JP3052125U - 箱 - Google Patents

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JP3052125U
JP3052125U JP1998001809U JP180998U JP3052125U JP 3052125 U JP3052125 U JP 3052125U JP 1998001809 U JP1998001809 U JP 1998001809U JP 180998 U JP180998 U JP 180998U JP 3052125 U JP3052125 U JP 3052125U
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中 莞 二 田
下 正 昭 日
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Lihit Lab Inc
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Lihit Lab Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の簡略化および歩留りの向上を図
り、製造コストを低くすることができる、箱を提供す
る。 【解決手段】 箱10は、角形トレー状の身12と蓋1
4とを有する。身12の底面部16の長さ方向の長さお
よび底面部16の長さ方向に対向する右側壁22,左側
壁24の高さ方向の長さを加えた全長と、蓋14の天面
部17の長さ方向の長さおよび天面部17の長さ方向に
対向する2つの右側壁22,左側壁24の高さ方向の長
さを加えた全長とが同一に形成され、身12の底面部1
6の幅方向の長さおよび底面部16の幅方向に対向する
2つの前側壁30,後側壁32の高さ方向の長さを加え
た全長と、蓋14の天面部17の幅方向の長さおよび天
面部17の幅方向に対向する2つの前側壁30,後側壁
32の高さ方向の長さを加えた全長とが同一に形成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、箱に関し、特にたとえば、文房具,学習用具、事務用品、小物等 種々の物品を収納して整理し保管することができる、箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願考案の背景となる従来の箱には、物品が収納される身と、身よりも適度に 大きく形成される蓋とで、一対のものとして構成されたものがある。身および蓋 は、それぞれ、異なった展開寸法(ここでは、特に、展開状態における長さ方向 の全長および幅方向の全長の寸法をいう。)を有する1つのブランクを折り曲げ 、組み立てることによって形成される。
【0003】 そこで、従来の箱の身および蓋の製造工程について説明する。身および蓋はそ の展開寸法が異なるだけで、製造工程は同様なものとなる。 すなわち、まず、身および蓋の中芯材となる中芯原紙が、切断機等で矩形状に 切断される。この場合、蓋は身よりも適度に大きい寸法に切断される。次に、切 断された中芯原紙の大きさに応じて、中芯原紙の表面にビニールペーパー等から なる表紙(表装材)が包み貼りされる。さらに、中芯原紙の裏面に見返し紙(裏 張り材)が裏張りされることによって、それぞれ、1つの身用ブランクと蓋用ブ ランクとが形成される。そして、各ブランクには、身および蓋に応じて、筋入れ 機により所定の位置に折り筋が形成され、プレス金型により切欠き部およびはと め止め用の孔が設けられる。その後、筋に沿って各ブランクが折り曲げられ、隣 接する辺の端部がはとめ止め等で固着されることにより、トレー状の身および蓋 がそれぞれ組み立てられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の包み貼りされる箱の身および蓋を製造する場 合、身および蓋の中芯原紙の外形寸法に応じて、表紙(表装材)および見返し紙 (裏張り材)も所定の寸法に切断する必要がある。つまり、中芯材、表装材、裏 張り材の各々を異なった寸法に切断し、貼り合わせなければならなかった。その ため、各々の工程において、身および蓋の大きさに応じて、寸法変更の段取り変 えを行う必要があった。したがって、従来の箱の構造によれば、製造工程が複雑 となり、歩留りの向上も期待できず、製造コストも高いものとなる。このことは 、身および蓋の各々のブランクの展開寸法が異なることに起因している。
【0005】 それゆえに、本願考案の主たる目的は、製造工程の簡略化および歩留りの向上 を図り、製造コストを低くすることができる、箱を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願考案にかかる箱は、身および蓋とを有する箱であって、身の展開状態にお ける長さ方向の全長と蓋の展開状態における長さ方向の全長とが同一で、身の展 開状態における幅方向の全長と蓋の展開状態における幅方向の全長とが同一に形 成されたことを特徴とする、箱である。 蓋の長さ方向の稜と高さ方向の陵とで囲まれた面が内側に鋭角に傾斜している とよい。 また、本願考案にかかる箱は、平面視矩形トレー状の身および蓋を有する箱で あって、身および蓋は、それぞれ、矩形状の中芯原紙の一方主面が矩形状の表装 材で包み貼りされ、中芯原紙の他方主面に矩形状の裏張り材が裏張りされてなる ものであり、身は、矩形状の底面部と、底面部の長さ方向の一端縁および他端縁 に折れ曲げ部を介して連接される右側壁および左側壁と、底面部の幅方向の一端 縁および他端縁に折れ曲げ部を介して連接される前側壁および後側壁と、前側壁 および後側壁の長さ方向の一端縁および他端縁に折り曲げ部を介して連接され、 右側壁および左側壁の長さ方向の一端側および他端側の内面側に固着される固着 フラップとを含み、蓋は、矩形状の天面部と、天面部の長さ方向の一端縁および 他端縁に折れ曲げ部を介して連接される右側壁および左側壁と、天面部の幅方向 の一端縁および他端縁に折れ曲げ部を介して連接される前側壁および後側壁と、 前側壁および後側壁の長さ方向の一端縁および他端縁に折り曲げ部を介して連接 され、右側壁および左側壁の長さ方向の一端側および他端側の内面側に固着され る固着フラップとを含み、身の展開状態の長さ方向の全長および幅方向の全長と 、蓋の展開状態の長さ方向の全長および幅方向の全長とが、同一に形成されると 共に、身の右側壁、左側壁、前側壁および後側壁の幅方向の寸法より、蓋の右側 壁、左側壁、前側壁および後側壁の幅方向の寸法の方が短く形成され、蓋の前側 壁および後側壁が、蓋の天面部側へ鋭角に傾斜していることを特徴とする、箱で ある。
【0007】 本願考案にかかる箱では、展開状態の身の長さ方向の全長および幅方向の全長 が、蓋のそれらと同一に形成されるため、従来の箱の身および蓋のように、展開 状態の身の長さ方向の全長と蓋の長さ方向の全長が異なり、かつ、身の幅方向の 全長と蓋の幅方向の全長とが異なる場合と比べて、製造工程において、寸法変更 による段取り変えを省ける。 本願考案にかかる箱では、身の底面部の長さ方向の長さおよび底面部の長さ方 向に対向する2つの側壁の高さ方向の長さを加えた長さと、蓋の天面部の長さ方 向の長さおよび天面部の長さ方向に対向する2つの側壁の高さ方向の長さを加え た長さとが同一に形成され、かつ、身の底面部の幅方向の長さおよび底面部の幅 方向に対向する2つの側壁の高さ方向の長さを加えた長さと、蓋の天面部の幅方 向の長さおよび天面部の幅方向に対向する2つの側壁の高さ方向の長さを加えた 長さとが同一に形成されるため、従来の箱の身および蓋のように、展開状態の身 の長さ方向の全長と蓋の長さ方向の全長が異なり、かつ、身の幅方向の全長と蓋 の幅方向の全長とが異なる場合と比べて、製造工程において、寸法変更による段 取り変えを省ける。 本願考案にかかる他の箱において、蓋の長さ方向の稜と高さ方向の陵とで囲ま れた面が内側に鋭角に傾斜されるように形成した場合、蓋をしたときの身と蓋と の幅方向における間隔が適度なものとなり、幅方向の蓋のがたつきが防止される 。 本願考案にかかるさらに他の箱では、身の展開状態の長さ方向の全長および幅 方向の全長と、蓋の展開状態の長さ方向の全長および幅方向の全長とが、同一に 形成されると共に、身の右側壁、左側壁、前側壁および後側壁の幅方向の寸法よ り、蓋の右側壁、左側壁、前側壁および後側壁の幅方向の寸法の方が短く形成さ れるので、蓋の折り曲げ部の形成位置が、身の折り曲げ部の形成位置よりも、外 側に配置される。そのため、身と蓋の展開寸法が同一であっても、蓋の方が身よ りも大きく形成され、身に蓋をすることが可能となる。 また、蓋の前側壁および後側壁が、蓋の天面部側へ鋭角に傾斜しているため、 身および蓋の幅方向側にのりしろがある場合でも、身に蓋をしたときの幅方向の 蓋と身の間隔が適度なものとなり、箱の幅方向における身と蓋とのがたつきを是 正し、きちんと蓋をすることが可能となる。
【0008】 本願考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【考案の実施の形態】 【実施例】
図1は本願考案にかかる箱の一例を示す斜視図であり、図2は図1の線II− IIにおける一部省略端面図である。 箱10は、身12およびそれに被せられる蓋14を有する。身12および蓋1 4は、それぞれ、平面視矩形トレー状に形成される。蓋14は、身12にきちん と被せられるように、身12よりも適度に大きく形成される。身12には、文房 具,学習用具,事務用品等の物品が収納され、収納された物品は蓋12により外 部から保護される。
【0010】 そこで、図4,図5および図6等を参照しながら、身12および蓋14の具体 的な構造について説明する。身12および蓋14は、それぞれ、図5および図6 に示すように、所定の形状,大きさを有する1つのブランクを折り曲げたり、組 み立てたりすることによって形成される。
【0011】 まず、身12について説明する。身12は、矩形状の底面部16を含む。底面 部16の長さ方向の一端縁および他端縁には、それぞれ、折れ曲げ部18,20 を介して、矩形状の右側壁22および左側壁24が連接される。底面部16の幅 方向の一端縁および他端縁には、それぞれ、折れ曲げ部26,28を介して、矩 形状の前側壁30および後側壁32が連接される。また、前側壁30の長さ方向 の一端縁および他端縁には、折り曲げ部34,36を介して、固着フラップ38 および40が連接される。後側壁32の長さ方向の一端縁および他端縁には、折 り曲げ部42,44を介して、固着フラップ46および48が連接される。 折り曲げ部18,20,26,28,42,44は、それぞれ、その幅方向の 両側に折り筋50を有するものであり、それらの折り筋50に沿って、各側壁お よび固着フラップは、折り曲げ自在に形成される。
【0012】 さらに、前側壁30の長さ方向の一端側および他端側が、それぞれ、右側壁2 2の長さ方向の一端側および左側壁24の長さ方向の一端側に、固着フラップ3 8および40によって接続される。後側壁32の長さ方向の一端側および他端側 が、それぞれ、右側壁22の長さ方向の他端側および左側壁24の長さ方向の他 端側に、固着フラップ42および44によって接続される。固着フラップ38, 40,42,44は、図5に示すように、1つの矩形の母材12Aの四隅部分に 、略L字状の切欠き部60をそれぞれ設けることによって形成される。
【0013】 右側壁22は、その長さ方向の一端側および他端側で且つ幅方向の一端側に、 それぞれ、はとめ止め用孔52および54を有する。同様に、左側壁24は、そ の長さ方向の一端側および他端側で且つ幅方向の一端側に、それぞれ、はとめ止 め用孔56および58を有する。また、固着フラップ38および40は、それぞ れ、その長さ方向の一端側に、はとめ止め用孔62および64を有する。同様に 、固着フラップ46および48は、それぞれ、その長さ方向の一端側に、はとめ 止め用孔66および68を有する。 4つの側壁22,24,30,32を折り曲げてトレー状の身12を組み立て たときに、はとめ止め用孔62および64は、それぞれ、はとめ止め用孔52お よび56に対応するものであり、はとめ止め用孔66および68は、それぞれ、 はとめ止め用孔54および58に対応するものである。
【0014】 次に、図6を参照しながら、蓋14について説明するが、蓋14は身12とほ ぼ同様の基本的構造を有するものなので、図6中において、図5と同様の参照符 号を付与した部材は、同じ名称の部材であって、同様の構造、作用・効果を有す るものなので、その部分についての詳細な説明は省略して簡略化するに止め、特 に、身12と相違する部分について説明する。
【0015】 すなわち、蓋14は、矩形状の天面部17を含み、天面部17の長さ方向の一 端縁および他端縁には、折り曲げ部18および20を介して、右側壁22および 左側壁24が連接される。また、天面部17の幅方向の一端縁および他端縁には 、折り曲げ部26および28を介して、前側壁30および後側壁32が連接され る。さらに、隣接する側壁22,24,30,32は、固着フラップ38,40 ,46,48によって接続される。
【0016】 蓋14は、図6および図5の比較からも明らかなように、特に、展開状態の長 さ方向の全長Lおよび幅方向の全長Wが、身12の展開状態の長さ方向の全長L および幅方向の全長Wと、同一に形成される。 すなわち、身12および蓋14をトレー状に組み立てた場合でいうと、身12 の底面部16の長さ方向の長さおよび底面部16の長さ方向に対向する右側壁2 2,左側壁24の高さ方向の長さを加えた長さと、蓋14の天面部17の長さ方 向の長さおよび天面部17の長さ方向に対向する右側壁22,左側壁24の高さ 方向の長さを加えた長さとが同一に形成され、さらに、身12の底面部16の幅 方向の長さおよび底面部16の幅方向に対向する前側壁30,後側壁32の高さ 方向の長さを加えた長さと、蓋14の天面部17の幅方向の長さおよび天面部1 7の幅方向に対向する前側壁30,後側壁32の高さ方向の長さを加えた長さと が同一に形成される。
【0017】 上述の寸法設定を満足すると共に、蓋14の右側壁20、左側壁22、前側壁 30および後側壁22の幅方向の寸法は、身12の右側壁20、左側壁22、前 側壁30および後側壁32の幅方向の寸法よりも短く形成される。つまり、蓋1 4の折り筋50の形成位置を身12のそれよりも外側に配置することによって、 身12の展開状態の長さ方向の全長Lおよび幅方向の全長Wと、蓋14の展開状 態の長さ方向の全長Lおよび幅方向の全長Wとが同一に設定しても、蓋14を身 12よりも適度に大きく形成することができる。
【0018】 さらに、蓋14の長さ方向の稜と高さ方向の陵とで囲まれた面、つまり、本実 施例でいうところの右側壁22および左側壁24が、内側(天面部17側)に鋭 角に傾斜するように形成される。右側壁22および左側壁24は、特に、図2に 示すように、固着フラップ38,40,46,48によって、隣接する右側壁2 2および左側壁24に接続される。固着フラップ38,40,46,48は、は とめ止め等の固着手段70により、右側壁22および左側壁24の内面側に固着 される。 すなわち、図6に示す蓋14の展開状態と図5に示す身12のそれとを比べた 場合、蓋14の展開状態では、特に、右側壁22および左側壁24の長さ方向の 両端部が対称的に傾斜している。つまり、右側壁22および左側壁24の長さ方 向の両端側に位置する切欠き部60は、テーパ部61を有するものである。テー パ部61は、図1,図4等で見ると、右側壁22および左側壁24の高さ方向の 下端側が幅狭になるように傾斜している。
【0019】 なお、本実施例の箱10では、図1および図2に示すように、身12の中に収 納される物品の内容を表示するための見出し部80が形成される。見出し部80 は、蓋14の右側壁22の外面に形成される。見出し部80は、長さ方向に延び る凹部82を備えた見出し枠84を含む。見出し枠84は、その長さ方向の両側 に係止孔86を有する。見出し枠84は、かしめ止め等の固着手段85により、 右側壁22の外面に固着される。係止孔86には、図1に示すように、見出し枠 84に入れられ、文字,記号等が記入された見出し紙88の両端が差し込まれる 。さらに、その見出し紙88の上側からたとえば合成樹脂製の透明板90が嵌め 込まれる。
【0020】 次に、箱10の身12および蓋14の製造工程について説明する。身12およ び蓋14は、同様の製造工程により製造されるため、本実施例では、たとえば身 12についてのみ詳しく説明する。 (1)まず、身12の中芯材となる中芯原紙12aが、切断機等で矩形状に切断 される。 (2)次に、切断された中芯原紙12aの大きさに応じて、中芯原紙の表面側に 、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料からなる表紙12b(表装材)が包み貼りさ れる。さらに、中芯原紙12aの裏面側には、見返し紙12c(裏張り材)が裏 張りされる。こにようにして、身12の母材12Aが形成される。 (3)そして、母材12Aには、筋入れ機等により所定の位置に折れ筋50が形 成され、さらに、プレス金型等により切欠き部60、および、はとめ止め用の孔 52,54,56,58,62,64,66,68が設けられる。 (4)その後、折れ筋50に沿って右側壁22,左側壁24,前側壁30,後側 壁32が適宜折り曲げられる。さらに、隣接する側壁がはとめ止め等の固着手段 70で固着されることによって、トレー状の身12が組み立てられる。
【0021】 なお、本実施例の箱10の場合、特に、図4に示すように、身12,蓋14の 長さ方向の両側に固着フラップ38,46および固着フラップ40,48が固着 され、二重になるため、身12と蓋14の寸法の差は、長さ方向の方を幅方向の 方より大きくする必要がある。ところが、本実施例の箱10では、上記製造工程 (1)の段階で、身12と蓋14とが同じ寸法(長さLおよび幅W)に切断され るため、身12,蓋14の長さ方向および幅方向の寸法の差が同じになってしま う。このまま組み立てると、図3に示すように、身12と蓋14の幅方向の長さ の間隔Dが大きくなり過ぎる。そこで、上述したように、前側壁30および後側 壁32が内側に鋭角に折り曲がるように、固着手段70によって、前側壁30お よび後側壁32が右側壁22および左側壁24に接続・固着される。それによっ て、身12と蓋14との幅方向のがたつきをなくすようにしている。
【0022】 本実施例の箱10では、身12,蓋14の展開寸法(長さ方向の全長L,幅方 向の全長W)が同一に形成されるため、従来の箱のように、身および蓋の寸法に 応じて、中芯原紙、表紙(表装材)および見返し紙(裏張り材)の母材の切断寸 法を変更する必要がない。そのため、切断および包み貼り等の工程において、寸 法変更による段取り変えを行う必要がなく、製造工程を簡略化することができる 。
【0023】
【考案の効果】
本願考案によれば、製造工程の簡略化および歩留りの向上を図り、製造コスト を低くすることができる箱が得られる。すなわち、蓋と身との展開寸法を同一に することにより、本願考案にかかる箱では、従来の箱と比べて、身と蓋との展開 寸法の変更に伴う製造工程における段取り変えを省くことができるので、製造工 程における省力化を図り、歩留り効率を良くすることができ、ひいては、ランニ ングコストも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案にかかる箱の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の線II−IIにおける一部省略端面図で
ある。
【図3】蓋の幅方向で対向する前側壁および後側壁を略
直角に折り曲げた状態の場合の身と蓋との関係を示す一
部省略端面図である。
【図4】図1および図2に示す箱の蓋を外した状態の身
および蓋の斜視図である。
【図5】図1および図2に示す箱の身の展開図である。
【図6】図1および図2に示す箱の蓋の展開図である。
【符号の説明】
10 箱 12 身 14 蓋 16 底面部 17 天面部 18,20,26,28,34,36,42,44 折
り曲げ部 22 右側壁 24 左側壁 30 前側壁 32 後側壁 38,40,46,48 固着フラップ 50 折り筋 52,54,56,58,62,64,66,68 は
とめ止め用孔 60 切欠き部 61 テーパ部 70,85 固着手段 80 見出し部 82 凹部 84 見出し枠 86 係止孔 88 見出し紙 90 透明板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身および蓋とを有する箱であって、前記
    身の展開状態における長さ方向の全長と前記蓋の展開状
    態における長さ方向の全長とが同一で、前記身の展開状
    態における幅方向の全長と前記蓋の展開状態における幅
    方向の全長とが同一に形成されたことを特徴とする、
    箱。
  2. 【請求項2】 前記蓋の長さ方向の稜と高さ方向の陵と
    で囲まれた面が内側に鋭角に傾斜していることを特徴と
    する、請求項1に記載の箱。
  3. 【請求項3】 平面視矩形トレー状の身および蓋を有す
    る箱であって、 前記身および前記蓋は、それぞれ、矩形状の中芯原紙の
    一方主面が矩形状の表装材で包み貼りされ、前記中芯原
    紙の他方主面に矩形状の裏張り材が裏張りされてなるも
    のであり、 前記身は、矩形状の底面部と、前記底面部の長さ方向の
    一端縁および他端縁に折れ曲げ部を介して連接される右
    側壁および左側壁と、前記底面部の幅方向の一端縁およ
    び他端縁に折れ曲げ部を介して連接される前側壁および
    後側壁と、前記前側壁および前記後側壁の長さ方向の一
    端縁および他端縁に折り曲げ部を介して連接され、前記
    右側壁および前記左側壁の長さ方向の一端側および他端
    側の内面側に固着される固着フラップとを含み、 前記蓋は、矩形状の天面部と、前記天面部の長さ方向の
    一端縁および他端縁に折れ曲げ部を介して連接される右
    側壁および左側壁と、前記天面部の幅方向の一端縁およ
    び他端縁に折れ曲げ部を介して連接される前側壁および
    後側壁と、前記前側壁および前記後側壁の長さ方向の一
    端縁および他端縁に折り曲げ部を介して連接され、前記
    右側壁および前記左側壁の長さ方向の一端側および他端
    側の内面側に固着される固着フラップとを含み、 前記身の展開状態の長さ方向の全長および幅方向の全長
    と、前記蓋の展開状態の長さ方向の全長および幅方向の
    全長とが、同一に形成されると共に、 前記身の右側壁、左側壁、前側壁および後側壁の幅方向
    の寸法より、前記蓋の右側壁、左側壁、前側壁および後
    側壁の幅方向の寸法の方が短く形成され、 前記蓋の前側壁および後側壁が、前記蓋の天面部側へ鋭
    角に傾斜していることを特徴とする、箱。
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