JPH0734146B2 - 静電吸着テープ - Google Patents

静電吸着テープ

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JPH0734146B2
JPH0734146B2 JP3323142A JP32314291A JPH0734146B2 JP H0734146 B2 JPH0734146 B2 JP H0734146B2 JP 3323142 A JP3323142 A JP 3323142A JP 32314291 A JP32314291 A JP 32314291A JP H0734146 B2 JPH0734146 B2 JP H0734146B2
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JP
Japan
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sheet
electrostatic
electrostatic adsorption
electrostatic attraction
tape
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JP3323142A
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JPH05158418A (ja
Inventor
敬次 笠原
Original Assignee
株式会社アビサレ
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Publication date
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/0043Fixing the layers by electrostatic charges, by the use of structured surfaces or by mechanical means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電吸着板にシート等
を保持させるのに用いられる静電吸着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポスター等のシートを壁面に取り
付けるには、この壁面に静電吸着板を配設し、この静電
吸着板の所定位置に前記シートを保持させることででき
る。図5に従来の静電吸着板の一例が示されている。こ
の静電吸着板51は接着剤層52,支持フィルム53,
絶縁層54,一対の櫛歯状電極55a,55bおよび吸
着層56が順次積層された構成とされている。このよう
な構成とされた静電吸着板51は壁面57にその接着剤
層により接着され保持される。なお、図中符号58は、
この静電吸着板51に保持されるシートである。
【0003】この静電吸着板51によれば、一対の櫛歯
状電極55a,55bに所定の電圧が印加されることに
より生じる静電クーロン力により、例えばコート紙より
なるシート58が静電吸着板51に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
58の材質として、例えばポリプロピレン(PP)樹脂
を主原料とする合成紙(例えば、王子油化合成紙社製;
ユポFPG−130)を用いると、この合成紙の体積抵
抗率は1016Ωcm程度であるため静電吸着板51のシー
ト58に対しての静電クーロン力による吸着力は無くな
り、このシート58が静電吸着板51に保持されなくな
るという問題点がある。
【0005】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、例え体積抵抗率の高いシートであ
ってもそのシートを長期間,強固に静電吸着板に保持さ
せることを可能とする静電吸着テープを提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による静電吸着テ
ープは、導電性を有する基層部に、この基層部を静電吸
着板に保持されるべきシートの裏面に接着させる接着剤
部を積層状に設けることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明による静電吸着テープは、静電吸着板に
保持されるべきシートの裏面に接着剤部により導電性を
有する基層部が接着される。この基層部は導電性を有す
るためその基層部に対しての静電吸着板の静電クーロン
力による吸着力は強い。この結果、前記シートが静電吸
着板に強固に保持される。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。本
発明による静電吸着テープの一例が図1に示されてい
る。この静電吸着テープ11は、導電性を有する基層部
12の片面に接着剤部13が施され、他面に図示されな
い離型部が施された層構成とされている。このような層
構成とされた静電吸着テープ11は巻き重ねられて保管
されるのに好適である。なお、この静電吸着テープ11
の巾は例えば静電吸着板の一対の櫛歯状電極間の間隔よ
りも広い30mmとされている。また、基層部12は、
例えばアルミニウム箔(体積抵抗率:10-1〜10-2Ω
cm)により形成され、厚さが例えば25μmとされてい
る。また、接着剤部13は、例えばアクリル樹脂系の接
着剤により形成され、厚さが例えば20μmとされてい
る。
【0009】このように構成された静電吸着テープ11
は、図2乃至図4に示されているように、パネル21に
配設される静電吸着板22とその静電吸着板22に保持
される例えば8枚のシート23の周縁部との間に介在さ
れて用いられる。
【0010】この静電吸着テープ11は、シート23,
23の周縁部間、言い換えれば繋ぎ目では、これらシー
ト23,23間に亙るように貼着され、この静電吸着テ
ープ11を構成する基層部12が静電吸着板22に対し
て吸着保持される(図3)。また、パネル21の外枠2
1aに近接するシート23の周縁部では、この外枠21
aに沿ってシート23に静電吸着テープ11が貼着さ
れ、基層部12が静電吸着板22に吸着保持される(図
4)。この結果、シート23が静電吸着テープ11を介
して静電吸着板22に保持される。したがって、この静
電吸着テープ11を用いることにより、例えば体積抵抗
率が大きくて静電吸着板22の静電クーロン力による吸
着力が弱いまたは吸着力がないシートに対してもそのシ
ートを静電吸着板22に長期間,強固に保持させること
ができる。なお、図2中、符号24は電源装置であり、
この電源装置24はリード線25を介して静電吸着板2
2の一対の櫛歯状電極に連結されている。また、外枠2
1aは例えばステンレス鋼により形成されている。
【0011】以下、表1に、本実施例による静電吸着テ
ープ11または従来の高分子系絶縁テープ(体積抵抗
率:1013〜1016Ωcm)をシート23の裏面の周縁部
に貼着してそのシート23を静電吸着板22に保持させ
た際の所定時間後における静電吸着板22のシート23
の周縁部に対しての吸着力を比較した結果を示す。この
吸着力は電源装置24よりリード線25を介して静電吸
着板22の一対の櫛歯状電極に、例えば2000Vの電
圧を印加してシート23を静電吸着板22に保持させ、
バネ秤によりシート23の周縁部を上方(図2において
手前方)に引張って剥離させるのに要する力を前記所定
時間に測定したものである。なお、この測定に用いられ
たシート23は、材質が例えば合成紙(体積抵抗率:1
13〜10 16Ωcm)とされ、大きさが例えば728mm
×1030mmとされ、厚さが例えば150μmとさ
れ、坪量が例えば150g/m2 とされている。
【0012】
【表1】
【0013】この測定結果によれば、本実施例による静
電吸着テープ11を用いた場合、基層部12の材質であ
るアルミニウム箔の体積抵抗率が10-1〜10-2Ωcmと
されているため、この静電吸着テープ11による静電吸
着板22のシート23の周縁部に対しての吸着力は前記
従来の高分子系絶縁性テープを用いた場合に比べて非常
に強くなる。したがって、この静電吸着テープ11を用
いると、シート23を強固に静電吸着板22に保持する
ことができる。また、6週間後においても静電吸着板2
2のシート23の周縁部に対しての吸着力は低下してお
らず所要の吸着力を有することができる。
【0014】なお、前述された基層部12は前記実施例
のものに限定されるものではなく、厚さが50〜300
μm、材質が銅,ニッケル等の金属を圧延したもの、プ
ラスチック材に界面活性剤,導電性物質(酸化インジウ
ム,カーボンブラック,酸化亜鉛等)をコーティングま
たは練り込んだもの、イオン系の導電性樹脂等とするこ
とができる。また、接着剤部13は、厚さが5〜100
μmとすることができ、この接着剤部13を構成する接
着剤としては水溶性樹脂接着剤,ゴム系接着剤等を用い
ることができる。さらに、この接着剤部13を構成する
接着剤の材質は、導電性を有するもの,有しないものの
どちらであってもよい。また、シート23は、厚さが1
00〜500μm、坪量が100〜350g/m2 のも
のを用いることができる。さらに、シート23として、
一般に用いられるアート紙,コート紙等を用いてもよ
い。
【0015】本実施例においてはシートに静電吸着テー
プを貼着してそのシートを静電吸着板に保持させた場合
について説明したが、前記シート以外に例えばカセット
ケースのようなプラスチック系ケース,写真プリント紙
等を静電吸着テープを介して静電吸着板に保持させるこ
ともできる。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による静
電吸着テープによれば、シート,さらには静電吸着板に
対して吸着困難とされる例えば体積抵抗率が非常に大き
いシートを長期間,強固に静電吸着板に保持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電吸着テープの層構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例の静電吸着テープによりパネル
に配設された静電吸着板に吸着されたシートの平面図で
ある。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図2におけるB−B断面図である。
【図5】壁面に保持される従来の静電吸着板にシートを
保持させた際の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 静電吸着テープ 12 基層部 13 接着剤部 22 静電吸着板 23 シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する基層部に、この基層部を
    静電吸着板に保持されるべきシートの裏面に接着させる
    接着剤部を積層状に設けることを特徴とする静電吸着テ
    ープ。
  2. 【請求項2】 前記基層部はアルミニウム箔とされる請
    求項1に記載の静電吸着テープ。
  3. 【請求項3】 前記基層部の前記接着剤部と反対側の面
    に離型部を積層状に設ける請求項1または2に記載の静
    電吸着テープ。
  4. 【請求項4】 前記シートの裏面の少なくとも周縁部に
    貼着される請求項12または3のいずれかに記載の静電
    吸着テープ。
JP3323142A 1991-12-06 1991-12-06 静電吸着テープ Expired - Lifetime JPH0734146B2 (ja)

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JPH05158418A JPH05158418A (ja) 1993-06-25
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JP5436035B2 (ja) * 2009-05-12 2014-03-05 株式会社ユポ・コーポレーション 静電吸着シート

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