JPS5947749B2 - 起毛編物の製造方法 - Google Patents
起毛編物の製造方法Info
- Publication number
- JPS5947749B2 JPS5947749B2 JP113277A JP113277A JPS5947749B2 JP S5947749 B2 JPS5947749 B2 JP S5947749B2 JP 113277 A JP113277 A JP 113277A JP 113277 A JP113277 A JP 113277A JP S5947749 B2 JPS5947749 B2 JP S5947749B2
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- JP
- Japan
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- raised
- knitted fabric
- yarn
- fabric
- steam
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- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、起毛編物の製造方法に関する。
従来技術
従来フィラメント糸使いの起毛編物としては、アセテー
トあるいはレーヨンを使用したものが多く、これらの起
毛編物は風合もソフトで、起毛密度も高く、外観が美し
いという特長を有するが、反面シワになり易く、また洗
たくにより外観変化が大きいという欠点をも持っている
。
トあるいはレーヨンを使用したものが多く、これらの起
毛編物は風合もソフトで、起毛密度も高く、外観が美し
いという特長を有するが、反面シワになり易く、また洗
たくにより外観変化が大きいという欠点をも持っている
。
こういう欠点を改善するためにポリエステル。
ナイロン等合繊繊維の１．５ｄｅ’〜４ｄｅ’繊度のフ
ィラメント糸使用の起毛編物がつくられているが、シワ
になり易さ、洗たく外観変化は大きく改善されたものの
、起毛の密度が甘い、風合が硬い、はこりがつき易い、
生地同志がくっつき易い等の欠点を有しており、アセテ
ートあるいはレーヨンからつくられた起毛編物の外観、
品位、風合には及ばない。
ィラメント糸使用の起毛編物がつくられているが、シワ
になり易さ、洗たく外観変化は大きく改善されたものの
、起毛の密度が甘い、風合が硬い、はこりがつき易い、
生地同志がくっつき易い等の欠点を有しており、アセテ
ートあるいはレーヨンからつくられた起毛編物の外観、
品位、風合には及ばない。
発明の目的
こういう合繊繊維による起毛編物の欠点を解消するため
に鋭意研究の結果、本発明者は０．５〜１、５ ｄｅ’
の繊度をもつ合成繊維マルチフィラメント糸を使用し経
編物とし、これを起毛、剪毛することにより、起毛密度
も高く、風合の柔らかく、はこりの付着も少く、かつ生
地同志のくつつきも少ない起毛編物が得られることを見
出した。
に鋭意研究の結果、本発明者は０．５〜１、５ ｄｅ’
の繊度をもつ合成繊維マルチフィラメント糸を使用し経
編物とし、これを起毛、剪毛することにより、起毛密度
も高く、風合の柔らかく、はこりの付着も少く、かつ生
地同志のくつつきも少ない起毛編物が得られることを見
出した。
本発明の目的は、そのような起毛編物の製造方法も提案
することにある。
することにある。
発明の構成
即ち、本発明は単糸繊度０．５〜１．５ Ｄｅ’の合成
繊維マルチフィラメント糸を被起毛糸として用いた経編
物を起毛した後、剪毛し、次いで起毛された毛を一定方
向に押えながら、スチーム又は乾熱で熱固定することを
特徴とする起毛編物の製造法である。
繊維マルチフィラメント糸を被起毛糸として用いた経編
物を起毛した後、剪毛し、次いで起毛された毛を一定方
向に押えながら、スチーム又は乾熱で熱固定することを
特徴とする起毛編物の製造法である。
本発明方法において用いる合成繊維マルチフィラメント
糸はポリエチレンテレフタレート、６．６−ナイロン、
６−ナイロン、ポリアクリロニトリル等の及び共重合体
からなる繊維のマルチフィラメントであればいかなるも
のでもよい。
糸はポリエチレンテレフタレート、６．６−ナイロン、
６−ナイロン、ポリアクリロニトリル等の及び共重合体
からなる繊維のマルチフィラメントであればいかなるも
のでもよい。
これら合成繊維マルチフィラメント糸の単糸繊度は０．
５〜１．５ Ｄｅ’である。
５〜１．５ Ｄｅ’である。
単糸繊度が０．５ Ｄｅ’より小さいとほこりがつき易
く、生地同志がくっつきやすいし、起毛された毛が方向
性を変えやすく均一性が保ちにくい。
く、生地同志がくっつきやすいし、起毛された毛が方向
性を変えやすく均一性が保ちにくい。
また単糸繊度が１．５ Ｄｅ’より太きいと風合が硬く
、外観２品位が落ちてくる。
、外観２品位が落ちてくる。
本発明方法では合成繊維マルチフィラメント糸を被起毛
糸として用いて編物とし、この編物を起毛機により起毛
した後、風合、外観をよくするため剪毛する。
糸として用いて編物とし、この編物を起毛機により起毛
した後、風合、外観をよくするため剪毛する。
次いで起毛された毛を一定方向に押えながら、スチーム
又は乾熱で熱固定する。
又は乾熱で熱固定する。
本発明に用いる経編物の組織は、公知のものが使用でき
、ハーフ編、逆ハーフ編のように通常のトリコットに用
いられるものが使用できる。
、ハーフ編、逆ハーフ編のように通常のトリコットに用
いられるものが使用できる。
特に、フロント筬の糸を一度に３本以上離れた針との間
でループを作る、いわゆるサテン編組織とするものが最
適に例示される。
でループを作る、いわゆるサテン編組織とするものが最
適に例示される。
熱固定の方法としては、例えば■蒸絨機により、スチー
ム処理を施す方法、■ポリッシング機により加熱された
回転熱シリンダーで乾熱処理を施す方法がある。
ム処理を施す方法、■ポリッシング機により加熱された
回転熱シリンダーで乾熱処理を施す方法がある。
蒸絨機により処理する場合は、剪毛した編物を、剪毛機
のブラッシングローラーで毛の方向を一定とせしめたも
のを、その方向が乱れないように蒸絨機に供給すればよ
く、又、ポリッシング機を用いる場合は、回転熱シリン
ダーで毛の方向を揃えなから熱固定することができる。
のブラッシングローラーで毛の方向を一定とせしめたも
のを、その方向が乱れないように蒸絨機に供給すればよ
く、又、ポリッシング機を用いる場合は、回転熱シリン
ダーで毛の方向を揃えなから熱固定することができる。
発明の作用
このようにして得られた本発明方法による起毛編物は、
被起毛糸として０．５〜１．５ Ｄｅ’の合成繊維マル
チフィラメント糸のような細デニールを用いたこと、毛
を一定方向に押えたこと、さらにこの毛の方向を熱固定
することにより・、■着用中にシワになりにくい、■洗
濯による外観変化がなく、一般の家庭でも洗濯ができる
等の利点があり、従来のアセテート、レーヨン等の起毛
編物に比較し著しく取扱いが容易である利点に加えて、
起毛の密度を犬とし、起毛の風合を柔くし、はこりがつ
き難く、生地同志のくつつき（ファスナー現象）もなく
、優れた品位を有する起毛編物であった。
被起毛糸として０．５〜１．５ Ｄｅ’の合成繊維マル
チフィラメント糸のような細デニールを用いたこと、毛
を一定方向に押えたこと、さらにこの毛の方向を熱固定
することにより・、■着用中にシワになりにくい、■洗
濯による外観変化がなく、一般の家庭でも洗濯ができる
等の利点があり、従来のアセテート、レーヨン等の起毛
編物に比較し著しく取扱いが容易である利点に加えて、
起毛の密度を犬とし、起毛の風合を柔くし、はこりがつ
き難く、生地同志のくつつき（ファスナー現象）もなく
、優れた品位を有する起毛編物であった。
実施例 １
カールマイヤー社製経編物２８ゲージを用いて次のよう
な条件で製編した。
な条件で製編した。
糸 使 い 組織バック側 ポ
リエステルフィラメント５０ Ｄｅ／２４ｆｉｌ
０１２１フロント側 ポリエステル
フィラメント５ ｏＤｅ、、／４８ｆｉｌ
１０３４（サテン組織） この編地を、普通の方法で染色した後に、日機製スーパ
ーナツパーで５回起毛し２、シャーリングを施した。
リエステルフィラメント５０ Ｄｅ／２４ｆｉｌ
０１２１フロント側 ポリエステル
フィラメント５ ｏＤｅ、、／４８ｆｉｌ
１０３４（サテン組織） この編地を、普通の方法で染色した後に、日機製スーパ
ーナツパーで５回起毛し２、シャーリングを施した。
次いで得られた生地を日機製蒸絨機を用い蒸気圧３ ｋ
ｇ／ｃｒＩｔのスチームで５分間処理した。
ｇ／ｃｒＩｔのスチームで５分間処理した。
得られた起毛編物は、外観も均一で、ソフトな風合を有
し、婦人用スーツ地として好適であった。
し、婦人用スーツ地として好適であった。
得られた編物を、家庭用洗濯機で１５分間洗濯を施して
も、毛の方向は乱れがなく表面外観は殆んど変化せず、
洗濯耐久性に優れたものであった。
も、毛の方向は乱れがなく表面外観は殆んど変化せず、
洗濯耐久性に優れたものであった。
比較例 １
カールマイヤー社経編機２８Ｇを用いて次のような条件
で製編した。
で製編した。
糸 使 い 組織
バック側ナイロンフィラメント ４０／１２ｆｉｌ
Ｏ１２１フロント側
アセテートフイラメント ５５／１５ｆｉｌ
１０３４（サテン組織） この編地を、普通の方法で染色した後に、日機製スーパ
ーナツパーでフロント側を３回起毛し、ジャーリングを
施した。
Ｏ１２１フロント側
アセテートフイラメント ５５／１５ｆｉｌ
１０３４（サテン組織） この編地を、普通の方法で染色した後に、日機製スーパ
ーナツパーでフロント側を３回起毛し、ジャーリングを
施した。
次いで得られた生地を臼機製蒸絨機を用いて蒸気圧３ｋ
ｇ／ｆｆｌのスチームで５分間処理した。
ｇ／ｆｆｌのスチームで５分間処理した。
得られた起毛商品を通常の家庭洗たく機で１５分間洗た
くしたところ、起毛されたアセテートパイルが乱れ、表
面外観は著しく変化し、洗濯耐久性が不良であった。
くしたところ、起毛されたアセテートパイルが乱れ、表
面外観は著しく変化し、洗濯耐久性が不良であった。
実施例 ２
カールマイヤー社製経編機２８ゲージを用いた。
糸 使 い 組織
バンク側 ナイロン４０Ｄｅ’／３４ｆｉ１０１２
フロント側 ／ｌ ５６１０
サテン組織 この編地を精練し、巾そろえ後日機製スーパーナツパー
で３回起毛し、次いで染色した。
サテン組織 この編地を精練し、巾そろえ後日機製スーパーナツパー
で３回起毛し、次いで染色した。
再度日機製スーパーナンバーで３回起毛した後シャーリ
ングを施した。
ングを施した。
得られた生地を岩倉精機製ポリッシング機を用い、回転
ドムムを２００℃、回転数３０Ｏｒｐｍで１０ｒｒＬＺ
分の速度で処理した。
ドムムを２００℃、回転数３０Ｏｒｐｍで１０ｒｒＬＺ
分の速度で処理した。
得られた起毛商品は極めてソフトな風合を有し外観も均
一、かつ起毛密度も高く、婦人用スーツ地として好適で
あった。
一、かつ起毛密度も高く、婦人用スーツ地として好適で
あった。
Claims (1)
- １ 単糸繊度０．５〜１．５ Ｄｅ’の合成繊維マルチ
フィラメント糸を被起毛糸として用いた経編物であって
、該経編物を起毛した後、剪毛し、次いで起毛された毛
を一定方向に押えながら、スチーム又は乾熱で熱固定す
ることを特徴とする起毛編物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP113277A JPS5947749B2 (ja) | 1977-01-11 | 1977-01-11 | 起毛編物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP113277A JPS5947749B2 (ja) | 1977-01-11 | 1977-01-11 | 起毛編物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5386876A JPS5386876A (en) | 1978-07-31 |
| JPS5947749B2 true JPS5947749B2 (ja) | 1984-11-21 |
Family
ID=11492908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP113277A Expired JPS5947749B2 (ja) | 1977-01-11 | 1977-01-11 | 起毛編物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5947749B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5881671A (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-17 | ユニチカ株式会社 | 立毛調編物の製造方法 |
| US5369859A (en) * | 1993-07-09 | 1994-12-06 | Fan; Sheng-Chi | Method of making chemical fiber knitted towelling |
-
1977
- 1977-01-11 JP JP113277A patent/JPS5947749B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5386876A (en) | 1978-07-31 |
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