JP2020093712A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】生体情報を正確に検出しやすい乗物用シートを提供することを目的とする。【解決手段】乗物用シート1が、着座者が着座するシート本体と、シート本体のうち着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位に設けられた生体センサー10と、シート本体における部位の動作を制御する制御部5と、を備えている。制御部5は、生体センサー10によって取得すべき生体情報が取得できないと判断される場合に、シート本体における部位の動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
車両を運転する運転者の健康状態が悪化した場合、車両の運転に悪影響を及ぼすおそれがあるため、健康状態の悪化を事前に検知して何らかの対策を施すことが望ましい。このような対策として、シートの座面及び背面部に埋め込まれるようにして設けられた非接触式の血流センサーによる脈波等の計測結果に基づいて、血流や血圧等の生体情報を推定して運転者の健康状態を把握する技術が知られている(特許文献1参照。)。
特開2016−168177号公報
ところで、生体情報を検出するセンサーが設けられたシートと、このシートに着座する人の身体の部位との位置関係によっては、生体情報が正確に検出されにくい場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、生体情報を正確に検出しやすい乗物用シートを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、乗物用シートであって、
着座者が着座するシート本体と、
前記シート本体のうち前記着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位に設けられた生体センサーと、
前記シート本体における前記部位の動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗物用シートにおいて、前記制御部は、前記生体センサーによって取得すべき生体情報が取得できないと判断される場合に、前記シート本体における前記部位の動作を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の乗物用シートにおいて、
前記制御部は、
前記部位を動作させて前記生体センサーを前記着座者に押し当て、
押し当てたときの前記生体センサーの出力が第一閾値を上回った場合に、前記部位を、前記生体センサーが前記着座者から離れる方向に動作させ、
離れていくときの前記生体センサーの出力が第二閾値を下回った場合に、前記部位を、前記生体センサーが前記着座者に接近する方向に動作させ、
接近していき、かつ前記着座者に接触したときの前記生体センサーの出力が第三閾値を上回った場合に、前記部位の動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
前記シートクッションは、当該シートクッションの前端部を後端部に対して昇降させるクッションチルト機構を有しており、
前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、前記着座者の背中及び腰部を支持するシートバックを備え、
前記シートバックは、当該シートバックに内蔵され、前後方向に変形するランバーサポートを有しており、
前記部位は、前記ランバーサポートであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、当該シート本体に内蔵され、流体が封入されることで膨出する袋体を有しており、
前記部位は、前記シート本体のうち前記袋体の前記着座者側に位置する部位であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、当該シート本体の外縁部に設けられ、前記着座者側に接近する方向とその反対方向に動作する土手部を有しており、
前記部位は、前記土手部であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
前記シートクッションは、当該シートクッションの前端部を後端部に対して前後方向に変位させて前後方向の長さを調整するクッション前後長調整機構を有しており、
前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
前記シートクッションは、当該シートクッションを昇降させるハイト機構を有しており、
前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の乗物用シートにおいて、
前記シート本体は、
前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、
前記着座者の背中及び腰部を支持するシートバックと、
前記着座者の体格を検知し、体格検知情報を前記制御部に送信する体格検知センサーと、を備えており、
前記体格検知センサーは、
前記シートクッションに設けられ、前記シートバックに向けて電磁波を走査線状に照射する発信部と、
前記シートバックに格子状に設けられ、前記発信部から照射された電磁波を受信する複数の受信部と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御部によって、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位の動作を制御できるので、この部位に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとすることが可能となり、生体情報を正確に検出しやすくなる。
請求項2に記載の発明によれば、生体センサーによって取得すべき生体情報を取得できるように、シート本体における部位を動作させることができるので、生体情報を正確に検出しやすくなる。
反対に、生体センサーによって取得すべき生体情報を取得できると判断される場合、制御部は、シート本体における部位を動作させないようにすることが可能となるので、当該部位の余計な動作を省くことができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御部が、第一閾値から第三閾値までの各閾値をクリアするように、シート本体における部位の動作を制御することで、生体センサーが着座者に対して強く接触しすぎていないか、生体センサーが着座者から離れていないか、生体センサーが着座者に対して適度に接触しているか、といった、生体センサーと着座者との最適な位置関係を見極めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、シート本体における部位は、クッションチルト機構によって昇降するシートクッションの前端部であるため、このシートクッションの前端部を制御部によって制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、シート本体における部位は、前後方向に変形するランバーサポートであるため、このランバーサポートを制御部によって制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
また、シートバックがリクライニング機構を備えている場合には、リクライニング状態でも着座者の生体情報を取得することができる。
請求項6に記載の発明によれば、シート本体における部位は、シート本体のうち袋体の着座者側に位置する部位であるため、制御部によって袋体を膨出させたり、萎縮させたり制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、シート本体における部位は、着座者側に接近させる方向とその反対方向に動作する土手部であるため、この土手部を制御部によって制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、シート本体における部位は、クッション前後長調整機構によって後端部に対して前後方向に変位するシートクッションの前端部であるため、このシートクッションの前端部を制御部によって制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、シート本体における部位は、ハイト機構によって昇降するシートクッションの前端部であるため、このシートクッションの前端部を制御部によって制御することで、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、体格検知センサーが、シートバックに向けて電磁波を走査線状に照射する発信部と、シートバックに格子状に設けられた複数の受信部と、を有するので、着座者の上半身における体格を検知することができる。そして、制御部は、体格検知情報に基づいて、生体センサーが設けられた部位の動作を制御できることになるので、生体情報を更に正確に検出しやすくなる。
クッションチルト機構を備えた乗物用シートを示す図である。 カメラが設けられた車内の状態を説明する図である。 乗物用シートにおける部位の動作を制御部によって制御する場合の制御フローである。 ランバーサポート、土手部、ハイト機構等を備えた乗物用シートを示す図である。 複数の袋体を備えた乗物用シートを示す図である。 クッション前後長調整機構を備えた乗物用シートを示す図である。 乗物用シートに備えられた体格検知センサーについて説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1において符号1は、人が着座する乗物用シート(以下、シート1)を示す。このシート1は、自動車等の車両に設けられるものである。車両は、手動運転のみで走行するものでもよいし、自動運転と手動運転とを切り替えて走行可能なものであってもよい。
シート1は、人(以下、着座者)が着座するシート本体を備える。シート本体は、人の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、下端部がシートクッション2に支持されて背もたれとなり、着座者の背中及び腰部を支持するシートバック3と、を有する。
また、シート本体におけるシートバック3の上端部には、人の頭部を支持するヘッドレストが設けられている。
シートクッション2は、骨格となるシートクッションフレームと、シートクッションフレーム上に設けられたクッションパッドと、シートクッションフレーム及びクッションパッドを被覆する表皮と、から主に構成されている。
シートバック3は、骨格となるシートバックフレームと、シートバックフレーム上に設けられたクッションパッドと、シートバックフレーム及びクッションパッドを被覆する表皮と、から主に構成されている。
シート1には、着座した人(生体:着座者)の健康状態を把握するための手段として、生体センサー10が設けられている。より具体的には、本実施形態における生体センサー10は、生体情報として、着座者の皮膚表面に対向する位置の血流から脈波を検出するものである。
生体センサー10は、着座者により近い位置に設けられることが望ましく、本実施形態においては、シートクッション2の前端部におけるクッションパッドの上面であって、かつ表皮の裏側に設けられている。また、この生体センサー10は、着座者の大腿部の裏側に位置するように配置されている。
なお、本実施形態における生体センサー10は、シートクッション2に設けられるものとしたが、シートバック3に設けられるものとしてもよい。この場合も、シートバック3におけるクッションパッドの着座者側であって、かつ表皮の裏側に設けられる。
また、本実施形態における生体センサー10は、着座者の体表面における圧力波を検出する圧電式センサーが用いられている。
圧電式センサーは、圧電素子によって着座者の体表面における圧力波を検知するものであり、着座者に対して接触する接触型センサーでもある。
なお、本実施形態における生体センサー10としては圧電式センサーが用いられるものとしたが、これに限られるものではなく、着座者に接触・近接して生体情報を取得するセンサーであれば適宜変更可能である。逆に言えば、着座者から離間しなければ生体情報を取得することができないセンサーは用いられないものとする。
また、シート1には、図1に示すように、当該シート1の変形動作を制御するための制御部として、制御装置5が、シート1を構成する各部材の動作の邪魔にならない位置に、例えばボルトで螺着するなどして取り付けられている。
制御装置5は、所謂ECU(Electronic Control Unit)とも呼称され、シート1を変形させるための機構を動作させる駆動部(例えばモーター)と、生体センサー10とに対してデータ通信可能に接続されている。換言すれば、シート1と制御装置5、生体センサー10と制御装置5とがデータ通信可能に接続され、これにより、生体情報を取得するためのシステムが構築されることになる。
シート1を変形させるためのデバイスとして、シートクッションの前端部を後端部に対して昇降させるクッションチルト機構がシート1に設けられている。
すなわち、シート本体におけるシートクッション2には、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位がある状態となっており、このような部位には、生体センサー10が設けられている。
そして、クッションチルト機構を備えたシートクッション2における前端部のチルト動作を、データ通信可能に接続された制御装置5によって制御できるようになっている。
生体センサー10によって生体情報の取得を行うタイミングは、着座者の任意のタイミングでもよいし、予め制御装置5に登録設定されたタイミングでもよいし、あるいは、着座者の体調変化を検出したタイミングでもよい。
着座者の任意のタイミングで行われる際は、シート1又は車内に、生体センサー10によるセンシングを開始するボタンが設けられているものとする。
予め設定されたタイミングとしては、例えば着座者がシート1に着座したタイミング、車両走行中のタイミング等が挙げられ、車両走行中は、1回又は複数回行われるものとしてもよい。なお、この場合、シート1には、図示はしないが、人の着座を検出する着座センサーが設けられるものとする。
着座者の体調変化は、例えば図3に示すように、車内に設けられたカメラ6によって行われる。ここでは着座者が車両のドライバーと設定され、運転席(シート1)の周囲に複数のカメラ6が設けられている。より具体的には、複数のカメラ6が、フロントガラスの周囲や、バックミラーの縁部、車両ドアの前端部側等に設けられている。
カメラ6は、制御装置5とデータ通信可能に接続されている。制御装置5は、図示しないメモリに画像診断プログラムを記憶しており、この画像診断プログラムに基づいてカメラ6によって撮影された画像情報から着座者の体調変化を検出できるようになっている。
そして、着座者の体調が変化したと診断されると、制御装置5は、生体センサー10による生体情報の取得を開始するように制御を行う。
なお、本実施形態においては、着座者の体調変化を検出する手段としてカメラ6を用いるが、これに限られるものではなく、例えば着座者の体温を検出する温度センサー、着座者の呼吸を検出する呼吸センサー等でもよい。
制御装置5によってデバイス(ここではクッションチルト機構)の動作制御を開始するタイミングは、生体センサー10によって取得すべき生体情報が取得できないと判断される場合であり、その場合、生体センサー10と着座者とが最適な位置関係にないことが考えられる。制御装置5は、デバイスの動作制御を開始して生体センサー10と着座者とを最適な位置関係にする。
なお、生体センサー10によって取得すべき生体情報が取得できていると判断される場合は、制御装置5によるデバイスの動作制御は行われずに、生体センサー10による生体情報の取得が継続される。
制御装置5によるデバイスの動作制御は、図3に示すように、まず、生体センサー10によって生体情報(ここでは脈波)が検出されたか否かの判断が行われる(ステップS1)。
ステップS1において生体情報が検出されたと判断された場合は、デバイスの動作制御は行われずに生体センサー10による生体情報の取得が継続される。
ステップS1において生体情報が検出されていないと判断された場合は、本実施形態におけるデバイスであるクッションチルト機構の動作が制御される。より具体的には、シートクッション2の前端部が、図1の一点鎖線で示すように、後端部に対して上昇(チルト上昇)するように制御される(ステップS2)。
そして、シートクッション2の前端部は、生体センサー10が着座者の腿裏にしっかりと接触し、かつ着座者が圧迫感を覚える程度に強く押し当てられる。当該圧迫感を覚える程度の判断は、圧電式センサーである生体センサー10が検出する圧力(生体センサー10から制御装置5に出力される値:センサー出力)が、予め設定された第一閾値を上回ったか否かによって行われる。
すなわち、ステップS3においてセンサー出力の判定が行われ、センサー出力が第一閾値を上回った場合はステップS4へと進み、センサー出力が第一閾値を下回る場合は、チルト上昇の動作が継続される(ステップS2へ戻る。)。
ステップS3の段階では、着座者に対して圧迫感が付与され続けているため、ステップS4においては、制御装置5によって、シートクッション2の前端部が、後端部よりも下方、すなわち着座者の腿裏から離れる方向に下降(チルト下降)するように制御される。このとき、シートクッション2の前端部は、着座者に対して接触してはいるものの圧迫感がなくなる程度に下降させられる。当該圧迫感がなくなる程度の判断は、センサー出力が、予め設定された第二閾値を下回った否かによって行われる。
すなわち、ステップS5においてセンサー出力の判定が行われ、センサー出力が第二閾値を下回った場合はステップS6へと進み、センサー出力が第二閾値を上回る場合は、チルト下降の動作が継続される(ステップS4へ戻る。)。
ステップS5の段階では、何かの拍子に生体センサー10と着座者との間に隙間ができてしまう可能性もあるため、ステップS6においては、制御装置5によって、シートクッション2の前端部が、後端部よりも上方にすなわち着座者の腿裏に近づく方向に上昇(チルト上昇)するように制御される。このとき、シートクッション2の前端部は、着座者が圧迫感を覚えずに着座者の腿裏に軽く接触する程度に上昇させられる。当該軽く接触する程度の判断は、センサー出力が、予め設定された第三閾値を上回った否かによって行われる。
すなわち、ステップS7においてセンサー出力の判定が行われ、センサー出力が第三閾値を上回った場合は生体センサー10による生体情報の取得が開始され、センサー出力が第三閾値を下回った場合は、チルト上昇の動作が継続される(ステップS6へ戻る。)。
以上のようにして制御装置5によるデバイスの動作制御が行われ、着座者に対する生体センサー10の最適な位置関係を見極めることができる。
なお、制御装置5によるクッションチルト機構の動作制御は、生体センサー10のセンサー出力に基づいて行われるため、着座者ごとに脚の長さに違いがあり、かつ、シートクッション2の前端部が腿裏に接触するまでの長さに違いが生じても、着座者ごとに対応することができる。
また、生体センサー10によって生体情報とは異なるノイズ成分を検出する場合があるが、この場合は、センサー出力をモニタリングしながらデバイスの動作制御を行い、生体センサーと着座者との最適位置を見極めるようにしてもよい。
なお、生体センサー10がノイズ成分の影響を受けないようにすれば、このようなセンサー出力をモニタリングしながらの動作制御を行う必要がないので、生体センサー10として、ノイズ成分を除去して生体情報だけを抽出することを可能とする生体センサーを用いてもよい。
生体情報だけを抽出するための生体センサーは、振動を検知する少なくとも二つのセンサーを備え、これら少なくとも二つのセンサーが層を形成するようにして構成されており、少なくとも二つのセンサーのうち、一つは生体情報を取得するために用いられる第一センサーとされ、一つはノイズを除去するために用いられる第二センサーとされている。さらに、第一センサーと第二センサーとの間には、振動を減衰させるための第一クッション材が配置され、当該第一クッション材は、第一センサー及び第二センサーと共に一体的に積層されている。
このような生体センサーによれば、振動を検出する第一センサーと第二センサーが層を形成しているので、第一センサー及び第二センサーによる検出信号には、生体情報ではない同一のノイズが入ることになる。そのため、第一センサーによって取得したノイズ成分が含まれた生体情報から、ノイズ成分の差分を取ることで生体情報だけを抽出することができる。さらに、層を形成する第一センサーと第二センサーとの間ではノイズ成分の検出に誤差が生じにくく、生体情報を正確に検出しやすくなる。
また、第一クッション材によって第一センサーから第二センサーへと伝達される振動を減衰できるので、生体情報を抽出しやすくなる。
さらに、第一クッション材によって第一センサーと第二センサーとの接触を防ぐことができるので、第一センサー及び第二センサーが破損しにくくなる。
本実施の形態によれば、制御装置5によって、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位(シートクッション2の前端部)の動作を制御できるので、この部位に設けられた生体センサー10と着座者との位置関係を最適なものとすることが可能となり、生体情報を正確に検出しやすくなる。
また、生体センサー10によって取得すべき生体情報を取得できるように、シートクッション2の前端部を動作させることができるので、生体情報を正確に検出しやすくなる。
反対に、生体センサー10によって取得すべき生体情報を取得できると判断される場合、制御装置5は、シートクッション2の前端部を動作させないようにすることが可能となるので、当該前端部の余計な動作を省くことができる。
また、制御装置5が、第一閾値から第三閾値までの各閾値をクリアするように、シートクッション2の前端部の動作を制御することで、生体センサー10が着座者に対して強く接触しすぎていないか、生体センサー10が着座者から離れていないか、生体センサー10が着座者に対して適度に接触しているか、といった、生体センサー10と着座者との最適な位置関係を見極めることができる。
また、生体センサー10が設けられ、かつ制御装置5によって動作制御される部位は、クッションチルト機構によって昇降するシートクッションの前端部であるため、このシートクッション2の前端部を制御装置5によって制御することで、生体センサー10を着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
また、以下の各変形例において、上記の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
〔変形例1〕
本変形例におけるシート21は、図4に示すように、シートクッション22と、シートバック23と、ヘッドレスト24と、を備えている。
そして、このようなシート21には、図示はしないが、複数の生体センサーが設けられている。
シート21には、シート21を前後方向にスライド移動させるためのスライド機構(矢印Y1参照。)、シートクッション22に対するシートバック23の角度を変更するためのリクライニング機構(矢印Y2参照。)、シート21を上下方向に移動させるためのハイト機構(矢印Y3参照。)が適宜設けられている。
シート1を変形・移動させるための当該各機構を動作させる駆動部(例えばモーター)は、制御装置5とデータ通信可能に接続されており、制御装置5によって動作制御が行われるものとする。
シートバック22には、前後方向に変形可能に構成されて(矢印Y4〜Y6参照。)、着座者の腰部をサポートするランバーサポート25が内部に設けられている。
ランバーサポート25は、制御装置5とデータ通信可能に接続されており、制御装置5によって動作制御が行われるものとする。
シートクッション22の幅方向両端部には、上方に膨出する土手部22aが設けられている。また、シートバック23の幅方向両端部には、前方に膨出する土手部23aが設けられている。さらに、ヘッドレスト24の幅方向両端部には、前方に膨出する土手部24aが設けられている
各土手部22a,23a,24aは、シートクッション22、シートバック23、ヘッドレスト24の内部に設けられたフレームによって形成され、着座者に接近する方向とその反対方向に動作するように構成されている(矢印Y7〜Y12参照。)。すなわち、土手部22a,23a,24aは、着座者に密着し、着座者の身体を支持・サポートできるようになっている。また、各土手部22a,23a,24aを動作させるための駆動部(例えばモーター)は、制御装置5とデータ通信可能に接続されており、制御装置5によって動作制御が行われるものとする。
複数の生体センサーは、シートクッション22の前端部、ランバーサポート25の前面側、各土手部22a,23a,24aの着座者側に設けられている。いずれの生体センサーも表皮の裏側に設けられているものとする。
また、シート21に設けられる複数の生体センサーの種類は、同一でもよいし、異なるものとしてもよい。
シートクッション22の前端部及びランバーサポート25に設けられた生体センサーは、例えば脈波センサーとされている。
そして、シートクッション22の前端部に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとするために、スライド機構、ハイト機構が制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサーを着座者の腿裏に対して接触させたり、離したりすることができる。
また、ランバーサポート25に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとするために、ランバーサポート25、リクライニング機構が制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサーを着座者の腰部や背中に対して接触させたり、離したりすることができる。
シートクッション22及びシートバック23の土手部22a,23aに設けられた生体センサーは、例えば呼吸センサーとされている。
そして、各土手部22a,23aに設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとするために、各土手部22a,23aが制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
ヘッドレスト24の土手部24aに設けられた生体センサーは、例えば脳波センサーとされている。
そして、土手部24aに設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとするために、土手部24aが制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサーを着座者の頭部に対して接触させたり、離したりすることができる。
本変形例によれば、制御装置5によって、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位(シートクッション2の前端部、ランバーサポート25の前面側、各土手部22a,23a,24aの着座者側)の動作を制御できるので、この部位に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとすることが可能となり、生体情報を正確に検出しやすくなる。
なお、本変形例におけるシート21は、生体センサーが設けられ、かつ制御装置5によって動作制御される部位が複数箇所に亘って存在するが、これに限られるものではなく、いずれか一つの部位であってもよい。
〔変形例2〕
本変形例におけるシート31は、図5に示すように、シートクッション32と、シートバック33と、ヘッドレスト34と、を備えている。
そして、このようなシート31の様々な部位には、流体が封入されることで膨出する複数の袋体35〜39が内蔵されており、これら袋体35〜39における着座者側に、複数の生体センサーがそれぞれ設けられている。
本変形例における袋体35〜39は、空気の供給源であるエアコンプレッサー(図示省略)に接続されたエアセル35〜39とされているが、これに限られるものではなく、液体の貯留部に接続された液体用の袋体でもよい。
エアセル35〜39には、図示はしないが、生体センサーの他に、当該エアセル35〜39の内圧を計測する内圧センサーが設けられてもよい。
シートバック33には、幅方向両端部には、前方に膨出する土手部33aが設けられている。これらの土手部33aには、エアセル35がそれぞれ内蔵されており、エアセル35は、その膨出によって着座者の脇腹を前方に押す機能を有する。
また、シートバック33には、着座者の肩を支持するショルダーサポート33bが備えられている。そして、このショルダーサポート33bはエアセル36を内蔵しており、エアセル36は、その膨出によって着座者の肩を幅方向内側かつ下方に押す機能を有する。
また、シートバック33における着座者の腰部に対応する位置にエアセル37が設けられている。このエアセル37は、着座者の腰部の特に背中側を前方に押す機能を有する。
すなわち、腰部付近においては、左右のエアセル35と背中側のエアセル37とによって、乗員の腰部を三方から支持できるようになっている。なお、最適な腰部の支持のため、左右のエアセル35による支持圧力は、背中側のエアセル37の膨出量に応じて適宜調整されるものとする。
さらに、シートクッション32の幅方向両端部には、上方に膨出する土手部32aが設けられており、これらの土手部32aは、エアセル38をそれぞれ内蔵している。そして、これらエアセル38は、その膨出によってシート31に着座した人の臀部及び大腿部を幅方向内側に押す機能を有する。
また、シートクッション32の前端部には、着座者の脚の膝下部を支持する膝下支持部としてのオットマン部32bが設けられている。このオットマン部32bは、シートクッション32の前端に配置されたエアセル39を備えており、このエアセル39が膨出したときに着座者の脚の膝下部を下方から支持する機能を有する。
そして、エアセル35〜39における着座者側に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとするために、エアセル35〜39を膨出させるエアコンプレッサーが制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサーを着座者に対して接触させたり、離したりすることができる。
本変形例によれば、制御装置5によって、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位(複数のエアセル35〜39)の動作を制御できるので、この部位に設けられた生体センサーと着座者との位置関係を最適なものとすることが可能となり、生体情報を正確に検出しやすくなる。
〔変形例3〕
本変形例におけるシート41は、図6に示すように、シートクッション42と、シートバック43と、を備えている。
そして、シートクッション42の前端部における表皮の裏側に、例えば脈波センサーとされた複数の生体センサー11a,11b,11cが設けられている。
シートクッション42は、当該シートクッション42の前端部を後端部に対して前後方向に変位させて前後方向の長さを調整するクッション前後長調整機構を有している(図6中の矢印Y13参照。)。
クッション前後長調整機構を動作させる駆動部(例えばモーター)は、制御装置5とデータ通信可能に接続されており、制御装置5によって動作制御が行われるものとする。
そして、シートクッション42の前端部に設けられた生体センサー11a,11b,11cのいずれかと着座者との位置関係を最適なものとするために、クッション前後長調整機構が制御装置5によって適宜動作制御されるようになっている。すなわち、生体センサー11a,11b,11cのいずれかを着座者のふくらはぎに対して接触させたり、離したりすることができる。
本変形例によれば、制御装置5によって、着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位(シートクッション42の前端部)の前後方向への動作を制御できるので、この部位に設けられた生体センサー11a,11b,11cと着座者との位置関係を最適なものとすることが可能となり、生体情報を正確に検出しやすくなる。
〔変形例4〕
本変形例におけるシート51は、図7に示すように、シートクッション52と、シートバック53と、ヘッドレスト54と、を備えている。
そして、シートクッション52又はシートバック53のうち少なくとも一方には生体センサー(図示省略)が設けられており、更に本変形例においては、生体センサーの他に、着座者の体格を検知する体格検知センサーが設けられている。
なお、本変形例における生体センサー10は、シートクッション52の前端部に設けられた脈波センサーとされている。
体格検知センサーは、着座者の体格を測定する体格測定手段であり、制御装置5とデータ通信可能に接続されている。
このような体格検知センサーは、シートクッション52に設けられ、シートバック53に向けて電磁波Wを走査線状に照射する発信部12と、シートバック53に格子状に設けられ、発信部12から照射された電磁波Wを受信する複数の受信部13と、を有する。
複数の受信部13は、発信部12からの電磁波Wを照射可能な照射範囲R内において格子状に配置されている。
また、発信部12及び受信部13はいずれも、シートクッション52とシートバック53の表皮の裏側に設けられている。
体格検知センサーによって着座者の体格を測定する場合、発信部12から受信部13に向かって電磁波Wが照射されるが、着座者の身体の厚みに応じて、受信部13に届く電磁波Wに強弱がつくことになる。また、電磁波Wが、着座者の身体を通過せずに受信部13によって受信された場合は、その受信部13の位置に着座者の身体がないと判断できることとなる。
これらのことから、体格検知センサーによって着座者のおおよその体格(上半身)を検知することが可能となる。
制御装置5は、体格検知センサーから得られた情報(体格検知情報)から、体幅や体の厚み、座高等を推測し、その推測結果に基づいて、シート51を変形させるための機構を動作させる駆動部を適宜動作させることができる。
例えばシートバック53における土手部53aが、着座者に接近する方向とその反対方向に動作するように構成されているとすると、制御装置5は、着座者の体格検知情報に基づいて、土手部53aを着座者の身体に接触させたり、離したりすることができる。
本変形例によれば、着座者の上半身における体格を検知することができる。そして、制御装置5は、体格検知情報に基づいて、生体センサーが設けられた部位の動作を制御できることになるので、生体情報を更に正確に検出しやすくなる。
1 シート
2 シートクッション
3 シートバック
5 制御装置
6 カメラ
10 生体センサー
11a 生体センサー
11b 生体センサー
11c 生体センサー
12 体格検知センサーの発信部
13 体格検知センサーの受信部
21 シート
22 シートクッション
23 シートバック
24 ヘッドレスト
25 ランバーサポート
31 シート
32 シートクッション
32a 土手部
32b オットマン
33 シートバック
33a 土手部
33b ショルダーサポート
34 ヘッドレスト
35 エアセル
36 エアセル
37 エアセル
38 エアセル
39 エアセル
41 シート
42 シートクッション
43 シートバック
51 シート
52 シートクッション
53 シートバック
54 ヘッドレスト

Claims (10)

  1. 着座者が着座するシート本体と、
    前記シート本体のうち前記着座者の身体に対する相対的な位置を調整するための動作が可能に構成された部位に設けられた生体センサーと、
    前記シート本体における前記部位の動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記制御部は、前記生体センサーによって取得すべき生体情報が取得できないと判断される場合に、前記シート本体における前記部位の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記制御部は、
    前記部位を動作させて前記生体センサーを前記着座者に押し当て、
    押し当てたときの前記生体センサーの出力が第一閾値を上回った場合に、前記部位を、前記生体センサーが前記着座者から離れる方向に動作させ、
    離れていくときの前記生体センサーの出力が第二閾値を下回った場合に、前記部位を、前記生体センサーが前記着座者に接近する方向に動作させ、
    接近していき、かつ前記着座者に接触したときの前記生体センサーの出力が第三閾値を上回った場合に、前記部位の動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
    前記シートクッションは、当該シートクッションの前端部を後端部に対して昇降させるクッションチルト機構を有しており、
    前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記シート本体は、前記着座者の背中及び腰部を支持するシートバックを備え、
    前記シートバックは、当該シートバックに内蔵され、前後方向に変形するランバーサポートを有しており、
    前記部位は、前記ランバーサポートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記シート本体は、当該シート本体に内蔵され、流体が封入されることで膨出する袋体を有しており、
    前記部位は、前記シート本体のうち前記袋体の前記着座者側に位置する部位であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記シート本体は、当該シート本体の外縁部に設けられ、前記着座者側に接近する方向とその反対方向に動作する土手部を有しており、
    前記部位は、前記土手部であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  8. 前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
    前記シートクッションは、当該シートクッションの前端部を後端部に対して前後方向に変位させて前後方向の長さを調整するクッション前後長調整機構を有しており、
    前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記シート本体は、前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションを備え、
    前記シートクッションは、当該シートクッションを昇降させるハイト機構を有しており、
    前記部位は、前記シートクッションの前端部であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  10. 前記シート本体は、
    前記着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、
    前記着座者の背中及び腰部を支持するシートバックと、
    前記着座者の体格を検知し、体格検知情報を前記制御部に送信する体格検知センサーと、を備えており、
    前記体格検知センサーは、
    前記シートクッションに設けられ、前記シートバックに向けて電磁波を走査線状に照射する発信部と、
    前記シートバックに格子状に設けられ、前記発信部から照射された電磁波を受信する複数の受信部と、を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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