JPH071341Y2 - 四輪車両の操向装置 - Google Patents

四輪車両の操向装置

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JPH071341Y2
JPH071341Y2 JP1988068993U JP6899388U JPH071341Y2 JP H071341 Y2 JPH071341 Y2 JP H071341Y2 JP 1988068993 U JP1988068993 U JP 1988068993U JP 6899388 U JP6899388 U JP 6899388U JP H071341 Y2 JPH071341 Y2 JP H071341Y2
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JP
Japan
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steering
wheel
switch
handle
operation switch
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JP1988068993U
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JPH01175970U (ja
Inventor
勉 高畑
幸正 大杉
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、四輪車両の操向装置に関するものである。
従来の技術 従来、トラクタ等の四輪車両における操向装置は、運転
席に設けられている回転自在なステアリングホイールや
ステアリングホイールの回転運動を往復運動に変えるス
テアリングボツクス、及び、この往復運動を操向輪に伝
達するドラツグロツド,ナツクルアーム,タイロツド等
により構成されていることが一般的である。
また、ステアリングホイールの回転に基づいて制御され
る油圧回路とこの油圧回路に接続された油圧シリンダと
を設け、油圧シリンダの伸縮運動をナツクルアームとタ
イロツドとを介して操向輪に伝えることにより舵取りを
行うパワーステアリング装置もある。
考案が解決しようとする問題点 一般的な操向装置やパワーステアリング装置のいずれの
場合も、ステアリングホイールの回転操作に基づいて操
向操作が行われている。そして、ステアリングホイール
の回転操作は両手で行うことが一般的であり、ステアリ
ングホイールを大きく回転させた際に両手が交差すると
それ以上の回転操作をスムーズに行うことが困難にな
る。
このようなことから、例えば、米国特許第3840086号明
細書に見られるように、コントロールパネルに右にター
ンさせるためのコントロールスイツチと左にターンさせ
るためのコントロールスイツチとを配設したものがあ
る。そのため、コントロールパネル上のスイツチ操作で
左右への操向を行うことができるものである。
考案が解決しようとする問題点 このようなコントロールパネル上での操向操作は、単に
スイツチの押圧のみであるため回転式のハンドルを備え
た自動車やトラクタの運転操作に較べて相当な違和感が
ある。すなわち、自動車の運転に慣れた人にとつては、
特別な感覚による運転を強制される。また、運転姿勢に
ついても、両手を支える部分がなく、きわめて不安定で
ある。
問題点を解決するための手段 四輪車両に操向輪に連結された操向機構を設けるととも
に、この操向機構を駆動する駆動部を設け、前記四輪車
両の運転座席の前方部に、それぞれ右手及び左手で把持
する把持部が左右に形成された固定式のハンドルを設
け、このハンドルの右側の前記把持部に前記操向輪を右
方向に操向させる向きに前記駆動部を作動させる第一の
操向操作スイツチを配設し、前記ハンドルの左側の前記
把持部に前記操向輪を左方向に操向させる向きに前記駆
動部を作動させる第二の操向操作スイツチを配設した。
作用 運転中はハンドルの左右の把持部を把持しているため、
運転姿勢が安定しており、把持部を把持した状態で第一
の操向操作スイツチ又は第二の操向操作スイツチを操作
するだけでよいため、通常のステアリングホイールを操
作する感覚で運転することができ、自動車やトラクタを
運転するときと同じ感じで運転できて安全性が高く、し
かも、操向時に腕が交差するような不都合もないもので
ある。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。四輪車両
であるトラクタ1の前方下部には前輪受け2が固定され
ており、この前輪受け2には前記トラクタ1の進行方向
と直交する左右方向水平向きの軸心をもつた前輪支持体
3が保持されている。そして、前輪支持体3の両端部に
は操向輪である左右一対の前輪4が保持されている。
前記前輪4には上下方向の軸心を有するキングピン5が
取付けられており、これらのキングピン5にはそれぞれ
水平方向後方向きに延出するナツクルアーム6が固定さ
れるとともに一方の前記キングピン5には前記ナツクル
アーム6に対して約90°の角度をもつて水平方向内方向
きに延出する舵取り腕7が固定されている。さらに、一
対の前記ナツクルアーム6の先端部間にはタイロツド8
が回動自在に連結され、これらのタイロツド8やナツク
ルアーム7及び舵取り腕7やキングピン5等によつて操
向機構9が構成されている。また、前記トラクタ1の固
定部材10には駆動部である可逆式電動シリンダ11の一端
が回動自在に連結されており、この可逆式電動シリンダ
11の他端にはプランジヤ12が伸縮摺動自在に設けられ、
このプランジヤ12の先端部が前記ナツクルアーム6の先
端部に回動自在に連結されている。
つぎに、前記トラクタ1の運転座席13の前方部には固定
式のハンドル14が設けられており、このハンドル14の左
右にはそれぞれ右手及び左手で把持する把持部14a,14b
が形成されている。このハンドル14の右側の把持部14a
には第一の操向操作スイツチ15が設けられ、前記ハンド
ル14の左側の把持部14bには第二の操向操作スイツチ16
が設けられている。また、前記可逆式電動シリンダ11を
伸縮させるモータ17が設けられている。ここで、前記モ
ータ17を駆動させる回路について第3図に基づいて説明
する。まず、前記ハンドル14の右側に設けられた前記操
向操作スイツチ15には第一のリレー回路18が接続されて
いる。このリレー回路18は、前記操向操作スイツチ15と
直列に接続されたコイル部19と、このコイル部19への通
電状態の断続により開閉されるとともに前記操向操作ス
イツチ15に対して並列に接続された一対のスイツチ部2
0,21とにより構成されている。同様に、前記ハンドル14
の左側に設けられた前記操向操作スイツチ16には第二の
リレー回路22が接続されている。このリレー回路22は、
前記操向操作スイツチ16と直列に接続されたコイル部23
と、このコイル部23への通電状態の断続により開閉され
るとともに前記操向操作スイツチ16に対して並列に接続
された一対のスイツチ部24,25とにより構成されてい
る。そして、前記スイツチ部20,21間と前記スイツチ部2
4,25間との間に前記モータ17が接続されている。このよ
うな構成において、トラクタ1を直進させている場合に
は操向操作スイツチ15,16をともにオフの状態に維持す
る。すると、コイル部19,23への通電が行われず、第3
図において実線で示すようにスイツチ部20,24がオン状
態に維持されるとともにスイツチ部21,25がオフ状態に
維持されるためにモータ17への通電が行われず、可逆電
動シリンダ11のプランジヤ12が伸縮しないために前輪4
が操向されず、トラクタ1は直進状態を維持される。
つぎに、トラクタ1を右方向に旋回させる場合は、ハン
ドル14の右側に位置する第一の操向操作スイツチ15をオ
ン状態とする。すると、コイル部19への通電が行われて
スイツチ部20が破線で示すようにオフ状態になるととも
にスイツチ部21が破線で示すようにオン状態になる。な
お、スイツチ部24,25は実線で示す状態に維持されてい
る。これにより、スイツチ部24からモータ17を経てスイ
ツチ部21に至る電流(矢印A)が流れ、モータ17が作動
する。このときのモータ17の作動によりプランジヤ12が
縮む方向に摺動し、左右の前輪4は操向機構9を介して
キングピン5の軸心回りに右方向に操向され、トラクタ
1が右方向に旋回する。
つぎに、トラクタ1を左方向に旋回させる場合は、ハン
ドル14の左側に位置する操向操作スイツチ16をオン状態
とする。すると、コイル部23への通電が行われてスイツ
チ部24が破線で示すようにオフ状態になるとともにスイ
ツチ部25が破線で示すようにオン状態になる。なお、ス
イツチ部20,21は実線で示す状態に維持されている。こ
れにより、スイツチ部20からモータ17を経てスイツチ部
25に至る電流(矢印B)が流れ、モータ17が作動する。
このときのモータ17の作動によりプランジヤ12が伸びる
方向に摺動し、左右の前輪4は操向機構9を介してキン
グピン5の軸心回りに左回りに操向され、トラクタ1が
左方向に旋回する。
考案の効果 本考案は上述のように、四輪車両に操向輪に連結された
操向機構を設けるとともに、この操向機構を駆動する駆
動部を設け、前記四輪車両の運転座席の前方部に、それ
ぞれ右手及び左手で把持する把持部が左右に形成された
固定式のハンドルを設け、このハンドルの右側の前記把
持部に前記操向輪を右方向に操向させる向きに前記駆動
部を作動させる第一の操向操作スイツチを配設し、前記
ハンドルの左側の前記把持部に前記操向輪を左方向に操
向させる向きに前記駆動部を作動させる第二の操向操作
スイツチを配設したので、運転中はハンドルの左右の把
持部を把持しているため、運転姿勢が安定しており、把
持部を把持した状態で第一の操向操作スイツチ又は第二
の操向操作スイツチを操作するだけでよいため、通常の
ステアリングホイールを操作する感覚で運転することが
でき、自動車やトラクタを運転するときと同じ感じで運
転できて安全性が高く、しかも、操向時に腕が交差する
ような不都合もない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図は側面図、第3図は回路図である。 4……操向輪、9……操向機構、11……駆動部、15……
第一の操向操作スイツチ、16……第二の操向操作スイツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−167874(JP,A) 特開 昭62−55263(JP,A) 特開 昭61−215167(JP,A) 実開 昭61−84910(JP,U) 実開 昭61−12108(JP,U) 実開 昭61−73476(JP,U) 米国特許3840086(US,A) 米国特許3061035(US,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四輪車両に操向輪に連結された操向機構を
    設けるとともに、この操向機構を駆動する駆動部を設
    け、前記四輪車両の運転座席の前方部に、それぞれ右手
    及び左手で把持する把持部が左右に形成された固定式の
    ハンドルを設け、このハンドルの右側の前記把持部に前
    記操向輪を右方向に操向させる向きに前記駆動部を作動
    させる第一の操向操作スイツチを配設し、前記ハンドル
    の左側の前記把持部に前記操向輪を左方向に操向させる
    向きに前記駆動部を作動させる第二の操向操作スイツチ
    を配設したことを特徴とする四輪車両の操向装置。
JP1988068993U 1988-05-25 1988-05-25 四輪車両の操向装置 Expired - Lifetime JPH071341Y2 (ja)

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JPH01175970U JPH01175970U (ja) 1989-12-14
JPH071341Y2 true JPH071341Y2 (ja) 1995-01-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3061035A (en) 1960-10-25 1962-10-30 J A King Powered vehicles
US3840086A (en) 1973-02-05 1974-10-08 J Burton Automatic cartridge tape steering system for machines

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167874A (en) * 1981-04-07 1982-10-15 Etsuro Sato Vehicle to be tracted

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JPH01175970U (ja) 1989-12-14

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