JPS601644Y2 - ベッド装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベッド基体に小物類などを収容する収容部が設
けられたベッド装置に関する。

近時、上面にマツトレスが載置されるボトムマツトレス
などのベッド基体に、この−側面に開口した空間を形成
し、この空間を小物類などの収納部として有効に利用す
るようにしたベッド装置が出現している。

従来、このようなベッド装置においては、上記収納部を
そのまま利用したり、ここに箱体を挿脱自在に設け、こ
の箱体を小物入れなどとして利用したり、あるいは収納
部の開口に引違い戸を設けて利用するなどのことが行な
われていた。

しかしながら、上記収納部を上述したごとく利用すると
、基体の側面に開口があったり、箱体や引違い戸が基体
の側面から露出した状態となるので、この基体の外観が
損なわれ、極めて体裁が悪い。

とくに、上記基体がボトムマツトレスのように、この上
面に載置されるマツトレスと同様の外装地で表面全体が
被覆されるものにおいては、上記収納部と対応する箇所
の外装地を切断しなければならないので、ボトムマツト
レスの美観や意匠性の著しい低下を招くという問題があ
った。

本考案は上記事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、収納部が形成されたベッド基体の側面
に、この側面を覆うまち地を開閉自在に設けるようにし
て、上記収納部がベッド基体の外観を損なうことがない
ようにしたベッド装置を提供することにある。

以下、本考案の一実施例を第１図乃至第３図を参照して
説明する。

図中１はベッド基体としてのボトムマツトレスである。

このボトムマツトレス１は、下面四隅に脚２・・・・・
・が取着されているとともに、この下面を除く表面全体
が外装地３で被覆されている。

すなわち、この外装地３は、ボトムマツトレス１の上面
に積層された弾性材４ａを覆う鏡地４およびこの鏡地４
の周縁に上端を玉縁５によって連結したボトムマツトレ
ス１の周側面を覆うまち地６とからなる。

また、ボトムマツトレス１の長手方向−側面にはヘッド
ボード７が取着され、他側面にはこの側面に開口した一
対の収納部８，８が形成されている。

この収納部８，８が形成されたボトムマツトレス１の一
側面を覆ったまち地６は、一対の収納部８，８に対応す
るよう長手方向に沿って２つに分割されている。

各分割片６ａ、６ａは第２図に示すように上端だけが上
記玉縁５によって連結され、下端は自由となっていて、
開閉させることができるように設けられている。

なお、まち地６の他の部分の下端は、図示しないがボト
ムマットレス１の下面周辺部にタッカなどで固定されて
いる。

マタ、ボトムマツトレス１の上記−側面は、収納部８，
８の開口を除く部分が飾り布９で被覆されている。

上記一対の分割片６ａ、６ａの下端内面には、それぞれ
複数の第１のベルベットファスナ１０・・・・・・が取
着され、これら第１のベルベットファスナ１０・・・・
・・はボトムマツトレス１の下面周辺部に設けられた第
２のベルベットファスナ１１・・・・・・に係着するよ
うになっている。

そして、このように構成されたボトムマツトレス１上に
は上部マツトレス１２が載置される。

しかして、上記構成のベッド装置によれば、第１、第２
のベルベットファスナ１０・・・・・・、１１・・・・
・・の係着状態を外して分割片６ａ、６ａを第２図に示
すように開ければ、ボトムマツトレス１の一側面に開口
した収納部８，８を利用することができ、また第３図に
示すように第１のベルベットファスナ１０・・・・・・
を第２のベルベットファスナ１１・・・・・・に係着さ
せて分割片６ａ、６ａにより収納部８．８を塞げば、こ
れら分割片６ａ、６ａによって覆われた上記−側面を他
の側面と全く同じ外観にすることができる。

すなわち、分割片６ａ、６ａによって収納部８，８が開
口した一側面を覆うことにより、この側面に開口した収
納部８，８が隠されるので、ボトムマツトレス１の外観
を収納部８，８がないものと同様にすることができる。

また、上記−側面を覆うまち地６を一対の収納部８．８
に対応して２つの分割片６ａ、６ａに分割したので、必
要とする一方の収納部８だけを開けることかでき、便利
である。

なお、本考案は上記一実施例に限定されず、第４図に示
すように収納部８，８はボトムマツトレス１の長手側の
側面に開口するように形成してもよい。

また、図示はしないが、上記収納部をボトムマツトレス
の２つの側面あるいは３つの側面に形成してもよく、そ
の点はなんら限定されない。

さらに、開閉自在なまち地、すなわち分割片はベルベッ
トファスナに代りホックあるいは普通のファスナでボト
ムマツトレス側に着脱自在に結合するようにしてもよい
。

以上述べたように本考案は、ベッド基体にこの側面に開
口する収納部を形成するとともに、この収納部が形成さ
れた上記ベッド基体の側面を覆うまち地を開閉自在にし
た。

したがって、上記収納部を利用しないときには、まち地
によって収納部が隠されてボトムマツトレスの側面から
収納部の開口などが全く露出しないので、外観的に極め
て体裁がよく、ボトムマツトレスの商品価値を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案の一実施例を示し、第１図は
全体の斜視図、第２図は収納部を開けた状態の断面図、
第３図は同じく閉じた状態の断面図、第４図は本考案の
他の実施例を示すベッド装置の斜視図である。 １・・・・・・ボトムマツトレス（ベッド基体）、６・
・・・・・まち地、６ａ・・・・・・まち地、８・・・
・・・収納部、１２・・・・・・マツトレス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面にマツトレスが載置されるベッド基体に、この側面
   に開口する収納部を形成するとともに、この収納部が形
   成された上記ベッド基体の側面を覆うまち地を開閉自在
   にしたことを特徴とするベッド装置。