JPS6128067A - 編織物の処理方法 - Google Patents

編織物の処理方法

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JPS6128067A
JPS6128067A JP14418684A JP14418684A JPS6128067A JP S6128067 A JPS6128067 A JP S6128067A JP 14418684 A JP14418684 A JP 14418684A JP 14418684 A JP14418684 A JP 14418684A JP S6128067 A JPS6128067 A JP S6128067A
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JP
Japan
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knitted fabric
treatment
fibers
yarn
denier
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Pending
Application number
JP14418684A
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English (en)
Inventor
三吉 明人
雅人 島田
増田 訓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS6128067A publication Critical patent/JPS6128067A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、幅方向の糸の単糸繊度が0.5デニールを越
える繊維からなる編織物の保温性と防風性を改善し、か
つ抗ピル性にすぐれた処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、保温性素材としては、天然あるいは合成繊維など
の羽毛やトウおよびカットファイバーの集積物が知られ
ており、キルテイングやふとんなどの詰物素材、または
寝装具の素材として使用されている。
しかし、これらの素材は、側地を必要とするものであり
、柔軟性、ドレープ性に欠け、一般の外衣料として満足
できるものではない。
一方、柔軟性に優れた保温性素材としては、立毛編織物
が挙げられる。確かに、編織物を起毛することにより、
保温性は向上するが、編目、織目のマルチフィラメント
間の空隙は、縮少せず、防風性という点では満足できる
ものではない。
また、柔軟性を向上し、かつ118間空隙を縮少するた
めに、0.5デニールを越える13Mを使った立毛編織
物があるが、防風性という点では、なお、効果が不十分
であり、かつ極細繊維の立毛を有するため、ボリューム
感が不足し、かつ着用中にピリング、モモケ、毛抜けな
どが発生し、著しく外観を損ねることになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、繊維間空隙の詰った防風性と保温性に優れ、
いわゆるウールの縮絨効果を併せてもつ特殊な編織物で
、かつ着用中にピリング、モモケ、毛抜けなどが発生し
ない柔軟な編織物を得るための処理方法である。
C問題点を解決するための手段〕 幅方向の糸の単糸繊度が0.5デニールを越える繊維か
らなる編織物を起毛し、続いて流体処理することを特徴
とする編織物の処理方法。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の適用可能な編織物とは、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリアクリル、ポリプロピレン、ポリビニルアル
コール、ポリウレタンなどの合成繊維、およびそれらの
改質繊維、ジアセテート、トリアセテートなどの半合成
繊維、レーヨン、キュプラなどの再生II、ウール、木
綿、麻などの天然繊維などで単独あるいは複合して構成
されたものであり、幅方向の糸の単糸繊度が0.5デニ
ールを越えること、より好ましくは1デニ一ル以上であ
ることが必要である。起毛する幅方向の糸のデニールが
太い程、立毛が長くなるため流体処理後のボリューム感
、保温性、防風性が高く、またピリング、モモケ、毛抜
けなどが発生しにくい。
それから、異種あるいは同種の高分子物質からなる複合
繊維、捲縮繊維、異形断面繊維、中空繊維、仮撚加工繊
維、各種添加剤を付与した繊維なども任意に好ましく用
いられる。繊維形態は、短繊維からなる紡績糸、長tl
hHからなるフィラメント糸、カバリング糸、強撚糸な
どいずれも用いられる。
編物は、サテントリコット編、ゴム編、ハーフトリコッ
ト編、パイル編、平編、両面編などが、代表例として挙
げられるが、特にこれらに限定されない。織物は、1重
、2重、3重、多重組織の平織、綾織、朱子織など、さ
らには2重ビロード、単・複パイル2重ビロード、両面
ビロード、チンチラ織などが、代表例として挙げられる
が、特にこれらに限定されない。
この中で特に、本発明による効果が発揮できるのは、ポ
リエステル加工糸、ポリエステルステープル紡績糸、あ
るいは、それらとウール、木綿、麻などとの混紡、混繊
、複合繊維からなる編織物である。
本発明でいう起毛は、編織物の表面をひっかいて毛羽立
たせることであり、針布起毛機、あざみ起毛機、パフ起
毛機、ブラッシング機などにより、11A織物の片面あ
るいは両面を起毛する。起毛条件としては、特に限定さ
れない。起毛される幅方向の糸の単糸繊度が0.5デニ
フルを越えると、立毛が切れにくいため、より長くて緻
密な毛羽を得ることができ効果が高い。
本発明でいう流体処理は、液体、気体、粉体などを編織
物に衝突させ、起毛された毛羽を編織物の組織内部に沈
めることであり、作業性、コスト、衝突エネルギー量、
効率などの点から液体が好ましく、中でも水が特に良い
。水の中に他の成分、例えば、有機溶剤、キャリヤー、
アルカリ、酸、染料、樹脂、平滑剤、柔軟剤、シリコー
ン、ウレタンなどを混合した水溶液、分散液、乳化液な
ども含む。
本発明の具体的な液体処理方法としては、圧力が、10
〜300 h/cd、より好ましくは、20〜100k
g/c/である。圧力が低いと、毛羽を十分に編織物内
部に沈められなかったり、沈められたとしても、後の洗
濯などにより、表面に露出し耐久性が不足する。圧力が
高すぎると、風合が硬くなり実用的でない。噴射ノズル
の口径は、50〜700μ、好ましくは100〜500
μ程度のものであり、処理する布帛の幅方向に、ノズル
を並べて、かかる圧力下で処理液を噴射させる。また、
噴射時間、回数については、任意に選択できる。繊維ど
うしを絡み合わせて、編織物の空隙をより小さくして、
保温性、防風性を向上するためには、多数回の処理また
は長時間の処理が好ましく、処理するごとに圧力、処理
速度を変える方が好ましい。また流体処理温度は編織物
の特性に応じて、常温〜100℃まで任意の温度が適用
可能である。
編織物は、有孔メツシュの金網などに乗せ、ベル1−コ
ンベアなどの運搬方式で、走行させ、連続的に処理を行
なうのが好ましい。ノズルを編織物の長さ方向、あるい
は幅方向に揺動させて、より効果を−Lげることができ
る。また、流体処理は、片面だけでなく両面行なう方が
良く、両面の場合は表、裏交互に圧力を下げながら、何
度も繰り返し処理す委方がより好ましい。
流体処理を行なう時期は、起毛の後であるが、それさえ
満足されれば、染色仕上加工の各工程のどの間でもよい
。場合によっては、起毛、染色後のソーピング時に処理
を兼ねて行なうなど、ある工程と同時に行なうこともで
きる。
本発明の適用の仕方によっては、編織物は、わずかに風
合が硬くなる場合があるが、これは処理後の熱水処理、
またはスチーム処理などの手段によりリラックスすれば
元にもどすことができる。
本発明の特徴をより効果的に発揮できる標準的な工程と
しては、起毛、流体処理をした後、染色での熱水処理を
する工程が好ましい。また、染色後は、通常の樹脂によ
る仕上加工をすることにより、耐久性を向上させること
ができる。
〔実施例〕
実施例1 75デニール、36フイラメントのポリエステル未延伸
糸と、150デニール、72フイラメントのカチオン可
染ポリエステル未延伸糸をエアー交銘、延伸、仮ヨリし
た糸をタテ、ヨコに使用して製織し、タテ糸32本/1
nch、ヨコ糸28本/1nchで目付300 Q /
 tn2の平織物を得た。
これを精練、乾燥、中間セットした後、針布起毛機で両
面を10回ずつ起毛した。その後、次の条件で高圧水流
処理をした後、染色仕上加工を行ない製品を得た。
・水   圧:裏面90kl/1ffl→表面50均/
d・ノズル口径:0.13mφ ・ノズル間隔:0.6m(幅方向にノズル2000本) ・処理速度 :1+n/分 ・ノズル揺動:幅方向に振幅1.2mmで5回/秒この
製品の保温性、防風性、ピリング、ボリューム感は、表
1の通り、非常に良好であった。
比較例1 実施例1において、高圧水流処理を省略する以外は、す
べて同一条件で加工した。この製品は、表1の通り、保
温性、ボリューム感は良好であったが、防風性、ピリン
グは、悪く実用性はなかった。比較例2 実施例1において、起毛と高圧水流を省略して、通常の
染色仕上加工を行なった。この製品は、表1の通り、保
温性、防風性、ボリューム感が悪く製品価値が低い。
表  1 注)防風性は、通気性で評価したため、値の低い方が良
い。またボリューム感は、厚さで評価したため値の高い
方が良い。
実施例2 3デニール、76 mmの常圧カチオン可染ポリエステ
ルステーブルからなる紡績糸(52番手双糸)をタテ糸
、ヨコ糸に使用して製織しタテ糸42本/1nch、ヨ
コ糸40本/1nchで、目付1500/T112の綾
織物を得た。
これを、実施例1と同様の加工をして製品を得た。この
製品の保温性、防風性、ピリング、ボリューム感は、表
2の通り、非常に良好であった。
比較例3および4 実施例2において、それぞれ比較例1および2と同様の
加工をして製品を得た。表2の通りどちらも実用性に欠
ける。
実施例3 表3に示す各種の繊維を14ゲージのトリコット編機で
サテントリコットに編成した。
これの表面および裏面を針布起毛機で起毛し、次いで、
ナイロンとポリエステルの2成分からなる8分割型繊維
使い起毛トリコットはベンジルアルコール10%、陰イ
オン活性剤2%の乳化水溶液中に浸漬して複合繊維を分
割した。水洗によって十分にベンジルアルコールを除去
した後、乾燥し、180℃で1分間ヒートセットした。
次に下記条件で高圧水流処理をした後、染色仕上加工を
行ない製品を得た。
・水   圧:裏面100kq10+f→表面50−/
・ノズル口径:0.25胴φ ・ノズル間隔:2.5mm(幅方向にノズル500本) ・事理速度 : 250m7分 ・ノズル揺動:幅方向に振幅10面で3回/秒この製品
の保温性、防風性、ピリング、ボリューム感は、表3の
通りであり、本発明の単糸繊度0.5デニ一ル以上の繊
維からなるサテントリコットのみ満足した性能が得られ
た。
実施例4 3デニール、76mmの常圧カチオン可染ポリエステル
ステーブルからなる紡績糸(52番手単糸)をタテ糸に
3デニール、76711111の常圧カチオン可染ポリ
エステルステープルを70%、ウールを30%混紡して
なる紡績糸(48番手単糸)をヨコ糸に使用して製織し
、タテ糸98本/;nch、ヨコ糸90本/1nchで
、目付200 Q / rn2の綾織物を得た。
これを精練、乾燥、中間セットした後、パフ起毛機にて
両面を毛羽立てた後、染色した。その後、次の条件で高
圧水流処理と洗浄を同時に行なった後、通常の樹脂仕上
剤を付与し、仕上セットした。
表  3 ・水   圧:裏面90ki/ffl→表面651q/
a+f・ノズル口径:0.131M1φ ・ノズル間隔:0.6薗(幅方向にノズル2000本) ・処理速痕 :1m/分 ・ノズル揺動:幅方向に振幅1.2+nmで5回/秒こ
の製品の保温性、防風性、ピリング、ボリューム感は、
表4の通りであり、良好であった。
比較例5 実施例4において、パフ起毛機による毛羽立て処理を省
略する以外は、すべて同一の条件で加工した。この製品
は、表4の通り、保温性、防風性、ボリューム感が悪く
製品価値が低い。
表  4 〔発明の効果〕 本発明の効果を列挙すると次の通りである。
(1)  毛羽が、編織物の組織内部に集中し、IIt
Ii間空隙を小空隙しているため、保温性、防用性が優
れている。
(2)  ピリング、モモケ、毛抜けなどの耐摩耗性が
優れている。
(3)  縮絨効果のようなふんわりしたボリューム感
に優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 単糸繊度が0.5デニールを越える繊維からなる編織物
    を起毛し、続いて流体処理することを特徴とする編織物
    の処理方法。
JP14418684A 1984-07-13 1984-07-13 編織物の処理方法 Pending JPS6128067A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303173A (ja) * 1987-06-03 1988-12-09 東レ株式会社 模様を有する立毛布帛の製造方法
JP2002235263A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Unitica Fibers Ltd 防風性に優れたソフトな風合いの編物及びその製造方法

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JPS5442488A (en) * 1977-09-09 1979-04-04 Mitsubishi Rayon Co Treatment of plush knitted fabric
JPS5747945A (en) * 1980-09-01 1982-03-19 Toray Industries Interlock pile knitted fabric and method
JPS57101069A (en) * 1980-12-16 1982-06-23 Kanegafuchi Chemical Ind Method and apparatus for improving feeling and appearance of raised fiber product

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