JP2017171175A - 車両用シートの退避動作制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】降車タイミングを検知して運転席シート1を自動で車両前後方向にスライド移動させる。この退避動作制御方法において、降車タイミングを検知すると、運転席シート1の車両側面方向から見たリクライニング回転中心部Cが、降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置Soから、運転席シート1のドア側に配置されるセンターピラー36のピラー二等分線Pと重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置Stまで、スライド移動するように制御する。
【選択図】図10
Description
この退避動作制御方法において、降車タイミングを検知すると、最前列シートの車両側面方向から見たリクライニング回転中心部が、降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置から、ピラー二等分線と重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置まで、スライド移動するように制御する。
ここで、「ピラー二等分線」とは、最前列シートのドア側に配置されるセンターピラーのピラー前端及びピラー後端のそれぞれの曲率部分を除いた直線部分の間を二等分した線をいう。
即ち運転姿勢シート位置から退避シート位置までの動作が、1つのスライド動作によってなされる。よって、降車タイミングを検知したとき、最前列シートを、運転姿勢シート位置から退避シート位置まで動作させるのに時間を要さない。
退避シート位置を、最前列シートのリクライニング回転中心部が、ピラー二等分線と重なる位置にすると、車両側面から見たときにシートバックとセンターピラーが互いに重なり合う位置関係になる。このため、乗員が降車する際、乗員の肩とセンターピラーとの接触の可能性が低減され、肩の通過性が確保される。
この結果、降車タイミングを検知したとき、最前列シートを、降車性を向上させる退避シート位置まで動作させるのに要する時間を短縮することができる。
実施例1における車両用シートの退避動作制御方法及び制御装置は、乗用車の最前列シートである運転席シートに適用したものである。以下、実施例1の車両用シートの退避動作制御方法及び制御装置の構成を、「全体システム構成」、「退避動作制御処理構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1の退避動作制御方法及び制御装置が適用された運転席シートが搭載された乗用車及び退避動作制御系を示す。図2及び図3は、実施例1の退避動作制御方法及び制御装置が適用された運転席シートを示す。以下、図1〜図3に基づき、全体システム構成を説明する。
なお、「リクライニング角度θ」とは、リクライニング回転中心点CPを通る垂直線からのシートバック12の傾斜角度をいう(図5)。「チルト角度α」とは、リクライニング回転中心点CPを通る水平線からのシートクッション11の傾斜角度をいう(図5)。
なお、シートレッグ14を側面から見たとき、車両後端部の位置にシートヒンジ結合機構によるリクライニング回転中心点CPが存在する。
図4は、実施例1のコントローラ4にて実行される運転席シート1の退避動作制御処理流れを示す。以下、運転席シート1の退避動作制御処理構成をあらわす図4の各ステップについて説明する。
「リクライニング回転中心部C」とは、リクライニング回転中心点CPを含み、シートバック12とシートクッション11の境界点C1を車両前側限界点とし、シートレッグ後端点C2を車両後側限界点とする範囲をいう(図5)。
「ピラー二等分線P」とは、センターピラー36のピラー前端36F及びピラー後端36Rのそれぞれの曲率部分36FU,36FL,36RU,36RLを除いた直線部分36FM,36RMの間を二等分した線をいう(図6)。
ここで、運転席シート1のスライド移動は、シートスライド位置センサ48から取得される運転席シート1のシートスライド位置情報に基づき、退避シート位置Stを目標シートスライド位置としてシートスライドモータ52を回転駆動させることで行う。
チルト角度αの設定角度αtは、一般的な着座姿勢において、降車性の向上、通過性確保、腹部圧迫軽減への考慮という点から決められた設計値とされる。例えば、シートクッション11を水平線から斜め上方に8度〜15度程度傾けた角度である。
リクライニング角度θの設定角度θtは、一般的な着座姿勢において、人間工学的に楽な姿勢になる角度として決められた設計値とされる。例えば、センターピラー36の傾斜角度以上の角度であって、シートバック12を垂直線から後方に21度〜25度程度傾斜する角度である。なお、運転姿勢シート位置Soにてリクライニング角度θが設定角度θtより起きている場合は、倒すことによる乗降動作の改善が無いため、リクライニング角度θは設定角度θtと判断して動かさない。
TH=ΔS−ΔH
の式により決める。
Tα=ΔS−Δα+β(但し、0≦β<Δα)
の式により決める。
Tθ=ΔS−Δθ+γ(但し、0<γ<Δθ、かつ、Tθ+ΔS>Tα+ΔS)
の式により決める。
実施例1の車両用シートの退避動作制御方法及び制御装置における作用を、「退避動作制御処理作用」、「シート側基準位置と車体側基準線」、「運転席シートの退避動作制御作用」、「ドライバーの乗車/降車性向上作用」、「退避動作制御の特徴作用」に分けて説明する。
以下、図4のフローチャートに基づき、運転席シート1の退避動作制御処理作用を説明する。
まず、運転席シート1に着座しているドライバーが、アクセサリ電源をオフ操作し、パーキングブレーキのオン操作をした後、降車を意図して運転席ドアを開けると、ステップS1〜ステップS3の条件が全て成立し、ドライバーの降車タイミングが検知される。ドライバーの降車タイミングが検知されると、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3からステップS4以降へと進み、運転席シート1を、乗車/降車性を向上させる退避シート位置に制御する退避動作制御処理が開始される。
実施例1の退避動作制御では、退避シート位置Stを決めるシート側基準位置として、“リクライニング回転中心部C”を用いた。以下、“リクライニング回転中心部C”を、シート側基準位置とする理由について、図5に基づき説明する。
乗員の体の厚みに加えてリクライニングデバイスの大きさで、リクライニング回転中心部Cが決まる。
リクライニングデバイスは、強度の条件により大きさが制限され車種間で大きな違いが無いと考えられる。
結果として、リクライニング回転中心部Cは、乗員からほぼ一定距離にあると予測されるため、シート位置を特定するのに適当である。
また、“リクライニング回転中心部C”を、シートレッグ14の後端位置C2まで含む範囲にすると、車両後方側に寄りすぎる位置になる。つまり、運転席シート1を退避シート位置Stにしたとき、乗降時の開口スペースを狭くする。
よって、リクライニング回転中心部Cは、図5に示すように、リクライニング回転中心点CPを含み、シートバック12とシートクッション11の境界位置C1と、シートレッグ14の後端位置C2を含まない範囲に設定される。
センターピラー36の幅は、ピラー内容物であるシートベルトデバイスの大きさでほぼ決まる。
シートベルトデバイスの大きさは、車種間でそれほど大きな違いはない。
結果として、“ピラー二等分線P”は、車種によらず基準線として適当である。
従って、実施例1の退避動作制御においては、“リクライニング回転中心部C”をシート側基準位置とし、“ピラー二等分線P”を車体側基準線とし、乗降しやすいシート位置としての「退避シート位置St」を決めるようにした。
例えば、特開昭63−251341号公報に記載されているように、運転姿勢シート位置を予めメモリに記憶しておき、ドライバーの降車タイミングが検知されると、車両用シートを運転姿勢シート位置から退避シート位置へ変更する。その後、乗車完了状態が検知されると、退避シート位置から運転姿勢シート位置に復帰させる制御(以下、「メモリシート」という。)をするものが知られている。
(a) 一度に動くデバイスは一つであるため、動作開始時刻t1から動作終了時刻t4までの総動作時間T’(=時刻t1〜時刻t4)が長く煩わしい。
(b) 予め決められた順番(スライド→リフタ→リクライニング)にしたがって、順々に動いていくため、乗降動作の流れと合わず違和感がある。
(c) 直線系動作制御であるスライド動作とリフタ動作の終了タイミング(時刻t2、時刻t3)が異なるため、関連動作のつながりがなく違和感がある。
この結果、先に行う直線系動作制御(スライド、リフタ)により、乗降空間を確保できる。
この結果、直線系動作を引き継ぐようにして角度系動作を開始することで、自然で違和感のない動きとなると共に、総動作時間T(=時刻t1〜時刻t6)の短縮化になる。
この結果、直線系動作制御の動作時間(時刻t1〜時刻t5)を短縮でき、待ち時間の煩わしさが低減される。
この結果、スライド動作により運転席シート1がある程度十分に下がった状態からリフタ動作に入ることにより、頭頂空間を確保でき、窮屈感が低減される。
ちなみに、スライド前方はルーフの傾斜が急なため頭頂空間が狭いが、スライド後方はルーフが高く且つシートスライドレール傾斜分の下がりも加わって頭頂空間がより広い。
この結果、直線系動作であるスライド動作とリフタ動作をセットで動かすことで、自然で違和感のない動きとなる。
この結果、角度系動作のうち、クッションチルト動作を先行させることにより、腹部窮屈感を増加させない。
この結果、シートバック12を図10の矢印Gに示すように引き起こす方向に動かし、リクライニング動作による停止を最後とすることで、降りる際の前傾動作をサポートした感覚を与えることができる。
ちなみに、リクライニング角度θが予め設定された設定角度θtより起きている場合は、シートバック12を倒すことによる乗降動作改善はないため動かさない。
次に、図10に示すように、運転席シート1を退避シート位置Stまでスライド移動させた状態でのドライバーDの乗車/降車性向上作用について、比較例と対比しながら説明する。
(A’) 体格に依らず退避量が一定なので、退避後の位置が、ピラーより後方になる場合は、ピラーを肩で避けて乗り込む必要がある。
(B’) シートポジションに依らず退避量が一定なので小体格者が降車したあとに大体格者が乗車するときに、足元が狭い。
(C’) シートポジションに依らず退避量が一定なので小体格者がドア開度の狭い場所で降車するときに、足元が狭い。
(D’) シートポジションに依らず退避量が一定なので小体格者がセンターピラー上端の低い車両で降車するときに、頭部スペースが狭い。
・肩の通過性に基づき、体格によらず運転席シート1の位置が一定になるよう制御する。
・乗車/降車時とも、前方スペースを十分に確保しながら、肩の横方向の移動を妨げない一定の位置に運転席シート1を制御する。
ことを特徴点とする。
(A) 乗車時、前回乗員の体格によらず乗降しやすい一定の待機位置になり、乗車しやすくなる。
(B) 降車時、ドライバーが大きな体格である場合は、センターピラー36よりも後方とならず、センターピラー36が肩の移動を阻害せず、降車しやすくなる。
(C) 降車時、ドライバーが小さな体格である場合は、ドア開度が狭い場合でも、外足スペースが広く、降車しやすくなる。
(D) 降車時、ドライバーが小さな体格である場合は、センターピラー36の上端が低い場合でも、頭部スペースが広く、降車しやすくなる。
実施例1では、降車タイミングを検知すると、運転席シート1のリクライニング回転中心部Cが、運転姿勢シート位置Soからピラー二等分線Pと重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置Stまでスライド移動するように制御する。
即ち、“リクライニング回転中心部C”と“ピラー二等分線P”を基準として決められる運転席シート1の退避シート位置Stは、車種の違いや運転席シート1の形状違いに関わらず、運転席シート1とセンターピラー36の相対位置関係が同じになる位置に規定される。加えて、運転姿勢シート位置Soから退避シート位置Stまでの動作が、1つのスライド動作によってなされる。よって、降車タイミングを検知したとき、運転席シート1を、運転姿勢シート位置Soから退避シート位置Stまで動作させるのに時間を要さない。
そして、運転席シート1のリクライニング回転中心部Cが、ピラー二等分線Pと重なる位置を退避シート位置Stとしているため、車両側面から見たときにシートバック12とセンターピラー36が互いに重なり合う位置関係になる(図10)。このため、ドライバーDが降車する際、ドライバーDの肩とセンターピラー36との接触の可能性が低減され、肩の通過性が確保される。
この結果、降車タイミングを検知したとき、運転席シート1を、降車性を向上させる退避シート位置Stまで動作させるのに要する時間が短縮される。ちなみに、運転席シート1は、降車タイミングを検知してから応答良く退避シート位置Stにならないと、ドアを開けたドライバーDの降車動作と重なる。よって、運転席シート1の退避動作制御において、動作時間を短縮する退避応答性は重要な要求性能である。
即ち、シートバック12の設定角度θtは、ドライバーDにとってハンドル操作しやすいドライビングポジションを意図した角度ではなく、ドライバーDが運転席シート1から乗降しやすい楽な姿勢になる角度に設定される。
従って、シートクッション11の前端が車両前方に移動しないことでドライバーDの足元空間を確保したまま、シートバック12のリクライニング角度θを設定角度θtとすることで乗降性が向上する。
即ち、シートクッション11の設定角度αtは、アクアセル操作やブレーキ操作しやすいドライビングポジションを意図した角度ではなく、ドライバーDが運転席シート1から乗降しやすい楽な姿勢になる角度に設定される。
従って、ドライビングポジションにてシートクッション11の前端部を上方に持ち上げていたとき、クッション前端部が下方に移動することで、運転席シート1の退避シート位置Stでの乗降空間が拡大されると共に、ドライバーDの腹部圧迫が低減される。
実施例1における車両用シートの退避動作制御方法及び制御装置にあっては、下記に列挙する効果が得られる。
最前列シート(運転席シート1)のドア側に配置されるセンターピラー36のピラー前端36F及びピラー後端36Rのそれぞれの曲率部分36FU,36FL,36RU,36RLを除いた直線部分36FM,36RMの間を二等分した線をピラー二等分線Pというとき、
降車タイミングを検知すると、最前列シート(運転席シート1)の車両側面方向から見たリクライニング回転中心部Cが、降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置Soから、ピラー二等分線Pと重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置Stまで、スライド移動するように制御する(図10)。
このため、降車タイミングを検知したとき、最前列シート(運転席シート1)を、降車性を向上させる退避シート位置Stまで動作させるのに要する時間を短縮する車両用シートの退避動作制御方法を提供することができる。
このため、(1)の効果に加え、退避シート位置Stでシートバック12のリクライニング角度θを設定角度θtとすることで、足元空間を確保したままで乗員(ドライバーD)を運転姿勢から着座姿勢に戻すことによって、乗降性を向上することができる。
このため、(1)又は(2)の効果に加え、退避シート位置Stでシートクッション11のチルト角度αを設定角度αtとすることで、乗降空間の拡大と乗員(ドライバーD)の腹部圧迫低減によって、乗降性を向上することができる。
降車タイミングを検知すると、直線系動作制御を先に行い、角度系動作制御を後に行うと共に、直線系動作と角度系動作の動作時間の一部をラップさせる(図8)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、先に行う直線系動作制御(スライド、リフタ)によって乗降空間を確保することができると共に、自然で違和感のない動きとしながら総動作時間Tの短縮化を図ることができる。
このため、(4)の効果に加え、直線系動作制御の動作時間(時刻t1〜時刻t5)の短縮により待ち時間の煩わしさを低減できると共に、頭頂空間の確保により窮屈感を低減することができる。
このため、(4)又は(5)の効果に加え、リクライニング動作による停止を最後とすることで、降りる際の前傾動作をサポートした感覚を乗員(ドライバーD)に与えることができる。
最前列シート(運転席シート1)のドア側に配置されるセンターピラー36のピラー前端36F及びピラー後端36Rのそれぞれの曲率部分36FU,36FL,36RU,36RLを除いた直線部分36FM,36RMの間を二等分した線をピラー二等分線Pというとき、
退避動作コントローラ(コントローラ4)は、降車タイミングを検知すると、最前列シート(運転席シート1)の車両側面から見たリクライニング回転中心部Cが、降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置Soから、ピラー二等分線Pと重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置Stまで、スライド移動させる退避動作制御処理を行う(図4)。
このため、降車タイミングを検知したとき、最前列シート(運転席シート1)を、降車性を向上させる退避シート位置Stまで動作させるのに要する時間を短縮する車両用シートの退避動作制御装置を提供することができる。
よって、ドライバーの体格や好みによるが、運転席シート1の運転姿勢シート位置Soを、退避シート位置Stよりも車両後方側の位置にする場合もあり得るので、このような場合にも対応することができる。
11 シートクッション
12 シートバック
4 コントローラ(退避動作コントローラ)
C リクライニング回転中心部
36 センターピラー
36F ピラー前端
36R ピラー後端
36FU,36FL ピラー前端の曲率部分
36RU,36RL ピラー後端の曲率部分
36FM ピラー前端の直線部分
36RM ピラー後端の直線部分
P ピラー二等分線
So 運転姿勢シート位置
St 退避シート位置
θ リクライニング角度
θt 設定角度
α チルト角度
αt 設定角度
Claims (7)
- 降車タイミングを検知して最前列シートを自動で車両前後方向にスライド移動させる退避動作制御方法であって、
前記最前列シートのドア側に配置されるセンターピラーのピラー前端及びピラー後端のそれぞれの曲率部分を除いた直線部分の間を二等分した線をピラー二等分線というとき、
前記降車タイミングを検知すると、前記最前列シートの車両側面方向から見たリクライニング回転中心部が、前記降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置から、前記ピラー二等分線と重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置まで、スライド移動するように制御する
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 請求項1に記載された車両用シートの退避動作制御方法において、
前記最前列シートのスライド移動後の退避シート位置では、前記最前列シートのシートバックのリクライニング角度を、車両垂直方向に対して予め設定された設定角度とする
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 請求項1又は請求項2に記載された車両用シートの退避動作制御方法において、
前記最前列シートのスライド移動後の退避シート位置では、前記最前列シートのシートクッションのチルト角度を、車両水平方向に対して予め設定された設定角度とする
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載された車両用シートの退避動作制御方法において、
前記車両用シートの退避動作制御として、前記車両用シートの車体に対する位置関係を変更する直線動作による直線系動作制御と、前記車両用シートを構成するシート構成要素の傾き角度関係を変更する角度動作による角度系動作制御と、を有し、
前記降車タイミングを検知すると、前記直線系動作制御を先に行い、前記角度系動作制御を後に行うと共に、直線系動作と角度系動作の動作時間の一部をラップさせる
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 請求項4に記載された車両用シートの退避動作制御方法において、
前記直線系動作制御として、前記車両用シートを車両前後方向に移動させるスライド制御と、前記車両用シートを車両上下方向に移動させるリフタ制御が行われるとき、前記スライド制御と前記リフタ制御の終了タイミングを合わせる
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 請求項4又は請求項5に記載された車両用シートの退避動作制御方法において、
前記角度系動作制御として、前記シートバックを引き起こすリクライニング制御が行われるとき、リクライニング制御の終了タイミングを、全ての退避動作制御の最後となるようにする
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御方法。 - 降車タイミングを検知して最前列シートを自動で車両前後方向にスライド移動させる退避動作コントローラを備える退避動作制御装置であって、
前記最前列シートのドア側に配置されるセンターピラーのピラー前端及びピラー後端のそれぞれの曲率部分を除いた直線部分の間を二等分した線をピラー二等分線というとき、
前記退避動作コントローラは、前記降車タイミングを検知すると、前記最前列シートの車両側面方向から見たリクライニング回転中心部が、前記降車タイミングを検知したときの運転姿勢シート位置から、前記ピラー二等分線と重なる位置を含めた車両前方側の退避シート位置まで、スライド移動するように退避動作制御処理を行う
ことを特徴とする車両用シートの退避動作制御装置。
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