JPH04272249A - ジャカード織機の滑車コード装置 - Google Patents

ジャカード織機の滑車コード装置

Info

Publication number
JPH04272249A
JPH04272249A JP3156012A JP15601291A JPH04272249A JP H04272249 A JPH04272249 A JP H04272249A JP 3156012 A JP3156012 A JP 3156012A JP 15601291 A JP15601291 A JP 15601291A JP H04272249 A JPH04272249 A JP H04272249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tackle
cord
hook
component
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3156012A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735619B2 (ja
Inventor
Derudder Carlos
デリュッダー・カルロス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH04272249A publication Critical patent/JPH04272249A/ja
Publication of JPH0735619B2 publication Critical patent/JPH0735619B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/24Features common to jacquards of different types
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/12Multiple-shed jacquards, i.e. jacquards which move warp threads to several different heights, e.g. for weaving pile fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェース・ツー・フェ
ース織機にシェドを形成するための3つの可能性のある
位置の1つにパイル経糸を運び、経糸挿入を行うための
、ジャカード織機用デバイスに関する。本発明は、特に
、その1側がフックに繋がれ、他の1側が1本以上の経
糸に繋がれ、これに繋がれた経糸に3つの可能性のある
位置を与えることの出来るデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】公知のジャカード織機はフ
ックの2つの相互補助列を持つ少なくとも1つの装置を
持っており、この場合、第1の可能性において、それが
属する相互補助列によって決まる各フックが、反対方向
に上下動する2つのナイフの内の1つによって運ばれ、
又、これが1つの突起によって載る上下動するナイフと
共に移動することが出来、又は、第2の可能性において
、公知の選択機構により、ジャカード織機の設計によっ
て決まるそのトップ又はボトム位置に保持され、一方上
記ナイフが垂直上下動を行う。互いに相対して置かれ別
の相互補助列に属する2つのフックが1つの、いわゆる
、相互補助フック・セットを形成し、それぞれのナイフ
と共に互いに反対方向に動くその各々を、又はその一方
のフック、又はその両方のフックを、そのトップ位置又
はボトム位置に選択することが出来る。
【0003】フェース・ツー・フェース・パイル織物の
、ある織物を織るためには、パイル経糸を3つの位置に
置くことが出来なければならない。織物によっては、こ
の位置のための3つの可能性が、各ショットにおいて同
時に存在する必要は無く、第1のショットにおいて2つ
の位置に置くことが出来、第2のショットにおいて別の
2つの位置に置くことが出来れば十分で、これにより、
これら2つの経糸挿入の後、経糸の3つの必要位置が達
成されている。この様な織物の場合の必要とする選択の
可能性が第1図に参考に示されている。この図はダブル
・スプール織りのフェース・ツー・フェース・2ショッ
トV織りを模式図的に示したものである。パイル経糸の
3つの可能位置を上(T)、中(M)、下(B)によっ
て示す。
【0004】下織りの経糸がWBで示され、上織りの経
糸がWTで示されている。これはダブル・スプール織り
の織物なので、1ショット当り2本の経糸があり、その
1つが上織り(TW)に、他の1つが下織り(BW)に
ある。第1から第6番目のショットが一連番号1から6
によって図の下に示されている。
【0005】2つのベース織物が、バインダー経糸(7
,7 ′)及び(8,8 ′)と、テンション経糸(9
,10)を持つ。
【0006】更に、パイルを形成するパイル経糸が、互
いにある距離を持って保持される2つのベース織りの間
に織り込まれ、一方、デッド・パイル経糸が上織り及び
下織りに共に巻き付けられている。織成に必要と思われ
る色彩図に従って、パイルを形成する1本のパイル経糸
が、特定の緯糸挿入位置で上織り又は下織りに巻き付け
られ、その時まではデッドになっていたパイル経糸が特
定の緯糸挿入位置でパイルを形成し始める。
【0007】5本のパイル経糸が第1図にP1,P2,
P3,P4,及びP5で示されている。パイル経糸P1
,P2,P3は下織りに巻き付けるもので、パイル経糸
P4,P5は上織りに巻き付けるものである。パイル経
糸の3つの必要位置が次のごとくに図に示されている。
【0008】“下”の位置:パイル経糸が下織りの緯糸
WBの下に位置する。
【0009】“上”の位置:パイル経糸が上織りの緯糸
WTの上に位置する。
【0010】“中”の位置:パイル経糸がWBとWTと
の間に位置する。
【0011】パイル経糸P1,P2,P3は次の位置を
取ることが出来なければならない: 各奇数番ショット:“下”又は“中” 各偶数番ショット:“下”又は“上” 例えば、1から6のショットにおいて、次に示す位置が
パイル経糸P1によって連続的に取られる:即ち、下−
上−下−上−中−下 パイル経糸P4,P5は次の位置を取ることが出来なけ
ればならない: 各奇数番ショット:“下”又は“上” 各偶数番ショット:“下”又は“中” 例えば、1から6のショットにおいて、次に示す位置が
パイル経糸P5によって連続的に取られる:即ち、上−
中−上−中−下−上 各ショットに対して、パイル経糸の2つの可能位置の間
での選択が連続的に行われねばならない、一方、2つの
ショットに跨がる相互組合わせを介して、合計3つの可
能位置が各2ショットに与えられねばならない。本発明
が関係するデバイスとの組合わせにおける、フックの選
択を介して、各ショットに対して、位置“下”及び“中
”又は“下”及び“上”又は“上”及び“中”の選択が
出来なければならない。上述した例の場合、パイル経糸
のグループP4,P5に該当しない、パイル経糸のグル
ープP1,P2,P3,の必要とする選択の可能性が必
要で、これにより、上記デバイスは1つのジャカード織
機に対して2つの可能性を持っていなければならない。
【0012】この様な選択の可能性を達成するため、従
来のデバイスの実施例は、3つのタックル即ち複滑車構
成要素からなるタックル・サスペンション即ち複滑車懸
垂デバイスを利用しており、これが第2図に示されてい
る。各タックル構成要素1,2,3 が2つの回転可能
のローラー1 ′、1 ″;2 ′、2 ″;3 ′、
3 ″からなり、これら2つが、機械的シャフト連結に
より同一面上に互いに上下に接続されている。各経糸が
ハーネスコード(harness cord)によりタ
ックル・コード4 の下端4 ′に繋がれる。タックル
・コード4 が下タックル構成要素3 の下ローラー3
 ″の上に掛け渡され、下向きに反転し、他の一方の端
が固定又は可動の(制御可能)点即ちグリッド5 に繋
がれる。タックル構成要素3 の上ローラー3 ′が、
上から下がって来ている別のタックル・コード6 によ
って形成されたループに吊り下げられ、この別のコード
6 の両端が、同じ高さに吊り下げられているタックル
構成要素1 及び2 の2つの下ローラー1 ″及び2
 ″の上に掛け渡され、下向きに反転し、それぞれ固定
点に固定される。タックル構成要素1,2 の上ローラ
ー1 ′、2 ′が、下向きに垂れ下がるタックル・コ
ード7,8 によって形成されたループに掛けられ、各
タックル・コード7,8 の両端が2つ1組の相互補助
する相補フック(complementary hoo
ke )9,10;9′,10′の1つのフックに、高
い位置で、それぞれ固定される。
【0013】ジャカード織機がフック9,9 ′,10
,10をその上の位置に選択するように設けられている
と仮定し、この公知のデバイスの作動の仕方を説明する
【0014】いずれのフックも選択されていないと、フ
ックは互いに反対位相に上下動し、タックル構成要素1
 及び2 が同じ高さに吊り下げられる。これは、各タ
ックル構成要素がタックル・コード7,8 の下向きに
垂れ下がるループに掛けられており、互いに反対側の位
相に、このコードの一方の端が上昇し、他の一方の端が
下降するからである。タックル構成要素は全く上下動せ
ず(タックル・コード7,8 はローラー1 ′,2 
′の上を単に前後に動くだけである)、タックル・コー
ド4 の端4 ′は“下”の位置に止まっている。
【0015】フックの1つ、例えばフック9 がその上
の位置に選択されると、次のフック動作の段階でフック
10が上向きに距離hだけ移動し(=ナイフのリフト)
、タックル構成要素1 がその半分の距離h/2だけ上
げられる。タックル構成要素2 は前の状態にある。こ
れは、フック9 ′及び10′のいずれもが選択されて
おらず、タックル構成要素2 が同じ高さに吊り下げら
れたままでいるからである。タックル構成要素1 が高
さh/2だけリフトするので、各タックル構成要素3 
がその距離だけ上昇し、その結果、タックル・コード4
 の端4 ′が距離hだけ上昇する。従って、これに繋
がる経糸が“中”の位置に運ばれる。
【0016】次に例えばフック9 ,9 ′が選ばれた
とすると、次の動作位相にあるフック10,10′が距
離hだけ上昇し、その結果、タックル構成要素1 及び
2 が高さh/2だけ上に移動する。従って、タックル
構成要素3 が距離hのリフティングを行い、その結果
、タックル・コード4 の下の端4 ′が距離2hだけ
上向きに引っ張られる。従って、経糸が“上”の位置に
移動する。結果として、各ショットに対して、フック9
 ,9 ′又は10,10 ′の0、1又は2を選択す
ることによって、経糸を3つの可能な位置の内の1に置
くことが出来る。
【0017】この公知のデバイスの欠点は、これらの選
択の可能性を得るために、このデバイスと繋がった2組
の相補フック9 ,10及び9 ′,10 ′が必要な
点である。
【0018】本発明の目的は、1組の相補フックをもっ
て、これに繋げられた経糸に3つの可能な位置を与える
ことの出来るタックル・サスペンション即ち複滑車懸垂
デバイスを提供することで、相補フックの数を倍にする
必要が無く、従って安価で、経糸の位置のために必要な
全ての選択の可能性を保有する。
【0019】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明の主
題は、上部が1組の相補フックに、又下部が1本以上の
経糸に繋がれたジャカード織機用のタックル・サスペン
ションであって、これにより、フックの選択を介して、
2ショットのパターン繰返しに対して、各ショットでパ
イル経糸にシェド(shed)即ち開口を形成するため
に、これらの経糸を3つの可能な位置に置く可能性があ
る。
【0020】本発明によるタックル・サスペンションは
、1組の相補フックが下向きに垂れ下がるタックル・コ
ードによってによって繋がれ、このコードがループを形
成し、一方、上側のタックル構成要素の上ローラーが、
上記の形成されているループに吊り下げられることを特
徴とする。このフックの一方にその端が固定された第2
のタックル・コードがあり、これが上記上側のタックル
構成要素よりも下に垂れ下がり、その他の一方の端が第
2のタックル構成要素の上ローラーの回りに掛け回され
、反転して上昇し、上側のタックル構成要素の下ローラ
ーの上に掛け回され、再び反転して下向きに下がり、1
つの固定された又は制御可能のグリッドに繋がれる。
【0021】この下側のタックル構成要素の下ローラー
の上に第3のタックル・コードが掛け回され、このコー
ドの1端が1本以上の経糸にハーネスコード即ち通糸を
介して繋がれ、他の一方の端が、下側のタックル構成要
素の下ローラーよりも低い位置で1つの固定された又は
制御可能のグリッドに繋がれる。
【0022】本発明によるタックル・サスペンションの
別の実施例においては、上側のタックル構成要素の上ロ
ーラーが1つのフックから直接吊り下げられ、別のタッ
クル・コードが、その1端により、他の一方のフックに
繋がれ、このコードが、上側のタックル構成要素の下ロ
ーラーよりも低い所まで垂れ下がり、下側のタックル構
成要素の上ローラーに掛け回され、反転して上昇し、上
側のタックル構成要素の下ローラーの上に掛け回され、
更に反転して垂れ下がり、その、他の一方の端が固定さ
れた又は制御可能のグリッドに繋がれる。このグリッド
は上記下ローラーよりも低い位置にある。
【0023】下側のタックル構成要素が、その上ローラ
ーで、このタックル・コードによって形成されたループ
に掛けられる。この下側のタックル構成要素の下ローラ
ーの上に掛け回された1つのタックル・コードが、その
1端で、経糸に繋がれ、又、他の一方の端が固定された
又は制御可能のグリッドに繋がれる。
【0024】その他の特徴利点については次の2つの実
施例の説明において、図面を用いて明らかにする。本発
明はこれら2つの実施例に限定されるものではない。
【0025】
【実施例】本発明によるタックル・サスペンションは、
(第3図参照)第1の実施例において、タックル・コー
ド13の2つの端部が、それぞれ、1組の相補フックを
形成するフック11,12 の下側に固定され、上記タ
ックル・コード13が垂れ下がって1つのループを形成
する。タックル構成要素14がその上ローラー14′で
上記ループに掛けられる。第2のタックル・コード15
の1端が上記フックの一方11の下側に固定される。
【0026】このタックル・コード15が垂れ下がって
1つのループを形成し、他の一方の端部がタックル構成
要素14の下ローラー14″の上に掛け回されれ、固定
された又は制御可能のグリッド16に繋がれる。上記グ
リッドはタックル・ローラー14″よりも低い位置にあ
る。タックル構成要素17がその上ローラー17′で、
タックル・コード15によって形成された下向きに垂れ
下がるループよって吊り下げられる。タックル構成要素
17の下ローラー17″がタックル・コード18を支持
し、その1端20が1本以上のハーネスコードに接続さ
れ、これが代わって経糸に接続され、又他の一方の端部
が固定又は制御可能のグリッド19に接続される。この
グリッド19はタックル・ローラー17″よりも低い位
置に置かれる。グリッド16,19 は、共に、固定的
に設けることが出来、一方又は両方のグリッド16又は
19が制御可能で、この場合の上記グリッドの移動は垂
直に行われ、2つの相補ナイフの一方11′又は12′
と共に同じ距離h だけ移動出来る。
【0027】第4図は本発明によるタックル・サスペン
ションの第2の実施例を模式図的に示す。
【0028】この場合、上側のタックル構成要素14の
上ローラー14′が、1本の固定コードによって、一方
のフック11の下に直接吊り下げられる。他の一方の(
相補)フック12の下側にはタックル・コード21の端
部が繋がれ、これが下タックル・ローラー14″より下
に垂れ下がるループを作って吊り下げられ、これが再び
反転して上昇し、この下タックル・ローラー14″の上
に掛け回され、又、他の一方の端部が、水平高さで言っ
て下ローラー14″より低い位置にあるグリッド16に
固定され、この場合、このグリッドを固定的に又は一方
のナイフ11′又は12′と共に移動可能に配置するこ
とが出来る。
【0029】下タックル構成要素17がその上ローラー
17′で、タックル・コード21で形成されたループに
吊り下げられる。次に、タックル・コード18がこの下
タックル・ローラー17″の上に掛け回されれ、このタ
ックル・コードの1端20がその下の1本以上の経糸に
繋がれ、他の一方の端部がそれより下に位置するグリッ
ド19に繋がれ、上記グリッド19が固定又は、一方の
ナイフ11′又は12′と共に制御可能に配置される。
【0030】第5aから5p図は、経糸の3つの位置を
得ることが出来る各種の可能性を示す。
【0031】第5a図においては、フック11が高い位
置に選択され、グリッド16及び19は固定されると想
定する。フック12がナイフ12′によって持ち上げら
れると、タックル構成要素14が高さh/2だけ持ち上
げられる。 タックル・コード15の上端部が高さhだけ持ち上げら
れると、点15a も同じ高さ持ち上げられる。
【0032】タックル構成要素14が高さh/2上昇す
るので、タックル・コード15の点15b も又距離h
だけ上昇する。
【0033】2つの点15a 及び15b が高さhだ
け上昇するので、タックル構成要素17も又距離hだけ
移動する。 タックル・コード18の1端20が従って距離2hだけ
上昇する。従って、経糸が最初の“下”の位置から“上
”の位置に移動する。
【0034】第5b図は、いずれのフックも選択されて
おらず、フック12がその上の位置にあり、フック11
がその下の位置にある、場合を示す。タックル構成要素
14はその下の位置に吊り下げられたままでいる。これ
は、2つのフック11,12 の移動が互いに相殺され
るからである。
【0035】従って、タックル・コード15上の点15
b もまたその一番低い位置にある。タックル・コード
15の上端部がフック11と共にその一番低い位置にあ
り、その結果、点15a も又その一番低い位置にある
。従って、タックル構成要素17(及びタックル・コー
ド18の端部20)が一番低い位置に吊り下げられる。 これに繋がる経糸が“下”の位置に置かれる。
【0036】第5c図においては、フック12が選択さ
れており、一方ナイフ12′が下げられ、ナイフ11′
が上げられる。タックル・サスペンションの位置は第5
a図と同じである。
【0037】第5d図は、いずれのフックも選択されて
おらず、フック12が一番低い位置にあり、フック11
が上の位置にある場合を示している。タックル構成要素
14が最も低い位置にあり、点15b が従って一番低
い位置にある。フック11を上げることによって、点1
5a が距離hだけ上昇し、タックル構成要素17が、
これが更に距離h/2だけ上昇するように移動する。そ
の結果、タックル・コード18の端部20が距離hだけ
上昇する。この時、経糸は“中”の位置に移動している
【0038】さて、上グリッド16がナイフ11′と共
に高さhだけ上げられ、一方下グリッド19がそのまま
に固定されている場合における、既に検討したフックの
状態を注目する。
【0039】ナイフ11′が下の位置にあるので、第5
a及び5bに示した場合と何も変わっていない。
【0040】第5c及び5dに示した場合に対しては、
グリッド16の上昇によって得られる唯一の差は、点1
5b が距離hだけ下降し、その結果、タックル構成要
素17が距離h/2だけ下に吊り下げられることである
。グリッド16を高さhだけ上昇させる影響は、同じフ
ック選択でグリッド16を上げない場合と比較して、端
部20が距離hだけ下にある、と言うことである。
【0041】第5e及び5f図においては、経糸の位置
として“中”の位置と“下”の位置とが得られる。
【0042】第5g及び5h図においては、ナイフ11
′と共に、下グリッド19が高さhだけ上げられること
の影響が示されている。この場合、グリッド19の上昇
の無い同じフック選択に比し、端部20が距離hだけ下
にある。 従って得られる結果は、経糸の“中”の位置と“下”の
位置とである。
【0043】フック選択が無いと、2本の経糸装入の場
合、先ず第5b図の状態となり、次に第5d図の状態と
なる。経糸が、“下”の位置(フック12上昇)に続い
て“中”の位置(フック11上昇)となる。
【0044】経糸に関して一般的に言えることは、(上
の位置にフックを選択する場合)、フック選択無しに、
フック11を上昇させると“中”の位置が得られ、フッ
ク12を上げると“下”の位置が得られ、一方、グリッ
ド16及び19の各々を上昇させると距離hだけ下降す
る、と言うことである。1つのフックのフック選択が上
の位置の場合、“上”の位置が得られる。
【0045】フック選択が下の位置の場合も又、経糸の
3つの位置(下、中、上)がある。第5iから5l図に
おいて、各ケースにおいて、グリッド16及び19はい
ずれも固定されている。この固定位置は、上選択の場合
(第5aから5d図)よりも高さhだけ高い。
【0046】フック選択が行われていない場合は、フッ
ク11を上げると最も高い位置が得られる(第5l図)
。 これによって経糸が“上”の位置になる。一方、フック
12が上にあると、“中”の位置が得られる。
【0047】フック11のみを上げると、タックル・コ
ード18の端部20が距離2hだけ上昇する。フック1
2のみを上げると、距離hだけ上昇する。フックの一方
を下の位置に選択すると、経糸の一番低い位置(“下”
の位置)が得られる。次に他の一方のフックを下げると
、この2つが一番下にあり、タックル構成要素14がそ
の下の位置にあり、点15a 及び15b がその一番
低い位置にある。従って、タックル構成要素17がその
一番低い位置に行き、結果としてタックル・コードの端
部20が一番低い位置になる。
【0048】一方のグリッド16又は19を距離hだけ
上げる影響は、タックル・コードの端部20が距離hだ
け落ちると言うことである。逆に、一方のグリッド16
又は19を距離hだけ下げると、タックル・コード端部
20が距離hだけ上昇する(第5mから5p図)。ここ
でもグリッドは、その一方又は両方がナイフ11′又は
12′に沿って動くことが出来る。
【0049】本発明のデバイスの使用方法を説明するた
めに、1パイル織(第6図参照):2ショット・バウン
ドスルー、について説明する。
【0050】奇数番の各ショットに1本の経糸Wがある
。全ての偶数番の第2のショットに1本のパイルPがあ
る。パイル経糸が、各第2のショットのパイルPの上に
あることによって、形状形成パイル経糸として作用する
。この位置をトップTと呼ぶ。
【0051】下の位置Bが、経糸Wの下のパイル経糸に
よって取り上げられる。中の位置Mは経糸Wの上だが、
パイルPの下である。
【0052】パイル経糸P1、P2、P3が1ショット
ごとに次の位置に取り上げられる:即ち、各第1のショ
ットにおいて:P1“下”;P2、P3“中” 各第2のショットにおいて:P1“上”;P2、P3“
下” これらの条件を満たすことの出来るジャカード織機が、
ナイフ11′を持つ1つのナイフグリッドと、ナイフ1
2′を持つ1つのナイフグリッドとを持ち、これらが互
いに向き合って上下する。フック11,12 の選択は
上の位置と下の位置とで行われる。この選択が上の位置
で行われると、グリッド16がナイフグリッド11′と
共に移動し、グリッド19は固定されたままでいる。(
第7図)各第1のショットにおいて、経糸は“中”の位
置又は“下”の位置に移動しなければならない。本発明
によるデバイスの位置が第7a図に示されており、第1
のショットに対して2つの可能性を持っている。第1の
ショットにおいて、ナイフ11′が上で、ナイフ12′
が下である。
【0053】フック12の選択において、フック11,
12 が、その瞬間は、高さhだけ上げられた“上”の
位置にある。タックル構成要素14が距離h/2高く移
動し、その結果、タックル・コード15の点15b が
高さhだけ上昇する。グリッド16も又距離hだけ上昇
するので、点15b の上昇が相殺される。フック11
の上昇を介して、点15a が高さhだけ上げられる。 タックル構成要素17が高さh/2だけ上に引っ張られ
る。グリッド19が固定されているので、最終的に、タ
ックル・コード18の端部20が高さhだけ上昇し、経
糸が“中”の位置になる。
【0054】フック12が選択されていない場合は、フ
ック11が上の位置にあり、フック12が下の位置にあ
る。
【0055】点15a が高さhだけ上昇し、タックル
・コード15の点15b は上らない。グリッド16が
、ナイフ11′と共に、高さh上昇するので、その結果
点15b が高さhだけ下降する。
【0056】点15a が距離hだけ上昇し、一方、点
15b が距離hだけ下降し、その結果、タックル構成
要素17は上昇せず、その最も低い位置にある。グリッ
ド19は固定されており、従ってタックル・コード18
の端部20も又その一番低い位置に吊り下げられる。そ
の結果、経糸が“下”の位置に置かれる。
【0057】第1のショット前のフック12の選択又は
非選択を介して、経糸の“中”又は“下”の位置の選択
がある。
【0058】第2のショットにおいて、ナイフ12′は
最も高い位置にあり、一方ナイフ11′は最も低い位置
にある。フック11の選択において、フック11及び1
2は共に高さhの位置にあり、その結果、これらがタッ
クル構成要素14を、その最も低い位置より高い高さh
/2だけ引き上げる。点15a はリフトhを持ち、点
15b は高さhに上げられる。
【0059】タックル構成要素17が高さhだけ上げら
れ、その結果、タックル・コード18の端部が、固定グ
リッド19との組み合わせで、高さ2hだけ上昇する。 従って、経糸が“上”の位置に上昇する。
【0060】グリッド16は下の位置に残されている。 これは、これに接続するナイフ11′がしたの位置にあ
るからである。
【0061】フック11が選択されない場合、フック1
1は最も低い位置にあり、フック12は上の位置にある
【0062】タックル構成要素14がその最も低い位置
にある結果、点15b は上昇せず、その最も低い位置
にある。点15a も又その最も低い位置にあり(フッ
ク11が下がる)、その結果、タックル構成要素17も
又その最も低い位置にある。固定したグリッド19に繋
がっているタックル・コード18の端部20が、従って
、経糸が“下”の位置に移動する。
【0063】フック11の選択又は非選択によって、第
2のショットにおいて、経糸を“上”又は“下”のいず
れの位置に移動するかの選択がある。
【0064】第1及び第2のショットに対する、第7a
及び7b図に示す選択の可能性が、第6図の布を織るた
めの経糸の必要とする位置に完全に対応している、即ち
パイル経糸P1に対しては(“下”及び“上”の位置)
、又パイル経糸P2,P3に対しては(“中”及び“下
”の位置)である。
【0065】フック11及び12の選択が下の位置で行
われる場合は、2つのグリッド16,19 は固定され
る。本発明によるデバイスの必要とする位置が第8a及
び8b図に示されており、第6図の布を織る場合の、第
1のショットと第2のショットとが示されている。ナイ
フ12′がその上の位置に、ナイフ11′がその下の位
置にあるとき、  第1のショットが行われる。フック
11が選ばれていないときは、タックル構成要素14が
その最も低い位置の上にh/2のリフトを行う。これは
フック11及び12が下にある場合である。点15a 
はリフトを行わず、点15b が高さhのリフトを行う
【0066】従って、タックル構成要素17が高さh/
2だけ高いところに吊り下げられ、その結果、タックル
・コード18の端部20がその最も低い位置の上高さh
だけ上昇する。経糸が“中”の位置に行く。
【0067】第1のショットにおいて、経糸が必要とす
るその他の位置が、フック12をその一番低い位置に選
択することによって得られる。両方のフックが第1のシ
ョットに対して一番低い位置にあり、その結果、タック
ル構成要素14が、従って点15b がその一番低い位
置に行く。その結果、タックル構成要素17も又その一
番低い位置に吊り下げられる。従って、タックル・コー
ド18の端部20が一番低い位置にあり、経糸が一番低
い位置即ち“下”の位置に行く。
【0068】従って、第1のショットの場合、経糸の必
要な位置“中”及び“下”が、フック11をその下の位
置に選択するかしないかによ得られる。
【0069】第2のショットの場合必要とする位置“上
”及び“下”が、フック11をその下の位置に選択する
かしないかによって得られる。フック11が選択されな
いと、フック11が上にあり、フック12が第2のショ
ットのためにその一番低い位置にある。タックル構成要
素14がその最も低い位置から上に高さh/2だけ上げ
られ、これによって、点15b が高さhだけリフトさ
れる。点15a も又高さhだけ上げられ、その結果、
タックル構成要素17が高さhだけ上に吊り下げられる
。タックル・コード18の端部20が高さ2hだけ上げ
られ、経糸が“上”の位置に運ばれる。
【0070】フック11が選択された場合は、第2のシ
ョットのために、両方のフック11,12 がその下の
位置にある状態が得られる。本発明のデバイスのための
この状態は、先に詳細に説明した、フック12をその最
も低い位置に選択した場合に得られるものと同じである
。経糸の“下”の位置がこの様にして得られる。
【0071】本発明のデバイスの別の適用例が第1図に
示されており、これは、2ショットV織におけるダブル
・スプール織・フェース・ツー・フェース・パイル織物
を模式図的に示したものである。
【0072】各第1のショットに対して、この場合はパ
イル経糸の一部分(P1,P2,P3)に対して、選択
の可能性は“下”又は“中”の位置の間にあり、一方、
パイル経糸のその他の部分(P4,P5)に対する選択
の可能性は“下”と“上”の位置の間に無ければならな
い。
【0073】この織物の場合、各第2のショットに対し
ては、第1のグループのパイル経糸のための選択の可能
性が、“下”と“上”の位置の間に無ければならない、
一方、第2のグループのパイル経糸(P4,P5)に対
しては、その可能性が“上”と“下”の位置の間に無け
ればならない。
【0074】第1のショットに対して、本発明のデバイ
スの必要とする選択の可能性が第9a図に示されており
、第2のショットに対しては第9b図に示されている。
【0075】第1グループのパイル経糸に対しては、グ
リッド16が、ナイフ11′と共に移動可能であり、グ
リッド19は固定され、一方、第2のグループのパイル
経糸に対しては、グリッドは両方とも固定されている。
【0076】第1のグループのパイル経糸に対する配置
が図の左側に、又第2のグループに対するものがその右
側に描かれている。
【0077】第1のショットに対して、第1のグループ
のパイル経糸のための選択の可能性(即ち“下”と“中
”)がフック12をその上の位置に選択するかしないか
によって行われる。このために第7a図に関する説明を
参考にすることが出来る。
【0078】第2のグループのパイル経糸の場合は、タ
ックル・コード13がフック11に固定され、タックル
・コード15がフック12に固定される。正確に言うと
、これは今までのものと反対である。両方のグリッド1
6,19 は固定されている。この状態は第7b図と同
じだが、これを変換することによって第1のショットの
位置(“下”及び“上”)を得る。
【0079】第2グループのパイル経糸に対して、フッ
ク12を上の位置に選択するかしないかによって必要と
する選択の可能性を得る。但しグリッド16,19 は
固定しなければならない。
【0080】従って、ジャカード織機は2つの部分から
成っていなければならない、即ち、可動グリッド16を
持つ第1のグループのパイル経糸のための部分と、固定
グリッド16を持つ第2のグループのパイル経糸のため
の部分とで、1つのチェンジオーバー・タックル・サス
ペンションを持つ。
【0081】第2のショットに対しては、第1グループ
のパイル経糸のために“下”と“上”の位置の選択をし
なければならない。これに対応する本発明のデバイスの
位置が第7b図に相当する。
【0082】フック11を上の位置に選択するかしない
か、によって、“上”及び“下”の位置を得ることが出
来る。
【0083】第2のグループのパイル経糸に対しては、
第2のショットのための“上”及び“中”の位置の間の
選択が必要である。
【0084】“上”の位置が、第2ショットの場合にお
ける第1グループのパイル経糸の場合と同様にしてフッ
ク11を上の位置に選択することによって得られる。デ
バイスの位置は同じである、但し、両方のフック11,
12 が上にあり、又ナイフ11′が下にあるとすれば
、タックル・サスペンションの変更はその働きをしない
(可動グリッド16は固定グリッド16に等しい)と言
う仮定においてである。
【0085】“中”の位置が、第2のショットに対して
フック11を選択しないことによって得られる。タブ1
4がその一番低い位置にあり、従って点15b も同様
である。 点15a がフック12によって高さhだけ上げられる
。タブ17が距離h/2だけ上に吊り下げられ、その結
果、タックル・コード18の端部20がその一番低い位
置から高さhだけ上に吊り下げられ、経糸が“中”の位
置に置かれる。
【0086】本発明によるタックル・サスペンションの
実際的関係を説明するために、1つの実施例を第10図
で説明する。この図は、1組の相補フックで作用するデ
バイスの側面図である。第10図に示すタックル・サス
ペンションが、ジャカード織機の各組の相補フックに繋
がれる。第11図は、3組の相補フックと共に作動する
デバイスの該当部分の斜視図である。
【0087】各フック11,12 が、1側のエッジに
沿う1つの突起を持つ1つの細長いストリップから成っ
ている。フックの各列の下に、正確には上記フックの上
記突起の下に、ナイフ11′、12′があり、これらが
互いに反対位相に上下動を行い、その動作の間、これら
がそれらと共にフック11,12 を上下動させる。こ
のために、各フック11,12 の突起が、上記フック
11,12 が上下動の間その下にあるナイフ11′又
は12′の上側の面に載ることの出来る形状及び大きさ
を持っている。
【0088】各フック11,12 の下側に1つの開口
部が設けられ、これにタックル・コード13,15 が
固定される。
【0089】タックル・コード13の1端とタックル・
コード15の1端とが同じ列に属する全てのフック11
の下に固定される。タックル・コード13が垂れ下がっ
て、タックル構成要素の上側のタックル・ローラー14
′の下に掛け渡され、次に上方に戻り、タックル・コー
ド13の他の一方の端部がフック12の下部に接続され
る。この場合、相補フックは別の列に属する。
【0090】タックル・コード15がタックル・コード
13よりも更に下まで垂れ下がり、タックル構成要素1
7の上側のローラー17′の下に掛け渡され、反転して
、タックル構成要素14の下側のローラー14″上に掛
け回され、更に反転して下がり、その端部がグリッド1
6に接続される。グリッド16は固定又は可動すること
が出来、この場合は、ナイフ11′又は12′の動きに
追随する。
【0091】各タックル構成要素14,17 が、上下
のタックル・ローラー14′、17′及び14″、17
″を含み、これらが上下に配置されて、それぞれ平行な
シャフトの回りを回転する。これらの2本のシャフトが
、公知の形で、例えばタックル・ローラーの2つの側面
フランクに平行な2枚の側板で、互いに機械的に接続さ
れている。
【0092】両方のタックル構成要素14,17 の上
側のローラーが、下向きに垂れ下がるタックル・コード
13,15 によって形成されるループに掛け回され、
タックル・コード13,15 が上記タックル・ローラ
ー14,17 の上に向かう。
【0093】タックル構成要素17の下側のローラー1
7″の上側の面の上を、別のタックル・コード18が走
り、このコードの1端が下向きにグリッド19に繋がれ
、他の一方の端が垂れ下がって、経糸に繋がる1本以上
のハーネスコードに繋がれる。グリッド19を、グリッ
ド16と同様に、固定又は可動にセットアップし、ナイ
フ11′又はナイフ12′の動作に追随するようにする
。第11図には、タックル・コード15,18 に接続
されたグリッド16,19 の複数の板が示されている
【0094】本発明の特徴は、只1組の相補フック11
及び12が1つのパイルポイント当りに必要なのみで、
これによって、経糸の必要とする3つの異なった位置を
作ることが出来ることである。従来は、この可能性を与
えるために、1つのパイルポイント当り2組の相補フッ
クが必要であって、このためジャカード織機は場所を取
るものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1及び2図よりなり、第1図は、ダブ
ル・スプール織りフェース・ツー・フェース2ショット
V織りのパターンの模式図、第2図は、上記織物に用い
られる従来のタックル・サスペンションを示す概念図で
ある。
【図2】図2は第3及び4図よりなり、第3図は、本発
明によるタックル・サスペンションの1つの実施例で、
1組の相補フックとの関連を示す模式図的側面図、第4
図は、本発明による別の実施例を第3図と同様に示す側
面図である。
【図3】図3は第5a図から第5h図よりなり、各図は
、本発明によるタックル・サスペンションにおける、フ
ックと制御可能のグリッド多数の関係位置の数例を示し
、これによりこれに繋がれた経糸の3つの可能な位置が
得られる状況を示す模式図である。
【図4】図4は第5i図から第5p図よりなり、各図は
、図4に続くその他の例を図3と同様に示す模式図であ
る。
【図5】図5は第6図よりなり、第6図は、パイル織り
の1つのパターンを示す模式図である。
【図6】図6は第7a図と第7b図よりなり、各図は、
フック選択が上に取られた場合、ジャカード織機がどの
様に作動し、第6図の織物を織るかを示し、第1のショ
ットと第2のショットにおける各種選択の可能性を示す
模式図である。
【図7】図7は第8a図と第8b図よりなり、各図は、
フック選択が下に取られた場合をず6と同様に示す模式
図である。
【図8】図8は第9a図と第9b図よりなり、各図は、
フック選択が上に取られた場合、ジャカード織機がどの
様に作動し、第1図の織物を織るかを示し、第1のショ
ットと第2のショットにおける各種選択の可能性を示す
模式図である。
【図9】図9は第10図よりなり、第10図は、1組の
相補フックに対する、本発明によるタックル・サスペン
ションの2つの実施例を並べて示す側面図である。
【図10】図10は第11図よりなり、第11図は、本
発明の第1の実施例によるタックル・サスペンションの
配置を、3組の相互相補フックと共に示す斜視図である
【符号の説明】
11,12…フック、11′、12′…相補フック、1
3,15,18,21,22…タックル・コード、14
,17…タックル構成要素、14′,17′…上ローラ
ー、14″,17″…下ローラー、16,19…グリッ
ド、20…タックル・コードの1端。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ジャカード織機の経糸にシェドを形成
    するためのタックル・サスペンション即ち複滑車懸垂デ
    バイスで、そのタックル構成要素がその1側においてタ
    ックル・コードによってフックに繋がれ、タックル・コ
    ードの1端が1本以上の経糸に繋がれ、これにより、フ
    ックの選択可能性の結果として、上下に動かすことの出
    来るタックル・コードの1つの懸架点の制御との組合わ
    せにおいて、少なくとも全ての2つのショットに対して
    、3つの位置を経糸のために選択することが出来る、も
    のにおいて、上記タックル・サスペンションが、パイル
    ポイント当り2個1組の互いに助け合う相補フック(1
    1)及び(12)と協動し、又、2つのタックル構成要
    素(14)及び(17)によって構成され、これらが、
    互いに上下に吊り下げられ、それぞれ、互いに上下に接
    続され、タックル・コード(13)によって上記フック
    から各組の上記相補フックの下に吊り下げられる、2つ
    の回転可能のローラー(14′)、(14″)及び(1
    7′)、(17″)からなり、上記タックル・コード(
    13)の端部が、それぞれ、フック(11)及び(12
    )のいずれか1方に固定され、その下向きに吊り下がる
    部分が上記タックル構成要素(14)の上記の上ローラ
    ー(14′)に掛け渡され、この構成要素を吊り、一方
    、一方のフック(11)に固定されて1本のタックル・
    コード(15)があり、これが上記タックル構成要素(
    14)より下に垂れ下がり、タックル構成要素(17)
    の上側のローラー(17′)の下に掛け回され、この部
    品を吊り、反転して、タックル構成要素(14)の下側
    のローラー(14″)の上に掛け渡され、その端部が再
    び垂れ下がり、これがジャカード織機の固定点に繋がれ
    、又一方、上記タックル構成要素(17)の下ローラー
    (17″)の上に掛け渡されて1本のタックル・コード
    (18)があり、その1端がジャカード織機の更に下の
    1つの固定点に繋がれ、又、他の一方の端が、ハーネス
    コードを介して、1本以上の経糸につながれている、こ
    とを特徴とする、ジャカード織機のタックル・サスペン
    ション。
  2. 【請求項2】  上記タックル・コード(15)の、フ
    ック(11)に繋がれていない方の端が、グリッド(1
    6)に繋がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′
    )又は(12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と
    同じ高さ(h)だけ、上下に動くことが出来る、請求項
    1記載のタックル・サスペンション。
  3. 【請求項3】  上記タックル・コード(18)の、経
    糸に繋げられない方の端が、1つのグリッド(19)に
    繋がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は
    (12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高
    さ(h)だけ、上下に動くことが出来る、請求項1又は
    2記載のタックル・サスペンション。
  4. 【請求項4】  ジャカード織機の経糸にシェドを形成
    するためのタックル・サスペンション即ち複滑車懸垂デ
    バイスで、そのタックル構成要素がその1側においてタ
    ックル・コードによってフックに繋がれ、タックル・コ
    ードの1端が1本以上の経糸に繋がれ、これにより、フ
    ックの選択可能性の結果として、上下に動かすことの出
    来るタックル・コードの1つの懸架点の制御との組合わ
    せにおいて、少なくとも全ての2つのショットに対して
    、3つの位置を経糸のために選択することが出来る、も
    のにおいて、上記タックル・サスペンションが、パイル
    ポイント当り2個1組の互いに助け合う相補フック(1
    1)及び(12)と協動し、又、2つのタックル構成要
    素(14)及び(17)によって構成され、これらが、
    互いに上下に吊り下げられ、それぞれ、互いに上下に接
    続され、タックル・コード(21)及び(22)によっ
    て上記フックから各組の上記相補フックの下に吊り下げ
    られる、2つの回転可能のローラー(14′)、(14
    ″)及び(17′)、(17″)からなり、上記タック
    ル構成要素(14)が、一方のフック(11)から、こ
    れに固定されたコード(22)により、直接吊り下げら
    れ、タックル・コード(21)の1端が他の一方のフッ
    ク(12)に固定され、一方、上記タックル・コード(
    21)がタックル構成要素(14)より下に垂れ下がり
    、タックル構成要素(17)の上側のローラー(17′
    )の下に掛け回され、これを吊り下げ、又、上方に反転
    して、タックル構成要素(14)の下側のローラー(1
    4″)の上に掛け回され、再び反転して、その端がジャ
    カード織機のこれより下の1つの固定点に繋がれ、一方
    、タックル構成要素(17)の下側のローラー(17″
    )の上に掛け回される1本のタックル・コード(18)
    があり、その1端が、これより下のジャカード織機の1
    つの固定点に繋がれ、又、他の一方の端(20)が、ハ
    ーネスコードを介して、1本以上の経糸に繋がれる、こ
    とを特徴とする、ジャカード織機のタックル・サスペン
    ション。
  5. 【請求項5】  上記タックル・コード(21)の、フ
    ック(12)に繋がれていない方の端が、グリッド(1
    6)に繋がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′
    )又は(12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と
    同じ高さ(h)だけ、上下に動くことが出来る、請求項
    4記載のタックル・サスペンション。
  6. 【請求項6】  上記タックル・コード(18)の、経
    糸に繋げられない方の端が、1つのグリッド(19)に
    繋がれ、このグリッドが、1つのナイフ(11′)又は
    (12′)と対応して、上記ナイフのリフト量と同じ高
    さ(h)だけ、上下に動くことが出来る、請求項4又は
    5記載のタックル・サスペンション。
  7. 【請求項7】  請求項1から3によるタックル・サス
    ペンションを備えたジャカード織機。
  8. 【請求項8】  請求項4から6によるタックル・サス
    ペンションを備えたジャカード織機。
JP3156012A 1990-05-31 1991-05-31 ジャカード織機の滑車コード装置 Expired - Lifetime JPH0735619B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE9000559 1990-05-31
BE9000559A BE1004347A3 (nl) 1990-05-31 1990-05-31 Takelophanging voor een jacquardmachine en jacquardmachine voorzien van een dergelijke takelophanging.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04272249A true JPH04272249A (ja) 1992-09-29
JPH0735619B2 JPH0735619B2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=3884810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3156012A Expired - Lifetime JPH0735619B2 (ja) 1990-05-31 1991-05-31 ジャカード織機の滑車コード装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5139052A (ja)
EP (1) EP0459582B1 (ja)
JP (1) JPH0735619B2 (ja)
KR (1) KR910020227A (ja)
BE (1) BE1004347A3 (ja)
DE (1) DE59106399D1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1005823A3 (nl) * 1992-05-19 1994-02-08 Wiele Michel Van De Nv Takelinrichting voor jacquardmachine.
DE4304227A1 (de) * 1993-02-12 1994-08-18 Chemnitzer Webmasch Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Doppelteppichgewebes
BE1008209A4 (nl) * 1993-04-23 1996-02-13 Wiele Michel Van De Nv Jacquardmachine.
FR2715666B1 (fr) * 1994-01-28 1996-05-03 Staubli Verdol Mécanique d'armure propre à engendrer quatre positions des fils de chaîne d'un métier à tisser.
BE1008131A4 (nl) * 1994-03-11 1996-01-23 Wiele Michel Van De Nv Takelinrichting.
BE1008974A5 (nl) * 1994-12-20 1996-10-01 Wiele Michel Van De Nv Takelinrichting voor een jacquardmachine.
BE1008975A5 (nl) * 1994-12-20 1996-10-01 Wiele Michel Van De Nv Jacquardmachine met takelinrichting.
BE1009137A4 (nl) * 1995-02-20 1996-12-03 Wiele Michel Nv Van De Driestanden niet-open-gaap jacquardmachine.
BE1009383A3 (nl) * 1995-05-10 1997-03-04 Michel Van De Wiele N V Vierstanden-jacquardmachine.
BE1010329A5 (nl) * 1996-06-06 1998-06-02 Wiele Michel Van De Nv Inrichting voor het weven van lussenpoolweefsels.
FR2754277B1 (fr) * 1996-10-04 1998-12-18 Staubli Lyon Mecanique d'armure a trois positions et metier a tisser de type jacquard equipe d'une telle mecanique
EP0940489A1 (en) * 1998-02-06 1999-09-08 Kornblit Amnon Tackle device for Jacquard machines
BE1011943A3 (nl) * 1998-05-28 2000-03-07 Wiele Michel Van De Nv Werkwijze en weefmachine voor het weven van een poolweefsel.
BE1015098A5 (nl) * 2002-09-09 2004-10-05 Wiele Michel Van De Nv Gaapvormingsinrichting voor een weefmachine.
BE1016295A3 (nl) 2004-11-04 2006-07-04 Wiele Michel Van De Nv Werkwijze en inrichting voor het weven van weefsels voorzien van zones met vlottende pool over meerdere inslagdraden.
US20070048491A1 (en) * 2005-08-23 2007-03-01 Couristan Inc. Water resistant carpet and method of manufacture the same
EP3165643B1 (en) * 2015-11-04 2018-04-18 NV Michel van de Wiele Jacquard machine, face-to-face weaving machine comprising at least one jacquard machine, and method of setting up a jacquard machine

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE548296A (ja) *
BE529019A (ja) *
GB883257A (en) * 1958-05-05 1961-11-29 Lehembre & Cie A Improvements in jacquard mechanism for weaving looms
FR1513410A (fr) * 1966-12-09 1968-02-16 Mecaniques Verdol Soc D Perfectionnements aux mécaniques d'armure à trois positions
DE2939714C2 (de) * 1979-09-29 1981-06-04 Maschinenfabrik Carl Zangs Ag, 4150 Krefeld Doppelrollenelement für Jacquardmaschinen
DE3233547A1 (de) * 1982-09-10 1984-03-15 Fa. Oskar Schleicher, 4050 Mönchengladbach Fachbildevorrichtung fuer textilmaschinen, insbesondere webmaschinen
FR2647473B1 (fr) * 1989-05-24 1991-07-26 Staubli Verdol Perfectionnements aux mecaniques d'armure a trois positions

Also Published As

Publication number Publication date
DE59106399D1 (de) 1995-10-12
US5139052A (en) 1992-08-18
JPH0735619B2 (ja) 1995-04-19
EP0459582B1 (de) 1995-09-06
EP0459582A1 (de) 1991-12-04
BE1004347A3 (nl) 1992-11-03
KR910020227A (ko) 1991-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04272249A (ja) ジャカード織機の滑車コード装置
US4858654A (en) Pulley-block drive open shed jacquard machine
US5522435A (en) Machine for weaving face to face fabrics
JPS61124648A (ja) ジヤガ−ド二重立毛織物とその製造法及び製造装置
US5353846A (en) Lifter mechanism for jacquard machine
US7337809B2 (en) Method and device for weaving fabrics provided with zones with floating pile across several weft yarns
US5678612A (en) Jacquard machine with plural lifter devices
BE1011943A3 (nl) Werkwijze en weefmachine voor het weven van een poolweefsel.
JP3426120B2 (ja) 織成機構及びそのような織成機構を備えたジャカード式織機
KR100907882B1 (ko) 직물의 제직장치 및 그 방법
CN108138390A (zh) 提花机、包括至少一个提花机的面对面织机、以及设置提花机的方法
US5193589A (en) Double lift open shed jacquard machine for pile fabric
US2555159A (en) Method of and apparatus for weaving relief designs in pile surfaces of textile fabrics
EP0884410B1 (en) Four-Position open-shed jacquard machine.
CA1078707A (en) Method of laying and preparing the warp for weaving on a loom
US2232312A (en) Toy loom
EP0727515B1 (en) Three-position non-open-shed jacquard
US6581646B2 (en) Three-position-jacquard machine
US2023016A (en) Jacquard loom and carpet fabric produced thereby
US2859778A (en) Carpet loom attachment
US1672773A (en) Attachment for dobby looms
EP0940489A1 (en) Tackle device for Jacquard machines
JPH02104735A (ja) 電子ジャカード機
US2179328A (en) Single cylinder stationary griff jacquard
US2045162A (en) Jacquard machine