JP6647609B1 - 組立容器 - Google Patents

組立容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6647609B1
JP6647609B1 JP2019133184A JP2019133184A JP6647609B1 JP 6647609 B1 JP6647609 B1 JP 6647609B1 JP 2019133184 A JP2019133184 A JP 2019133184A JP 2019133184 A JP2019133184 A JP 2019133184A JP 6647609 B1 JP6647609 B1 JP 6647609B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
end wall
fold line
wall
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019133184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021017258A (ja
Inventor
俊幸 増田
俊幸 増田
Original Assignee
増田紙器工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 増田紙器工業株式会社 filed Critical 増田紙器工業株式会社
Priority to JP2019133184A priority Critical patent/JP6647609B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6647609B1 publication Critical patent/JP6647609B1/ja
Publication of JP2021017258A publication Critical patent/JP2021017258A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】平板状に折り畳んだ状態からワンタッチで容易に組み立てることができ、しかも、組立状態を安定に維持することができる組立容器10を提供すること。【解決手段】矩形状の底板部1と、底板部1の左右側縁に第1折線B1を介して連設された一対の側壁部2と、底板部1の前後端縁に第2折線B2を介して連設された一対の端壁部3と、各側壁部2の前後端縁に第3折線B3を介して連設され、前記第3折線B3に対し45°を成すように形成された斜め折線B4を境にして側壁部2寄りの折曲部41と端壁部3寄りの折返部42とに区分された連結片4と、を備え、当該組立容器の折畳状態において、連結片4の折返部42が斜め折線B4で折り曲げられて折曲部41に重ねられており、当該組立容器の使用時に、連結片4の互いに重なり合った折曲部41及び折返部42を展開しながら端壁部3及び側壁部2を起立させて容器を組み立てるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、組立容器、より詳しくは、平板状に折り畳んだ状態で保管・運搬することができ、使用時に容易に組み立てることができる組立容器に関する。
従来、使用時に平板状に折り畳んだ状態から容易に組み立てることができる組立容器として、例えば、下記特許文献1、2に記載のものが知られている。この組立容器は、矩形状の底板部と、底板部の左右側縁に折線を介して連設された一対の側壁部と、底板部の前後端縁に折線を介して連設された一対の端壁部と、これら底板部、側壁部及び端壁部に折線を介して連設された連結片とを備え、この連結片には、折線に対し45°を成すように底板部の角部から斜め折線が形成されている。この斜め折線を境にして連結片が二つの三角片に区分されており、片方の三角片が端壁部の外面にステッチ又は接着剤により固定されて組立容器が構成されている。
しかしながら、これら従来の組立容器は、使用時に側壁部及び端壁部を起立させて組み立てたとき、端壁部の外面に固定された連結片が、斜め折線で二つ折りされた状態になり(下記特許文献1の第5図参照)、この二つ折りされた連結片の反発力により、起立させた端壁部が容器の内側へ倒れ易く、組立状態を安定に維持することができない難点があった。
特公昭43−5310号公報 実開昭50−32339号公報
本発明は、従来の組立容器に上記のような難点があったことに鑑みて為されたもので、平板状に折り畳んだ状態からワンタッチで容易に組み立てることができ、しかも、組立状態を安定に維持することができる組立容器を提供することを課題とする。
本発明は、矩形状の底板部と、前記底板部の左右側縁にそれぞれ第1折線を介して連設された一対の側壁部と、前記底板部の前後端縁にそれぞれ第2折線を介して連設された一対の端壁部と、前記各側壁部の前後端縁にそれぞれ第3折線を介して連設され、前記第3折線に対して45°を成すように前記底板部の角部から形成された斜め折線を境にして前記側壁部寄りの折曲部と前記端壁部寄りの折返部とに区分された連結片と、を備え、前記連結片の前記折返部が前記端壁部の外面に貼着されて成る組立容器であって、
当該組立容器の折畳状態において、前記端壁部が前記第2折線で内側へ折り曲げられて前記底板部に重ねられ、前記連結片の前記折曲部が前記第3折線で内側へ折り曲げられて前記側壁部に重ねられ、前記折返部が前記斜め折線で折り曲げられて前記折曲部に重ねられ、前記側壁部が前記第1折線で内側へ折り曲げられて前記連結片とともに前記端壁部及び前記底板部に重ねられた状態で前記連結片の前記折返部と前記端壁部とが貼着されており、当該組立容器の使用時に、前記連結片の互いに重なり合った前記折曲部及び前記折返部を展開しながら前記端壁部及び前記側壁部を起立させて組み立てられ、
前記側壁部が、前記底板部の左右側縁に前記第1折線を介して連設された外側壁片と、前記外側壁片の前記底板部とは反対側の側縁に第7折線を介して連設された側壁額縁片と、前記側壁額縁片の前記外側壁片とは反対側の側縁に第8折線を介して連設され、前記側壁額縁片とは反対側の側縁における前後両端にそれぞれ切欠部が形成された内側壁片と、前記内側壁片の前記切欠部間の側縁に第9折線を介して連設された側壁糊代片と、から構成され、前記側壁額縁片及び前記内側壁片がそれぞれ前記第7折線及び前記第8折線で折り曲げられて前記内側壁片が前記外側壁片の内面に対向した状態で前記側壁糊代片が前記底板部に貼着されており、
前記端壁部が、前記底板部の前後端縁に前記第2折線を介して連設された外端壁片と、前記外端壁片の前記底板部とは反対側の端縁に第10折線を介して連設された端壁額縁片と、前記端壁額縁片の前記外端壁片とは反対側の端縁に第11折線を介して連設された内端壁片と、前記内端壁片の前記端壁額縁片とは反対側の端縁に第12折線を介して連設された端壁糊代片と、から構成され、前記端壁額縁片及び前記内端壁片がそれぞれ前記第10折線及び前記第11折線で折り曲げられて前記内端壁片が前記外端壁片の内面に対向した状態で前記端壁糊代片が前記底板部に貼着されており、
当該組立容器の折畳状態において、前記端壁部が前記第2折線で内側へ折り曲げられて前記切欠部に収まった状態で前記底板部に重ねられており、
前記内側壁片の前後方向の長さが前記外側壁片の前後方向の長さより小さくされて前記側壁部の前後端縁に係止段部が形成されており、
当該組立容器の使用時に前記端壁部及び前記側壁部を起立させたとき、前記端壁部の左右端部を前記係止段部に係止させることを特徴としている。
また、本発明は、前記内側壁片の前後端縁における前記側壁糊代片寄りに抑え突起が形成されており、
当該組立容器の使用時に前記端壁部及び前記側壁部を起立させたとき、前記端壁部の左右端部の上部側を前記係止段部に係止させるとともに、前記側壁部の抑え突起を前記端壁部の左右端部の下部側に係止させることを特徴としている。
本発明に係る組立容器によれば、その使用時に、各連結片の互いに重なり合った折曲部及び折返部を展開しながら端壁部及び側壁部を起立させて組み立てることができるので、従来品のように、組立状態において端壁部の外面に固定された連結片が二つ折りされ、その反発力により端壁部が容器の内側へ倒れ易くなる難点もなく、組立状態を安定に維持することができる。
本実施形態の組立容器の組立状態を示す斜視図である。 本実施形態の組立容器の折畳状態を示す斜視図である。 本実施形態の組立容器の製造工程を示す平面図である。 本実施形態の組立容器の製造工程を示す平面図である。 本実施形態の組立容器の製造工程を示す平面図である。 本実施形態の組立容器の製造工程を示す平面図である。 本実施形態の組立容器の製造工程を示す平面図である。 本実施形態の組立容器の組立工程を示す斜視図である。 本実施形態の組立容器の角部の部分拡大平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の斜視図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の製造工程を示す平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の製造工程を示す平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の製造工程を示す平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の製造工程を示す平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の製造工程を示す平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の角部の要部拡大平面図である。 本発明に係る組立容器の他の実施形態の角部の下部の要部拡大断面図である。
図1に示すように、本実施形態の組立容器10は、矩形状の底板部1と、この底板部1の左右側縁(長辺)にそれぞれ第1折線B1を介して連設された一対の側壁部2と、底板部1の前後端縁(短辺)にそれぞれ第2折線B2を介して連設された一対の端壁部3と、各側壁部2の前後端縁にそれぞれ第3折線B3を介して連設され、端壁部3の外面に貼着された連結片4とから構成されている。
本実施形態の側壁部2は、外側壁片21と、この外側壁片21の内面に貼着された内側壁片22とから成る二重壁として構成され、端壁部3もまた、外端壁片31と、この外端壁片31の内面に貼着された内端壁片32とから成る二重壁として構成されている。そして、各連結片4には、第3折線B3に対し45°を成す斜め折線B4が形成されており、各連結片4は、この斜め折線B4を境にして側壁部2寄りの折曲部41と、端壁部3寄りの折返部42とに区分されている。この連結片4の折返部42が端壁部3の外面(外端壁片31の外面)に接着剤により貼着されている。
また、本実施形態の組立容器10は、図2に示すように、平板状に折り畳んだ状態に製造され、コンパクトに保管・運搬することができる。この折畳状態において、各連結片4は、斜め折線B4で折り曲げられて折返部42と折曲部41とが重なった状態で端壁部3と側壁部2との間に挟まれている。
以下、図3〜図7を参照しながら、本実施形態の組立容器10の製造工程について説明する。
まず、図3に示すように、板紙を所定形状に打抜き加工して得たブランクシートb1を準備する。このブランクシートb1は、矩形状の底板部1と、底板部1の左右側縁にそれぞれ第1折線B1を介して連設された外側壁片21と、外側壁片21の底板部1とは反対側の側縁に第5折線B5を介して連設された内側壁片22と、底板部1の前後端縁に第2折線B2を介して連設された外端壁片31と、外端壁片31の底板部1とは反対側の端縁に第6折線B6を介して連設された内端壁片32と、外側壁片21の前後端縁にそれぞれ第3折線B3を介して連設され、底板部1の角部から外側へ向けて第3折線B3に対して45°を成すように形成された斜め折線B4を境にして側壁部2寄りの折曲部41と端壁部3寄りの折返部42とに区分された連結片4とを備えている。
そして、内側壁片22の前後方向の長さL2が、外側壁片21の前後方向の長さL1より小さくされており、また、外端壁片31の左右側縁における中程部には、左右方向に突出する係止突起33が形成されている。
なお、本実施形態では、斜め折線B4及び第6折線B6に沿って複数の切れ目(S4、S6)が形成されている。このことで、連結片4の折返部42及び端壁部3の内端壁片32を折り曲げ易くしている。勿論、各折線に切れ目を形成しなくてもよく、ブランクシートの材質、厚み等に応じて種々の設計変更が可能である。また、第3折線B3の中程部には、外端壁片31の係止突起33に対応する一つの切れ目S3が形成されている。
次に、図4に示すように、左右一対の内側壁片22を第5折線B5で内側へ折り曲げて外側壁片21に重ね合わせ、両者を接着剤で貼着する。このことで、二重壁構造の側壁部2が構成されるとともに、内側壁片22の前後方向の長さL2を外側壁片21の前後方向の長さL1よりも小さくしているため、側壁部2の前後端縁に段差T1の係止段部23が形成される。同様に、前後一対の内端壁片32を第6折線B6で内側へ折り曲げて外端壁片31に重ね合わせ、両者を接着剤で貼着する。このことで、二重壁構造の端壁部3が構成されるとともに、外端壁片31の左右側縁に左右方向に突出した係止突起33を形成しているため、端壁部3の左右側縁の中程部において係止突起33が突出する。
次に、図5に示すように、前後一対の端壁部3を第2折線B2で内側へ折り曲げて底板部1に重ねる。このことで、端壁部3の外端壁片31が表側に表れ、内端壁片32は裏側で底板部1と対向する。
次に、図6に示すように、各連結片4を第3折線B3で内側へ折り曲げて側壁部2に重ねるとともに、連結片4の折返部42を斜め折線B4で外側へ折り曲げて折曲部41上に重ねる。そして、この折曲部41上に重ねた折返部42の上面に接着剤を塗布する。
そして、図7に示すように、左右一対の側壁部2を第1折線B1で内側へ折り曲げて連結片4と共に端壁部3及び底板部1に重ね、連結片4の折返部42を端壁部3の外面に貼着固定する。こうして、図2に示す折畳状態の組立容器10が製造される。
このように本実施形態の組立容器10は、コンパクトな折畳状態に製造することができるので、保管・運搬時に嵩張ることもなく便利である。
そして、本実施形態の組立容器10の使用時には、図8に示すように、折り畳まれた一対の端壁部3に親指等を掛けて上方へ引き起こしさえすれば、端壁部3の左右側縁により押圧されて一対の側壁部2が同時に上方へ起こされるとともに、各連結片4の互いに重なり合った折曲部41及び折返部42が展開されながら端壁部3及び側壁部2が起立する。そして、図9に示すように、これら端壁部3及び側壁部2の起立操作により、端壁部3の係止突起33が側壁部2の係止段部23に係止され、組立容器10がワンタッチで箱状に組み立てられる。
このように本実施形態の組立容器10によれば、その使用時に、各連結片4の互いに重なり合った折曲部41及び折返部42を展開しながら端壁部3及び側壁部2を起立させて組み立てることができるので、従来品のように、組立状態において端壁部の外面に固定された連結片が二つ折りされ、その反発力により端壁部が容器の内側へ倒れ易くなる難点もなく、組立状態を安定に維持することができる。
さらに本実施形態の組立容器10によれば、起立させた端壁部3の係止突起33を側壁部2の係止段部23に係止させることができるので、組立状態をより安定に維持することができる。
しかも、本実施形態の組立容器10は、この係止突起33を、組立時に側壁部2に対する押圧力が集中する端壁部3の左右側縁の上端部ではなく、その中程部に形成するとともに、側壁部2の第3折線B3の中程部に切れ目S3を形成しているので、端壁部3及び側壁部2の起立操作をより円滑に行うことができる。
以上、本実施形態の組立容器について説明したが、本発明は他の実施形態でも実施することができる。例えば、図10〜図17に示すように額縁付きの組立容器20として構成してもよい。
図10に示すように組立容器20は、矩形状の底板部1と、この底板部1の左右側縁(長辺)にそれぞれ第1折線B1を介して連設された一対の側壁部2と、底板部1の前後端縁(短辺)にそれぞれ第2折線B2を介して連設された一対の端壁部3と、各側壁部2の前後端縁にそれぞれ第3折線B3を介して連設され、端壁部3の外面に貼着された連結片4とから構成されている。
組立容器20の側壁部2は、外側壁片24と、側壁額縁片25と、この側壁額縁片25の幅分の間隔をあけて外側壁片24の内面に対向した内側壁片26と、から成る額縁付き二重壁として構成され、端壁部3もまた、外端壁片34と、端壁額縁片35と、この端壁額縁片35の幅分の間隔をあけて外端壁片34の内面に対向した内端壁片36と、から成る額縁付き二重壁として構成されている。そして、各連結片4には、第3折線B3に対し45°を成す斜め折線B4が形成されており、各連結片4は、この斜め折線B4を境にして側壁部2寄りの折曲部44と、端壁部3寄りの折返部45とに区分されている。この連結片4の折返部45が端壁部3の外面(外端壁片34の外面)に接着剤により貼着されている。
以下、図11〜図15を参照しながら、額縁付きの組立容器20の製造工程について説明する。
まず、図11に示すように、板紙を所定形状に打抜き加工して得たブランクシートb2を準備する。このブランクシートb2は、矩形状の底板部1と、底板部1の左右側縁にそれぞれ第1折線B1を介して連設された外側壁片24と、外側壁片24の底板部1とは反対側の側縁に第7折線B7を介して連設された側壁額縁片25と、側壁額縁片25の外側壁片24とは反対側の側縁に第8折線B8を介して連設され、側壁額縁片25とは反対側の側縁における前後両端にそれぞれ切欠部27が形成された内側壁片26と、内側壁片26の一対の切欠部27間の側縁に第9折線B9を介して連設された側壁糊代片28とを備えている。
また、ブランクシートb2は、底板部1の前後端縁にそれぞれ第2折線B2を介して連設された外端壁片34と、外端壁片34の底板部1とは反対側の端縁に第10折線B10を介して連設された端壁額縁片35と、端壁額縁片35の外端壁片34とは反対側の端縁に第11折線B11を介して連設された内端壁片36と、内端壁片36の端壁額縁片35とは反対側の端縁に第12折線B12を介して連設された端壁糊代片37と、外側壁片24の前後端縁にそれぞれ第3折線B3を介して連設され、底板部1の角部から外側へ向けて第3折線B3に対し45°を成すように形成された斜め折線B4を境にして側壁部2寄りの折曲部44と端壁部3寄りの折返部45とに区分された連結片4とを備えている。
そして、内側壁片26の前後方向の長さL4が、外側壁片24の前後方向の長さL3より小さくされており、また、内側壁片26の前後端縁における側壁糊代片28寄りには、前後方向に突出する抑え突起29が形成されている。
なお、この実施変形例では、第3折線B3、斜め折線B4、第9折線B9、及び第12折線B12に沿って複数の切れ目(S3、S4、S9、S12)が形成されている。このことで、折曲部44、折返部45、側壁糊代片28、及び端壁糊代片37を折り曲げ易くしている。勿論、各折線に切れ目を形成しなくてもよく、ブランクシートの材質、厚み等に応じて種々の設計変更が可能である。
次に、図12に示すように、左右一対の側壁額縁片25を第7折線B7で内側へ折り曲げて側壁額縁片25及び内側壁片26を外側壁片24に重ねるとともに、側壁糊代片28を底板部1に重ね合わせて側壁糊代片28と底板部1とを接着剤で固定する。このことで、額縁付き二重壁構造の側壁部2が構成されるとともに、内側壁片26の前後方向の長さL4を外側壁片24の前後方向の長さL3より小さくしているため、側壁部2の前後端縁に段差T2の係止段部23が形成される。同様に、前後一対の端壁額縁片35を第10折線B10で内側へ折り曲げて端壁額縁片35及び内端壁片36を外端壁片34に重ねるとともに、端壁糊代片37を底板部1に重ね合わせて端壁糊代片37と底板部1とを接着剤で固定する。このことで、額縁付き二重壁構造の端壁部3が構成される。
次に、図13に示すように、前後一対の端壁部3の外端壁片34を第2折線B2で内側へ折り曲げて端壁部3を底板部1に重ねる。このとき、端壁部3の内端壁片36は、第12折線B12で内側へ折り曲げられ、端壁額縁片35は、内端壁片36に対し第11折線B11で折り曲げられるとともに、外端壁片34に対する第10折線B10での折曲状態が戻される。また、側壁部2の内側壁片26の側縁の前後両端に切欠部27を形成しているため、端壁部3は、これら切欠部27に収まった状態で底板部1に重ねられる。
次に、図14に示すように、各連結片4を第3折線B3で内側へ折り曲げて側壁部2に重ねるとともに、連結片4の折返部45を斜め折線B4で外側へ折り曲げて折曲部44上に重ねる。そして、この折曲部44上に重ねた折返部45の上面に接着剤を塗布する。
そして、図15に示すように、左右一対の側壁部2の外側壁片24を第1折線B1で内側へ折り曲げて連結片4と共に、端壁部3及び底板部1に重ね、連結片4の折返部45を端壁部3の外面に貼着固定する。このとき、側壁部2の内側壁片26は、第9折線B9で内側へ折り曲げられ、側壁額縁片25は、内側壁片26に対し第8折線B8で折り曲げられるとともに、外側壁片24に対する第7折線B7での折曲状態が戻される。
こうして、折畳状態の組立容器20が製造され、そのまま組立容器20をコンパクトな折畳状態で保管・運搬することができる。
そして、組立容器20の使用時には、折り畳まれた一対の端壁部3に親指等を掛けて上方へ引き起こしさえすれば、端壁部3の左右側縁により押圧されて一対の側壁部2が同時に上方へ起こされるとともに、各連結片4の互いに重なり合った折曲部44及び折返部45が展開されながら端壁部3及び側壁部2が起立する。そして、これら端壁部3及び側壁部2の起立操作により、図16及び図10に示すように、端壁部3の左右端部の上部側が側壁部2の係止段部23に係止されるとともに、図17及び図10に示すように、側壁部2の抑え突起29が端壁部3の左右端部の下部側に係止され、額縁付き組立容器20がワンタッチで箱状に組み立てられる。
このように組立容器20の場合も、その使用時に、各連結片4の互いに重なり合った折曲部44及び折返部45を展開しながら端壁部3及び側壁部2を起立させて組み立てることができるので、従来品のように、組立状態において端壁部の外面に固定された連結片が二つ折りされ、その反発力により端壁部が容器の内側へ倒れ易くなる難点もなく、組立状態を安定に維持することができる。
また、組立容器20によれば、起立させた端壁部3の左右端部の上部側を側壁部2の係止段部23に係止させることができ、組立状態をより安定に維持することができる。
また、組立容器20によれば、額縁付き二重壁として構成された側壁部2の内側壁片26の側縁の前後端部に切欠部27を形成し、折畳状態において、同じく額縁付き二重壁として構成された端壁部3を、これら切欠部27に収めることができるので、額縁付き組立容器20をよりコンパクトに折り畳むことができる。
しかも、組立容器20によれば、起立させた側壁部2の抑え突起29を端壁部3の左右端部の下部側に係止させることができるので、内側壁片26に切欠部27が形成されていても、起立させた内側壁片26の下部の両端側が容器の内側へ突出する難点もなく、このことによっても、組立状態をより安定に維持することができる。
本発明は、その他、その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよく、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施してもよい。
10、20 組立容器
1 底板部
2 側壁部
21、24 外側壁片
22、26 内側壁片
23 係止段部
25 側壁額縁片
27 切欠部
28 側壁糊代片
29 抑え突起
3 端壁部
31、34 外端壁片
32、36 内端壁片
33 係止突起
35 端壁額縁片
37 端壁糊代片
4 連結片
41、44 折曲部
42、45 折返部
B1 第1折線
B2 第2折線
B3 第3折線
B4 斜め折線
B5 第5折線
B6 第6折線
B7 第7折線
B8 第8折線
B9 第9折線
B10 第10折線
B11 第11折線
B12 第12折線
L1、L3 内側壁片の前後方向の長さ
L2、L4 外側壁片の前後方向の長さ
S3(第3折線の)切れ目

Claims (2)

  1. 矩形状の底板部と、
    前記底板部の左右側縁にそれぞれ第1折線を介して連設された一対の側壁部と、
    前記底板部の前後端縁にそれぞれ第2折線を介して連設された一対の端壁部と、
    前記各側壁部の前後端縁にそれぞれ第3折線を介して連設され、前記第3折線に対して45°を成すように前記底板部の角部から形成された斜め折線を境にして前記側壁部寄りの折曲部と前記端壁部寄りの折返部とに区分された連結片と、
    を備え、前記連結片の前記折返部が前記端壁部の外面に貼着されて成る組立容器であって、
    当該組立容器の折畳状態において、前記端壁部が前記第2折線で内側へ折り曲げられて前記底板部に重ねられ、前記連結片の前記折曲部が前記第3折線で内側へ折り曲げられて前記側壁部に重ねられ、前記折返部が前記斜め折線で折り曲げられて前記折曲部に重ねられ、前記側壁部が前記第1折線で内側へ折り曲げられて前記連結片とともに前記端壁部及び前記底板部に重ねられた状態で前記連結片の前記折返部と前記端壁部とが貼着されており、
    当該組立容器の使用時に、前記連結片の互いに重なり合った前記折曲部及び前記折返部を展開しながら前記端壁部及び前記側壁部を起立させて組み立てられ、
    前記側壁部が、前記底板部の左右側縁に前記第1折線を介して連設された外側壁片と、前記外側壁片の前記底板部とは反対側の側縁に第7折線を介して連設された側壁額縁片と、前記側壁額縁片の前記外側壁片とは反対側の側縁に第8折線を介して連設され、前記側壁額縁片とは反対側の側縁における前後両端にそれぞれ切欠部が形成された内側壁片と、前記内側壁片の前記切欠部間の側縁に第9折線を介して連設された側壁糊代片と、から構成され、前記側壁額縁片及び前記内側壁片がそれぞれ前記第7折線及び前記第8折線で折り曲げられて前記内側壁片が前記外側壁片の内面に対向した状態で前記側壁糊代片が前記底板部に貼着されており、
    前記端壁部が、前記底板部の前後端縁に前記第2折線を介して連設された外端壁片と、前記外端壁片の前記底板部とは反対側の端縁に第10折線を介して連設された端壁額縁片と、前記端壁額縁片の前記外端壁片とは反対側の端縁に第11折線を介して連設された内端壁片と、前記内端壁片の前記端壁額縁片とは反対側の端縁に第12折線を介して連設された端壁糊代片と、から構成され、前記端壁額縁片及び前記内端壁片がそれぞれ前記第10折線及び前記第11折線で折り曲げられて前記内端壁片が前記外端壁片の内面に対向した状態で前記端壁糊代片が前記底板部に貼着されており、
    当該組立容器の折畳状態において、前記端壁部が前記第2折線で内側へ折り曲げられて前記切欠部に収まった状態で前記底板部に重ねられており、
    前記内側壁片の前後方向の長さが前記外側壁片の前後方向の長さより小さくされて前記側壁部の前後端縁に係止段部が形成されており、
    当該組立容器の使用時に前記端壁部及び前記側壁部を起立させたとき、前記端壁部の左右端部を前記係止段部に係止させることを特徴とした組立容器。
  2. 前記内側壁片の前後端縁における前記側壁糊代片寄りに抑え突起が形成されており、
    当該組立容器の使用時に前記端壁部及び前記側壁部を起立させたとき、前記端壁部の左右端部の上部側を前記係止段部に係止させるとともに、前記側壁部の抑え突起を前記端壁部の左右端部の下部側に係止させることを特徴とした請求項1に記載の組立容器。
JP2019133184A 2019-07-18 2019-07-18 組立容器 Active JP6647609B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019133184A JP6647609B1 (ja) 2019-07-18 2019-07-18 組立容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019133184A JP6647609B1 (ja) 2019-07-18 2019-07-18 組立容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6647609B1 true JP6647609B1 (ja) 2020-02-14
JP2021017258A JP2021017258A (ja) 2021-02-15

Family

ID=69568108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019133184A Active JP6647609B1 (ja) 2019-07-18 2019-07-18 組立容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6647609B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021017258A (ja) 2021-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5899336A (en) Sheet of corrugated paper for producing a package
JP4711910B2 (ja) 紙製包装箱
JP2000118529A (ja) 合成樹脂製組立式トレー
JP5588313B2 (ja) 折りたたみ可能な組立式箱
JP6647609B1 (ja) 組立容器
JP3174217U (ja) 包装箱
JP3217784U (ja) 緩衝仕切り付き包装箱
JP2002193243A (ja) 包装容器
JP3141543U (ja) 組立て式箱
JP3470815B2 (ja) 折畳コンテナ
JP2612422B2 (ja) 段ボール製通箱およびその通箱本体形成用素板
JP2021031071A (ja) 収納箱及び収納箱組立方法
JP2000229622A (ja) 折畳式トレー
JP6515883B2 (ja) 包装箱用のブランクシート及び包装箱
JP3333151B2 (ja) 折畳コンテナ
JPH10167254A (ja) 組立箱
JP7254494B2 (ja) 包装用箱
JP2002068170A (ja) 無継目の底を備えた折畳式梱包箱
JP2001192016A (ja) 無継目の底を備えた段ボール箱
JP4002897B2 (ja) 紙箱
JP3437112B2 (ja) 包装用紙箱
JP2567826Y2 (ja) 積み重ねトレー
JP2023118599A (ja) 包装箱
JP2021138415A (ja) 配送箱
JP2000185738A (ja) 複合箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190722

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190722

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6647609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150