JPH0733971Y2 - ステアリングリンク装置 - Google Patents

ステアリングリンク装置

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JPH0733971Y2
JPH0733971Y2 JP1989025159U JP2515989U JPH0733971Y2 JP H0733971 Y2 JPH0733971 Y2 JP H0733971Y2 JP 1989025159 U JP1989025159 U JP 1989025159U JP 2515989 U JP2515989 U JP 2515989U JP H0733971 Y2 JPH0733971 Y2 JP H0733971Y2
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JP
Japan
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tie rod
rod
ball joint
relay
ball
Prior art date
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Application number
JP1989025159U
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English (en)
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JPH02115761U (ja
Inventor
達 繁田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のステアリングリンク装置に関し、特に、
ハンドルの回転をピットマンアームの揺動運動として取
り出し、このピットマンアームの動きをリレーロッドか
らタイロッドに伝え、タイロッドに連結されたナックル
アームに操舵角を与えるステアリングリンク装置に関す
る。
(従来の技術) 第4図に示すように、ピットマンアーム10と、ピットマ
ンアーム10にボールジョイント12により揺動可能に連結
されたリレーロッド14と、リレーロッド14にボールジョ
イント16により揺動可能に連結されたタイロッド18と、
タイロッド18にボールジョイント20、22によりそれぞれ
揺動可能に連結された左右のナックルアーム24、26とを
含むステアリングリンク装置が知られている(実開昭55
-144171号公報)。
リレーロッド14とタイロッド18との接続部にあるボール
ジョイント16は、リレーロッド14にソケット17aを設け
る一方、タイロッド18の孔にスタッドボール17bを植え
込み、該スタッドボールのボール部をソケット17aに嵌
めて構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 第5図に示すように、リレーロッド14からの入力点Aが
タイロッド18の軸線から距離L隔たって位置するため、
ピットマンアーム10が揺動したとき、タイロッド18が矢
印Cのように自転する。そうすると、入力点Aはタイロ
ッド18の軸線を中心として円弧状に変位する。これは、
タイロッド18の左右の動きがないにもかかわらず、ボー
ルジョイント16の中心Aからボールジョイント12の中心
Bに至る、タイロッド18に平行する距離Hが変化するこ
とを意味する。つまり、ピットマンアームの少しの動き
に対してタイロッドが自転し、AB間の距離Hが変化する
ため、ハンドルを切っても、その切った分に対応してタ
イヤが操舵されないこととなり、ハンドル操作フィーリ
ングが悪くなる。
また、入力点Aに加わる力と距離Lとの積で与えられる
曲げモーメントが、ボールジョイント16のスタッドボー
ルのスタッド部に働き、スタッド部にかなりの動きが生
ずることから、スタッドボールとリレーロッドとがハン
ドル切り時干渉し、異音を発生することがある。
本考案の目的は、ハンドル操作フィーリングを良くし、
異音の発生を抑えることができるステアリングリンク装
置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るステアリングリンク装置は、ピットマンア
ームと、該ピットマンアームに揺動可能に連結されたリ
レーロッドと、該リレーロッドにボールジョイントを介
して揺動可能に連結されたタイロッドと、該タイロッド
にそれぞれ揺動可能に連結された左右のナックルアーム
とを含み、前記ボールジョイントの回転中心が前記タイ
ロッドと前記左右のナックルアームそれぞれとの連結部
の中心を結ぶ軸線上に位置する。
(作用および効果) ピットマンアームが揺動しても、タイロッドは全く自転
しない。そして、リレーロッドからの入力点がタイロッ
ドと左右のナックルアームそれぞれとの連結部の中心を
結ぶ軸線上に位置するため、リレーロッドとタイロッド
とを連結するボールジョイントの中心と、ピットマンア
ームとリレーロッドとを連結するボールジョイントの中
心との間の、タイロッドに平行する距離は変わらない。
従って、ピットマンアームの動きがそのままリレーロッ
ドからタイロッドを経てナックルアームに伝わることと
なり、ハンドル操作フィーリングが向上する。
リレーロッドからの入力点がタイロッドと左右のナック
ルアームそれぞれとの連結部の中心を結ぶ軸線上に位置
するため、リレーロッドとタイロッドとを連結するボー
ルジョイントに曲げモーメントが発生しない。したがっ
て、ボールジョイントとリレーロッドまたはタイロッド
との干渉による異音の発生を防止できる。
(実施例) 第1図に示すように、ステアリングリンク装置は、ピッ
トマンアーム30と、リレーロッド32と、タイロッド34
と、ナックルアーム36、38とを含む。
ピットマンアーム30は図示しないステアリングギヤを介
してハンドルに接続される。ハンドルの回転はステアリ
ングギヤによって並進運動に変換され、ピットマンアー
ム30に揺動運動として伝えられる。
リレーロッド32はボールジョイント40によってピットマ
ンアーム30に揺動可能に連結されている。
タイロッド34はボールジョイント42によってリレーロッ
ド32に揺動可能に連結されている。第2図に詳細に示す
ように、リレーロッド32のタイロッド34に対向する端部
に孔33が、タイロッド34にソケット35が設けられてい
る。スタッドボール44のスタッド部45aがリレーロッド3
2の孔33に差し込まれ、孔から突出するスタッド部にナ
ット46をねじ込んで、スタッド部45aはリレーロッド32
に結合されている。スタッドボール44のボール部45bが
ソケット35に嵌合され、ボール部45aとソケット35とに
よってボールジョイント42が構成されている。ボールジ
ョイント42は、その回転中心、すなわちボール部45bの
中心Oがタイロッド34と左右のナックルアーム36、38そ
れぞれとの連結部の中心を結ぶ軸線D上となるように、
位置決めされている。
図示の実施例では、タイロッド34と左のナックルアーム
36とはボールジョイント48によって、またタイロッド34
と右のナックルアーム38とはボールジョイント50によっ
て揺動可能に連結されている。3つのボールジョイント
42、48、50のそれぞれの回転中心O、O1、O2は、第3図
に示すように、1つの軸線D上に位置し、この軸線Dは
タイロッド34の軸線と一致している。すなわち、ボール
ジョイント42(リレーロッド32とタイロッド34との連結
部)の回転中心Oが、ボールジョイント48、50それぞれ
の回転中心(タイロッド34と左右のナックルアーム36、
38それぞれとの連結部の中心)を結ぶ軸線D上に存在す
ることとなる。
ピットマンアーム32が揺動し、リレーロッド32が移動し
ても、リレーロッド32のタイロッド34への入力点Oは、
第3図に示すように、軸線D上に位置するため、タイロ
ッド34は自転しない。そして、ボールジョイント42の中
心とボールジョイント40の中心O3との間の、タイロッド
34に平行する距離hは変わらない。従って、ピットマン
アーム30の動きがそのままリレーロッド32からタイロッ
ド34を経てナックルアーム36、38に伝わることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るステアリングリンク装置の斜視
図、第2図はリレーロッドとタイロッドとの連結部に配
置されるボールジョイントの第1図における2矢視図、
第3図は作用を示す模式図、第4図は従来のステアリン
グリンク装置の斜視図、第5図は作用を示す模式図であ
る。 30:ピットマンアーム、32:リレーリッド、34:タイロッ
ド、35:ソケット、42:ボールジョイント、44:スタッド
ボール、45a:スタッド部、45b:ボール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピットマンアームと、該ピットマンアーム
    に揺動可能に連結されるリレーロッドと、該リレーロッ
    ドにボールジョイントを介して揺動可能に連結されるタ
    イロッドと、該タイロッドにそれぞれ揺動可能に連結さ
    れる左右のナックルアームとを含み、前記ボールジョイ
    ントの回転中心が前記タイロッドと前記左右のナックル
    アームそれぞれとの連結部の中心を結ぶ軸線上に位置す
    る、ステアリングリンク装置。
JP1989025159U 1989-03-07 1989-03-07 ステアリングリンク装置 Expired - Lifetime JPH0733971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989025159U JPH0733971Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 ステアリングリンク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989025159U JPH0733971Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 ステアリングリンク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115761U JPH02115761U (ja) 1990-09-17
JPH0733971Y2 true JPH0733971Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31245649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989025159U Expired - Lifetime JPH0733971Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 ステアリングリンク装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0733971Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50128577U (ja) * 1974-04-08 1975-10-22
JPS5873074U (ja) * 1981-11-10 1983-05-17 トヨタ自動車株式会社 車両におけるステアリングリンケ−ジの干渉防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115761U (ja) 1990-09-17

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