JP3017412U - 段ボ−ル製の包装箱用台紙および包装用箱 - Google Patents

段ボ−ル製の包装箱用台紙および包装用箱

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勝弘 大島
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株式会社オ−ツ−
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て作業を行うに際して糊付け作業を必
要としない作業性の容易な包装箱用台紙および包装用箱
を提供することにある。 【構成】 一枚の包装箱用台紙に縦横の仕切りが箱本体
と連設されておって、四周囲の側片および底片が併せて
縦横の仕切りに連設されており、横方向の仕切り片を立
ち上がらせることにより、四周囲の側片が併せて立起さ
れ、底片や縦方向の仕切り片を側片の間に折曲させるこ
とにより、縦横の仕切りが構成されるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主としていちごを包装する折りたたみ自在であって、かつ1枚の 包装箱用台紙を折曲させるだけで完成できる包装用箱とその包装箱用の台紙に関 するものである。 もっともいちごの包装にのみ用途を制限する趣旨ではない。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例は少なくないが、未だ一般的には包装箱本体が折りたたみ自在 であるものの、仕切り片がいわゆるスリットを利用して十字状に挿入される構造 が採用されている。 したがって、組み立てに手間を必要する問題点のほか、包装箱本体と仕切りを 別々に保管し、整理せざるを得ない欠点があった。
【0003】 また、包装用箱として組立易く、使用前には嵩張ることのない包装箱用台紙の 工夫が未だ充分ではなかった。
【0004】 そこで、箱本体と仕切りを一体化した構造のものが開発されているが、未だ組 み立てに際して煩雑である欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、組み立てに手間を必要とすることのほか、依然と してその組み立て作業が煩雑である点である。
【0006】 したがって、この考案は、組み立て作業の手間を軽減し、併せて煩雑さを解消 することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 第1の包装箱用台紙の考案は、段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装用台紙にお いて、 縦方向の仕切り片が設けられ、その両側端に内側に向けて開放された第1のス リットが設けられ、 縦方向の仕切り片の内側に縦方向の仕切り片の長手方向と平行方向に設けられ た第1の折目を境にして底片が連設され、 底片の中央部に縦方向の仕切り片と平行方向に設けられた第1の折目と直角方 向に第2のスリットが設けられるとともにこの第2のスリットが縦方向の仕切り 片に臨ませて延長され、 底片の内側に底片と縦方向の仕切り片との境の第1の折目と平行に設けられた 第2の折目を境にして内側片が設けられ、 内側片の内側に第2の折目と平行に設けられた第3の折目を境にして外側片部 が連設され、この外側片部の内側の中央部に第1の連結部が設けられ、外側片部 の内側であってかつ両側に第2の連結部が設けられ、 内側片の中央部に底片の第2のスリットを延長させて第3のスリットが外側片 部の第3の折目にかけて設けられてなる左右対称の形態による一対の縦仕切り側 片と、 左右一対の両側の縦仕切り側片の外側片部の内側に外側片部の第1の連結部に 連設させて横方向の仕切り片が設けられ、 横方向の仕切り片の外側片部側の中央部が、外側片部の第1の連結部と第6の 折目を介して連設され、 横方向の仕切り片の外側片部の第1の連結部側を残存させて内側片に設けられ た第3のスリットと同一線上に折曲部が設けられ、 横方向の仕切り片の外側片部寄りに折曲部と直角方向に第7の折目が設けられ 、 横方向の仕切り片の外側の中央部に折曲部と直角方向に第4のスリットが設け られ、 横方向の仕切り片の第4のスリット側において、両側の外側片部の第2の連結 部の第4の折目を介して側片が外側片部にそれぞれ連設され、 側片の内側中央部に横方向の仕切り片の第4のスリットに対峙させて第5のス リットが設けられた横仕切り側片とからなるものである。
【0008】 第2の包装箱用台紙の考案は、第1の包装箱用台紙において、 縦方向の仕切り片の中央部に底片に設けられた第2のスリットの延長上にミシ ン目が設けられ、外側片部の第1の連結部の中央部に横方向の仕切り片に設けら れたスリットおよび内側片に設けられた第3のスリットの延長上にミシン目が設 けられてなることを特徴とするものである。
【0009】 この考案の第1の包装用箱は、第1の包装箱用台紙において、 外側片部の第1の連結部に連結された横方向の仕切り片が折曲部、第1の連結 部側の第6の折目および第7の折目を介して内側に立起されることにより、側片 と外側片部が折目を介して立起され、 内側片が第3の折目を介して外側片部の内側に沿わせて折曲されるとともに、 内側片の第2のスリットが横方向の仕切り片に挿入され、 底片が第2の折目を介して内側に折曲されるともに横方向の仕切り片に第2の スリットを介して挿入されとともに水平方向に支持され、 縦方向の仕切り片が第1の折目を介して垂直方向に折曲されるとともに第2の スリットの縦方向の仕切り片側が横方向の仕切り片の第4のスリットに係合され 、縦方向の仕切り片の第1のスリットが側片の第5のスリットに係合されてなる ものである。
【0010】 第3の包装箱用台紙の考案は、段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用台紙に おいて、 細長い仕切り片が設けられ、その両側に内側に向けて開放された仕切りスリッ トが設けられ、 仕切り片の内側に仕切り片の長手方向と平行に設けられた仕切り用折目を介し て底片が設けられ、 底片の内側に仕切り用折目と平行に設けられた底片用折目を介して内側片が設 けられ、 内側片の内側に底片用折目と平行に設けられた外側片部用折目を介して外側片 部が連設された左右対称の一対の仕切り側片と、 左右対称の一対の仕切り側片の外側片部の内側に側片が設けられ、 側片の側片主体の仕切り側片側は外側片部に連結され、 側片主体の仕切り側片側に内側から外側寄りにかけて一部に外側片部側スリッ トが設けられるとともに、外側片部側スリットの外側端から内側斜めに傾斜され た側片用折目が設けられ、 側片主体の外側片部寄りに外側片部側スリットと平行に別の折目が設けられ、 側片主体の内側の中央部に外側に向けて開放されたスリットが設けられてなる 側片とからなるものである。
【0011】 第4の包装箱用台紙の考案は、第3の包装箱用台紙において、 外側片部と直角方向の側片主体の外側にフラップ用折目を介して底フラップが 設けられ、フラップ用折目の両側端と外側片部側スリットの外側端を結んで側片 用折目が設けられ、側片主体の外側片部寄りに外側片部用折目と平行に別の折目 が設けられてなるものである。
【0012】 第2の包装用箱の考案は、第3の包装箱用台紙において、 側片と外側片部が垂直方向に立起され、内側片が内側に折曲されて外側片部の 内側に当接され、底片が水平方向に折曲されるとともに一対の側片間に配置され 、かつ仕切り片の両側の仕切りスリットが側片に設けられたスリットに係合され てなるものである。
【0013】 第5の包装箱用台紙の考案は、段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用台紙に おいて、 一側に中側片が細長く設けられ、両側に内側に向けて開放された中側片スリッ トが設けられ、 中側片の内側に中側片の長手方向と平行に設けられた中側片用折目を介して底 片が設けられ、 底片の内側に中側片の中側片用折目と平行に設けられた底片用折目を介して内 側片が設けられ、 内側片の内側に底片用折目と平行に設けられた外側片部用折目を介して外側片 部が連設され、 他側に、一側の内側片と外側片部に対称に内側片と外側片部が設けられ、 両側の外側片部の内側において、側片の一対が外側片部に起立自在に連結され 、 側片の外側片部側に外側片部用折目と平行にスリットが設けられ、このスリッ トの外側端から斜め内側に向けて傾斜折目が設けられ、 側片の内側であって、かつ外側片部寄りに前記したスリットと平行に差し込み 溝が設けられてなるものである。
【0014】 第6の包装箱用台紙の考案は、第5の包装箱用台紙において、 側片の外側片部と直角方向の外側にフラップ用折目が設けられ、フラップ用折 目を境にしてその外側に底フラップが設けられ、 側片の外側片部側に外側片部用折目と平行にスリットが設けられ、 このスリットの外側端から斜め内側に向け、前記したフラップ用折目の外側片 部側を結んで傾斜折目が設けられ、 傾斜折目の底フラップ側の端から外側直角方向に底フラップに別の折目が設け られてなるものである。
【0015】 第3の包装用箱の考案は、第5の包装箱用台紙において、 一対の側片が垂直方向に立起されるとともに、両側の外側片部が垂直方向に立 起され、 一側の内側片が一対の側片間に折曲されるとともに外側片部の内側に当接され 、 内側片に連設された底片が水平方向であって、かつ一対の側片間に折曲され、 他側の内側片が他側の外側片部の内側に折曲されて当接され、 一側に設けられ中側片が垂直方向に立起されるとともに中側片スリットが側片 の差し込み溝に嵌合されてなるものである。
【0016】
【実施例1】 図1は、この考案の実施例1にかかる包装箱用台紙10の平面斜視図、図2は 包装箱用台紙10の組み立て要領を示す第1工程の斜視図、図3はその第2工程 の斜視図、図4はその第3工程の斜視図、図5は製品の斜視図である。
【0017】 この実施例の包装用箱は、箱本体内に十字状の仕切りを備えたものであり、四 個の区画室が仕切りにより構成される形態のものである(図5を参照)。 包装用箱を構成する包装箱用台紙10は段ボ−ルにより設けられている。 該台紙10は、概ね長方形を呈している。 包装箱用台紙10は組み立てたときに十字状に立起される2種類の仕切り片が 箱本体と連設され、一体化して設けられている。
【0018】 この実施例の包装箱用台紙10は、大きく分けて両側に縦仕切り側片11、両 側の縦仕切り側片11との間の横仕切り側片13により構成されており、さらに いえば、四周囲を構成する側片16、内側片34、外側片部36と、底片26、 2種類の縦方向の仕切り片12と横方向の仕切り片30などから構成されている 。
【0019】 図1を参照してその詳細を説明すると、中央部の横仕切り側片13の両側に対 称な形状の縦仕切り側片11が連設されている。 縦仕切り側片11について説明すると、一側(図1の右側を参照)に縦方向の 仕切り片12が設けられている。 その仕切り片12の両側に内側に向けて形成された第1のスリット14は、詳 細については追って説明する側片16の中央部に設けられた第5のスリット18 に係合されるものであり、第1のスリット14が第5のスリット18に係合され ることにより、組立時に縦方向の仕切り片12が側片16に結合される。
【0020】 縦方向の仕切り片12の端に一定の間隔を隔てて外側に向けて2個の半楕円状 の凹部が設けられているが、この半楕円状の凹部は縦方向の仕切り片12が組立 時に立起されることにより区画室Aが構成されるが(図5を参照)、その区画室 A内に収納される「いいちごの中容器」(図示を省略)を包装用箱内から取り出 し易くするための指挿入用の切り欠き22である。
【0021】 縦方向の仕切り片12の外側端から内側にかけてミシン目15が設けられてい るが、このミシン目15は、包装箱本体の組立後において、箱本体を2分割する ための役割をする要素の一つを構成するが、詳細については他の要素と併せ追っ て説明する。
【0022】 そして、縦方向の仕切り片12の内側に長方形の縦方向の仕切り片12と平行 方向に設けられた第1の折目24を境にしてその内側に底片26が連設されてい る。 この底片26の長さは、縦方向の仕切り片12の長さに比較して多少短く設け られている。 組立時にこの底片26は、立起されたときの両側の側片16の内側に支持され ることになるから、底片26の長さは縦方向の仕切り片12の長さに比較して短 く、両側の側片16間の間隔に対応されている。
【0023】 底片26の中央部には、前記した縦方向の仕切り片12と平行方向に設けられ た第1の折目24と直角方向に第2のスリット28が設けられ、この第2のスリ ット28は縦方向の仕切り片12にかけて延長され、さらに前記したミシン目1 5に接続されている。 この第2のスリット28は、追って詳細を説明する折曲されることにより2枚 となる横方向の仕切り片30が立起されたときに、横方向の仕切り片30を挟む 状態で係合される部分である。
【0024】 底片26の内側には前記した底片26と縦方向の仕切り片12との境の第1の 折目24と平行に設けられた第2の折目32を境にして底片26とほぼ同一長さ による内側片34が設けられている。 そして、この内側片34の中央部には、前記した底片26の第2のスリット2 8が内側に向けて延長され、かつ後述する外側片部36の第3の折目38にかけ て第3のスリット40が設けられている。 この第3のスリット40は、内側片34が組立時に内側に向けて折曲され、横 方向の仕切り片30が立起されたときに、縦方向の仕切り片12や底片26と併 せて横方向の仕切り片30に係合される部分である。
【0025】 第2のスリット28、第3のスリット40と底片26および内側片34の境の 第2の折目32との交差部に略楕円径の孔42が設けられているが、組立時に底 片26と内側片34が断面L字状に折曲され、横方向の仕切り片30の端の折曲 部などに当接される際に融通性を持たせるためのいわゆる遊びを構成するもので ある。 換言すれば、底片26と内側片34を断面L字状に折曲させて箱本体の内側に 支持する際に滑らかに組み立てできるようにするために配慮されている。
【0026】 底片26と内側片34の境の第2の折目32の延長上の両側の切り欠き44は 後述する横仕切り側片13の側片16に設けられた突起部60が挿入されるもの である。 この台紙10が包装用箱として組立てられ、上下方向に積上げられた際に、開 口縁の四隅に形成される平面から見てL字状の突起部60が挿入される部分であ るが、その詳細については追って突起部60との関係において説明する。 なお、前記した切り欠き44の開口縁の両側は浅いものの、内側に向けてえぐ られているが、組立後の包装用箱の平面から見てL字状の突起部60を挿入し易 くするためである。
【0027】 内側片34の内側には、第3の折目38を境にして比較的幅の狭い外側片部3 6が連設されている。 この外側片部36には、内側に向けて中央部に倒立三角状の第1の連結部50 が設けられ、外側片部36の両側端は第4の折目17を境にして略三角状の第2 の連結部51として構成され、さらにこの第2の連結部51の内側は後述する底 フラップ64と短い第5の折目53を介して連設されている。 したがって、この外側片部36の全体の輪郭は略E字状の形状を呈している。 なお、前記した第1の連結部50には前記した第3のスリット40の延長上に ミシン目19が設けられているが、このミシン目19の役割は、前記した縦方向 の仕切り片12のミシン目15と同じであり、そのミシン目15などと相待って 機能するものであるが、その詳細については追って説明する。 また、この外側片部36と内側片34の境の第3の折目38の延長端の両側に はにはそれぞれ切り欠き46が設けられているが、これらの切り欠き46の目的 などの詳細については追って説明するが、内側片34を組立時に内側に向けて折 曲させる際に、前記した突起部60に内側片36の外側片部36寄りの端がぶつ かることのないように配慮されている。 なお、追って詳細について説明するが、前記した内側片34は組立時に箱本体 内に折曲され、外側片部36の内側に沿って折曲される部分であり、箱本体の一 側は内側片34が箱本体内に向けられ、外側片部36は外側に向けられ二重に構 成されることになる。
【0028】 以上に説明した包装箱用台紙10の一側の縦仕切り側片11は、外側から内側 にかけて縦方向の仕切り片12、底片26、内側片34および外側片部36から 構成されているが、包装箱用台紙10の他側の縦仕切り側片11の構成は、一側 の縦仕切り側片11と対称に縦方向の仕切り12、底片26、内側片34および 外側片部36から構成されているので、その説明は包装箱用台紙10の一側の縦 仕切り側片11についての説明を援用し、省略する(図1の左側を参照)。
【0029】 引続き、包装箱用台紙10の横仕切り側片13の構成について説明する。 横仕切り側片13は、横方向の仕切り片30、側片16、底フラップ64など から構成されている。 前記した両側の縦仕切り側片11の外側片部36の第1の連結部50の内側に 、連設させて横方向の仕切り片30が設けられている。 横方向の仕切り片30の外側片部36側の中央部は、外側片部36の第1の連 結部50を介して連結されている。 そして、その連結部側は倒立三角状の第6の折目21を介して連設されている 。 横方向の仕切り片30は、外側片部36の第1の連結部50に連設されている ものの、前記した内側片34や底片26の第3のスリット40、第2のスリット 28と同一線上に設けられた折曲部48により、両側に区画されている。 この折曲部48は折曲部48の両側に形成される2枚の横方向の仕切り片30 を折曲部48を境にして内側に折曲させ、組立時に立起し易くしたものである。 したがって、折曲部48は好ましくはスリットであるが、スリットに代えて折 目により折曲部48を設けることも考案者は予定している。 なお、折曲部48は、包装用箱を用途により2分割できるようにする場合は、 折目ではなく、スリットとして構成することも考案者は予定している。 つまり、両側の縦仕切り側片11のミシン目15、第2のスリット28、第3 のスリット40、外側片部36の第1の連結部50のミシン目19および横方向 の仕切り片30のスリットが同一線上に接続されて設けられることにより、これ らのミシン目15などを基準とし両側の該台紙10や包装用箱を両側に強く引っ 張ることによって、2分割できることは容易に理解できるであろう。 2分割する理由は、主として小売業者などが需要者の希望に応じて4個の升目 の被包装物をそっくり販売することに代えて2個の升目の被包装物を2個分けし て販売する場合に適するからにほかならない。
【0030】 横方向の仕切り片30は、外側片部36の第1の連結部50に接続された状態 のまま、第1の連結部50の第6の折目21と相待って立起時にT字状に起立さ せることができるよう第3の折目38と平行に第7の折目23が外側片部36寄 りに設けられている。
【0031】 そして、横方向の仕切り片30を折り曲げ易くするため、外側片部36の第1 の連結部50寄りのその両側の一部は外側片部36に接続されることなく、切り 込み25によって分離されている。
【0032】 横方向の仕切り片30の中央部には、前記した折曲部48と直角方向に第4の スリット54が外側を開放させて設けられている。 この第4のスリット54は、組立時に底片26に設けられた第2のスリット2 8の延長上の縦方向の仕切り12に形成された第2のスリット28のミシン目1 5寄りと係合される部分である(図5を参照)。 この第4のスリット54の両側には、縦方向の仕切り12に設けられた指挿入 用の切り欠き22と同様に指挿入用の切り欠き56が設けられている。
【0033】 これらの横方向の仕切り片30の指挿入用の切り欠き56側や第4のスリット 54側において、両側の外側片部36の第2の連結部51に連設させて側片16 がそれぞれ設けられている。 側片16の内側中央部には横方向の仕切り30に設けられた第4のスリットに 対峙させて第5のスリット18が設けられている。 この第5のスリット18は、側片16が組立時に起立されたときに、縦方向の 仕切り片12の両側に設けられた第1のスリット14と係合する部分である(図 5を参照)。
【0034】 この第5のスリット18の両側に横方向の仕切り片30に向けて突起方向に第 8の折目58を備えた突起部60が設けられている。 これらの突起部60の役割は、この台紙10の組立後に、包装用箱が上下方向 に積み上げられた際、その開口縁の四隅に平面から見てL字状に折目58を介し て突起されるものであって、前記した切り欠き44が底側において略L字状の挿 入孔を形成することにより、その孔に挿入され、包装用箱が積み重ねられたとき の妄動を抑制することを意図している。
【0035】 側片16の外側寄りに側片16の外側の輪郭にほぼ沿わせて第9の折目62が 設けられ、第9の折目62を境にしてその外側に比較的幅の狭い底フラップ64 が形成されている。 この底フラップ64は組立時に側片16の主体部分(第9の折目62の内側部 分)との境の前記した第9の折目62を境にして断面L字状に折曲したとき、底 片26と同一面を構成する箱本体の底部の一部となる(図5を参照)。
【0036】 また、側片16の突起部60の第8の折目58の延長線上の外側寄りに前記し た第9の折目62との交差部に方形状の孔66が設けられているが、この孔66 は外側片部36と底フラップ64との境において側片16が立起し易いように配 慮されているものである。
【0037】 側片16の外側片部36側に溝27が設けられ、側片16を立起し易くしてあ る。
【0038】 この考案の実施例1の包装箱用台紙10の構成は、上記のとおりであるが、次 に包装用箱として組立てる要領について説明する(図2〜図5を参照)。
【0039】 水平な状態の両側の内側片34を外側片部36との境に設けられた第3の折目 38を介して垂直に立起させる(図2を参照)。 続いて、底片26を底片26と内側片34との境に設けられた第2の折目32 を介して垂直方向に立起された内側片34に対して直角方向にかつ外側に向けて 折曲させる(図2を参照)。 この場合、底片26の外側に連設された縦方向の仕切り片12については特に 第1の折目24を介して折曲することなく、放置状態でよい(図2を参照)。
【0040】 次に、幅方向の仕切り片30を中央部の折曲部48を基準として内側に折曲さ せる。 かくして、横方向の仕切り片30は内側が当接された状態で背中合わせとなる ようにて立起させる(図3を参照)。 この際、横方向の仕切り片30の外側片部36寄りの第7の折目23と第1の 連結50との境に設けられた第6の折目21によって囲まれる部分(符号Bとし て表した)は、横方向の仕切り片30の主体部分と相待ってT字状となり、外側 片部36の第1の連結50の内側に当接される。
【0041】 また、横方向の仕切り片30が立起されることにより、これらの外側に対峙し ている両側の側片16はそれぞれ幅方向の仕切り片30の立起作用の応力に追従 して、幅方向の仕切り片30と反対側に立起されるから、側片16は前記した第 9の折目62と第4の折目17を介して幅方向の仕切り片30の立起状態と平行 に折曲され、第8の折目58と第4の折目17によって囲まれる部分(符号Cを 表した部分)は、外側片部36の外側寄りの第1の連結部51の内側に当接され る(図3を参照)。
【0042】 もちろん、側片16が横方向の仕切り片30の立起作用の追従を受けることな く、あるいはその作用が不充分な場合は、横方向の仕切り片30を立起させると 併せ、側片16もまた第9の折目62と第4の折目17を介して積極的に立起さ せることについて考案者は予定している。
【0043】 横方向の仕切り片30を起立させることにより、前記したとおり側片16と併 せ外側片部36もまた第6の折目21を介して立起された側片16と横方向の仕 切り片30の端に接する状態で起立される(図4を参照)。
【0044】 かくして、横方向の仕切り片30が立起されることにより、箱本体は2区画に 設けられ、箱本体は横方向に区画される(図3を参照)。
【0045】 次いで、先に垂直状態に立起させた内側片34、そして内側片34に連設され 、内側片34に対して直角方向であって外側に向けられた底片26および底片2 6の外側の縦方向の仕切り片12を外側片部36と内側片34との境に設けられ た第3の折目38を介して内側に折曲させる(図3、図4を参照)。 そして、内側片34を第3の折目38を介して180度の角度に折曲させるこ とにより、内側片34に設けられた第3のスリット40を立起している幅方向の 仕切り片30に挿入させることによって、垂直に立起している外側片部36の内 側に当接させる。 そして、底片26の第2のスリット28を横方向の仕切り片30に設けられた 第4のスリット54に差し込み、底片26を底側に向けて水平状態に押圧させる (図4を参照)。 そして、この際、縦方向の仕切り12の両側に設けられた第1のスリット14 を縦方向の仕切り片12と直角方向に立起している両側の側片16に設けられた 第5のスリット18に差し込む(図4、図5を参照)。
【0046】 かくして、包装箱用台紙10は四個の区画室Aを備えた包装用箱として完成さ れる。
【0047】
【実施例2】 この実施例は、升目を2個備えた包装箱用台紙70と包装用箱の考案である。 実施例の詳細を図面を参照して説明する。 図6は、この考案の実施例2にかかる包装箱用台紙70の平面斜視図、図7 は包装箱用台紙70の組み立て要領を示す第1工程の斜視図、図8はその第2工 程の斜視図、図9は製品の斜視図である。
【0048】 包装用箱を構成する包装箱用台紙70は段ボ−ルにより設けられている。 該台紙70は、概ね長方形を呈している。
【0049】 この台紙70は、底部と仕切りを構成する2枚の仕切り側片72および側面を 構成する2枚の側片74などから構成されている。
【0050】 一側の仕切り側片72について説明すると、比較的細長い仕切り片76が設け られ、両側に内側に向けて開放された仕切りスリット78が設けられている。
【0051】 仕切り片76の内側に仕切り片76の長手方向と平行に設けられた仕切り片用 折目80を介して底片82が設けられている。
【0052】 底片82の内側に仕切り片折目80と平行に設けられた底片用折目84を介し て内側片86が設けられている。
【0053】 そして、この内側片86の内側に底片用折目84と平行に設けられた外側片部 用折目88を介して外側片部90が連設されている。
【0054】 他側の仕切り側片72についてその構成は、一側の仕切り側片72と比較して 左右対称であるものの、そっくり構成が同じであるから、一側の仕切り側片72 の説明を援用し、省略してある。
【0055】 次に両側の仕切り側片72の間に連設される2枚の側片74について説明する 。 2枚の側片74は図面上、両者の間に比較的大きい間隔を隔てて上下に設けら れているが、その構成は対称であるから一方について説明し、他方については一 方の説明を援用し、省略する。
【0056】 長方形の側片74の主体部分である側片主体92の仕切り側片72側は仕切り 側片72の外側片部90に連設されている。 側片主体92の仕切り側片72側に内側から外側寄りにかけて一部に外側片部 側スリット94が設けられている。 この外側片部側スリット94は側片74を組立時に立起し易くするためのもの である。
【0057】 外側片部90と直角方向の側片主体92の外側にフラップ用折目96を介して 底プラップ98が設けられている。
【0058】 そして、フラップ用折目96の両側端と外側片部側スリット94の外側端を結 んで側片用折目100が設けられている。
【0059】 また、側片主体92の外側片部90寄りに外側片部用折目88と平行に別の折 目102が設けられている。
【0060】 そして、底プラップ98の外側片部90寄りに別の折目102の延長上に短い フラップの外側片部寄り折目104が設けられている。
【0061】 したがって、2枚の側片74は、フラップ用折目96、フラップの外側片部寄 り折目104、側片用折目100、別の折目102および外側片部側スリット9 4を介して断面L字状に起立でき、かつ外側片部90側は外側片部90に向けて 斜めに傾斜した状態で立起させることができる。
【0062】 側片74の内側の中央部に外側に向けて開放されたスリット106が設けられ ているが、このスリット106は前記した仕切り側片72の仕切りスリット78 が係合される部分であり、両者78、106が係合されることにより包装用箱の 仕切りが構成される。
【0063】 次にこの包装箱用台紙70により包装用箱を組立る要領について説明する。
【0064】 外側片部用折目88を境にして水平状態の内側片86を立起させ、底片用折目 84を境にして底片82と仕切り片76を水平方向に折曲させる(図7を参照) 。
【0065】 他方、対向している2枚の側片74をフラップ用折目96、フラップの外側片 部寄り折目104、側片用折目100、別の折目102および外側片部側スリッ ト94を介して断面L字状に起立させるとともに、外側片部90側を外側片部9 0に向けて斜めに傾斜した状態で立起させる。 かくして、側片74の外側片部90寄りは別の折目102を基準として内側に 向け外側片部90と平行に折曲される(図8を参照)。
【0066】 この際、外側片部90は、側片74の立起作用に追従し、側片用折目100お よびフラップの外側片部寄り折目104を基準にして垂直方向に立起される(図 8を参照)。
【0067】 そこで、内側片86を外側片部用折目88を境にして外側片部90の内側に沿 わせて折曲させ、さらに底片82を底片用折目84を境にして内側に折曲させる とともに水平方向に保持する。 そして、仕切り片76を仕切り片折目80を境にして垂直方向に立起させると ともに仕切り片76に設けた仕切りスリット78を側片74のスリット106に 係合させることによりこの包装用箱が完成される(図9を参照)。
【0068】 なお、この実施例の図面に表れている一方の仕切り片76の突起108と、仕 切り片折目80上の溝110は、図示してないが、断面略コ字状の蓋を支持する 際の制御部分であり、突起108に対応する溝と、溝110に対応する突起が設 けられた蓋が冠装されたきに、突起と溝が嵌合されることが予定されている。
【0069】
【実施例3】 この実施例は、升目が1個である単体の包装箱用台紙120と包装用箱の考案 である。 実施例の詳細を図面を参照して説明する。 図10は、この考案の実施例3にかかる包装箱用台紙120の平面斜視図、 図11は包装箱用台紙120の組み立て要領を示す第1工程の斜視図、図12は その第2工程の斜視図、図13は製品の斜視図である。
【0070】 包装用箱を構成する包装箱用台紙120は段ボ−ルにより設けられている。 該台紙120は、概ね長方形を呈している。
【0071】 この台紙120は、底部と周囲を構成する側片などから構成されている。
【0072】 一側に組立時に三重構造の側片を構成するために中側片122が比較的細長く 設けられ、両側に内側に向けて開放された中側片スリット124が設けられてい る。
【0073】 中側片122の内側に中側片122の長手方向と平行に設けられた中側片用折 目126を介して底片128が設けられている。
【0074】 底片128の内側に中側片122の中側片用折目126と平行に設けられた底 片用折目130を介して内側片132が設けられている。
【0075】 そして、この内側片132の内側に底片用折目130と平行に設けられた外側 片部用折目134を介して外側片部136が連設されている。
【0076】 他側に、一側と比較して底片128と中側片122が省略され、内側片132 と外側片部136が設けられている。 他側の内側片132と外側片部136の構成は、一側の内側片132と外側片 部136の構成と対称であるが、構成はそっくり同一である。
【0077】 両側の外側片部136の内側において、側片138の一対が外側片部136に 起立自在に連結されている。 側片138の外側片部136と直角方向の外側にはフラップ用折目140が設 けられ、フラップ用折目140を境にしてその外側に底フラップ142が設けら れている。
【0078】 側片138の外側片部136側に外側片部用折目134と平行にスリット14 4が設けられている。 そして、このスリット144の外側端から斜め内側に向け、前記したフラップ 用折目140の外側片部136側を結んで傾斜折目146が設けられている。
【0079】 傾斜折目146の底フラップ142側の端から外側直角方向に底フラップ14 2に別の折目148が設けられている。 そして、この別の折目148の内側の延長上であって、側片138の内側に前 記したスリット144と平行に差し込み溝150が設けられている。 なお、外側片部136の内側の中央部分を占めて突出している部分は外側片部 の補強部137である。
【0080】 この差し込み溝150は、側片138が立起され、中側片122などが内側に 向けて折曲されたときに中側片122の中側片スリット124と係合されるもの である。
【0081】 そこで、実施例3の組立要領について説明する。 内側片132を外側片部用折目134を介して水平状態から直角方向に折曲さ せる(図11、図12を参照)。
【0082】 次に両側の側片138をフラップ用折目140、別の折目148、傾斜折目1 46を介して立起させる(図12を参照)。 かくして、両側の側片138の立起作用に追従して、側片138の両側に連設 された外側片部136は別の折目148を基準にして垂直方向に立起される(図 8を参照)。
【0083】 そこで、底片128が連設された内側片132を外側片部用折目134を介し て内側に折曲させるとともに立起している外側片部136の内側に当接させ、底 片用折目130を介して底片128を内側に向け、かつ水平方向に折曲させて、 両側に立起している側片138の間に挿入させ、中側片122の中側片スリット 124を他側に起立している側片138の差し込み溝150に差し込む。
【0084】 そして、他側の内側片132を外側片部用折目134を介して内側に折曲させ 、予め折曲された中側片122に当接するようにして折曲させる。 したがって、この包装用箱本体の他側は、中側片122を中にして内側に他側 の内側片132が支持され、外側に他側の外側片部136が支持され、三重構造 となる。 なお、この考案では、段ボ−ルを素材とする例について説明したが、段ボ−ル に代えてたとえばクラフト紙などの紙材を採用することは、当然考案者は予定し ており、単なる用途と商業的変更に過ぎないことは容易に理解されるであろう。
【0085】
【考案の効果】
この考案は、上記の構成であるから、以下の利点を有する。 (1)この考案は、複数の折目とスリットを設けてあるから、需要者に対して台 紙の状態で搬送しても、需要者が糊付け作業を省略して手軽に組み立てることが できるので、包装用箱の組み立て作業能率の向上化に寄与できる。 (2)外側片部と連結された横方向の仕切り片を立起させることにより、外側片 部および側片を併せて垂直方向に立起させることができ、内側片、底片および縦 方向の仕切り片を横方向の仕切り片側に折曲させる工程により、横方向の仕切り と縦方向の仕切りを十字状に組み立てることができ、底片により底部分を併せて 得ることができるので、糊付け工程を必要とすることなく、4個の升目を備えた 包装用箱を手軽に得ることができる。 したがって、組み立て作業の手間を軽減し、併せて煩雑さを解消することがで きる。 (3)包装箱用台紙の同一線上に2種類のミシン目、第2のスリット、第3のス リット、横方向の仕切り片のスリットが設けられているから、包装用箱を必要に 応じて2分割することができる。 (4)一対の側片を立起させることにより併せて外側片部を立起させることがで きるから、内側片、底片、仕切り片を外側片部間に折曲させることにより、2個 の升目を備えた包装用箱を糊付け作業を必要とすることなく、手軽に得ることが できる。 (5)一対の側片を立起させることにより、外側片部を併せて立起させることが できるから、内側片、底片、中側片を外側片部間に折曲させるとともに、一側の 中側片を他側の外側片部に沿わせて立起させた上、中側片のスリットを側片のさ し込み溝にさし込み、他側の内側片を中側片に沿わせることにより、包装用箱を 糊付け作業を必要とすることなく手軽に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1にかかる包装箱用台紙の平
面斜視図である。
【図2】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第1工程の
斜視図である。
【図3】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第2工程の
斜視図である。
【図4】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第3工程の
斜視図である。
【図5】製品の斜視図である。
【図6】この考案の実施例2にかかる包装箱用台紙の平
面斜視図である。
【図7】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第1工程の
斜視図である。
【図8】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第2工程の
斜視図である。
【図9】製品の斜視図である。
【図10】この考案の実施例3にかかる包装箱用台紙の
平面斜視図である。
【図11】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第1工程
の斜視図である。
【図12】包装箱用台紙の組み立て要領を示す第2工程
の斜視図である。
【図13】製品の斜視図である。
【符号の説明】
11 縦仕切り側片 12 縦方向の仕切り片 13 横仕切り側片 14 第1のスリット 15 ミシン目 16 側片 18 第5のスリット 17 第4の折目 19 ミシン目 21 第6の折目 23 第7の折目 24 第1の折目 26 底片 28 第2のスリット 30 横方向の仕切り片 32 第2の折目 34 内側片 36 外側片部 38 第3の折目 40 第3のスリット 48 折曲部 50 第1の連結部 51 第2の連結部 54 第4のスリット 74 側片 72 仕切り側片 76 仕切り片 78 仕切りスリット 80 仕切り用折目 82 底片 84 底片用折目 86 内側片 88 外側片部用折目 90 外側片部 92 側片主体 94 外側片部側スリット 96 フラップ用折目 98 底フラップ 100 側片用折目 102 別の折目 106 スリット 122 中側片 124 中側片スリット 126 中側片用折目 128 底片 130 底片用折目 132 内側片 134 外側片部用折目 136 外側片部 138 側片 140 フラップ用折目 142 底フラップ 144 スリット 146 傾斜折目 148 別の折目 150 差し込み溝

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 縦方向の仕切り片12が設けられ、その長手方向の両側
    端に内側に向けて開放された第1のスリット14が設け
    られ、 縦方向の仕切り片12の内側に縦方向の仕切り片12の
    長手方向と平行方向に設けられた第1の折目24を境に
    して底片26が連設され、 底片26の中央部に縦方向の仕切り片12と平行方向に
    設けられた第1の折目24と直角方向に第2のスリット
    28が設けられるとともにこの第2のスリット28が縦
    方向の仕切り片12に臨ませて延長され、 底片26の内側に底片26と縦方向の仕切り片12との
    境の第1の折目24と平行に設けられた第2の折目32
    を境にして内側片34が設けられ、 内側片34の内側に第2の折目32と平行に設けられた
    第3の折目38を境にして外側片部36が連設され、こ
    の外側片部36の内側の中央部に第1の連結部50が設
    けられ、外側片部36の内側であってかつ両側に第2の
    連結部51が設けられ、 内側片34の中央部に底片26の第2のスリット28を
    延長させて第3のスリット40が外側片部36の第3の
    折目38にかけて設けられてなる左右対称の形態による
    一対の縦仕切り側片11と、 左右一対の両側の縦仕切り側片11の外側片部36の内
    側に外側片部36の第1の連結部50に連設させて横方
    向の仕切り片30が設けられ、 横方向の仕切り片30の外側片部36側の中央部が、外
    側片部36の第1の連結部50と第6の折目21を介し
    て連設され、 横方向の仕切り片30の外側片部36の第1の連結部5
    0側を残存させて内側片34に設けられた第3のスリッ
    ト40と同一線上に折曲部48が設けられ、 横方向の仕切り片30の外側片部36寄りに折曲部48
    と直角方向に第7の折目23が設けられ、 横方向の仕切り片30の外側の中央部に折曲部48と直
    角方向に第4のスリット54が設けられ、 横方向の仕切り片30の第4のスリット54側におい
    て、両側の外側片部36の第2の連結部51の第4の折
    目17を介して側片16が外側片部36にそれぞれ連設
    され、 側片16の内側中央部に横方向の仕切り片30の第4の
    スリット54に対峙させて第5のスリット18が設けら
    れた横仕切り側片13とからなることを特徴とする段ボ
    −ル製の包装箱用台紙。
  2. 【請求項2】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 縦方向の仕切り片12の中央部に底片26に設けられた
    第2のスリット28の延長上にミシン目15が設けら
    れ、外側片部36の第2の連結部50の中央部に横方向
    の仕切り片30に設けられたスリットおよび内側片34
    に設けられた第3のスリット40の延長上にミシン目1
    9が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の段
    ボ−ル製の包装箱用台紙。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の包装箱用台紙において、 外側片部36の第1の連結部50に連結された横方向の
    仕切り片30が折曲部48、第1の連結部50側の第6
    の折目21および第7の折目23を介して内側に立起さ
    れることにより、側片16と外側片部36が折目を介し
    て立起され、 内側片34が第3の折目38を介して外側片部36の内
    側に沿わせて折曲されるとともに、内側片34の第2の
    スリット40が横方向の仕切り片30に挿入され、 底片26が第2の折目32を介して内側に折曲されると
    もに横方向の仕切り片30に第2のスリット28を介し
    て挿入されとともに水平方向に支持され、 縦方向の仕切り片12が第1の折目24を介して垂直方
    向に折曲されるとともに第2のスリット28の縦方向の
    仕切り片12側が横方向の仕切り片30の第4のスリッ
    ト54に係合され、縦方向の仕切り片12の第1のスリ
    ット14が側片16の第5のスリット18に係合されて
    なることを特徴とする段ボ−ル製の包装用箱。
  4. 【請求項4】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 細長い仕切り片76が設けられ、その両側に内側に向け
    て開放された仕切りスリット78が設けられ、 仕切り片76の内側に仕切り片76の長手方向と平行に
    設けられた仕切り用折目80を介して底片82が設けら
    れ、 底片82の内側に仕切り用折目80と平行に設けられた
    底片用折目84を介して内側片86が設けられ、 内側片86の内側に底片用折目84と平行に設けられた
    外側片部用折目88を介して外側片部90が連設された
    左右対称の一対の仕切り側片72と、 左右対称の一対の仕切り側片72の外側片部90の内側
    に一対の側片74がそれぞれ設けられ、 側片74の側片主体92の仕切り側片72側は外側片部
    90に連結され、 側片主体92の仕切り側片72側に内側から外側寄りに
    かけて一部に外側片部側スリット94が設けられるとと
    もに、外側片部側スリット94の外側端から内側斜めに
    傾斜された側片用折目100が設けられ、 側片主体92の外側片部90寄りに外側片部側スリット
    94と平行に別の折目102が設けられ、 側片主体92の内側の中央部に外側に向けて開放された
    スリット106が設けられてなる側片74とからなるこ
    とを特徴とする段ボ−ル製の包装箱用台紙。
  5. 【請求項5】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 外側片部90と直角方向の側片主体92の外側にフラッ
    プ用折目96を介して底フラップ98が設けられ、フラ
    ップ用折目96の両側端と外側片部側スリット94の外
    側端を結んで側片用折目100が設けられ、側片主体9
    2の外側片部90寄りに外側片部用折目88と平行に別
    の折目102が設けられてなることを特徴とする請求項
    4記載の段ボ−ル製の包装箱用台紙。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の包装箱用台紙において、 側片74と外側片部90が垂直方向に立起され、内側片
    86が内側に折曲されて外側片部90の内側に当接さ
    れ、底片82が水平方向に折曲されるとともに一対の側
    片74間に配置され、かつ仕切り片76の両側の仕切り
    スリット78が側片74に設けられたスリット106に
    係合されてなることを特徴とする段ボ−ル製の包装用
    箱。
  7. 【請求項7】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 一側に中側片122が細長く設けられ、その両側に内側
    に向けて開放された中側片スリット124が設けられ、 中側片122の内側に中側片122の長手方向と平行に
    設けられた中側片用折目126を介して底片128が設
    けられ、 底片128の内側に中側片122の中側片用折目126
    と平行に設けられた底片用折目130を介して内側片1
    32が設けられ、 内側片132の内側に底片用折目130と平行に設けら
    れた外側片部用折目134を介して外側片部136が連
    設され、 他側に、一側の内側片132と外側片部136に対称に
    内側片132と外側片部136が設けられ、 両側の外側片部136の内側において、側片138の一
    対が外側片部136に起立自在に連結され、 側片138の外側片部136側に外側片部用折目134
    と平行にスリット144が設けられ、このスリット14
    4の外側端から斜め内側に向けて傾斜折目146が設け
    られ、 側片138の内側であって、かつ外側片部136寄りに
    前記したスリット144と平行に差し込み溝150が設
    けられてなることを特徴とする段ボ−ル製の包装箱用台
    紙。
  8. 【請求項8】 段ボ−ル製の折りたたみ自在な包装箱用
    台紙において、 側片138の外側片部136と直角方向の外側にフラッ
    プ用折目140が設けられ、フラップ用折目140を境
    にしてその外側に底フラップ142が設けられ、 側片138の外側片部136側に外側片部用折目134
    と平行にスリット144が設けられ、 このスリット144の外側端から斜め内側に向け、前記
    したフラップ用折目140の外側片部136側を結んで
    傾斜折目146が設けられ、 傾斜折目146の底フラップ142側の端から外側直角
    方向に底フラップ142に別の折目148が設けられて
    なることを特徴とする請求項7記載の段ボ−ル製の包装
    箱用台紙。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の包装箱用台紙において、 一対の側片138が垂直方向に立起されるとともに、両
    側の外側片部136が垂直方向に立起され、 一側の内側片132が一対の側片138間に折曲される
    とともに外側片部136の内側に当接され、 内側片132に連設された底片128が水平方向であっ
    て、かつ一対の側片138間に折曲され、 他側の内側片132が他側の外側片部136の内側に折
    曲されて当接され、 一側に設けられ中側片122が垂直方向に立起されると
    ともに中側片スリット124が側片138の差し込み溝
    150に嵌合されてなることを特徴とする段ボ−ル製の
    包装用箱。
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JP (1) JP3017412U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0728215U (ja) * 1993-10-29 1995-05-23 株式会社サカタ製作所 剣先ボルトの改良

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JPH0728215U (ja) * 1993-10-29 1995-05-23 株式会社サカタ製作所 剣先ボルトの改良

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