JP2021169249A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】より高精度にシート位置を自動で調整できる車両用シートを提供する。【解決手段】車両用シートは、乗員の身体情報に基づいてシート位置を決定するシート位置決定部と、前記シート位置決定部で決定された位置にシートを調整するシート調整機構と、前記シート調整機構を駆動するモータと、前記モータを制御するモータ制御部と、を備える。そして、前記シート位置決定部は、乗員の身長情報および足サイズ情報に基づいて、前記シート位置を決定する。【選択図】図4
Description
本発明は車両用シートに関する。
自動車等に搭載される車両用シートには、シートを前後にスライドさせるスライド機構などのシート調整機構を、モータにより自動で駆動させるものがある。また、特許文献1には、性別と身長と座高と体形に基づいてシートの位置を決定し、決定した位置になるようシート駆動装置を制御することが開示されている。
しかし、特許文献1に開示の技術では、同じ身長等の場合は一律に運転席が同じシート位置となるため、足のサイズが小さいと、ペダルを踏むのに遠い可能性があり、足のサイズが大きいと、ペダルが手前過ぎて踏み難い可能性がある。
本発明の目的は、より高精度にシート位置を自動で調整できる車両用シートを提供することにある。
本発明の目的は、より高精度にシート位置を自動で調整できる車両用シートを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、乗員の身体情報に基づいてシート位置を決定するシート位置決定部と、前記シート位置決定部で決定された位置にシートを調整するシート調整機構と、前記シート調整機構を駆動するモータと、前記モータを制御するモータ制御部と、を備える。そして、前記シート位置決定部は、乗員の身長情報および足サイズ情報に基づいて、前記シート位置を決定する。
本発明によれば、より高精度にシート位置を自動で調整できる車両用シートを提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態に係る車両用シート1の全体構造を示す側面図である。図1に示すように、本実施形態の車両用シート1は、シートクッション2と、このシートクッション2に対して傾動可能なシートバック3と、このシートバック3の上端部に取付けられたヘッドレスト4と、シートの位置を調整するシート調整機構と、シートを制御する電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)と、を備えている。ここで、本実施形態のシート調整機構としては、シートクッション2の前後位置を調整可能なスライド機構5である。なお、スライド機構5は、モータ6によって駆動されるように構成されている。
なお、シートクッション2は、クッションフレームに、ウレタン等のクッション材からなるクッションパッドを取り付け、さらに合成皮革や布地等からなる表皮材を被せることで構成される。シートバック3も、バックフレームに、クッション材からなるバックパッドを取り付け、さらに表皮材を被せることで構成される。
図2は、本実施形態に係る車両用シート1のブロック図である。図2に示すように、運転席の車両用シート1は、シートECU7と、モータ6と、スライド機構5と、を備えている。また、シートECU7は、通信部8と、シート位置決定部9と、モータ制御部10と、身体情報記録部11と、シート位置算出テーブル12と、シート位置補正テーブル13と、を有している。
ここで、通信部8は、車両の電子制御装置である車両ECU14と例えばCAN通信によって接続されており、運転席の乗員が所持するスマートフォン等の乗員無線端末15と、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信や有線通信で接続されている。シート位置決定部9は、運転席の乗員の身体情報、具体的には、身長情報および足サイズ情報などに基づいてシート位置を決定するものである。モータ制御部10は、スライド機構5を駆動するモータ6を制御するものである。身体情報記録部11は、入力された身体情報を記録するものである。シート位置算出テーブル12は、身体情報から適正シート位置を算出する際に用いられる、予め定められたテーブルである。シート位置補正テーブル13は、算出された適正シート位置を、足サイズ情報等に基づいて補正するものである。
図3は、運転席の乗員が所持するスマートフォンにおける、身体情報の入力画面を示す図である。図3に示すように、乗員の身長情報(STANDING HEIGHT)、座高情報(SITTING HEIGHT)および足サイズ情報(FOOT SIZE)が、直接入力できるようになっている。なお、各身体情報の入力方法は、数値を直接入力する方法であっても、予め定められた複数の候補値の中から選択する方法であっても良い。運転席の乗員が、スマートフォン等を使って身体情報を入力すると、その身体情報が、通信部8を介してシートECU7へ送信され、身体情報記録部11に記録される。
また、図3のような画面を、車両のカーナビゲーションシステムやインストルメントパネル等の表示操作部に表示させ、この表示操作部を操作することにより、運転席の乗員が、身体情報を入力できるようにしても良い。この場合、車両ECU14が、入力された身体情報を、通信部8を介してシートECU7へ送信される。なお、身体情報の入力は、運転席の車両用シート1に別途設けられた操作部により行えるようにしても良い。
図4は、運転席のシートECU7におけるシート位置決定部9で行われる、シート位置の具体的な決定処理を示すフローチャートである。まず、シート位置決定部9は、身体情報記録部11を確認し、身長情報の入力があるか否かを判定する(ステップS101)。身長情報の入力がなかった場合、シート位置決定部9は、シート位置を初期設定位置に決定する(ステップS102)。初期設定位置とは、例えば、標準的な身長と座高の値に基づいて予め設定された、標準的なシート位置である。
身長情報の入力があった場合、シート位置決定部9は、身体情報記録部11を確認し、座高情報の入力があるか否かを判定する(ステップS103)。座高情報の入力があった場合、シート位置決定部9は、身体情報記録部11に記録された身長情報および座高情報と、シート位置算出テーブル12と、に基づいて、適正シート位置を算出する(ステップS104)。
図5は、シート位置算出テーブル12の一例として、身長と適正シート位置との関係を、座高ごとに示した図である。例えば、身長が170cmで、座高が95cmの場合、図5に示すシート位置算出テーブル12を参照すると、適正シート位置は910mmとなる。ここで、適正シート位置とは、車両のペダル(具体的には、ペダル面と車両フロア面の交点)からの距離とする。このように、シート位置決定部9は、身長情報および座高情報から、シート位置算出テーブル12を参照して、適正シート位置を算出する。なお、ステップS103において、座高情報の入力がなかった場合は、当該身長における平均の座高が自動的に設定され(ステップS105)、適正シート位置の算出に利用される。
次に、シート位置決定部9は、身体情報記録部11を確認し、足サイズ情報の入力があるか否かを判定する(ステップS106)。足サイズ情報の入力があった場合、シート位置決定部9は、シート位置補正テーブル13を参照し、適正シート位置の補正を行う(ステップS107)。なお、足サイズ情報の入力がなかった場合、シート位置決定部9は、ステップS104で算出した適正シート位置を補正せず、シート位置を適正シート位置に決定する(ステップS108)。
図6は、シート位置補正テーブル13の一例として、身長と、適正シート位置に対する加減値との関係と、足サイズごとに示した図である。例えば、身長が170cmで、足サイズが26cmの場合、図6に示すシート位置補正テーブル13を参照すると、適正シート位置に対する加減値は−4mmとなる。このため、シート位置決定部9は、ステップS104で算出した適正シート位置を補正し、最終的なシート位置として910mm−4mm=906mmを決定する。
以上のように、シート位置決定部9がシート位置を決定すると、モータ制御部10が、モータ6を制御し、スライド機構5を駆動させて、決定されたシート位置へシートクッション2を移動させる。
本実施形態によれば、身体情報として足サイズ情報も用いてシート位置が決定されるので、運転席の乗員がペダルを踏むときの踏み易さも考慮して、より高精度にシート位置を自動で調整することが可能となる。
なお、本実施形態では、シート位置決定部9が、シート位置算出テーブル12およびシート位置補正テーブル13を用いてシート位置を決定したが、これ以外のテーブルを用いてシート位置を決定しても良い。例えば、身長情報と座高情報から脚長を求め、この脚長情報もパラメータの1つとしてシート位置を決定しても良い。さらに、脚長情報と足サイズ情報から踝高を求め、この踝高情報もパラメータの1つとしてシート位置を決定しても良い。このように、シート位置決定部9がシート位置を決定する際のパラメータを増やすことで、運転席の乗員により適したシート位置を決定することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施形態では、シート調整機構として、スライド機構5でシートクッション2の前後位置を調整する例について説明したが、シートクッション2の高さを調整するリフター機構など、他のシート調整機構に適用することも可能である。また、上記実施形態では、シート位置決定部9や身体情報記録部11等が、シートECU7に設けられているが、車両ECU14に設けられても良い。この場合は、車両ECU14で決定されたシート位置情報が、通信部8を介してシートECUへ送信され、シートECU7のモータ制御部10が、決定された位置になるようモータ6を介してシートを調整する。
1:車両用シート
2:シートクッション
3:シートバック
4:ヘッドレスト
5:スライド機構
6:モータ
7:シートECU
8:通信部
9:シート位置決定部
10:モータ制御部
11:身体情報記録部
12:シート位置算出テーブル
13:シート位置補正テーブル
14:車両ECU
15:乗員無線端末
2:シートクッション
3:シートバック
4:ヘッドレスト
5:スライド機構
6:モータ
7:シートECU
8:通信部
9:シート位置決定部
10:モータ制御部
11:身体情報記録部
12:シート位置算出テーブル
13:シート位置補正テーブル
14:車両ECU
15:乗員無線端末
Claims (6)
- 乗員の身体情報に基づいてシート位置を決定するシート位置決定部と、
前記シート位置決定部で決定された位置にシートを調整するシート調整機構と、
前記シート調整機構を駆動するモータと、
前記モータを制御するモータ制御部と、を備え、
前記シート位置決定部は、乗員の身長情報および足サイズ情報に基づいて、前記シート位置を決定する、車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
前記シート位置決定部は、乗員の座高情報も用いて前記シート位置を決定する、車両用シート。 - 請求項2に記載の車両用シートにおいて、
前記シート位置決定部は、前記身長情報および前記座高情報に基づいて適正シート位置を算出し、前記足サイズ情報に基づいて前記適正シート位置を補正する、車両用シート。 - 請求項2に記載の車両用シートにおいて、
前記シート位置決定部は、前記身長情報および前記座高情報から求めた脚長と、前記脚長および前記足サイズ情報から求めた踝高と、を用いて前記シート位置を決定する、車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
乗員が所持する無線端末と通信する通信部を有し、
前記通信部が、前記身長情報および前記足サイズ情報を前記無線端末から受信する、車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
車両ECUと接続された通信部を有し、
前記通信部が、前記身長情報および前記足サイズ情報を前記車両ECUから受信する、車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020072604A JP2021169249A (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020072604A JP2021169249A (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021169249A true JP2021169249A (ja) | 2021-10-28 |
Family
ID=78149973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020072604A Pending JP2021169249A (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021169249A (ja) |
-
2020
- 2020-04-14 JP JP2020072604A patent/JP2021169249A/ja active Pending
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