JPH05330368A - パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置 - Google Patents

パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置

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Publication number
JPH05330368A
JPH05330368A JP4163617A JP16361792A JPH05330368A JP H05330368 A JPH05330368 A JP H05330368A JP 4163617 A JP4163617 A JP 4163617A JP 16361792 A JP16361792 A JP 16361792A JP H05330368 A JPH05330368 A JP H05330368A
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JP
Japan
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seat
memory
posture
value
switch
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Application number
JP4163617A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ogasawara
絋充 小笠原
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーシートのモータ制御装置における、姿
勢補助装置のポジション設定労力の軽減をはかる。 【構成】 シート18に装着された着座姿勢制御装置が、
基本姿勢装置20と姿勢補助装置22とに大別され、それぞ
れのメモリー値が既設値、設定値に分別されて、中央処
理ユニット16に格納されている。姿勢補助装置22の設定
値として、標準的なポジションとなるデフォルト値が予
め格納されている。そして、任意に設定された姿勢補助
装置22のポジションが、任意設定値としてデフォルト値
に置換可能であるとともに、任意設定値の置換後におい
ても、デフォルト値が繰り返し再生可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの駆動制御に
よって、着座姿勢制御装置の可動部材のポジションを着
座者の体形、好み、および、シートの用途等に応じて調
整、設定可能なパワーシートのモータ制御方法およびモ
ータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、対応するスイッチ操作等によ
るモータの駆動のもとで作動可能な着座姿勢制御装置の
装着された、いわゆるパワーシートと称されるシート
が、乗用車等のドライバーシート、アシスタントシート
として提供されている。
【0003】このようなパワーシートにおいては、着座
姿勢制御装置として、たとえば、シートの前後ポジショ
ン、シートバックのリクライニング角度、チルト角度等
のようなシートの基本姿勢を設定するシートスライド装
置、リクライニング装置およびチルト機構(中折れ機
構)等が装着されている。そして、対応するモータの駆
動制御に伴う、着座姿勢制御装置の作動によって、着座
者の所望する着座姿勢、つまり、着座者の体形、好み等
に応じたシートポジションが、任意に調整、設定可能と
なっている。
【0004】一般に、パワーシートのモータは、マイク
ロコンピュータ(マイコン)等を有するモータ制御装置
に接続され、モータ制御装置に設けられた対応するマニ
ュアルスイッチ等の操作スイッチの切換え操作等によっ
て、モータが駆動制御可能となっている。
【0005】ところで、アシスタントシートは、ドライ
バーシートと異なり、通常の着座姿勢の他に、窓越しの
景色を楽しむ、休息、仮眠をとる等の種々の目的に利用
されるため、それぞれの着座姿勢に対応するシートポジ
ションに、シートを迅速かつ的確に変更することが要求
される。
【0006】そこで、たとえば、メモリー機能を有する
モータ制御装置を利用して、予め設定、格納された所定
のシートポジションに、シートを繰り返し再生可能とす
る構成が知られている。
【0007】このような構成では、所定の再生操作によ
る、対応するモータの駆動制御によって、着座者の所望
する着座姿勢に対応したシートポジションが自動的に設
定(再生)されるため、シートポジションの設定労力が
十分に軽減される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、自動車等のシートに多機能化が要求される傾向に
ある。そこで、たとえば、シートの基本姿勢を設定す
る、いわゆる基本姿勢装置に加えて、着座者の姿勢維持
の補助的役割をする、いわゆる姿勢補助装置の装着され
たパワーシートが提供されている。
【0009】アシスタントシートに装着される姿勢補助
装置として、たとえば、着座者の頭部を支持する可動式
ヘッドレストやシートベルト、特に、肩ベルトの上部を
支持するスルーアンカー等が装着され、可動式ヘッドレ
スト、スルーアンカーは、対応するモータの駆動のもと
で、上下方向に移動可能に構成されている。
【0010】しかしながら、このような姿勢補助装置
は、着座姿勢の設定に直接的に関係しないことから、シ
ートポジションを変更しても、変更に追従させたポジシ
ョン調整は省略されやすい。姿勢補助装置のポジション
が着座者の体形、シートポジションの相関関係に適さな
いと、シートポジションに対応した着座姿勢の補助が的
確に行えなくなるため、着座者に疲労を与えやすくなる
とともに、着座者の快適性、安全性を低下させる虞れが
あり、好ましくない。
【0011】特に、スイッチ操作の不得手な高齢者、女
性や初心者等においては、シートポジションや自己の体
形等に適した姿勢補助装置のポジションが容易に調整、
設定できず、不適切なポジションでの支持のもとでの着
座を余儀なくされる場合がある。
【0012】そこで、姿勢補助装置のポジションを種々
のシートポジションに対応させた標準ポジションとして
予め設定、格納し、シートの基本姿勢とともに繰り返し
再生可能とすることが考えられる。
【0013】しかしながら、姿勢補助装置のポジション
は、着座者の体形、好み等によって異なるため、予め設
定された標準的なポジションにおいては、着座者の体形
等に応じたポジションから大きくずれる虞れがあり、着
座者、つまりは自動車のユーザー等を広く満足させられ
ない。
【0014】この発明は、姿勢補助装置のポジション設
定労力を軽減して、着座者の快適性を改善するパワーシ
ートのモータ制御方法およびモータ制御装置の提供を目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のパワーシートのモータ制御方法によれ
ば、パワーシートに装着された着座姿勢制御装置が、基
本姿勢装置と姿勢補助装置とに大別され、基本姿勢装置
のデータを固定化した既設値として、姿勢補助装置のデ
ータを置換可能な設定値としてそれぞれ分別して格納し
ている。そして、姿勢補助装置の設定値として、標準的
なポジションとなるデフォルト値を予め格納し、所定の
メモリー再生操作のもとで、既設のシートポジションに
対応する姿勢補助装置の標準的なポジションを再生可能
としている。
【0016】ここで、任意に設定された姿勢補助装置の
ポジションが、任意設定値としてデフォルト値に置換可
能であるとともに、任意設定値の置換後においても、デ
フォルト値が繰り返し再生可能となっている。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0018】図1、図2に示すように、この発明に係る
パワーシートのモータ制御装置10は、マニュアルスイッ
チ12と、メモリースイッチ14と、中央処理ユニット16と
を具備し、シート18に装着された着座姿勢制御装置の駆
動源となるモータM1〜M5を所定のスイッチ操作のもとで
駆動制御可能に構成されている。モータM1〜M5として、
通常、DCギヤードモータがそれぞれ利用できる。
【0019】また、このような着座姿勢制御装置の装着
されたシート18は、いわゆるパワーシートと称され、た
とえば、乗用車等のアシスタントシートとして形成され
ている。
【0020】ここで、この発明においては、着座姿勢制
御装置が、シート18の基本姿勢(シートポジション)を
調整、設定可能な基本姿勢装置20と、着座姿勢を補助す
る姿勢補助装置22とに大別されている。
【0021】図1に示すように、基本姿勢装置(着座姿
勢制御装置)20として、たとえば、シート18の前後ポジ
ションを調整するシートスライド装置20-1、シートバッ
ク24の全体的な傾斜角度(リクライニング角度)を調整
するリクライニング装置20-2、および、シートバックの
下半部24a に対する上半部24b の傾斜角度(チルト角
度)を調整するチルト機構(中折れ機構)20-3等が挙げ
られる。
【0022】また、姿勢補助装置(着座姿勢制御装置)
22として、たとえば、着座者の頭部支持位置を上下方向
で調整可能な可動式ヘッドレスト22-1がシートバック24
の上端に設けられるとともに、シートベルト26、特に肩
ベルトの上部支持位置を上下方向で調整可能なスルーア
ンカー22-2がシートバックの肩部側方に突設されてい
る。
【0023】このような構成では、たとえば、モータM1
〜M3の駆動に伴う、シートスライド装置20-1、リクライ
ニング装置20-2およびチルト機構20-3の作動によって、
各装置の可動部材、つまりはシート18、シートバック24
等がそれぞれ所定の方向に移動する。そして、それによ
って、シート18の前後ポジション、シートバック24のリ
クライニング角度、チルト角度等がそれぞれ調整され
て、着座者、つまりはアシスタントの着座姿勢を決定す
るシートの基本的なシートポジションが設定される。
【0024】また、モータM4の駆動に伴う、可動式ヘッ
ドレスト22-1の昇降によって、着座者頭部の支持高さが
調整されるとともに、モータM5の駆動に伴う、スルーア
ンカー22-2の昇降によって、シートベルト26の上部支持
位置が上下方向で調整されて、シートポジションに応じ
た着座姿勢が確保可能となっている。
【0025】なお、着座姿勢制御装置(基本姿勢装置、
姿勢補助装置)20、22 はそれぞれ公知の構成とされ、そ
れらの構成自体はこの発明の趣旨でないため、詳細に説
明しない。
【0026】ここで、図2を見るとわかるように、モー
タM1〜M5は、後述するモータ制御リレーRL1 〜RL10のリ
レー接点RL1a〜RL10a を介して、電源、たとえば、自動
車のバッテリー(BATT)にそれぞれ接続されている。そし
て、モータ制御リレーRL1 〜RL10に対応するリレー接点
RL1a〜RL10a の切換えによって、対応するモータM1〜M5
がそれぞれ駆動制御可能となっている。
【0027】また、たとえば、リミットスイッチLS1 〜
LS10が、モータM1〜M5の巻線端末に、リレー接点RL1a〜
RL10a を介してそれぞれ接続されている。リミットスイ
ッチLS1 〜LS10として、たとえば、自動復帰形のプッシ
ュオフスイッチがそれぞれ利用できる。そして、リミッ
トスイッチLS1 〜LS10は、対応する可動部材、つまりは
シート18、シートバック24、シートバックの上半部24b
、可動式ヘッドレスト22-1およびスルーアンカー22-2
の移動限度位置に、それぞれ配設されている。
【0028】このようなリミットスイッチLS1 〜LS10
は、通常時、オン状態であり、移動限度位置へのシート
18等の可動部材の到達に伴うオフ動作によって、対応す
るモータM1〜M5へのバッテリーからの印加電圧を個別に
遮断して、対応するモータを直ちに停止するように構成
されている。
【0029】このような構成では、リミットスイッチLS
1 〜LS10によって、基本姿勢装置20、姿勢補助装置22の
それぞれの可動部材の移動範囲が確実に限定できるとと
もに、移動限度位置でのモータM1〜M5の拘束等が防止さ
れる。そのため、可動部材およびその周辺部材の破損、
損傷等が防止できるとともに、拘束に起因するモータM1
〜M5の過熱、損傷等が防止でき、安全性が確保される。
【0030】図1、図2に示すように、モータM1〜M5
は、たとえば、ポジション検出手段28-1〜28-5をそれぞ
れ有して形成されている。ポジション検出手段28-1〜28
-5として、たとえば、図2に示すように、モータM1〜M5
の出力軸(図示しない)に固着された円板状の永久磁石
30と永久磁石の側方に隣接して設けられたリードスイッ
チ32とを有して構成された回転センサがそれぞれ利用で
きる。
【0031】このような構成においては、永久磁石30が
モータM1〜M5のそれぞれの出力軸と一体的に回転し、対
応するリードスイッチ32の側方を通過する永久磁石の極
性の変動によって、リードスイッチが開閉して、パルス
が発生される。
【0032】図1、図2に示すように、回転センサ(ポ
ジション検出手段)のリードスイッチ32は、中央処理ユ
ニット16にそれぞれ接続されている。モータM1〜M5の駆
動により発生した回転センサ28-1〜28-5からのパルス
は、中央処理ユニット16にそれぞれ出力され、それぞれ
のパルスの数が、対応するモータの回転数として中央処
理ユニット内においてカウント、メモリーされる。
【0033】そして、回転センサ28-1〜28-5のカウント
数により、モータM1〜M5の回転数、つまりは基準点から
の可動部材の移動量が認識され、基準点に対する可動部
材のポジションがそれぞれ検出される。なお、パルスの
カウント数は、たとえば、モータM1〜M5の正転時にカウ
ントアップするとともに、逆転時にカウントダウンされ
る。
【0034】モータM1〜M5は、たとえば、マニュアルス
イッチ12の操作によって、それぞれ駆動制御される。図
2に示すように、マニュアルスイッチ12は、たとえば、
着座姿勢制御装置20、22 に対応する操作スイッチ、つま
りはスライド用スイッチ34、リクライニング用スイッチ
36、チルト用スイッチ38、ヘッドレスト用スイッチ40、
アンカー用スイッチ42をそれぞれ有して形成されてい
る。
【0035】なお、マニュアルスイッチ12は、図1に示
すように、着座者(アシスタント)の操作可能な位置、
たとえば、シート18のシートクッション44のサイド等に
設けられる。しかしながら、着座者の操作可能な位置で
あれば足りるため、シートクッション44のサイドに限定
されず、他の位置、たとえば、コンソールボックス等に
マニュアルスイッチ12を設ける構成としてもよい。
【0036】図2に示すように、マニュアルスイッチ12
の操作スイッチ34〜42として、たとえば、操作方向によ
ってモータM1〜M5の回転方向を切換え可能な、ニュート
ラルポジションと2ポジションの接点とを持つ自動復帰
形のシーソー式スイッチが使用できる。そして、マニュ
アルスイッチの操作スイッチ34〜42は、中央処理ユニッ
ト16にそれぞれ接続されている。
【0037】中央処理ユニット16は、マイクロコンピュ
ータ(マイコン)46を備えて形成され、マイコンは、記
憶されたプログラムに従って入力を処理して、適当な制
御信号を発生可能に構成されている。制御信号は、図
1、図2を見るとわかるように、たとえば、リレードラ
イバ48に出力される。
【0038】そして、制御信号に応じたリレードライバ
48の作動によって、モータ制御リレーRL1 〜RL10のうち
の適当なリレーの付勢、消勢が制御され、モータ制御リ
レーのうち、付勢されたリレーが、対応するリレー接点
RL1a〜RL10a をそれぞれ切換えることによって、モータ
M1〜M5がそれぞれ駆動制御される。
【0039】なお、モータ制御リレーRL1 〜RL10とし
て、たとえば、コイルに電流を流すことによって、対応
するリレー接点RL1 〜RL10を切換える電磁リレーがそれ
ぞれ利用できる。
【0040】たとえば、任意のシートポジションにおい
て、マニュアルスイッチのスライド用スイッチ34を操作
すると、対応する信号が中央処理ユニット16に出力され
る。すると、中央処理ユニット16によって処理された制
御信号が、リレードライバ48に出力され、リレードライ
バからの信号によって、たとえば、モータ制御リレーRL
1、RL2 のいずれかが付勢され、対応するリレー接点RL1
a、RL2a が切換えられる。そして、リレー接点RL1a、RL2a
の切換えによって、モータM1が、対応する方向に駆動
され、シートスライド装置20-1の作動のもとで、シート
18の前後ポジションが調整される。
【0041】なお、ここでは、リレー接点RL1aの切換え
に伴うモータM1の正転により、シート18が前進するとと
もに、リレー接点RL2aの切換えに伴うモータM1の逆転に
より、シートが後退するように構成されている。
【0042】また、マニュアルスイッチのリクライニン
グ用スイッチ36、チルト等スイッチ38の操作時において
も、上記と同様に、対応する信号が中央処理ユニット16
に出力され、処理された制御信号が、リレードライバ48
に出力される。すると、リレードライバ48からの信号に
よって、たとえば、モータ制御リレーRL3 〜RL6 のいず
れかが付勢され、対応するリレー接点RL3a〜RL6aが切換
えられる。そして、モータM2、M3 の正転、逆転に伴う、
リクライニング装置20-2、チルト機構20-3の作動によっ
て、シートバック24または上半部24b が揺動し、シート
バックのリクライニング角度、チルト角度がそれぞれ調
整される。
【0043】ここで、シート18は、たとえば、モータM2
の駆動に伴う、シートバック24の揺動に連動して、シー
トクッション44を前後、上下方向にスイングさせる、い
わゆるコンフォートシートとして形成されている。この
ようなシート(コンフォートシート)18によれば、シー
トバック24の傾斜に追従して、シートクッション44がス
イングし、シートバックのリクライニング角度に対応す
るポジションに設定されるため、シートバックの傾斜に
伴う、着座者の背ずれが防止でき、着座者の快適性が向
上される。
【0044】更に、マニュアルスイッチのヘッドレスト
用スイッチ40、アンカー用スイッチ42を操作すると、中
央処理ユニット16からの制御信号が、リレードライバ48
に出力され、リレードライバからの信号によって、たと
えば、モータ制御リレーRL7〜RL10のいずれかが付勢さ
れる。
【0045】そして、たとえば、リレードライバ48から
の信号によって、モータ制御リレーRL7、RL8 が切換えら
れると、対応するリレー接点RL7a、RL8a の切換えのもと
でモータM4が正転、逆転する。そして、モータM4の駆動
に伴う、上下方向への可動式ヘッドレスト22-1の移動
(昇降)によって、可動式ヘッドレストによる着座者の
頭部支持位置(支持ポジション)が調整される。
【0046】また、リレードライバ48からの信号によっ
て、モータ制御リレーRL9、RL10が切換えられると、対応
するリレー接点RL9a、RL10aの切換えのもとでモータM5が
正転、逆転する。そしてし、モータM5の駆動に伴う、上
下方向へのスルーアンカー22-2の移動(昇降)によっ
て、スルーアンカーによるシートベルト26の上部支持位
置が調整される。
【0047】なお、ここでは、モータM4、M5 の正転によ
り、可動式ヘッドレスト22-1、スルーアンカー22-2が上
昇するとともに、各モータの逆転により、対応する部材
が下降するように構成されている。
【0048】ここで、図1、図2を見るとわかるよう
に、中央処理ユニット16は、たとえば、安定化電源50を
介してバッテリーに接続され、安定化電源によって一定
化された入力電流のもとで作動可能となっている。
【0049】ところで、この発明のパワーシートのモー
タ制御装置10によれば、たとえば、アシスタントシート
18に要求される着座姿勢に対応するシートポジション
が、既設メモリーポジションとして予め設定、格納され
ている。
【0050】表1を見るとよくわかるように、既設メモ
リーポジションとして、たとえば、ドライバーのアシス
ト、乗降車等のためのノーマルポジション、窓越しの景
色等を楽しむエンジョイポジション、および、休息、仮
眠等のとりやすいリラックスポジションがそれぞれ設定
されている。
【0051】
【表1】
【0052】シート18の既設メモリーポジションは、た
とえば、モータM1〜M5のそれぞれのメモリー値により再
生される。モータM1〜M5のメモリー値は、回転センサ28
-1〜28-5によって検出されたモータM1〜M5の回転数、つ
まりは基準点からのシート18等の可動部材の移動量によ
り格納されている。
【0053】ここで、この発明においては、表1に示す
ように、たとえば、基本姿勢装置20、つまり、シートス
ライド装置(SLID)20-1、リクライニング装置(RECL)20-
2、チルト機構(TILT)20-3のメモリー値が、既設値とし
て固定化されて、メモリーに予め格納されている。
【0054】図3を見るとわかるように、シート18のス
ライド時の基準点LSx は、たとえば、スライド範囲のリ
ヤモースト(後限ポジション)とされ、リヤモーストか
らの前進距離がシートのスライド量LSとして認識され
る。表1を見るとわかるように、シートスライド装置(S
LID)20-1の既設値(メモリー値)LS0 は、リヤシート着
座者との接触を十分に抑制するように、いずれのポジシ
ョンにおいても、通常、50mm程度として設定される。
【0055】また、図3に示すように、リクライニング
時における、シートバック24の基準点θBxは、シートバ
ックの最前傾ポジションとされ、最前傾ポジションから
の後傾角度がシートバックのリクライニング角度θB と
して認識される。
【0056】シートバック24のリクライニング角度θB
の範囲、つまり、シートバックのリクライニング範囲
は、たとえば、10.5°≦θB ≦58°として規定されてい
る。そして、リクライニング装置(RECL)20-2における既
設値θB0は、表1に示す数値として、各ポジション毎に
それぞれ設定されている。
【0057】更に、シートバックの下半部24a に対する
上半部24b の揺動時においては、上半部の最後傾ポジシ
ョンが基準点θTxとされ、最後傾ポジションからの前傾
角度が下半部に対する上半部のチルト角度、つまりはシ
ートバック24のチルト角度θT として認識される。
【0058】シートバック24のチルト角度θT の範囲、
つまり、シートバックのチルト範囲は、たとえば、 0°
≦θT ≦30°として規定されている。そして、チルト機
構(TILT)20-3における既設値θT0は、表1に示す数値と
して、各ポジション毎にそれぞれ設定されている。
【0059】ここで、表2を見るとわかるように、基本
姿勢装置20の既設値LS0 、θB0、θT0は、各ポジション
毎に固定化されたデータMNA、MEA、MRA として、メモリー
にそれぞれ格納されている。
【0060】そして、この発明においては、既設メモリ
ーポジションに対応する姿勢補助装置22のポジション
が、設定値をもとに再生可能となっている。ここで、設
定値は、たとえば、デフォルト値と称される特定のメモ
リー値を有して形成され、既設メモリーポジションに対
応するデフォルト値が、各ポジション毎のデータMNB、ME
B、MRB として、それぞれ格納されている。
【0061】図3を見るとわかるように、可動式ヘッド
レスト(H/R)22-1 の基準点LHx は、たとえば、昇降範囲
の最下端とされ、最下端からの高さが、可動式ヘッドレ
ストの移動量、つまりはポジションLHとして認識され
る。表1を見るとわかるように、可動式ヘッドレスト(H
/R)22-1 のデフォルト値LH0 は、たとえば、いずれのポ
ジションにおいても、通常、最下端、つまりは 0mmとし
て設定される。
【0062】また、図3を見るとわかるように、スルー
アンカー(ANCH)22-2の基準点LAx は、たとえば、昇降範
囲の最上端とされ、最上端からの下降距離が、可動式ヘ
ッドレストの移動量、つまりはポジションLAとして認識
される。スルーアンカー(ANCH)22-2のデフォルト値LA0
は、たとえば、表1に示す数値として、各ポジション毎
にそれぞれ設定されている。
【0063】各ポジション毎の既設値、デフォルト値
は、たとえば、表2に示すデータとして、メモリーにそ
れぞれ格納されている。
【0064】
【表2】
【0065】たとえば、ノーマルポジションの場合を例
として説明すると、デフォルト値を設定値とするノーマ
ルポジションのメモリーデータMNは、既設データMNA と
デフォルトデータMNB との組合せからなるデータMN1 と
して形成される。
【0066】また、これと同様に、エンジョイポジショ
ン、リラックスポジションにおける、デフォルト値を設
定値とするメモリーデータME、MR は、既設データMEA と
デフォルトデータMEB との組合せからなるデータME1 、
および、既設データMRA とデフォルトデータMRB との組
合せからなるデータMR1 として、それぞれ形成される。
【0067】そして、このような構成においては、メモ
リースイッチ14の所定のスイッチ操作によって、シート
18のノーマルポジション、エンジョイポジション、リラ
ックスポジションがそれぞれ再生される。
【0068】図2に示すように、メモリースイッチ14
は、たとえば、ノーマルスイッチ52、エンジョイスイッ
チ54、リラックススイッチ56の3つの再生スイッチを有
して形成され、各再生スイッチの操作によって、対応す
るシートポジションがそれぞれ再生される(表1参
照)。
【0069】メモリースイッチの再生スイッチ52〜56と
して、たとえば、自動復帰形のプッシュスイッチが利用
でき、各再生スイッチは、中央処理ユニット16にそれぞ
れ接続されている。
【0070】このような構成においては、メモリースイ
ッチの再生スイッチ52〜56の操作によって、まず、対応
する既設メモリーポジションのメモリーデータが読み出
され、シート18等の可動部材の現在ポジション(測定
値)が、それぞれの既設値、設定値、たとえば、デフォ
ルト値と比較される。そして、ポジション検出手段28-1
〜28-5による測定値が既設値またはデフォルト値に到達
するまで、モータM1〜M5をそれぞれ駆動して、メモリー
スイッチの再生スイッチ52〜56に応じた既設メモリーポ
ジションが再生される。
【0071】つまり、この発明によれば、既設メモリー
ポジションに対応した姿勢補助装置22の標準的なポジシ
ョンが、デフォルト値として、メモリーに予め格納され
ている。そのため、姿勢補助装置22のポジションの調整
手順を知らない初心者や、複雑なスイッチ操作の不得手
な高齢者、女性等においても、スイッチ操作を行うこと
なく、既設メモリーポジションに応じた姿勢補助装置22
の標準的なポジションが確実に得られる。従って、あら
ゆる着座者の快適性、安全性の確保が十分にはかられ
る。
【0072】ここで、この発明によれば、任意に設定し
た姿勢補助装置22の任意設定ポジションが、任意設定値
として、デフォルト値と置き換えられてメモリーに格納
可能となっている。つまり、姿勢制御装置22の設定値の
デフォルト値が任意設定値に置換可能となっている。
【0073】設定値としての任意設定値の格納、つま
り、デフォルト値への任意設定値の置換は、たとえば、
メモリースイッチ14の一部として設けられたメモリーセ
ットスイッチ58と対応するポジションの再生スイッチと
の組合せ操作によって実行される。図2に示すように、
メモリーセットスイッチ58として、たとえば、自動復帰
形のプッシュスイッチが利用でき、メモリーセットスイ
ッチは、中央処理ユニット16に接続されている。
【0074】たとえば、ノーマルポジションでのメモリ
ー内容について説明する。表2に示すように、姿勢補助
装置22のポジションを任意に設定したシート18のノーマ
ルポジションにおいて、メモリーセットスイッチ58、ノ
ーマルスイッチ52を操作すると、姿勢補助装置の対応す
る任意設定値LH2、LA2 が、デフォルトデータMNB に置き
換えられて、任意設定データMNC としてメモリーに格納
される。
【0075】そして、任意設定データMNC の格納後、ノ
ーマルスイッチ52によって、ノーマルポジションを再生
すると、ノーマルポジションのメモリーデータMNとし
て、既設値データMNA と任意設定データMNC との組合せ
からなるデータMN2 が読み出されて、データMN2 に対応
する既設メモリーポジションが再生される。
【0076】このような構成では、姿勢補助装置22の標
準的なポジションが自己に適されないと判断したとき、
着座者が姿勢補助装置のポジションを自己の体形、好み
等に応じて任意に調整、設定できるため、着座者の快適
性、安全性が一層向上される。
【0077】また、この発明においては、任意設定値、
つまりは任意設定データMNC をデフォルトデータMNB に
置き換えた後においても、所定のスイッチ操作のもと
で、デフォルトデータが任意設定データMNC に任意に読
み出し(置換)可能となっている。デフォルトデータMN
B の再度の読みだしは、たとえば、ノーマルスイッチ5
2、エンジョイスイッチ54、リラックススイッチ56の同
時期の操作により実行される。
【0078】なお、姿勢補助装置22のポジションの置き
換え操作は、たとえば、メモリーセットスイッチ58の操
作からの所定時間内に限定される。所定時間として、た
とえば、10sec が設定され、メモリーセットスイッチ58
の操作から10sec 以内に再生スイッチ52〜56を操作した
ときのみ、姿勢補助装置22のポジションがそれぞれ置換
可能となっている。
【0079】このような構成では、メモリーセットスイ
ッチ58の不意な操作に気づかずに再生スイッチ52〜56を
操作しても、10sec の経過後においては、メモリー再生
動作が実行されない。そのため、メモリースイッチ14の
誤操作、および、モータM1〜M5の誤動作等が十分に抑制
される。
【0080】なお、実施例において、メモリー再生の有
効時間は、メモリーセットスイッチ58の操作から10sec
として例示しているが、これに限定されず、他の値を有
効時間としてもよい。
【0081】ここで、この発明のパワーシートのモータ
制御装置10においては、既設メモリーポジションの再生
時に、たとえば、表2に示すように、シートバック24の
リクライニンング角度、つまりは基準点に対する測定値
θB1の大小、および、既設値θB0と測定値との関係によ
って、モータM1〜M5の駆動順位、つまり、着座姿勢制御
装置20、22 の作動順位を変えている。
【0082】
【表3】
【0083】表3を見るとわかるように、シートバック
24のリクライニング角度(測定値θB1) が基準点、たと
えば、30°より前傾位置か、後傾位置か、および、前傾
方向への作動か、後傾方向への作動かによって、着座姿
勢制御装置20、22 の作動順位がそれぞれ変えられてい
る。
【0084】たとえば、シートバック24の測定値θB1が
30°より前傾位置にある場合においては、着座者への圧
迫感を除去する圧迫感除去動作が実行されるとともに、
シートバック24の測定値θB1が30°より後傾位置にある
場合においては、着座者の不安感を除去するような包み
込み動作が実行される。
【0085】このような構成では、シートバック24の測
定値θB1に応じて、着座者の姿勢に無理のないシートポ
ジションの設定動作が常に行われるため、着座者に不安
感、不快感を与えることがなく、着座者の快適性、安全
性が確保される。
【0086】なお、条件別の着座姿勢制御装置20、22 の
作動順位についての詳細な説明は、対応するフローチャ
ートに沿って行うため、ここでの説明は省略する。
【0087】上記構成のパワーシートのモータ制御装置
10によるメモリーセット時、およびメモリー再生時にお
けるモータ制御方法を、図4ないし図14のフローチャ
ートに沿って詳細に説明する。
【0088】図4、図5のフローチャートに沿って、メ
モリーセット時の動作を説明する。図4に示すように、
メモリーセットルーチンにおいては、まず、ノーマルス
イッチ操作フラグFN、エンジョイスイッチ操作フラグF
E、リラックススイッチ操作フラグFRがそれぞれ初期化
(0) されるとともに(102) 、メモリーセットスイッチ58
が操作されてONとなっているか否かが判断される(104)
【0089】ここでは、メモリーセットスイッチ58が操
作されるまで、NOと判断され、スイッチ操作フラグFN、F
E、FRをそれぞれ初期化(0) した後、メインルーチン(図
示しない)にリターンされる(106) 。
【0090】そして、メモリーセットスイッチ58の操作
により、(104) において、YES と判断されると、タイマ
ーT がリセットの後スタートするとともに(108) 、ノー
マルスイッチ52がONか否か(110) 、エンジョイスイッチ
54がONか否か(112) 、リラックススイッチ56がONか否か
(114) が、順次判断される。
【0091】ここで、たとえば、メモリーセットスイッ
チ58の操作後においては、再生スイッチ52〜56が操作さ
れるまで、(110)、(112)、(114) でそれぞれNOと判断され
て、次に、タイマーT が計測時間である10sec を経過し
たか否かが判断される(116)。
【0092】ここでは、タイマーT が10sec を経過する
までNOと判断されて、(110)、(112)、(114) において、再
生スイッチ52〜56の操作状況が繰り返し判断される。そ
して、再生スイッチ52〜56の未操作状態のまま、タイマ
ーT が10sec を経過し、(116) において、YES と判断さ
れると、(106) において、スイッチ操作フラグFN、FE、FR
がそれぞれ初期化(0) される。
【0093】つまり、この発明においては、メモリーセ
ットスイッチ58の操作から10sec が再生スイッチ52〜56
の操作のタイムリミットとして規定され、10sec を経過
した後においては、対応する設定メモリーへのデータの
格納を実行不能としている。そして、メモリーセットス
イッチ58を不意に操作した場合等においては、10secの
経過によって、メモリーセット動作が中断されるため、
メモリーセットスイッチの不意な操作に気づかずに再生
スイッチ52〜56を操作しても、メモリー再生動作は実行
されない。そのため、メモリースイッチ14の誤操作、お
よび、モータM1〜M5の誤動作等が十分に抑制される。
【0094】たとえば、シート18のノーマルポジション
に対応するポジションでの姿勢補助装置22のメモリー時
においては、タイマーT の10sec の経過前にノーマルス
イッチ52を操作すると、(110) でYES と判断されて、ス
イッチ操作フラグFNがセット(1) される(118) 。
【0095】すると、図5に示すように、まず、スイッ
チ操作フラグFN、FE、FRのいずれもがセット(1) されてい
るか否か、つまり、メモリースイッチの再生スイッチ52
〜56の全てが同時期に操作されているか否かが判断され
る(120) 。また、ノーマルスイッチ52の操作によりスイ
ッチ操作フラグFNがセット(1) されたか否か(122) 、お
よび、エンジョイスイッチ54が操作されてスイッチ操作
フラグFEがセット(1)されたか否か(124) が、順次判断
される。
【0096】たとえば、ノーマルスイッチ52のみの操作
時においては、スイッチ操作フラグFNのみがセット(1)
状態にあるため、(120) においてNO、(122) においてYE
S とそれぞれ判断される。すると、たとえば、回転セン
サ28-4、28-5 によって検出された姿勢補助装置22の測定
値LH2、LA2 が、任意設定データMNC として、予め設定さ
れたデフォルトデータMNB に置き換えられて、メモリー
に格納される(126) (表2参照)。
【0097】そして、図4の(116) において、タイマー
T が10sec を経過したか否かが判断され、10sec の経過
によってYES と判断されると、スイッチ操作フラグFN、F
E、FRを初期化(0) して、メモリーセット動作が終了する
(106) 。
【0098】また、同様に、メモリーセットスイッチ58
の操作後、10sec 以内に、エンジョイスイッチ54を操作
すると、タイマーT のスタートの後、図4の(110) にお
いてNO、(112) においてYES とそれぞれ判断されて、ス
イッチ操作フラグFEがセット(1) される(128) 。そし
て、図5の(120)、(122) においてNO、(124) においてYE
S とそれぞれ判断されて、姿勢補助装置22の測定値LH2、
LA2 が、任意設定データMEC として、予め設定されたデ
フォルトデータMEB に置き換えられて、メモリーに格納
される(130) (表2参照)。
【0099】更に、メモリースイッチ58の操作後、10se
c 以内に、リラックススイッチ56を操作すると、図4の
(110)、(112) においてNO、(114) においてYES とそれぞ
れ判断されて、スイッチ操作フラグFRがセット(1) され
る(132) 。すると、図5の(120)、(122)、(124) におい
て、それぞれNOと判断されて、姿勢補助装置22の測定値
LH2、LA2 が、任意設定データMRC として、予め設定され
たデフォルトデータMRBに置き換えられて、メモリーに
格納される(134) (表2参照)。
【0100】ここで、たとえば、メモリースイッチ58の
操作後、10sec 以内に、再生スイッチ52〜56を全て同時
または順次、つまりは同時期に操作すると、図4の(11
8)、(128)、(132) において、スイッチ操作フラグFN、FE、F
Rがそれぞれセット(1) されるため、図5の(120) にお
いて、YES と判断される。すると、ノーマルポジショ
ン、エンジョイポジション、リラックスポジションに対
応するデフォルトデータMNB、MEB、MRB が転送されて、任
意設定データMNC、MEC、MRC にそれぞれ再度置き換えられ
る(136) 。
【0101】つまり、この発明においては、予め設定さ
れたデフォルトデータが、操作スイッチ52〜56の、たと
えば、同時期の操作によって、任意設定データに再度置
き換えられる。つまり、一旦、任意設定データを格納し
た後においても、デフォルト値LH0、LA0 に対応するポジ
ションへの姿勢補助装置22の再生が容易に行えるため、
着座者の変更に迅速に対応できる。
【0102】また、この発明のパワーシートのモータ制
御方法における、メモリー再生動作を、以下説明する。
【0103】図6に示すように、メモリー再生ルーチン
においては、まず、メモリースイッチの再生スイッチの
操作状況、つまり、ノーマルスイッチ52がONか否か(20
2) 、エンジョイスイッチ54がONか否か(204) 、リラッ
クススイッチ56がONか否か(206) が、順次判断される。
【0104】たとえば、任意のシートポジションにおい
て、ノーマルスイッチ52を操作したと仮定すると、(20
2) において、YES と判断される。すると、対応するス
イッチ操作フラグFNがセット(1) されるとともに(208)
、ノーマルポジションのメモリーデータMNが読み込ま
れ(210) 、図7ないし図14のメモリー再生動作ルーチ
ンにおいて、適宜処理される(212) 。
【0105】図7に示すように、メモリー再生操作ルー
チンにおいては、まず、シートバック24の現在のリクラ
イニング角度(測定値)θB1が境界点となる30°より小
さいか否か、つまり、シートバックが境界点より前傾方
向にあるか否かが判断される(302) 。
【0106】たとえば、シートバック24の測定値θB1が
30°となっている場合を仮定すると、θB1≦30°の関係
の成立により、(302) において、YES と判断され、次
に、シートバックの測定値θB1が既設値θB0より大きい
か否か、つまり、シートバックの前傾方向にリクライニ
ング装置20-2が作動するか否かが判断される(304) 。
【0107】表1を見るとわかるように、このときの既
設値θB0は25°となるため、図7の(304) において、YE
S と判断され、まず、SLID作動ルーチンにおいて適宜処
理され、モータM1の駆動に伴うシートスライド装置(SLI
D)20-1の作動によって、ノーマルポジションにおける、
シート18の前後ポジション(既設値LS0 )が再生される
(306) 。
【0108】SLID作動ルーチンにおいては、測定値LS1
と既設値LS0 とが比較され、測定値が既設値に一致する
までモータM1を正転、逆転して、シートがメモリーポジ
ション、つまり、後限から50mm前方に設定される(表1
参照)。
【0109】ここで、表3を見るとわかるように、シー
トバック24の測定値θB1が、θB1≦30°、および、θB1
≧θB0の条件に該当する場合においては、TILT、RECL、AN
CH、H/Rの順に、0.3secのタイムラグを介して、順次、作
動を開始する。
【0110】つまり、図7に示すように、(306) におい
て、シートスライド装置20-1のメモリー再生動作が開始
すると、0.3secのタイムラグの設定後(308) 、表3の作
動順位に従って、まず、TILT作動ルーチンにおいて適宜
処理される。そして、モータM3の駆動に伴うチルト機構
(TILT)20-3の作動によって、ノーマルポジションにおけ
る、シートバック24のチルト角度(既設値θT0)の再生
動作が開始される(310) 。
【0111】TILT作動ルーチンにおいては、シートバッ
ク上半部24b の測定値θT1と既設値θT0とが比較され、
測定値が既設値に一致するまで、つまり、測定値が 0°
となるまで、モータM3が逆転して、ノーマルポジション
におけるシートバック24のチルト角度が設定される(表
1参照)。
【0112】そして、(310) でのチルト機構22-2のメモ
リー再生動作の開始から、0.3secのタイムラグの設定後
(312) 、RECL作動ルーチンにおいて適宜処理され、モー
タM2の駆動に伴うリクライニング装置(RECL)20-2の前傾
動作によって、ノーマルポジションにおける、シートバ
ック24のリクライニング角度(既設値θB0)が再生され
る(314) 。
【0113】RECL作動ルーチンにおいては、シートバッ
ク24の測定値θB1と既設値θB0とが比較され、測定値が
既設値に一致するまで、つまり、測定値が25°となるま
で、モータM2が正転して、ノーマルポジションにおける
シートバックのリクライニング角度が設定される(表1
参照)。
【0114】リクライニング装置20-2のメモリー再生動
作が開始すると、0.3secのタイムラグの設定後(316) 、
ANCH作動ルーチンにおいて適宜処理されて、モータM5の
駆動に伴うスルーアンカー(ANCH)20-2の作動によって、
ノーマルポジションでのスルーアンカーによりシートベ
ルト26の上部支持高さが再生される(318) 。
【0115】なお、このときのスルーアンカー22-2の設
定値のデータは、メモリーに格納されたデフォルトデー
タMNB または任意設定データMNC のいずれか一方とな
る。
【0116】たとえば、姿勢補助装置22の設定値のデー
タとして、デフォルトデータMNB が格納されている状態
を仮定すると、ANCH作動ルーチンにおいては、まず、ス
ルーアンカー22-2の測定値LA1 とデフォルト値LA0 とが
比較される。そして、測定値LA1 がデフォルト値LA0 に
一致するまで、つまり、スルーアンカー22-2が最下端に
到達するまで、モータM5が逆転して、スルーアンカーに
よるシートベルト26の上部支持高さが設定される(表1
参照)。
【0117】更に、スルーアンカー22-2の作動開始か
ら、0.3secのタイムラグが経過すると(320) 、H/R 作動
ルーチンにおいて適宜処理され、モータM4の駆動に伴う
可動式ヘッドレスト(H/R)22-1 の作動により、ヘッドレ
ストによる着座者頭部の支持位置が再生される(322) 。
【0118】H/R 作動ルーチンにおいても、ヘッドレス
ト22-1の測定値LH1 とデフォルト値LH0 とが比較され、
測定値がデフォルト値に一致するまで、つまり、ヘッド
レストが上端から93.5mm下方に位置するまで、モータM4
が駆動して、ヘッドレストによる着座者頭部の支持位置
が設定される(表1参照)。
【0119】なお、これらの着座姿勢制御装置20、22 の
メモリー再生動作はそれぞれ公知であり、それら自体は
この発明の趣旨でないため、それぞれの作動ルーチンに
ついては、ここでは詳細に説明しない。
【0120】上記のようなメモリー再生動作のもとで、
着座姿勢制御装置20、22 が所定の作動順位のもとで、順
次作動すると、図7に示すように、次に、メモリー再生
動作が完了したか否かが判断される(324) 。ここでは、
着座姿勢制御装置20、22 のメモリー再生動作が全て終了
するまで、NOと判断され、(306) 〜(322) において、再
生動作が繰り返し実行される。
【0121】そして、メモリー再生動作が完了し、(32
4) において、YES と判断されると、図8に示すよう
に、着座姿勢制御装置20、22 のポジション再生完了フラ
グFS、FB、FT、FH、FAがそれぞれリセット(0) 、つまりは初
期化される(326) 。すると、図6のメモリー再生ルーチ
ンにリターンされ、スイッチ操作フラグFN、FE、FRの初期
化(0) の後、ノーマルポジションへのメモリー再生動作
が終了する。
【0122】上記のように、境界点より前方位置で、シ
ートバック24の前傾を伴って、既設シートポジションを
再生する場合においては、シートバックの前傾を優先し
つつ、着座姿勢制御装置20、22 がほぼ同時に作動され
る。そのため、着座者に圧迫感を与えることなく、任意
のシートポジションからの既設メモリーポジションの設
定が行え、着座者に無理な姿勢を強いることのない再生
動作が十分に確保できる。
【0123】ここでは、シートバック24の任意のポジシ
ョン(測定値θB1)を30°と仮定したときにおける、任
意ポジションからのノーマルポジションへのメモリー再
生動作について説明しているが、たとえば、シートバッ
クの測定値θB1が既設値θB0より前方にある場合、たと
えば、ノーマルポジションからエンジョイポジションへ
のメモリー再生時においては、以下のようになる。
【0124】エンジョイスイッチ54を操作すると、図6
の(202) においてNO、(204) においてYES とそれぞれ判
断され、まず、スイッチ操作フラグFEがセット(1) され
るとともに(216) 、エンジョイポジションのメモリーデ
ータMEが読み込まれて(218)、(212) のメモリー再生動
作ルーチンにおいて、適宜処理される。
【0125】ノーマルポジションからエンジョイポジシ
ョンへのポジション変更時においては、ノーマルポジシ
ョンの既設値θB0、つまりは25°が、スイッチ操作時の
測定値θB1となるため、まず、図7の(302) において、
YES と判断される。そして、次に、測定値θB1が既設値
θB0より大きいか否かが判断されるが(304) 、測定値
は、既設値となる35°より小さいため、ここでは、NOと
判断される(表1参照)。
【0126】すると、図9に示すように、次に、シート
バック24の測定値θB1が30°より前傾位置か否かが判断
される(328) 。表1に示すように、ここでの測定値θB1
は25°であるため、30°≧θB1の関係の成立により、図
9の(328) において、YES と判断されると、まず、モー
タM1の駆動に伴うシートスライド装置20-1の作動によ
り、エンジョイポジションにおける前後ポジションが再
生される(330) 。
【0127】そして、シートスライド装置20-1のメモリ
ー再生動作の開始から、0.3secのタイムラグの設定後(3
32) 、リクライニング装置20-2のポジション再生完了フ
ラグFBがセット(1) されているか否かが判断される(33
4) 。たとえば、ポジション再生完了フラグFBのリセッ
ト(0) 状態において、NOと判断されると、まず、モータ
M2の逆転に伴うリクライニング装置20-2の作動のもと
で、シートバック24が後傾する(336) 。
【0128】次に、シートバック24の測定値θB1が既設
値θB0に到達したか否かが判断される(338) 。ここで
は、シートバック24がメモリーポジションに到達するま
で、NOと判断され、次に、スルーアンカー22-2のポジシ
ョン再生完了フラグFAがセット(1) されているか否かが
判断される(340) 。そして、たとえば、ポジション再生
完了フラグFAのリセット(0) 状態において、NOと判断さ
れると、モータM5の駆動に伴うスルーアンカー22-2の作
動によって、スルーアンカーがメモリーポジション方向
に移動する(342) 。
【0129】次に、スルーアンカー22-2の測定値LA1 が
デフォルト値LA0 に一致したか否かが、つまり、スルー
アンカーがエンジョイポジションの既設メモリーポジシ
ョンに到達したか否かが判断される(344) 。デフォルト
値LA0 と測定値LA1 との一致前においては、NOと判断さ
れ、図8に示すように、ポジション再生完了フラグFB、F
A のうち、少なくともいずれか一方がセット(1) された
か否か、つまり、リクライニング装置20-2、 スルーアン
カー22-2の少なくともいずれかの動作が終了したか否か
が判断される(346) 。
【0130】ここでは、リクライニング装置20-2、スル
ーアンカー22-2のいずれかのメモリー再生動作が終了す
るまで、NOと判断されて、図9に示すように、上記判断
が繰り返し実行される。
【0131】そして、たとえば、図9の(336) でのモー
タM2の逆転により、シートバック24の測定値θB1が既設
値θB0に先に到達すると、まず、(338) において、YES
と判断されて、モータM2に伴ってリクライニング装置20
-2が停止し、リクライニング装置の再生動作が終了して
(348) 、ポジション再生完了フラグFBがセット(1) され
る(350) 。
【0132】すると、ポジション再生完了フラグFBのセ
ット(1) 状態により、図8の(346)において、YES と判
断され、次に、モータM4の駆動に伴って、ヘッドレスト
22-1の測定値LH1 がデフォルト値LH0 一致するまで、つ
まり、ヘッドレストが最下端に到達するまで作動される
(352) 。
【0133】また、ヘッドレスト22-2の作動開始から、
0.3secのタイムラグが経過すると(354) 、次に、モータ
M3の駆動に伴うチルト機構20-3の作動によって、シート
バック24のチルト角度、つまり、シートバックの下半部
24に対する上半部24b の設定角度が再生される(356) 。
【0134】すると、次に、着座姿勢制御装置20、22 の
メモリー再生動作が完了したか否かが判断され、YES と
判断されるまで、上記動作が繰り返し実行される(358)
【0135】なお、シートバック24がスルーアンカー22
-2に先行して既設メモリーポジションに到達した場合に
おいても、モータM5の駆動に伴うスルーアンカーの作動
は継続される。そして、スルーアンカー22-2の測定値LA
1 がデフォルト値LA0 に一致すると、図9の(344) にお
いて、YES と判断されて、モータM5に伴うスルーアンカ
ー22-2の停止により、スルーアンカーの再生動作が終了
して(360) 、ポジション再生完了フラグFAがセット(1)
される(362) 。
【0136】ここで、リクライニング装置20-2によるメ
モリー再生動作の終了後においては、ポジション再生完
了フラグFBのセット(1) 状態により、図9の(334) にお
いて、YES と判断されるため、リクライニング装置のメ
モリー再生動作が省略される。
【0137】エンジョイポジションへのメモリー再生動
作が完了し、図8の(358) において、YES と判断される
と、(326) において、ポジション再生完了フラグFS、FB、
FT、FH、FAがそれぞれ初期化(0) されて、図6のメモリー
再生ルーチンにリターンされ、(214) における、スイッ
チ操作フラグFN、FE、FRの初期化(0) の後、エンジョイポ
ジションへのメモリー再生動作が終了する。
【0138】なお、ここでは、リクライニング装置20-
2、スルーアンカー22-2の順での動作完了を例示してい
るが、これとは逆に、リクライニング装置に先行して、
スルーアンカーの測定値LA1 がデフォルト値LA0 に到達
すると、まず、図9の(344) において、YES と判断され
る。すると、モータM5の停止のもとで、スルーアンカー
22-2の再生動作が終了するとともに(360) 、ポジション
再生完了フラグFAがセット(1) される(362) 。
【0139】そして、図8の(346) において、YES と判
断されると、(352) 〜(356) によって、ヘッドレスト22
-1、チルト機構20-3が、0.3secのタイムラグを介して順
次作動し、(358) において、YES と判断されるまで、着
座姿勢制御装置20、22 が継続して作動される。
【0140】なお、この場合においては、ポジション再
生完了フラグFAのセット(1) 状態により、図9の(340)
において、YES と判断されるため、スルーアンカー22-2
の作動は省略される。
【0141】このような作動順位のもとでは、後傾方向
へのリクライニング装置20-2の作動が、ヘッドレスト22
-1、チルト機構20-3に先行する。そのため、この場合に
おいても、着座者の圧迫感が除去され、着座者の快適
性、安全性等が確保される。
【0142】ここで、ノーマルポジションからエンジョ
イポジションへのポジション変更時に、たとえば、マニ
ュアルスイッチ12等の操作により、シートバック24が30
°より後傾されると、図9の(328) において、NOと判断
される。すると、図10に示すように、シートスライド
装置20-1の作動開始から(364) 、0.3secのタイムラグの
設定後(366) 、チルト機構20-3、リクライニング装置20
-2、スルーアンカー22-2、ヘッドレスト22-1が、0.3sec
のタイムラグを介して、順次作動開始する(368) 〜(38
0) 。
【0143】着座姿勢制御装置20、22 の作動後において
は、メモリー再生動作が完了したか否かが、図8の(35
8) で判断され、YES と判断されるまで、上記動作が繰
り返し実行される。そして、着座姿勢制御装置20、22 に
よるメモリー再生動作が完了して、(358) において、YE
S と判断されると、ポジション再生完了フラグFS、FB、F
T、FH、FAの初期化(0) (326) 、および、図6の(214) で
のスイッチ操作フラグFN、FE、FRの初期化(0) によって、
エンジョイポジションへのメモリー再生動作が終了する
(表3参照)。
【0144】また、たとえば、エンジョイポジションか
らリラックスポジションへのメモリー再生時において
は、以下のようになる。
【0145】リラックススイッチ56の操作により、図6
の(202)、(204) においてNO、(206)においてYES とそれ
ぞれ判断されると、スイッチ操作フラグFRがセット(1)
されるとともに(220) 、リラックスポジションのメモリ
ーデータMRが読み込まれて(222) 、(212) のメモリー再
生動作ルーチンにおいて、適宜処理される。
【0146】図7に示すように、まず、(302) におい
て、シートバック24が測定値より前傾位置にあるか否か
が判断されるが、エンジョイポジションの既設値θB0、
つまりは35°が、シートバック24の測定値θB1となるた
め、ここでは、NOと判断される。すると、図11に示す
ように、シートバック24の測定値θB1が既設値θB0より
後傾位置にあるか否か、つまり、シートバックの前傾方
向にリクライニング装置20-2が作動するか否かが判断さ
れる(382) 。
【0147】エンジョイポジションからリラックスポジ
ショへのポジション変更時においては、表1に示すよう
に、測定値θB1が35°、既設値θB0が55°となるため、
図11の(382) においては、NOと判断される。すると、
表3を見るとわかるように、図11の(348) 〜(400) に
おいて、シートスライド装置20-1、チルト機構20-3、リ
クライニング装置20-2、スルーアンカー22-2およびヘッ
ドレスト22-1が、それぞれ0.3secのタイムラグをそれぞ
れ介して、順次作動を開始する。
【0148】そして、図11に示すように、メモリー再
生動作が完了したか否かが判断され(402) 、YES と判断
されるまで、着座姿勢制御装置20、22 のメモリー再生動
作が繰り返し実行される。そして、着座姿勢制御装置2
0、22 による、メモリー再生動作が完了して、(402) に
おいて、YES と判断されると、図8の(326) において、
ポジション再生完了フラグFS、FB、FT、FH、FAが初期化(0)
されるとともに、図6の(214) において、スイッチ操作
フラグFN、FE、FRが初期化(0) されて、リラックスポジシ
ョンへのメモリー再生動作が終了する。
【0149】また、リラックスポジションからノーマル
ポジションへのポジション変更時においては、ノーマル
スイッチ52の操作により、図6の(202) において、YES
と判断される。そして、スイッチ操作フラグFNがセット
(1) されるとともに(208) 、メモリーデータMNが読み込
まれて(210) 、メモリー再生動作ルーチンに沿って、適
宜処理される(212) 。
【0150】このような場合においては、リラックスポ
ジションの既設値がシートバック24の測定値θB1となる
ため、図7の(302) において、NOと判断されるととも
に、測定値がノーマルポジションの既設値θB0より大き
いため、図11の(382) において、YES と判断される。
すると、図12に示すように、シートバック24の測定値
θB1が30°より後傾位置にあるか否かが判断される(40
4) 。
【0151】ここでは、シートバック24が30°より後傾
位置にあるため、YES と判断され、まず、モータM1の駆
動に伴うシートスライド装置20-1の作動が開始し、ノー
マルポジションにおける、シート18の前後ポジションが
設定される(406) 。
【0152】すると、次に、モータM2、M5 の駆動のもと
で、リクライニング装置20-2、スルーアンカー22-2がそ
れぞれ作動を開始する(410) 〜(420) 。このとき、(41
4) および(420) において、それぞれNOと判断される
と、図13に示すように、ポジション再生完了フラグF
B、FA の少なくともいずれかがセット(1) されているか
否かが判断され(422) 、YES と判断されるまで、リクラ
イニング装置20-2、スルーアンカー22-2のメモリー再生
動作が繰り返し実行される。
【0153】そして、たとえば、リクライニング装置20
-2の測定値θB1がノーマルポジションの既設値θB0に到
達すると、図12の(414) において、YES と判断され、
モータM2に伴ってリクライニング装置20-2が停止すると
ともに(424) 、ポジション再生完了フラグFBがセット
(1) される(426) 。
【0154】すると、図13の(422) において、YES と
判断され、ヘッドレスト22-1、チルト機構20-3が、0.3s
ecのタイムラグを介して、対応するモータM4、M3 の駆動
のもとで順次作動を開始する(428) 〜(432) 。そして、
次に、着座姿勢制御装置20、22 のメモリー再生動作が完
了したか否かが判断され(434) 、YES と判断されるま
で、着座姿勢制御装置の再生動作が繰り返し実行され
る。
【0155】また、リクライニング装置20-2より先に、
スルーアンカー22-2の測定値LA1 がデフォルト値LA0 に
到達すると、図12の(420) において、YES と判断さ
れ、モータM5に伴ってスルーアンカーが停止し(436) 、
ポジション再生完了フラグFAがセット(1) される(438)
。そして、図13の(422) において、YES と判断され
ると、ヘッドレスト22-1、チルト機構20-3が、0.3secの
タイムラグを介して、対応するモータM4、M3 の駆動のも
とで順次作動を開始する(428) 〜(432) 。
【0156】着座姿勢制御装置20、22 のメモリー再生動
作が完了し、図13の(434) において、YES と判断され
ると、図8の(326) において、ポジション再生完了フラ
グFS、FB、FT、FH、FAがそれぞれ初期化(0) されるととも
に、図6の(214) において、スイッチ操作フラグFN、FE、
FRがそれぞれ初期化(0) されて、ノーマルポジションへ
のメモリー再生動作が終了する。
【0157】ここで、リラックスポジションからノーマ
ルポジションへのポジション変更時に、たとえば、マニ
ュアルスイッチ12等の操作により、シートバック24が30
°より前傾されると、図12の(404) において、NOと判
断される。すると、図14に示すように、シートスライ
ド装置20-1の作動開始から(440) 、0.3secのタイムラグ
の設定後(442) 、チルト機構20-3、リクライニング装置
20-2、スルーアンカー22-2、ヘッドレスト22-1が、0.3s
ecのタイムラグを介して、順次作動開始する(444) 〜(4
56) 。
【0158】着座姿勢制御装置20、22 の作動開始後にお
いては、再生動作が完了したか否かが、図13の(434)
で判断され、YES と判断されるまで、上記動作が繰り返
し実行される。そして、着座姿勢制御装置20、22 による
メモリー再生動作が完了して、(434) において、YES と
判断されると、図8の(326) でのポジション再生完了フ
ラグFS、FB、FT、FH、FAの初期化(0) 、および、図6の(21
4) でのスイッチ操作フラグFN、FE、FRの初期化(0) によ
って、ノーマルポジションへのメモリー再生動作が終了
する(表3参照)。
【0159】なお、上記説明以外のポジション変更時、
たとえば、ノーマルポジションからリラックスポジショ
ンへの変更時、リラックスポジションからエンジョイポ
ジションへの変更時、および、任意設定ポジションから
エンジョイポジション、リラックスポジションへの変更
時等においても、上記動作と同様に、表3に示す作動順
位のもとで、それぞれのメモリー再生動作が実行され
る。
【0160】また、ここでは、デフォルトデータMNB、ME
B、MRB への姿勢補助装置22のメモリー再生動作について
説明している。しかし、図4、図5のフローチャートに
沿って、姿勢補助装置の任意設定データMNC、MEC、MRC を
デフォルトデータに置き換えれば、図6の(210)、(218)、
(222) において、メモリーデータMN、ME、MNR として、任
意設定データを有するデータMN2、ME2、MR2 がそれぞれ読
み出されるため、姿勢補助装置22が、任意設定ポジショ
ンにそれぞれメモリー再生される(表2参照)。
【0161】上記のように、この発明のパワーシートの
モータ制御方法によれば、姿勢補助装置の標準的なポジ
ションが、既設メモリーポジション毎に予め設定、格納
されている。つまり、複雑なスイッチ操作等を行うこと
なく、既設シートポジションに応じた姿勢補助装置の標
準的なポジションが容易に再生できる。
【0162】そのため、姿勢補助装置22のポジションの
調整手順を知らない初心者や、複雑なスイッチ操作の不
得手な高齢者、女性等においても、スイッチ操作を行う
ことなく、既設メモリーポジションに応じた姿勢補助装
置22の標準的なポジションが確実に得られる。従って、
あらゆる着座者の快適性、安全性の確保が十分にはから
れる。
【0163】そして、姿勢補助装置22の設定値(メモリ
ー値)として予め設定されたデフォルト値を任意設定値
に置き換えることによって、姿勢補助装置の任意設定ポ
ジションを格納することができる。つまり、姿勢補助装
置22の標準的なポジションが自己に適さないとき、着座
者が姿勢補助装置のポジションを自己の体形、好み等に
応じて任意に調整、設定できる。そのため、着座者の快
適性、安全性が一層向上する。
【0164】更に、デフォルト値は、任意設定値に置き
換えられた後においても、繰り返し再生可能となってい
る。そのため、任意設定値を格納した着座者がデフォル
ト値を基準とした再度設定し直す場合や、着座者が交替
したとき等において、着座者の要望に迅速に対応でき
る。
【0165】そして、この発明のパワーシートのモータ
制御装置10によれば、上記のモータ制御方法が適切に遂
行でき、デフォルト値に対応する標準的なポジションの
再生、および、任意設定値の格納、再生が容易な操作の
もとで行える。そのため、既設メモリーポジション、任
意設定ポジションへのシート18の再生が容易に行え、操
作性の向上、設定労力の軽減が十分にはかられる。
【0166】ところで、実施例においては、所定時間、
たとえば、10sec 以内にメモリーセットスイッチ58と対
応する再生スイッチ52〜56とが組合せ操作されたときの
み、デフォルト値、任意設定値の相互の置換を実行可能
としているが、これに限定されず、タイムリミットを省
略する構成としてもよい。
【0167】しかしながら、たとえば、メモリーセット
スイッチ58の操作から再生スイッチ52〜56の操作までに
タイムリミットを設ければ、メモリーセットスイッチの
不意な操作時等においては、所定時間の経過によって、
メモリーセット動作が中断される。そのため、メモリー
スイッチ14の誤操作、および、モータM1〜M5の誤動作等
が十分に抑制される。
【0168】また、既設メモリーポジションとして、ノ
ーマルポジション、エンジョイポジション、リラックス
ポジションが予め設定されているが、既設メモリーポジ
ションはこの3ポジションに限定されない。
【0169】更に、実施例においては、シートバック24
のリクライニング角度を境界点および対応する既設値と
それぞれ比較し、境界点に対する傾斜位置、再生時にお
ける作動方向に応じて、他の着座姿勢制御装置20、22 の
作動順位を変えている(表3参照)。しかし、これに限
定されず、たとえば、リクライニング角度に関係なく、
同一の作動順位により、所定の既設メモリーポジション
を再生する構成としてもよい。
【0170】しかしながら、シートバック24のリクライ
ニング角度、作動方向等に応じて、着座姿勢制御装置2
0、22 の作動順位を変える構成とすれば、メモリー動作
時において、着座者に無理な姿勢を強いることがない。
そのため、着座者に圧迫感等を与えることもなく、この
点においても、着座者の快適性、安全性等が向上され
る。
【0171】そして、着座姿勢制御装置20、22 の作動順
位を変えることにより、リヤシート着座者へのシートバ
ック24等の接触が十分に防止できるため、リヤシート着
座者の安全性も確保できる。
【0172】また、実施例においては、ポジション検出
手段28-1〜28-5として、回転センサを例示しているが、
着座姿勢制御装置20、22 の各可動部材のポジションを検
出可能であれば足りるため、回転センサに限定されず、
他の手段を利用する構成としてもよい。
【0173】更に、実施例においては、デフォルト値の
置換操作として、再生スイッッチ52〜56の同時期の操作
を例示しているが、これに限定されず、デフォルト値へ
の任意設定値の置換時の専用の操作スイッチを別に設け
る構成としてもよい。
【0174】しかしながら、別の操作スイッチを設ける
構成においては、部品点数が増加するとともに、全体的
に煩雑な印象を与える虞れがあるため、好ましくない。
【0175】そして、この発明におけるパワーシート
(アシスタントシート)18は、基本姿勢装置20としてシ
ートスライド装置20-1、リクライニング装置20-2、チル
ト機構20-3を、姿勢補助装置22として可動式ヘッドレス
ト22-1、スルーアンカー22-2の装着された構成として具
体化されている。しかし、これに限定されず、たとえ
ば、シートリフターやサイドサポート等の他の着座姿勢
制御装置を備えたパワーシートにも、この発明のモータ
制御装置が応用できることはいうまでもない。
【0176】また、ここでは、アシスタントシートに適
するパワーシートのモータ制御装置10として具体化され
ているが、アシスタントシートに限定されず、ドライバ
ーシートにこの発明の思想を応用してもよい。
【0177】なお、実施例においては、自動車用のパワ
ーシートのモータ制御装置として具体化されている。し
かし、モータの駆動制御により、着座姿勢制御装置の可
動部材のポジションを調整可能なシートであれば足り、
自動車用のパワーシートに限定されず、たとえば、電
車、飛行機、船舶等のシートやあんま、理髪等のための
シートに、この発明のモータ制御装置を応用してもよ
い。
【0178】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0179】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るパワーシ
ートのモータ制御方法によれば、姿勢補助装置の標準的
なポジションが、既設メモリーポジション毎に予め設
定、格納されている。そのため、姿勢補助装置のポジシ
ョンの調整手順を知らない初心者等においても、既設メ
モリーポジションに応じた姿勢補助装置の標準的なポジ
ションが確実に得られ、あらゆる快適性、安全性が十分
に確保できる。
【0180】そして、姿勢補助装置のデフォルト値を任
意設定値に置き換えることによって、姿勢補助装置の任
意設定ポジションを格納することができるため、姿勢補
助装置の標準的なポジションが自己に適さないとき、着
座者が姿勢補助装置のポジションを自己の体形、好み等
に応じて任意に調整、設定できる。そのため、着座者は
自己の体形等にフィットした姿勢補助装置のポジション
が容易に確保でき、着座者の快適性、安全性が一層向上
する。
【0181】更に、デフォルト値は、任意設定値に置き
換えられた後においても、繰り返し再生可能となってい
る。そのため、任意設定値を格納した着座者がデフォル
ト値を基準とした再度設定し直す場合や、着座者が交替
したとき等において、着座者の要望に迅速に対応でき
る。
【0182】また、所定のスイッチ操作を所定時間以内
に行ったときのみ、デフォルト値、任意設定値の相互を
置換可能とすれば、メモリーセットスイッチの不意な操
作時等においては、所定時間の経過によって、メモリー
セット動作が中断される。そのため、メモリースイッチ
の誤操作、および、モータの誤動作等が十分に抑制され
る。
【0183】更に、シートバックのリクライニング角
度、作動方向等に応じて、着座姿勢制御装置の作動順位
を変える構成とすれば、メモリー動作時において、着座
者に無理な姿勢を強いることがない。そのため、着座者
に圧迫感等を与えることもなく、この点においても、着
座者の快適性、安全性等が向上される。
【0184】そして、この発明のパワーシートのモータ
制御装置によれば、上記のモータ制御方法が適切に遂行
でき、デフォルト値に対応する標準的なポジションの再
生、および、任意設定値の格納、再生が容易な操作のも
とで行える。そのため、既設メモリーポジション、任意
設定ポジションへのシートの再生が容易に行え、操作性
の向上、設定労力の軽減が十分にはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパワーシートのモータ制御装置
の概略的なブロック図である。
【図2】パワーシートのモータ制御装置の、中央処理ユ
ニットを中心とした詳細なブロック図である。
【図3】パワーシートの模式図である。
【図4】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリーセットルーチンであ
る。
【図5】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリーセットルーチンであ
る。
【図6】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリー再生ルーチンである。
【図7】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンであ
る。
【図8】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンであ
る。
【図9】この発明のパワーシートのモータ制御方法のフ
ローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンであ
る。
【図10】この発明のパワーシートのモータ制御方法の
フローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンで
ある。
【図11】この発明のパワーシートのモータ制御方法の
フローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンで
ある。
【図12】この発明のパワーシートのモータ制御方法の
フローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンで
ある。
【図13】この発明のパワーシートのモータ制御方法の
フローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンで
ある。
【図14】この発明のパワーシートのモータ制御方法の
フローチャートにおける、メモリー再生動作ルーチンで
ある。
【符号の説明】
10 パワーシートのモータ制御装置 12 マニュアルスイッチ 14 メモリースイッチ 16 中央処理ユニット 18 シート(アシスタントシート) 20 基本姿勢装置(着座姿勢制御装置) 22 姿勢補助装置(着座姿勢制御装置) 24 シートバック 28-1〜28-5 回転センサ(ポジション検出手段) 46 マイクロコンピュータ(マイコン) M1〜M5 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/42 R 9064−3H H02P 3/08 C 7346−5H // H02P 3/00 E 7346−5H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動のもとで作動する着座姿勢
    制御装置の可動部材のポジションをそれぞれ検出し、 着座姿勢制御装置をシートの基本姿勢の調整、設定され
    る基本姿勢装置と;着座姿勢を補助する姿勢補助装置
    と;に大別するとともに、種々のシートポジションに対
    応する基本姿勢装置のデータを固定化した既設値とし
    て、姿勢補助装置のデータを置換可能な設定値としてそ
    れぞれ分別して格納し、 姿勢補助装置の設定値として、標準的なポジションとな
    るデフォルト値を予め格納し、所定のメモリー再生操作
    のもとで、既設のシートポジションに対応する姿勢補助
    装置の標準的なポジションを再生可能とし、 任意に設定された姿勢補助装置のポジションを任意設定
    値としてデフォルト値に置き換え、姿勢補助装置のポジ
    ションのみを既設のシートポジション毎に任意設定ポジ
    ションと入れ換え可能とするとともに、任意設定値の置
    換後においても、デフォルト値を繰り返し再生可能とす
    るパワーシートのモータ制御方法。
  2. 【請求項2】 所定のスイッチ操作が所定時間内に行わ
    れたときのみ、デフォルト値、任意設定値の相互の置き
    換えが実行される請求項1記載のパワーシートのモータ
    制御方法。
  3. 【請求項3】 既設値、デフォルト値が、前方視界の得
    やすいドライバーアシストのためのノーマルポジショ
    ン、窓越しの景色を楽しむエンジョイポジション、およ
    び、休息、仮眠のとりやすいリラックスポジション毎に
    それぞれ設定された請求項1または2記載のパワーシー
    トのモータ制御方法。
  4. 【請求項4】 シートバックの現在のリクライニング角
    度を予め規定した境界点および対応する既設値とそれぞ
    れ比較し、境界点および対応する既設値に対する現在の
    リクライニング角度に応じて、着座姿勢制御装置の作動
    順位が変えられる請求項1ないし3のいずれか記載のパ
    ワーシートのモータ制御方法。
  5. 【請求項5】 着座姿勢制御装置の駆動源として設けら
    れ、シートポジションおよび補助部材のポジションをそ
    れぞれ調整するための一連のモータと、 対応するモータの駆動をマニュアル制御して、シートポ
    ジションの調整、修正の可能なマニュアルスイッチと、 モータのマニュアル制御のもとで設定されたシートポジ
    ションを格納するとともに、所定のポジションにシート
    ポジションおよび補助姿勢装置のポジションを再生する
    メモリースイッチと、 着座姿勢制御装置の可動部材のポジションを検出する一
    連のポジション検出手段と、 入力された情報を所定のプログラムに従って処理して、
    対応するモータを駆動制御するとともに、少なくとも、
    シートポジションの既設値、設定値をそれぞれの既設メ
    モリーポジションのデータとして格納可能なメモリー機
    能を有する中央処理ユニットと、 を具備するパワーシートのモータ制御装置。
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