JP3130190U - 防湿ケース - Google Patents

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福田 武
晋哉 小林
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Abstract

【課題】 収納する物品をフィルムで包んだり、ケースとは別部材の防錆紙や防錆シートを敷いたりすることなく、あるいは内外両ケース以外に別部材のパッドを用いたりする必要のない防湿ケースを提供する。
【解決手段】 段ボール製外ケース1と、この外ケース1内に密接状態に嵌め入れられる段ボール製内ケース10との組合せからなり、両ケースの段ボールは表面に防湿処理が施されている。内ケース10は、底壁11の四周に連設された前後左右の側壁12、12、13、13と、後双璧12に連接された蓋壁14と、隣接する側壁どうしの隙間を塞ぐ側壁間隙間閉塞壁15とから構成される。内ケース左右両側壁13、13及び前側壁12の高さは、外ケースの閉蓋状態の下で、内ケース蓋壁により押圧されて、上縁が圧縮されうる高さに設定されている。
【選択図】図1

Description

この考案は、防湿ケース、特に段ボールから作製されケース内に収容する物品の防錆のために用いられる防湿ケースに関するものである。
従来、各種機械に用いられる金属製部品のように搬送中あるいは保管中に錆が発生するおそれのある物品は、錆の発生を防止するために、物品自体をフィルムで包んだり、あるいは防錆紙や防錆シートをケース内に敷いたりすることが行われていた。
この梱包に際しては、物品自体をフィルムで包んだり、防錆紙や防錆シートを敷くことの煩わしさに加えて、それらを段ボール箱とは別に用意しておかなければならないという煩わしさがあった。
また、防水、断熱を目的とした包装用箱については種々の提案がなされているところから、本出願人は、それらを防湿ケースとして用いることも検討してみたが、それらは外箱と内箱の他に、数点の内枠やパッドを用いなければならないものであった。
実開平6−76378号公報(第4図) 実開昭62−182271号公報(第1図)
この考案は、上記問題点に鑑み、収納する物品をフィルムで包んだり、ケースとは別部材の防錆紙や防錆シートを敷いたりすることなく、あるいは内外両ケース以外に別部材のパッドを用いたりする必要のない防湿ケースを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1の考案に係る防湿ケースは、段ボール製外ケースと、この外ケース内に密接状態に嵌め入れられる段ボール製内ケースとの組合せからなり、少なくとも内ケースの段ボール表面に防湿処理が施されており、内ケースは、底壁と、その四周に連設された前後左右の側壁と、後側壁に連設された蓋壁と、隣接する側壁どうしの隙間を塞ぐ側壁間隙間閉塞壁とからなり、内ケース左右両職壁及び前側壁の高さは、外ケースの閉蓋状態の下で、内ケース蓋壁により押圧されて、上縁が圧潰される高さに設定されている構成が採用される。
請求項2の考案に係る防湿ケースは、請求項1の構成に加えて、内ケース蓋壁の内面に、対応する内ケース左右及び前側壁の上縁より内側に、蓋壁の外面に達しないコ字状切目が刻設され、前記蓋壁による内ケース左右及び前側壁の上縁押圧時に、コ字状切目の外側が
内側よりも圧縮されやすくなされている構成が採用される。
請求項3の考案に係る防湿ケースは、請求項1又は請求項2の構成に加えて、内ケースが、側壁の高さ方向が段ボールの段方向に沿って裁断されてなる構成が採用される。
請求項1の考案に係る防湿ケースは、内ケースが嵌め入れられた外ケースを閉蓋すると、内ケースの蓋体により内ケース側壁の上縁が圧潰され、蓋体と側壁とのより一層の密接状態が得られる。また、内ケース側壁間の隙間が、側壁間隙間閉塞壁により塞がれているので内ケースの良好な密封状態が実現される。
しかも、内ケースの段ボール表面に防湿処理が施されているので、十分な防湿性を発揮する。
また、側壁間隙間閉塞壁が設けられていることにより、耐荷重性、耐衝撃性が増大する。
請求項2の考案に係る防湿ケースは、内ケース蓋壁の内面に、対応する内ケース左右及び前側壁の上縁より内側に、蓋壁の外面に達しないコ字状切目が刻設され、前記蓋壁による内ケース左右及び前側壁の上縁押圧時に、コ字切目の外側が内側よりも圧縮されやすくなされている構成が採用されているので、請求項1の考案に係る防湿ケースが奏する効果に加えてより一層密封性が高く、ひいては防湿性に優れた効果を奏する。
請求項3の考案に係る防湿ケースは、内ケースが、側壁の高さ方向が段ボールの段方向に沿って裁断されてなる構成が採用されているので、請求項1の考案に係る防湿ケースが奏する効果に加えて、側壁上縁が圧縮されやすく、蓋壁と側壁との密接状態もより一層得られやすく、またこん包作業も行い易くなるという効果を奏する。
以下、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この考案に係る防湿ケースの一実施形態の開蓋状態の斜視図、図2は、内ケースの組立途上の斜視図、図3は内ケースの展開状態平面図、図4は内ケースに外ケースの内フラップを被せる直前の要部断面図、 図5は閉蓋状態の要部断面図である。
外ケース(1)は、いわゆるA形式の段ボール箱で、横並びに連設された四周側壁の一対の対向側壁(2)(2)の上下両縁に内フラップ(4)(4)が連設される一方、他の一対の対向側壁(3)(3)の上下両縁に外フラップ(5)(5)が連設されてなる一般的な段ボール箱であるので、詳細な説明は省略する。
なお、横並びに連設された両端の側壁(2)(3)は、胴貼り用接合片(図示省略)を介して連結されているが、その胴貼り用接合片の延長部(6)が内フラップ(2)の内面に貼着されている。
内ケース(10)は、図2に示すように、底壁(11)の四周に起立する前後左右の側壁(12)(12)(13)(13)と、こられ側壁(12)(13)…の上縁に覆い被せられる蓋壁(14)と、隣接する側壁どうしの隙間を塞ぐ側壁間隙間閉塞壁(15)…とから構成されている。
この内ケース(10)を、図3に示す展開状態平面図に基づいて詳しく説明すると、矩形の底壁(11)の四周に折目(22)(22)(23)(23)を介して前後側壁(12)(12)及び左右側壁(13)(13)が連設されている。また、段ボールから裁断するに際しては、図3に一部を切り欠いて示すように、側壁の高さ方向が段ボールの段方向に沿って裁断されている。
この左右側壁(13)(13)は、その高さが、外ケース(1)の閉蓋状態の下で、内ケース蓋壁(14)により押圧されて、上縁が圧潰される高さに設定され、上縁前部は少し低く設定されている。また、下部の幅よりも上部の幅の方が僅かに大に設定されて、外ケース内においてその上部が前後側壁に挟み付けられる状態となり、内側への倒れ込みが防止されるものとなされている。
この倒れ込みが防止されていることにより、蓋壁(14)による閉蓋状態の下で、左右右側壁(13)(13)の上縁が、後述する蓋壁内面コ字状切目(17)の外側に確実に位置することになる。
前後側壁(12)(12)の左右両端には、隣接する側壁どうしの隙間を塞ぐ側壁間隙間閉塞壁(15)(15)が折目(24)(24)を介して連設されている。この側壁間隙間閉塞壁(15)の高さは、左右側壁(12)(12)の高さより小に設定されている。
また後側壁(12)の上縁には折目(25)を介して蓋壁(14)が連設されている。この蓋壁(14)の前側壁がわの両端部に折目(26)(26)を介して摘み片(16)(16)が突設されている。また、蓋壁(14)の内面には、蓋壁(14)の閉蓋時に対応する左右及び前側壁の上縁より内側の位置に、蓋壁(14)の外面に達しないコ字状切目(17)が刻設されている。
上記外ケース(1)及び内ケース(10)に用いられている段ボールは、ライナーに防湿性に優れた防湿紙(三国紙工株式会社製、登録商標マイエコロ)が用いられている。この防湿紙が用いられた段ボールは、例えば通常のライナーの表面に厚さ15μのポリエチレンラミネートを行った場合よりも、透湿度、防湿性が優れているものである。
而して、上記実施形態の防湿ケースは、使用に供するまでの輸送、保管時には、外ケース(1)は通常の段ボール箱と同様に扁平折畳み状態とされる、内ケース(10)も底壁(11)と後側壁(12)の間の折目から二つ折りされた扁平折畳み状態とされる。
使用に際して、この折畳み状態からまず、外ケース(1)を箱形態に組立てておく。内ケース(10)を二つ折り状態から後側壁(12)を起立させると共に、左右両側壁(13)(13)及び前側壁(13)を起立させる。
その後、図2に示すように、後側壁(12)の側壁間隙間閉塞壁(15)(15)を左右側壁(13)(13)の外面に沿わせる一方、前側壁(12)の側壁間隙間閉塞壁(15)(15)を左右側壁(13)(13)の外面に沿わせた状態とし、この内ケース(10)を図1に示すように外ケース(1)内に嵌め入れる。
この外ケース(1)内に嵌め入れた内ケース(10)内に物品を収納した後、内ケース蓋壁(14)を内ケース側壁上縁に被せ、摘み片(16)(16)を蓋壁(14)上面に折り返す。
図4は、その包装途上の状態を示す要部断面図で、この状態においては、内ケース蓋壁(14)は、その内面が左右側壁(13)(13)の上縁に軽く当接しており、左右側壁(13)(13)の上縁はまだ圧縮されていない。
この状態から内フラップ(4)(4)を蓋壁(14)の上面に被せ、最後に外フラップ(5)(5)を内フラップ(4)(4)の上面に被せ、一般の段ボール箱と同様に接着テープを用いて閉蓋状態を保持させることにより、この防湿ケースによる包装が完了する。
図5は、その包装完了状態を示す要部断面図で、この状態のおいては、蓋壁(14)に押圧されて左右側壁(13)(13)上縁及び前側壁(12)上縁が圧縮されると共に、蓋壁(14)内面のコ字状切目(17)の外側部位(14a)(14a)(14a)も圧縮されて、左右側壁(13)(13)上縁及び前側壁(12)上縁と蓋壁(14)との良好な密接状態が得られることになる。
また、左右側壁(13)(13)と前後側壁(12)(12)間の隙間が、側壁間隙間閉塞壁(15)(15)によって塞がれるので、内ケース(10)の良好な密封状態が実現する。
なお、上記実施形態において、段ボールの防湿処理はライナーに防湿紙を用いたものが採用されているが、これを通常のライナーにポリエチレンフィルムをラミネートしたものとしても良い。
また、内ケース蓋壁の内面のコ字状切目は、それが無くても蓋壁内面も多少圧縮されるので、蓋壁と左右前側壁との密接状態も得られるが、より一層の密接状態が得られることになるので、あるほうが好ましい。
さらに、内ケースは、実施形態では側壁の高さ方向が段ボールの段方向と一致する態様で裁断されているが、これを側壁の高さ方向が段ボール段方向と直交する態様で裁断しても良い。しかし、蓋壁と側壁とのより一層の密接状態を得るためには、実施形態のような態様であるほうが効果的である。
この考案に係る防湿ケースの一実施形態の開蓋状態斜視図である。 同内ケースの組立途上の斜視図である。 同内ケースの展開状態平面図である。 内ケースに外ケースの内フラップを被せる直前の要部断面図である。 閉蓋状態の要部断面図である。
符号の説明
1…外ケース
10…内ケース
11…底壁
12…前後側壁
13…左右側壁
14…蓋壁
17…コ字状切目

Claims (3)

  1. 段ボール製外ケースと、この外ケース内に密接状態に嵌め入れられる段ボール製内ケースとの組合せからなり、
    少なくとも内ケースの段ボール表面に防湿処理が施されており、
    内ケースは、底壁の四周に連設された前後左右の側壁と、後側壁に連設された蓋壁と、隣接する側壁どうしの隙間を塞ぐ側壁間隙間閉塞壁とからなり、
    内ケース左右両側壁及び前側壁の高さは、外ケースの閉蓋状態の下で、内ケース蓋壁により押圧されて、上縁が圧縮されうる高さに設定されていることを特徴とする防湿ケース。
  2. 内ケース蓋壁の内面に、対応する内ケース左右及び前側壁の上縁より内側に、蓋壁の外面に達しないコ字状切目が刻設され、前記蓋壁による内ケース左右及び前側壁の上縁押圧時に、コ字状切目の外側が内側よりも圧縮されやすくなされている請求項1に記載の防湿ケース。
  3. 内ケースは、側壁の高さ方向が段ボールの段方向に沿って裁断されてなる請求項1又は請求項2に記載の防湿ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017109745A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 ザ・パック株式会社 隔離ケース
CN107187727A (zh) * 2017-06-17 2017-09-22 重庆市开州区源兑科技有限公司 一种计算机储存箱

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