JPH0735629B2 - ベルベット調立毛経編地の製法 - Google Patents
ベルベット調立毛経編地の製法Info
- Publication number
- JPH0735629B2 JPH0735629B2 JP63052936A JP5293688A JPH0735629B2 JP H0735629 B2 JPH0735629 B2 JP H0735629B2 JP 63052936 A JP63052936 A JP 63052936A JP 5293688 A JP5293688 A JP 5293688A JP H0735629 B2 JPH0735629 B2 JP H0735629B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- velvet
- dyeing
- knitted fabric
- fiber
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はベルベット調立毛経編地の製法に関するもので
ある。
ある。
［従来の技術及び解決すべき課題］ ベルベットは、元来シルク、レーヨン、ジアセテート等
を経糸として用いた経パイル織物からなり、高級立毛織
物として婦人服、紳士服、子供服、インテリア、等幅広
く用いられている。
を経糸として用いた経パイル織物からなり、高級立毛織
物として婦人服、紳士服、子供服、インテリア、等幅広
く用いられている。
しかし、元々組織が織物の為伸縮性、ドレープ性、パイ
ル保持性に欠け、縫製面でも裏面が滑り易いので重ね裁
断しにくく、パッカリングが生じ易く縫いにくい等の欠
点がある。
ル保持性に欠け、縫製面でも裏面が滑り易いので重ね裁
断しにくく、パッカリングが生じ易く縫いにくい等の欠
点がある。
素材も熱可塑性の少ないシルク、レーヨン、ジアセテー
トが主流で縫製地の積み重ねしわ、着用時の当りしわ等
の問題もある。
トが主流で縫製地の積み重ねしわ、着用時の当りしわ等
の問題もある。
又、パイルが生糸か甘撚糸使いの為、着用等でそのパイ
ルの角度が傾いてきた時きらわれ易いきらついた金属調
の光沢になる。
ルの角度が傾いてきた時きらわれ易いきらついた金属調
の光沢になる。
一方熱可塑性繊維の生糸を用いた丸編のシンカーパイ
ル、経編の起毛、経編のダブルラッセル、経編のポール
編、及び熱可塑性繊維の捲縮糸を用いた丸編シンカーパ
イル等種々検討されているが、いずれも立毛感が不足し
たり、目付けがつきすぎたり、パイル保持性に欠けた
り、又きらついた金属調の光沢がありベルベット商品と
いうにはほど遠いものである。
ル、経編の起毛、経編のダブルラッセル、経編のポール
編、及び熱可塑性繊維の捲縮糸を用いた丸編シンカーパ
イル等種々検討されているが、いずれも立毛感が不足し
たり、目付けがつきすぎたり、パイル保持性に欠けた
り、又きらついた金属調の光沢がありベルベット商品と
いうにはほど遠いものである。
本発明は、かかる従来の問題点を解消したベルベット調
立毛経編地の製法の提供を目的とする。
立毛経編地の製法の提供を目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、次の工程（イ）〜（ニ）からなるベルベット
調立毛経編地の製法である。
調立毛経編地の製法である。
（イ）アセテート繊維糸条を捲縮数が10ヶ/cm〜40ヶ/cm
になるように仮撚加工後、糸染め染色用穴あきチューブ
に捲き取り、捲き密度0.15〜0.6g/cm3、温度20〜60℃、
湿度40〜80％にて24〜72時間エイジングしスチームセッ
トする工程 （ロ）スチームセットしたアセテート仮撚繊維加工糸を
整経し、パイル部の繊維として用い、グランド部の繊維
としてポリエステル繊維を用いて、経編機にて編成する
工程 （ハ）編成した経編地をリラックス、起毛、揃毛、染色
加工するか、又は揃毛、染色加工する工程 （ニ）染色加工後立毛加工機にてパイル角度を65度以上
90度未満とする工程 本発明で使用するパイル部の繊維は、アセテート繊維で
あり、特に、トリアセテート繊維が好ましい。
になるように仮撚加工後、糸染め染色用穴あきチューブ
に捲き取り、捲き密度0.15〜0.6g/cm3、温度20〜60℃、
湿度40〜80％にて24〜72時間エイジングしスチームセッ
トする工程 （ロ）スチームセットしたアセテート仮撚繊維加工糸を
整経し、パイル部の繊維として用い、グランド部の繊維
としてポリエステル繊維を用いて、経編機にて編成する
工程 （ハ）編成した経編地をリラックス、起毛、揃毛、染色
加工するか、又は揃毛、染色加工する工程 （ニ）染色加工後立毛加工機にてパイル角度を65度以上
90度未満とする工程 本発明で使用するパイル部の繊維は、アセテート繊維で
あり、特に、トリアセテート繊維が好ましい。
本発明で得られるベルベット調立毛経編地は、縫製面で
も一般に織物ベルベットで欠点となっているパッカリン
グ、重ね裁断、生地の斜めからの裁断、積みシワ等の問
題が少なく、又、アイロン仕上げについてはパイル部の
アセテート繊維は中温での乾熱アイロンがききにくく、
グランド部を形成しているポリエステル繊維はそれがき
きやすい為、割アイロンも中温での乾熱アイロンでで
き、もしそれによるあたりができてもスチームを生地か
ら数cm離してかけてやれば解消できるものであり、優れ
たベルベット調立毛経編地となる。
も一般に織物ベルベットで欠点となっているパッカリン
グ、重ね裁断、生地の斜めからの裁断、積みシワ等の問
題が少なく、又、アイロン仕上げについてはパイル部の
アセテート繊維は中温での乾熱アイロンがききにくく、
グランド部を形成しているポリエステル繊維はそれがき
きやすい為、割アイロンも中温での乾熱アイロンでで
き、もしそれによるあたりができてもスチームを生地か
ら数cm離してかけてやれば解消できるものであり、優れ
たベルベット調立毛経編地となる。
すなわち、織物ベルベットの縫製工程でコスト高の要因
であるピンボード併用アイロン仕上げが不用で、当て布
の上から直接中温乾熱アイロンをかけることにより割ア
イロン等の仕上げができるのである。
であるピンボード併用アイロン仕上げが不用で、当て布
の上から直接中温乾熱アイロンをかけることにより割ア
イロン等の仕上げができるのである。
更に着用に際しても型くずれ、シワになりにくく、織物
レーヨンベルベットに比べ大変優れている。
レーヨンベルベットに比べ大変優れている。
本発明において、パイル部のアセテート繊維は、捲縮数
が10ヶ/cm〜40ヶ/cmになるように仮撚加工する必要があ
る。捲縮数が10ヶ/cm未満であると得られるベルベット
調立毛経編地の光沢が過多になり好ましくない。又40ヶ
/cmを越えると光沢が鈍くなり好ましくない。
が10ヶ/cm〜40ヶ/cmになるように仮撚加工する必要があ
る。捲縮数が10ヶ/cm未満であると得られるベルベット
調立毛経編地の光沢が過多になり好ましくない。又40ヶ
/cmを越えると光沢が鈍くなり好ましくない。
さらに、仮撚加工したアセテート繊維は、糸染め染色用
穴あきチューブに捲き密度0.15〜0.6g/cm3で捲き取る必
要がある。ここで、捲き密度が0.6g/cm3を越えると、ス
チームセットの際、穴あきチューブを用いても、チーズ
の内層部までスチームが浸透しなくなったり、捲きが固
くなるため仮撚で形成させた捲縮が減少し、得られた製
品の品位が低下する（捲縮が少ないと光沢が過多にな
る。）。一方、捲き密度が0.15g/cm3未満であると、捲
き崩れや解除性に問題が生じる。
穴あきチューブに捲き密度0.15〜0.6g/cm3で捲き取る必
要がある。ここで、捲き密度が0.6g/cm3を越えると、ス
チームセットの際、穴あきチューブを用いても、チーズ
の内層部までスチームが浸透しなくなったり、捲きが固
くなるため仮撚で形成させた捲縮が減少し、得られた製
品の品位が低下する（捲縮が少ないと光沢が過多にな
る。）。一方、捲き密度が0.15g/cm3未満であると、捲
き崩れや解除性に問題が生じる。
又、本発明においては、穴あきチューブ捲き取ったアセ
テート繊維仮撚加工糸を温度20〜60℃、湿度40〜80％に
て24〜72時間エイジングする必要がある。このような条
件のエイジングは、後のスチームセットの際のセット斑
をなくすために必要な条件である。すなわち、エイジン
グ温度が20℃未満，湿度が40％未満またはエイジング時
間が24時間未満であると、チーズの内層部まで、水分が
浸透しなくなり、内層部と外層部の水分のばらつきが大
きくなり、スチームセットでセット性に差が生じ、製品
に経縞が生じる。一方、エイジング温度が60℃を越える
場合，湿度が80％を越える場合またはエイジング時間が
72時間を越える場合は、作業性が悪くなりコスト高にな
る。
テート繊維仮撚加工糸を温度20〜60℃、湿度40〜80％に
て24〜72時間エイジングする必要がある。このような条
件のエイジングは、後のスチームセットの際のセット斑
をなくすために必要な条件である。すなわち、エイジン
グ温度が20℃未満，湿度が40％未満またはエイジング時
間が24時間未満であると、チーズの内層部まで、水分が
浸透しなくなり、内層部と外層部の水分のばらつきが大
きくなり、スチームセットでセット性に差が生じ、製品
に経縞が生じる。一方、エイジング温度が60℃を越える
場合，湿度が80％を越える場合またはエイジング時間が
72時間を越える場合は、作業性が悪くなりコスト高にな
る。
さらに、本発明では、編成した経編地をリラックス、起
毛、揃毛、染色加工するか、又は揃毛、染色加工した
後、立毛加工機にてパイル角度を65度以上90度未満とす
る必要がある。ここで、パイル角度が65度未満であると
得られる製品の品位が低下し、90度であると、かえって
製品の深みがなくなる。
毛、揃毛、染色加工するか、又は揃毛、染色加工した
後、立毛加工機にてパイル角度を65度以上90度未満とす
る必要がある。ここで、パイル角度が65度未満であると
得られる製品の品位が低下し、90度であると、かえって
製品の深みがなくなる。
このようにして、本発明にて形成されるベルベット調立
毛経編地の好ましい形態としては、パイル部の捲縮数が
10ヶ/cm〜40ヶ/cm、パイル角度が65度以上90度未満、パ
イル密度が5000本／cm2〜40000本／cm2、パイル長が0.5
〜2.5mm、経編組織が28G〜36G、２−4BARの経編サテン
組織でサテン部の振りが1/4〜1/7のものである。
毛経編地の好ましい形態としては、パイル部の捲縮数が
10ヶ/cm〜40ヶ/cm、パイル角度が65度以上90度未満、パ
イル密度が5000本／cm2〜40000本／cm2、パイル長が0.5
〜2.5mm、経編組織が28G〜36G、２−4BARの経編サテン
組織でサテン部の振りが1/4〜1/7のものである。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。
［実施例１］ パイル部の繊維としてブライト75デニール20フィラメン
トのトリアセテートフィラメント糸を用い、該トリアセ
テート糸を２ヒーター仮撚機にて撚数2100T/Mで仮撚加
工し、その仮撚チーズを25℃、65％の条件下で72時間エ
イジングした。捲密度は0.33g/cm3であった。
トのトリアセテートフィラメント糸を用い、該トリアセ
テート糸を２ヒーター仮撚機にて撚数2100T/Mで仮撚加
工し、その仮撚チーズを25℃、65％の条件下で72時間エ
イジングした。捲密度は0.33g/cm3であった。
尚、その時の仮撚チーズのチューブはチーズ内層部への
水分、スチームの浸透化の為に、糸染め時に用いる穴あ
き樹脂チューブを使用した。
水分、スチームの浸透化の為に、糸染め時に用いる穴あ
き樹脂チューブを使用した。
次に、130℃で40分間スチームセットし経編用ビームに
整経後、マイヤーKE3 28G経編機で編立た。
整経後、マイヤーKE3 28G経編機で編立た。
一方グランド部の繊維にポリエステルセミダル30デニー
ル12フィラメントを用い同経編機にかけた。
ル12フィラメントを用い同経編機にかけた。
編立組織はフロント１−0.6−７ ミドル１−0.1−２
バック１−0.2−３で、このときの編立密度は経28本/in
ch、緯80本/inchである。編立スピードは450rpmで通常
の経編生産商品と同程度である。
バック１−0.2−３で、このときの編立密度は経28本/in
ch、緯80本/inchである。編立スピードは450rpmで通常
の経編生産商品と同程度である。
この編地を90℃の熱水でリラックスした後乾燥、中間セ
ットしてサテン部を内側にタッキングし高圧液流染色機
で浴比1:25にて染色した。その編地に起毛剤を付着し、
サテン部を３〜６回起毛、揃毛の後、特開昭57−161159
号記載の立毛加工機にかけパイル角度を平均45度→平均
75度にした。その時の加工温度は190〜210℃で、生地ス
ピードは3m/minであった。
ットしてサテン部を内側にタッキングし高圧液流染色機
で浴比1:25にて染色した。その編地に起毛剤を付着し、
サテン部を３〜６回起毛、揃毛の後、特開昭57−161159
号記載の立毛加工機にかけパイル角度を平均45度→平均
75度にした。その時の加工温度は190〜210℃で、生地ス
ピードは3m/minであった。
次に、幅出し、揃毛、170℃で仕上げセットをした。そ
の時のパイル部のクリンプ数は平均21ヶ/cm、パイル角
度平均80度、パイル密度は平均8850本／cm2、パイル長
は平均1.5mmで目付けは280g/m2、経密度は42ウェル/inc
h、緯密度は68コース/inchであった。
の時のパイル部のクリンプ数は平均21ヶ/cm、パイル角
度平均80度、パイル密度は平均8850本／cm2、パイル長
は平均1.5mmで目付けは280g/m2、経密度は42ウェル/inc
h、緯密度は68コース/inchであった。
できあがった編地はパイル部に微細捲縮があり、高級綿
ベルベット調光沢、深みを有し適度なドレープ性があっ
た。
ベルベット調光沢、深みを有し適度なドレープ性があっ
た。
縫製面でも一般に織物ベルベットで欠点となっているパ
ッカリング、重ね裁断、生地の斜めからの裁断、積みシ
ワ等の問題が少なく、又、アイロン仕上げについてはパ
イル部のトリアセテート繊維は中温での乾熱アイロンが
ききにくく、グランド部を形成しているポリエステル繊
維はそれがききやすい為、割アイロンも中温での乾熱ア
イロンででき、もしそれによるあたりができてもスチー
ムを生地から数cm離してかけてやれば解消できることが
わかった。
ッカリング、重ね裁断、生地の斜めからの裁断、積みシ
ワ等の問題が少なく、又、アイロン仕上げについてはパ
イル部のトリアセテート繊維は中温での乾熱アイロンが
ききにくく、グランド部を形成しているポリエステル繊
維はそれがききやすい為、割アイロンも中温での乾熱ア
イロンででき、もしそれによるあたりができてもスチー
ムを生地から数cm離してかけてやれば解消できることが
わかった。
すなわち、織物ベルベットでの縫製工程でのコスト高の
要因であるピンボード併用アイロン仕上げが不用で、当
て布の上から直接中温乾熱アイロンをかけることにより
割アイロン等の仕上げができるのである。
要因であるピンボード併用アイロン仕上げが不用で、当
て布の上から直接中温乾熱アイロンをかけることにより
割アイロン等の仕上げができるのである。
更に着用に際しても型くずれ、シワになりにくく、織物
レーヨンベルベットに比べ大変優れていることがわかっ
た。
レーヨンベルベットに比べ大変優れていることがわかっ
た。
［実施例２］ パイル部の繊維としてブライト75デニール30フィラメン
トのトリアセテートフィラメント糸を用いた。該トリア
セテート糸を２ヒーター仮撚機にて撚数2100T/Mで仮撚
加工し、この仮撚チーズを実施例１と同様エイジングし
た。
トのトリアセテートフィラメント糸を用いた。該トリア
セテート糸を２ヒーター仮撚機にて撚数2100T/Mで仮撚
加工し、この仮撚チーズを実施例１と同様エイジングし
た。
尚、その時の仮撚チーズのチューブは穴あき樹脂チュー
ブを使用した。
ブを使用した。
次に、130℃で40分間スチームセットし経編用ビームに
整経後、マイヤーKE3 28G経編機にて編立た。
整経後、マイヤーKE3 28G経編機にて編立た。
一方グランド部のミドル、バックバー用繊維としてポリ
エステルセミダル30デニール12フィラメントを用い同経
編機にかけた。
エステルセミダル30デニール12フィラメントを用い同経
編機にかけた。
編立組織はフロント１−0.5−６ ミドル１−0.1−２
バック１−2.1−０である。このときの編立密度は経28
本/inch、緯78本/inchであり、編立スピードは450rpmで
通常の経編生産商品と同程度である。
バック１−2.1−０である。このときの編立密度は経28
本/inch、緯78本/inchであり、編立スピードは450rpmで
通常の経編生産商品と同程度である。
この編物を90℃の熱水でリラックスして乾燥し、起毛剤
を付着しサテン部を２回起毛、セット、揃毛の後、パイ
ル面を内側に染色液の流れに順毛になるようタッキング
して高圧液流染色機で浴比1:30にて染色した。すると染
色機の中でむだな毛羽が除去され、又染液で毛羽が一定
方向に捌かれ光沢のあるパネベルベット調の生地ができ
あがった。
を付着しサテン部を２回起毛、セット、揃毛の後、パイ
ル面を内側に染色液の流れに順毛になるようタッキング
して高圧液流染色機で浴比1:30にて染色した。すると染
色機の中でむだな毛羽が除去され、又染液で毛羽が一定
方向に捌かれ光沢のあるパネベルベット調の生地ができ
あがった。
染色あがりの生地を再度揃毛し、仕上げ剤を付着して実
施例１と同様に立毛加工機にかけ、パイル角度を平均30
度→平均70度にした。その時の加工温度は190〜210℃
で、生地スピードは3m/minであった。そして、幅出し、
揃毛、180℃で仕上げセットをした。
施例１と同様に立毛加工機にかけ、パイル角度を平均30
度→平均70度にした。その時の加工温度は190〜210℃
で、生地スピードは3m/minであった。そして、幅出し、
揃毛、180℃で仕上げセットをした。
できあがった編地のパイル部のクリンプ数は平均21ヶ/c
m、パイル角度は平均75度、パイル密度は平均11250ヶ／
cm2、パイル長は平均1.4mmで目付けは220g/m2で経密度3
9ウェル/inch、緯密度62コース/inchあった。
m、パイル角度は平均75度、パイル密度は平均11250ヶ／
cm2、パイル長は平均1.4mmで目付けは220g/m2で経密度3
9ウェル/inch、緯密度62コース/inchあった。
又、パイル部に微細捲縮がありシルキーな光沢、深みを
有し従来のシルク、レーヨン織物ベルベットに比べ緯ス
トレッチ、ドレープ性、パイル保持力性能に優れ高級感
も優位差がなかった。
有し従来のシルク、レーヨン織物ベルベットに比べ緯ス
トレッチ、ドレープ性、パイル保持力性能に優れ高級感
も優位差がなかった。
本商品は熱可塑性繊維で構成されている為、仕上げ反の
出荷形態は従来の織物ベルベットの様なピン掛けあんど
ん捲き宙吊り梱包でなく、通常のロール捲き宙吊り梱包
でよい。
出荷形態は従来の織物ベルベットの様なピン掛けあんど
ん捲き宙吊り梱包でなく、通常のロール捲き宙吊り梱包
でよい。
又、ロール内層部で発生したシワ、あたりはスチームを
生地から数cm離してかけることにより解消できた。
生地から数cm離してかけることにより解消できた。
［発明の効果］ 上述の如く構成された本発明によれば、パイルに微細な
捲縮が存在して高級ベルベット調の光沢と深みを呈し、
しかも従来のベルベットに比較してドレープ性及び伸縮
性の優れた経編地が得られるという効果、及び織物ベル
ベットの縫製工程でコスト高の要因であるピンボード併
用アイロン仕上げが不用で、当て布の上から直接中温乾
熱アイロンをかけることにより割アイロン等の仕上げが
できるという効果、更に着用に際しても型くずれ、シワ
になりにくくいという効果を奏する。
捲縮が存在して高級ベルベット調の光沢と深みを呈し、
しかも従来のベルベットに比較してドレープ性及び伸縮
性の優れた経編地が得られるという効果、及び織物ベル
ベットの縫製工程でコスト高の要因であるピンボード併
用アイロン仕上げが不用で、当て布の上から直接中温乾
熱アイロンをかけることにより割アイロン等の仕上げが
できるという効果、更に着用に際しても型くずれ、シワ
になりにくくいという効果を奏する。
Claims (2)
- 【請求項１】次の工程（イ）〜（ニ）からなるベルベッ
ト調立毛経編地の製法。 （イ）アセテート繊維糸条を仮撚加工後、糸染め染色用
穴あきチューブに捲き取り、捲き密度0.15〜0.6g/cm3、
温度20〜60℃、湿度40〜80％にて24〜72時間エイジング
しスチームセットする工程 （ロ）スチームセットしたアセテート仮撚繊維加工糸を
整経し、パイル部の繊維として用い、グランド部の繊維
としてポリエステル繊維を用いて、経編機にて編成する
工程 （ハ）編成した経編地をリラックス、起毛、揃毛、染色
加工するか、又は揃毛、染色加工する工程 （ニ）染色加工後立毛加工機にてパイル角度を65度以上
90度未満とする工程 - 【請求項２】パイル部のアセテート繊維がトリアセテー
ト繊維である請求項１記載のベルベット調立毛経編地の
製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63052936A JPH0735629B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | ベルベット調立毛経編地の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63052936A JPH0735629B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | ベルベット調立毛経編地の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01229854A JPH01229854A (ja) | 1989-09-13 |
| JPH0735629B2 true JPH0735629B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=12928748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63052936A Expired - Lifetime JPH0735629B2 (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | ベルベット調立毛経編地の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735629B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103015026A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 宁波信达利汽车内饰材料有限公司 | 全纤维防滑底布的制作方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5691057A (en) * | 1979-12-19 | 1981-07-23 | Teijin Ltd | Cut pile cloth and method |
| JPS61282456A (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-12 | 旭化成株式会社 | ベルベツト調織編地及びその製法 |
-
1988
- 1988-03-07 JP JP63052936A patent/JPH0735629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103015026A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 宁波信达利汽车内饰材料有限公司 | 全纤维防滑底布的制作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01229854A (ja) | 1989-09-13 |
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