JPH0650398Y2 - フロントフェンダーの包装具とその包装材 - Google Patents

フロントフェンダーの包装具とその包装材

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JPH0650398Y2
JPH0650398Y2 JP4529992U JP4529992U JPH0650398Y2 JP H0650398 Y2 JPH0650398 Y2 JP H0650398Y2 JP 4529992 U JP4529992 U JP 4529992U JP 4529992 U JP4529992 U JP 4529992U JP H0650398 Y2 JPH0650398 Y2 JP H0650398Y2
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JP
Japan
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sheet
folded
packaging
front fender
folding
Prior art date
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JP4529992U
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JPH0595891U (ja
Inventor
之彦 青野
Original Assignee
株式会社アオノ
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Publication date
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車部品であるフロ
ントフェンダを包装する包装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として図7に示すものがあっ
た。図7において、1は包装具であり、軟質性の発泡プ
ラスチックシート材により長方形状のシート主体2を形
成し、該シート主体2の下辺2aを正面方向上方に折り
曲げて左右両端を固着する。これにより上面が開口し底
部および左右両側が閉塞された長方形状のポケット3を
形成する。また上記シート主体2の左右方向中心部にそ
の上端からポケット3の直上部まで延びる縦スリット4
および該縦スリット4の下部から左右方向に延びる横ス
リット5を形成する。そして図9に示すように、U字状
に湾曲したフロントフェンダー6の胴部6aを上記ポケ
ット3内に収容し、フロントフェンダー6から食み出て
いるシート主体2の上端部、左右端部およびスリット
4,5の側部等を折り線(ア)を中心として正面方向に
折り曲げ、フロントフェンダー6の胴部6a,左右側部
6b,6cを包み込むようにしたものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、ポ
ケット3の左右下端の角部3a,3bが一重となってい
るためこの部の緩衝機能および強度が弱く、輸送中にこ
の部がフロントフェンダー6の胴部6aの左右の角部6
a−1,6a−2によって裂かれ、該角部6a−1,6
a−2が損傷する欠点があった。また、縦スリット4が
シート主体2の左右方向中心部に形成されていたので、
フロントフェンダー6の胴部6aの左右方向中央部が外
部に露出し易く、この部が損傷される欠点があった。本
考案は上記欠点を解消した新規なフロントフェンダーの
包装具を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、所
定の厚さを有する可橈性資材により長方形状のシート資
材を設け、該シート資材を長手方向に3分割するととも
に、各分割シートを谷折りにして3個の第1〜第3折り
シートを設け、第2折りシートと第3折りシートとを互
いに向い合わせてそれぞれの一端部を第1折りシートの
両端部にその開放側から直交方向に重ね、前記各重ね部
を互いに固着するとともに、少なくとも第1折りシート
と第3折りシートとは両者の重ね部の一方の折り片同士
を固着し、第2折りシートおよび第3折りシートの内方
に位置する第1折りシートの両端部にその開放側から谷
部方向に延びるスリットを設ける構成したものである。
【0005】
【作用】本考案は上記構成にしたものであるから、第1
〜第3折りシートによりU字状に屈曲する収容部が形成
されるとともに、該収容部の角部は二重となってこの部
の緩衝機能および強度が高くなる。また、第1折りシー
トのスリット間の中間部は該第1折りシートの長手方向
の線に沿って屈曲可能となる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1はシート資材の平面図、図2は
第1〜第3折りシートの組み付け要領を示す斜視図、図
3は包装具の斜視図、図4は図3のIV−IV断面図、図5
はシート資材の断面斜視図、包装具の使用状態を示す側
面図である。図3において、10はフロントフェンダー
の包装具であり、第1〜第3折りシート12〜14をU
字状に組み付けてなる。この第1〜第3折りシート12
〜14は以下の如くなっている。まず図1に示すよう
に、所定の厚さを有する可橈性資材により長方形状のシ
ート資材(包装材)11を形成し、該シート資材11を所
定ピッチの切断線(イ)に沿って長手方向に3分割す
る。上記シート資材11は、図5に示すように、クラフ
ト紙(表紙)11aと木綿の不織布11bと密度の低い
厚紙11cとを順次積層固着して厚さ3mm程度に形成す
る。
【0007】次いで上記分割された各分割シートを長手
方向の中心線(ウ)を中心として谷折りにして図2に示
すように、3個の第1〜第3折りシート12,13,1
4を形成し、同図に示すように第1折りシート12をそ
の開放側を上方に向けて左右方向に延長させ、第2折り
シート13と第3折りシート14とをその開放側を左右
方向から向い合わせて上下方向に延長させ、この状態で
上記第2折りシート13および第3折りシート14の各
下端部を第1折りシート12の左右端部に嵌合させ、各
重ね部を互いに固着する。この場合、図3および図4に
示すように、左部の第2折りシート13はその下端部の
両辺を第1折りシート12の左端部の両辺に重ねて固着
し、第3折りシート14はその下端部の背面側の折り辺
14aを第1折りシート12との右端部の背面側の折り
辺12aに重ねて固着する。また、上記第2折りシート
13および第3折りシート14の内方に位置する第1折
りシート12の両端部にその開放側(上端)から谷部方
向(下方)に延びる一対のスリット15,16を形成す
る。
【0008】次に上記実施例の使用態様について説明す
る。図6に示すように、U字状に湾曲したフロントフェ
ンダー20を倒立させて包装具10内に収容する。即ち
第3折りシート14の正面辺14bを図3に示すように
外側方(右方)に広げ、この状態でフロントフェンダー
20の胴部20aを第1折りシート12内に、左側部2
0bを第2折りシート13内に収容し、右側部20cを
第3折りシート14の背面辺に載置する。次いで上記第
3折りシート14の正面辺14bを内方(左方)に折り
曲げてフロントフェンダー20の右側部20cの正面を
覆う。次いで第1折りシート12の左右方向の中間部1
2bを折り線(エ)を中心として互いに対面する方向に
折り曲げてフロントフェンダー20の胴部20aに巻き
付け、また第2、第3折りシート13,14の上端部お
よび左右端部を折り線(オ)、(カ)を中心として折り
曲げ、上記各折り曲げ部を接着テープあるいはロープで
縛って止める。これにより、フロントフェンダー20の
胴部20aは第1折りシート12の中間部12bにより
包囲されて外部に露出しなくなり、またフロントフェン
ダー20の胴部20aの左右端部20a−1,20a−
2は、第1折りシート12の左右端部と第2、第3折り
シート13,14の下端部との重ね部による二重壁で包
囲され、外部からの障害物に十分耐えることになる。
【0009】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案
は、負荷が局部的に加わる角部の緩衝機能が高くなると
ともに、厚手のシート資材であってもフロントフェンダ
ーの全面を容易に包囲することができる。また包装材は
木質資材により形成したので、廃棄および焼却処分が容
易になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシート資材の平面図である。
【図2】本考案による第1〜第3折りシートの組み付け
要領を示す斜視図である。
【図3】本考案による包装具の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本考案によるシート資材の断面斜視図である。
【図6】本考案による包装具の使用状態を示す側面図で
ある。
【図7】従来例による包装具の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】フロントフェンダーの包装具の使用状態を示す
概略平面図である。
【符号の説明】
10 包装具 11 シート資材(包装材) 11a クラフト紙 11b 木綿の不織布 11c 厚紙 12 第1織りシート 12a 背面側の折り辺 12b 中間部 13 第2折りシート 14 第3折りシート 14a 背面側の折り辺 15 スリット 16 スリット 20 フロントフェンダー 20a 胴部 20b 左側部 20c 右側部 (イ) 切断線 (ウ) 中心線 (エ) 折り線 (オ) 折り線 (カ) 折り線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さを有する可橈性資材により長
    方形状のシート資材を設け、該シート資材を長手方向に
    3分割するとともに、各分割シートを谷折りにして3個
    の第1〜第3折りシートを設け、第2折りシートと第3
    折りシートとを互いに向い合わせてそれぞれの一端部を
    第1折りシートの両端部にその開放側から直交方向に重
    ね、前記各重ね部を互いに固着するとともに、少なくと
    も第1折りシートと第3折りシートとは両者の重ね部の
    一方の折り辺同士を固着し、第2折りシートおよび第3
    折りシートの内方に位置する第1折りシートの両端部に
    その開放側から谷部方向に延びるスリットを設けたこと
    を特徴とするフロントフェンダーの包装具。
  2. 【請求項2】 前記シート資材は、クラフト紙と木綿の
    不織布と密度の低い厚紙とを積層して一体的に固着して
    なるフロントフェンダーの包装具用包装材。
JP4529992U 1992-06-05 1992-06-05 フロントフェンダーの包装具とその包装材 Expired - Lifetime JPH0650398Y2 (ja)

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JP4529992U JPH0650398Y2 (ja) 1992-06-05 1992-06-05 フロントフェンダーの包装具とその包装材

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JPH0595891U JPH0595891U (ja) 1993-12-27
JPH0650398Y2 true JPH0650398Y2 (ja) 1994-12-21

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