JPH0735188U - バックミラー装置の起倒制御装置 - Google Patents

バックミラー装置の起倒制御装置

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JPH0735188U
JPH0735188U JP6632893U JP6632893U JPH0735188U JP H0735188 U JPH0735188 U JP H0735188U JP 6632893 U JP6632893 U JP 6632893U JP 6632893 U JP6632893 U JP 6632893U JP H0735188 U JPH0735188 U JP H0735188U
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稔 菅田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックミラーをそれぞれ組み付けた左右一対
のケーシングの一方のみを倒し、他方のケーシングに組
み付けたミラーで後方を確認しながら車両を左又は右の
壁などに近接させることができるようにする。 【構成】 起倒スイッチ21aに加えてバックミラーを
組み付けた左右一対のケーシングのいずれか一方又は両
方を選択する選択スイッチ22a,23aを設け、選択
スイッチ22a,23aにより選択されたケーシング内
の電動アクチュエータM1,M4を起倒スイッチ21a
のオンに応答して作動させ、いずれか一方又は両方のケ
ーシングを選択的に起こしたり倒したりする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バックミラー装置のケーシングを起倒操作子の操作に応答して起こ したり倒したりするバックミラー装置の起倒制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、車室内に設けた起倒操作子が操作されると、車両の左 右両側に設けた一対のケーシング内の電動アクチュエータをそれぞれ作動させて 、両ケーシングを同時に起こしたり倒したりするようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置にあっては、左右一対のケーシングのいずれか一方の みを起こしたり倒したりすることができない。そのため、車庫入れなどの際に、 左側又は右側の一方のケーシングのみを倒して車両を左又は右の壁などに近接さ せようとする場合には、後方確認を充分に行うことができないという問題があっ た。
【0004】
【考案の目的及びその特徴】
本考案の目的は、左右一対のケーシングの一方のみを倒し、他方のケーシング に組み付けたミラーで後方を確認しながら車両を左又は右の壁などに近接させる ことができるバックミラー装置の起倒制御装置を提供することにある。
【0005】 この目的を達成するために、本考案の特徴は、起倒操作子に加えて左右一対の ケーシングのいずれか一方又は両方を選択する選択操作子を設け、同選択操作子 により選択されたケーシング内の電動アクチュエータを起倒操作子の操作に応答 して作動させ、いずれか一方又は両方のケーシングを選択的に起こしたり倒した りするようにしたことにある。
【0006】 また、本考案の他の特徴は、前記特徴に加えて、選択操作子により両方のケー シングが選択されかつ一方のケーシングが倒された状態にあるとともに他方のケ ーシングが起こされた状態にあるとき、起倒操作子の操作に応答して前記倒され た状態にある一方のケーシング内の電動アクチュエータを作動させて、同一方の ケーシングを起こすようにしたことにある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明すると、図1は電動式のバックミラー装置を搭載 した車両の一部を概略的に示している。
【0008】 バックミラー装置は、車両の左右後方を確認するためのミラー11a,11b を車両後方を向けて組み付けた左右一対のケーシング10a,10bと、車室内 のフロントパネルに設けたミラー制御パネル20とを備えている。ケーシング1 0a,10bは、車両のフロントドア12a,12bの前端に固定したベース1 3a,13bに、それらの各内側端にて垂直軸回りに回動可能に組み付けられて いて、ケーシング10a,10bに内蔵された電動アクチュエータとしての電動 モータM1,M4(図3参照)の正転及び逆転により左右に回動されて起倒され るようになっている。ミラー11a,11bはケーシング10a,10bに左右 及び上下にそれぞれ回動可能に組み付けられており、ミラー11aはケーシング 10aに内蔵された電動アクチュエータとしての電動モータM2,M3(図3参 照)の正転及び逆転により左右及び上下にそれぞれ回動されて角度調整され、ミ ラー11bはケーシング10bに内蔵された電動アクチュエータとしての電動モ ータM5,M6(図3参照)の正転及び逆転により左右及び上下に回動されて角 度調整されるようになっている。なお、ケーシング10a,10bを車体前部の 左右両側に設けるようにしてもよい。
【0009】 ミラー制御パネル20には、図2に示すように、起倒操作子21、第1左選択 操作子22、第1右選択操作子23、第2選択操作子24及び角度調整操作子2 5〜28が設けられている。起倒操作子21はケーシング10a,10bの起倒 を指示するためのもので、自動復帰するプッシュ式の操作子で構成されている。 第1左選択操作子22及び第1右選択操作子23は起倒されるケーシング10a ,10bを選択するためのもので、ラッチ機構付きのプッシュオン−プッシュオ フ式の操作子で構成されている。第2選択操作子24は上下又は左右に回動され るミラー11a,11bを選択するもので、左右のミラー11a,11bにそれ ぞれ対応した左右位置及び非選択状態を示す中央位置に切り換えられる3位置切 り換え式の操作子で構成されている。角度調整操作子25〜28はミラー11a ,11bを上下及び左右にそれぞれ回動させるためのもので、それぞれ自動復帰 するプッシュ式の操作子で構成されている。
【0010】 次に、電動モータM1〜M6を制御するための電気制御装置について説明する 。この電気制御装置は、図3に示すように、前記各操作子21〜28にそれぞれ 対応したスイッチ21a〜28aを備えているとともに、復帰スイッチ31,3 3及び格納スイッチ32,34を備えている。復帰スイッチ31,33は左右両 側のケーシング10a,10bにそれぞれ内蔵されており、ケーシング10a, 10bが起こされた状態(復帰状態)にあるときオンし、それ以外のときオフす る検出用スイッチである。格納スイッチ31,33は左右両側のケーシング10 a,10bにそれぞれ内蔵されており、ケーシング10a,10bが倒された状 態(格納状態)にあるときオンし、それ以外のときオフする検出用スイッチであ る。これらの各スイッチ21a〜28a,31〜34はマイクロコンピュータ3 5に接続されている。マイクロコンピュータ35は同コンピュータ35内に記憶 され図4〜7のフローチャートに対応したプログラムの実行により、駆動回路3 6a〜36fを介して電動モータM1〜M6の回転を制御する。
【0011】 次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。マイクロコンピュータ 35は電源回路(図示しない)からの電力の供給により図4のステップ100に てプログラムの実行を開始し、ステップ102〜116からなる処理を繰り返し 実行する。この循環処理中、起倒操作子21及び角度調整操作子25〜28のい ずれも操作されなければ、それらに対応した起倒スイッチ21及び角度調整スイ ッチ25〜28がオフ状態に維持されるので、ステップ102,114にてそれ ぞれ「NO」と判定されてステップ102,114の判定処理のみが繰り返し実 行される。一方、前記循環処理中、起倒操作子21がプッシュ操作されると、起 倒スイッチ21aがオンするので、ステップ102にて「YES」と判定してプ ログラムをステップ104,106に進める。ステップ104,106において は、第1左選択スイッチ22a及び第1右選択スイッチ23aのオンオフ状態が それぞれ判定される。
【0012】 第1左選択操作子22のオン操作により第1左選択スイッチ22aがオン状態 にあり、かつ第1右選択操作子23のオフ操作により第1右選択スイッチ23a がオフ状態にあれば、ステップ104にて「YES」と判定してステップ108 の「左起倒制御ルーチン」を実行する。この「左起倒制御ルーチン」は図5のフ ローチャートに詳細に示されており、ステップ200にてその実行を開始し、ス テップ202にて復帰スイッチ31がオン状態にあるか否かを判定する。左側の ケーシング10aが起きた状態にあって復帰スイッチ31がオン状態にあれば、 ステップ202にて「YES」と判定してプログラムをステップ204〜208 に進める。ステップ204〜208においては、駆動回路36aを介して電動モ ータM1を制御し、格納スイッチ32がオンするまで電動モータM1を正転させ 続けて、左側のケーシング10aを倒して格納する。また、左側のケーシング1 0aが倒れた状態にあって復帰スイッチ31がオフ状態(格納スイッチ32がオ ン状態)にあれば、ステップ202にて「NO」と判定してプログラムをステッ プ210〜214に進める。ステップ210〜214においては、駆動回路36 aを介して電動モータM1を制御し、復帰スイッチ31がオンするまで電動モー タM1を逆転させ続けて、左側のケーシング10aを起こして復帰させる。そし て、ステップ208,214の処理後、ステップ216にて「左起倒制御ルーチ ン」の実行を終了する。
【0013】 一方、第1右選択操作子23のオン操作により第1右選択スイッチ23aがオ ン状態にあり、かつ第1左選択操作子22のオフ操作により第1左選択スイッチ 22aがオフ状態にあれば、ステップ106にて「YES」と判定してステップ 110の「右起倒制御ルーチン」を実行する。この「右起倒制御ルーチン」は図 6のフローチャートに詳細に示されており、ステップ300にてその実行を開始 し、ステップ302にて復帰スイッチ33がオン状態にあるか否かを判定する。 右側のケーシング10bが起きた状態にあって復帰スイッチ33がオン状態にあ れば、ステップ302にて「YES」と判定してプログラムをステップ304〜 308に進める。ステップ304〜308においては、駆動回路36dを介して 電動モータM4を制御し、格納スイッチ34がオンするまで電動モータM4を正 転させ続けて、右側のケーシング10bを倒して格納する。また、右側のケーシ ング10bが倒れた状態にあって復帰スイッチ33がオフ状態(格納スイッチ3 4がオン状態)にあれば、ステップ302にて「NO」と判定してプログラムを ステップ310〜314に進める。ステップ310〜314においては、駆動回 路36dを介して電動モータM4を制御し、復帰スイッチ33がオンするまで電 動モータM4を逆転させ続けて、右ケーシング10bを起こして復帰させる。そ して、ステップ308,314の処理後、ステップ316にて「右起倒制御ルー チン」の実行を終了する。
【0014】 また、第1の左右両選択操作子22,23のオフ操作により第1の左右両選択 スイッチ22a,23aが共にオフ状態にあり、または前記両選択操作子22, 23のオン操作により前記両選択スイッチ22a,23aが共にオン状態にあれ ば、ステップ104,106にて共に「NO」と判定してステップ112の「両 起倒制御ルーチン」を実行する。この「両起倒制御ルーチン」は図7のフローチ ャートに詳細に示されており、ステップ400にてその実行を開始し、ステップ 402にて両復帰スイッチ31,33が共にオン状態にあるか否かを判定すると ともに、ステップ404にて両格納スイッチ32,34が共にオン状態にあるか 否かを判定する。
【0015】 左右両側のケーシング10a,10bが共に起こされた状態にあって両復帰ス イッチ31,33が共にオン状態にあれば、ステップ402にて「YES」と判 定してプログラムをステップ406〜416に進める。ステップ406〜416 においては、駆動回路36a,36dを介して両電動モータM1,M4をそれぞ れ制御し、両格納スイッチ32,34が共にオンするまで両電動モータM1,M 4を共に正転させ続けて、両ケーシング10a,10bを共に倒して格納する。 また、左右両側のケーシング10a,10bが共に倒れた状態にあって両格納ス イッチ32,34がオン状態にあれば、ステップ404にて「YES」と判定し てプログラムをステップ418〜428に進める。ステップ418〜428にお いては、駆動回路36a,36dを介して両電動モータM1,M4をそれぞれ制 御し、両復帰スイッチ31,33がオンするまで両電動モータM1,M4を逆転 させ続けて、両ケーシング10a,10bを起こして復帰させる。
【0016】 また、左右両側のケーシング10a,10bのうちの一方が起こされた状態に ありかつ他方が倒された状態あって、両復帰スイッチ31,33のいずれか一方 又は両格納スイッチ32,34のいずれか一方がオフ状態にあれば、ステップ4 02,404にて共に「NO」と判定してプログラムをステップ430以降に進 める。ステップ430においては、左右両側のケーシング10a,10bのどち らが倒されているかを判定するために、左側のケーシング10aの格納スイッチ 32がオン状態にあるか否かを判定する。この場合、左側のケーシング10aが 倒された状態にあって格納スイッチ32がオン状態にあれば、ステップ430に て「YES」と判定してプログラムをステップ432〜436に進める。ステッ プ432〜436においては、駆動回路36aを介して電動モータM1を制御し 、復帰スイッチ31がオンするまで電動モータM1を逆転させ続けて、左側のケ ーシング10aを起こして復帰させる。左側のケーシング10aは起こされた状 態にありかつ右側のケーシング10bが倒された状態にあって格納スイッチ32 はオフ状態にあれば、ステップ430にて「NO」と判定してプログラムをステ ップ438〜442に進める。ステップ438〜442においては、駆動回路3 6dを介して電動モータM4を制御し、復帰スイッチ33がオンするまで電動モ ータM4を逆転させ続けて、右側のケーシング10bを起こして復帰させる。そ して、ステップ416,428,436,442の処理後、ステップ444にて 「両起倒制御ルーチン」の実行を終了する。
【0017】 角度調整操作子25〜28のいずれかが操作されると、操作された操作子に対 応した角度調整スイッチ25a〜28aがオンするので、図4のステップ114 にて「YES」と判定してプログラムをステップ116に進める。ステップ11 6においては、第2選択操作子24の切り換え位置が左位置にあって第2選択ス イッチ24aの可動接点が図示上位置にあるとき、角度調整操作子25〜28の 各オン操作に応じて駆動回路36b,36cを介して電動モータM2,M3を制 御して、同操作子25〜28に対応した角度調整スイッチ25a〜28aのオン 期間中、電動モータM2,M3を正転又は逆転状態にそれぞれ保つ。これにより 、左側のミラー11aの上下及び左右方向の角度が角度調整操作子25〜28の 操作に応じて調整される。また、第2選択操作子24の切り換え位置が右位置に あって第2選択スイッチ24aの可動接点が図示下位置にあるとき、前記と同様 に、右側のミラー11bの上下及び左右方向の角度が角度調整操作子25〜28 の操作に応じて調整される。さらに、第2選択操作子24の切り換え位置が中央 位置にあって第2選択スイッチ24aの可動接点が図示中央位置にあるとき、角 度調整操作子25〜28を操作しても左右の両ミラー11a,11bの角度が調 整されることはない。
【0018】 上記作動説明のように、第1の左右選択操作子22,23により左側のケーシ ング10aが選択された状態で、起倒操作子21が操作されると、同ケーシング 10aが起こされた状態にあれば図5のステップ202〜208(第1起倒制御 手段)の処理によって同ケーシング10aは倒されて格納され、また同ケーシン グ10aが倒された状態にあれば図5のステップ202,210〜214(第2 起倒制御手段)の処理によって同ケーシング10aは起こされて復帰する。第1 の左右選択操作子22,23により右側のケーシング10bが選択されている状 態で、起倒操作子21が操作されると、同ケーシング10bが起こされた状態に あれば図6のステップ302〜308(第3起倒制御手段)の処理によって同ケ ーシング10bは倒されて格納され、また同ケーシング10bが倒された状態に あれば図6のステップ302,310〜314(第4起倒制御手段)の処理によ って同ケーシング10bは起こされて復帰する。第1の左右選択操作子22,2 3により左右両側のケーシング10a,10bが選択されている状態で、起倒操 作子21が操作されると、両ケーシング10a,10bが起こされた状態にあれ ば図7のステップ402,406〜416(第5起倒制御手段)の処理によって 両ケーシング10a,10bは倒されて格納され、また両ケーシング10a,1 0bが倒された状態にあれば図7のステップ404,418〜428(第6起倒 制御手段)の処理によって両ケーシング10a,10bは起こされて復帰する。 また、前記のように左右両側のケーシング10a,10bが選択されている状態 で起倒操作子21が操作された場合、両ケーシング10a,10bの一方のみが 倒された状態にあれば、図7のステップ402,404,430〜442(第7 起倒制御手段)の処理によって倒されているケーシングのみが起こされて復帰す る。
【0019】 その結果、上記実施例によれば、第1〜第7起倒制御手段(起倒制御手段)に より、左右の両ケーシング10a,10bを同時に起こしたり倒したりできると ともに、両ケーシング10a,10bのいずれか一方のみを起こしたり倒したり することができ、両ケーシング10a,10bを同時に起こしたり倒したりする 便利さを享受したまま、車庫入れなどの際に後方の確認を充分行いながら車両を 左又は右の壁などに近接させることができる。また、両ケーシング10a,10 bのいずれか一方のみが倒された状態にて、両ケーシング10a,10bが同時 に倒されたり起こされたりすることが指示された場合には、第7起倒制御手段に より、倒されていた側のケーシングが起こされるので、起倒操作子21が誤って 操作されても、両ケーシング10a,10bは標準状態である起こされた状態に 復帰し、後方の安全確認に支障を来すことがなくなる。
【0020】 次に、上記実施例の変形例について説明すると、図8は同変形例に係るミラー 制御パネル20を示しているとともに、図9は同変形例に係る電気制御装置を示 している。この変形例に係るミラー制御パネル20においては、上記実施例の第 1の左右選択操作子22,23が省略され、同選択操作子22,23の機能も兼 ね備えた上記実施例の第2選択操作子24と同じ選択操作子24が設けられてい る点のみが上記実施例と相違する。電気制御装置においては、上記実施例の第1 の左右選択スイッチ22a,23aが省略されている点、及びマイクロコンピュ ータ35が図4のプログラムに代えて図10のプログラムを実行する点のみで相 違する。
【0021】 このように構成した変形例の動作を説明すると、同変形例においても、マイク ロコンピュータ35は電力の供給により図10のステップ500にてプログラム の実行を開始して、ステップ502〜514からなる循環処理を繰り返す。この 循環処理においても、起倒操作子21が操作されて起倒スイッチ21aがオン状 態になると、ステップ502にて「YES」と判定してプログラムをステップ5 04に進める。ステップ504においては、選択操作子24の切り換え状態に対 応した選択スイッチ24aの可動接点の位置が判定される。選択操作子24が左 位置に切り換えられていて選択スイッチ24aの可動接点が図示上位置にあれば 、ステップ506の「左起倒制御ルーチン」が実行される。選択操作子24が右 位置に切り換えられていて選択スイッチ24aの可動接点が図示下位置にあれば 、ステップ508の「右起倒制御ルーチン」が実行される。選択操作子24が中 央位置に切り換えられていて選択スイッチ24aの可動接点が図示中央位置にあ れば、ステップ510の「両起倒制御ルーチン」が実行される。これらの各ルー チンは上記実施例の場合と同じ処理であり、これらの処理により、左右両側のケ ーシング10a,10bは上記実施例の場合と同様に選択的に起こされたり倒さ れたりする。なお、残りのステップ512,514の処理は上記実施例の図4の ステップ114,116の処理と同じである。
【0022】 これにより、この変形例によれば、上記実施例と同様な作用効果が期待される ことに加えて、起倒されるケーシング10a,10bを選択するための選択操作 子を角度調整されるミラー11a,11bを選択するための選択操作子で兼用す ることができ、ミラー制御パネル20の構成を簡単にできる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、左右の両ケーシングのいずれか一方のみを起 こしたり倒したりすることができ、車庫入れなどの際に後方の確認を充分行いな がら車両を左又は右の壁などに近接させることができる。また、両ケーシングの いずれか一方のみが倒された状態にて、両ケーシングが同時に倒されたり起こさ れたりすることが指示された場合には、倒されていた側のケーシングが起こされ るので、起倒操作子が誤って操作されても、両ケーシングは標準状態である起こ された状態に復帰し、後方の安全確認に支障を来すことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るバックミラー装置を搭載した車
両の一部を示す概略図である。
【図2】 図1のミラー制御パネルの拡大平面図であ
る。
【図3】 前記バックミラー装置の電気制御装置のブロ
ック図である。
【図4】 図3のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
【図5】 図4の左起倒制御ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図4の右起倒制御ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図4の両起倒制御ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 前記実施例の変形例に係るミラー制御パネル
の拡大平面図である。
【図9】 前記実施例の変形例に係る電気制御装置のブ
ロック図である。
【図10】図9のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10a,10b…ケーシング、11a,11b…ミラ
ー、20…ミラー制御パネル、21…起倒操作子、21
a…起倒スイッチ、22〜24…選択操作子、22a〜
24a…選択スイッチ、25〜28…角度調整操作子、
25a〜28a…角度調整スイッチ、35…マイクロコ
ンピュータ、M1〜M6…電動モータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後方を確認するためのミラーをそれ
    ぞれ組み付けてなるとともに電動アクチュエータをそれ
    ぞれ内蔵してなり車両の左右両側に垂直軸回りに回動可
    能にそれぞれ組み付けられた一対のケーシングを有し、
    前記一対のケーシングを前記電動アクチュエータにより
    それぞれ垂直軸回りに回動させて同ケーシングを起こし
    たり倒したりするバックミラー装置において、 車室内に設けられて前記一対のケーシングの起倒を指示
    するための起倒操作子と、 車室内に設けられて前記一対のケーシングのいずれか一
    方又は両方を選択する選択操作子と、 前記選択操作子により選択されたケーシングに対応した
    電動アクチュエータを前記起倒操作子の操作に応答して
    作動させ同選択されたケーシングを起こしたり倒したり
    する起倒制御手段とを備えたことを特徴とするバックミ
    ラー装置の起倒制御装置。
  2. 【請求項2】 車両後方を確認するためのミラーをそれ
    ぞれ組み付けてなるとともに電動アクチュエータをそれ
    ぞれ内蔵してなり車両の左右両側に垂直軸回りに回動可
    能にそれぞれ組み付けられた第1及び第2のケーシング
    を有し、前記第1及び第2のケーシングを前記電動アク
    チュエータによりそれぞれ垂直軸回りに回動させて同第
    1及び第2のケーシングを起こしたり倒したりするバッ
    クミラー装置において、 車室内に設けられて前記第1及び第2のケーシングの起
    倒を指示するための起倒操作子と、 車室内に設けられて前記第1及び第2のケーシングのい
    ずれか一方又は両方を選択する選択操作子と、 前記選択操作子により前記第1のケーシングが選択され
    かつ同第1のケーシングが起こされた状態にあるとき前
    記起倒操作子の操作に応答して同第1のケーシング内の
    電動アクチュエータを作動させ同第1のケーシングを倒
    す第1起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第1のケーシングが選択され
    かつ同第1のケーシングが倒された状態にあるとき前記
    起倒操作子の操作に応答して同第1のケーシング内の電
    動アクチュエータを作動させ同第1のケーシングを起こ
    す第2起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第2のケーシングが選択され
    かつ同第2のケーシングが起こされた状態にあるとき前
    記起倒操作子の操作に応答して同第2のケーシング内の
    電動アクチュエータを作動させ同第2のケーシングを倒
    す第3起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第2のケーシングが選択され
    かつ同第2のケーシングが倒された状態にあるとき前記
    起倒操作子の操作に応答して同第2のケーシング内の電
    動アクチュエータを作動させ同第2のケーシングを起こ
    す第4起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第1及び第2の両ケーシング
    が選択されかつ両ケーシングが共に起こされた状態にあ
    るとき前記起倒操作子の操作に応答して両ケーシング内
    の電動アクチュエータをそれぞれ作動させ両ケーシング
    を共に倒す第5起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第1及び第2の両ケーシング
    が選択されかつ両ケーシングが共に倒された状態にある
    とき前記起倒操作子の操作に応答して両ケーシング内の
    電動アクチュエータをそれぞれ作動させ両ケーシングを
    起こす第6起倒制御手段と、 前記選択操作子により前記第1及び第2の両ケーシング
    が選択されかつ一方のケーシングが倒された状態にある
    とともに他方のケーシングが起こされた状態にあるとき
    前記起倒操作子の操作に応答して前記倒された状態にあ
    る一方のケーシング内の電動アクチュエータを作動させ
    同一方のケーシングを起こす第7起倒制御手段とを備え
    たことを特徴とするバックミラー装置の起倒制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020049460A (ko) * 2000-12-19 2002-06-26 류정열 아웃사이드 미러 조작버튼이 설치된 핸들

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