JPH0735619B2 - ジャカード織機の滑車コード装置 - Google Patents

ジャカード織機の滑車コード装置

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JPH0735619B2
JPH0735619B2 JP3156012A JP15601291A JPH0735619B2 JP H0735619 B2 JPH0735619 B2 JP H0735619B2 JP 3156012 A JP3156012 A JP 3156012A JP 15601291 A JP15601291 A JP 15601291A JP H0735619 B2 JPH0735619 B2 JP H0735619B2
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JP
Japan
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pulley
cord
hook
warp
grid
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JP3156012A
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Inventor
デリュッダー・カルロス
Original Assignee
エヌ・ブイ・ミシェル・バン・デ・ウィーレ
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Publication date
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Publication of JPH0735619B2 publication Critical patent/JPH0735619B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/24Features common to jacquards of different types
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/12Multiple-shed jacquards, i.e. jacquards which move warp threads to several different heights, e.g. for weaving pile fabrics

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、フェース・ツー・フェ
ース織機にシェドを形成するための3つの可能性のある
位置の1つにパイル経糸をリフトし、経糸挿入を行うた
めの、ジャカード織機用デバイスに関する。本発明は、
特に、その1側がフックに繋がれ、他の1側が1本以上
の経糸に繋がれ、これに繋がれた経糸に3つの可能性の
ある位置を与えることの出来るデバイスに関する。
【従来の技術及びその課題】公知のジャカード織機はフ
ックの2つの相互補助列を持つ少なくとも1つの装置を
持っており、この場合、第1の可能性において、それが
属する相互補助列によって決まる各フックが、反対方向
に上下動する2つのナイフの内の1つによって運ばれ、
又、これが1つの突起によって載る上下動するナイフと
共に移動することが出来、又は、第2の可能性におい
て、公知の選択機構により、ジャカード織機の設計によ
って決まるそのトップ又はボトム位置に保持され、一方
上記ナイフが垂直上下動を行う。互いに相対して置かれ
別の相互補助列に属する2つのフックが1つの、いわゆ
る、相互補助フック・セットを形成し、それぞれのナイ
フと共に互いに反対方向に動くその各々を、又はその一
方のフック、又はその両方のフックを、そのトップ位置
又はボトム位置に選択することが出来る。フェース・ツ
ー・フェース・パイル織物の、ある織物を織るために
は、パイル経糸を3つの位置にリフトすることが出来な
ければならない。織物によっては、この位置のための3
つの可能性が、各ピックにおいて同時に存在する必要は
無く、第1のピックにおいて2つの位置に置くことが出
来、第2のピックにおいて別の2つの位置に置くことが
出来れば十分で、これにより、これら2つの経糸挿入の
後、経糸の3つの必要位置が達成されている。この様な
織物の場合の必要とする選択の可能性が図1に参考に示
されている。この図はダブル・シャットル織りのフェー
ス・ツー・フェース・2ピックV織りを模式図的に示し
たものである。パイル経糸の3つの可能位置を上
(T)、中(M)、下(B)によって示す。下織りの経
糸がWBで示され、上織りの経糸がWTで示されてい
る。これはダブル・スプール織りの織物なので、1ピッ
ク当り2本の経糸があり、その1つが上織り(TW)
に、他の1つが下織り(BW)にある。第1から第6番
目のピックが一連番号1から6によって図の下に示され
ている。2つのバッキング織物が、バインディング経糸
(7,7′)及び(8,8′)と、タイト経糸(9,1
0)を持つ。更に、パイルを形成するパイル経糸が、互
いにある距離を持って保持される2つのバッキング織物
の間に織り込まれ、一方、デッド・パイル経糸が上織り
及び下織りに共に巻き付けられている。織成に必要と思
われる色彩図に従って、パイルを形成する1本のパイル
経糸が、特定の緯糸挿入位置で上織り又は下織りに巻き
付けられ、その時まではデッドになっていたパイル経糸
が特定の緯糸挿入位置でパイルを形成し始める。5本の
パイル経糸が図1にP1,P2,P3,P4,及びP5
で示されている。パイル経糸P1,P2,P3は下織り
に巻き付けるもので、パイル経糸P4,P5は上織りに
巻き付けるものである。パイル経糸の3つの必要位置が
次のごとくに図に示されている。 “下”の位置:パイル経糸が下織りの緯糸WBの下に位
置する。 “上”の位置:パイル経糸が上織りの緯糸WTの上に位
置する。 “中”の位置:パイル経糸がWBとWTとの間に位置す
る。 パイル経糸P1,P2,P3は次の位置をリフトするこ
とが出来なければならない: 各奇数番ピック:“下”又は“中” 各偶数番ピック:“下”又は“上” 例えば、1から6のピックにおいて、次に示す位置がパ
イル経糸P1によって連続的に取られる:即ち、 下−上−下−上−中−下 パイル経糸P4,P5は次の位置を取ることが出来なけ
ればならない: 各奇数番ピック:“下”又は“上” 各偶数番ピック:“”又は“中” 例えば、1から6をピックするために、次に示す位置に
パイル経糸P5が連続的にリフトされる:即ち、 上−中−上−中−下−上 各ピックに対して、パイル経糸の2つの可能位置の間で
の選択が連続的に行われねばならない、一方、2つのピ
ックに跨がる相互組合わせを介して、合計3つの可能位
置が各2ピックに与えられねばならない。本発明が関係
するデバイスと協動する、フックの選択によって、各ピ
ックに対して、位置“下”及び“中”又は“下”及び
“上”又は“上”及び“中”の選択が出来なければなら
ない。上述した例の場合、パイル経糸のグループP4,
P5に該当しない、パイル経糸のグループP1,P2,
P3,の必要とする選択の可能性が必要で、これによ
り、上記デバイスは1つのジャカード織機に対して2つ
の可能性を持っていなければならない。この様な選択の
可能性を達成するため、従来のデバイスの実施例は、3
つの滑車即ち複滑車構成要索からなる滑車コード装置即
ち複滑車懸垂デバイスを利用しており、これが図2に示
されている。各滑車構成要素1,2,3が2つの回転可
能のローラー1′、1″;2′、2″;3′、3″から
なり、これら2つが、機械的シャフト連結により同一面
上に互いに上下に接続されている。各経糸がハーネスコ
ード(harness cord)により滑車コード4
の下端4′に繋がれる。滑車コード4が下滑車構成要素
3の下ローラー3″の上に掛け渡され、下向きに反転
し、他の一方の端が固定又は可動の(制御可能)点即ち
グリッド5に繋がれる。滑車構成要素3の上ローラー
3′が、上から下がって来ている別の滑車コード6によ
って形成されたループに吊り下げられ、この別のコード
6の両端が、同じ高さに吊り下げられている滑車構成要
素1及び2の2つの下ローラー1″及び2″の上に掛け
渡され、下向きに反転し、それぞれ固定点に固定され
る。滑車構成要素1,2の上ローラー1′、2′が、下
向きに垂れ下がる滑車コード7,8によって形成された
ループに掛けられ、各滑車コード7,8の両端が2つ1
組の相互補助する相補フック(complementa
ry hooke)9,10;9′,10′の1つのフ
ックに、高い位置で、それぞれ固定される。ジャガード
織機がフック9,9′,10,10をその上の位置に選
択するように設けられていると仮定し、この公知のデバ
イスの作動の仕方を説明する。いずれのフックも選択さ
れていないと、フックは互いに反対位相に上下動し、
構成要素1及び2が同じ高さに吊り下げられる。これ
は、各滑車構成要素が滑車コード7,8の下向きに垂れ
下がるループに掛けられており、互いに反対側の位相
に、このコードの一方の端が上昇し、他の一方の端が下
降するからである。滑車構成要素は全く上下動せず(滑
車コード7,8はローラー1′,2′の上を単に前後に
動くだけである)、滑車コード4の端4′は“下”の位
置に止まっている。フックの1つ、例えばフック9がそ
の上の位置に選択されると、次のフック動作の段階でフ
ック10が上向きに距離hだけ移動し(=ナイフのリフ
ティング)、滑車構成要素1がその半分の距離h/2だ
け上げられる。滑車構成要素2は前の状態にある。これ
は、フック9′及び10′のいずれもが選択されておら
ず、滑車構成要素2が同じ高さに吊り下げられたままで
いるからである。滑車構成要素1が高さh/2だけリフ
トするので、各滑車構成要素3がその距離だけ上昇し、
その結果、滑車コード4の端4′が距離hだけ上昇す
る。従って、これに繋がる経糸が“中”の位置に運ばれ
る。次に例えばフック9,9′が選ばれたとすると、次
の動作位相にあるフック10,10′が距離hだけ上昇
し、その結果、滑車構成要素1及び2が高さh/2だけ
上に移動する。従って、滑車構成要素3が距離hのリフ
ティングを行い、その結果、滑車コード4の下の端4′
が距離2hだけ上向きに引っ張られる。従って、経糸が
“上”の位置に移動する。結果として、各ピックに対し
て、フック9,9′又は10,10′の0、1又は2を
選択することによって、経糸を3つの可能な位置の内の
1に置くことが出来る。この公知のデバイスの欠点は、
これらの選択の可能性を得るために、図2の滑車装置
繋がった2組の相補フック9,10及び9′,10′が
必要な点である。本発明の目的は、1組の相補フック
の組み合わせで、これに繋げられた経糸に3つの可能な
位置を与えることの出来る滑車コード装置即ち複滑車懸
垂デバイスを提供することで、相補フックの数を倍にす
る必要が無く、従って安価で、経糸の位置のために必要
な全ての選択の可能性を保有する。
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明が
的とするものは、上側から1組の相補フックに、又下側
から1本以上の経糸に繋がれたジャカード織機用の滑車
コード装置であって、これにより、各ピックのパイル経
糸にシェド(shed)即ち開口を形成するために、フ
ックの選択を介して、2ピックの繰返し毎に、これらの
経糸を3つの可能な位置に置くことが出来る。本発明に
よる滑車コード装置は、1組の相補フックが下向きに垂
れ下がる滑車コードによってによって繋がれ、このコー
ドがループを形成し、一方、上側の滑車構成要素がその
上ローラーで、このように形成されているループに吊り
下げられることから成り立っている。このフックの一方
にその端が固定された第2の滑車コードの端部があり、
これが上記上側の滑車構成要素よりも下に垂れ下がり、
その他の一方の端が第2の滑車構成要素の上ローラーの
回りに掛け回され、反転して上昇し、上側の滑車構成要
素の下ローラーの上に掛け回され、再び反転して下向き
に下がり、1つの固定された又は制御可能のグリッドに
繋がれる。この下側の滑車構成要素の下ローラーの上に
第3の滑車コードが掛け回され、このコードの1端が1
本以上の経糸にハーネスコード即ち通糸を介して繋が
れ、他の一方の端が、下側の滑車構成要素の下ローラー
よりも低い位置で1つの固定された又は制御可能のグリ
ッドに繋がれる。本発明による滑車コード装置の別の実
施例においては、上側の滑車構成要素の上ローラーが1
つのフックから直接吊り下げられ、別の滑車コードが、
その1端により、他の一方のフックに繋がれ、このコー
ドが、上側の滑車構成要素の下ローラーよりも低い所ま
で垂れ下がり、下側の滑車構成要素の上ローラーに掛け
回され、反転して上昇し、上側の滑車構成要素の下ロー
ラーの上に掛け回され、更に反転して垂れ下がり、そ
の、他の一方の端が固定された又は制御可能のグリッド
に繋がれる。このグリッドは上記下ローラーよりも低い
位置にある。下側の滑車構成要素が、その上ローラー
で、この滑車コードによって形成されたループに掛けら
れる。この下側の滑車構成要素の下ローラーの上に掛け
回された1つの滑車コードが、その1端で、経糸に繋が
れ、又、他の一方の端が固定された又は制御可能のグリ
ッドに繋がれる。その他の特徴利点については次の2つ
の実施例の説明において、図面を用いて明らかにする。
本発明はこれら2つの実施例に限定されるものではな
い。
【実施例】本発明による滑車コード装置は、(図3
照)第1の実施例において、滑車コード13の2つの端
部が、それぞれ、1組の相補フックを形成するフック1
1,12の下側に固定され、上記滑車コード13が垂れ
下がって1つのループを形成することから成り立ってい
滑車構成要素14がその上ローラー14′で上記ル
ープに掛けられる。第2の滑車コード15の1端が上記
フックの一方11の下側に固定される。この滑車コード
15が垂れ下がって1つのループを形成し、他の一方の
端部が滑車構成要素14の下ローラー14″の上に掛け
回されれ、固定された又は制御可能のグリッド16に繋
がれる。上記グリッドは滑車ローラー14″よりも低い
位置にある。滑車構成要素17がその上ローラー17′
で、滑車コード15によって形成された下向きに垂れ下
がるループよって吊り下げられる。滑車構成要素17の
下ローラー17″が滑車コード18を支持し、その1端
20が1本以上のハーネスコードに接続され、これが代
わって経糸に接続され、又他の一方の端部が固定又は制
御可能のグリッド19に接続される。このグリッド19
滑車ローラー17″よりも低い位置に置かれる。グリ
ッド16,19は、共に、固定的に設けることが出来、
一方又は両方のグリッド16又は19が制御可能で、こ
の場合の上記グリッドの移動は垂直に行われ、2つの相
補ナイフの一方11′又は12′と共に同じ距離hだけ
移動出来る。図4a〜h及び図5a〜hは本発明による
滑車コード装置の第2の実施例を模式図的に示す。この
場合、上側の滑車構成要素14の上ローラー14′が、
1本の固定コードによって、一方のフック11の下に直
接吊り下げられる。他の一方の(相補)フック12の下
側には滑車コード21の端部が繋がれ、これが下滑車
ーラー14″より下に垂れ下がるループを作って吊り下
げられ、これが再び反転して上昇し、この下滑車ローラ
ー14″の上に掛け回され、又、他の一方の端部が、水
平高さで言って下ローラー14″より低い位置にあるグ
リッド16に固定され、この場合、このグリッドを固定
的に又は一方のナイフ11″又は12′と共に移動可能
に配置することが出来る。下滑車構成要素17がその上
ローラー17′で、滑車コード21で形成されたループ
に吊り下げられる。次に、滑車コード18がこの下滑車
ローラー17″の上に掛け回されれ、この滑車コードの
1端20がその下の1本以上の経糸に繋がれ、他の一方
の端部がそれより下に位置するグリッド19に繋がれ、
上記グリッド19が固定又は、一方のナイフ11′又は
12′と共に制御可能に配置される。図4a〜h及び図
5a〜hは、経糸の3つの位置を得ることが出来る各種
の可能性を示す。図4aにおいては、フック11が高い
位置に選択され、グリッド16及び19は固定されると
想定する。フック12がナイフ12′によって持ち上げ
られると、滑車構成要素14が高さh/2だけ持ち上げ
られる。滑車コード15の上端部が高さhだけ持ち上げ
られると、点15aも同じ高さ持ち上げられる。滑車
成要素14が高さh/2上昇するので、滑車コード15
の点15bも又距離hだけ上昇する。2つの点15a及
び15bが高さhだけ上昇するので、滑車構成要素17
も又距離hだけ移動する。滑車コード18の1端20が
従って距離2hだけ上昇する。従って、経糸が最初の
“下”の位置から“上”の位置に移動する。図4bは、
いずれのフックも選択されておらず、フック12がその
上の位置にあり、フック11がその下の位置にある、場
合を示す。滑車構成要素14はその下の位置に吊り下げ
られたままでいる。これは、2つのフック11,12の
移動が互いに相殺されるからである。従って、滑車コー
ド15上の点15bもまたその一番低い位置にある。
コード15の上端部がフック11と共にその一番低い
位置にあり、その結果、点15aも又その一番低い位置
にある。従って、滑車構成要素17(及び滑車コード1
8の端部20)が一番低い位置に吊り下げられる。これ
に繋がる経糸が“下”の位置に置かれる。図4cにおい
ては、フック12が選択されており、一方ナイフ12′
が下げられ、ナイフ11′が上げられる。滑車コード装
置の位置は図4aと同じである。図4dは、いずれのフ
ックも選択されておらず、フック12が一番低い位置に
あり、フック11が上の位置にある場合を示している。
滑車構成要素14が最も低い位置にあり、点15bが従
って一番低い位置にある。フック11を上げることによ
って、点15aが距離hだけ上昇し、滑車構成要素17
が、これが更に距離h/2だけ上昇するように移動す
る。その結果、滑車コード18の端部20が距離hだけ
上昇する。この時、経糸は“中”の位置に移動してい
る。さて、上グリッド16がナイフ11′と共に高さh
だけ上げられ、一方下グリッド19がそのままに固定さ
れている場合における、既に検討したフックの状態を注
目する。ナイフ11′が下の位置にあるので、図4a及
び4bに示した場合と何も変わっていない。図4c及び
4dに示した場合に対しては、グリッド16の上昇によ
って得られる唯一の差は、点15bが距離hだけ下降
し、その結果、滑車構成要素17が距離h/2だけ下に
吊り下げられることである。グリッド16を高さhだけ
上昇させる影響は、同じフック選択でグリッド16を上
げない場合と比較して、端部20が距離hだけ下にあ
る、と言うことである。図4e及び4fにおいては、経
糸の位置として“中”の位置と“下”の位置とが得られ
る。図4g及び4hにおいては、ナイフ11′と共に、
下グリッド19が高さhだけ上げられることの影響が示
されている。この場合、グリッド19の上昇の無い同じ
フック選択に比し、端部20が距離hだけ下にある。従
って得られる結果は、経糸の“中”の位置と“下”の位
置とである。フック選択が無いと、2本の経糸装入の場
合、先ず図4bの状態となり、次に図4dの状態とな
る。経糸が、“下”の位置(フック12上昇)に続いて
“中”の位置(フック11上昇)となる。経糸に関して
一般的に言えることは、(上の位置にフックを選択する
場合)、フック選択無しに、フック11を上昇させると
“中”の位置が得られ、フック12を上げると“下”の
位置が得られ、一方、グリッド16及び19の各々を上
昇させると距離hだけ下降する、と言うことである。1
つのフックのフック選択が上の位置の場合、“上”の位
置が得られる。フック選択が下の位置の場合も又、経糸
の3つの位置(下、中、上)がある。図5aから5h
おいて、各ケースにおいて、グリッド16及び19はい
ずれも固定されている。この固定位置は、上選択の場合
図4aから図4d図)よりも高さhだけ高い。フック
選択が行われていない場合は、フック11を上げると最
も高い位置が得られる(図5d)。これによって経糸が
“上”の位置になる。一方、フック12が上にあると、
“中”の位置が得られる。フック11のみを上げると、
滑車コード18の端部20が距離2hだけ上昇する。フ
ック12のみを上げると、距離hだけ上昇する。フック
の一方を下の位置に選択すると、経糸の一番低い位置
(“下”の位置)が得られる。次に他の一方のフックを
下げると、この2つが一番下にあり、滑車構成要素14
がその下の位置にあり、点15a及び15bがその一番
低い位置にある。従って、滑車構成要素17がその一番
低い位置に行き、結果として滑車コードの端部20が一
番低い位置になる。一方のグリッド16又は19を距離
hだけ上げる影響は、滑車コードの端部20が距離hだ
け落ちると言うことである。逆に、一方のグリッド16
又は19を距離hだけ下げると、滑車コード端部20が
距離hだけ上昇する(図5eから図 5d)。ここでもグ
リッドは、その一方又は両方がナイフ11′又は12′
に沿って動くことが出来る。本発明のデバイスの使用方
法を説明するために、ワイヤーで織られた1パイル織の
織成(図6参照):バックに模様を持つ2ピック、につ
いて説明する。奇数番の各ピックに1本の経糸Wが差し
込まれている。全ての偶数番(第2、第4…)の第2の
ピック毎に1本のパイルループPが上に形成される。パ
イル経糸が、各第2のピックのワイヤーPの上にあるこ
とによって、模様形成パイル経糸として作用する。この
位置をトップTと呼ぶ。下の位置B、経糸Wの下のパ
イル経糸が到着する。中の位置Mは経糸Wの上だが、
イヤーPの下である。パイル経糸P1、P2、P3が1
ピックごとに次の位置にリフトされる:即ち、 各第1のピックにおいて:P1“下”;P2、P3
“中” 各第2のピックにおいて:P1“上”;P2、P3
“下” これらの条件を満たすことの出来るジャカード織機が、
ナイフ11′を持つ1つのナイフグリッドと、ナイフ1
2′を持つ1つのナイフグリッドとを持ち、これらが互
いに向き合って上下する。フック11,12の選択は上
の位置と下の位置とで行われる。この選択が上の位置で
行われると、グリッド16がナイフグリッド11′と共
に移動し、グリッド19は固定されたままでいる。(
7a及びb)各第1のピックにおいて、経糸は“中”の
位置又は“下”の位置に移動しなければならない。本発
明によるデバイスの位置が図7aに示されており、第1
ピックに対して2つの可能性を持っている。第1の
ックにおいて、ナイフ11′が上で、ナイフ12′が下
である。フック12の選択において、フック11,12
が、その瞬間は、高さhだけ上げられた“上”の位置に
ある。滑車構成要素14が距離h/2高く移動し、その
結果、滑車コード15の点15bが高さhだけ上昇す
る。グリッド16も又距離hだけ上昇するので、点15
bの上昇が相殺される。フック11の上昇を介して、点
15aが高さhだけ上げられる。滑車構成要素17が高
さh/2だけ上に引っ張られる。グリッド19が固定さ
れているので、最終的に、滑車コード18の端部20が
高さhだけ上昇し、経糸が“中”の位置になる。フック
12が選択されていない場合は、フック11が上の位置
にあり、フック12が下の位置にある。点15aが高さ
hだけ上昇し、滑車コード15の点15bは上らない。
グリッド16が、ナイフ11′と共に、高さh上昇する
ので、その結果点15bが高さhだけ下降する。点15
aが距離hだけ上昇し、一方、点15bが距離hだけ下
降し、その結果、滑車構成要素17は上昇せず、その最
も低い位置にある。グリッド19は固定されており、従
って滑車コード18の端部20も又その一番低い位置に
吊り下げられる。その結果、経糸が“下”の位置に置か
れる。第1のピック前のフック12の選択又は非選択を
介して、経糸の“中”又は“下”の位置の選択がある。
第2のピックにおいて、ナイフ12′は最も高い位置に
あり、一方ナイフ11′は最も低い位置にある。フック
11の選択において、フック11及び12は共に高さh
の位置にあり、その結果、これらが滑車構成要素14
を、その最も低い位置より高い高さh/2だけ引き上げ
る。点15aはリフトhを持ち、点15bは高さhに上
げられる。滑車構成要素17が高さhだけ上げられ、そ
の結果、滑車コード18の端部が、固定グリッド19と
の組み合わせで、高さ2hだけ上昇する。従って、経糸
が“上”の位置に上昇する。グリッド16は下の位置に
残されている。これは、これに接続するナイフ11′が
したの位置にあるからである。フック11が選択されな
い場合、フック11は最も低い位置にあり、フック12
は上の位置にある。滑車構成要素14がその最も低い位
置にある結果、点15bは上昇せず、その最も低い位置
にある。点15aも又その最も低い位置にあり(フック
11が下がる)、その結果、滑車構成要素17も又その
最も低い位置にある。固定したグリッド19に繋がって
いる滑車コード18の端部20が、従って、経糸が
“下”の位置に移動する。フック11の選択又は非選択
によって、第2のピックにおいて、経糸を“上”又は
“下”のいずれの位置に移動するかの選択がある。第1
及び第2のピックに対する、図7a及び図7bに示す選
択の可能性が、図6の布を織るための経糸の必要とする
位置に完全に対応している、即ちパイル経糸P1に対し
ては(“下”及び“上”の位置)、又パイル経糸P2,
P3に対しては(“中”及び“下”の位置)である。フ
ック11及び12の選択が下の位置で行われる場合は、
2つのグリッド16,19は固定される。本発明による
デバイスの必要とする位置が図8a及び8bに示されて
おり、図6の布を織る場合の、第1のピックと第2の
ックとが示されている。ナイフ12′がその上の位置
に、ナイフ11′がその下の位置にあるとき、第1の
ックが行われる。フック11が選ばれていないときは、
滑車構成要素14がその最も低い位置の上にh/2のリ
フトを行う。これはフック11及び12が下にある場合
である。点15aはリフトを行わず、点15bが高さh
のリフトを行う。従って、滑車構成要素17が高さh/
2だけ高いところに吊り下げられ、その結果、滑車コー
ド18の端部20がその最も低い位置の上高さhだけ上
昇する。経糸が“中”の位置に行く。第1のピックにお
いて、経糸が必要とするその他の位置が、フック12を
その一番低い位置に選択することによって得られる。両
方のフックが第1のピックに対して一番低い位置にあ
り、その結果、滑車構成要素14が、従って点15bが
その一番低い位置に行く。その結果、滑車構成要素17
も又その一番低い位置に吊り下げられる。従って、滑車
コード18の端部20が一番低い位置にあり、経糸が一
番低い位置即ち“下”の位置に行く。従って、第1の
ックの場合、経糸の必要な位置“中”及び“下”が、フ
ック11をその下の位置に選択するかしないかによ得ら
れる。第2のピックの場合必要とする位置“上”及び
“下”が、フック11をその下の位置に選択するかしな
いかによって得られる。フック11が選択されないと、
フック11が上にあり、フック12が第2のピックのた
めにその一番低い位置にある。滑車構成要素14がその
最も低い位置から上に高さh/2だけ上げられ、これに
よって、点15bが高さhだけリフトされる。点15a
も又高さhだけ上げられ、その結果、滑車構成要素17
が高さhだけ上に吊り下げられる。滑車コード18の端
部20が高さ2hだけ上げられ、経糸が“上”の位置に
運ばれる。フック11が選択された場合は、第2のピッ
のために、両方のフック11,12がその下の位置に
ある状態が得られる。本発明のデバイスのためのこの状
態は、先に詳細に説明した、フック12をその最も低い
位置に選択した場合に得られるものと同じである。経糸
の“下”の位置がこの様にして得られる。本発明のデバ
イスの別の適用例が図1に示されており、これは、2
ックV織におけるダブル・ラピヤー(rapier)織
フェース・ツー・フェース・パイル織物を模式図的に
示したものである。各第1のピックに対して、この場合
はパイル経糸の一部分(P1,P2,P3)に対して、
選択の可能性は“下”又は“中”の位置の間にあり、一
方、パイル経糸のその他の部分(P4,P5)に対する
選択の可能性は“下”と“上”の位置の間に無ければな
らない。この織物の場合、各第2のピックに対しては、
第1のグループのパイル経糸のための選択の可能性が
“下”と“上”の位置の間に無ければならない、一方、
第2のグループのパイル経糸(P4,P5)に対して
は、その可能性が“上”と“下”の位置の間に無ければ
ならない。第1のピックに対して、本発明のデバイスの
必要とする選択の可能性が図9aに示されており、第2
ピックに対しては図9bに示されている。第1グルー
プのパイル経糸に対しては、グリッド16が、ナイフ1
1′と共に移動可能であり、グリッド19は固定され、
一方、第2のグループのパイル経糸に対しては、グリッ
ドは両方とも固定されている。第1のグループのパイル
経糸に対する配置が図の左側に、又第2のグループに対
するものがその右側に描かれている。第1のピックに対
して、第1のグループのパイル経糸のための選択の可能
性(即ち“下”と“中”)がフック12をその上の位置
に選択するかしないかによって行われる。このために
7aに関する説明を参考にすることが出来る。第2のグ
ループのパイル経糸の場合は、滑車コード13がフック
11に固定され、滑車コード15がフック12に固定さ
れる。正確に言うと、これは今までのものと反対であ
る。両方のグリッド16,19は固定されている。この
状態は図7bと同じだが、これを変換することによって
第1のピックの位置(“下”及び“上”)を得る。第2
グループのパイル経糸に対して、フック12を上の位置
に選択するかしないかによって必要とする選択の可能性
を得る。但しグリッド16,19は固定しなければなら
ない。従って、ジャカード織機は2つの部分から成って
いなければならない、即ち、可動グリッド16を持つ第
1のグループのパイル経糸のための部分と、固定グリッ
ド16を持つ第2のグループのパイル経糸のための部分
とで、1つのチェンジオーバー滑車コード装置を持つ。
第2のピックに対しては、第1グループのパイル経糸の
ために“下”と“上”の位置の選択をしなければならな
い。これに対応する本発明のデバイスの位置が図7b
相当する。フック11を上の位置に選択するかしない
か、によって、“上”及び“下”の位置を得ることが出
来る。第2のグループのパイル経糸に対しては、第2の
ピックのための“上”及び“中”の位置の間の選択が必
要である。“上”の位置が、第2ピックの場合における
第1グループのパイル経糸の場合と同様にしてフック1
1を上の位置に選択することによって得られる。デバイ
スの位置は同じである、但し、両方のフック11,12
が上にあり、又ナイフ11′が下にあるとすれば、滑車
コード装置の変更はその働きをしない(可動グリッド1
6は固定グリッド16に等しい)と言う仮定においてで
ある。“中”の位置が、第2のピックに対してフック1
1を選択しないことによって得られる。タブ14がその
一番低い位置にあり、従って点15bも同様である。点
15aがフック12によって高さhだけ上げられる。タ
ブ17が距離h/2だけ上に吊り下げられ、その結果、
滑車コード18の端部20がその一番低い位置から高さ
hだけ上に吊り下げられ、経糸が“中”の位置に置かれ
る。本発明による滑車コード装置の実際的関係を説明す
るために、1つの実施例を図10a及びbで説明する。
この図は、1組の相補フックで作用するデバイスの側面
図である。図10a及びbに示す滑車コード装置が、ジ
ャカード織機の各組の相補フックに繋がれる。図11
は、3組の相補フックと共に作動するデバイスの該当部
分の斜視図である。各フック11,12が、1側のエッ
ジに沿う1つの突起を持つ1つの細長いストリップから
成っている。フックの各列の下に、正確には上記フック
の上記突起の下に、ナイフ11′、12′があり、これ
らが互いに反対位相に上下動を行い、その動作の間、こ
れらがそれらと共にフック11,12を上下動させる。
このために、各フック11,12の突起が、上記フック
11,12が上下動の間その下にあるナイフ11′又は
12′の上側の面に載ることの出来る形状及び大きさを
持っている。各フック11,12の下側に1つの開口部
が設けられ、これに滑車コード13,15が固定され
る。滑車コード13の1端と滑車コード15の1端とが
同じ列に属する全てのフック11の下に固定される。
コード13が垂れ下がって、滑車構成要素の上側の
ローラー14′の下に掛け渡され、次に上方に戻り、
滑車コード13の他の一方の端部がフック12の下部に
接続される。この場合、相補フックは別の列に属する。
滑車コード15が滑車コード13よりも更に下まで垂れ
下がり、滑車構成要素17の上側のローラー17′の下
に掛け渡され、反転して、滑車構成要素14の下側のロ
ーラー14″上に掛け回され、更に反転して下がり、そ
の端部がグリッド16に接続される。グリッド16は固
定又は可動することが出来、この場合は、ナイフ11′
又は12′の動きに追随する。各滑車構成要素14,1
7が、上下の滑車ローラー14′、17′及び14″、
17″を含み、これらが上下に配置されて、それぞれ平
行なシャフトの回りを回転する。これらの2本のシャフ
トが、公知の形で、例えば滑車ローラーの2つの側面フ
ランクに平行な2枚の側板で、互いに機械的に接続され
ている。両方の滑車構成要素14,17の上側のローラ
ーが、下向きに垂れ下がる滑車コード13,15によっ
て形成されるループに掛け回され、滑車コード13,1
5が上記滑車ローラー14,17の上に向かう。滑車
成要素17の下側のローラー17″の上側の面の上を、
別の滑車コード18が走り、このコードの1端が下向き
にグリッド19に繋がれ、他の一方の端が垂れ下がっ
て、経糸に繋がる1本以上のハーネスコードに繋がれ
る。グリッド19を、グリッド16と同様に、固定又は
可動にセットアップし、ナイフ11′又はナイフ12′
の動作に追随するようにする。図11には、滑車コード
15,18に接続されたグリッド16,19の複数の板
が示されている。本発明の特徴は、只1組の相補フック
11及び12が1つのパイルポイント当りに必要なのみ
で、これによって、経糸の必要とする3つの異なった位
置を作ることが出来ることである。従来は、この可能性
を与えるために、1つのパイルポイント当り2組の相補
フックが必要であって、このためジャカード織機は場所
を取るものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ダブル・スプール織りフェース・ツー
・フェース2ピックV織りのパターンの模式図、
【図2】図2は、上記織物に用いられる従来の滑車コー
ド装置を示す概念図、
【図3】図3は分図a及びbからなり、図3aは、本発
明による滑車コード装置の1つの実施例で、1組の相補
フックとの関連を示す模式図的側面図、図3bは、本発
明による別の実施例を第3図と同様に示す側面図、
【図4】図4は分図aからhよりなり、各図は、本発
明による滑車コード装置における、フックと制御可能の
グリッド多数の関係位置の数例を示し、これによりこれ
に繋がれた経糸の3つの可能な位置が得られる状況を示
す模式図、
【図5】図5は分図aからh図よりなり、各図は、図
に続くその他の例を図と同様に示す模式図で、
【図6】図は、パイル織りの1つのパターンを示す模
式図、
【図7】図7は分図a及びbよりなり、図は、フッ
ク選択が上に取られた場合、ジャカード織機がどの様に
作動し、図7の織物を織るかを示し、第1のピックと第
2のピックにおける各種選択の可能性を示す模式図、
【図8】図8は分図a及びbよりなり、図は、フッ
ク選択が下に取られた場合をず6と同様に示す模式図、
【図9】図9は分図a及びbよりなり、各図は、フッ
ク選択が上に取られた場合、ジャカード織機がどの様に
作動し、図1の織物を織るかを示し、第1のピックと第
2のピックにおける各種選択の可能性を示す模式図、
【図10】図10は分図a及びbよりなり、 各分図は
1組の相補フックに対する、本発明による滑車コード装
の2つの実施例を並べて示す側面図である。
【図11】図11は、本発明の第1の実施例による滑車
コード装置の配置を、3組の相互相補フックと共に示す
斜視図である。
【符号の説明】
11,12…フック、11′、12′…相補フック、1
3,15,18,21,22…滑車コード、14,17
滑車構成要素、14′,17′…上ローラー、 14″,17″…下ローラー、16,19…グリッド、
20…滑車コードの1端。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸にシェドを形成する、ジャカード織
    機用滑車コード装置即ち複滑車懸垂デバイスで、その
    構成要素がその1側において滑車コードによってフッ
    クに繋がれ、滑車コードの1端が1本以上の経糸に繋が
    れ、これにより、フックの選択可能性の結果として、上
    下に動かすことの出来る滑車コードの1つの懸架点の制
    御との組合わせにおいて、少なくとも全ての2つのピッ
    に対して、3つの位置を経糸のために選択することが
    出来る、ものにおいて、上記滑車コード装置が、パイル
    ポイント当り2個1組の互いに助け合う相補フック(1
    1)及び(12)と協動し、又、2つの滑車構成要素
    (14)及び(17)によって構成され、これらが、互
    いに上下に吊り下げられ、それぞれ、互いに上下に接続
    され、滑車コード(13)によって上記フックから各組
    の上記相補フックの下に吊り下げられる、2つの回転可
    能のローラー(14′)、(14″)及び(17′)、
    (17″)からなり、上記滑車コード(13)の端部
    が、それぞれ、フック(11)及び(12)のいずれか
    1方に固定され、その下向きに吊り下がる部分が上記
    構成要素(14)の上記の上ローラー(14′)に掛
    け渡され、この構成要素を吊り、一方、一方のフック
    (11)に固定されて1本の滑車コード(15)があ
    り、これが上記滑車構成要素(14)より下に垂れ下が
    り、滑車構成要素(17)の上側のローラー(17′)
    の下に掛け回され、この部品を吊り、反転して、滑車
    成要素(14)の下側のローラー(14″)の上に掛け
    渡され、その端部が再び垂れ下がり、これがジャカード
    織機の固定点に繋がれ、又一方、上記滑車構成要素(1
    7)の下ローラー(17″)の上に掛け渡されて1本の
    滑車コード(18)があり、その1端がジャカード織機
    の更に下の1つの固定点に繋がれ、又、他の一方の端
    が、ハーネスコードを介して、1本以上の経糸につなが
    れている、ことを特徴とする、ジャカード織機の滑車コ
    ード装置
  2. 【請求項2】 上記滑車コード(15)の、フック(1
    1)に繋がれていない方の端が、グリッド(16)に繋
    がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は
    (12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高
    さhだけ、上下に動くことが出来る、請求項1記載の
    車コード装置
  3. 【請求項3】 上記滑車コード(18)の、経糸に繋げ
    られない方の端が、1つのグリッド(19)に繋がれ、
    このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は(1
    2′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高さh
    だけ、上下に動くことが出来る、請求項1又は2記載の
    滑車コード装置
  4. 【請求項4】 ジャカード織機の経糸にシェドを形成す
    るための滑車コード装置即ち複滑車懸垂デバイスで、そ
    滑車構成要素がその1側において滑車コードによって
    フックに繋がれ、滑車コードの1端が1本以上の経糸に
    繋がれ、これにより、フックの選択可能性の結果とし
    て、上下に動かすことの出来る滑車コードの1つの懸架
    点の制御との組合わせにおいて、少なくとも全ての2つ
    のピックに対して、3つの位置を経糸のために選択する
    ことが出来る、ものにおいて、上記滑車コード装置が、
    パイルポイント当り2個1組の互いに助け合う相補フッ
    ク(11)及び(12)と協動し、又、2つの滑車構成
    要素(14)及び(17)によって構成され、これら
    が、互いに上下に吊り下げられ、それぞれ、互いに上下
    に接続され、滑車コード(21)及び(22)によって
    上記フックから各組の上記相補フックの下に吊り下げら
    れる、2つの回転可能のローラー(14′)、(1
    4″)及び(17′)、(17″)からなり、上記滑車
    構成要素(14)が、一方のフック(11)から、これ
    に固定されたコード(22)により、直接吊り下げら
    れ、滑車コード(21)の1端が他の一方のフック(1
    2)に固定され、一方、上記滑車コード(21)が滑車
    構成要素(14)より下に垂れ下がり、滑車構成要素
    (17)の上側のローラー(17′)の下に掛け回さ
    れ、これを吊り下げ、又、上方に反転して、滑車構成要
    素(14)の下側のローラー(14″)の上に掛け回さ
    れ、再び反転して、その端がジャカード織機のこれより
    下の1つの固定点に繋がれ、一方、滑車構成要素(1
    7)の下側のローラー(17″)の上に掛け回される1
    本の滑車コード(18)があり、その1端が、これより
    下のジャカード織機の1つの固定点に繋がれ、又、他の
    一方の端(20)が、ハーネスコードを介して、1本以
    上の経糸に繋がれる、ことを特徴とする、ジャカード織
    機の滑車コード装置
  5. 【請求項5】 上記滑車コード(21)の、フック(1
    2)に繋がれていない方の端が、グリッド(16)に繋
    がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は
    (12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高
    さhだけ、上下に動くことが出来る、請求項4記載の
    車コード装置
  6. 【請求項6】 上記滑車コード(18)の、経糸に繋げ
    られない方の端が、1つのグリッド(19)に繋がれ、
    このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は(1
    2′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高さh
    だけ、上下に動くことが出来る、請求項4又は5記載の
    滑車コード装置
  7. 【請求項7】 請求項1から3による滑車コード装置
    備えたジャカード織機。
  8. 【請求項8】 請求項4から6による滑車コード装置を
    備うたジャカード織機。
JP3156012A 1990-05-31 1991-05-31 ジャカード織機の滑車コード装置 Expired - Lifetime JPH0735619B2 (ja)

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