JP2017141028A - 組立箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観不良を低減するとともに美観を向上できる組立箱を提供する。【解決手段】ブランク板100を折曲して組立てられるとともに平板の天面板6(基部)の周縁から周壁部8を立設して天面板6に対向する開口部10aを有した組立箱1において、周壁部8が天面板6の周縁から折曲して外周面を形成する外面板81と、外面板81の開口部10a側の端部から天面板6に向かって折り返して内周面を形成する内面板82とを有し、外面板81が開口部10aの端部から天面板6に向かって内面板82に対して離れる方向に傾斜し、外面板81と天面板6に略垂直な内面板82との間に空間から成る緩衝部30を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、ブランク板を折曲して組立てられる組立箱に関する。
従来の組立箱は特許文献1に開示されている。この組立箱はいわゆる額縁付の身箱であり、ブランク板を折曲して組立てられる。組立箱は矩形の底面板と、底面板の各辺の周縁から立設された複数の周壁部とを有し、上面には底面板に対向する開口部が設けられる。
周壁部は、外面板、額縁片及び内面板を有し、周壁部の内側には内容物が収納される。外面板は底面板の周縁から折曲されて外周面を形成し、底面板に対して略垂直に配される。額縁片は外面板の上端から内側へ折曲され、額縁片の上面は底面板と略平行に配される。内面板は額縁片の内周端から底面板に向かって折り返されて内周面を形成し、底面板に対して略垂直に配される。外面板と内面板との間には空間から成る緩衝部が形成される。
一方の対向する一組の周壁部は外面板及び内面板の両側端にそれぞれ連設した側面フラップを有する。他方の対向する一組の周壁部は側面フラップを内側に配して底面板から折曲され、内面板の下端に設けた係止突起が底面板に設けた係止孔に係止される。これにより、一方の周壁部は側面フラップが他方の周壁部の額縁片の下面に当接して傾倒を防止される。他方の周壁部は一方の周壁部の側面フラップが外面板及び内面板に当接して傾倒を防止される。
上記構成の組立箱には緩衝部が設けられているため、外面板に外側から力が加わった場合に内面板の内側に収納された内容物に力が伝わりにくくなる。したがって、内容物の損傷等を防止することができる。
特開2000−79938号公報(第4頁、第5頁、第2図)第1図、第3図)
しかしながら、上記従来の組立箱によると、隣接する額縁片の一方の端部が他方の上面に配される。このため、上方に配される額縁片の端部が組み立て時に手指等に引っ掛かって起こされ、組立箱の外観不良が発生する問題があった。また、周壁部は縦断面形状を矩形に形成されるため、傾倒しやすくなる。側面フラップによって各周壁部の長手方向の両端部は傾倒を防止されるが、中央部が傾倒して周壁部が外側に膨らむ胴膨れが生じる。このため、組立箱の美観が損なわれる問題もあった。
本発明は、外観不良を低減するとともに美観を向上できる組立箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ブランク板を折曲して組立てられるとともに平板の基部の周縁から周壁部を立設して前記基部に対向する開口部を有した組立箱において、
前記周壁部が前記基部の周縁から折曲して外周面を形成する外面板と、前記外面板の前記開口部側の端部から前記基部に向かって折り返して内周面を形成する内面板とを有し、
前記外面板が前記開口部の端部から前記基部に向かって前記内面板に対して離れる方向に傾斜し、前記外面板と前記基部に略垂直な前記内面板との間に空間から成る緩衝部を形成することを特徴としている。
この構成によると、開口部を介して周壁部の内側に内容物が収納される。周壁部の外面板と内面板との間には空間から成る緩衝部が配される。
また本発明は、上記構成の組立箱において、前記外面板が外側を凸に湾曲すると好ましい。
また本発明は、上記構成の組立箱において、前記外面板の両側端から折曲される側面フラップを設けるとともに、隣接する一方の前記側面フラップが他方の前記側面フラップに沿って折曲して形成されるマチ部を有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の組立箱において、一の前記側面フラップの前記マチ部が前記基部側の端部及び前記開口部側の端部で中央部よりも狭いリーフ状に形成され、一の前記側面フラップに隣接する前記側面フラップが外側を凹に湾曲すると好ましい。
また本発明は、上記構成の組立箱において、前記外面板の前記基部側の端縁と前記開口部側の端縁とを含む平面が前記基部に対して傾斜すると好ましい。
また本発明は、上記構成の組立箱において、前記基部が矩形に形成されるとともに、前記周壁部が前記基部の四辺に形成されると好ましい。
また本発明は、上記構成の組立箱において、前記基部が矩形に形成されるとともに、前記周壁部が前記基部の三辺に形成され、前記基部の前記周壁部が形成されていない一辺に連設された周壁板と、前記周壁板の前記開口部側の端部に連設されて前記開口部を開閉する蓋部とを設けると好ましい。
本発明によると、外面板の開口部側の端部から基部に向かって折り返して内面板が形成されるため、周壁部の開口部側が線状に形成される。これにより、周壁部が従来例のような額縁片を持たないため、上下に重なる額縁片が起こされることによる外観不良を低減することができる。
また、外面板が開口部の端部から基部に向かって内面板に対して離れる方向に傾斜するため、基部と開口部との間の内面板及び外面板の表面に沿った長さが異なる。これにより、周壁部の傾倒による胴膨れを低減して組立箱の美観を向上することができる。
本発明の第1実施形態の組立箱を示す斜視図 本発明の第1実施形態の組立箱の開口部側から見た斜視図 本発明の第1実施形態の組立箱を示す底面図 図3のA−A断面図 本発明の第1実施形態の組立箱のブランク板を示す展開図 本発明の第1実施形態の組立箱の補強板を示す正面図 本発明の第1実施形態の組立箱の組立途中の状態を示す斜視図 本発明の第2実施形態の組立箱の蓋部を閉じた状態を示す斜視図 本発明の第2実施形態の組立箱の蓋部を開いた状態を示す斜視図 本発明の第2実施形態の組立箱のブランク板を示す展開図 本発明の第2実施形態の組立箱の組立途中の状態を示す斜視図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の組立箱の斜視図を示している。組立箱1は身箱200に被嵌される蓋箱を構成する。身箱200は上面を開口して商品等の内容物(不図示)を収納し、組立箱1は身箱200を収納する収納部20(図2参照)を有している。
図2は組立箱1を下方から見た斜視図を示している。図1、図2において、組立箱1はブランク板100(図5参照)を折曲して組立てられ、筒状の胴部10及び天面板6(基部)を備える。胴部10は下端に開口部10aを有する。天面板6は略矩形の平板に形成され、開口部10aに対向して配される。天面板6の下方には略矩形の平板の補強板7が取り付けられる。身箱200を収納した組立箱1の立体形状は略四角錐台形状になっている。
胴部10は対向する前面部2と背面部3との間の両側方に側面部4、5を配して形成される。前面部2、背面部3及び側面部4、5はそれぞれ天面板6の周縁から立設した周壁部8を形成する。前面部2、背面部3及び側面部4、5はそれぞれ外面板21、31、41、51を有するとともに、それぞれ内面板22、32、42、52を有する。なお、以下の説明において、外面板21、31、41、51及び内面板22、32、42、52をそれぞれ総称して「外面板81」及び「内面板82」という場合がある。
天面板6の上面(外面)及び周壁部8の外周面には身箱200に収納される商品に関する情報(文字、図柄等)が印刷される。これにより、組立箱1は商品の広告宣伝を行うことができる。なお、印刷に替えて、天面板6の上面及び周壁部8の外周面に商品に関する情報を印刷したシート等を貼着してもよい。
前面部2と側面部4、5との間のコーナー部及び背面部3と側面部4、5との間のコーナー部は収納部20側に凹んで形成される。また、前面部2と側面部4、5との間のコーナー部及び背面部3と側面部4、5との間のコーナー部には後述のリーフ状のマチ部12が形成される。マチ部12の外面は外側を凹に湾曲している。
また、組立箱1の各コーナー部において、後述の側面フラップ41a、41b、51a、51bの折り線90(図5参照)側の端部がリーフ形状となって露出する。この時、各コーナー部にはマチ部12の周縁を形成する2本の折り線90から成って上下に延びる稜線部と、側面フラップ41a、41b、51a、51bと外面板81との間の1本の折り線90から成って上下に延びる稜線部とが配される。すなわち、各コーナー部にはそれぞれ3個の稜線部が形成される。
図3は組立箱1の底面図を示し、図4は図3のA−A断面図を示している。なお、図4では外面板51及び内面板52を図示しているが、外面板21、31、41の構成は外面板51と同様であるとともに内面板22、32、42の構成は内面板52と同様である。
外面板21、31、41、51は天面板6の前辺、後辺、右辺及び左辺から折り線90(図5参照)を介して折り曲げられて胴部10の外周面を形成する。外面板21、31、41、51は外側を凸に湾曲している。また、外面板51の上端縁(天面板6側の端縁)と下端縁(開口部10a側の端縁)とを含む平面PLが天面板6に対して傾斜している。
内面板22、32、42、52はそれぞれ外面板21、31、41、51の下端(開口部10a側の端部)から天面板6に向かって折り返され、胴部10の内周面を形成する。内面板22、32、42、52は天面板6に対して略垂直に配される。
ブランク板100(図5参照)における外面板51の幅L1(上下方向の幅)は内面板52の幅L2(上下方向の幅)よりも大きくなっている。これにより、外面板21、31、41、51は下端部(開口部10aの端部)から天面板6に向かって内面板52に対して離れる方向に傾斜する。なお、本実施形態では幅L1は約41mmに形成され、幅L2は約38.5mmに形成される。
外面板51と内面板52との間には空間から成る緩衝部30が形成される。これにより、外面板51に外側から力が加わった際に緩衝部30によって内面板52への力の伝達が低減される。したがって、収納部20内の身箱200及び身箱200内に収納された商品等の損傷を防止することができる。
図5は組立箱1の展開図を示している。組立箱1を形成するブランク板100は紙製のシートを打ち抜いて形成される。ブランク板100の材質に特に限定はないが、例えばマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙を用いることができる。また、薄い樹脂板によりブランク板100を形成してもよい。樹脂板としては例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPP(ポリプロピレン)から成る透明な樹脂板が好ましい。これにより、顧客等は組立箱1に収納された内容物を容易に視認することができる。
天面板6の前端(図中、下端)及び後端(図中、上端)には折り線90を介してそれぞれ外面板21、31が連設される。天面板6の右端及び左端には折り線90を介してそれぞれ外面板41、51が連設される。
外面板21、31、41、51の下端にはそれぞれ内面板22、32、42、52が連設される。内面板22、32、42、52の上端には折り線90を介してそれぞれ上面フラップ23、33、43、53が連設される。内面板42と上面フラップ43との境界及び内面板52と上面フラップ53との境界には両端を折り線90上に配したコ字状の切り込み42b、52bがそれぞれ形成される。
内面板42の前後端には折り線90を介してそれぞれ係合板44、45が連設され、内面板52の前後端には折り線90を介してそれぞれ係合板54、55が連設される。係合板44、45、54、55の先端部には上下に延びる切り込み44a、45a、54a、55aがそれぞれ設けられる。
隣接する外面板21、51の間にはリード罫から成る折畳み部91を介して隣接する側面フラップ21a、51aが設けられる。側面フラップ21aは曲線状の折り線90を介して外面板21に連設され、側面フラップ51aは曲線状の折り線90を介して外面板51に連設される。
また、側面フラップ21aには曲線状の折り線90に囲まれたリーフ状のマチ部12が形成される。マチ部12は天面板6側の端部及び内面板22側の端部が中央部よりも狭くなっている。
同様に、隣接する外面板21、41の間にはリード罫から成る折畳み部91を介して隣接する側面フラップ21b、41aが設けられる。側面フラップ21bは曲線状の折り線90を介して外面板21に連設され、側面フラップ41aは曲線状の折り線90を介して外面板41に連設される。側面フラップ21bには曲線状の折り線90に囲まれたリーフ状のマチ部12が形成される。
隣接する外面板31、51の間にはリード罫から成る折畳み部91を介して隣接する側面フラップ31a、51bが設けられる。側面フラップ31aは曲線状の折り線90を介して外面板31に連設され、側面フラップ51bは曲線状の折り線90を介して外面板51に連設される。側面フラップ31aには曲線状の折り線90に囲まれたリーフ状のマチ部12が形成される。
隣接する外面板31、41の間にはリード罫から成る折畳み部91を介して隣接する側面フラップ31b、41bが設けられる。側面フラップ31bは曲線状の折り線90を介して外面板31に連設され、側面フラップ41bは曲線状の折り線90を介して外面板41に連設される。側面フラップ31bには曲線状の折り線90に囲まれたリーフ状のマチ部12が形成される。
図6は補強板7の正面図を示している。補強板7は矩形に形成され、左右端の前後方向の中央部には側方に突出する突部7aが形成される。
上記のブランク板100は内面板42、52が外面板41、51に対して折曲される。次に、係合板44、45が内面板42に対して折曲され、係合板54、55が内面板52に対して折曲される。
次に、外面板21、31、41、51が天面板6から折曲して立設される。この時、側面フラップ21a、51aは折畳み部91で折り畳まれ、係合板54と外面板21との間に配される。同様に、側面フラップ21b、41aは折畳み部91で折り畳まれ、係合板44と外面板21との間に配される。側面フラップ31a、51bは折畳み部91で折り畳まれ、係合板55と外面板31との間に配される。側面フラップ31b、41bは折畳み部91で折り畳まれ、係合板45と外面板31との間に配される。
この時、側面フラップ41a、41b、51a、51bの端部の曲線状の折り線90によって外面板41、51は外側を凸に湾曲し、側面フラップ41a、41b、51a、51bは外側を凹に湾曲する。側面フラップ21a、21b、31a、31bの端部の曲線状の折り線90によって外面板21、31は外側を凸に湾曲する。
また、側面フラップ21a、21b、31a、31bがそれぞれ隣接する側面フラップ51a、41a、51b、41bに沿って折り曲げられてマチ部12が形成される。この時、側面フラップ21a、21b、31a、31bはそれぞれ側面フラップ51a、41a、51b、41bに対向する面が収納部20側(内側)に凸になるように湾曲する。これにより、側面フラップ21a、21b、31a、31bはそれぞれ側面フラップ51a、41a、51b、41bに密着する。
次に、係合板44の切り込み44aと係合板54の切り込み54aとが互いに差し込まれる。同様に、係合板45の切り込み45aと係合板55の切り込み55aとが互いに差し込まれる。図7はこの時の状態を示す斜視図である。これにより、内面板42、52がそれぞれ外面板41、51の下端から天面板6に向けて折曲され、天面板6に対して略垂直に配される。これにより、内面板42、52と外面板41、51との間に緩衝部30が形成される。この時、上面フラップ43、53が天面板6に沿って折曲されるとともに、切り込み42b、52bからそれぞれスリット42a(不図示)、スリット52a(図4参照)が形成される。
次に、内面板22、32がそれぞれ外面板21、31の下端から天面板6に向けて折曲され、天面板6に対して略垂直に配される。これにより、内面板22、32と外面板21、31との間に緩衝部30が形成される。この時、緩衝部30内に係合板44、45、54、55が配される。また、上面フラップ23、33が天面板6に沿って折曲される。そして、開口部10aを上にした状態で、上面フラップ23、33の上方に上面フラップ43、53が配置される。これにより、内面板22、32の浮き上りが低減される。
次に、補強板7が天面板6の内面上に配され、両側端の突部7aは側面部4、5のスリット42a、52aに挿入される。これにより、組立箱1が組み立てられる。
そして、商品等の内容物が収納された身箱200の上方から組立箱1が被せられる。その後に、粘着テープ部材等を用いて組立箱1と身箱200とを接着することにより身箱200は封緘される。
本実施形態によると、外面板81の開口部10a側の端部から天面板6(基部)に向かって折り返して内面板82が形成されるため、周壁部8の開口部10a側が線状に形成される。これにより、周壁部8が従来例のような額縁片を持たないため、上下に重なる額縁片が起こされることによる外観不良を低減することができる。また、外面板81が開口部10aの端部から天面板6に向かって内面板82に対して離れる方向に傾斜するため、天面板6と開口部10aとの間の内面板82及び外面板81の表面に沿った長さが異なる。これにより、周壁部8の傾倒による胴膨れを低減して組立箱1の美観を向上することができる。
また、外面板81が外側を凸に湾曲するため、荷重時に弾性変形して外面板81上に折り目の形成を防止することができる。
また、外面板51の両側端から折曲される側面フラップ51aを設けるとともに、側面フラップ51aに隣接する側面フラップ21aが側面フラップ51aに沿って折曲して形成されるマチ部12を有する。これにより、組立箱1を補強することができる。
また、側面フラップ21aのマチ部12は上端部(天面板6側の端部)及び下端部(開口部10a側の端部)が中央部よりも狭いリーフ状に形成され、側面フラップ21aに隣接する側面フラップ51aが外側を凹に湾曲する。これにより、側面フラップ21aと側面フラップ51aとが密着し、組立箱1のコーナー部の隙間を低減することができる。また、組立箱1の各コーナー部ではリーフ状のマチ部12が視認されるため、組立箱1の美観を向上させることができる。
また、内面板52が天面板6上に垂直に配され、外面板51の上端部(天面板6側の端部)と下端部(開口部10a側の端部)とを含む平面PLが天面板6に対して傾斜する。これにより、組立箱1を容易に実現することができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。図8及び図9は第2実施形態の組立箱の斜視図を示している。なお、図8及び図9は蓋部35を閉じた状態及び開いた状態をそれぞれ示している。説明の便宜上、図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では、ブランク板110(図10参照)を折曲して組立てられる組立箱91が収納箱により形成される点で第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
組立箱91は蓋部35を一体に形成した収納箱を構成する。組立箱91はブランク板110(図10参照)を折曲して組立てられ、筒状の胴部10及び底面板11(基部)を備える。組立箱91の立体形状は略四角錐台になっている。胴部10は上端に開口部10aを有する。底面板11は略矩形の平板により形成され、開口部10aに対向して配される。底面板11の上方には略矩形の平板の補強板7が取り付けられる。組立箱91は商品等の内容物を収納する収納部20を有する。
底面板11の前辺、左辺及び右辺にはそれぞれ前面部2、側面部4、5が形成される。底面板11の後辺には第1実施形態の背面部3に替えて周壁板34(外面板)が形成される。周壁板34の上端(開口部10a側の端部)には平板の蓋部35が連設される。蓋部35は折り線90を介して周壁板34に対して折曲可能に形成され、収納部20を開閉する。
図10は組立箱91の展開図を示している。底面板11の後端(図中、上端)には折り線90を介して周壁板34が連設される。周壁板34の上端には折り線90を介して蓋部35が連設される。蓋部35の前端(図中、上端)、左端及び右端には折り線90を介してそれぞれ蓋フラップ35a、35b、35cが連設される。蓋フラップ35aの前端には折り線90を介して半円状の摘持部35dが連設される。蓋フラップ35aには両端を折り線90上に配した円弧状の切り込み35eが形成される。
外面板21の左右方向中央部には左右方向に延びる開閉板21dが設けられる。開閉板21dは矩形部分と該矩形部分の両端に円弧部分を有する長円形形状に形成され、上辺部分と円弧部分には切り込みが形成されるとともに下辺部分にはミシン目が形成される。係合板45、55の下端にはそれぞれ下面フラップ45b、55bが連設される。
図11は組立途中の組立箱91の斜視図を示している。ブランク板110において、折り線90を介した摘持部35dの折曲により差込片35fが切り起こされる。蓋フラップ35a、35b、35cは折り線90を介して蓋部35の内面側に折り曲げられる。そして、蓋フラップ35b、35cは胴部10内に差し込まれるとともに、蓋フラップ35aは外面板21の前方に配される。
その後に、差込片35fが開閉板21dを押圧すると開閉板21dの上端部と外面板21との間にスリット(不図示)が形成される。差込片35fがスリットに差し込まれると開閉板21dとスリットの上端部とにより差込片35fが挟持される。これにより、蓋部35の閉状態が保持され、収納部20の閉鎖状態を維持することができる。そして、使用者は摘持部35dを摘持し、差込片35fをスリットから抜くことにより蓋部35を開くことができる。
また、蓋部35を閉じた際に、側面フラップ31a、31bの前面(前方が凸になるように湾曲した曲面)はそれぞれ側面フラップ51b、41bの背面(外側を凹に湾曲した曲面)に密着する。これにより、蓋部35を閉じた際に組立箱91の後部のコーナー部の隙間を低減することができる。一方、蓋部35を開くと、側面フラップ31a、31bの前面はそれぞれ側面フラップ51b、41bの背面から離れる。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、前面部2、側面部4、5(周壁部)が底面板11(基部)の前辺、左辺及び右辺にそれぞれ形成され、後辺に連設された周壁板34と、周壁板34の上端部(開口部10a側の端部)に連設されて開口部10aを開閉する蓋部35とを設けている。これにより、収納部20から必要な内容物を取り出した後に蓋部35を閉じて残りの内容物を容易に保管することができる。したがって、組立箱91の利便性を向上させることができる。
なお、第1実施形態の組立箱1及び第2実施形態の組立箱91の立体形状は、略四角錐台に限定されず、例えば略四角柱でもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態において、外面板21、31、41、51は外側を凸に湾曲しているが、外面板21、31、41、51を平板により形成してもよい。
本発明は、ブランク板を折曲して組立てられる組立箱に利用可能である。
1、91 組立箱
2 前面部
3 背面部
4、5 側面部
6 天面板
8 周壁部
10 胴部
11 底面板
12 マチ部
20 収納部
21、31、41、51 外面板
22、32、42、52 内面板
21a、21b、31a、31b、41a、41b、51a、51b 側面フラップ
23、33、43、53 上面フラップ
44、45、54、55 係合板
100、110 ブランク板
200 身箱

Claims (7)

  1. ブランク板を折曲して組立てられるとともに平板の基部の周縁から周壁部を立設して前記基部に対向する開口部を有した組立箱において、
    前記周壁部が前記基部の周縁から折曲して外周面を形成する外面板と、前記外面板の前記開口部側の端部から前記基部に向かって折り返して内周面を形成する内面板とを有し、
    前記外面板が前記開口部の端部から前記基部に向かって前記内面板に対して離れる方向に傾斜し、前記外面板と前記基部に略垂直な前記内面板との間に空間から成る緩衝部を形成することを特徴とする組立箱。
  2. 前記外面板が外側を凸に湾曲することを特徴とする請求項1に記載の組立箱。
  3. 前記外面板の両側端から折曲される側面フラップを設けるとともに、隣接する一方の前記側面フラップが他方の前記側面フラップに沿って折曲して形成されるマチ部を有することを特徴とする請求項2に記載の組立箱。
  4. 一の前記側面フラップの前記マチ部が前記基部側の端部及び前記開口部側の端部で中央部よりも狭いリーフ状に形成され、
    一の前記側面フラップに隣接する前記側面フラップが外側を凹に湾曲することを特徴とする請求項3に記載の組立箱。
  5. 前記外面板の前記基部側の端縁と前記開口部側の端縁とを含む平面が前記基部に対して傾斜することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の組立箱。
  6. 前記基部が矩形に形成されるとともに、前記周壁部が前記基部の四辺に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の組立箱。
  7. 前記基部が矩形に形成されるとともに、前記周壁部が前記基部の三辺に形成され、
    前記基部の前記周壁部が形成されていない一辺に連設された周壁板と、前記周壁板の前記開口部側の端部に連設されて前記開口部を開閉する蓋部とを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の組立箱。
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