JPS6348506Y2 - - Google Patents

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JPS6348506Y2
JPS6348506Y2 JP16973384U JP16973384U JPS6348506Y2 JP S6348506 Y2 JPS6348506 Y2 JP S6348506Y2 JP 16973384 U JP16973384 U JP 16973384U JP 16973384 U JP16973384 U JP 16973384U JP S6348506 Y2 JPS6348506 Y2 JP S6348506Y2
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piece
bent
pieces
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folding
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JP16973384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案の産業上の利用分野は生理用品等を収容
してそのまま廃棄することができる組立容易な組
立紙器の分野である。
〔従来の技術〕
開閉自在な蓋を有し、組立容易な紙器として従
来より各種のものが堤案されている。
例えば、実公昭39−35546号公報記載のものが
ある。
この公報記載の組立紙器は自在に折畳まれる底
板を有し、外側端縁を内方に軽く押すだけで扁平
な状態から立体的な筐体とすることができるとと
もに、自動的に底板が形成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したような紙器は自動的に底が形成される
という極めて優れた利点を有するが、上端開口部
はストレートであり、強度的にも弱く型くずれが
し易く蓋の開閉が面倒であるという問題点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては上述した問題点を解決するた
めに開閉容易な蓋を設けると共に紙器の開口部の
端縁に相互に連結されるとともに内側に向かつて
折曲げられる折曲片を有し、これら折曲片のうち
蓋に隣接する折曲片の基部を下側に向かつて凸と
なる円弧状の折線部を介して折曲げることにより
強度を増大させるとともに、これら折曲片の両端
を仮固定することにより折曲片が設けられた側板
の上端部を左右に押し広げ、投入物を投入しやす
いように構成した。
〔作用〕
このような構造を採用すると、組立紙器の開口
部は強度が極めて向上するとともに、外側に向か
つて膨出し、物体を投入し易くなり、極めて使い
勝手が良くなる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。
第1図以下は本考案による一実施例を説明する
もので、第1図には本考案に成る組立紙器が展開
された状態で示されている。
本考案に成る紙器1は1枚の厚紙から連続した
状態で打抜かれており、内側面には防水加工が施
され、それぞれ同じ幅を有する前後の側壁2,3
及び左右の側壁4,5とから構成されている。
前後の側壁2,3はそれぞれ長方形に形成され
ているが、側壁2の長辺の長さは側壁3の長辺よ
りもやや長くなつている。したがつて後述するよ
うに紙器を形成すると上方開口部は傾斜状に形成
される。即ち折線8側が高く、折線9側が低くな
る。
また、側壁2の外側縁には折線6を介してのり
しろ7が連続しており、内側縁には折線8を介し
て側壁4が連続している。この側壁4は折線9を
介して側壁3の第1図中左側縁と連続している。
側壁3の第1図中右側縁は折線10を介して側
壁5と連続している。
側壁2の上側縁には折線11を介して略台形状
の折曲片12が連続して設けられている。
この折曲片12の中央には扁平な上向き「コ」
字状の切込み12aが形成されており、また左右
の斜辺のほぼ中央には段部12b,12bが形成
されている。
また、側壁2の下側縁には折線13を介して折
曲片14が連続している。
この折曲片14の図中左側縁は内側に向かつて
わずかに傾斜しており、下側縁の中央部にはほぼ
三角形状の切欠部14aが形成されている。
また、折曲片14の切欠部14aの内方端から
前記折線8の下端に向かつて折線14bが形成さ
れている。
また、側壁4の上端部には下側に向かつて凸と
なる円弧状の折線15を介して折曲片16が連続
して形成されている。
この折曲片16の上側縁も円弧状の側縁16a
となつており、前記折曲片12側の側縁には段部
16bが、反対側の側縁側には長孔16cが傾斜
した状態で形成されている。
また、側壁4の下端には前記折線13に連続す
る折線17を介して台形状の折曲片18が連続し
て形成されている。
この折曲片18は前記折曲片14側に片寄つた
状態で形成されている。
また、側壁3の上端には折線19を介して台形
状の折曲片20が連続して形成されており、その
左右の両側縁には突片21が突設されている。
また、折曲片20には折線19と平行な折線2
2を介して蓋23が連続して形成されている。
この蓋23の左右の両側縁は外側に向かつて膨
出している。
また、蓋23の上端部には折線22と平行な折
線24を介して折曲片25が形成されている。
この折曲片25の外側縁の中央部には突片25
aが形成されている。
また、折線24の中央部には扁平な下向き
「コ」字状の切込み26が形成され、切込み26
により突片26aを引起し可能に形成しておる。
また、側壁3の下端には折線17に連続する折
線27を介して前記折曲片14と同一形状の折曲
片28が連続して形成されている。
この折曲片28の外側縁の中央部に略三角形状
の切欠部28aが形成されており、この切欠部2
8aの内方端から折線10の下端に向かつて折線
28bが形成されている。前記折線14b,28
bはミシン目状に形成されてもよい。
また、側壁5の上端部には前記折線15と対称
な状態で下側に向かつて凸となる円弧状の折線2
9を介して折曲片30が連続して形成されてお
り、この折曲片30も前記折曲片16と対称な形
状を有し、その上側縁は円弧状の側縁30aとな
つており、外側縁には段部30bが形成され、反
対側の外側縁側には長孔30cが傾斜した状態で
形成されている。
この長孔30cと、前記長孔16cには前記折
曲片20の突片21がそれぞれ嵌合される。
また、側壁5の下端には前記折線27に連続し
た折線31を介して折曲片32が連続して形成さ
れている。
この折曲片32は前記折曲片18と同一の形状
をしている。
次に、以上のように構成された組立紙器の組立
方法について説明する。
まず、第2図に示すように折線6,8,9,1
0で各側壁2,4,3,5を山折にする。
第3図に示すように折線31から折曲片32を
山折にし、続いてその上に一部が重なるようにし
て折曲片28を折線27から山折にする。
次に、折線17から折曲片18を山折にし、折
曲片28上に重ねる。
続いて折曲片14を折線13から山折にし、折
曲片32,18上に重ねる。この状態が第4図に
示す状態である。
この時、第3図に梨地模様で示す折曲片14の
裏面の折線14bより外側の部分に接着剤14c
を塗布し、この部分を折曲片18の上側に接着す
る。
続いて、第5図に示すように折曲片14の糊付
けされていない部分を、最初に折曲げた折曲片3
2の下側に差し込む。
この状態ではそれぞれの折曲片14,18,2
8,32が切欠部14a,28aの相互の噛み合
いによつて互いに相手方を拘束し合い、しかも一
番上側に位置する折曲片14の一部が折曲片18
に接着されているため、各折曲片は分離しない。
そして、折線14b,28bが角筒状となつた
紙器の対角線を構成するため、この対角線が谷折
線となるように折線14b,28bが成す対角線
と反対の対角線方向から紙器全体を押せば、第6
図および第7図に示すように次第に扁平なひし形
になり、紙器は底板を構成した状態で扁平に折畳
まれ、広げる時には底板が第5図に示すように自
然に構成される。
続いて、折曲片12,16,30をそれぞれの
折線11,15,29から折曲げるが、この時に
は第8図及び第9図に示すように折曲片12と折
曲片16の角部は段部12bが折曲片16の下側
へ、段部16bが折曲片12の下側となるように
係合される。
折曲片12と30も同様にして段部12bが折
曲片30の下側に段部30bが折曲片12の下側
に重なるようにして係合させる。
このようにして係合させると、折曲片16,3
0の折線15,29は直線ではなく円弧状である
ため側板4,5の幅よりも折線15,29の長さ
の方が長い。
このため、側壁4,5の上端部は折曲片12と
16,30が上述したようにして係合されると外
側に向かつて円弧状に膨出されるとともに、折曲
片12が内側の下方に向かつて押され、同時に折
曲片16,30もわずかに下方に向かつて折曲げ
られる。
この状態で折曲片20を折線19から折曲げ
て、その左右の突片21を折曲片16,30の長
孔16c,30c中に嵌合させる。
これで、折曲片20は折曲片16,30側に連
結されたことになる。
この状態では蓋23のみが自由状態となつてお
り、開閉自在である。
この蓋23を閉じたい場合には折曲片25を折
線24から谷折に折曲げて切込み26の部分から
突片26aを切起こし、これを折曲片12の切込
み12a中に挿入すれば蓋23は確実に閉じる。
この状態を第14図に示す。
蓋23を開きたい場合には折曲片25の突片2
5aを指でつまんで突片26aを切込み12aか
ら引き出せば良い。
このようにして得られた組立紙器はその上端の
開口部が4個の折曲片12,16,20,30に
よつて囲まれており、かつ相互に相手側を規制す
るように係合しているため、強度的に極めて強く
型くずれが生じない。
また、左右の側壁4,5の上端は折線15,2
9が円弧状であるため、折曲片16,30を内側
に折曲げると外側に向かつて膨出するため開口面
積が大きくなつて投入し易く、しかも膨出によつ
て側壁4,5の表面が緊張状態になり、その結果
強度が極めて大きい。
特に本実施例の如く、折線8が高く、折線9が
低くなるように折線15,29を傾斜状に形成す
ると、第14図からもわかるように側壁2を人に
対向するように紙器を置いたときには紙器内の汚
物が見えにくくなり、使用者に不快感を与えない
という利点を有する。
また、蓋23の開閉は極めて容易であり、極め
て使い勝手が良い。
なお、第12図に示すように、組立てられた紙
器の底部に皿状に形成された合成樹脂製のトレイ
50を載置してもよい。こうすれば生理用品等の
湿気を帯びた物品が投入されても紙器の底面が湿
気を帯びることはない。勿論本実施例のように紙
器の内面に防水加工を施すことにより、さらに防
水性を強化できることは云うまでもない。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、組立紙器の上端部の周囲に内側に向かつて折
曲げられ、かつ相互に係合状態となる折曲片を設
けるとともに、左右の折曲片の折線を円弧状に形
成してあるため、左右の側壁の上端部が外方に向
かつて膨出し開口面積が大きくなるとともに側壁
が緊張状態になつて固型性が増強される。
従つて、開口端は大きな強度を持ち型くずれが
せず、物体を投入し易い。
また、蓋は突片を切込みに出し入れすることに
より開閉でき、極めて使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を説明するもので第1図
は展開図、第2図〜第5図は組立方法の説明図、
第6図及び第7図は折畳み方法の説明図、第8図
〜第11図は折曲片の相互の係合方法を示す説明
図、第12図〜第14図は紙器の上端開口部の組
立方法を示す斜視図、第15図は第14図のA−
A線拡大断面図、第16図は第14図のB−B線
拡大断面図である。 1……紙器、2〜5……側壁、6,8〜10,
11,13,15,17,19,22,24,2
9,31……折線、7……のりしろ、12,1
4,16,18,20,25,28,30,32
……折曲片、12a,26……切込み、12b,
16b,30b……段部、16c,30c……長
孔、21,26a……突片、23……蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1枚の連続した厚紙から打抜かれ、角筒状に組
    立てられる組立紙器において、左右の側壁4,5
    の上端には下側に向かつて凸となる円弧状の折線
    15,29を介して折曲片16,30を連続して
    形成し、これら側壁4,5に挾まれた側壁3の上
    端部には折線19を介して折曲片20と、これに
    連続する蓋23とを連続して形成し、折曲片20
    の左右の両側縁には前記折曲片16,30の対向
    する側縁部に形成された長孔16c,30cに嵌
    合される突片21を形成し、側壁3と対向する側
    壁2の上端には折曲片16,30の側縁の段部1
    6b,30bと相互に係合される段部12bを形
    成するとともに、折曲片12には切込み12aを
    形成し、前記蓋23は折線22を介して折曲片2
    0から連続して形成し、この蓋23には前記切込
    み12aに挿入される突片26aを形成するため
    の切込み26を形成したことを特徴とする組立紙
    器。
JP16973384U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPS6348506Y2 (ja)

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JP16973384U JPS6348506Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6183517U JPS6183517U (ja) 1986-06-02
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