JPS6010413Y2 - 書道用具携帯バツグ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は書道用具携帯バッグに関する。

従来、この種のバッグは、上面が開口した長方体状の袋
体と、この袋体外面に上面開口を覆うように巻回したカ
バーとから戒り、袋体の後壁上部両端にカバーが係止さ
れているとともに、カバーの重合端縁には係止具が設け
られている。

そして、その使用方法は、袋体に書道用具収納箱を収納
するとともに、カバーと袋体との間に下敷、紙等を介在
して携帯している。

しかしながら、上記従来のバッグにおけるカバーは、袋
体に係止されて分離不能となっているため、袋体の開口
を閉塞する作用は勿論であるが、カバー裏面に下敷、紙
などを添わせてそれらを折ることなく携帯する作用をな
すにすぎない。

この考案は、以上の点に留意し、袋体とカバーとを分離
可能とするとともに、分離したカバーを下敷として使用
し得るバッグを提供ることを目的とする。

以下、この考案をその一実施例を示す添付図面に基づい
て説明する。

第１図乃至第６図に示すように、この考案の書道用具携
帯バッグは、レザー、布、皮革等の折曲可能な材料製の
方形片１をＵ字状に折曲し且つその方形片１の両側面を
一対の当片２にて閉塞して構成された袋体Ａと、の袋体
Ａに方形片１の折曲方向に巻回される両端縁が重合する
カバーＢとの組合わせから戊っており、両者Ａ、Ｂは分
離可能で袋体Ａには硯、筆等の書道用具の収納箱Ｃが収
められている。

上記カバーＢの重合端縁は係止具３により係止可能とな
っており、その係止手段は、第２図に示すようにカバー
Ｂの重合端縁に相互に係止する面フアスナ−、ホック等
の係止具３を設けて構成してもよく、また第５図及び第
６図に示すように、袋体Ａの前面に係止具３を設け、こ
の係止具３が挿通する孔４をカバーＢの重合端縁の両方
に形成して構成してもよい。

また、カバーＢ裏面の一端縁には必要に応じて紙掛止具
５が設けられ、この掛止具５は第２図、第５図に示すよ
うなりリップ等積々のものが考えられる。

カバーＢの裏面は、ラシャ、ウール等の起毛織布が縫着
又は起毛処理が施こされて下敷として使用し得るように
なっている。

なお、′実用新案登録請求の範囲ヨには起毛織布、起毛
処理が施こされていると記載しているが、カバーＢは、
下敷として使用し得るものであればどんな材質でもよい
。

さらに、袋体Ａの両側当片２の上縁には、必要に応じて
提手６の両端が係止され、カバーＢの両側縁にその提手
６の嵌まり込む切欠７を形成すれは、提手６のおさまり
が良いうえにカバーＢの側縁が盛り上がる等の危惧もな
い。

この考案の携帯バッグは以上のように構成されており、
携帯時は、第１図、第４図に示すように収納箱Ｃを収納
した袋体ＡをカバーＢで巻回してその重合端縁を係止し
た状態で持ちはこぶ。

それは通常のバッグと何ら変わらないものである。

なお、第１図乃至第３図で示す実施例の場合、第２．３
図に示すように、袋体Ａの前面とカバーＢの端縁とに相
互に係合する係止具８を設ければ、カバーＢの端縁重合
位置が定まる利点がある。

書道する場合は、カバーＢを取外して下敷として使用す
ればよい。

以上のように、この考案の書道用具携帯バッグによると
、袋体と分離可能なカバーとの組合わせから戒り、カバ
ーの重合端縁を係止可能としたので、カバーを下敷とし
て使用できる等身までになかった斬新な書道用具携帯バ
ッグを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第４図はこの考案の書道用具携帯バッグの
各実施例の斜視図、第２図、第５図及び第３図、第６図
は第１図及び第４図のカバーおよび袋体の平面図及び斜
視図である。 Ａ・・・・・・袋体、Ｂ・・・・・・カバー １・・・
・・・方形片、２・・・・・・当片、３・・・・・・係
止具、４・・・・・・孔、５・・・・・・掛止具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 折曲可能な材料製の方形片をＵ字状に折曲し且つその方
   形片の両側面を一対の当片にて閉塞して構成した袋体と
   、この袋体に方形片の折曲方向に巻回され両端縁が重合
   するカバーとの組合わせから戒り、上記袋体とカバーは
   分離可能で、カバーの重合端縁は係止具により係止可能
   となっており、かつ、カバーの裏面は、起毛織布が縫着
   又は起毛処理が施こされていることを特徴とする書道用
   具携帯バッグ。