JP2576256B2 - シートスライド連動式の可変シート装置 - Google Patents

シートスライド連動式の可変シート装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車等に用いられる着座姿勢が調整可
能な可変シート装置に関する。
(従来の技術) 適切なシートポジションを得るためのシート前後位
置、上下位置、シートバックの傾き等は、ドライバの体
格によりそれぞれ異なる。
そこで、従来より自動車では、前後方向にスライド可
能、さらには上下方向に移動可能なシートクッション
に、リクライニング可能なシートバックを組合わせたシ
ート装置を用いて、ドライバが自分の体格にあったポジ
ションに調整することが行われている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、こうしたシート装置で適切なドライビング
ポジションを得ようとすると、シートクッションのスラ
イドの調整、座面位置の調整、リクライニング角度をド
ライバがそれぞれ個別に調整する必要があり、ポジショ
ンの調整は面倒なものであった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、自分に合ったポジションを容易に
調整することができるシートスライド連動式の可変シー
ト装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明の可変シート装置
は、シートを前後方向に摺動駆動するスライド駆動手段
と、シートバックを前後方向に回動駆動するリクライニ
ング駆動手段と、シートクッションを上下方向に駆動す
るハイト駆動手段と、前記スライド駆動手段による前記
シートの駆動位置からリクライニング位置およびハイト
位置を決定する体形決定手段と、同体形決定手段により
決定される前記リクライニング位置およびハイト位置に
基づいて前記リクライニング駆動手段と前記ハイト駆動
手段とを駆動する連動駆動手段とを設けたことにある。
(作用) この発明の可変シート装置によると、シートに座って
ドライバが自分に適切だとする位置にシートを前後方向
にスライド調整すれば、その駆動位置から標準着座体形
を定めるリクライニング位置およびハイト位置が決定さ
れる。そして、このリクライニング位置,ハイト位置に
基づいて、リクライニング駆動手段およびハイト駆動手
段が駆動され、リクライニング角および座面高さが上記
標準着座体形に合った位置に調整される。
つまり、ドライバがシートのスライド位置を調整する
だけで、シートは自動的に自分に合った適正な座面高さ
およびリクライニング角度に調整される。
それ故、シートスライド位置を調整するだけでシート
全体の最高運転位置が設定される。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す一実施例
にもとづいて説明する。第1図はこの発明を適用した自
動車のフロント側を示し、1は自動車のキャビン、2は
フロントドアである。そして、キャビン1のドライバー
ズ側に可変シート装置3が据付けられている。可変シー
ト装置3は、シート構造体とこれを制御する制御系との
組合わせから構成されている。
[シート構造体] ドライバーズシート4(以下、単にシートと称す)
は、前後方向にスライド可能で、かつ上下方向に移動可
能なシートクッション5aに、リクライニング可能なシー
トバック5bを設けて構成されている。シートクッション
5aの内部には、シートクッション5aの前側の部分を上下
方向に駆動させる前側のハートハイト装置6と、シート
クッション5aの後側の部分を上下方向に駆動させる後側
のシートハイト装置7(いずれもハイト駆動手段)とが
設けられている。シートハイト装置6,7は、いずれもモ
ータ8(第2図に図示)を駆動源とした昇降機構部10、
ハイト位置を検知するセンサー11(第2図に図示)、さ
らにはハイト調整領域の上限位置および下限位置でモー
タ駆動を停止させるためのリミットスイッチ12,13(第
2図に図示)を組合わせて構成されている。なお、図面
上では前側と後側のシートハイト装置6,7を区別するた
めに、前側のシートハイト装置6の部品には語尾に
「a」なる符号を付し、後側のシートハイト装置6の部
品には語尾に「b」なる符号を付している。
さらにシートクッション5aの内部には、シート4を前
後方向にスライド駆動させるシートスライド装置14(ス
ライド駆動手段)が設けられている。このシートスライ
ド装置14は、モータ15を駆動源としたスライド機構16、
シートスライド位置を検知するセンサー17(第2図に図
示)、さらにはスライド領域の前端位置および後端位置
でモータ駆動を停止させるためのリミットスイッチ18,1
9(第2図に図示)を組合わせて構成されている。
またシート4内には、シートバック5bを前後方向に回
動駆動(リクライニング)させるリクライニング装置20
(リクライニング駆動手段)も設けられている。このリ
クライニング装置20は、モータ21を駆動源とした傾斜動
機構22、リクライニング角を検知するセンサー23を組合
わせて構成されている。
[制御系] 制御系には第2図に示されるような回路が用いられて
いる。すなわち、30はCPU30aおよび同CPU30aにつながる
RAM30bを内蔵してなるECUである。そして、このECU30に
上記シートハイト装置6,7、シートスライド装置14およ
びリクライニング装置20が接続されている。
また31は、例えばシートクッション5aのドア側の側部
に設けた操作パネルである。この操作パネル31には、シ
ート4を前後方向に操作するためのシートスライドスイ
ッチ32、シートクッション5aの前側を昇降操作するため
の前側のシートハイトスイッチ33、同じく後側を昇降操
作するための後側のシートハイトスイッチ34およびリク
ライニング操作するためのシートリクライニングスイッ
チ35が設けられている。そして、これらスイッチ群は上
記ECU30に接続されていて、各スイッチをオンオフ操作
することにより、手動でシート4をスライドさせたり、
ハイト(前・後)させたり、リクライニングさせたりで
きるようになっている。
上記CPU30aには、上記各センサー11a,11b,17,23から
の検知信号をカウントするカウンタが設けられている。
具体的には、CPU30aにはスライド量をカウントするスラ
イドカウンタ36、シートバック5bの傾斜量をカウントす
る傾斜カウンタ37、前側のハイト量をカウントするハイ
ト(前)カウンタ38、後側のハイト量をカウントするハ
イト(後)カウンタ39が設けられている。またCPU30aに
は、この他、位置検出の処理を行なうための演算手段40
が設けられている。
また上記RAM30bには、第3図に示されるような標準的
な着座体形を決定するに必要なデータがマップとして入
力されている。詳しくは、このデータは、標準的なドラ
イブポジションが、シートスライド位置の変化に対して
座高,脚長さがどのように関係しているかを調べたもの
が基本になっている。そして、その結果、標準的なドラ
イブポジションの座高状態は、シートスライド量を大き
くするにしたがって、ある位置からリクライニング角を
増大すれば、ほとんどの人にとって適切な状態となるこ
とがわかり、またドライブポジションの脚状態を決める
前側,後側のハイト量は、シートスライド量を大きくす
るにしたがって、ある位置から低くすれば、ほとんどの
人にとって適切な状態となることがわかった。それ故、
これらデータを体形マップとして、あらじめ入力してあ
る。なお、前側のハイト量を示す線図はシートスライド
位置の後端近傍で停滞し、その後、シートスライド位置
の増大に伴ってハイト量を増大しているが、これは可変
できるハイト範囲には限界があるために、逆に楽な姿勢
を確保できるように腿の位置を高くして、かなり脚長さ
が長い人でも、適切なドライブポジションを確保できる
ようにしている。
他方、ECU30には、例えばルームミラー41の近傍に据
付けた操作パネル42が接続されている。この操作パネル
42には、セットスイッチ43が設けられている。そして、
ECU30は、この操作パネル42のセットスイッチ43がオン
操作されるまでは、上記シートハイト装置6,7およびリ
クライニング装置20を単独(独立)に操作できるように
設定されている。またオン操作されると、CPU30bから上
記シートハイト装置6,7およびリライニング装置20に、
上記RAM30bに記憶されたシートスライド位置に対応した
各リクライニング角、前後のハイト量となるよう各モー
タを8a,8b,15を駆動させる制御信号が出力されるように
してある。
なお、図面中、46はステアリングホイールを示す。
つぎに、このように構成された可変シート装置3の作
用を第4図に示すフローチャートにもとづいて説明す
る。
ドライバーがドライブポジションを調整するときは、
まず、フロントドア2を介してシート4に着座する。つ
ぎに、「S1」で示すようにシート側部に配設されたシー
トスライドスイッチ32を操作して、第5図に示されるよ
うにペダル45(アクセルペダル,ブレーキペダル等)を
操作しやすい位置にシート4を電動でスライドさせてい
く。このときのシートスライド位置は、CPU30aにおい
て、センサー17から出力される検知信号にしたがって求
められていく。
そして、シートスライド調整が終ったならば、「S2」
で示すようにセットスイッチ43をオン操作する。する
と、CPU30aで求められたシート位置SがRAM30b読み込ま
れていき、「S3」で示すように調整を終えたシート位置
での最適なシートバックアングル位置(リクライニング
角θ)、ハイト(前)HF、ハイト(後)HR(いずれもハ
イト位置)が、RAM30bに記憶されたマップ(第3図に図
示)で決定されていく。例えばシートスライド位置を第
3図中の「(a)の位置」から「(b)の位置」にスラ
イドさせたとすると、マップからそれぞれシートバック
アングル位置は(b)位置に対応したQ点位置、同じく
ハイト(前)HFは若干高いR位置、ハイト(後)HRも若
干高いS点位置が最適なポジション位置として設定され
る。
ついで、ECU30aからシートハイト装置6,7およびリク
ライニング装置20に駆動信号が出力され、「S5」〜「S
7」で示されるように各装置のモータ8a,8b,21がオンし
ていく。これにより、上記リクラニング角θ、ハイト
(前)HF、ハイト(後)HRの各位置となるように、第5
図の二点鎖線で示す如くシートバック5bは当初の状態か
ら起きるとともに、シートクッション4bの全体は持上が
っていく(座面位置:高)。そして、このときのシート
バック4aおよびシートクッション4bの変位は、センサ2
3,11a,11bからCPU30aにフィードバックされていく。
そして、このフィードバックにより、シートバック4a
が上記Q点位置の位置にまで起きると、CPU30aは「S8」
で示すようにシートバック4aが適切なポジションに設定
されたと判断して、リクライニング装置20にモータ21を
停止させていく。また同様にシートクッション4bの前後
の高さ位置が上記R位置およびS位置まで持上がると、
CPU30aは「S10」および「S12」で示すようにシートクシ
ョン4bの前側および後側のハイト位置が適切なポジショ
ンに設定されたと判断して、シートハイト装置6,7の各
モータ11a,11bを停止させていく。
こうしたシート4の調整が「S13」で示すように全て
終了すると、シートポジションをシート4のスライド位
置にもとづいて適切なものとする制御が完了する。
つまり、シート4のスライド位置を調整するだけで、
自動的に座面高さおよびリクライニング角度が適正な位
置に設定される。実験によれば、普通の体形の人で「80
%〜90%」の割合で、微調整を要せず、自分の最高運転
位置が設定できるものであった。
したがって、ドライバによる調整操作はスライド位置
の調整だけでほぼ完了し、必要な場合のみハイトやシー
トバックの調整を行えばよいので、最適運転位置調整は
極めて容易である。
なお、上記一実施例では運転席側のシートにこの発明
を適用したが、これに限らず、助手席側のシート、リア
側のシート等にもこの発明を適用してもよいことはいう
までもない。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、ドライバがシ
ートのスライド位置を調整するだけで、自動的に座面高
さおよびリクライニング角度を自分に合った適切な最適
運転位置に調整することができる。
すなわち、自分に合った最適運転位置を極めて容易に
調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示し、第1
図は自動車に搭載した可変シート装置を示す斜視図、第
2図は制御系を示す図、第3図はシートスライド位置と
シートバックアングル位置およびハイトとの相関を示す
図、第4図はシート調整の推移を示すフローチャート、
第5図はシートスライドにしたがって調整されるシート
バックおよびシートクッションの状態を示す図である。 4……シート、5a……シートクション、5b……シートバ
ック、6,7……シートハイト装置(ハイト駆動手段)、2
0……リクライニング装置(リクライニング駆動手
段)、30a……CPU、30b……RAM。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを前後方向に摺動駆動するスライド
    駆動手段と、 シートバックを前後方向に回動駆動するリクライニング
    駆動手段と、 シートクッションを上下方向に駆動するハイト駆動手段
    と、 前記スライド駆動手段による前記シートの駆動位置から
    リクライニング位置およびハイト位置を決定する体形決
    定手段と、 同体形決定手段により決定される前記リクライニング位
    置およびハイト位置に基づいて前記リクライニング駆動
    手段と前記ハイト駆動手段とを駆動する連動駆動手段
    と、 を具備したことを特徴とするシートスライド連動式の可
    変シート装置。
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