JPH0624259A - パワーシートのスイッチアセンブリー - Google Patents

パワーシートのスイッチアセンブリー

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JPH0624259A
JPH0624259A JP4204404A JP20440492A JPH0624259A JP H0624259 A JPH0624259 A JP H0624259A JP 4204404 A JP4204404 A JP 4204404A JP 20440492 A JP20440492 A JP 20440492A JP H0624259 A JPH0624259 A JP H0624259A
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JP
Japan
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switch
seat
display
job
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4204404A
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English (en)
Inventor
Makoto Aoki
誠 青木
Masayuki Taguchi
雅之 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP4204404A priority Critical patent/JPH0624259A/ja
Publication of JPH0624259A publication Critical patent/JPH0624259A/ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチアセンブリーにおける、部品点数を
削減するとともに、操作性を改善する。 【構成】 左右両開き可能に形成された蓋14を有するス
イッチユニット16が、センターコンソール44に配置さ
れ、ドライバーシート20、アシスタントシート22の着座
姿勢制御装置の共用化されたスイッチ手段12が、スイッ
チユニットに設けられている。そして、蓋14の開放方
向、および、蓋の裏面に設けられたディスプレイ18の画
面表示に沿ったスイッチ操作によって、調整、設定対象
となるシートおよび着座姿勢制御装置が選択可能となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーシートのモー
タを駆動制御する操作スイッチの配置されたパワーシー
トのスイッチアセンブリーに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、対応するスイッチ操作等によ
るモータの駆動のもとで作動可能な種々の着座姿勢制御
装置の装着された、いわゆるパワーシートと称されるシ
ートが、乗用車等のドライバーシート、アシスタントシ
ートとして提供されている。
【0003】一般に、パワーシートのモータは、マイク
ロコンピュータ(マイコン)等を有するモータ制御装置
に接続され、モータ制御装置に設けられた対応する操作
スイッチの切換え操作等によって駆動制御可能となって
いる。操作スイッチは、通常、各シート毎に、スイッチ
アセンブリーとしてまとめられて、着座者の操作可能な
位置、たとえば、当該シートのシートクッションのサイ
ド等にそれぞれ配設されている。
【0004】このような構成では、対応するスイッチ操
作に伴う、モータの駆動制御のもとでの着座姿勢制御装
置の作動によって、着座者の体形、好みおよびシートの
用途等に応じたシートポジションが容易に調整、設定で
き、着座者の快適性、安全性が十分に確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のパワ
ーシートにおいては、1シートに併設する着座姿勢制御
装置の多種化やメモリー等の多機能化によって、着座者
の快適性を一層向上させようとする傾向にある。しかし
ながら、着座姿勢制御装置の多種化、多機能化において
は、それに対応する数の操作スイッチが必要となるた
め、各シート毎の操作スイッチが増加し、各シート毎の
スイッチアセンブリーが大型化しやすい。
【0006】ここで、公知の構成においては、スイッチ
アセンブリーが各シート毎にシートクッションのサイド
に設けられているため、シートクッションにスイッチア
センブリーのための広いスペースが要求される。しかし
ながら、シートクッションのサイドにおいては、確保で
きるスペースに限度があるため、スイッチアセンブリー
が大型化すると、クッション部分に悪影響を与え、クッ
ション性を低下させる虞れがある。
【0007】また、ドライバーシート、アシスタントシ
ートにそれぞれの操作スイッチが設けられるため、部品
点数の増加に伴う構成の複雑化および高コスト化は避け
られない。
【0008】更に、シートクッションのサイドに配設さ
れた操作スイッチにおいては、手探りでの操作となりや
すい。しかしながら、シートの多機能化等によって、操
作スイッチの数が増加すると、手探りのスイッチ操作に
おいては、もはや操作スイッチの区別がつき難く、スイ
ッチ操作の複雑化が避けられない。
【0009】スイッチ操作の複雑化は、操作スイッチの
操作性を低下させるばかりでなく、誤操作を招く虞れが
ある。
【0010】ここで、ドライバーシート、アシスタント
シート間のセンターコンソールに着目し、センターコン
ソールへの操作スイッチの配置によって、良好な操作性
の確保をはかることが考えられる。しかしながら、セン
ターコンソールにドライバーシート、アシスタントシー
トの双方の操作スイッチを全て配置しようとすると、操
作スイッチの数が多くなるため、外観上、煩雑な印象を
着座者等に与えやすい。
【0011】そして、センターコンソールへの集中によ
り、操作スイッチが増加すると、センターコンソールに
おいても、視覚上での操作スイッチの確認、選択が容易
に行えなくなるため、操作性の低下が避けられない。
【0012】特に、センターコンソールにおいては、ド
ライバーシート、アシスタントシートの操作スイッチが
隣接して設けられるため、互いの操作スイッチを誤操作
する虞れがあり、着座者の快適性、安全性が十分に確保
できない。
【0013】この発明は、部品点数を削減するととも
に、操作性を改善するパワーシートのスイッチアセンブ
リーの提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、左右両開き可能に形成された蓋
を有するスイッチユニットが、各シートの着座者のいず
れもが操作可能な位置に配置されている。そして、パワ
ーシートからなるドライバーシート、アシスタントシー
トに装着されたそれぞれの着座姿勢制御装置の操作スイ
ッチが共用化されて、スイッチユニットにおいて、スイ
ッチ手段として共用化されている。
【0015】また、スイッチ手段の操作に必要な各メニ
ューを画面表示可能なディスプレイが、スイッチユニッ
トの蓋に設けられるとともに、蓋の開放方向が、検出手
段によって検出されている。そして、蓋の開放方向によ
って、スイッチ手段による調整、設定対象がドライバー
シート、アシスタントシートのいずれかから選択される
とともに、ディスプレイの画面表示に沿ったスイッチ手
段の所定のスイッチ操作によって、少なくとも、対象と
なる着座姿勢制御装置が選択され、選択された着座姿勢
制御装置のみが調整、設定可能となっている。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、この発明に係るパワー
シートのスイッチアセンブリー10においては、スイッチ
手段12が蓋14を有するスイッチユニット16に配設される
とともに、画面表示の可能なディスプレイ18がスイッチ
ユニットの蓋に設けられている。そして、スイッチ手段
12の所定のスイッチ操作のもとで、ドライバーシート2
0、アシスタントシート22のシートポジションを調整、
設定可能に、スイッチアセンブリー10が構成されてい
る。
【0018】図2、図3に示すように、ドライバーシー
ト20、アシスタントシート22は、モータM-D1〜M-D6、お
よび、モータM-A1〜M-A5を駆動源とする着座姿勢制御装
置24、26 の装着されたパワーシートとしてそれぞれ形成
され、着座姿勢制御装置の作動のもとで、それぞれのシ
ートポジションが調整、設定可能となっている。
【0019】モータM-D1〜M-D6、および、モータM-A1〜
M-A5として、通常、DCギヤードモータがそれぞれ利用で
き、各モータは、たとえば、スイッチ手段12、ディスプ
レイ18とともにモータ制御装置(図示しない)に接続さ
れ、モータ制御装置からの制御信号によって、それぞれ
駆動制御可能となっている。
【0020】モータ制御装置は、たとえば、マイクロコ
ンピュータ(マイコン)を有する中央処理ユニット(図
示しない)等を備えて形成されている。そして、モータ
制御装置は、スイッチ手段12等からの入力信号をマイコ
ンのプログラムに従って処理して、適当な制御信号を発
生し、出力された制御信号のもとで、モータM-D1〜M-D
6、および、モータM-A1〜M-A5のそれぞれの駆動制御、
および、ディスプレイ18での画面表示等を行うように構
成されている。
【0021】なお、このようなモータ制御装置の構成自
体はこの発明の趣旨でないため、その構成は詳細に説明
しない。
【0022】図2、図3に示すように、たとえば、シー
トの基本姿勢を設定するシートスライド装置24-1、26-1
、リクライニング装置24-2、26-2 、可動式ヘッドレス
ト24-3、26-3 が、ドライバーシート20、アシスタントシ
ート22の着座姿勢制御装置24、26 として、共通して装着
されている。シートスライド装置24-1、26-1 、リクライ
ニング装置24-2、26-2 、可動式ヘッドレスト24-3、26-3
は、たとえば、シートの基本的な姿勢を調整、設定す
る、いわゆる基本姿勢装置と称される。
【0023】そして、対応するモータM-D1〜M-D3、M-A1
〜M-A3の駆動のもとでのシートスライド装置24-1、26-1
、リクライニング装置24-2、26-2 、可動式ヘッドレス
ト24-3、26-3 の作動によって、ドライバーシート20、ア
シスタントシート22の前後ポジション、シートバック2
8、30 のリクライニング角度、および、可動式ヘッドレ
ストによる頭部の支持位置がそれぞれ調整可能となって
いる。
【0024】また、図2に示すように、ドライバーシー
ト20においては、上記のような基本姿勢装置24-1〜24-3
に加えて、たとえば、着座者の腰部の疲労の緩和等をは
かるランバーサポート装置24-4、および、着座者の尻部
を側方から抱持可能なヒップサポート装置24-5等が、着
座姿勢制御装置24として装着されている。
【0025】ランバーサポート装置24-4は、たとえば、
着座者の腰椎を押圧可能なランバープレート32を備えて
シートバック28に内蔵され、モータM-D4、M-D5 の駆動の
もとでのランバープレートの前後位置、上下位置の調整
によって、ランバープレートによる腰椎支持力および支
持高さがそれぞれ調整可能となっている。
【0026】このような構成では、着座者の好み、体形
および疲労の度合いに応じた腰椎支持が行えるため、腰
部の疲労が軽減できるとともに、腰部への疲労の蓄積が
十分に抑制される。
【0027】また、ヒップサポート装置24-5は、左右一
対のサポートプレート34を有してドライバーシートのシ
ートクッション36に内蔵され、モータM-D6の駆動に伴
う、左右方向へのサポートプレートの開閉動作によっ
て、着座者の尻部を側方から抱持または抱持解除可能に
構成されている。
【0028】このような構成では、サポートプレート34
の閉鎖による、着座者の尻部の抱持によって、左右方向
への尻部の移動が規制されるため、カーブ走行時等にお
ける、着座者、つまりはドライバーの姿勢崩れが確実に
防止できる。
【0029】図3に示すように、アシスタントシートの
シートバック30は、たとえば上半部30a 、下半部30b に
2分割され、中折れ機構とも称されるチルト機構26-4を
介して、上半部が下半部に対して前後方向に揺動可能に
連結されている。チルト機構26-4は、アシスタントシー
ト22の着座姿勢制御装置26として装着され、対応するモ
ータM-A4の駆動制御によって、下半部に対する上半部の
回動角度(チルト角度)が調整、設定可能となってい
る。
【0030】このような構成では、シートバック30のリ
クライニング角度、チルト角度の双方の調整によって、
休息、仮眠のとりやすい、いわゆるリラックスポジショ
ン、および、走行時に適したノーマルポジション等が適
宜選択、設定できる。
【0031】更に、アシスタントシート22は、シートベ
ルト38を上下方向で支持可能なスルーアンカー26-5を着
座姿勢制御装置26として備えている。図3を見るとわか
るように、スルーアンカー26-5は、シートバック30に内
蔵されたモータM-A5を駆動源として、シートバックの肩
部に突設され、モータの駆動のもとで昇降可能に構成さ
れている。
【0032】このような構成では、着座者の肩部から胸
部にかけての部分を保持するシートベルト38の、いわゆ
る肩ベルトの上部支持高さが調整できるため、着座者の
体形等に応じた肩ベルトの支持角度が容易に得られる。
【0033】なお、ドライバーシート20、アシスタント
シート22に装着された着座姿勢制御装置24、26 のそれぞ
れの構成は公知であり、これらの構成はこの発明の趣旨
でないため、詳細に説明しない。
【0034】ここで、この発明においては、上記のよう
なドライバーシート20、アシスタントシート22の着座姿
勢制御装置24、26 が、たとえば、共通のスイッチ手段12
の所定のスイッチ操作のもとで調整、設定可能となって
いる。
【0035】つまり、モータM-D1〜M-D6、および、M-A1
〜M-A5を駆動制御可能なスイッチ手段12が共用化され、
ディスプレイ18の画面表示に沿った所定のスイッチ操作
によって、ドライバーシート20、アシスタントシート22
の着座姿勢制御装置24、26 が個別に作動可能となってい
る。
【0036】図4に示すように、スイッチ手段12は、た
とえば、ジョブダイヤル12-1とジョブスイッチ12-2とを
有して形成されている。図4に加えて図5を見るとわか
るように、ジョブダイヤル12-1は、スチールボール40等
の転動子を介して、スイッチユニット16のユニットベー
ス16a に回動可能に組み込まれている。
【0037】ジョブダイヤル12-1は、たとえば、左右方
向に回動可能なロータリー式とされ、回動方向によって
接点を切換え可能な、ニュートラルポジションと2ポジ
ションの接点とを有して形成された自動復帰形のロータ
リースイッチ本体(図示しない)に連結されている。
【0038】なお、図4の参照符号42は、ジョブダイヤ
ル12-1の操作位置を明確化するポジションマークであ
る。
【0039】また、ジョブスイッチ12-2は、ジョブダイ
ヤル12-1に対して押圧可能に設けられている。そして、
ジョブスイッチ12-2は、たとえば、押圧によってONとな
る自動復帰形のプッシュスイッチ本体12-2a に連動可能
に取付けられ、ジョブスイッチの押圧に伴うスイッチ本
体のONによって、対応する信号がモータ制御装置に入力
可能となっている。
【0040】ここで、このようなドライバーシート20、
アシスタントシート22のモータ制御装置は、たとえば、
メモリー機能を有して形成され、図4に示すように、メ
モリー機能のための3種類のメモリー再生スイッチ12-3
〜12-5が、スイッチ手段12の一部として、スイッチユニ
ットのユニットベース16a に設けられている。
【0041】図6に示すように、メモリー再生スイッチ
12-3〜12-5は、たとえば、押圧によってONとなる自動復
帰形のプッシュスイッチ本体12-3a 〜12-5a をそれぞれ
有して形成され、メモリー再生スイッチの押圧に伴う、
対応するプッシュスイッチのONによって、対応する信号
がモータ制御装置に入力可能となっている。
【0042】なお、スイッチ手段12の配設されたスイッ
チユニット16は、図1に示すように、ドライバーシート
20、アシスタントシート22の双方の着座者の操作可能な
位置、たとえば、ドライバーシート、アシスタントシー
ト間のセンターコンソール44に配置されている。
【0043】ここで、この発明によれば、画面表示の可
能なディスプレイ18がスイッチユニットの蓋14の裏面に
設けられるとともに、蓋が、たとえば、図7に示すよう
に、ユニットベース16a に対して左右両開き可能に形成
されている。
【0044】図4、図7に示すように、たとえば、2組
のヒンジ46、47 がユニットベース16a の左右サイドにそ
れぞれ設けられるとともに、ヒンジを収納可能な切欠き
50が蓋14の対応する箇所にそれぞれ設けられている。ま
た、ヒンジ46、47 をそれぞれ係合可能なフック(図示し
ない)が、切欠き50に対応してそれぞれ設けられてい
る。
【0045】このような蓋14においては、引き上げ操作
サイドのヒンジ、フックのみが離反され、対向サイドの
ヒンジ、フック間の係合のもとでの当該ヒンジを中心と
した回動によって、蓋が左右方向に両開き可能となって
いる。
【0046】なお、ディスプレイ18は、たとえば、スイ
ッチユニットの蓋14の裏面に設けられ、蓋の開放によっ
て、ドライバーシート20、アシスタントシート22の着座
者のいずれか一方から確認可能に構成されている。
【0047】たとえば、図7に実線で示す蓋14の閉鎖状
態から、たとえば、図中右端を引き上げ操作サイドとし
て蓋を引き上げると、一点鎖線で示すように、ヒンジ46
を中心として蓋が左方に開放されて、ディスプレイ18が
図中右方、つまりはドライバーシートサイドから容易に
確認可能となる。
【0048】また、これと逆に、図中左端を引き上げ操
作サイドとして、閉鎖状態の蓋14を引き上げると、図7
に二点鎖線で示すように、ヒンジ47を中心として蓋が右
方に開放されて、ディスプレイ18が図中左方、つまりは
アシスタントシートサイドから容易に確認可能となる。
【0049】なお、蓋14の左右両開きのための機構(図
示しない)は公知であり、その構成自体はこの発明の趣
旨でないため、詳細に説明しない。
【0050】そして、この発明においては、ユニットベ
ース16a に対する蓋14の開放方向によって、スイッチ手
段12による調整、設定対象がドライバーシート20、アシ
スタントシート22のいずれかに選択される。蓋14の開放
方向は、たとえば、一対の検出手段52(52-1、52-2) によ
って検出可能となっている。
【0051】図4、図7に示すように、検出手段52(52-
1、52-2) は、たとえば、マグネット56とリードスイッチ
58とを有してそれぞれ形成され、マグネットが蓋14の左
右端末に、リードスイッチがマグネットに対応する箇所
でユニットベース16a の左右端末にそれぞれ配設されて
いる。
【0052】このような検出スイッチ52は、リードスイ
ッチ58からのマグネット56の離反に伴う磁力の低下によ
って、リードスイッチをONとするように構成されてい
る。そして、リードスイッチのON、つまりは検出スイッ
チ52のONによって、ユニットベース16a に対する蓋14の
開放方向、つまりはスイッチ手段12による調整、設定対
象がドライバーシート20、アシスタントシート22のいず
れかから選択可能となっている。
【0053】たとえば、図7に実線で示す閉鎖状態か
ら、一点鎖線の矢印方向に蓋14を開放すると、図中右方
の検出手段52-1のマグネット56、リードスイッチ58間が
離反してONとなる。つまり、このような構成において
は、左方への蓋14の開放に伴う検出手段52-1のONによっ
て、ドライバーシート20が調整、設定対象として選択さ
れるとともに、右方への開放に伴う検出手段52-2のONに
よって、アシスタントシート22が調整、設定対象として
選択される。
【0054】そして、このようなスイッチ手段12は、モ
ータ制御装置の中央処理ユニット等を介して、ディスプ
レイ18に連動可能に接続され、ディスプレイの画面表示
に沿ったスイッチ操作によって、モータM-D1〜M-D6、お
よび、モータM-A1〜M-A5を駆動制御可能に構成されてい
る。
【0055】このような構成においては、たとえば、図
8ないし図11のフローチャートに沿った動作のもと
で、ドライバーシート20、アシスタントシート22のシー
トポジションが調整可能となっている。
【0056】図8に示すように、スイッチユニットの蓋
14、つまりはディスプレイ18を開放すると(102) 、ま
ず、ディスプレイを左右のいずれに開放したかが判断さ
れる(104) 。
【0057】たとえば、図7に一点鎖線で示すように、
ディスプレイ18を左方(L) に開放して、ドライバーシー
ト20をスイッチ手段12による調整、設定対象として選択
すると、図8に示すように、ディスプレイにドライバー
シート用メニュー画面が表示される(106) 。ドライバー
シート用メニュー画面には、たとえば、MANUAL、MEMORY
RESUME、MEMORY SET 等の操作項目が表示され、表示され
た項目の中から、適当な項目が選択できる。
【0058】ここで、メニュー画面における、ジョブダ
イヤル(JOB DIAL)12-1の操作位置が判断される(108) 。
ここでは、ジョブダイヤル12-1が、メニュー画面のスク
ロール方向の選択手段として利用され、画面のスクロー
ルによって、ドライバーシート20の着座姿勢制御装置24
の中から、調整、設定の対象が選択可能となっている。
【0059】たとえば、ジョブダイヤル12-1をR 方向に
回動し、(108) において、R と判断されると、メニュー
画面スクロールルーチンにおいて適宜処理されて、ディ
スプレイ18の表示画面が下方にスクロールされる(110)
。また、これとは逆に、ジョブダイヤル12-1をL 方向
に回動し、(108) において、L と判断されると、メニュ
ー画面スクロールルーチンにおいて適宜処理されて、デ
ィスプレイ18の表示画面が上方にスクロールされる(11
2) 。
【0060】そして、たとえば、ディスプレイ18の画面
表示の適当な位置において、操作力を解除して、ジョブ
ダイヤル12-1をニュートラルポジション、つまりセンタ
ーポジションに復帰させると、(108) において、CENTER
と判断されて、表示画面が適当な位置で停止して、操作
項目が選択される(114) 。
【0061】次に、停止した表示画面、つまり、選択し
た操作項目において、ジョブスイッチ(JOB SW)12-2を操
作したか否かが判断される(116) 。ここでは、ジョブス
イッチ12-2が操作項目の確定に利用され、選択した操作
項目でのジョブイスイッチ12-2の操作により、YES と判
断されると、操作項目が確定され、当該項目に対応した
個別画面がディスプレイ18に表示される(118) 。
【0062】なお、ジョブスイッチ12-2の非操作時にお
いては、(116) において、NOと判断されて、ジョブダイ
ヤル12-1の再操作が可能となる。
【0063】たとえば、メニュー画面から、MEMORY SET
を操作項目として選択すると、3種類のメモリーが個別
画面として表示される。すると、図9に示すように、個
別画面における、ジョブダイヤル12-1の操作位置が判断
され(120) 、R 方向へのジョブダイヤルの回動操作のも
とで個別画面が下方にスクロールされるとともに(122)
、L 方向への回動操作のもとで個別画面が上方にスク
ロールされる(124) 。
【0064】そして、画面の適当な位置において、ジョ
ブダイヤル12-1の操作力の解除によって、(120) におい
て、CENTERと判断されると、個別画面が当該位置で停止
して、シートポジションの格納されるメモリーが選択さ
れる(126) 。
【0065】ここで、ディスプレイ18の表示がメニュー
画面か否かが判断される(128) 。しかし、ここでは、個
別画面がディスプレイ18に表示されているため、NOと判
断され、次に、ジョブスイッチ12-2を操作して、格納す
るメモリーを確定したか否かが判断される(130) 。
【0066】ここでは、ジョブスイッチ12-2のONによる
メモリーの確定まで、NOと判断される。すると、タイマ
ーによる所定時間の計測、たとえば、10sec の計測がス
タートし(132) 、タイムアップして、YES と判断される
まで、(130) において、継続してNOと判断される(134)
【0067】そして、10sec の経過前にジョブスイッチ
12-2をONとして、格納するメモリーを確定すると、(13
0) において、YES と判断されて、メモリーへのシート
ポジションの格納動作が実行される(136) 。
【0068】また、図7に二点鎖線で示すように、ディ
スプレイ18をR 方向に開放して、アシスタントシート22
をスイッチ手段12による調整、設定対象として選択する
と、図8の(104) において、R と判断されて、図10に
示すように、アシスタントシート用メニュー画面がディ
スプレイに表示される(138) 。アシスタントシート用メ
ニュー画面として、ドライバーシート用メニュー画面と
同様に、たとえば、MANUAL、MEMORY RESUME、MEMORY SET
等の操作項目が表示される。
【0069】すると、次に、メニュー画面におけるジョ
ブダイヤル12-1の操作位置が判断される(140) 。そし
て、ジョブスイッチ12-1の回動操作によって、メニュー
画面を(142)、(144) のそれぞれのメニュー画面スクロー
ルルーチンのもとで下方または上方にスクロールさせ、
操作力解除に伴う、センターポジションへのジョブダイ
ヤルの復帰によって、表示画面が対応する位置で停止し
て、操作項目が選択される(146) 。
【0070】次に、選択した操作項目において、ジョブ
スイッチ12-2を操作したか否かが判断され(148) 、ジョ
ブスイッチの操作により、YES と判断されると、操作項
目が確定されて、当該項目に対応した個別画面がディス
プレイ18に表示される(150)。
【0071】たとえば、メニュー画面から、MANUALを操
作項目として選択すると、着座姿勢制御装置26の列記さ
れた画面が個別画面として表示される。すると、図11
に示すように、個別画面における、ジョブダイヤル12-1
の操作位置が判断され(152)、R 方向へのジョブダイヤ
ルの回動操作のもとで個別画面が下方にスクロールされ
るとともに(154) 、L 方向への回動操作のもとで個別画
面が上方にスクロールされる(156) 。
【0072】そして、調整、設定を実行する着座姿勢制
御装置26を表示したときにおける、ジョブダイヤル12-1
の操作力の解除のもとで、(152) において、CENTERと判
断されると、個別画面が当該位置で停止して、対象とな
る着座姿勢制御装置が確定される(158) 。
【0073】ここで、ディスプレイ18の表示がメニュー
画面か否かを判断するが(160) 、ここでは、個別画面が
ディスプレイ18に表示されているため、NOと判断され、
次に、ジョブスイッチ12-2を操作して、対象とする着座
姿勢制御装置26を確定したか否かが判断される(162) 。
【0074】ここでは、ジョブスイッチ12-2のONによる
メモリーの確定まで、NOと判断される。すると、タイマ
ーによる所定時間の計測、たとえば、10sec の計測がス
タートし(164) 、タイムアップして、YES と判断される
まで、(162) において、継続してNOと判断される(166)
【0075】そして、10sec の経過前にジョブスイッチ
12-2をONとして、対象とする着座姿勢制御装置26を確定
すると、(162) において、YES と判断されて、次に、対
象装置の確定後における、ジョブダイヤル12-1の操作位
置が判断される(168) 。
【0076】ここでは、ジョブダイヤル12-1が、着座姿
勢制御装置26の対応するモータの駆動のためのスイッチ
として利用され、ジョブダイヤルの回動方向によって、
モータの駆動方向が切換え可能となっている。
【0077】たとえば、ジョブダイヤル12-1をR 方向に
操作すると、モータの正転方向でのマニュアル動作ルー
チンに沿って適宜処理されて、着座姿勢制御装置26が対
応する方向に作動する(170) 。また、これとは逆に、ジ
ョブスイッチ12-1をL 方向に操作すると、モータの逆転
方向でのマニュアル動作ルーチンに沿って適宜処理され
て、着座姿勢制御装置26が対応する方向に作動する(17
2) 。
【0078】そして、モータの正転、逆転のもとでの着
座姿勢制御装置26の作動により、アシスタントシート22
が自己の所望するポジションに到達したとき、ジョブダ
イヤル12-1の操作力を解除すれば、(168) において、ジ
ョブダイヤルがCENTERと判断されて、対応するモータの
停止により、着座姿勢制御装置の作動が終了する(174)
【0079】なお、1つの着座姿勢制御装置26の作動の
もとでのシートポジションの調整、設定後、ジョブダイ
ヤル12-1の操作のもとで画面をスクロールして、他の着
座姿勢制御装置を選択すれば、上記と同様の動作によ
り、当該装置に対応する可動部材のポジションが調整さ
れ、それに応じたシートポジションが設定される。
【0080】ここで、上記のフローチャートにおいて
は、MEMORY SET、MANUALの操作項目の動作について例示
し、それぞれ説明しているが、図8の(106) または図1
0の(138) において、他の操作項目を選択すれば、選択
した操作項目に対応した動作のそれぞれ得られることは
いうまでもない。
【0081】また、フローチャートにおいては例示して
いないが、たとえば、ディスプレイ18の開放方向によ
り、調整、設定対象シートをドライバーシート20、アシ
スタントシート22のいずれかから選択し、スイッチ手段
のメモリー再生スイッチ12-3〜12-5のいずれかを操作す
れば、まず、対応するメモリーデータが読み出される。
そして、所定のルーチンに沿って適宜処理されて、対象
となるシートが、メモリー再生スイッチに対応するメモ
リーポジションに再生される。
【0082】上記のように、この発明のパワーシートの
スイッチアセンブリー10によれば、ドライバーシート2
0、アシスタントシート22間のセンターコンソール44
に、共用化されたスイッチ手段12、ディスプレイ18を備
えたスイッチユニット16が配置されている。そして、デ
ィスプレイ18の開放方向から調整、設定対象となるシー
トが選択されるとともに、ディスプレイの画面表示に沿
ったスイッチ手段12のスイッチ操作によって、調整、設
定対象となる着座姿勢制御装置24、26 等を選択可能に、
スイッチアセンブリー10が構成されている。
【0083】このような構成では、センターコンソール
44でのスイッチ手段12の共用化により、操作スイッチの
実質的な数が削減できる。そのため、部品点数の削減の
もとで構成が簡素化されるとともに、スイッチアセンブ
リー10の外観上の煩雑化が確実に防止できる。
【0084】そして、スイッチユニット16は、ディスプ
レイ18の設けられた蓋14を有して形成されているため、
スイッチ手段12の非使用時においては、蓋の閉鎖によっ
てスイッチ手段を被覆することができる。そのため、こ
の点においても、スイッチアセンブリー10の外観上の煩
雑化が確実に防止でき、自動車室内の全体的な外観品質
が向上される。
【0085】更に、ドライバーシート20、アシスタント
シート22の双方のスイッチ手段12がセンターコンソール
44に設けられるため、各シートのシートクッション36、6
0 のクッション性に悪影響を与えることなく、スイッチ
アセンブリー10が構成できる。
【0086】そのため、シートクッション36、60 の良好
なクッション性が十分に確保でき、着座者の快適性が十
分に改善される。
【0087】また、シートクッションのサイドに設けら
れた操作スイッチを手探りで操作する公知の構成と異な
り、この発明においては、スイッチアセンブリー10がセ
ンターコンソール44に設けられるため、着座者が目で確
認しながら、スイッチ操作が行える。そのため、容易な
スイッチ操作が簡単に行え、スイッチ手段12の操作性が
確実に向上される。
【0088】そして、調整、設定対象となるシートがデ
ィスプレイ18を有する蓋14の開放方向によって選択され
るとともに、対象となる着座姿勢制御装置24、26 、メモ
リー等が、ディスプレイに明確に表示される。そのた
め、スイッチ手段12の誤操作、つまりは着座姿勢制御装
置24、26 の誤動作が確実に防止でき、ドライバーシート
20、アシスタントシート22の着座者の快適性、安全性が
十分に確保される。
【0089】また、ドライバー、アシスタントの双方の
操作可能な位置に、スイッチユニット16、つまりは操作
スイッチ12が設けられるため、ドライバーシート20から
も、アシスタントシート22の着座姿勢制御装置26の調
整、設定のためのスイッチ操作が行える。
【0090】つまり、シートポジションの設定に不慣れ
な着座者やスイッチ操作の比較的苦手な女性、高齢者等
の着座者に代わって、ドライバーが、それぞれのスイッ
チ操作のもとで、アシスタントシート22のシートポジシ
ョンをアシスタントの体形等に合せて設定できる。その
ため、アシスタントシート22への着座者がスイッチ操作
を直接行わなくても、ドライバーによるアシスタントシ
ートのシートポジションの調整、設定が容易に行え、ス
イッチ操作の不慣れな着座者も十分な快適性を確保でき
る。
【0091】そして、ドライバーのスイッチ操作によっ
て、アシスタントに合せたシートポジション等が容易に
設定できるため、ドライバーによる、アシスタントへの
もてなし感が、十分に得られる。
【0092】なお、図8ないし図11に示す、この発明
のパワーシートのスイッチアセンブリー10のフローチャ
ートは一例にすぎず、ディスプレイ18の画面表示に沿っ
たスイッチ操作のもとで、対応するモータを駆動制御可
能であれば足りるため、これに限定されない。
【0093】ここで、実施例においては、ジョブダイヤ
ル12-1を有する構成として具体化されているが、2ポジ
ションの接点を切換え可能な構成であれば足りるため、
これに限定されず、たとえば、自動復帰形のシーソー式
スイッチ等を利用する構成としてもよい。
【0094】また、実施例においては、ディスプレイ18
の画面表示に沿ったスイッチ操作を行うジョブダイヤル
12-1、ジョブスイッチ12-2とは別に、メモリー再生スイ
ッチ12-3〜12-5を設けている。しかし、これに限定され
ず、たとえば、ディスプレイ18の画面表示に沿ったジョ
ブダイヤル12-1、ジョブスイッチ12-2のスイッチ操作の
もとで、メモリー再生対象を選択する構成としてもよ
い。
【0095】しかしながら、ジョブダイヤル12-1、ジョ
ブスイッチ12-2とは別にメモリー再生スイッチ12-3〜12
-5を設ければ、メモリー再生操作が、ディスプレイ18で
確認することなく実行できる。そのため、乗車時等にお
ける、シートポジションの設定が迅速、容易に行え、こ
の点からも、操作性、乗降車性が十分に向上する。
【0096】更に、スイッチユニット16をセンターコン
ソール44に配置しているが、ドライバーシート20、アシ
スタントシート22の双方の着座の操作可能な位置、およ
び、確認可能な位置であれば足りるため、スイッチユニ
ット16の配設位置はこれに限定されない。
【0097】しかしながら、スイッチユニット16をセン
ターコンソール44に設ければ、自動車の走行中にアシス
タントがスイッチ操作を行っても、ドライバーの運転操
作の邪魔にならない。そのため、この点においても、ス
イッチ手段の操作性が向上するとともに、ドライバーが
安全運転を十分に遂行できる。
【0098】そして、スイッチユニット16をセンターコ
ンソール44に設けることにより、蓋14の開放方向による
対象シートの選択が一層明確となるため、この点におい
ても、スイッチ手段12の誤操作が確実に防止できる。
【0099】また、実施例においては、蓋14が、ヒンジ
46、47 を中心とする回動によって開放可能となっている
が、左右方向に両開き可能であれば足りるため、回動に
限定されず、左右方向へのスライドによって開放可能
に、蓋を形成してもよい。この場合、ディスプレイは、
蓋の上面に設けられる。
【0100】しかしながら、ディスプレイ18を蓋14の裏
面に設け、ヒンジ46、47 を中心とする回動によって、蓋
を左右両開き可能とすれば、調整、設定の対象となるシ
ートが、蓋の開放方向、つまりはディスプレイ18の向き
によって一層明確化されるため、この点からも、スイッ
チ手段12の誤操作が防止できる。
【0101】更に、実施例においては、検出手段52とし
て、マグネット56とリードスイッチ58との組合せが利用
されているが、これに限定されず、他の手段、たとえ
ば、自動復帰形のプッシュスイッチ等を検出手段として
利用してもよい。
【0102】しかしながら、マグネット56とリードスイ
ッチ58との組合せから、検出手段52を形成すれば、引き
上げ操作サイドの検出手段のみの作動が各自に得られる
ため、蓋14の開放方向が確実に検出でき、スイッチ手段
12の誤操作が十分に防止される。
【0103】また、実施例であげた着座姿勢制御装置2
4、26 は一例にすぎないため、これに限定されず、他の
装置、たとえば、シートリフターや着座者の上体を抱持
するサイドサポート装置等を含んだパワーシートにも、
この発明が応用できる。
【0104】なお、実施例においては、自動車用のパワ
ーシートのスイッチアセンブリーとして具体化されてい
る。しかし、パワーシートのモータを駆動制御するため
のスイッチアセンブリーであり、併設された左右のシー
ト間に配設する構成であれば足りるため、自動車用のパ
ワーシートに限定されず、たとえば、電車、飛行機、船
舶等のシートに、この発明を応用してもよい。
【0105】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0106】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るパワーシ
ートのスイッチアセンブリーによれば、ドライバーシー
ト、アシスタントシートのスイッチ手段の共用化によ
り、操作スイッチの実質的な数が削減できる。そのた
め、部品点数の削減のもとでの構成の簡素化、および、
外観上の部品点数の低減により、スイッチアセンブリー
の外観上の煩雑化が確実に防止できる。
【0107】そして、ドライバーシート、アシスタント
シートの操作スイッチが双方の着座者の操作可能な位置
に設けられるため、各シートのシートクッションのクッ
ション性に悪影響を与えることなく、スイッチアセンブ
リーが構成できる。
【0108】そのため、シートクッションの良好なクッ
ション性が十分に確保でき、着座者の快適性が十分に改
善される。
【0109】更に、ディスプレイの画面表示に沿ったス
イッチ操作によって、対象シート、対象装置がそれぞれ
選択できるため、操作が複雑化することもなく、操作性
が向上される。
【0110】そして、ディスプレイを蓋の裏面に設け、
ヒンジを中心とする回動によって、蓋を左右両開き可能
とすれば、調整、設定の対象となるシートが、蓋の開放
方向、つまりはディスプレイの向きによって一層明確化
されるため、スイッチ手段の誤操作が確実に防止でき
る。
【0111】また、マグネットとリードスイッチとの組
合せから、検出手段を形成すれば、引き上げ操作サイド
の検出手段のみの作動が確実に得られるため、蓋の開放
方向が確実に検出でき、スイッチ手段の誤操作が十分に
防止される。
【0112】更に、ジョブダイヤルとジョブスイッチと
の組合せにより、ディスプレイの画面表示に沿ったスイ
ッチ操作を行えば、少ない数にも拘らず、的確なスイッ
チ操作が行え、誤操作が確実に防止される。
【0113】また、ジョブダイヤル、ジョブスイッチと
は別にメモリー再生スイッチを設ければ、メモリー再生
操作が、ディスプレイで確認することなく実行できる。
そのため、乗車時等における、シートポジションの設定
が迅速、容易に行え、この点からも、操作性、乗降車性
が十分に向上する。
【0114】そして、ドライバーシート、アシスタント
シート間のセンターコンソールにスイッチユニットを設
ければ、自動車の走行中にアシスタントがスイッチ操作
を行っても、ドライバーの運転操作の邪魔にならない。
そのため、この点においても、スイッチ手段の操作性が
向上するとともに、ドライバーが安全運転を十分に遂行
できる。
【0115】更に、スイッチユニットをセンターコンソ
ールに設けることにより、蓋の開放方向による対象シー
トの選択が一層明確化されるため、この点においても、
スイッチ手段の誤操作が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパワーシートのスイッチアセン
ブリーを中心とした、自動車室内の概略斜視図である。
【図2】ドライバーシートの概略側面図である。
【図3】アシスタントシートの概略側面図である。
【図4】蓋の開放時における、スイッチユニットの概略
斜視図である。
【図5】図4の線A−Aに沿った断面図である。
【図6】図4の線B−Bに沿った断面図である。
【図7】蓋の開放動作を示す、スイッチユニットの概略
縦断面における作動図である。
【図8】この発明のパワーシートのスイッチアセンブリ
ーのフローチャートの一例である。
【図9】この発明のパワーシートのスイッチアセンブリ
ーのフローチャートの一例である。
【図10】この発明のパワーシートのスイッチアセンブ
リーのフローチャートの一例である。
【図11】この発明のパワーシートのスイッチアセンブ
リーのフローチャートの一例である。
【符号の説明】
10 パワーシートのスイッチアセンブリー 12 スイッチ手段 12-1 ジョブダイヤル 12-2 ジョブスイッチ 12-3〜12-5 メモリー再生スイッチ 14 スイッチユニットの蓋 16 スイッチユニット 18 ディスプレイ 20 ドライバーシート(パワーシート) 22 アシスタントシート(パワーシート) 24、26 着座姿勢制御装置 44 センターコンソール 52(52-1、52-2) 検出手段 56 マグネット 58 リードスイッチ M-D1〜M-D6、M-A1〜M-A5 モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両開き可能に形成された蓋を有する
    スイッチユニットが、各シートの着座者のいずれもが操
    作可能な位置に配置されるとともに、パワーシートから
    なるドライバーシート、アシスタントシートに装着され
    たそれぞれの着座姿勢制御装置の操作スイッチが共用化
    されて、スイッチ手段としてスイッチユニットに配設さ
    れ、 スイッチ手段の操作に必要な各メニューを画面表示可能
    なディスプレイが、スイッチユニットの蓋に設けられ、 スイッチユニットの蓋の開放方向を検出手段で検出し、
    蓋の開放方向によって、スイッチ手段による調整、設定
    対象がドライバーシート、アシスタントシートのいずれ
    かから選択されるとともに、ディスプレイの画面表示に
    沿ったスイッチ手段の所定のスイッチ操作によって、少
    なくとも、対象となる着座姿勢制御装置が選択されて、
    選択された着座姿勢制御装置のみが調整、設定可能に構
    成されたパワーシートのスイッチアセンブリー。
  2. 【請求項2】 スイッチユニットの蓋が、ヒンジを中心
    とする回動のもとで、ユニットベースに対して左右両開
    き可能に形成されるとともに、ディスプレイが、蓋の裏
    面に設けられ、 当該シートから相反する方向への蓋の開放によって、当
    該シートがスイッチ手段による調整、設定対象として選
    択される請求項1記載のパワーシートのスイッチアセン
    ブリー。
  3. 【請求項3】 スイッチユニットの蓋、ユニットベース
    のいずれか一方に設けられたマグネットと;他方に設け
    られたリードスイッチと;を備え、リードスイッチから
    のマグネットの離反に伴う磁力の低下によってONとなる
    検出手段が、蓋の左右端の対応する位置にそれぞれ設け
    られ、検出手段のONによって、蓋の開放方向が検出され
    る請求項1または2記載のパワーシートのスイッチアセ
    ンブリー。
  4. 【請求項4】 スイッチ手段が、少なくとも、回動操作
    方向によって接点の切換え操作の可能なジョブダイヤル
    と;押圧によるON、OFF操作の可能なジョブスイッチと;
    を備えて形成され、 ディスプレイの画面表示に沿ったジョブダイヤル、ジョ
    ブスイッチの組合せ操作により、少なくとも、調整、設
    定の対象となる着座姿勢制御装置の選択、および、対応
    するモータの駆動制御が実行される請求項1ないし3の
    いずれか記載のパワーシートのスイッチアセンブリー。
  5. 【請求項5】 ドライバーシート、アシスタントシート
    の共用化されたメモリー再生スイッチが、スイッチ手段
    の一部としてジョブダイヤル、ジョブスイッチとともに
    ユニット化された請求項1ないし4のいずれか記載のパ
    ワーシートのスイッチアセンブリー。
  6. 【請求項6】 スイッチユニットがドライバーシート、
    アシスタントシート間のセンターコンソールに配設され
    た請求項1ないし5のいずれか記載のパワーシートのス
    イッチアセンブリー。
JP4204404A 1992-07-08 1992-07-08 パワーシートのスイッチアセンブリー Pending JPH0624259A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234981A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010234981A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート駆動装置

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