JPH03221005A - ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 - Google Patents

ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置

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JPH03221005A
JPH03221005A JP1750490A JP1750490A JPH03221005A JP H03221005 A JPH03221005 A JP H03221005A JP 1750490 A JP1750490 A JP 1750490A JP 1750490 A JP1750490 A JP 1750490A JP H03221005 A JPH03221005 A JP H03221005A
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JP
Japan
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headrest
motor
vertical
angle
standard
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JP1750490A
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English (en)
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Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モータの駆動制御により、ジーFバック上
端に設けられたヘッドレストを移動して、着座者の頭部
支持位置を調整可能とするヘッドレスト制御方法および
ヘッドレスト制御装置に関スる。
〔従来の技術〕
たとえば、自動車用シートに代表されるように、各種自
動車のシートのジードパ、り上端に、ヘッドレストが配
設されている。このようなヘッドレストは、着座者の頭
部を支持し、衝突時等において、着座者の頭部の、胴体
に対する相対的な後方移動を制限して、けい部の障害を
軽減する安全確保機能を有している。また、通常時にお
いて、ヘッドレストは、着座者の頭部の安定を保ち、そ
れによって、疲労感を与えない最適な姿勢の確保に役立
っている。
このようなヘッドレストにおいて、たとえば、モータの
駆動制御により、ヘッドレストの上下位置、前後位置を
任意に調整し、着座者の好み、体形等に応じた最適な支
持位置を設定可能な構成が知られている。このような構
成によれば、着座者がスイッチ操作により、モータを適
宜駆動制御し、着座者各自の好み、体形等に応じた最適
な支持位置を得ることができるため、着座者の安全性、
快適性が確保される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、着座者が自己の好み、体形等に応じたヘ
ッドレストの位置を得るためには、対応するスイッチを
操作して、モータを駆動制御し、ヘッドレストの上下位
置、前後位置をそれぞれ調整しなければならない。その
ため、従来、可動式のヘッドレストにおいても、操作の
煩わしさから、ヘッドレストの支持位置を各自が調整し
て、最適な位置でヘッドレストを使用することは、極め
て少ないのが現状である。
つまり、着座者は、頭部の安定性をあえて無視した状態
で、ヘッドレストを使用することとなるため、ヘッドレ
ストの安全確保機能は十分に発揮されず、着座者頭部の
安全性、快適性の低下は避けられない。
ここで、たとえば、モータの駆動により調整した、ヘッ
ドレストの最適な位置を、マイクロコンピュータ(マイ
コン)等のメモリー機能にメモリー可能な構成が知られ
ている。このような構成において、ヘッドレストの最適
な位置を予めメモリーしておけば、メモリー再生によっ
て、着座者の好み、体形等に応じた最適なヘッドレスト
の支持位置が、繰返し設定できる。
しかし、このようなメモリー機能においては、メモリー
可能なデータの数が限定されるため、特定の着座者のみ
を対象とすることとなる。そのため、着座者の限定され
るドライバーシートlこおいては、有効に利用すること
も可能であるが、不特定多数の着座者の利用するアシス
タントシート、リャシート等においては、着座者の限定
ができず、メモリー機能が有効に利用できない。
ところで、自動車等のドライバーシート、アシスタント
シート(フロントンート)においては、一般的に、リク
ライニング装置によって、シートバックが前後方向に揺
動可能に構成されている〇そして、着座者の好み、体形
、または、疲労の度合い等に応じて、シートバックの傾
斜角度(リクライニング角度)が任意に調整される。
しかし、シートバックの揺動に対して、ヘッドレストは
、/−ドパツクに対する相対的な角度、位置を変えるこ
となく、シートバックと一体的に揺動される。そのため
、シートバックのリクライニング角度を変えるたひに、
ヘッドレストの位置を調整し直さなければならず、最適
な支持位置が容易に得られないとともに、操作が煩わし
くなる。
特に、メモリー機能を有する構成においては、ヘッドレ
ストの支持位置を微調整した後、最適な支持位置を再度
メモリーし直す必要があり、操作の煩雑化は避けられな
い。
ここで、ドライバーンートにおいては、ドライバーが走
行時の疲労をとるために、サービスエリア等で、シート
バックを後方に大きく揺動させた、いわゆるリラックス
ポジションで身体を休めることが、通常、行われている
。しかし、このような場合においても、着座者は、リラ
ックスポジションへのシートバックのリクライニング角
度の調整とともに、ヘッドレストを休息に適した位置に
調整する必要があるため、操作の煩雑化は避けられない
。そして、ヘッドレストの位置が、休息に適していない
と、着座者の頭部が不安定となり、着座者の疲労の緩和
が十分にはかれない。
この発明は、ヘッドレストの位置の設定を容易な操作の
もとで暫定的に行ない、着座者の安全確保をはかるとと
もに、リラックスポジションにおいて、着座者の頭部を
安定した状態で支持するヘッドレスト制御方法およびヘ
ッドレスト制御装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明のヘッドレスト制
御方法によれば、男性、女性の標準的な体形に合せたヘ
ッドレストの上下位置、前後位置が、シートバックのニ
ュートラル角度からの距離を基準として予め個別にメモ
リーされて、男性、女性のヘッドレストの標準位置とさ
れている。そして、男女個別のメモリー再生によって、
ヘッドレストが、シートバックの現在のリクライニング
角度とは無関係に、ニュートラル角度における、それぞ
れの標準位置まで、自動的に移動される。
また、マニュアルスイッチの操作により、ヘッドレスト
の位置の修正が、手動制御によって、任意に行なえる。
ここで、シートバックのリクライニング角度の変更に伴
なって、ニュートラル角度からのリクライニング角度と
、変更後のリクライニング角度に対応した上下方向、前
後方向の補正量とをそれぞれ算出し、リクライニング角
度の変化に追従して、それぞれの補正量に対応した距離
だけ、ヘッドレストを自動的に移動させることが好まし
い。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この発明に係るヘッドレ
スト制御1装fiif1oは、マニュアルスイッチ12
と、オートスイッチ14と、中央処理ユニット16と、
昇降用モータ旧と、揺動用モータM2とを具備している
。そして、ヘットルスト制御装置111oは、昇降用モ
ータ旧、揺動用モータM2の駆動によって、ヘッドレス
ト1gの上下位置、前後位置を制御可能に構成されてい
る。昇降用モータ旧、揺動用モータM2として、たとえ
ば、DCギャードモータがそれぞれ利用できる。
ヘッドレスト18の動作を概略的に述べると、ヘッドレ
ストは、たとえば、第3図に実線で示す後限位置(図中
では下限位置と一致している)から−点鎖線で示す前限
位置までの揺動角度αの範囲において、シートバック2
0に対して前後方向に揺動できる。ヘッドレスト18の
揺動角度αは、たとえば、18°程度とされ、この揺動
角度α内における、ヘッドレストの揺動が、揺動用モー
タM2の駆動によって制御され、ヘッドレストの支持位
置が、この範囲内で調整されて、着座者の好みの支持位
置が任意に設定される。
また、ヘッドレスト18は、揺動範囲のどの位置におい
ても、下限位置から二点鎖線で示す上限位置までの距離
ΔHの範囲内で、シートバック20に対して昇降でき、
着座者の好みのヘッドレストの上下位置が任意に設定さ
れる。昇降距離Δ■は、タトえば、40m程度とされ、
ヘッドレスト16の昇降は、昇降用モータ旧の駆動によ
って制御される。
なお、ヘッドレスト1gを昇降、揺動させるための駆動
機構(図示しない)は、公知の構成とされ、その構成は
この発明の趣旨でないため、詳細に説明しない。
昇降用モータ旧、揺動用モータM2は、たとえば、マニ
ュアルスイッチ12の操作によって、それぞれ駆動され
る。第1図、第2図に示すように、マニュアルスイッチ
12は、上下調整用スイッチ22、前後調整用スイッチ
24を有して形成されている。マニュアルスイッチ12
は、対応するシートの着座者、つまり、第2図に示すよ
うに、たとえば、ドライバーシー)26iこあっては、
ドライバーの操作可能な位置、たとえば、ドライバーシ
ートのシートクッション28のサイド等に設けられてい
る。
第1図に示すように、マニュアルスイッチ12のスイッ
チ22.24として、たとえば、操作方向によって、昇
降用モータ旧、揺動用モータM2の回転方向を切換え可
能な、ニュートラルボジンヨンと2ボジン3ンの接点と
を持つ自動復帰形のンーソー式スイッチがそれぞれ利用
できる。そして、マニュアルスイッチのスイッチ22.
24は、中央処理ユニット16にそれぞれ接続されてい
る。
中央処理ユニット16は、マイクロフンピユータ(マイ
コン)30を備えて形成され、マイコンは、記憶された
プログラムに従って人力を処理し、適当な制御信号を発
生可能に構成されている。制御信号は、第1図、第2図
を見るとわかるように、たとえば、中央処理ユニット1
6に接続されたリレー制御回路32に出力され、リレー
制御回路がモータ制御リレーRLI 〜RL4のうちの
適当なリレーを付勢する。そして、モータ制御リレー1
?L1−RL4のうち、付勢されたリレーが、対応する
リレー接点RLla−RL4aをそれぞれ切換えること
によって、昇降用モータ旧、揺動用モータM2の駆動が
それぞれ制御される。
なお、昇降用モータMl、揺動用モータM2、および、
中央処理ユニット16は、たとえば、自動車のバッテリ
ー34に接続され、バッテリーからの供給電圧によって
、中央処理ユニットが作動されるとともに、各モータが
駆動される。
たとえば、マニュアルスイッチの上下調整用スイッチ2
2を任意の方向に操作すると、対応する信号が、中央処
理ユニット16に出力される。すると、中央処理ユニッ
)16によって処理された制御信号が、リレー制御回路
32に出力され、リレー制御回路からの信号によって、
たとえば、モータ制御リレーRL1.RL2のいず−れ
かが付勢され、対応するリレー接点RL1a、RL2a
が切換えられる。そして、リレー接点RLla、RL2
aのいずれかの切換えによって、昇降用モータ旧が正転
、または、逆転し、ヘッドレス)1gが昇降して、ヘッ
ドレストの上下位置(高さ)が調整される。なお、上下
調整用スイッチ22が上方サイドに操作されると、たと
えば、昇降用モータ旧が正転するように構成されている
また、マニュアルスイッチの前後調整用スイッチ24を
任意の方向に操作すると、対応する信号が、中央処理ユ
ニット16を介して、リレー制御回路32に出力され、
リレー制御回路からの信号によって、たとえば、モータ
制御リレーRL3.RL4のいずれかが付勢される。す
ると、モータ制御リレーRL3.RL4のうちの付勢さ
れたリレーに対応するリレー接点RL3a 、 RL4
aが切換えられて、揺動用モータM2が対応する方向に
駆動され、ヘッドレスト18が前後方向に揺動して、ヘ
ッドレストの前後位置が調整される。なお・、前後調整
用スイッチ24が前方サイドに操作されると、たとえば
、揺動用モータM2が正転するように構成されている。
ここで、たとえば、ヘッドレスト18の駆動機構等に、
ヘッドレストの上下位置、前後位置を検出する位置検出
手段36.38が設けられている。位置検出手段36.
38として、たとえば、可動部材の揺動角度、回動角度
等からヘッドレスト18の傾斜角度を認識可能なポテン
ションメータが利用でき、ポテンションメータは、第1
図、第2図に示すように、中央処理ユニット16にそれ
ぞれ接続されてイル。そして、位置検出手段(ポテンシ
ョンメー夕) 36.38は、たとえば、ヘッドレスト
1δを昇降さげるためのリンク(図示しない)の揺動中
心となる枢支ピンや、ヘッドレスト18の揺動中心とな
るシャフト(図示しない)等に設けられる。
たとえば、ヘッドレスト18を昇降、または、前後移動
させると、揺動部材、回動部材等と一体的に、位置検出
手段36.38の固定端36a、38aに対して可動端
36b、38bが回動し、可動端の回動角度に対応する
信号が中央処理ユニット16に出力される。
すると、位置検出手段36.38からの信号によって、
上下方向、前後方向におけるヘッドレス1−18の現位
置がそれぞれ認識される。
また、ヘッドレスト18の現在位置を認識可能なことか
ら、位置検出手段36.38を利用し、ヘッドレストの
上限、下限位置、および、後隅、前限位置をそれぞれ検
出することによって、昇降範囲、揺動範囲を限定するこ
とができる。たとえば、ヘッドレスト18の上限、下限
位置、および、後隅、前限位置における、位置検出手段
36.38の角度が、それぞれの設定値として、中央処
理ユニット16に予めメモリーされる。そして、位置検
出手段36.38による測定値が、設定値に到達したと
き、モータM1.’M2のうちの対応するモータを停止
するように構成される。このような構成では、リミ・ノ
ドスイッチ等を設けることなく、位置検出手段36.3
8によって、ヘッドレスト1δの昇降範囲、揺動範囲が
それぞれ限定できるため、構成が簡素化される。
ところで、この発明のヘッドレスト制御装置10によれ
ば、男性、女性それぞれの標準的なヘノドレス)1gの
支持位M(標準位置)が、予め個別に設定、メモリーさ
れている。そして、オートスイッチ14の操作により遍
択された男性標準位置、または、女性標準位置まで、ヘ
ッドレス目8を自動的に移動可能に構成されている。
たとえば、統計上、はぼ平均的な男性、女性の体形を基
準とし、平均的な体形における、へ・ノドレス)18の
最適な支持位置が、男性、女性のそれぞれの標準位置と
して、中央処理ユニ、ノド16に予め設定、メモリーさ
れている。
オートスイッチ14として、たとえば、第1図に示スよ
うに、マニュアルスイッチ12と同様に、操作方向によ
って、男性、女性の標準位置を選択可能なニュートラル
ボジン3ンと2ポジシヨンの接点とを持つ自動復帰形の
シーソー式スイ・ノチが利用できる。そして、オートス
イ・ノチ14は、中央処理ユニット16に接続されてい
る。また、第2図に示すように、オートスイッチ14は
、たとえば、マニュアルスイッチ12と同様に、シート
ク・ノンヨン28のサイド等に配設される。なお、マニ
ュアルスイッチ12、オートスイッチ14の配設位置は
、ンートクソンヨン28のサイドに限定されず、他の位
置、たとえば、シート26に対応するドアと一体的に設
ケラれたアームレストや、コンソールボックス等に設け
てもよい。
たとえば、オートスイッチ14を男性方向に操作すると
、中央処理ユニ・ノド16に予めメモリーされた男性用
標準位置の設定値と、位置検出手段36,38によるヘ
ッドレスト18の各測定値とが一致するように、昇降用
モータ旧、揺動用モータM2がそれぞれ駆動される。そ
して、モータM1.M2のそれぞれの駆動により、位置
検出手段36.38の測定値が、男性用標準位置の設定
値と一致すると、各モータが停止し、ヘッドレスト18
の男性用標準位置が自動的に設定される。
そして、この発明のヘッドレスト制御装置lOによれば
、シートバック20の傾斜角度(リクライニング角度)
とは無関係に、ヘッドレスト18の男性用標準位置、女
性用標準位置が、着座者の頭部に対して、常に一定に設
定されるように構成されている。
ここで、シートバック20のリクライニング角度を検出
する角度検出手段40として、たとえば、位置検出手段
36.38と同様に、ポテンンヨンメータが利用でき、
ボテンンヨンメータ(角度検出手段)は、シートバック
の揺動中心となるリクライニング装置42の枢支軸等に
設けられる。そして、角度検出手段40は、第1図、第
2図に示すように、中央処理ユニット16に接続されて
いる。なお、リクライニング装置42は、公知の構成と
され、その構成はこの発明の趣旨でないため、詳細に説
明しない。また、リクライニング装置42は、モータの
駆動制御によりシートバック2oの角度調整を行なうパ
ワー式、ハンドル等の操作により角度調整を行なう手動
式を問わない。
へ・7ドレスト18の標準位置を設定する際の基準とな
るシートバック2oのニュートラル角度として、揺動角
度θRが25°の場合が選ばれる(第4図参照)。つま
り、ヘッドレスト18の標準位置は、シートバック20
のニュートラル角度(θR−25°)における上下位置
、前後位置として、設定されている。なお、ニュートラ
ル角度は、ンートバy’)20の揺動角度θR−25°
に限定されず、他の揺動角度に設定してもよい。
たとえば、シートバック2oがニュートラル角度にある
とき、オートスイッチ14を男性方向に操作すると、上
下方向、前後方向への現在位置から男性用標準位置まで
の距離、角度がそれぞれ算出される。そして、算出され
た距離、角度に応じて昇降用モータ旧、揺動用モータM
2がそれぞれ駆動して、ヘッドレスト18を男性用標準
位置まで自動的に移動さげる。
また、たとえば、シートバック2oがニュートラル位置
から外れて、着座者の任意の位置(自己位置)に設定さ
れているときに、オートスイッチI4を男性方向に操作
すると、まず、シートバックがニュートラル位置から何
度ずれて傾斜しているかが算出される。そして、/−ド
パツク2oのリクライニング角度に応じて、ヘッドレス
ト上下補正量とヘッドレスト前後補正量とが、それぞれ
の相関関係式に基づいて算出され、それぞれの補正量だ
け、ヘッドレスト18が移動される。
リクライニング角度〜ヘッドレスト上下補正量、および
、リクライニング角度−ヘッドレスト前後補正量は、通
常、第5図、第6図に示すような関係とされる。たとえ
ば、シートバック2oが後方に大きく傾斜されると、ヘ
ッドレスト18は、ある−定の位置まで、上方、および
、前方に移動される。
そして、シートバック20がある一定の傾斜角度に到達
すると、第5図に示すように、ヘッドレスト18は下方
に移動し、シートバックのりクライニング角度の変化に
伴なう、着座者の頭部の位置に応じた移動が行なわれる
。なお、第6図に示すように、ヘッドレスト前後補正量
は、シートバック20のリクライニング角度の増大に比
例して大きく、つまり、より前方Iこ移動される。
なお、第1図を見るとわかるように、昇降用モータ旧、
揺動用モータM2への過電流を防止する過電流検出抵抗
44.46が、モータと直列にそれぞれ設けられている
。そして、過電流検出抵抗44.46端末の電圧値が、
たとえば、中央処理ユニット16fこ予め設定された過
電流の基準となる設定と比較される。過電流は、たとえ
ば、モータM1.M2の過負荷時にそれぞれ発生し、過
電流検出抵抗44.46に過電流が流れると、検出抵抗
端末の電圧値が上昇し、電圧値が中央処理ユニソ)16
の設定値に達すると、過電流の発生と判断されて、モー
タの過負荷状態が検出される。
中央処理ユニット】6が、昇降用モータ旧、揺動用モー
タM2の過負荷状態を検出すると、中央処理ユニットか
らリレー制御回路32に信号が出力され、’/レーRL
I〜RL4のうちの、過負荷状態となっているモータに
対応するリレーを情勢し、リレー接点を切換えることに
よって、モータが直ちに停止される。つまり、たとえば
、上下方向、または、前後方向へのヘッドレスト18の
移動時に、ヘッドレス!・が障害物に接触したり、着座
者がヘッドレストを強制的に押さえっけたりして過電流
が生じると、モータは直ちに停止されるため、モータの
過熱、破損等が確実に防止できる。
上記構成のヘッドレスト制御装置loによるヘッドレス
ト制御方法を、第7図ないし第10図のフローチャート
に沿って詳細に説明する。
第7図を見るとわかるように、まず、電源の投入、たと
えば、イグニンヨンスイッチのオンにより、ヘッドレス
ト18の上昇指令フラグFu、下降指令フラグFd、前
方移動指令フラグFf、後方移動指令フラグFb、およ
び、マニュアルスイッチの操作指令フラグ8がそれぞれ
リセット(0)され、初期化が行なわれる(100)。
そして、まず、マニュアルスイッチ12が操作されたか
否かが判断される(102)。ここで、たとえば、マニ
ュアルスイッチの上下調整用スイッチ22、前後調整用
スイッチ24のいずれかが任意の方向に操作されたと仮
定するとマニュアルスイッチ12がオンとなり、(10
2)において、YESと判断され、フラグ阿をセット(
1)シ(104) 、マニュアルスイッチ操作サブルー
チンに沿って、適宜処理される(106)。
第8図を見るとわかるように、マニュアルスイッチ操作
サブルーチンは、マニュアルスイッチの上下調整用スイ
ッチ22が上方サイドにオンか否か(200) 、下方
サイドにオンか否か(202) 、または前後調整用ス
イッチ24が前方サイドにオンか否か(204) 、後
方サイドにオンか否か(206)がそれぞれ順次判断さ
れる。たとえば、マニュアルスイッチの上下調整用スイ
ッチ22を上方サイドにオンとし、(200)において
、YESと判断されると、フラグFuがセラ) (1)
され(208) 、第7図のメインルーチンにリターン
される。そして、次に、モータ駆動サブルーチンに沿っ
て、適宜処理される(108)0 第9図を見るとわかるように、モータ駆動サブルーチン
は、まず、マニュアルスイ・ノチ12のフラグFυがセ
ット(1)されているか否か(300) 、フラグFd
がセット(1)されているか否か(302) 、フラグ
Ffがセット(1)されているか否か(304) 、お
よび、フラグFbがセット(1)されているか否か(3
o6)がそれぞれ順次判断される。たとえば、マニュア
ルスイッチの上下調整用スイッチ22が上方サイドに操
作され、フラグPaが七ノド(1)されていると仮定す
ると、(300)において、YESと判断され、リレー
制御回路32を介して、モータ制御リレーRLlが付勢
され(308) 、昇降用モータ旧の正転により、ヘッ
ドレスト18が上昇する。
昇降用モータ旧が駆動されると、次に、たとえば、過電
流検出抵抗44端末の電圧値が設定値に到達したか否か
、つまり、昇降用モータ旧のモータ電流IIが過電流基
準値Iωawlに達したか否か(31゜)が判断される
。たとえば、モータM】が定常駆動状態であり、モータ
電流11がImaxlに達していないとき、(31(1
)において、NOと判断され、次に、ヘッドレスト18
が昇降範囲内にあるか否か(312)が判断される。
たとえば、ヘッドレスト】8が昇降範囲内にあり、(3
12)において、YESと判断されると、第7図のメイ
ンルーチンにリターンされて、モータM1が継続して駆
動される。そして、ヘッドレスト18の任意の位置にお
いて、マニュアルスイッチの上下調整用スイッチ22の
操作を解除すれば、(102)において、Noと判断さ
れる。このとき、オートスイッチ14が操作されたか否
か(110)が判断されるが、オートスイッチは未操作
であるため、Noと判断されて戻される。つまり、ヘッ
ドレスト18の任意の位置で、マニュアルスイッチ12
の操作を解除すれば、昇降用モータM1は停止するため
、マニュアルスイッチ操作の手動制御によって、ヘッド
レストの上下位置が任意に調整できる。
ここで、たとえば、昇降用モータ旧が過負荷状態となり
、モータ旧のモータ電流11が過電流基準値1ωaxl
に達すると、第9図のモータ駆動サブルーチンの(31
0)において、YESと判断される。すると、ヘッドレ
スト18の位置と無関係に、モータ制御リレーRLIが
情勢されて(314) 、昇降用モータ旧が直ちに停止
されるとともに、フラグFuがリセット(0) されて
(31B> 、第7図のメインルーチンIこリターンさ
れる。そのため、過電流からの昇降用モータ旧の保護が
1−分にはかられる。
また、たとえば、昇降用モータ旧の定常駆動により、ヘ
ッドレスト18が上限位置に達すると、第9図のモータ
駆動サブルーチンに示す(31(1)、(312)にお
いて、それぞれNOと判断される。すると、モータ制御
リレーRLIが情勢されて(314) 、昇降用モータ
旧を直ちに停止し、ヘッドレスト18が上限位置に設定
されるとともに、フラグFuがリセット(0)されて、
第7図のメインルーチンにリターンされる。そのため、
ヘッドレスト18の上限位置が正確に限定される。
また、マニュアルスイッチの上下調整用スイッチ22を
下方サイドに操作した場合においても同様であり、第7
図に示すメインルーチンの(102)において、YES
と判断されると、第8図のマニコアルスイッチ操作サブ
ルーチンで適宜処理される。
第8図を見るとわかるように、下方サイドへの上下調整
用スイッチ22の操作時においては、(200)におい
てNo、 (202)においてYESと判断され、フラ
グFdをセット(1)シて(210) 、第7図のメイ
ンルーチンにリターンされる。
そして、第9図のモータ駆動サブルーチンの(300)
においてNo、 (302)においてYESと判断され
、モータ制御リレーRL2を付勢して(318) 、昇
降用モータMlを逆転させる。すると、モータ電流!l
が過電流基準値1a+axlに達したか否か(320)
 、ヘットレス)1gが昇降範囲内にあるか否か(32
2)がそれぞれ判断される。そして、昇降用モータ旧の
定常駆動時では、(320)においてN01(322)
においてYESと判断されて、モータM1が継続して逆
転方向に駆動される。また、昇降用モータ旧に過電流が
生じて、(320)においてYESと判断されるか、ヘ
ッドレストI8は下限位置に到達シテ、(312) ニ
おいてNOと判断されると、モータ制御リレーRL2が
消勢される(324)。すると、昇降用モータ旧が停止
して、ヘッドレスト18を停止させるとともに、フラグ
Fdをリセット(0)する(326)。
また、前後調整用スイッチ24を前方サイド、後方サイ
ドに操作した場合においても同様であり、第7図に示す
メインルーチンの(102)において、YESと判断さ
れると、第8図のマニュアルスイッチ操作サブルーチン
で適宜処理される。第8図を見るとわかるように、前方
サイド、後方サイドへの前後調整スイッチ24の操作時
においては、(200)、(202)においてNo、 
(204)、(206)のいずれか対応する箇所におい
て、YESと判断され、フラグFfFbのうちの対応す
るフラグをセット(1)シて(212)、(214) 
、第7図のメインルーチンにリターンされる。
そして、第9図のモータ駆動サブルーチンの(30O)
 、 (302)においてNO,(304)、(306
)のいずれかにおいて、YESと判断され、モータ制御
リレーRL3 、 Rb2のうちの対応するリレーを付
勢して(32g)。
(330) 、揺動用モータM2を正転、または、逆転
させる。そして、モータ電流12が過電流基準値1ma
x2に達したか否か(322)、(324) 、へyト
ースト18が揺動範囲内にあるか否か(326) 、 
(32g)がそれぞれ判断される。昇降用モータM2の
定常駆動時では、(322) 、または、(324)に
おいてN01(326) 、または、(32g)におい
てYESと判断されて、モータM2が継続して駆動され
る。また、(332)、または、(334)においてY
ES 、(336) 、または、(33Jl)において
Noと判断されると、モータ制御リレーRL3 。
Rb2のうちの対応するリレーが情勢される(340)
(342)。すると、揺動用モータM2が停止し、へ、
ラドレスト18を停止させるとともに、フラグFf、F
bのうちの対応するフラグをリセット(0)させる(3
44) 、 (346)。
マタ、マニュアルスイッチ12の未操作状態では、第7
図に示すメインルーチンの(102)において、NOと
判断され、オートスイッチ14が操作されたか否かが判
断される(110)。たとえば、オートスイッチ14の
操作状態を仮定すると、(110)において、YESと
判断され、次に、オートスイッチが男性方向に操作され
たか否かが判断される(112)。ここで、オートスイ
ッチ14が男性方向に操作されたとすると、(112)
において、YESと判断され、まず、ンートバyり20
がニュートラル角度にあるか否か、つまり、ンートバッ
ク20のリクライニング角度θRが25°であるか否か
を判断する(114)。たとえば、ンートバック20が
、ニュートラル角度に予め設定されていたと仮定すると
、(114)において、YESと判断され、まず、ヘッ
ドレスト18の上下位置が男性用標準位置か否かを判断
する(116)。
ここで、ヘッドレスト18の上下位置が男性用標準位置
からずれ、自己位置にあるとすると、(116)におい
て、NOと判断されて、フラグFυ、Fdのうちの対応
するフラグがセット(1〉 され(11g) 、第9図
に示すモータ駆動サブルーチンに従って、対応する方向
に昇降用モータ旧が駆動される(120)。
そして、昇降用モータ旧の定常駆動により、ヘッドレス
ト18が男性用標準位置に到達し、第7図に示すメイン
ルーチンの(116)において、YESと判断されると
、モータ旧が停止し、ヘッドレストの上下位置が設定さ
れる。
また、(JIS) lこおいて、YESと判断されると
、次に、ヘッドレスト18の前後位置が男性用標準位置
か否かが判断される(122)。このとき、ヘッドレス
)18の前後位置が男性用標準位置からずれて自己位置
に設定されていると、NOと判断されて、フラグFr、
Fbのうちの対応するフラグがセット(I)され(+2
4) 、第9図に示すモータ駆動サブルーチンに従って
、対応する方向に昇降用モータMlが駆動される(12
0)。そして、揺動用モータM2の定常駆動により、ヘ
ッドレスト18が男性用標準位置に到達し、第7図に示
すメインルーチンの(122)において、YESと判断
されると、モータM2が停止し、ヘッドレストの前後位
置が設定される。
また、ンートハ、り20が、たとえば、着座者の自己位
置にあり、ニュートラル角度から外れて設定されてたと
仮定すると、(+14)において、NOと判断される。
すると、ンートバ、り20のリクライニング角度とヘッ
ドレスト18の上下位置との補正量、および、リクライ
ニング角度と前後位置との補正量が、それぞれの相関関
係式に基づいて算出され、男性用標準位置へのヘッドレ
ストの上下位置、前後位置の補正がそれぞれ行なわれる
(12G)(1211)。このとき、相関関係式に基づ
くヘッドレス)1gの位置の補正が完了したか否かが判
断され(+30) 、Noと判断されると、フラグFu
、Fd、Ff、Fbのうちの対応するフラグを適宜セッ
ト(1) L(132) 、(130)において、YE
Sと判断されるまで、昇降用モータM1、揺動用モータ
M2がそれぞれ駆動される(120)。そして、ヘッド
レスト1gの上下位置、前後位置の補正が完了し、(1
30)において、YESと判断されると、昇降用モータ
旧、揺動用モータM2の駆動が停止し、ヘッドレストが
男性用標準位置に設定される。
また、オートスイッチ14が女性方向に操作され、(1
12)において、NOと判断されると、男性方向への操
作時と同様に、まず、シートバック20のリクライニン
グ角度θRが25°か否かを判断する(134)。たと
えば、シートバック20がニュートラル角度にあり、(
134)において、YESと判断されると、次に、ヘッ
ドレス)1gの上下位置が女性用標準位置か占かを判断
する(136)。ここて、ヘッドレスト1gの上下位置
が女性用標準位置からずれ、着座者の自己位置にある場
合、(136)において、NOと判断され、フラグFu
、Fdのうちの対応するフラグをセント(J)して(1
311) 、昇降用モータ旧を対応する方向に駆動させ
る(140)。そして、昇降用モータ旧の駆動により、
ヘッドレスト18の上下位置が女性用標準位置に到達す
ると、(136)において、YESと判断され、次に、
ヘッドレストの前後位置が女性用標準位置にあるか否か
が判断される(142)。
たとえば、ヘッドレスト18の前後位置が女性用標準位
置からずれ、着座者の自己位置にある場合、(142)
において、Noと判断され、フラグFf、Fbのうちの
対応するフラグをセット(l〉シて(144)、揺動用
モータM2を対応する方向に駆動させる(140)。そ
して、活動層モータM2の駆動により、ヘッドレスト1
8の前後位置が女性用標準位置に到達すると、(142
)において、YESと判断され、モータM2が停止し、
ヘッドレストの前後位置が設定される。
マタ、シートバック20が着座者の自己位置にあり、(
134)において、NOと判断されると、ヘッドレスト
Illの上下位置、前後位置が、それぞれの相関関係式
に基づいて、女性用標準位置と一致するように補正され
る(146) 、 (148)。このとき、相関関係式
に基づくヘッドレスト18の位置の補正が完了したか否
かが判断され(150) 、Noと判断されると、フラ
グFu、Fd、Ff、Fbのうちの対応するフラグを適
宜セット(1)  L(152) 、(15(+)にお
いて、YESと判断されるまで、昇降用モータM1、揺
動用モータM2がそれぞれ駆動される(140)。そし
て、ヘッドレス)18の上下位置、前後位置の補正が完
了し、(150)において、YESと判断されると、昇
降用モータ旧、揺動用モータM2の駆動が停止し、ヘッ
ドレストが女性用標準位置に設定される。
そして、オートスイッチ14の操作により、ヘッドレス
ト1gが男性用標準位置、女性用標準位置に到達した後
は、いずれの場合においても、次に、マニュアルスイッ
チ12の操作フラグM カセット(1)されているか否
かが判断される(154)。ここで、ヘッドレスト18
の標準位置において、マニュアルスイッチ12を任意に
操作すると、(102)において、YESと判断され、
フラグ阿がセット(1)される(104)。すると、(
154)において、YESと判断され、マニュアルスイ
ッチ操作サブルーチンに従ッて、適宜処理される(15
6)。そして、(106) 、 (1011)により、
操作したマニュアルスイッチ12に対応する昇降用モー
タ旧、または、揺動用モータM2が駆動されて、標準位
置から修正されたヘッドレスト18の自己位置が設定さ
れる(15g)。
このように、標準位置へのヘッドレスト18の設定後に
、マニュアルスイッチ12を操作し、へ’yドレストの
位置を各自の好み、体形等に応じた位置に修正すれば、
ヘッドレストの最適な自己位置が任意に調整できる。
また、標準位置から変更することなく、ヘッドレスト1
8を使用する場合、マニュアルスイッチ12が未操作状
態のため、(154)において、NOと判断され、!f
? 重位置でのヘッドレスト16が自己位置として設定
される(158)。
そして、次に、第1O図に示すサブルーチンにおいて、
ンートバソク20が、標準位置へのヘッドレスト18の
設定時でのリクライニング角度θRから変更されたか否
かが判断される(400)。たとえば、ジ−ドパツク2
0のリクライニング角度の変更がなく、(400)にお
いて、Noと判断されると、フラグHをリセット(1)
 L(402) 、第7図に示すメインルーチンにリタ
ーンされる。
ところで、任意に調整されたヘッドレスト18の自己位
置において、休息等のために、たとえば、ジードパ・ツ
ク20を大きく後傾させると、第1O図のサブルーチン
の(400)において、YESと判断される。すると、
ンートバソク20の後傾に追従した位置にヘッドレスト
18を設定するように、ヘッドレストの上下方向、前後
方向における補正量が、それぞれ算出される(404)
 、 (406)。そして。次に、ヘッドレス)1gの
上下位置の補正が完了したか否かが、まず、判断される
(40g)。このとき、上下位置の補正が完了せず、(
4011)において、NOと判断され、フラグFu、F
dのうちの対応するフラグをセット(1)  L(41
0) 、(40g)において、YESと判断されるまで
、対応する方向に昇降用モータM1が駆動される(41
2)。そして、昇降用モータ旧の駆動により、ヘッドレ
スト18の上下位置の補正が完了し、(408)におい
て、YESと判断されると、次に、ヘッドレスト18の
前後位置の補正が完了したか否かが判断される(414
)。
たとえば、ヘッドレスト18の上下位置の補正と同様に
、前後位置の補正が完了するまで、(414)において
、Noと判断され、フラグFf、Fbのうちの対応する
フラグをセット(1) L(416) 、対応する方向
に揺動用モータM2が駆動される(412)。そして、
揺動用モータM2の駆動によって、へ・ノドレス)1g
の前後位置の補正が完了し、(414)において、YE
Sと判断されると、フラグ門がリセット(0)され(4
02) 、第7図に示すメインルーチンにリターンされ
る。
上記のように、この発明のヘッドレスト制御方法によれ
ば、男性、女性の標準的な体形に合せたヘッドレストの
上下位置、前後位置が、男性、女性の標準位置として、
予め個別にメモリーされている。そして、メモリー再生
によって、ヘンドレスi−が、それぞれの標準位置まで
自動的に移動される。つまり、着座者は、着座時にオー
トスイッチ14の操作により、男性か女性かを選択する
ことによって、ヘッドレストが、男性、または、女性の
標準位置まで暫定的に移動される。そのため、煩雑なス
イッチ操作を伴なうことなく、男性、または、女性の体
形に合った位置にヘッドレスト16が設定でき、ヘッド
レストによる着座者頭部の安全保護がはかられる。従っ
て、着座頭部の安全性、快適性が確実に向上される。
そして、暫定的に設定されたヘッドレス)1gの位置か
ら、マニュアルスイッチ12を操作して、ヘッドレスト
の′位置を任意に修正すればよいため、着座者に最適な
支持位置が、容易に設定できる。
また、ヘッドレスト18の標準位置が、ジードパ2り2
0のリクライニング角度とは無関係に、着座者の頭部に
対して、一定の位置に設定されるため、シートバックの
リクライニング角度に応じたヘッドレストの位置に、そ
の都度、修正し直すこともない。そのため、この点にお
いても、ヘッドレストillの操作の煩雑化が1分に抑
制できる。
更に、シートバック20を後方に大きく傾斜させて、リ
ラックスポジンヨンを設定したとき、へ7トレスト18
が、シートバックのリクライニング角度に追従して、着
座者の頭部支持に適した位置に、自動的に設定される構
成とすることが好ましい。
コノヨうな構成では、リラノクスポジショへの7トバツ
ク20の設定に伴なって、ヘッドレスト18の位置が、
ンートバ、りに追従して自動的に変更されるため、ヘッ
ドレストの位置を修正することなく、ヘッドレスト、シ
ートバックのリラックスボジンヨンに設定される。その
ため、スイッチ操作の煩雑化を招くこともなく、着座者
は、容易に休息姿勢をとることができる。
そして、着座者の休息に適した位置に、ヘッドレスト1
δを移動させるため、着座者は、頭部の安定した状態で
休息をとることができ、着座者に不安感を与えないとと
もに、着座者の疲労の緩和が1゛分にはかられる。
また、この発明のヘッドレスト制御装置lOによれば、
上記のヘッドレスト制御方法が適切に遂行でき、男性、
または、女性の標準位置への暫定的な設定、および、ヘ
ッドレスト1sの位置の修正が、容易な操作のもとで行
なえる。そのため、ヘッドレストの安全確保機能が十分
に作用し、着座者の安全性、快適性の向上が確実にはか
られる。
実施例において、ヘッドレスト18の昇降範囲、揺動範
囲は、位置検出手段36.311によって、それぞれ限
定されているが、これに限定されず、他の手段、たとえ
ば、リミットスイッチによってモータへの印加電圧を遮
断する構成や、ヘッドレストの移動を強制的に阻止する
構成としてもよい。しかし、位置検出手段36.38を
利用する構成とすれば、別部材を用いる必要がないため
、部品点数の削減、構成の簡素化がはかれるとともに、
駆動機構の小型化がはかれる。
また、位置検出手段36.3g 、角度検出手段40は
、へ、トレスト18の位置、シートバック20のリクラ
イニング角度がそれぞれ検出可能であれば足り、ポテン
ンヨンメータに限定されず、他の部材等から構成しても
よい。
更に、この発明において、ヘッドレスト18は、個別の
昇降用モータ旧、揺動用モータM2によって、上下方向
、前後方向にそれぞれ移動可能とされている。しかし、
これに限定されず、たとえば、1つのモータによって、
上下方向、前後方向へのへ1ドレスト18の移動をそれ
ぞれ行なう構成としてもよい。
ところで、実施例においては、ドライバーシート26に
装着されたヘッドレスト18として具体化されているが
、これに限定されず、アシスタントンートのヘッドレス
トとして構成してもよい。
また、この発明のヘッドレスト制御方法をリャンートの
ヘッドレストに応用してもよい。ただし、リャンートに
おいては、シートバックが揺動不能とされることが一般
的であるため、ヘッドレストを男女の標準位置に設定可
能とするとともに、手動制御での位置の修正を可能とす
ればよい。つまり、ノートバックに追従したヘッドレス
トの移動が不要となる。
更に、実施例においては、角度αの範囲内でヘッドレス
ト18を揺動する構成として、ヘッドレスト制御装置1
0が具体化されているが、これに限定されず、支持位置
から着座者の視界線より下方の格納位置まで、ヘッドレ
ストを移動可能とする構成としてもよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明に係るヘッドレスト制御方法に
よれば、メモリー再生によって、ヘッドレストが、男性
、または、女性の標準位置まで暫定的に移動される。そ
のため、煩雑なスイッチ操作を伴なうことなく、男性、
または、女性の体形に合った位置にヘッドレストが設定
でき、ヘッドレストによる着座者頭部の安全保護がはか
られる。
従って、着座頭部の安全性、快適性が確実に向上される
また、ヘッドレストの標準位置が、シートバックのリク
ライニング角度とは無関係に、着座者の頭部に対して、
一定の位置に設定される。そのため、シートバックのリ
クライニング角度に応じたヘッドレストの位置に、その
都度、修正し直すこともなく、この点においても、ヘッ
ドレストの操作の煩雑化が十分に抑制できる。
更に、リラックスポジンヨンを設定したとき、ヘッドレ
ストが、シートバックのリクライニング角度に追従して
、着座者の頭部支持に適した位置に、自動的に設定され
る構成とすることが好ましい。このような構成では、リ
ラックスボジンヨへのシートバックの設定に伴なって、
ヘッドレストの位置が、シートバックに追従して自動的
に変更される。そのため、スイッチ操作の煩雑化を招く
こともなく、着座者は、容易に休息姿勢をとることがで
きるとともに、頭部の安定した状態で休息をとることが
でき、着座者の疲労の緩和が1−分にはかられる。
また、この発明のヘッドレスト制御装置によれば、上記
のヘッドレスト制御方法が適切に遂行でき、男性、また
は、女性の標準位置への暫定的な設定、および、ヘッド
レストの位置の修正が、容易な操作のもとで行なえる。
そのため、ヘッドレストの安全確保機能が十分に作用し
、着座者の安全性、快適性の向上が確実にはかられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るヘッドレスト制御装置の、中
央処理ユニットを中心としたブロック図、第2図は、ヘ
ッドレスト制御装置の概略ブロック図、 第3図は、ヘッドレストの動作を概略的に示す模式図、 第4図は、シートバックの揺動動作を概略的に示す模式
図、 第5図、第6図は、リクライニング角度−ヘッドレスト
上下補正量の関係、および、リクライニング角度−ヘッ
ドレスト前後補正量の関係をそれぞれ示す各特性図、 第7図ないし第1θ図は、この発明に係るヘッドレスト
制御方法のフローチャートである。 lO:ヘッドレスト制御袋M、12:マニュアルスイッ
チ、14:オートスイッチ、16:中央処理ユニット、
18:ヘッドレスト、20:シートバック、22:上下
調整用スイッチ、24:前後調整用スイッチ、26:シ
ート(ドライバー7−ト)、30:マイクロコンピュー
タ(マイコン)、32:リレー制御回路、36.38 
:位置検出手段(ポテンションメータ)、38:角度検
出手段(ポテンションメータ)、Ml=昇降用モータ、
M2:揺動用モータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘッドレストの上下位置、前後位置、および、シ
    ートバックのリクライニング角度をそれぞれ検出し、 男性、女性の標準的な体形に合せたヘッドレストの上下
    位置、前後位置が、予め設定されたシートバックのニュ
    ートラル角度からの距離を基準として予め個別にメモリ
    ーされて、男性、女性のヘッドレストの標準位置とされ
    、 男女個別のメモリー再生によって、ヘッドレストが、シ
    ートバックの現在のリクライニング角度とは無関係に、
    ニュートラル角度における、それぞれの標準位置まで、
    自動的に移動されるとともに、 マニュアルスイッチの操作により、ヘッドレストの位置
    の修正が手動制御で任意に行なえるヘッドレスト制御方
    法。
  2. (2)シートバックのリクライニング角度が変更される
    と、ニュートラル角度からのリクライニング角度が算出
    されるとともに、 所定の関係式により、変更されたシートバックのリクラ
    イニング角度に対応した上下位置、前後位置までの補正
    量が、それぞれ算出され、 シートバックのリクライニング角度の変化に追従して、
    それぞれの補正量に対応した距離だけ、ヘッドレストが
    自動的に移動する請求項1記載のヘッドレスト制御方法
  3. (3)シートバック上端に設けられ、上下方向、前後方
    向の所定の範囲内において、着座者の頭部を支持する支
    持位置が移動可能なヘッドレストと、ヘッドレストを上
    下方向、および、前後方向に移動させるためのモータと
    、 モータの駆動を手動制御して、ヘッドレストの上下位置
    、または、前後位置の修正を行なうマニュアルスイッチ
    と、 モータの駆動を制御して、予めメモリーされた男性標準
    値、女性標準値まで、ヘッドレストを自動的に移動させ
    るオートスイッチと、 入力された情報を所定のプログラムに従って処理して、
    モータの駆動を制御する中央処理ユニットと、 上下方向、前後方向でのヘッドレストの位置を検出する
    位置検出手段と、 シートバックのリクライニング角度を検出する角度検出
    手段と、 を具備し、オートスイッチの操作により任意に選択され
    た男性、または、女性の標準位置まで、ヘッドレストが
    自動的に移動し、マニュアルスイッチの操作によって、
    ヘッドレストの上下位置、前後位置が手動により任意に
    調整されるとともに、シートバックの後方傾斜に追従し
    て、ヘッドレストの上下位置、前後位置が自動的に移動
    されるヘッドレスト制御装置。
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