JPH0712249Y2 - 包装用折箱 - Google Patents

包装用折箱

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JPH0712249Y2
JPH0712249Y2 JP5996292U JP5996292U JPH0712249Y2 JP H0712249 Y2 JPH0712249 Y2 JP H0712249Y2 JP 5996292 U JP5996292 U JP 5996292U JP 5996292 U JP5996292 U JP 5996292U JP H0712249 Y2 JPH0712249 Y2 JP H0712249Y2
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JP
Japan
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plate
pieces
folding
plates
fold line
Prior art date
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JP5996292U
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JPH0616225U (ja
Inventor
善一 ▲高▼野
Original Assignee
有限会社中央製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は一枚の紙葉から折り組
立てた包装用折箱の改良に係り、特に対をなす傾斜中板
の下部を下板上に浮上保持して中板凹所内の被収納物に
クッション効果を付与できる包装用折箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の折箱による化粧箱としては従来
例えば実公昭57−3938号公報記載のものが有っ
た。この従来の技術は一枚の厚紙から打抜かれてなり、
四辺形状の底板を中心としてその各辺に折線を介して同
一幅の側板が連設され、上記側板のうち一組の対向する
側板の一方の側板には折線を介して中板が連設され、他
方の側板には折線を介して蓋板が連設され、他方の一組
の対向する側板には折線を介して折曲片が連設され、こ
れら折曲片の外側には折線を介して折込み片が形成さ
れ、前記中板の外側には折線を介して折込み片が形成さ
れるとともに中板は中央のミシン目により左右対称な側
片が形成され、側片には前記ミシン目の近傍でかつこれ
に平行に形成された長い切込みと、この切込みから連続
する一対の円弧状の切込みと切込みに平行な短い折線と
から郭成される半円状の折曲片が左右対称に形成され、
前記中板の上下の側縁近傍には側片にわたってミシン目
の上下縁を郭するように一定長さの切込みが形成され、
さらに、中板の上側の側縁には前記側辺の短辺側を底辺
とする三角形状の折込み片が折線を介して突設され、前
記蓋板の外側縁には折線を介して側板と同一幅の折曲片
が連設され、この折曲片の外側縁の中央には折線を介し
て前記折線の中央に形成された切込み中に挿入される舌
片が突設され、前記側板間はそれぞれの側板の側辺を各
辺とする直角三角形状の折込み片がそれぞれ形成され、
各折込み片の斜辺の中央と底板の各角部との間はミシン
目によって連絡されてなり、組立状態にあっては前記折
込み片をミシン目から折曲げた状態で底板方向に折曲
げ、この折曲げられた折込み片と側板との間に三角形状
折込み片を挿入し、折曲げられた折込み片と側板との間
に折込み片を挿入し、中板はミシン目からほぼV字状に
折曲げられ、かつ前記折曲片は下側に押抜かれて収容さ
れる容器の収容空間を形成することを特徴とする化粧箱
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の技術は
ほぼV形に折曲形成した中板の切込み凹所内に被収納物
を納置することで、この被収納物を不動にできるという
良い点が有る反面、傾斜中板の折曲底面が下板上面に接
しているので、下板に加わった衝撃が中板の剛性により
そのまま被収納物に伝わってしまいクッション効果がな
いという問題点の他に、傾斜中板に沿った複雑な輪郭の
側板などを必要とするため展開抜き型も複雑高価となる
と共に折り組立ても面倒であるという問題点があった。
【0004】この考案は前記した各問題点を除去するた
めに、対をなす傾斜中板の下部を下板上に浮上保持する
ことで、その切込み凹所内の被収納物にクッション効果
を付与すると共に展開輪郭を簡素化することで抜き型の
コストダウンと組立の簡素化を計ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記したこの考案の目的
は、方形の下板の対辺にそれぞれ内折線を介して側板を
連設するとともに、これら各側板のうちの一方の側板の
外側に内折線を介して上板と外側板および係止片とをそ
れぞれ順次に連設し、また前記各側板のうちの他方の側
板の外側には内折線を介しエ字形の切断線で分離した対
をなす中板および内側板をそれぞれ順次に連設し、さら
に前記各中板の両側における中板側縁にはそれぞれ内折
線を介して側片と折込み片とを順次に連設し、かつ前記
各側板の長さ方向における対辺にはそれぞれ内折線を介
し耳片を連設し、また前記各中板にはそれぞれ被収納物
を納置するための切込み凹所を形成して折箱の展開構造
を構成し、前記各板片を内折線ですべて内側に起立さ
せ、下板上に前記各中板を斜めに接近させるとともに、
前記側板の耳片に中板側片の内面を接近させたまま前記
折込み片を耳片と下板上面との間に潜り込ませて押し込
むことで下板と中板側片とを固定し、前記上板を中板上
に被せて外側板をその係止片で下板の縁辺切目に係入係
止することで達成できる。
【0006】
【作用】各板片を内折線ですべて内側に起立させ、下板
上に対をなす中板を斜めに浮上接近させるとともに、前
記側板の耳片に中板側片の内面を接近したまま前記折込
み片を耳片と下板上面との間に潜り込ませて押し込むこ
とで下板と中板側縁とを平行維持することができ、この
状態は各板片の剛性に基づく上記押し込み摩擦で長期間
保形できる。
【0007】またこの考案における対をなす中板はその
内折線における素材の剛性により傾斜させて下板上に被
収納物と共に浮上維持することで被収納物にクッション
作用を付与できる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本構成は図1、図2に示すように、方形
の下板1 の対辺にそれぞれ内折線aを介して側板2,2 を
連設するとともに、これら各側板2,2 のうちの一方の側
板2 の外側に内折線aを介して上板3 と外側板4 および
係止片 4aとをそれぞれ順次に連設する。
【0009】また前記各側板2,2 のうちの他方の側板2
の外側には内折線aを介しエ字形の切断線5 で分離した
対をなす中板 5a,5bおよび内側板6 をそれぞれ順次に
連設し、さらに前記各中板 5a,5bの両側における左右
の中板側縁 5c,5cにはそれぞれ内折線aを介して側片
7,7 と折込み片8,8 とを順次に連設する。
【0010】そして前記各側板2,2 および6 の長さ方向
における対辺にはそれぞれ内折線aを介し耳片 2a,2
a,6aを連設し、また前記各中板 5a,5bにはそれぞれ
被収納物bを図8のように納置するための切込み凹所9
を形成して折箱の展開構造を構成する。
【0011】次いで前記各板片を内折線aで図1の状態
を経て図4のようにすべて内側に起立させ、下板1 上に
前記各中板 5a,5bを図5のように斜めに接近させる。
【0012】また前記側板2,2,6 の耳片 2a,2a,6aに
中板側片7,7 の内面を接近させたまま前記折込み片8,8
を耳片 2a,2a,6aと下板上面との間に図6の状態を経
て図3、図9のように潜り込ませて押し込むことで、下
板1 と中板側片7,7 とを固定し、前記上板3 を中板 5
a,5b上に図7、図8のように被せて外側板4 をその係
止片 4aで下板1 の縁辺切目 1aに係入係止してこの考
案による包装折箱を組立てる。
【0013】なお上記構成において内側板6 の耳片 6
a,6aは省略してもよいが、被収納物bが重い場合など
には上記実施例のように内側板6 に耳片 6aを設け、こ
の耳片6a,6aを側板2 の耳片 2a,2aと共に重合して
これら耳片と下板1 の上面との間に折込み片8,8 を潜り
込ませて固定すれば強度を増すことができ、より一層変
形を防ぐことができる。
【0014】本考案による折箱は以上のような構成とな
したので、前記各板片を内折線aですべて内側に起立さ
せ、下板1 上に対をなす中板を斜めに浮上接近させると
ともに、前記側板2,2 の耳片 2a,2aに中板側片7,7 の
内面を接近したまま前記折込み片8,8 を耳片 2a,2aと
下板上面との間に潜り込ませて押し込むことで下板1と
中板側縁 5c,5cとを平行維持することができ、この状
態は各板片の剛性に基づく上記押し込み摩擦で長期間保
形でき、妄りに形崩れしない。
【0015】またこの考案における対をなす中板 5a,5
bはその内折線aにおける素材の剛性により傾斜させて
下板1 上に被収納物bと共に浮上維持することで被収納
物bにクッション効果を付与できるから、下板などに加
わる外力から被収納物bを保護できる。
【0016】さらにこの考案による折箱は糊付個所がな
くても強固に保形できる。
【0017】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。図1に示す前記各板
片を内折線aですべて内側に起立させ、下板1 上に対を
なす中板6 を斜めに浮上接近させるとともに、前記側板
2,2 の耳片 2a,2aに中板側片7,7 の内面を接近したま
ま前記折込み片8,8 を耳片 2a,2aと下板上面との間に
潜り込ませて押し込むことで下板1 と中板側縁 5c,5c
とを平行維持することができ、この状態は各板片の剛性
に基づく上記押し込み摩擦で長期間保形でき、妄りに形
崩れしないという第1の効果が有る。
【0018】またこの考案における対をなす中板 5a,5
bはその内折線aにおける素材の剛性により傾斜させて
下板1 上に被収納物bと共に浮上維持することで被収納
物bにクッション効果を付与できるから、下板などに加
わる外力から被収納物bを保護できるといった第2の効
果も有る。
【0019】さらにこの考案による折箱は糊付個所がな
くても強固に保形できるから、作業性よくコスト安に多
量提供することができるという第3の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による折箱の展開例を示す斜視図
【図2】この考案による折箱の展開例を示す平面図
【図3】この考案による折箱の一例を示す斜視図
【図4】この考案による折箱の組立途中を示す斜視図
【図5】この考案による折箱の組立途中を示す斜視図
【図6】この考案による折箱の組立途中を示す斜視図
【図7】この考案による折箱の使用例を示す斜視図
【図8】図7のA−A線における拡大断面図
【図9】図7のB−B線における拡大断面図
【符号の説明】
1 下板 1a 縁辺切目 2 側板 2a,6a 耳片 3 上板 4 外側板 4a 係止片 5 エ字形の切断線 5a,5b 対をなす中板 5c 中板側縁 6 内側板 7 側片 8 折込み片 9 切込み凹所 a 内折線 b 被収納物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の下板1 の対辺にそれぞれ内折線a
    を介して側板2,2 を連設するとともに、これら各側板2,
    2 のうちの一方の側板2 の外側に内折線aを介して上板
    3 と外側板4 および係止片 4aとをそれぞれ順次に連設
    し、また前記各側板2,2 のうちの他方の側板2 の外側に
    は内折線aを介しエ字形の切断線5 で分離した対をなす
    中板 5a,5bおよび内側板6 をそれぞれ順次に連設し、
    さらに前記各中板 5a,5bの各両側における中板側縁 5
    c,5cには内折線aを介して側片7,7 と折込み片8,8 と
    を順次に連設し、かつ前記各側板2,2 の長さ方向におけ
    る対辺にはそれぞれ内折線aを介し耳片 2a,2aを連設
    し、また前記各中板 5a,5bにはそれぞれ被収納物bを
    納置するための切込み凹所9 を形成して折箱の展開構造
    を構成し、前記各板片を内折線aですべて内側に起立さ
    せ、下板1 上に前記各中板 5a,5bを斜めに接近させる
    とともに、前記側板2,2 の耳片 2a,2aに中板側片7,7
    の内面を接近させたまま前記折込み片8,8 を耳片 2a,2
    aと下板上面との間に潜り込ませて押し込むことで下板
    1 と中板側縁 5c,5cとを平行維持し、前記上板3 を中
    板 5a,5b上に被せて外側板4 をその係止片 4aで下板
    1 の縁辺切目 1aに係入係止した包装用折箱。
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