JP3303716B2 - 車両用シート姿勢制御装置 - Google Patents

車両用シート姿勢制御装置

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JP3303716B2 JP05635297A JP5635297A JP3303716B2 JP 3303716 B2 JP3303716 B2 JP 3303716B2 JP 05635297 A JP05635297 A JP 05635297A JP 5635297 A JP5635297 A JP 5635297A JP 3303716 B2 JP3303716 B2 JP 3303716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者が着座する
シートの姿勢を制御する車両用シート姿勢制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】運転者が座る自動車(車両)のシートの
ほとんどは、シートクッションの前後位置,シートバッ
クの傾き角を調整するといった手動式あるいは電動式の
姿勢調整機構を備えて構成され、この姿勢調整機構を操
作することによって、運転者が望む運転に最も適した着
座姿勢、すなわちハンドル、ペダル類などが操作しやす
い運転姿勢でシートに着座できるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転者は、
車庫入れ、縦列駐車など、自動車を後退させるときは、
ハンドルを握り、かつブレーキペダルを踏むなどの操作
を行いつつ車体前方を目視する運転姿勢から車体後方を
目視する姿勢に変えている。
【0004】この後方への目視は、車体後方へ振り向く
姿勢、具体的には腰部の回転で上体を車体後方側へ回
し、さらに首を後方へ向かせることで行われる。ところ
が、前方を向いた運転姿勢から、後方を直視する姿勢に
するべく、運転者が後方へ振り向こうとすると、運転者
の上体、特に大きく張り出す肩部が、運転姿勢を保って
いる状態に位置決めされているシートバックと干渉す
る。
【0005】このため、後方を直視しようとするとき
は、運転者は前方を向いている姿勢から、上体をハンド
ル側へ曲げ、シートバックとの間において上体を回動す
るのに必要な隙間を形成してから、上体を左右方向に回
動させて後方へ振り向くという窮屈で面倒な姿勢が強い
られ、後方目視のための姿勢に移りにくい問題があっ
た。
【0006】実開昭64−26550号公報や特開平2
−60847号公報などでは、運転席に着座している運
転者が後方を見やすくするために、後退時、運転者の着
座位置を高くし、運転者の目線を高い位置に定めたり、
後退速時、後方を見ている運転者の視線上に在る後席ヘ
ッドレストを倒したりすることが提案されている。
【0007】しかし、いずれも後方目視の姿勢に移ると
きには、運転者は窮屈で面倒な姿勢が強いられる問題が
あり、運転者の姿勢の観点から後方を見やすくした技術
が要望されている。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、車両の後退時、運転者が
後方へ振り向きやすくできるシート姿勢を実現する車両
用シート姿勢制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、シートクッションおよび
シートバックを有するとともに、着座姿勢を調整する姿
勢調整機構を有して構成され、運転者を運転姿勢で着座
させるシートと、車両の後退時、姿勢調整機構を駆動
し、運転姿勢で着座している運転者の上体とシートバッ
クとの間において所定量の隙間を強制的に形成させる姿
勢変更手段とを具備して車両用シート制御装置を構成
し、車両後方を目視するとき、シートの姿勢を運転者が
振り向きやすい姿勢に変えるようにしたことにある。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、車両
の後退時、前方目視の運転姿勢でシートに着座している
運転者の上体後側とシートバックとの間に隙間が形成さ
れる。
【0011】すると、運転者の上体は左右方向に回動し
やすくなる。つまり、シ−トは、運転姿勢を保つ着座姿
勢から、運転者が後方へ振り向きやすい姿勢に変わる。
【0012】このとき、隙間は、運転者上体の左右方向
の回動を十分に許容する量に設定してある。したがっ
て、運転者は、前方を目視している着座姿勢から、その
まま、すなわちハンドルを握っている状態、ペダルを踏
んでいる状態のままで、上体を左右方向に回動させなが
ら後方へ振り向けば、シートバックとの干渉を避けるよ
うな窮屈で面倒な姿勢が強いられずに、容易に後方を目
視する姿勢に変えられるようになる。
【0013】請求項2に記載した発明は、上記目的に加
え、さらにシートに付いているリクライニング装置の制
御を変更するという簡単な構造で、運転者の上体後側に
隙間を形成させるために、請求項1に記載の姿勢調整機
構を、シートバックの傾きを調整するリクライニング装
置で構成し、姿勢変更手段を、後退ギヤへの操作にした
がって、リクライニング装置を駆動し、運転姿勢を保っ
ているシートバックを所定量、車両後方へ傾かせる傾倒
手段で構成して、シートバックが運転者の上体を支える
位置から後方へ倒れるという挙動により、運転者の上体
とシートバックとの間に、運転者が振り向くのに必要な
隙間を形成するようにしたことにある。
【0014】請求項3に記載した発明は、上記目的に加
え、さらにシートに付いているハイト装置の制御を変更
するという簡単な構造で、運転者の目線高さを高い位置
に変えながら運転者の上体後側に隙間を形成させるため
に、請求項1あるいは請求項2に記載の姿勢調整機構
を、シートクッションの後部座面高さを調整するハイト
装置で構成し、姿勢変更手段は、後退ギヤへの操作にし
たがって、ハイト装置を駆動し、運転姿勢を保っている
シートクッションの後部座面を所定量、上方へ変位させ
る上方変位手段で構成して、運転者の上体を前側に起こ
すという挙動により、運転者の上体とシートバックとの
間に、運転者が振り向くのに必要な隙間を形成するよう
にしたことにある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図4に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、例えば
乗用車(車両)の運転席回りの構造を示していて、図中
1は、ステアリングハンドル2および計器盤3と向き合
うように車室内4に据え付けられたフロントシート(本
願のシートに相当)である。
【0016】このフロントシート1は、スライドレール
機構6を介して、車室内4のフロア4aに前後方向に移
動可能に据え付けられたシートクッション7と、このシ
ートクッション7の後部から起立する車体前後方向に回
動可能なシートバック8を有して構成されている。
【0017】このフロントシート1には、着座姿勢を調
整する姿勢調整装置として、あらかじめ例えば電動式の
リクライニング装置10、電動式のハイト装置11、電
動式のランバーサポート装置12が内蔵されている。
【0018】リクライニング装置10は図1中の二点鎖
線Aで示すようにシートバック8の傾きを調整する装置
であり、ハイト装置11は図1中の二点鎖線Bで示すよ
うにシートクッション5の後部座面の高さを調整する装
置であり、ランバーサポート装置12は図1中の二点鎖
線Cで示すように背凭れ面の下側をランバーサポート部
として押し出す装置である。
【0019】これらリクライニング装置10、ハイト装
置11、ランバーサポート装置12は、コントローラー
13(例えばマイクロコンピュータで構成されるもの)
を介して、操作部14に接続されていて、操作部14に
設けた各部調整用の操作ノブ(図示しない)を操作する
ことにより、図2(a)に示されるように運転者M(図
2、図3に図示)が、運転に最も適した着座姿勢、具体
的にはステアリングハンドル2、ブレーキペダル15、
アクセルペダル(図示しない)などが操作しやすい運転
姿勢で、フロントシート5に着座できるようにしてあ
る。
【0020】またコントローラー13には、自動車の後
退時、具体的には例えば変速機(図示しない)を操作す
るシフト装置16のシフトレバー16aが後退ギヤへ操
作されると、図2(b)に示されるように最適の運転姿
勢で着座している運転者Mの上体とシートバック8との
間に隙間Xを形成する機能が設定してある。
【0021】詳しくは、コントローラー13には、調整
を終えたフロントシート1の姿勢(運転姿勢)を検出、
すなわち調整後のシートバック8の傾き、シートクッシ
ョン7の後部座面高さ、ランバーサポート量などといっ
たシート各部を検出する機能と、シフトレバー16aが
後退ギヤにシフトされたときを検出する機能とが設定し
てある。
【0022】またコントローラー13には、シフトレバ
ー16aが後退ギヤに操作されると、リクライニング位
置、リヤハイト位置、ランバーサポート位置の3つの位
置を変更する制御機能が設定してある(いずれも姿勢変
更手段に相当)。
【0023】すなわち、機能の第1は、後退ギヤに操作
されると、シートバック8を現在のリクライニング位置
より後方へ所定量、例えば15deg倒すようにリクラ
イニング装置10を駆動する制御で、シートバック8が
運転者Mから離れる動作にて、運転者Mの上体とシート
バック8の背凭れ面との間に、運転者Mの腰部から肩部
に向かうにしたがい隙間量が大きくなる空間を形成する
(本願の傾倒手段に相当)。
【0024】機能の第2は、後退ギヤに操作されると、
シートクッション7の後部座面を現在のリヤハイト位置
より上側へ所定量、例えば15mm上昇するようにハイト
装置11を駆動する制御で、後部座面が上昇する動作に
て、運転者Mの上体を前側に起こして、運転者Mの上体
とシートバック8の背凭れ面との間に、運転者Mの腰部
から肩部に向かうにしたがい隙間量が大きくなる空間を
形成する。と共に運転者Mの目線位置を高くする(本願
の上方変位手段に相当)。
【0025】機能の第3は、後退ギヤに変速されると、
腰部の押圧をなすランバーサポート部(背凭れ面の下
側)を現在のランバーサポート位置より前側へ所定量、
例えば20mm押し出すようにランバーサポート装置12
を駆動する制御で、サンバーサポート部の押出しにて、
不安定となりやすい運転者Mの腰部を支え、後退時のハ
ンドル操作、ペダル操作を行いやすくする。
【0026】これら機能の組み合わせで形成される空間
Xにより、自動車の後退作時、運転者Mが前方を向いて
いる着座(運転)姿勢から、そのまま、後方へ振り向け
ば、広い下方視界を確保、さらには前方を向いていると
きと同等のハンドル操作,ペダル操作の具合を確保しつ
つ、後方を直視する姿勢に無理なく移れるようにしてあ
る。
【0027】こうしたシート姿勢制御装置の制御が図4
のフローチャートに示されている。つぎに、図4に示す
フローチャートに基づいてシート姿勢制御装置の作用を
する。
【0028】すなわち、例えば、今、フロントシート1
に着座した運転者Mが、操作部14の各種調整用の操作
ノブ(図示しない)を操作して、図2(a)に示される
ように運転者Mが望む、運転に最も適した着座姿勢(ス
テアリングハンドル2、ブレーキペダル15、アクセル
ペダルなどが操作しやすい運転姿勢)となるよう、シー
トバック8の傾き角、シートクッション7の後部座面高
さ、ランバーサポート部の変位を調整する。
【0029】この後、イグニションスイッチ(図示しな
い)をオンする。すると、コントローラー13は、この
オン信号を受けて、ステップS1からステップS2に進
み、調整を終えたフロントシート1の各部の姿勢、すな
わちシートバック8の傾き角、シートクッション7の後
部座面高さ、ランバーサポート部の押出量を検出して格
納し、ドライビングポジションを認識する。
【0030】そして、シフトレバー16aを操作して、
自動車を前進させれば、運転者Mは最適な運転姿勢を保
ちながら前方直視の運転が行われる。この後、車庫入れ
や縦列駐車などにより、自動車を後退させるとする。
【0031】このときには、シフトレバー16aを後退
ギヤへ操作する。すると、コントローラー13は、ステ
ップS3において後退操作されたと判断して、ステップ
S4〜S6へ進み、フロントシート1の着座姿勢を、現
在の前方直視の運転者Mがそのまま後方へ振り向ける姿
勢に変更していく。
【0032】すなわち、ステップS4(傾倒手段)は、
図2(b)中の矢印αで示されるように現在のリクライ
ニング位置より後方へ所定量、例えば15deg倒すよ
うにリクライニング装置10を駆動する。
【0033】すると、運転姿勢を保っていたシートバッ
ク8は、運転者Mの上体からシートバック8は離れる。
ステップS5(上方変位手段)は、図2(b)中の矢印
βで示されるように現在のリアハイト位置より上方へ所
定量、例えば15mm上昇するようにハイト装置11を駆
動する。
【0034】すると、運転者Mの臀部後側が持ち上げら
れ、運転者Mの上体が起き上がる。これによっても、運
転者Mの上体からシートバック8は離れる。ステップS
6は、図2(b)中の矢印γで示されるように現在のラ
ンバーサポート位置より前側へ所定量、例えば20mm押
し出すようにランバーサポート装置12を駆動する。
【0035】すると、運転者Mの腰骨付近部分は、シー
トバック8のランバーサポート部で押圧され、運転者M
の腰部を後側から支えて、リクライニング位置やリヤハ
イト位置の変更によって、不安定になりやすい運転者M
の上体を安定させていく。
【0036】こうしたステップS4〜ステップS6の処
理を終えると、運転者Mの上体とシートバック8の背凭
れ面との間には、リクライニング位置およびリアハイト
位置の変更の組み合わせにより、運転者Mの腰部から肩
部に向かうにしたがい隙間量が大きくなる隙間Xが形成
される。
【0037】ここで、隙間Xは、あらかじめ運転者Mの
上体における左右の回動、特に運転者Mの肩部における
左右の回動を十分に許容する量に設定してあるから、隙
間Xの形成によって、フロントシート1は後方へ振り向
きやすい姿勢に変わる。
【0038】一方、運転者Mの上体は、ランバーサポー
トによる支えにより、シートバック全体に頼らずに、シ
ートクッション1の座面上で安定に保たれる。したがっ
て、後退ギヤの操作を終えて、後方を直視しようとする
ときは、図3に示されるように運転者Mが、前方を向い
ている着座姿勢から、そのまま、すなわちステアリング
ハンドル2を握っている状態、ブレーキペダル15を踏
んでいる状態のまま、上体を左右方向に回動させて後方
へ振り向けばよい。
【0039】すなわち、上体の振り向き動作は、運転姿
勢を規制する位置外の隙間X内で完了することになる。
この結果、シートバック8との干渉を避けるような窮屈
で面倒な姿勢が強いられずに、容易に前方を目視する姿
勢から、スムーズに後方を目視する姿勢に変更できる。
なお、シフトレバー16aを後退ギヤから他の変速位置
に戻せば、再びシートバック8、シートクッション7、
ランバーサポート部は設定した着座(運転)姿勢に戻
る。
【0040】しかも、隙間Xの形成は、フロントシート
1に付帯してあるリクライニング装置10やハイト装置
11を用いたので、同装置の制御系を変更するだけで実
現でき、構造的に簡単である。
【0041】そのうえ、ハイト装置11で運転者Mの上
体を起こす構造は、運転者Mを後方へ振り向きやすくす
るだけでなく、運転者Mの目線も高い位置に変わるの
で、図3中で示されるように後方目視の姿勢に変える
と、下方に向かう広範囲な視界θを得ることができる。
【0042】加えて、ランバーサポート装置12で運転
者Mの腰部を支える構造は、不足しやすい腰部を保持す
る力を補償するので、後方目視の姿勢に変えた後、自動
車を後退させながら、ハンドル操作やペダル操作を行っ
ても、運転者Mの上体がふらつくことはない。
【0043】なお、一実施形態は、リクライニング位置
を後側に変更する構造と、リヤハイト位置を上昇側に変
更する構造との二つの構造を組み合わせた姿勢変更手段
を採用して、運転者Mの上体の後側に隙間Xを形成した
が、これに限らず、図5(a)に示される他の実施形態
のようにリクライニング位置を後側に変更する構造だけ
で隙間Xを形成しても、あるいは図5(b)に示される
他の実施形態のようにリヤハイト位置を上昇側に変更す
る構造だけで隙間Xを形成するようにしてもよい。むろ
ん、これらそれぞれにランバーサポート位置を変更する
構造を組み合わせるようにしてもよい。
【0044】また一実施形態において、リミットスイッ
チを用いて、変更したときのリクライニング位置、リヤ
ハイト位置、ランバーサポート位置のオーバーシュート
を防ぐようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、車両の後退時、シートは、シートに着座し
ている運転者の上体とシートバックとの間に形成される
隙間により、運転者が車体後方へ振り向きやすい姿勢と
なる。
【0046】それ故、運転者は前方を目視する着座姿勢
からそのまま後方へ振り向けくことができる、したがっ
て、運転者は、シートバックとの干渉を避ける窮屈で面
倒な姿勢が強いられることなく、車体前方を目視する姿
勢から、容易かつスムーズに車体後方を目視する姿勢に
変えることができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、さらにシートに付帯しているリクライニ
ング装置の制御を変更するという簡単な構造で、運転者
の上体後側に隙間を形成できるといった効果を奏する。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果、請求項2の効果に加え、さらにシートに付帯し
ているハイト装置の制御を変更するという簡単な構造
で、運転者の上体後側に隙間を形成できる。と同時に運
転者の目線高さが高い位置に設定されるので、後方目視
の姿勢に変えると、広い下方視界を得ることができ、良
好な後方視認性が得られるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の−実施形態の車両用シート姿勢制御装
置を、同装置を据え付けた自動車のフロントシートと共
に示す図。
【図2】(a)は、運転者が、該運転者が望む最適な運
転姿勢でフロントシートに着座しているときを示す図。
(b)は、同フロントシートが、後退時に行われたリク
ライニング位置、リヤハイト位置の変更によって、後方
に振り向きやすい姿勢に変わったときを示す図。
【図3】同フロントシートの姿勢から、運転者が車体後
方へ振り向いたときを示す図。
【図4】同フロントシートの姿勢になるまでの制御を説
明するためのフローチャート。
【図5】本発明の他の実施例を説明するための図。
【符号の説明】
1…フロントシート 2…ステアリングハンドル 7…シートクッション 8…シートバック 10…リクライニング装置(姿勢調整装置) 11…ハイト装置(姿勢調整装置) 12…ランバーサポート装置(姿勢調整装置) 13…コントローラー(姿勢変更手段) 16…シフト装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションおよびシートバックを
    有するとともに、着座姿勢を調整する姿勢調整機構を有
    して構成され、運転者を運転姿勢で着座させるシート
    と、 車両の後退時、前記姿勢調整機構を駆動し、運転姿勢で
    着座している運転者の上体と前記シートバックとの間に
    おいて所定量の隙間を強制的に形成させる姿勢変更手段
    と、 を具備したことを特徴とする車両用シート姿勢制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記姿勢調整機構は、前記シートバック
    の傾きを調整するリクライニング装置で構成され、 前記姿勢変更手段は、後退ギヤへの操作のしたがって、
    前記リクライニング装置を駆動し、運転姿勢を保ってい
    る前記シートバックを所定量、車両後方へ傾かせる傾倒
    手段で構成されることを特徴とする請求項1に記載の車
    両用シート姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢調整機構は、前記シートクッシ
    ョンの後部座面高さを調整するハイト装置で構成され、 前記姿勢変更手段は、後退ギヤへの操作にしたがって、
    前記ハイト装置を駆動し、運転姿勢を保っている前記シ
    ートクッションの後部座面を所定量、上方へ変位させる
    上方変位手段で構成されることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の車両用シート姿勢制御装置。
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