JPS6230855Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オートバイのタンクに取り付けて使
用することができたり、シヨルダー或いは手提げ
バツグとしても使用することのできるオートバイ
用タンクバツグに関するもので、特にシヨルダー
或いは手提げバツグとして使用する際に体裁がよ
いように工夫したものである。

従来のタンクバツグにおいてもシヨルダー或い
は手提げバツグとして使用できるように構成した
ものは存在するが、シヨルダー或いは手提げバツ
グとして使用する際に、タンクバツグに対する止
めバンド或いは止め具がバツグの外面に露出し、
体裁が良くない欠点があつた。

本考案は斯かる点に鑑みて提案されるもので、
バツグ本体の底面にマツトを取り付けると共にこ
のマツトの三辺をとり囲むようにチヤツクを取り
付け、バツグの底全体を覆う底カバーの周囲であ
つて前記チヤツクと対向する位置にチヤツクを取
り付け、チヤツク以外の部分を袋状に形成し、バ
ツグの一部にシヨルダーバンド及び手提げバンド
を、マツトの一部にタンクに対する止めバンドを
取り付けて成るもので、底カバーのチヤツクを止
める際に、タンクバツグに対する止めバンドをこ
の底カバー内に納めて外部に露出しないように工
夫したものである。

以下図に基づいて本考案の一実施例を詳記する
と、第１図において、１はタンクバツグ、２はこ
の一部に取り付けたシヨルダーバンド、３は手提
げバンド、４はタンクバツグ１の底面１′のほぼ
3/4に張設したスポンジ製のマツト、５はこのマ
ツト４の三辺に沿つて縫着したチヤツク、６はタ
ンクバツグ１の底面１′全体を覆う底カバーにし
て、この底カバー６の前記マツト４の三辺に沿つ
て縫着したチヤツク５と対向する位置にはチヤツ
ク７が縫着してあると共にその他の周縁は底面
１′の周囲に縫着し、マツト４と接する辺６′は開
放し、内部に袋部８を形成している。９…はタン
クに対する止めバンドである。

本考案は以上の如き構成から成り、このタンク
バツグ１をタンクに取り付けて使用する場合に
は、第２図に示すようにチヤツク５，７を開放
し、底カバー６をその先端から内側に丸めて袋部
８内に押し込み、タンクに対する止めバンド９を
タンクカバーの下縁に引掛けるかタンクの底側に
囲わして止める。

よつて、本考案によると、タンクバツグとして
使用する際に、マツト４を露出させても、底カバ
ー６が邪魔になることはない。

次に、本考案に係るタンクバツグをシヨルダー
或いは手提げバツグとして使用する場合には第３
図に示すように第２図の状態から丸めて押し込ん
だ底カバー６を引き出し、マツト４上に止めバン
ド９を折り畳み、チヤツク５，７を係合し、底カ
バー６にてマツト４全体を覆いながらこの中に止
めバンド９を収納してしまう。

よつて本考案によると、マツト４及び止めバン
ド９が底カバー６にて隠れ、シヨルダー或いは手
提げバツグとして使用するときに、タンクバツグ
としての面影は全くなくなり、非常に体裁がよく
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るタンクバツグの斜視図、
第２図はタンクに取り付けて使用する形態の断面
図、第３図はシヨルダーとして使用する形態の断
面図である。 １……タンクバツグ、２……シヨルダーバン
ド、３……手提げバンド、４……マツト、５……
チヤツク、６……底カバー、７……チヤツク、８
……袋部、９……止めバンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バツグ本体の底面にマツトを取り付けると共に
   このマツトの三辺をとり囲むようにチヤツクを取
   り付け、バツグの底全体を覆う底カバーの周囲で
   あつて前記チヤツクと対向する位置にチヤツクを
   取り付け、チヤツク以外の部分を袋状に形成し、
   バツグの一部にシヨルダーバンド及び手提げバン
   ドを、マツトの一部にタンクに対する止めバンド
   を取り付けて成るオートバイ用タンクバツグ。