JP3611641B2 - 包装箱用仕切枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、包装箱内に、西瓜等球状の物品を複数収容する場合に、左右の物品が衝突して損傷しないように、包装箱内に嵌め入れて物品相互間を仕切る包装箱用仕切枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の仕切枠として、段ボール等の厚紙から形成された仕切板に、複数の折り目を設け、アコーデオン状に折り畳んで物品の間に挿入するようにしたものがある。
【0003】
しかしながら、このような仕切板は、西瓜を包装箱に収容した後、西瓜の間にできる間隔に見合う厚みになるように折り畳む必要があり、組立てに手間がかかるという問題がある。
【0004】
また、従来のこの種の仕切板は、単に、収容物品間に嵌め入れて仕切るだけで収容物品の底部までを保護するものではなく、西瓜等の壊れやすくて、重量がある収納物品の場合には、仕切板以外に、収容物品の保護のために、包装箱の底面に底パッドを嵌め入れなければならないという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、底パッドが一体になった仕切枠を、一枚の段ボール等の厚紙から折り曲げによって簡単に形成しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る包装箱用仕切枠は、包装箱の底壁上面に重ね合わされる左右の底パッドと、この左右の底パッド間に連設された前後に張り出す一対の仕切壁とからなり、この仕切壁に、仕切壁を左右に分ける山折り線を形成し、左右の底パッド間と前後の仕切壁の付け根部分に、上記仕切壁を山折り線によって山折りし、かつ山折り状態で底パッドに対して仕切壁を起立させる許容部を設け、山形に折り曲げて起立させた前後一対の仕切壁の両側縁をそれぞれ前後の側壁の内面に当接させるようにしたものである。
【0007】
上記許容部は、左右の底パッド間に形成した、貫通孔又は山形の折り曲げ部と、前後の仕切壁の付け根部分に形成した複数の折り目線とからなる。
【0008】
上記仕切壁を、山折り線によって山折りにすると、左右の底パッド間に形成した、許容部の貫通孔又は山形の折り曲げ部によって左右の底パッドが互いに近づく方向に移動して、仕切壁の山折り状態が維持されるようになっている。また、この状態で、仕切壁は、その付け根部分の複数の折り目線によって底パッドに対して起立するように折曲げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は、この発明に係る仕切枠の第一の形態を示している。
【0010】
仕切枠は、図1の展開図に示すように、一枚の段ボール等の厚紙からなる。
【0011】
包装箱1は、西瓜等の球状の物品Aを左右に並べて収容できる大きさに段ボール等の厚紙によって形成され、矩形の底壁と、この矩形の底壁の前後左右の4辺に形成された対向する一対の側壁と対向する一対の端壁とを有する。
【0012】
仕切枠は、包装箱1の底壁上面に重ね合わされる左右の底パッド2と、この左右の底パッド2間に連設された前後に張り出す一対の仕切壁3とからなる。
【0013】
上記仕切壁3には、仕切壁3を左右に分ける山折り線4が形成されている。
【0014】
そして、上記仕切壁3を、山折り線4によって山折りして、底パッド2に対して起立させるための許容部が、左右の底パッド2の間と、仕切壁3の付け根部分に設けられている。
【0015】
この許容部は、左右の底パッド2の内側への移動を許容する貫通孔5と、山折り状態で仕切壁3を底パッド2に対して起立させるために必要な複数の折り目線とからなる。
【0016】
上記貫通孔5は、中央部が平行に広がり、前後両端が仕切壁3の山折り線4に向かって三角形に閉じた形状に形成されている。
【0017】
上記仕切壁3の両側下端には、中心に向けて斜めに切目6が形成され、この切目6の下端と、左右の底パッド2間の貫通孔5との間に形成される仕切壁3の付け根部分には、貫通孔5の三角形部分の一辺と、山折り線7と、谷折り線8とによって三角形部9が形成されている。
【0018】
上記仕切壁3を左右に分ける山折り線4、及び付け根部分に形成する山折り線7や谷折り線8は、仕切枠を段ボールによって形成する場合には、表面又は裏面のライナー紙だけが残る深さの切断線、即ち、半切にして折り目が入り易いようにする。
【0019】
上記仕切枠は、図2に示すように、包装箱1の上面に載置して、仕切壁3を山折り線4によって山形に折り曲げながら、左右の底パッド2部分を下方に押し込むと、図3に示すように、仕切壁3の裏面が包装箱の前後の側壁に当接して底パッド2に対して起立すると共に、左右の底パッド2も貫通孔5が狭くなるように互いに近づいて、図4に示すように、底パッド2が包装箱1の底壁上面に重なり、その際、貫通孔5の両側縁が相互に当接するため、左右の底パッド2相互は重なることがない。
【0020】
この状態で、左右の底パッド2上に、西瓜等の球状の物品Aを収容すると、左右の球状の物品Aの間に、図5に示すように、山形に折り曲げられた仕切壁3が嵌まって、左右の球状の物品Aの衝突が防止される。そして、この仕切壁3は、その両側縁上端部が包装箱1の側壁内面に当接することにより、山折り線4により左右に分かれた部分同士が空間を保持して良好な緩衝性を発揮する。
【0021】
また、上記のように構成される仕切枠の左右の幅を、仕切枠を包装箱内に収容した状態で、包装箱の左右の幅よりも少し狭く形成しておくことにより、左右の底パッド2間の貫通孔5が左右に開いて、山形に折り曲げた仕切壁3を左右に少し広げることができるので、径の小さい球状の物品Aでもガタ付きなく収容することができる。
【0022】
なお、上記仕切枠の包装箱1への収納は、物品Aを収容する前に、予め折り曲げて包装箱1内に収容していてもよいし、図2乃至図5に示すように、物品Aと共に、包装箱1内に折り曲げながら収容するようにしてもよい。
【0023】
次に、図6乃至図8は、この発明に係る仕切枠の第二の形態を示している。
【0024】
この第二の仕切枠は、第一の仕切枠と、許容部の形態が次のように相違する。
【0025】
即ち、第一の仕切枠では、許容部を、左右の底パッド2の間に形成した貫通孔5と、この仕切壁3の付け根部分に形成した山折り線7と谷折り線8とによって形成したが、この第二の仕切枠では、仕切壁3を山折り線4によって山折りする際に、左右の底パッド2の内側への移動を、貫通孔5ではなく、左右の底パッド2間に設けた山形の折り曲げ部10によって許容している。この山形の折り曲げ部10は、中央の山折り線11とその左右の谷折り線12によって形成されている。また、前後の仕切壁3を山折り状態で起立させるために、仕切壁3の付け根部分には、仕切壁3の山折り線4の下端と山形の折り曲げ部10の左右の谷折り線12とを結ぶ山折り線13と、仕切壁3の山折り線4の下端から山形の折り曲げ部10の中央の山折り線11に向かう谷折り線14を、山形の折り曲げ部10の前後の辺に沿う谷折り線15を、上記中央の谷折り線14の下端を起点にして山形の折り曲げ部10の前後の辺に向かう三本の切り込み線16が形成されている。この三本の切り込み線16の部分を、複数の切り込み線により形成される貫孔にすることもできる。
【0026】
この第二の仕切枠は、図7に示すように、包装箱の上面に載置して、図8に示すように、包装箱1内に押し入れると、仕切壁3の付け根部分が反転して、左右の底パッド2の間に設けた山形の折り曲げ部10に重なるように折り曲げられて、包装箱1内に収容される。
【0027】
次に、図9乃至図11は、この発明に係る仕切枠の第三の形態を示している。
【0028】
この第三の仕切枠は、第一の仕切枠と同様に、許容部を貫通孔17と、複数の折り目線によって形成している。
【0029】
第一の仕切枠の貫通孔17は、前後両端がそれぞれ仕切壁3の山折り線4に向かって三角形に閉じるように形成しているが、第三の仕切枠の貫通孔17は、仕切壁3の山折り線4の両側に、山折り線4を挾んでそれぞれ三角形の部分が突き出た形状に形成されている。そして、この三角形の部分と、仕切壁3の両側下端の切目18とによって挟まれた仕切壁3の付け根部分には、貫通孔17の三角形の部分の先端と切目18の下端とを結ぶ山折り線19と、この山折り線19の両端に連なる二つの谷折り線20、21とによって二つの三角形部22、23が形成されている。
【0030】
この第三の仕切枠も、図10に示すように、包装箱1の上面に載置して、図11に示すように、仕切壁3を山折り線4によって山形に折り曲げながら、包装箱1内に押し入れると、仕切壁3の付け根部分の二つの三角形部22、23が山折り線19と谷折り線20、21により折り曲げられて、山形の仕切壁3が底パッド2に対して起立しながら、包装箱1内に収容される。
【0031】
なお、上記第二の仕切枠と、第三の仕切枠において、第一の仕切枠と共通する底パッド2、仕切壁3、山折り線4は同一符号を付している。
【0032】
【発明の効果】
この発明の仕切枠は、以上のように、底パッドが一体に形成された一枚の厚紙からなり、しかも包装箱の上面に載置して、包装箱内に押し込むことによって簡単に組立てられるので、西瓜等の球状物品の包装作業を能率的に行えるという効果がある。そして、左右の球状物品間に位置する仕切壁は、その両側縁が包装箱の側壁内面に当接して山折り線によって左右に分かれた部分同士が空間を保持するので、良好な緩衝性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の仕切枠の第一の形態を示す展開図
【図2】上記第一の仕切枠の組立て途中の状態を示す斜視図
【図3】上記第一の仕切枠の組立て途中の状態を示す斜視図
【図4】上記第一の仕切枠の組立て完了時の状態を示す斜視図
【図5】図4の状態の平面図
【図6】この発明の仕切枠の第二の形態を示す展開図
【図7】上記第二の仕切枠の組立て途中の状態を示す斜視図
【図8】上記第二の仕切枠の組立て完了時の状態を示す斜視図
【図9】この発明の仕切枠の第三の形態を示す展開図
【図10】上記第三の仕切枠の組立て途中の状態を示す斜視図
【図11】上記第三の仕切枠の組立て完了時の状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 包装箱
2 底パッド
3 仕切壁
4 山折り線
5 貫通孔
6 切目
7 山折り線
8 谷折り線
9 三角形部
10 折り曲げ部
11 山折り線
12 谷折り線
13 山折り線
14 谷折り線
15 谷折り線
16 切り込み線
17 貫通孔
18 切目
19 山折り線
20、21 谷折り線
22、23 三角形部
Claims (2)
- 矩形の底壁の前後左右の4辺にそれぞれ対向する一対の側壁と対向する一対の端壁を有する包装箱内に嵌め入れて、包装箱内に収容する複数の球状物品を左右に仕切る、一枚の厚紙からなる包装箱用仕切枠において、包装箱の底壁上面に重ね合わされる左右の底パッドと、この左右の底パッド間に連設された前後に張り出す一対の仕切壁とからなり、この仕切壁に、仕切壁を左右に分ける山折り線を形成し、左右の底パッド間と前後の仕切壁の付け根部分に、上記仕切壁を山折り線によって山折りし、かつ山折り状態で底パッドに対して仕切壁を起立させる許容部を設け、この許容部が、左右の底パッド間に形成した貫通孔と、前後の仕切壁の付け根部分に形成した山折り線及び谷折り線とで区画された三角形部からなり、山形に折り曲げて起立させた前後一対の仕切壁の両側縁をそれぞれ前後の側壁の内面に当接させるようにした包装箱用仕切枠。
- 矩形の底壁の前後左右の4辺にそれぞれ対向する一対の側壁と対向する一対の端壁を有する包装箱内に嵌め入れて、包装箱内に収容する複数の球状物品を左右に仕切る、一枚の厚紙からなる包装箱用仕切枠において、包装箱の底壁上面に重ね合わされる左右の底パッドと、この左右の底パッド間に連設された前後に張り出す一対の仕切壁とからなり、この仕切壁に、仕切壁を左右に分ける山折り線を形成し、左右の底パッド間と前後の仕切壁の付け根部分に、上記仕切壁を山折り線によって山折りし、かつ山折り状態で底パッドに対して仕切壁を起立させる許容部を設け、この許容部が、左右の底パッド間に形成した、山形の折り曲げ部と、前後の仕切壁の付け根部分を山形の折り曲げ部の前後縁に折り重ねる複数の折り目線と切り込み線とからなり、山形に折り曲げて起立させた前後一対の仕切壁の両側縁をそれぞれ前後の側壁の内面に当接させるようにした包装箱用仕切枠。
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1995
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