JPS63251347A - 車上姿勢制御装置 - Google Patents

車上姿勢制御装置

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Publication number
JPS63251347A
JPS63251347A JP62082996A JP8299687A JPS63251347A JP S63251347 A JPS63251347 A JP S63251347A JP 62082996 A JP62082996 A JP 62082996A JP 8299687 A JP8299687 A JP 8299687A JP S63251347 A JPS63251347 A JP S63251347A
Authority
JP
Japan
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attitude
posture
vehicle
seat
steering wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP62082996A
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English (en)
Inventor
Hideo Obara
英郎 小原
Akira Kimizuka
君塚 明
Takayuki Yagishima
柳島 孝幸
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、例えば運転者の乗降性を向上せる車上姿勢
制御装置に関する。
[従来の技術] この種の車上姿勢制御装置としては、例えば、特開昭5
8−76336号公報に記載されたようなものがある。
すなわち、シート位置を制御する電子制御装置を備え、
運転者の乗降動作を検出してシートを所定の位置又は所
定距離分後退させ、運転者の乗降性を容易にしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、この種の装置にあっては、同一運転者が乗り
降りする場合には、その乗員に合わせて記憶されている
運転姿勢、降車位置へシートが姿勢変更するため乗降性
は゛極めて良いが、降車時とな乗車時との運転者が異な
る場合等には、乗降性が損なわれることがある。例えば
、前の乗員の体格が小さく、後の乗員の体格が大きいよ
うな場合に、体格の小さな乗員のシート退避姿勢では体
格の大きな乗員の乗車性が悪くなる。また大きな体格の
乗員が乗車したとき、小さな体格の乗員の運転姿勢へそ
のまま姿勢変更されると、大きな体格の乗員は、乗車後
自己の運転姿勢を採るべくシーl−を大きく後方へ移動
させる等、大きな変更調整をしなければならず、操作が
煩雑であり、シート等の動きにも無駄が多くなる。
そこでこの発明は、乗員が変った場合等でも乗車性を向
上させ、また、乗車後の変更調整を少なくして操作を容
易にすると共に、車上備品の無駄な動きを防止すること
のできる車上姿勢制御装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明は、第1図に示す
ように、設定変更可能な運転姿勢と退避姿勢とへ姿勢変
更可能な車上備品Qと、この車上備品Qを姿勢変更させ
る駆動手段MOと、前記車上備品Qの姿勢を検出する姿
勢検出手段SCIと、この姿勢検出手段SC1により検
出される車上備品Qの姿勢を記憶する姿勢記憶手段ME
Iと、乗員の乗車完了状態を検出する乗車完了状態検出
手段SC2と、前記乗車完了状態検出手段SC2の検出
により前記車上備品Qを退避姿勢から前記姿勢記憶手段
ME1に記憶されている運転姿勢に姿勢変更させるよう
に前記駆動手段MOを制御する制御手段CONとを備え
た車上姿勢制御装置であって、前記車上備品Qの任意の
運転姿勢を姿勢データとして入力する入力手段Fと、こ
の入力手段Fで入力される姿勢データを記憶する任意姿
勢記憶手段ME2と、前記制御手段CONの制御を前記
姿勢記憶手段ME1が記憶する運転姿勢に代えて任意姿
勢記憶手段ME2の記憶する姿勢データに基づいて行な
わせることを選択可能な選択手段CHと、この選択手段
CHで選択した姿勢データと前記姿勢記憶手段MEIが
記憶する退避姿勢とを比較する比較手段COとを備え、
この比較手段COで前記任意の姿勢データが前記退避姿
勢よりも乗員乗車空間を広げるものであると判断すると
前記制御手段CONが駆動手段MOに出力して車」ニ備
品Qを任意の姿勢データが示す位置へ姿勢変更させるよ
うに構成した。
[作用] 上記の構成によれば、乗員の乗車完了時には、乗車完了
状態検出手段の検出により制御手段が駆動手段に信号を
出力して車上備品を退避姿勢から姿勢記憶手段に記憶さ
れている運転姿勢に姿勢変更させる。
さらに、乗員が変わるようなときは、変った後の乗員の
乗車時に、選択手段によって任意姿勢記憶手段に入力さ
れた任意の姿勢データが選択されると、前の乗員の降車
による車上備品の退避姿勢と前記選択された任意の姿勢
データとが比較手段で比較される。そして、任意の姿勢
データが前記退避姿勢よりも乗員乗車空間を広げるもの
であると判断されると制御手段が駆動手段に出力して車
上備品を任意の姿勢データが示す位置へ姿勢変更させる
。さらに、選択手段で任意の姿勢データが選択された後
は、この姿勢データを基に制御手段による制御を行なう
[実施例] 以下、この発明の一実施例を説明する。
第2図はこの発明の一実施例に係る車上姿勢制御装置の
電子制御装置をマイクロコンピュータを用いて構成した
回路図、第3図は第2図の回路に基づくフローチャート
を示すものである。このような車上姿勢制御装置が搭載
される車両には、車上備品Qとして例えば第4図に示す
ステアリングホイールSW及び第5図、第6図に示すシ
ートスライド機構、シートリフタを有するシートSが備
えられ、このステアリングホイールSW及びシー1〜S
は、設定変更可能な運転姿勢と退避姿勢とへ姿勢変更可
能な構成となっている。
ここで、制御手段CON、姿勢記憶手段ME1、任意姿
勢記憶手段ME2、比較手段COとしてのマイ’)Oコ
ンヒユー’) 1 ハ、CPU、ROM、RAMをワン
デツプのLSI中に構成したいわゆる汎用マイクロコン
ピュータであり、公知のようにROMに格納されたプロ
グラムにしたがって必要な情報を読み込み、定められた
処理を行なって出力するものである。
マイクロコンピュータ1の入力側ポートには、エンジン
キースイッチ3.ドアスイッチ52手動調整スイッチ7
及び入力手段としての記憶指示スイッチ9の各スイッチ
が接続されている。また、マイクロコンピュータ1の入
力側ポートには、姿勢検出手段SC1としてのステアリ
ングチルト和検出センサ11、ステアリングテレスコ量
検出センサ13.シートスライド量検出センサ15、シ
ートリフト量検出センサ17の各センサ、並びにシート
駆動キャンセルスイッチ19が接続されている。
一方、マイクロコンピュータ1の出力側ボートには、リ
レー21.23.25.27,29,31.33.35
が接続されている。リレー21゜23は、ステアリング
ホイールSWを姿勢変更させる駆動装置MOとしてのス
テアリングチルトモータ37に、リレー25.27は同
駆動装置MOとしてのステアリングテレスコモータ39
に接続され、リレー29.31は、シートSを姿勢変更
させる駆動装置MOとしてのシートスライドモータ41
に、リレー33.35は同駆動装置MOとしてのシート
リフトモータ43に接続されている。
なお、前記ステアリングホイールSWは第4図にように
モータ37を駆動することによりシャツ1〜101を前
後に駆動してステアリングホイールSWのチルトを行な
い、モータ39を駆動することでシャフト102を前後
動さけステアリングホイールSWのテレスフを行なって
いる。前記シートSは第5図に示すように前記モータ4
1を駆動することで連動ワイヤ103.ウオームギヤ1
04を介してリードスクリュ105を回転させ、固足側
のリードスクリコナツト106に対しスライドアウタ1
07が前後に駆動される。又、このシートSではコネク
ティングパイプ(図外)をモータ43(第2図)で回転
させることにより、同軸のサイドギヤ109を回転させ
、セクタギヤ111が回転し、前部座面を上下させる。
この動きはコネクティングリンク113を介してりVリ
ンク115に伝えられ後部座面をも上下させる(8産す
−ビス周報517号D−36頁参照)。
前記エンジンキースイッチ3は、キースイッチ3A及び
イグニッションスイッチ3Bからなり運転者の降車動作
を検出する降車動作検出手段と、運転者の乗車完了状態
を検出する乗車完了状態検出手段SC2としての機能を
有している。すなわち、キースイッチ3A、イグニッシ
ョンスイッチ3Bのオフで降車動作を検出し、また、キ
ースイッチ3A、イグニッションスイッチ3Bのオンで
乗車完了状態を検出するようになっている。
前記ドアスイッチ5は、例えば運転席側ドアの開閉に応
じてオン・オフする構成となっており、エンジンキース
イッチ3との共働により降車動作検出手段及乗車完了状
態検出手段SC2としての機能を有している。
前記手動調整スイッチ7は、可動接点45,47.49
.51と、固定接点53,55.57゜59.61,6
3,65.67とからなっている。
そして、可動接点45は固定接点53.55と、可動接
点47は固定接点57.59と、可動接点4つは固定接
点61.63と、可動接点51は固定接点65.67と
それぞれ選択的に接続可能な構成となっている。また、
固定接点53〜67は、前記リレー21〜35にそれぞ
れ対応している。
上記の手動調整スイッチ7、リレー21乃至27、ステ
アリングチルトモータ37及びステアリングテレスコモ
ータ39はステアリングホイールSWの駆動手段を構成
し、手動調整スイッチ7、リレー29乃至35、シート
スライドモータ41及びシートリフトモータ43はシー
トSの駆動手段MOを構成している。
記憶支持スイッチ9は、車上備品Qとしてのステアリン
グホイールSWとシー1〜Sの任意の運転姿勢を姿勢デ
ータとして入力する入力手段Fと、制御手段CONの制
御を姿勢記憶手段ME1が記憶する運転姿勢に代えて任
意姿勢記憶手段ME2の記憶する姿勢データに基づいて
行なわせることを選択可能な選択手段Cl−1を構成す
るもので、メインスイッチ69と第1メモリポジシヨン
スイツチ71、第2メモリポジシヨンスイツチ73とか
らなっている。第1及び第2メモリポジシヨンスイツチ
71.73は、運転時のシート位置及びステアリングホ
イール位置等の姿勢を任意姿勢記憶手段ME2となるマ
イクロコンピュータ1の第1メモリ領域及び第2メモリ
領域にそれぞれ別々に記憶させる構成となっている。
この第1及び第2メモリポジシヨンスイツチ71.73
は、モーメンタリオープンタイプのスイッチで構成され
ており、一端が接地されるとともに他端はインバータを
介してマイクロコンピュータ1に接続されている。
さらに、マイクロコンピュータ1は、前記第1メモリ領
域及び第2メモリ領域とは別に記憶指示スイッチ9の操
作なしで手動調整スイッチ7の操作に対応してステアリ
ングホイール駆動手段及びシート駆動手段の動作完了後
の車上姿勢を姿勢検出手段であるステアリングチルト量
検出センサ11、スデアリングテレスフ量検出センサ1
3、シートスライド量検出センサ15及びシートリフト
量検出センサ17からのパルス信号により記憶する姿勢
記憶手段ME1となる第3メモリ領域を有している。
前記シート駆動キャンセルスイッチ19は、これをオン
とするとマイクロコンピュータ1からリレー29乃至3
5に信号が出力するのをキャンセルし、シートスライド
モータ41及びシートリフトモータ43が作動しないよ
うにする構成となっている。
さらに、マイクロコンピュータ1には記憶指示スイッチ
9のメモリポジションを表示するLED75.77等の
発光手段を接続している。LED75は第1メリポジシ
ヨンスイツチ71に対応するマイクロコンピュータ1の
第1メモリ領域に対応し、LED77は第2メモリポジ
シヨンスイツチ3に対応するマイクロコンピュータ1の
第2メモリ領域に対応している。
比較手段COは第1、第2メモリ領域が記憶する姿勢デ
ータと第3メモリ領域が記憶する退避姿勢との比較を行
ない、姿勢データが退避姿勢よりも乗車空間を広げるも
のであるかどうかを判断する。
なお、図中符号79は電源回路である。
次に、運転者がシートS位置又はステアリングホイール
位置等の車上姿勢を任意に調整する場合を説明する。こ
れは、エンジンキースイッチ3をオンとした後、手動調
整スイッチ7を任意に操作することにより行なう。
すなわち、ステアリングホイールSWの上下角位置を調
整する場合は、例えば可動接点45を固定接点53又は
55に接続させて行なう。ここで、可動接点45を固定
接点53に接続すると、該固定接点53からの信号がマ
イクロコンピュータ1に入力され、この入力によってマ
イクロコンピュータ1は固定接点53に対応するリレー
21をオンすべく出力信号を出す。この出力信号によっ
てリレー21がオンされるとステアリングチルトモータ
37が正転してステアリングホイールS Wを退避姿勢
(上昇)に姿勢変更させる。−六回動接点45を固定接
点55に接続すると同様にマイクロコンピュータ1はリ
レー23をオンさせる。リレー23がオンするとステア
リングチルトモータ37が逆転してステアリングホイー
ルSWを運転姿勢(下降)に姿勢変更させる。
なお、このようなステアリングチルトモータ37の回転
駆動は可動接点45を固定接点53又は55に接続し続
けている間のみ行なわれ、従って中立状態ではステアリ
ングホイールSWがそのままの姿勢を保持している。
また、ステアリングホイールSWの進退姿勢を調整する
場合は、可動接点47を固定接点57又は59に接続さ
せることにより、マイクロコンピュータ1及びリレー2
5.27を介してステアリングテレスコモータ39を正
逆転させ、ステアリングホイールを退避姿勢(運転者か
ら遠ざかる位置)と運転姿勢(運転者に近づく位置)と
に姿勢変更させる。
つぎに、シートSの前後位置を調整する場合は、可動接
点49を固定接点61又は63に接続させることにより
、マイクロコンピュータ1及びリレー29.31を介し
てシートスライドモータ41を正逆転させ、シートの前
後位置を運転姿勢(前進位置)と退避姿勢(後退位置)
とに姿勢変更させる。
また、シートSの高さ位置を調整する場合は、可動接点
51を固定接点65又は67に接続させることにより、
マイクロコンピュータ1及びリレー33.35を介して
シートリフトモータ43を正逆転させ、シートの高さを
運転姿勢(上昇)と退避姿勢(下降)とに姿勢変更させ
る。
このように手動調整スイッチ7を手動操作して運転者が
調整したステアリングホイールSW位置及びシートS位
置をマイクロフンピユータ1に記憶させるには、記憶指
示スイッチ9を操作して行なうことができる。すなわち
例えば、メインスイッチ69をオン操作した後、第1メ
モリポジシヨンスイツチ71をオン操作することにより
、ステアリングテルト量検出センサ11、ステアリング
テレスフ量検出センサ13、シートスライド量検出セン
サ15及びシートリフト量検出センサ17からのパルス
信号がマイクロコンピュータ1に入力され、この入力に
より前記第1メモリポジシヨンスイツチ71に対応する
第1メモリ領域に車上姿勢として記憶される。
この記憶は各センナ11,13.15.17からのパル
ス信号の数をカウンタによりそれぞれ計数し、このカウ
ンタの計数値を基準値として記憶することにより行なわ
れる。また、上記ステアリングホイールSW又はシート
Sの車上姿勢は、記憶指示スイッチ9の操作を行わない
でも、各センサ11,13.15.17のパルス信号の
数を計数するカウンタの計数値により現在の車上姿勢と
してマイクロコンピュータ1の第3メモリ領域に記憶さ
せることができる。
その後、再び手動調整スイッチ7を操作して別の車上姿
勢を選定し、この車上姿勢を記憶させる場合は次のよう
にして行なう。すなわち記憶指示スイッチ9のメインス
イッチ69をオン操作し、ついで、例えば第2メモリポ
ジシヨンスイツヂ73をオン操作することにより、前記
第1メモリポジシヨンスイツチ71の操作時と同様にし
て、このときの車上姿勢が第2メモリ領域に記憶される
このときの車上姿勢は、マイクロコンピュータ1の第3
メモリ領域に記憶されている車上姿勢と変っているので
、第3メモリ領域にはこのときの車上姿勢が現在位置と
して記憶される。
このようにして、各メモリポジションスイッチ71.7
3を操作することにより、これに対応するマイクロコン
ピュータ1の各メモリ領域にそれぞれ異った車上姿勢を
記憶させることができるとともに、最新の車上姿勢をマ
イクロコンピュータ1の第3メモリ領域に記憶すること
ができる。
上記の操作によって、マイクロコンピュータ1の第1メ
モリ領域、第2メモリ領域に記憶された姿勢データを選
択する場合は、記憶指示スイッチ9の第1、第2メモリ
ポジシヨンスイツチ71゜73のうち、再生したいメモ
リ領域に対応するスイッチ71又は73をオン操作する
ことにより、ステアリングホイールSWまたはシートS
を所望とする車上姿勢に位置決めできる。
以上は、ステアリングホイールSW及びシートSの車上
姿勢についてであるが、例えばシートのリクライニング
、前記リフタ、ランバーサポート、あるいはアウトサイ
ドドアミラー、ルームミラー等の車上姿勢も以下と同様
に制御するような構成としてもよい。
つぎに、このような上記一実施例の作用について、第3
図に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記構成において、まず乗員の降車動作を説明すると、
ステップS1でエンジンキースイッチ3のオン・オフを
判断する。ここで、運転者が降車するときにエンジンキ
ースイッチ3をオフにするとステップS2に進み、ステ
アリングホイールSW及びシートSが運転姿勢から退避
姿勢に姿勢変更したか否かを判断する。運転者が降車し
ようとする時には、ステアリングホイールSW及びシー
トSが運転姿勢にあるからステップS2はNoで第3図
(b)のステップS3に進みシー1へ駆動キャンセルス
イッチ19がオンか否かを判断する。
そして、シート駆動キレンセルスイッチ19がオンの場
合はステップS4に進み、現在のステアリングデル1〜
吊検出センサ11及び同テレスコ量検出センサ13から
のパルス信号のカウンタ値と、予め記憶されているステ
アリングホイールSWの退避姿勢に対するメモリのカウ
ンタ値との比較を行ない、ステップS5でその偏差がO
か否かを判断する。ステアリングホイールSWが退避姿
勢となりステップS5がYESならばステップS6でリ
レー21.25は通電がクリヤされてオフとなり、ステ
ップS7で終了フラグがセットされる。
一方、ステップS5がNOの場合には、ステップS8に
進んでマイクロコンピュータ1の出力信号によりリレー
21.25へ通電出力が行なわれステアリングチルトモ
ータ37及びステアリングテレスコモータ39が駆動さ
れてステアリングホイールSWを退避姿勢へ姿勢変更さ
れる。
従って、シート駆動キャンセルスイッチ19が操作され
るときはステアリングホイールSWのみが退避姿勢に姿
勢変更され、しかもシートSは移動せず運転姿勢そのま
まの位置にあるので、後部座席の居住空間を狭くするこ
とがない。
また、ステップS3でシート駆動キャンセルスイッチ1
9がオフの場合には、ステップS9で現在のステアリン
グチルト量検出センザ11及び同テレスコ量検出センサ
13と、シートスライド量検出センサ15とからのパル
ス信号のカウンタ値と、予め記憶されているステアリン
グホイールSW及びシートスライドの退避姿勢に対する
メモリのカウンタ値との比較を行ないステップS5で偏
差がOか否かを判定する。このとき、ステアリングチル
ト位置、同テレスコ位置及びシートスライド位置には偏
差があるのでステップS8へ進む。
この場合、上記に加えシートスライドモータ41をシー
トSが所定距離後退するまで駆動してシートSを退避姿
勢に姿勢変更させる。従って、ステアリングホイールS
WとシートSの両方が退避姿勢に位置決めされるので、
フロントビラとの距離をとることができ、乗降性が向上
される。
なお、ステップ87.88の処理が終了した後はステッ
プS1に戻る。
つぎに、運転者が乗車する時の作用について説明する。
まず、前回と同一の運転者が乗車する場合について説明
する。ここで、例えば、降車時にシート駆動キャンセル
スイッチ19がオフのときには、ステアリングホイール
SWとシートSの両方が降車時と同じ退避姿勢に位置し
ている。従って、乗車空゛間は広く乗車性が良い。そこ
で、運転者が乗車してエンジンキースイッチ3をオンに
すると、まず、ステップS1でエンジンキースイッチ3
のオン・オフを判断し、オンのとぎはステップS10へ
進んでステアリングホイールSW及びシート8が退避姿
勢から運転姿勢へ姿勢変更したか否かを判断する。ステ
ップS10がYESの場合にはステップ811の通常の
メモリ及びメモリリターンルーチンへ進み、シート、ス
テアリング等の位置を記憶する。又Noの場合にはステ
ップS12に進む。前回と同一運転者が乗車する際には
、第1又は第2メモリ領域の選択指示はされていないか
らステップ812はNoでステップS13に進む。この
ステップ813では、現在のステアリングチルト量検出
センサ11及び同テレスコ量検出センサ13と現在のシ
ートスライド量検出センサ15とからのパルス信号のカ
ウンタ値と、マイクロコンピュータ1の第3メモリ領域
に記憶されているステアリングホイールSW及びシート
Sの運転姿勢に対するカウンタ値との比較を行ないステ
ップS5で偏差がOか否かを判定する。
このとき、ステアリングチルト位置、同テレスコ位置及
びシートスライド位置には偏差がある時はステップS8
に進み、マイクロコンピュータ1の出力信号によりリレ
ー23,27.31がオンとなりそれぞれの偏差がOに
なるまでステアリングテレスコモータ37、ステアリン
グチルトモータ39、及びシートスライドモータ41を
駆動する。そして、シートS等が運転姿勢になるとステ
ップS5でそれぞれの偏差がOとなり第3メモリ領域に
記憶されたカウンタ値と一致したと判断するとステップ
S6へ進み、マイクロコンピュータ1の出力信号により
リレー23.27.31への通電がクリヤされてオフと
なり、ステップS7で終了フラグがセットされ、降車前
の車上姿勢が自動的に再生される。
つぎに、運転者が交替して乗車する場合を説明する。
乗車しようとするときは、ステアリングホイールSW及
びシートSが退避姿勢にあるから、ステップS2はYE
Sとなりステップ815に移行する。ステップ815で
はタイマーカウンタ1が0でないならデクリメントされ
るが、当初タイマーカウンタ1はセットされていないた
めそのままステップS16に到る。
ステップS16ではドアトリガーフラグがセットされて
いるか否かが判断され、まだドアが開がれていないとき
は、Noとなってステップ817へ移行する。ドアが既
に開かれ、ドアトリガーフラグがセットされているとき
はステップ820へ移行し、ステップ17,18.19
は省略される。
ドアが開かれるとドアスイッチ5はOFFとなりステッ
プS17の判断はNoとなってステップ818へ移行し
、ドアトリガーフラグがセットされる。そしてステップ
819でタイマーカウンタ1に初期値(例えば1分で、
マイクロコンピュータ1の1サイクルが20IIlse
cであれば3000という数値となる。)をセットした
後、ステップS20においてタイマーカウンタ1がOか
否かを判断する。このとき、タイマーカウンタ1はセッ
トされたばかりであるからステップ820の判断はNO
となりステップS21へ進む。ステップ21ではLED
75又は77を所定時間点灯する。これによって、乗員
は自己の姿勢データが記憶されていることを確認できる
ここで、乗車前、又は乗車後ならばキースイッチ3の操
作前に第1メモリポジシヨンスイツチ71又は第2メモ
リポジシヨンスイツチ73のいずれかをオン操作すると
、すなわち、第1メモリ領域又は第2メモリ領域の姿勢
データ×を選択すると第1メモリ領域又は第2メモリ領
域への選択指示がプリセットされたか否かを判断するス
テップ822がYESとなり、ステップ823でタイマ
ーカウンタ1をクリヤする。そして、ステップS24で
第1又は第2メモリ領域の選択指示フラグをセットする
。これにより第1又は第2メモリ領域の姿勢データの選
択指示フラグがセットされ、ステップ825でLED7
5又は77が消灯する。
これによって、乗員は自己の姿勢データが確実に選択さ
れたことを確認できる。
一方、ステップS23でタイマーカウンタ1がクリアさ
れ、あるいは1分以内にスイッチ71又は73の操作が
行なわれずステップS15でデクリメントされ続けた場
合には、・ステップS20がYESになりステップS2
6に進み、第1メモリ領域又は第2メモリ領域の選択指
示フラグがセットされているか否かを判断する。既にス
イッチ71又は73が操作されて選択が行なわれ、ステ
ップ826がYESのときはステップ827に進んで、
現在のシートスライド量検出センサ15からのパルス信
号のカウンタ値と、プリセットされたシートスライドの
第1メモリ領域又は第2メモリ領域のカウンタ値との比
較を行ない、ステップ828でこの比較結果を判断する
。ステップS26がNOのときは、ステップ829へ移
行し、ドアトリガーフラグがクリアされステップS1に
戻る。
そして、ステップ828においては乗車空間が広がる方
向、例えば現在のシートスライド位置(退避姿勢)に対
してプリセットされた第1メモリ領域又は第2メモリ領
域に記憶されているシートスライド位置が後方の場合は
YESとなりステップS5で偏差が0が否かを判定する
。このとき、シートスライド位置には偏差があるのでス
テップS8に済み、マイクロコンピュータ1の出力信号
によりリレー29がオンとなり偏差がOになるまでシー
トスライドモータ41を駆動する。そして、ステップS
5で偏差がOとなりプリセットされた第1メモリ領域又
は第2メモリ領域に記憶されたカウンタ値と一致したと
判断するとステップS6へ進みマイクロコンピュータ1
の出力信号によりリレー29への通電がクリヤされてオ
フとなりステップS7で終了フラグがセットされる。従
って、シートSがさらに後方位置となり、体格の大きな
乗員に替っても、楽に乗車することができる。また、こ
のときのシートSの姿勢が前回の乗員の運転姿勢を再生
することなく運転姿勢となるため、シートSに無駄な動
きがなく、操作も容易である。
ステップ828がNoの場合、例えば、現在のシートス
ライド位置等に対してプリレットされた第1メモリ領域
又は第2メモリ領域に記憶されている姿勢データによる
シートスライド位置等が前方の場合には、ステップS1
に戻る。従って、シートSはそのままの退避姿勢を保ち
この場合も乗員は楽に乗車できると共に、シートSに無
駄な動きがない。この作用は、同一人が乗車するときに
スイッチ71又は73を操作したときも同様となる。
なお、乗降性の改善はシートSの任意の基準位置を基に
、これより後方なら乗車空間が広がり乗降性が改善され
たものとすることもできる。また、ステアリングホイー
ルSW、その他の車上備品も同様に制御できる。
ステップ817がYESか又はステップS22がNoか
、ステップ825.829の処理が終了するとステップ
S1にリターンする。
その後、運転者がキースイッチ3A及びイグニッション
スイッチ3Bをオン操作すると、ステップS1がYES
となりステップSIOを経た後、ステップS12で第1
メモリ領域又は第2メモリ領域の車上姿勢への選択指示
フラグがセットされたか否かを判断する。このとき上記
のように第1メモリ領域又は第2メモリ領域の車上姿勢
の選択指示フラグがセットされているからステップS1
2はYESとなりステップ814に進み、以後選択され
た姿勢データで制御される。ステップS14では現在の
ステアリングチルト検出センサ11及び同テレス」検出
センサ13と、現在の7シートスライド燵検出センサ1
5とからのパルス信号のカウンタ値と、マイクロコンピ
ュータ1の第1メモリ領域又は第2メモリ領域に記憶さ
れているステアリングホイールSW及びシートSの車上
姿勢データに対するカウンタ値との比較を行ないステッ
プS5に進み、以後ステップ88.86が実行されステ
ップS7で終了フラグがセットされる。
尚、前述の実施例では乗降性の判断として退避位置との
比較を行なったが比較対称はこれに限らず例えば乗員の
選択していた運転位置などでも行なうことが出来る。
なお、乗車後にシートSに着座した乗員の体重検知によ
り自動的に第1メモリ領域、第2メモリ領域を選択させ
るようにすることもできる。メモリ領域はさらに増加さ
せることもできる。乗降時のシートの位置決めとしてシ
ートリフトモータ43の駆動回路を介して記憶データが
示す運転姿勢と退避姿勢とに位置決めを行なうことがで
きる。
この姿勢制御は、乗車性のみ向上させる制御のものでも
よい。
また、上記実施例では、エンジンキースイッチ3のオン
・オフのみに連動してステアリングホイール駆動装置及
びシート駆動位置を作動するように構成したが、ドアス
イッチ5のオン・オフがともに成立したときとしてもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の構成によれば、乗車完
了時には車上備品をその退避姿勢から予め姿勢記憶手段
に記憶された運転姿勢に姿勢変更させるため、乗員の乗
車性を向上することができる。
また、乗員が変った場合でも、乗車性の向上を図ること
ができ、しかも、前回の乗員の運転姿勢を再生すること
なく、制御できるから車上備品の第1図はこの発明の構
成図、第2図は一実施例に係る車上姿勢制御装置の回路
図、第3図は第2図の回路図に従うフローチャート、第
4図はステアリング駆動手段の斜視図、第5図、第6図
はシート駆動手段の斜視図である。
Q・・・車上備品       MO・・・駆動手段S
C1・・・姿勢検出手段  MEl・・・姿勢記憶手段
SC2・・・乗車完了状態検出手段 ME2・・・任意姿勢記憶手段 F・・・入力手段      CON・・・制御手段C
H・・・選択手段      CO・・・比較手段代理
人  弁理士  三 好  保 男第4図 杭5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 運転姿勢と退避姿勢とへ姿勢変更可能な車上備品と、こ
    の車上備品を姿勢変更させる駆動手段と、前記車上備品
    の姿勢を検出する姿勢検出手段と、この姿勢検出手段に
    より検出される車上備品の姿勢を記憶する姿勢記憶手段
    と、乗員の乗車完了状態を検出する乗車完了状態検出手
    段と、前記乗車完了状態検出手段の検出により前記車上
    備品を退避姿勢から前記姿勢記憶手段に記憶されている
    運転姿勢に姿勢変更させるように前記駆動手段を制御す
    る制御手段とを備えた車上姿勢制御装置であって、前記
    車上備品の任意の運転姿勢を姿勢データとして入力する
    入力手段と、この入力手段で入力される姿勢データを記
    憶する任意姿勢記憶手段と、前記制御手段の制御を前記
    姿勢記憶手段が記憶する運転姿勢に代えて任意姿勢記憶
    手段の記憶する姿勢データに基づいて行なわせることを
    選択可能な選択手段と、この選択手段で選択した姿勢デ
    ータと前記姿勢記憶手段が記憶する退避姿勢とを比較す
    る比較手段とを備え、この比較手段で前記任意の姿勢デ
    ータが前記退避姿勢よりも乗員乗車空間を広げるもので
    あると判断すると前記制御手段が駆動手段に出力して車
    上備品を任意の姿勢データが示す位置へ姿勢変更させる
    ように構成した車上姿勢制御装置。
JP62082996A 1987-04-06 1987-04-06 車上姿勢制御装置 Pending JPS63251347A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03262774A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Mitsubishi Motors Corp シートスライド連動式のステアリング装置
JPH03262753A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Mitsubishi Motors Corp 運転装備位置の記憶再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03262774A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Mitsubishi Motors Corp シートスライド連動式のステアリング装置
JPH03262753A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Mitsubishi Motors Corp 運転装備位置の記憶再生装置

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