JP2023012715A - 手組箱のロック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装状態での防塵性及び保形性に優れ、外観や開封時の見栄えがよく、材料を効率的に使用できる手組箱のロック構造を提供する。【解決手段】額縁壁11の外面板14と内面板16の間に、側壁12から延びる内フラップ13が挟み込まれて保形される手組箱のロック構造において、内フラップ13に逆折線18を根元とする外曲舌片19が設けられ、その先端に逆折線20を根元とする内曲舌片21が連なり、外曲舌片19を内フラップ13の外面に重ね、内曲舌片21を内フラップ13の底部から底壁10の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げ、内曲舌片21を内面板16の先端から延びる底重板17の嵌合穴23に嵌合させ、内曲舌片21の切抜部22に内面板16の先端の係合突起24を係合させると、額縁壁11の折曲状態の戻りが阻止され、ロック状態になるようにする。【選択図】図4

Description

この発明は、手組箱を組立状態の形状に保持するためのロック構造に関する。
ギフト箱等として使用される手組箱のロック構造は、図11に示すようなものが一般的である。このロック構造を備えた手組箱は、いわゆる額縁構造を有し、底壁50の隅部をなす各辺に額縁壁51及び側壁52がそれぞれ連設され、底壁50の隅部に臨む側壁52の端辺から内フラップ53が延出され、額縁壁51が底壁50に順次連なる外面板54、頂板55及び内面板56から構成されたものとなっている。
この手組箱の組み立てに際しては、外面板54、頂板55及び内面板56を巻き込むように折り曲げ、外面板54と内面板56の間に内フラップ53を挟み込む。そして、内面板56の先端の係合突起57を、底壁50の外面板54との境界沿いに穿設された係合穴58に係合させる。これにより、手組箱は組立状態の形状に保持される。
ところが、図11に示すような手組箱のロック構造では、底壁50に穿設された係合穴58が外部と連通しているため、物流過程において、手組箱の内部に塵埃が侵入する恐れがある。このような懸念への対策として、下記特許文献1においては、図12に示すような手組箱のロック構造が提案されている。
この手組箱もまた、いわゆる額縁構造を有し、図12(a)のブランクに示すように、底壁60の隅部をなす各辺に額縁壁61及び側壁62がそれぞれ連設され、底壁50の隅部に臨む側壁62の端辺から内フラップ63が延出され、額縁壁61が底壁60に順次連なる外面板64、頂板65及び内面板66から構成されるとともに、内面板66の先端に底重板67が連設されたものとなっている。
そして、内フラップ63には、内面板66を切り込んで半円状の内曲舌片68が通常の折罫線を介して連設され、底重板67には、内曲舌片68に対応する半円状の嵌合穴69が内面板66との境界に臨んで穿設されている。また、内曲舌片68の基部にはスロット状の切抜部70が穿設され、内面板66の先端には、嵌合穴69の内部に突出して切抜部70に対応する係合突起71が設けられている。
この手組箱の組み立てに際しては、図12(b)に示すように、外面板64、頂板65及び内面板66を巻き込むように折り曲げ、外面板64と内面板66の間に内フラップ63を挟み込むとともに、内曲舌片68を内側へ折り曲げ、底重板67を底壁60の内面に重ねるように折り曲げる。これにより、内曲舌片68が嵌合穴69に嵌め込まれ、切抜部70に係合突起71が係合して、額縁壁61の折曲状態の戻りが阻止され、手組箱は組立状態の形状に保持される。
登録実用新案第3077607号公報
しかしながら、図12に示すような手組箱のロック構造では、図12(b)に示す組立状態で額縁壁61の内面に半円状の切欠部72が生じるため、開封した際の見栄えに影響するという問題がある。
また、手組箱の深さが大きい場合、ブランクの紙幅を従来同様の範囲に抑えるための内フラップ63の長さの制約との関係で、切欠部72が額縁壁61の外面に及んでしまい、包装状態での外観を損ねることがある。
そこで、この発明は、包装状態での防塵性及び保形性に優れ、外観や開封時の見栄えがよく、材料を効率的に使用できる手組箱のロック構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、底壁の隅部をなす各辺に額縁壁及び側壁がそれぞれ連設され、前記隅部に臨む側壁の端辺から内フラップが延出され、前記額縁壁が前記底壁に順次連なる外面板、頂板及び内面板から構成され、
前記外面板、前記頂板及び前記内面板が巻き込むように折り曲げられ、前記外面板と前記内面板の間に前記内フラップが挟み込まれて保形される手組箱のロック構造において、
前記内フラップには、逆折線を根元とする外曲舌片が設けられ、その先端に逆折線を根元とする内曲舌片が連設され、
前記外曲舌片が前記内フラップの外面に重なり、前記内曲舌片が前記内フラップの底部から前記底壁の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げられ、前記内曲舌片に前記内面板の先端側が係止されて、ロック状態になるものとしたのである。
また、前記内面板の先端から底重板が延出され、前記底重板には、前記内曲舌片に対応する嵌合穴が前記内面板との境界に臨んで穿設され、
前記底重板が前記底壁の内面に重なるように折り曲げられ、前記内曲舌片が前記嵌合穴に嵌合して、ロック状態になるものとしたのである。
また、前記内曲舌片の基部に切抜部が穿設され、
前記内面板の先端には、前記切抜部に対応する係合突起が設けられ、
前記切抜部に前記係合突起が係合して、ロック状態になるものとしたのである。
そして、このような手組箱のロック構造において、前記外曲舌片及び前記内曲舌片は、前記内フラップの外部に連設され、前記外曲舌片の根元の逆折線は、前記内フラップの底辺に対して斜行しているものとしたのである。
或いは、前記外曲舌片及び前記内曲舌片は、前記内フラップの内部に切込により形成され、前記外曲舌片の根元の逆折線は、前記内フラップの底辺に対して平行となり、又は斜行しているものとしたのである。
この発明に係る手組箱のロック構造では、外曲舌片を内フラップの外面に重ね、外曲舌片に連なる内曲舌片を内フラップの底部から内側へ突き出すように折り曲げるので、外曲舌片が内フラップと外面板の間に挟まれて、所定の位置に固定された内曲舌片に内面板の先端側が係止され、手組箱が組立状態の形状に確実に保持される。
また、外部に連通する穴の穿設が不要となり、防塵性が損なわれることがなく、額縁壁を切り欠いて内曲舌片を形成する必要もないので、外観や開封時の見栄えもよくなる。
また、外曲舌片及び内曲舌片は、従来の手組箱のブランクの紙幅の範囲で、内フラップに設けることができるので、ブランクにおける紙幅を広げる必要がなく、材料の用紙に要するコストが増加することがない。
この発明の第1実施形態に係るロック構造を蓋部に備えた手組箱の包装状態を示す斜視図 同上の手組箱の開封状態を示す斜視図 同上の手組箱のブランクを示す図 同上のロック構造の(a)ロック過程を示す斜視図、(b)ロック状態を示す斜視図 この発明の第2実施形態に係るロック構造を蓋部に備えた手組箱の包装状態を示す斜視図 同上の手組箱の開封状態を示す斜視図 同上の手組箱のブランクを示す図 同上のロック構造の(a)ロック過程を示す斜視図、(b)ロック状態を示す斜視図 この発明の第3実施形態に係るロック構造を備えた手組箱の(a)ブランクの一部分を示す図、(b)ロック過程を示す斜視図、(c)ロック状態を示す斜視図 この発明の第4実施形態に係るロック構造を備えた手組箱の(a)ブランクの一部分を示す図、(b)ロック過程を示す斜視図、(c)ロック状態を示す斜視図 従来の一般的な手組箱のロック構造におけるロック過程を示す斜視図 特許文献1に記載のロック構造を備えた手組箱の(a)ブランクの一部分を示す図、(b)ロック状態を示す斜視図
<第1実施形態>
図1及び図2は、この発明の第1実施形態に係るロック構造を備えた手組箱の包装状態及び開封状態をそれぞれ示す。この手組箱は、図3に示すような段ボールのブランクから形成されている。なお、段ボールに替えて、板紙やプラスチック製のシートを材料として使用することもできる。
(手組箱のブランク)
図3に示すブランクにおいて、通常の折罫線は、段ボールの表面が凸となる方向に折り曲げられ、逆折線は、段ボールの表面が凹となる方向に折り曲げられるものである。通常の折罫線は、段ボールを裏面から押圧した押罫とされ、逆折線は、段ボールを表面から押圧した押罫、押罫と切目とが断続するリード罫又は段ボールを裏面から厚さ方向の途中まで切り込んだ半切線とされている。
このブランクは、身部1と背部2を介して蓋部3が連なるものとされ、蓋部3は、身部1に被さるように閉じられるため、身部1よりも一回り大きくなっている。
身部1は、底壁4に額縁壁5及び一対の側壁6が連設され、額縁壁5と両側の側壁6とが折込部7を介して繋がったものとされている。折込部7には、底面の前側となる角へ向かって斜めに延びる逆折線が入れられている。身部1のロック構造は、額縁壁5を巻き込むよう折り曲げ、折込部7を折り込んで、額縁壁5の先端の係合突起5aを、底壁4の係合穴4aに係合させる周知のものとされている。
背部2は、底壁4に連なる後壁8と、後壁8の両側に連設された一対の折込部9とから成り、折込部9は、身部1の側壁6と繋がっている。折込部9には、底面及び天面の後側となる角へ向かってそれぞれ斜めに延びる逆折線が入れられている。
蓋部3は、この発明に係るロック構造を備えたものである。蓋部3の基本構成は、背部2の後壁8に連なる天面の底壁10に、額縁壁11及び一対の側壁12が連設され、折込部9が側壁12に繋がり、側壁12の端辺から内フラップ13が延出され、額縁壁11が底壁10から順次連なる外面板14、頂板15及び内面板16から成り、内面板16の先端に底重板17が連設されたものとなっている。
内フラップ13には、その外部に逆折線18を根元とする外曲舌片19が設けられ、外曲舌片19の先端には、逆折線20を根元とする内曲舌片21が連設されている。逆折線18は、内フラップ13の底辺に対して45°斜行している。内曲舌片21は、先広がりの形状とされ、内曲舌片21の根元中央部には、切抜部22が穿設されている。切抜部22は、外曲舌片19にかけて半円状に拡大されている。
底重板17には、内曲舌片21に対応する嵌合穴23が内面板16との境界に臨んで穿設され、嵌合穴23の内部における内面板16の先端には、内曲舌片21の切抜部22に対応する係合突起24が設けられている。
また、額縁壁11には、外面板14の頂板15に臨む部分の中間部から頂板15及び内面板16へかけて、封緘片25が切込により設けられ、身部1における底壁4と額縁壁5の境界には、スリット状の封緘穴26が形成されている。
(手組箱の組み立て)
上記ブランクからこの手組箱を組み立てるには、底壁4、後壁8及び底壁10に対して各一対の側壁6、折込部9及び側壁12を起立方向へ折り曲げ、身部1のロック構造により、底壁4に対して額縁壁5及び一対の側壁6が起立状態に維持されるようにする。
そして、図4(a)に示すように、蓋部3において、側壁12から内フラップ13を内側へ折り曲げ、逆折線18を軸として外曲舌片19を内フラップ13の外面に重なるように折り曲げた後、逆折線20を軸として内曲舌片21を内フラップ13の底部から底壁10の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げる。
次に、図4(b)に示すように、底壁10から外面板14を起立させ、頂板15を内側へ、内面板16を底壁10の方向へ折り曲げ、底重板17を底壁10の内面に重なるように折り曲げる。これにより、内曲舌片21が嵌合穴23に嵌め込まれ、切抜部22に係合突起24が係合して、額縁壁11の折曲状態の戻りが阻止されるので、蓋部3は、底壁10に対して額縁壁11及び一対の側壁12が起立状態に維持されたロック状態になる。
その後、図2に示す開封状態で、身部1に包装対象の物品を収納し、背部2の折込部9を折り込みつつ、図1に示すように、蓋部3を身部1に被せるように閉じ、封緘片25を折り曲げて封緘穴26に差し込むと、包装状態で封緘される。
(ロック構造の効果)
上記のようなロック構造では、外曲舌片19を内フラップ13の外面に重ね、外曲舌片19に連なる内曲舌片21を内フラップ13の底部から内側へ突き出すように折り曲げるので、外曲舌片19が内フラップ13と外面板14に挟まれて、所定の位置に固定された内曲舌片21に内面板16の先端側の底重板17が係止され、手組箱の蓋部3が組立状態の形状に確実に保持される。
また、蓋部3において、外部に連通する穴の穿設が不要となり、防塵性が損なわれることがなく、額縁壁11の外面板14や内面板16を切り欠いて内曲舌片21を形成する必要もないので、包装状態での外観や開封時の見栄えもよくなる。なお、身部1のロック構造の係合穴4aは、載置面で塞がれるので、防塵性にほとんど影響がない。
また、外曲舌片19及び内曲舌片21は、従来の手組箱のブランクの紙幅の範囲で、内フラップ13に設けることができるので、ブランクにおける紙幅を広げる必要がなく、材料の用紙に要するコストが増加することがない。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態に係るロック構造を備えた手組箱について、図5乃至図8に基づき、上記第1実施形態と異なるロック構造の特徴を説明する。
図5及び図6は、このロック構造を備えた手組箱の包装状態及び開封状態をそれぞれ示す。この手組箱は、図7に示すような段ボールのブランクから形成される。
図7に示すように、この手組箱の蓋部3において、外曲舌片19及び内曲舌片21は、内フラップ13の内部を切り込むことにより形成されている。逆折線18,20は、内フラップ13の底辺に対して平行とされ、外曲舌片19の長さは、逆折線18と内フラップ13の底辺との間隔にほぼ等しく(正確には若干長く)なっている。
この手組箱の蓋部3のロック構造もまた、図8(a)に示すように、側壁12から内フラップ13を内側へ折り曲げ、逆折線18を軸として外曲舌片19を内フラップ13の外面に重なるように折り曲げた後、逆折線20を軸として内曲舌片21を内フラップ13の底部から底壁10の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げる。
次に、図8(b)に示すように、底壁10から外面板14を起立させ、頂板15を内側へ、内面板16を底壁10の方向へ折り曲げ、底重板17を底壁10の内面に重なるように折り曲げる。これにより、内曲舌片21が嵌合穴23に嵌め込まれ、切抜部22に係合突起24が係合して、額縁壁11の折曲状態の戻りが阻止されるので、蓋部3は、底壁10に対して額縁壁11及び一対の側壁12が起立状態に維持されたロック状態になる。
この第2実施形態に係るロック構造でも、上記第1実施形態と同様、包装状態での防塵性及び保形性に優れ、外観や開封時の見栄えがよく、材料を効率的に使用できるという効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態に係るロック構造を備えた手組箱について、図9に基づき、上記第1実施形態と異なるロック構造の特徴を説明する。
図9(a)に示すように、この手組箱の蓋部3において、外曲舌片19及び内曲舌片21は、内フラップ13の内部を切り込むことにより形成され、逆折線18は、側壁12と内フラップ13の境界の罫線に対して45°斜行している。
この手組箱の蓋部3のロック構造もまた、図9(b)に示すように、側壁12から内フラップ13を内側へ折り曲げ、逆折線18を軸として外曲舌片19を内フラップ13の外面に重なるように折り曲げた後、逆折線20を軸として内曲舌片21を内フラップ13の底部から底壁10の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げる。
次に、図9(c)に示すように、底壁10から外面板14を起立させ、頂板15を内側へ、内面板16を底壁10の方向へ折り曲げ、底重板17を底壁10の内面に重なるように折り曲げる。これにより、内曲舌片21が嵌合穴23に嵌め込まれ、切抜部22に係合突起24が係合して、額縁壁11の折曲状態の戻りが阻止されるので、蓋部3は、底壁10に対して額縁壁11及び一対の側壁12が起立状態に維持されたロック状態になる。
この第3実施形態に係るロック構造でも、上記第1実施形態と同様、包装状態での防塵性及び保形性に優れ、外観や開封時の見栄えがよく、材料を効率的に使用できるという効果を得ることができる。
<第4実施形態>
次に、この発明の第4実施形態に係るロック構造を備えた手組箱について、図10に基づき、上記第1実施形態と異なるロック構造の特徴を説明する。
図10(a)に示すように、この手組箱の蓋部3において、外曲舌片19及び内曲舌片21は、内フラップ13の外部に連設され、外曲舌片19の根元の逆折線18は、側壁12と内フラップ13の境界の罫線に対して45°斜行している。内曲舌片21の根元の切抜部22は、両側端から切り込んで穿設されている。第1乃至第3実施形態に示すような底重板17及び嵌合穴23は存在せず、内面板16の先端には、内曲舌片21の両側の切抜部22に対応する2個1組の係合突起24が設けられている。
この手組箱の蓋部3のロック構造もまた、図10(b)に示すように、側壁12から内フラップ13を内側へ折り曲げ、逆折線18を軸として外曲舌片19を内フラップ13の外面に重なるように折り曲げた後、逆折線20を軸として内曲舌片21を内フラップ13の底部から底壁10の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げる。
次に、図10(c)に示すように、底壁10から外面板14を起立させ、頂板15を内側へ、内面板16を底壁10の方向へ折り曲げる。これにより、切抜部22に係合突起24が係合して、額縁壁11の折曲状態の戻りが阻止されるので、蓋部3は、底壁10に対して額縁壁11及び一対の側壁12が起立状態に維持されたロック状態になる。
この第4実施形態に係るロック構造でも、上記第1実施形態と同様、包装状態での防塵性及び保形性に優れ、外観や開封時の見栄えがよく、材料を効率的に使用できるという効果を得ることができる。
<各実施形態のそれぞれの特徴>
第1及び第4実施形態に係るロック構造は、外曲舌片19及び内曲舌片21を内フラップ13の内部ではなく、先端側から外部に延びるように設けているので、高さ方向の寸法が小さい(すなわち浅い)手組箱に適している。
一方、第2及び第3実施形態に係るロック構造は、外曲舌片19及び内曲舌片21を内フラップ13の内部の切込により設けているので、高さ方向の寸法が大きい(すなわち深い)手組箱に適している。
また、第1乃至第3実施形態に係るロック構造は、切抜部22に係合突起24が係合するだけでなく、内曲舌片21が嵌合穴23に嵌め込まれてロック状態となるので、手組箱の組立と解体とを繰り返した場合に、係合突起24に曲げ癖がつき、切抜部22に対する係合突起24の係合力が低下しても、ロック機能が低下しにくいという利点を有する。
また、第1、第3及び第4実施形態に係るロック構造は、段ボールの段目が底壁10と額縁壁11との連設方向へ向けられているが、逆折線18が内フラップ13の底辺に対して斜行しているため、内曲舌片21を段目に対して垂直な方向に突出するように設けることができる。これにより、逆折線18,20を軸に外曲舌片19及び内曲舌片21を順次折り曲げる際や、嵌合穴23に内曲舌片21を嵌め込む際などに、内曲舌片21の先端が意図せず折れ曲がってしまう現象が防止され、内曲舌片21の強度が保たれる。
1 身部
2 背部
3 蓋部
4 底壁
4a 係合穴
5 額縁壁
5a 係合突起
6 側壁
7 折込部
8 後壁
9 折込部
10 底壁
11 額縁壁
12 側壁
13 内フラップ
14 外面板
15 頂板
16 内面板
17 底重板
18 逆折線
19 外曲舌片
20 逆折線
21 内曲舌片
22 切抜部
23 嵌合穴
24 係合突起
25 封緘片
26 封緘穴

Claims (5)

  1. 底壁(10)の隅部をなす各辺に額縁壁(11)及び側壁(12)がそれぞれ連設され、前記隅部に臨む側壁(12)の端辺から内フラップ(13)が延出され、前記額縁壁(11)が前記底壁(10)に順次連なる外面板(14)、頂板(15)及び内面板(16)から構成され、
    前記外面板(14)、前記頂板(15)及び前記内面板(16)が巻き込むように折り曲げられ、前記外面板(14)と前記内面板(16)の間に前記内フラップ(13)が挟み込まれて保形される手組箱のロック構造において、
    前記内フラップ(13)には、逆折線(18)を根元とする外曲舌片(19)が設けられ、その先端に逆折線(20)を根元とする内曲舌片(21)が連設され、
    前記外曲舌片(19)が前記内フラップ(13)の外面に重なり、前記内曲舌片(21)が前記内フラップ(13)の底部から前記底壁(10)の内面に沿って内側へ突き出すように折り曲げられ、前記内曲舌片(21)に前記内面板(16)の先端側が係止されて、ロック状態になることを特徴とする手組箱のロック構造。
  2. 請求項1に記載の手組箱のロック構造において、
    前記内面板(16)の先端から底重板(17)が延出され、前記底重板(17)には、前記内曲舌片(21)に対応する嵌合穴(23)が前記内面板(16)との境界に臨んで穿設され、
    前記底重板(17)が前記底壁(10)の内面に重なるように折り曲げられ、前記内曲舌片(21)が前記嵌合穴(23)に嵌合して、ロック状態になることを特徴とする手組箱のロック構造。
  3. 請求項1又は2に記載の手組箱のロック構造において、
    前記内曲舌片(21)の基部に切抜部(22)が穿設され、
    前記内面板(16)の先端には、前記切抜部(22)に対応する係合突起(24)が設けられ、
    前記切抜部(22)に前記係合突起(24)が係合して、ロック状態になることを特徴とする手組箱のロック構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の手組箱のロック構造において、
    前記外曲舌片(19)及び前記内曲舌片(21)は、前記内フラップ(13)の外部に連設され、前記外曲舌片(19)の根元の逆折線(18)は、前記内フラップ(13)の底辺に対して斜行していることを特徴とする手組箱のロック構造。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の手組箱のロック構造において、
    前記外曲舌片(19)及び前記内曲舌片(21)は、前記内フラップ(13)の内部に切込により形成され、前記外曲舌片(19)の根元の逆折線(18)は、前記内フラップ(13)の底辺に対して平行となり、又は斜行していることを特徴とする手組箱のロック構造。
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