JP3284212B2 - シートバックの角度制御装置 - Google Patents
シートバックの角度制御装置Info
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- JP3284212B2 JP3284212B2 JP12567092A JP12567092A JP3284212B2 JP 3284212 B2 JP3284212 B2 JP 3284212B2 JP 12567092 A JP12567092 A JP 12567092A JP 12567092 A JP12567092 A JP 12567092A JP 3284212 B2 JP3284212 B2 JP 3284212B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートの前チルト及び
後チルト作動を行うパワーチルト装置とシートバックの
リクライニング作動を行うパワーリクライニング装置と
を備えたパワーシートにおけるシートバックの角度制御
装置に関するものである。
後チルト作動を行うパワーチルト装置とシートバックの
リクライニング作動を行うパワーリクライニング装置と
を備えたパワーシートにおけるシートバックの角度制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シートのチルト作動を行うと共に
シートバックのリクライニング作動を行うパワーシート
においては、座面前部の前チルト及び座面後部の後チル
トを上,下に調整すると、シートバックの角度も調整し
た角度から変化してくる。したがって、前チルト,後チ
ルトを作動させて高さの調整を行うと、その後、もう一
度バックシートの角度を調整していた。
シートバックのリクライニング作動を行うパワーシート
においては、座面前部の前チルト及び座面後部の後チル
トを上,下に調整すると、シートバックの角度も調整し
た角度から変化してくる。したがって、前チルト,後チ
ルトを作動させて高さの調整を行うと、その後、もう一
度バックシートの角度を調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のパワ
ーシートにおいては、前チルト,後チルトの高さ調整を
行うと、その後、もう一度バックシートの角度を調整す
る必要が生じ、不便であるという問題点があった。
ーシートにおいては、前チルト,後チルトの高さ調整を
行うと、その後、もう一度バックシートの角度を調整す
る必要が生じ、不便であるという問題点があった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、パワーシートにおいて、前チルト,後チルト
を作動させて高さの調整を行っても、シートバックの角
度は自動的に元の位置に戻るように制御される極めて便
利なシートバックの角度制御装置を提供することを目的
とするものである。
のであり、パワーシートにおいて、前チルト,後チルト
を作動させて高さの調整を行っても、シートバックの角
度は自動的に元の位置に戻るように制御される極めて便
利なシートバックの角度制御装置を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートの前チルト及び後チルト作動を行
うパワーチルト装置とシートバックのリクライニング作
動を行うパワーリクライニング装置とを備えたパワーシ
ートにおいて、少なくとも前チルト及び後チルトのいず
れか一方の変化量を演算すると共に、前記チルト作動の
変化量に起因するシートバックの変化量を演算して、チ
ルト作動前のシートバックの位置に自動的に戻す制御手
段を設けたことを特徴としている。
め、本発明は、シートの前チルト及び後チルト作動を行
うパワーチルト装置とシートバックのリクライニング作
動を行うパワーリクライニング装置とを備えたパワーシ
ートにおいて、少なくとも前チルト及び後チルトのいず
れか一方の変化量を演算すると共に、前記チルト作動の
変化量に起因するシートバックの変化量を演算して、チ
ルト作動前のシートバックの位置に自動的に戻す制御手
段を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成とすることにより、シートの前チル
ト,後チルトの変化量と、この変化量に起因するシート
バックの変化量をそれぞれ演算してチルト作動前のシー
トバックの位置に自動的に戻す制御手段を設けたので、
少なくとも前チルト及び後チルトのいずれか一方を作動
させても常時シートバックは元の位置に維持され、チル
ト作動の都度シートバックの角度を調整する必要はなく
なる。
ト,後チルトの変化量と、この変化量に起因するシート
バックの変化量をそれぞれ演算してチルト作動前のシー
トバックの位置に自動的に戻す制御手段を設けたので、
少なくとも前チルト及び後チルトのいずれか一方を作動
させても常時シートバックは元の位置に維持され、チル
ト作動の都度シートバックの角度を調整する必要はなく
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図に基づいて
説明する。図1は本発明に係る一実施例の全体分解斜視
図、図2は本発明に係る一実施例の全体システム図、図
3は本発明に係る一実施例の側面説明図、図4は本発明
に係る一実施例のフローチャートである。
説明する。図1は本発明に係る一実施例の全体分解斜視
図、図2は本発明に係る一実施例の全体システム図、図
3は本発明に係る一実施例の側面説明図、図4は本発明
に係る一実施例のフローチャートである。
【0008】図1及び図2において、パワーシート1
は、シートクッション2の高さ調整としての前チルト
(矢印Aで示す作動)及び後チルト(矢印Bで示す作
動)を行うパワーチルト装置3と、シートバック4のリ
クライニング(矢印Cで示す作動)を行うパワーリクラ
イニング装置5とを備えると共に、これらパワーチルト
装置3とパワーリクライニング装置5を制御するマイク
ロコンピュータユニット6及びスイッチアッセンブリ7
を備えている。
は、シートクッション2の高さ調整としての前チルト
(矢印Aで示す作動)及び後チルト(矢印Bで示す作
動)を行うパワーチルト装置3と、シートバック4のリ
クライニング(矢印Cで示す作動)を行うパワーリクラ
イニング装置5とを備えると共に、これらパワーチルト
装置3とパワーリクライニング装置5を制御するマイク
ロコンピュータユニット6及びスイッチアッセンブリ7
を備えている。
【0009】パワーチルト装置3は前チルト駆動用のモ
ータ8と後チルト駆動用のモータ9とを有しており、パ
ワーリクライニング装置5はリクライニング駆動用のモ
ータ10を有している。そして、前記各モータ8,9,
10にはそれぞれ位置検出用としての位置センサ11,
12,13が取付けられている。
ータ8と後チルト駆動用のモータ9とを有しており、パ
ワーリクライニング装置5はリクライニング駆動用のモ
ータ10を有している。そして、前記各モータ8,9,
10にはそれぞれ位置検出用としての位置センサ11,
12,13が取付けられている。
【0010】マイクロコンピュータユニット6は、マイ
クロコンピュータ15と、スイッチ入力回路16と、位
置検出回路17と、リレードライブ回路18と、モータ
駆動リレー回路19とから構成されている。そして、前
記位置センサ11,12,13により、スイッチアッセ
ンブリ7によって前チルト,後チルト及びリクライニン
グの各部位における調整された位置がマイクロコンピュ
ータ15に入力され、移動量を計算することが可能とな
っている。そして、これにより、チルトの移動量からシ
ートバック4の角度の移動量が計算され、自動でシート
バック4の角度を調整することが可能となっている。
クロコンピュータ15と、スイッチ入力回路16と、位
置検出回路17と、リレードライブ回路18と、モータ
駆動リレー回路19とから構成されている。そして、前
記位置センサ11,12,13により、スイッチアッセ
ンブリ7によって前チルト,後チルト及びリクライニン
グの各部位における調整された位置がマイクロコンピュ
ータ15に入力され、移動量を計算することが可能とな
っている。そして、これにより、チルトの移動量からシ
ートバック4の角度の移動量が計算され、自動でシート
バック4の角度を調整することが可能となっている。
【0011】さらに説明すると、図3において、aの位
置は、シートの元の位置である。この状態から前チルト
をtF ,後チルトをtR 動かし、チルト位置をbの位置
(前,後チルトを動かしたときのシートの位置)へ調整
すると、シートバックの角度はθa の位置からθ分移動
し、θb の位置へ変化する。このため、着座している人
は、再度、シートバックの角度を元のθa の位置に調整
する必要がでてくる。
置は、シートの元の位置である。この状態から前チルト
をtF ,後チルトをtR 動かし、チルト位置をbの位置
(前,後チルトを動かしたときのシートの位置)へ調整
すると、シートバックの角度はθa の位置からθ分移動
し、θb の位置へ変化する。このため、着座している人
は、再度、シートバックの角度を元のθa の位置に調整
する必要がでてくる。
【0012】そこで、図4に示すような制御をする。す
なわち、シートの下部に取付けられたマイクロコンピュ
ータにより、前チルトの移動量tF ,後チルトの移動量
tR を計算し、それによりこの時のシートバックの角度
の変化量θを算出する。そして、チルトの調整の後、θ
b の角度へ変化したシートバックの角度をマイクロコン
ピュータ制御により、自動的にシートバックの角度をθ
分移動させ、θa の角度に調整する。これにより、パワ
ーシートにおいて、チルト位置の調整によってシートバ
ックの角度が変化しても、自動で元の角度に戻され、常
に一定のシートバック角度を保つことが可能となる。
なわち、シートの下部に取付けられたマイクロコンピュ
ータにより、前チルトの移動量tF ,後チルトの移動量
tR を計算し、それによりこの時のシートバックの角度
の変化量θを算出する。そして、チルトの調整の後、θ
b の角度へ変化したシートバックの角度をマイクロコン
ピュータ制御により、自動的にシートバックの角度をθ
分移動させ、θa の角度に調整する。これにより、パワ
ーシートにおいて、チルト位置の調整によってシートバ
ックの角度が変化しても、自動で元の角度に戻され、常
に一定のシートバック角度を保つことが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、シ
ートの前チルト,後チルトの変化量と、この変化量に起
因するシートバックの変化量をそれぞれ演算してチルト
作動前のシートバックの位置に自動的に戻す制御手段を
設けたので、少なくとも前チルト及び後チルトのいずれ
か一方を作動させても常時シートバックは元の位置に維
持され、チルト作動の都度シートバックの角度を調整す
る必要はなくなり、極めて便利なシートとすることがで
きる。また、そのことにより、常に安定した着座姿勢を
得ることができる。
ートの前チルト,後チルトの変化量と、この変化量に起
因するシートバックの変化量をそれぞれ演算してチルト
作動前のシートバックの位置に自動的に戻す制御手段を
設けたので、少なくとも前チルト及び後チルトのいずれ
か一方を作動させても常時シートバックは元の位置に維
持され、チルト作動の都度シートバックの角度を調整す
る必要はなくなり、極めて便利なシートとすることがで
きる。また、そのことにより、常に安定した着座姿勢を
得ることができる。
【図1】本発明に係る一実施例の全体分解斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る一実施例の全体システム図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る一実施例の側面説明図である。
【図4】本発明に係る一実施例のフローチャートであ
る。
る。
1 パワーシート 2 シートクッション 3 パワーチルト装置 4 シートバック 5 パワーリクライニング装置 6 マイクロコンピュータユニット 7 スイッチアッセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/22 B60N 2/18
Claims (1)
- 【請求項1】 シートの前チルト及び後チルト作動を行
うパワーチルト装置とシートバックのリクライニング作
動を行うパワーリクライニング装置とを備えたパワーシ
ートにおいて、少なくとも前チルト及び後チルトのいず
れか一方の変化量を演算すると共に、前記チルト作動の
変化量に起因するシートバックの変化量を演算して、チ
ルト作動前のシートバックの位置に自動的に戻す制御手
段を設けたことを特徴とするシートバックの角度制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567092A JP3284212B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | シートバックの角度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567092A JP3284212B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | シートバックの角度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05294179A JPH05294179A (ja) | 1993-11-09 |
JP3284212B2 true JP3284212B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=14915754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12567092A Expired - Fee Related JP3284212B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | シートバックの角度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618059U (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | アラコ株式会社 | 車両用シート |
CN111789007B (zh) * | 2020-08-04 | 2022-03-25 | 安徽信福乡田生态农业有限公司 | 一种稻鸭共育的有机稻米增产种植方法 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP12567092A patent/JP3284212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05294179A (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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