JPS605697B2 - ニツト・デニツト法による編地の製造方法 - Google Patents

ニツト・デニツト法による編地の製造方法

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JPS605697B2
JPS605697B2 JP2956677A JP2956677A JPS605697B2 JP S605697 B2 JPS605697 B2 JP S605697B2 JP 2956677 A JP2956677 A JP 2956677A JP 2956677 A JP2956677 A JP 2956677A JP S605697 B2 JPS605697 B2 JP S605697B2
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JP
Japan
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yarn
knitted fabric
knitting
knit
heat treatment
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JP2956677A
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JPS53114970A (en
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通歳 小林
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Japan Exlan Co Ltd
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Japan Exlan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニット・デニツト法による緑地の製造方法に関
するものである。
さらに詳細には本発明はアクリル系複合繊維を含有して
なる紡積糸を編成し、その緑地を特定条件下において熱
処理を施した後解鈴し、得られた捲縦加工糸を編立てる
ことを要旨とするニット・デニット法による編地の製造
方法に関するものである。従来より糸条を編成した後、
熱処理して編ループの形状を固定しこの後解策する捲縮
加工方法いわゆるニット・デニツト法が知られている。
しかしながらこのようなニット・デニット法による捲縮
加工糸から編地を製造する際、最終製品の品質上に多く
の欠陥が認められたことも否めない事実である。即ち従
来より行なわれている方法はこのようなニット・デニッ
ト法による捲縮加工糸をコーンに捲きとり、、この後該
コーンから捲縦加工糸を引き出して編成する方法である
がこの方法においては、デニット工程から編成工程に至
る日数が数日ないし拾数日を要することも稀ではなく、
この期間に糸条のループ形状保持性が低下し、最終製品
の嵩高性ないいま伸縮陣が失なわれる。又着用および洗
濯等によっても従来のニット・デニット法による製品は
、ループ形状保持性が劣るために嵩高‘性、伸縮性、寸
法安定性が減じ使用に耐えなくなる欠点をもつている。
さらに又ループ形状保持性を向上させる手段として、強
撚糸を使用するとか、アクリル系繊維の溶剤によって編
地を処理、熱固定する方法が提案されているが糸の強力
、伸度が低下し編立性を低下させる他、編地表面が粗硬
になり風合を損う欠点をもつ上に更に、後者は残存溶剤
等による皮膚障害が懸念されていた。本発明者は、斯か
る従来方法の欠点を改良すべ〈鋭意検討を行った結果、
アクリル系複合繊維を含有してなる紡績糸を編成し、そ
の編地を特定条件下において熱水もしくは飽和水蒸気に
より熱処理を施した後解静し、得られた捲縦加工糸を編
立てる事により、在釆技術の不都合を改善しシャリ感、
嵩高‘性、伸縮性に優れ且つその耐久性を改善せしめる
事を見出し本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、安全衛生上の問題なく、編地の
風合を損わずシャリ感、嵩高性、伸縮性が改良せられ、
かつ、その耐久性を向上せしめたアクリル系複合繊維製
品のニット・デニット法による縞地の製造方法を提供す
る事にある。
本発明の他の主要な目的は、ニット・デニツト法による
捲縮加工糸のループ保持性を向上すべきアクリル系複合
繊維製品の熱処理方法を提供する事にある。本発明のさ
らに異なれる他の目的は以下の明細書の記載から明らか
となろう。
斯くの如き本発明の上記目的は、少なくとも30重量%
のアクリル系複合繊維を含有してなる紡績糸を編成し、
その編地を下記一般式{1}T−300ミ熱処理温度≦
135q0 【11(ただし、T(℃)はアクリル系
複合繊維の製造工程中において熱延伸後に受けた最高弛
緩湿熱処理温度を示す。
以下Tと表示する。)なる範囲内の温度で熱水もしくは
飽和水蒸気中において熱処理を施した後解錆し、得られ
た捲縞加工糸を編立てる事により、達成することができ
る。こ)において、本発明に用いるアクリル系複合繊維
とは、熱収縮率あるいは重合体組成を異にする二種以上
の紡糸原液を、サイド/ゞィサィド型もしくは補心的な
鞘一芯型に複合せしめたもの、または該二種以上の級糸
原液を合流せしめた後、多層化装置に導いて不規則な配
列下に複合せしめたものの総称であって単綴維綾度、断
面形状、繊維長等に関しては特別の制限は認められない
。なお、上記アクリル系複合繊維の重合体組成は、80
重量%以上のアクリロニトリルに少なくとも1種の他の
ピニル系不飽和化合物を共重合せしめたものであり、ア
クリロニトリルと共重合せしめる単量体成分としてはア
クリル酸ェステル、メタクリル酸ェステル、アクリルア
ミドおよびその誘導体、酢酸ビニル、酪酸ビニル等の公
知の化合物を挙げることができる。また斯かる共重合成
分はスルホン酸およびカルボン酸またはそれらの塩、リ
ン酸等の親水性基を導入した化合物であってもよい。ま
た、本発明において用いる紡績糸とは、前記アクリル系
複合繊維を少なくとも3の重量%含有してなるものの総
称であって、アクリル系単一成分繊維、アクリル系以外
の合成繊維、半合成繊維および天然繊維の一種以上を7
の重量%未満濠紡していてもよい。
斯かる紡績糸において、複合繊維の含有率が3の重量%
に満たない場合には、本発明に係る熱処理を施しても十
分なクリンブを発現しないために繊維の絡み合いが不十
分となり耐久性のあるシャリ感、嵩高性、伸縮性を付与
する事が出来ず、本発明特有の効果を発揮せしめる事が
できない。しかして上記紡績糸は、この後通常の編成手
段を用いて編地に作製され、しかる後得られた編地は熱
処理される。
この時の熱処理温度は、(T−3)℃から135qCの
範囲に設定する事が必要であるが、好ましくはT℃から
130ooの範囲内に設定する事が望ましい。即ち、熱
処理温度が(T−3)℃未満のときにはクリンプを顕著
に発現せしめることが出来ないために、糸条のループを
保持したま)フアイバのからみ合いを惹起する事が出来
ずその結果、ループの保持性を顕著に改良出釆ない。即
ち本発明に係る熱処理によって発現せしめられたクリン
プに基づき、繊維は糸条内で編地によって賦型された形
のま)で互いに強固に絡み合うため、ループの保持性も
公知の方法に比較して一層良好に改良せられるのである
。又該温度が135午0を越えるときには繊維の黄変が
増大し、且つ糸と糸とのからみ合いが増すために、デニ
ツトする時及び編成時の操業性を低下せしめる。更に、
斯かる熱処理時に採用する熱媒体としては、繊維製品の
黄変、クリンプ発現、熱効率等の点で熱水もしくは飽和
水蒸気を使用する事が必要である。なお、アクリル系複
合繊維の製造工程中において熱延伸後に受けた最高弛緩
緑熱処理温度(T)が不明の場合には、該温度Tを推定
する必要がある。
斯かる温度Tの推定方法は種々提案されており、例えば
繊維学会誌、昭和4句手3月号、第27巻、第144〜
151頁に記載の方法に従って最高弛緩湿熱処理温度を
推定することができる。即ち、染色に至るまでに受けた
追加熱処理温度がTを越える場合、染料の拡散定数は増
加し、また増加した拡散定数と追加熱処理温度との関係
は一つの曲線で示され、斯かる曲線上において拡散定数
に変化が表われる点の温度を外挿して温度Tを推定する
方法を採用することができる。
このようにして熱処理された縁地は、この後鱗鯖され、
捲縮加工糸に作製される。
か)る解読手段については格別な制約を認めるものでは
ない。更に本発明の実施においては、上述の如く得られ
た捲線加工糸を再度編立し最終製品に作製することが必
要である。なお、本発明を通じて採用される編地の編成
方法乃至は編成組織には格別の制限は認められず、公知
の天竺編、ゴム編、両面編、ミラノリプ編等如何なる編
成組織をも採用することができる。
然し本発明方法の前段工程に相当する編成工程において
は糸条の解錆性を向上するため天竺緑を採用することが
好ましい。本発明の理解を更に容易にするため、次に本
発明の代表的な実施例を示す。
実施例 1 第1表記教の如く、サイド/ゞィサィド型アクリル系複
合繊維(単繊総デニール2o、繊維長51側、最高弛緩
湿熱処理温度;T=1220)及び/又はアクリル系非
複合繊維(単繊維デニール20、繊維長51帆、最高弛
緩湿熱処理温度;T=124℃)よりなり、各複合繊維
の混紡率が100%、40%、20%、0%とならしめ
、且つ、撚数が800(下撚)×470(上撚)T/M
の64メートル番手双糸の紡績糸を作成した(試料番号
A、C、D、E、F、及びG)。
別途、多層化装置(米国ケニックス社製ミキサー)によ
り二種の縁糸原液を不規則に配列複合せしめたランダム
型アクリル系複合繊維(単繊維デニール2o、繊維長5
1側、最高地緩湿熱処理温度;T=12がC)100%
よりなる上記記載と同一の撚、番手の紡績糸を作成した
(誌料番号B)。さらに又、複合繊維の混紡率が0であ
る紡績糸の一部を撚数1150(下撚)×800(上撚
)の強撚糸として作成した。(試料番号H)。これらの
糸条を18ゲージの丸編機にて編成し、オーバーマィャ
ー式染色機のドーナツ型キャリャーに詰め込み、下記の
染色処方で所定の最高温度(T℃)にて染色した。−染
色処方 −− AstrazonBlueBG.ex.(Bayer製
)0.5彩り.W.fLevenol.R(花王アトラ
ス)4.0%o。
w f酢 酸 2.0%o.
w f酢酸ソーダ 1.0%o.w
f昇温速度 700C 〜1000C IO/分
1000C 〜最高染色温度20′ノ分温度×時間 1
00℃ × 15分最高染色温度 ×
10分さらに複合繊維混紡率が0である試料番号Gは1
00午○で染色後脱水、水IZ中に50グラムのエチレ
ンカーボネートを含む40ooの処理液にて1び分間浸
債後水溶液含有率30%まで遠心脱水し、次いで90℃
で40分間乾燥し以下、その他の試料と同機に処理した
即ち、常法によりオィリング乾燥後、編地を解鋳してコ
ーンに巻き上げ一日経過後、2本に引き揃えて10ゲー
ジの丸編機にて天竺に編成し、第1表の如く寸法安定性
、編地風合を評価した。
又糸条については各々ループ保持率、糸強力を測定した
。各々の評価方法に関する説明を以下に記す。
ループ保持率;解鏡直後の糸条に250の9の荷重をせ
しめた状態で該糸条30肌を切取り、これに6.0夕の
荷重を作用せしめて初長loを読み取る。次に、解錆後
一旦コーンに巻き取り一旦経過した時点の糸条を前述の
lo読み取りと同一の手段によって糸条を採取、lnを
読み取り、下記の算式に従って供試糸条のループ保持率
を算出する。ル−プ保持率(%)=1帯三義×,。。糸
強力;JISLI067−5−5低速法による。
寸法安定性;下記の洗濯条件による洗濯3回後の無張力
下における試料のコース方向の伸びを洗濯前の試料に対
して百分率表示する。洗濯条件、モノゲンユニ(プロク
ターアンドギャンブルサンホーム社製)2夕/そを使用
し電気洗濯機による40oCIO分間洗濯後、10分間
水洗。編地風合;5人の判定員による官能評価。
第 1 表 この結果、本発明に該当する試料A、B、Cはループ保
持率、糸強力ト寸法安定性、編地風合において満足すべ
きものであったが試料D、E、Fはループ保持率、寸法
安定性t編地風合についてA、B、Cより劣っていたこ
とが明白に把握される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも30重量%のアクリル系複合繊維を含有
    してなる紡績糸を編成し、その編地を下記一般式(1)
    T−3℃≦熱処理温度≦135℃ (1) (ただし、
    T(℃)はアクリル系複合繊維の製造工程中において熱
    延伸後に受けた最高弛緩湿熱処理温度を示す。 )なる範囲内の温度で熱水もしくは飽和水蒸気中におい
    て熱処理を施した後解舒し、得られた捲縮加工糸を編立
    てることを要旨とするニツト・デニツト法による編地の
    製造方法。
JP2956677A 1977-03-16 1977-03-16 ニツト・デニツト法による編地の製造方法 Expired JPS605697B2 (ja)

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JP2560610Y2 (ja) * 1991-01-23 1998-01-26 松下電工株式会社 シールスイッチの端子カバー取付部におけるシール構造
KR20000063505A (ko) * 2000-07-18 2000-11-06 이호웅 고품질 크림프사의 제조방법 및 장치
KR100435181B1 (ko) * 2001-09-13 2004-06-09 박원우 샤워용 편조물의 제조방법 및 그 제조방법을 통해제조되는 편조물

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