JPH0736736U - 習字道具ケース - Google Patents

習字道具ケース

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JPH0736736U
JPH0736736U JP6974293U JP6974293U JPH0736736U JP H0736736 U JPH0736736 U JP H0736736U JP 6974293 U JP6974293 U JP 6974293U JP 6974293 U JP6974293 U JP 6974293U JP H0736736 U JPH0736736 U JP H0736736U
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JP6974293U
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保好 岸
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株式会社文溪堂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】用紙に皺を付くことを防ぐ。 【構成】習字道具ケース1は側板6a、6bと両板6
a、6bを連結する背板7と両板6a、6bの縁に立設
された周壁8a、8b等から構成されている。この習字
道具ケース1は包持片3とシート4を備えている。包持
片3は可撓性を有し一辺が側板6bの内側面に固着さ
れ、この一辺を軸として傾動可能になっている。包持片
3は底板3a、連結板3b、上板3c、側板3dの順に
連結され、各板により硯箱2の四面に相対するようにさ
れている。シート4の長手方向の一端は包持片3の底板
3aの一辺で側板6bに固着されている部分に挟持状態
で取り付けられている。半紙は前記二つのシート4の間
に挟み、習字道具ケース1内に収納して習字道具ケース
1を二つ折りにして持ち運びやすいようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半紙等の用紙を収納する際、皺がよらないようにした習字道具ケー スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すような二つ折りに開閉可能な習字道具ケース51が提案され ている。この習字道具ケース51は側板56a、56bと両板56a、56bを 連結する背板57と両板56a、56bの縁に立設された周壁58a、58b等 からなる。周壁58aの立設位置は周壁58bより周壁58aの厚み分外側に位 置している。従って、両側板56a、56bを合わせるようにして折り曲げてこ の習字道具ケース51を閉じると前記周壁58bは周壁58aの内側に入り、両 周壁58a、58bは重なり合うようになっている。
【0003】 この習字道具ケース51は内部に硯箱52を着脱可能に四面方向から包持する ための包持片53を備えている。包持片53は可撓性を有し、その長手方向の一 辺が側板56bの内側面に固着され、この一辺を軸として図3に示すように傾動 可能になっている。また、包持片53は底板53a、連結板53b、上板53c 、側板53dの順に連結され、各板により前記硯箱52の四面に相対するように されている。
【0004】 半紙55を収納する場合には包持片53の底板53aと習字道具ケース51の 側板56b間に半紙55の一端を挟み、習字道具ケース51を開いた状態におい て同半紙55の他端を習字道具ケース51の長手方向の一端寄りの周壁58a近 くまで延出する。そして、習字道具ケース51を二つ折りにして同習字道具ケー ス51内に収納する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 図4に示すように従来の習字道具ケース51で半紙55を収納する際、底板5 3aと側板56b間に半紙55の一端を挟み、半紙55の長手方向の略中心を背 板57に当接し、半紙55の他端を側板56aと上板53cの間に載置する。
【0006】 ところが、半紙55が複数枚の場合、内側に位置する半紙55aは底板53a と連結板53b、連結板53bと上板53cの連結部分に沿って折曲された部分 に当接するため、同当接部分に折れ皺が形成されるという問題がある。また、外 側に位置する半紙55bは側板56bと背板57の各連結部分に沿って折曲され た部分に当接するため同当接部分に折れ皺が形成されるという問題がある。
【0007】 また、外側に位置する半紙55bは何らかの理由で側板56a側に位置した場 合、側板56aと背板57の各連結部分に沿って折曲され、同部分に当接する部 分Pに折れ皺が形成されるという問題がある。
【0008】 また、半紙55が一枚の場合には底板53aと連結板53b、連結板53bと 上板53c、側板56aと背板57、側板56bと背板57の各連結部分に沿っ て半紙55が折曲され、同部分にて折れ皺が形成されるという問題がある。
【0009】 そこで、上記問題点を鑑み、本考案の目的は半紙等の用紙に皺がよらない習字 道具ケースを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案は、折り畳み可能に形成され、折り畳み時 に半紙等の用紙を折り畳み状態で収納する習字道具ケースにおいて、同習字道具 ケース内に用紙の折れ曲がり部に対応する箇所の用紙幅とは少なくとも同じ大き さに形成され、可撓性を有する複数のシートの一端が同習字道具ケース内におい て取り付けされ、他端が自由端となっていることを要旨とする。
【0011】
【作用】 このように構成された本考案においては、用紙をシートの間に挟持し、習字道 具ケース内に収納し、習字道具ケースを二つ折りにする。この際、用紙を挟んだ シートはケースの折れ曲がり部分に対し、用紙を両側面から保護するため習字道 具ケース内で用紙に皺がつくことはない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を具体化した第一実施例を図1〜図2に基づいて説明する。 図1に示すように、この習字道具ケース1は側板6a、6bと両板6a、6b を連結する背板7と両板6a、6bの縁に立設された周壁8a、8b等から構成 され、両側板6a、6bと背板7間は折れ曲がり可能に形成されている。周壁8 aの立設位置は周壁8bより周壁8aの厚み分外側に位置している。従って、矢 印B方向に背板7を介して側板6aを両側板6a、6bを平行となるように折り 曲げてこの習字道具ケース1を閉じると前記周壁8bは周壁8aの内側に入り、 両周壁8a、8bは重なり合うようになっている。また、両側板6a、6bの端 にU字状の把手9が取り付けられている。また、側板6bの把手9の取り付けら れている中間辺りに、先端にメス型のスナップ10aを有するフラップ11が取 り付けられている。習字道具ケース1を閉じた際、側板6aの把手9の取り付け られている中間辺りに設けたオス型のスナップと前記メス型のスナップ10aが 嵌合することにより、習字道具ケース1は開かないようになっている。
【0013】 この習字道具ケース1は内部に硯箱2を着脱可能に包持するための包持片3と 用紙としての半紙を挟持するための二枚の可撓性を備え半透明で合成樹脂よりな る防水シート4を備えている。このシート4は長さ及び幅方向において半紙より 若干大きく設けられている。すなわち、習字道具ケース1の折り曲げとともにシ ート4が湾曲する部分は半紙5の幅方向の長さよりも少なくとも大きく形成され ている。
【0014】 包持片3は可撓性を有し、その長手方向の一辺が側板6bの内側面に固着され 、この一辺を軸として図1に示すように傾動可能になっている。また、包持片3 は底板3a、連結板3b、上板3c、側板3dの順に連結され、各板により前記 硯箱2の四面に相対するようにされている。
【0015】 シート4の長手方向の一端は前記包持片3の底板3aの一辺で側板6bに固着 されている部分に挟持状態で取り付けられている。同シート4の他端は習字道具 ケース1を開いた状態において、習字道具ケース1の長手方向の一端寄りの周壁 8a近くまで延出されている。
【0016】 図2(a)に示すように半紙は前記二つのシート4の間に挟み、習字道具ケー ス1内に収納して習字道具ケース1を二つ折りにして持ち運びやすいようになっ ている。半紙5を挟んで習字道具ケース1を二つ折りにした際、シート4は可撓 性を備えているので、包持片3の底板3aから連結板3b、更に、上板3cと側 板6aの間で湾曲され、半紙5は両シート4の間に保持される。
【0017】 従って、半紙5は可撓性を有するシート4に挟持されて両側面が保護される状 態で収納されるため、90度に折れ曲がって折れ皺がつくことはない。更に、フ ェルトの下敷きも同様に挟んで皺が付くことを防ぐことができる。
【0018】 なお、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、次のように してもよい。 (1)本実施例ではシート4を二枚にしたが、その他、図2(b)に示すように 、三枚、また、四枚と複数枚にしてもよい。シート4を3枚以上にすると、墨が 乾いていない半紙5とその他の半紙5とを区別して習字道具ケース1内に収納す ることができる。 (2)本実施例ではシート4を防水性シート4としたが、その他、吸水性シート としてもよい。 (3)本実施例では合成樹脂性のシート4としたが、その他、不織布、織布でも よい。また、複数のシート4は全て同じ材からなる必要はなく、それらの組合せ としてもよい。 (4)本実施例ではシート4の他端は習字道具ケース1を開いた状態において、 習字道具ケース1の長手方向の一端寄りの周壁8a近くまで延出するように設け たが、その他、次のようにしてもよい。習字道具ケース1を折り畳んだ状態でシ ート4の他端が図2(b)の二点鎖線で示すAの位置までくるように、すなわち 、連結板3bを越えて側板6aに若干かかる長さにしてもよい。 (5)本実施例ではシート4を包持片3の底板3aの一辺で側板6bに固着され ている部分に挟持状態で取り付けたが、その他、例えば、包持片3の底板3aの 任意の位置に取り付けてもよい。
【0019】 その他、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述したように、この考案の習字道具ケースによれば半紙等の用紙に折れ 皺がよらないという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例の斜視図である。
【図2】(a)同じく、断面図である。(b)別例の断
面図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…習字道具ケース、4…シート、5…用紙としての半
紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み可能に形成され、折り畳み時に
    半紙等の用紙(5)を折り畳み状態で収納する習字道具
    ケース(1)において、同習字道具ケース(1)内に用
    紙(5)の折れ曲がり部に対応する箇所の用紙(5)幅
    とは少なくとも同じ大きさに形成され、可撓性を有する
    複数のシート(4)の一端が同習字道具ケース(1)内
    において取り付けされ、他端が自由端となっていること
    を特徴とする習字道具ケース。
JP1993069742U 1993-12-27 1993-12-27 習字道具ケース Expired - Lifetime JP2572114Y2 (ja)

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JP1993069742U JP2572114Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 習字道具ケース

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993069742U JP2572114Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 習字道具ケース

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JPH0736736U true JPH0736736U (ja) 1995-07-11
JP2572114Y2 JP2572114Y2 (ja) 1998-05-20

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Cited By (1)

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JP2005066107A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Seiichi Hashimoto 書類搬送用ケース

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JPS5940821U (ja) * 1982-09-05 1984-03-15 富士電機株式会社 超音波流量計

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JP2572114Y2 (ja) 1998-05-20

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