 2003-02-18 Ube Industries, Ltd. 5-Iodo-4-phenethylaminopyrimidine derivative, intermediate thereof, processes for producing the same and agricultural and horticultural pesticides
CN109776427B (zh) * 2017-11-13 2022-08-23 沈阳中化农药化工研发有限公司 嘧啶双胺类化合物及其用途
CN113754636B (zh) * 2020-06-02 2022-10-04 湖南化工研究院有限公司 含喹唑啉的氮杂醚类化合物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07118242A (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0665225B1 (en) 4-Phenethylamino pyrimidine derivative, process for preparing the same and agricultural and horticultural chemical for controlling noxious organisms containing the same
JP2817863B2 (ja) 含フッ素ピラゾール化合物、その製法及び有害生物防除剤
JP2995726B2 (ja) 4−フェネチルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3211518B2 (ja) フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3074664B2 (ja) アラルキルオキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3511729B2 (ja) 4−〔2−(トリフルオロアルコキシ置換フェニル)エチルアミノ〕ピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3080282B2 (ja) アミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3074658B2 (ja) アラルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2666100B2 (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JP2673848B2 (ja) アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3074657B2 (ja) アラルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3543411B2 (ja) 4−アミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP2649125B2 (ja) アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP3211636B2 (ja) 4−シクロヘキシルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JP3083032B2 (ja) 4−アミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2710088B2 (ja) ポリフッ化チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2649129B2 (ja) ナフチルアルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2649119B2 (ja) アルキルアミノピリミジン化合物、その製法及び有害生物防除剤
JPH11302261A (ja) 5−ヨード−4−フェネチルアミノピリミジン誘導体、その製法及び農園芸用の有害生物防除剤
JPH11116555A (ja) 4−アニリノピリミジン誘導体及びそれを有効成分とする農園芸用の殺虫・殺ダニ・殺菌剤
JP2730019B2 (ja) アラルキルアミン誘導体,その製造法及び殺菌剤
JP2803076B2 (ja) フェノキシアルキルアミン誘導体、その製法及び有害生物防除剤
JP2666099B2 (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤
US6521627B1 (en) 5-Iodo-4-phenethylaminopyrimidine derivative, intermediate thereof, processes for producing the same and agricultural and horticultural pesticides
JPH0665239A (ja) 2−アシルアミノ−2−チアゾリン化合物、その製法及び有害生物防除剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees