JPH0733760Y2 - シャツ類の拡げ装置 - Google Patents

シャツ類の拡げ装置

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JPH0733760Y2
JPH0733760Y2 JP1990123275U JP12327590U JPH0733760Y2 JP H0733760 Y2 JPH0733760 Y2 JP H0733760Y2 JP 1990123275 U JP1990123275 U JP 1990123275U JP 12327590 U JP12327590 U JP 12327590U JP H0733760 Y2 JPH0733760 Y2 JP H0733760Y2
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JP
Japan
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shirts
hanger
pedestal
shirt
hem
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JP1990123275U
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JPH0480499U (ja
Inventor
茂 鎌田
信孝 堀井
Original Assignee
富士車輌株式会社
株式会社白興商会
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ワイシャツやブラウス等のシャツ類を受台
上に拡げるための拡げ装置に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
通常、洗濯されたシャツ類は、所定の形状に折り畳まれ
た後、包装されて搬送や貯蔵されているが、折り畳みの
際、受台上にシャツ類が正しい位置でセットされていな
いと、シャツ類が斜めになった状態で折り畳まれたり、
不必要な部分に余分なしわが付くという不具合が生じ
る。
特に、シャツ類の搬送から折り畳み、包装までを自動機
械により機械的に行なう場合、折り畳み装置の受台上
に、シャツ類のボタンの付いた前見頃が受台の中心線に
沿うようにセットされないと、折り畳みの形状が悪くな
り、その後の包装袋の包装が円滑に行なえず、自動化が
阻害される問題がある。
そこで、この考案は、シャツ受台に対して所定の位置に
確実にシャツ類を拡げてセットすることができるシャツ
類の拡げ装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、直交する前面
と上面にバキューム孔を備えるシャツ受台と、その受台
に向かってハンガーに吊り下げたシャツ類を供給すると
共に、シャツ類の裾部が受台の前面に接触する高さ位置
でハンガーを停止させる供給手段と、その供給手段から
ハンガーを受け取ると共に、上記ハンガーの停止位置か
らシャツ類の長さ方向全長以上離れた受台の上面位置に
向かって上下斜め方向にハンガーを搬送する搬送手段と
から成り、上記搬送手段によるハンガーの搬送方向を受
台の中央線に沿うように配置した構造としたものであ
る。
〔作用〕
上記の構造においては、供給手段によってシャツ類の受
台の前面位置に停止させ、シャツ類の裾部を受台前面の
バキューム孔により吸着する。
これにより、シャツ類はハンガーに吊り下げられた状態
で裾部が吸着されるため、受台に搬送されてきた状態の
ままで動きが固定される。
次に、シャツ類を吊り下げたハンガーを、搬送手段によ
って上下斜め方向に受台の上面まで搬送すると、シャツ
類の裾部が受台の前面から上面にかけて吸着されながら
移動すると共に、シャツの全体が次第に受台の上面に吸
着されていくため、シャツ類は裾部とハンガーの間で引
き延ばされてセットされる。
この場合、ハンガーが搬送手段により受台の中央線に沿
って拡げられるので、シャツ類はボタンの線が受台の中
央線に沿ってセットされる。
〔実施例〕
第1図は、この考案に係るシャツ類の拡げ装置を示すも
ので、この拡げ装置Aは、上面が水平に配置されたシャ
ツ受台1と、供給手段2を構成するスクリューコンベヤ
4及びスロープ部材5、搬送手段3を構成するチェーン
コンベヤ6とから成っている。
シャツ受台1は、内部に、空気吸引器7と接続する空洞
部8を備え、直交する上面1aと前面1bに、その空洞部8
と連通する複数のバキューム孔9が形成されている。
スクリューコンベア4は、らせん状のガイド溝10を受け
た回転軸を有し、シャツ類Sを吊り下げたハンガー11
を、ガイド溝10の案内により順次受台1の上方に供給す
る。
このスクリューコンベヤ4の端部に配置されるスロープ
部材5は、先端側に、スクリューコンベア4から滑り落
ちるハンガー11を停止させるための止め部12が形成され
ている。この止め部12は、チェーンコンベヤ6にハンガ
ー11を受渡すための受渡し場所となるものであり、スロ
ープ部材5の高さは、止め部12にハンガー11が停止した
状態で、ハンガー11に吊り下げたシャツ類の裾部が第1
図に示すように受台1の前面1bに接触するように設定さ
れている。
また、上記止め部12には、ハンガー11の存在する有無を
検出するミットスイッチ等の検出器(図示省略)が設け
られており、ハンガー11が止め部12に無いときは、スク
リューコンベア4を作動させてシャツ類を搬送させ、シ
ャツ類がスロープ部材5上を滑って止め部12に送り込ま
れると、スクリューコンベア4を停止させて、常に止め
部12に1枚のシャツ類が供給されるように制御されてい
る。
一方、チェーンコンベヤ6は、一方の端部が、スロープ
部材5の止め部12の近傍に向き合い、他方の端部が、シ
ャツ類の供給位置aからシャツ類Sの長さ方の全長分だ
け離れた受台1の上面(セット位置b)に向き合って傾
斜状に設けられており、第3図に示すように、その長さ
方向、すなわち搬送方向が、受台1の幅方向の中心線と
一致するように配置されている。
また、チェーンコンベヤ6の周面には、複数のフック部
材13が回動可能に取付けられ、チェーンコンベヤ6が回
動すると、フック部材13がスロープ部材5の止め部12に
送り込まれたハンガー11と係合してそれを受け取り、チ
ェーンコンベヤ6の傾斜に沿って受台1上面のセット位
置bまでハンガー11を搬送するようになっている。
また、上記フック部材13には、第4図に示すように、ハ
ンガー11の吊り下げ部が嵌まり込む窪み14が形成されて
おり、この窪み14は、フック部材13がハンガー11を受台
1上面に搬送したとき、ハンガー11を押さえ付けてその
位置を固定する働きがある。
上記の構造で成る拡げ装置Aにおいては、スクリューコ
ンベア4で搬送されたシャツ類が、スロープ部材5の止
め部12まで来ると、空気吸引器7を作動させて、バキュ
ーム孔9によりシャツ類の裾部を吸引する。これによ
り、裾部が受台1の前面1bに接着されて動きが固定され
る。
次に、チェーンコンベヤ6を回転させると、フック部材
13がスロープ部材5の止め部12からシャツ類を吊り下げ
たハンガー11を受け取り、そのままチェーンコンベヤ6
の傾斜に沿って進む。そして、ハンガー11を受台1上面
のセット位置bまで搬送した時点で停止する。
この間、空気吸引器7の作動を続けると、シャツ類の裾
部が受台1の前面1bと上面1aに接着された状態のままで
移動するため、シャツ類Sは、裾部とハンガー11との間
で適当に張力を与えられた状で受台1上に拡げられる。
また、この場合、チェーンコンベヤ6の搬送方向が受台
1の中央線に一致しているので、シャツ類はハンガー11
に被せられる衿元からボタンに沿った線、すなわち、中
心線が受台1の中央線に正確に一致した状態でセットさ
れる。
一方、第5図乃至第8図は、このシャツの拡げ装置A
を、シャツ類の折り畳みから包装袋への包装まで機械的
に行なう自動機械に適用した例を示したものである。
図に示すように、拡げ装置Aの受台1の下方には、受台
1上にセットされたシャツ類の側方を受台の裏側に折り
畳むために、受台1に対して左右から開閉するフラップ
20、22と、それを開閉駆動する駆動機構21が設けられ、
その両者で折り畳み装置Bを構成している。
また、受台1の後方には、その受台の後方と受台の下方
とを往復動して、受台1上に折り畳まれたシャツ類Sを
受台1の後方に引き抜くスライド板22が設けられてお
り、さらに、そのスライド板22の後方に、包装袋Tの開
口部を受台1に向けて支持する包装袋ストック部23と、
その包装袋Tの開口部に送風して開口させるノズル24と
から成る包装装置Cが配置されている。
上記スライド板22の上部には、第7図(a)、(b)に
示すように、弾性力をもって起伏自在となるフック部材
25が取付けられており、このフック部材25は、スライド
板22が受台1下方に移動すると、伏倒状態で受台1上に
セットしたシャツ類Sのハンガー11の下側を通過した後
起立し、スライド板22の後方への移動と共にハンガー11
と係合して、シャツ類Sを受台1から包装袋Tの開口部
に向けて引き抜くようになっている。
また、この例では、シャツ類の折り畳みを自動的に行う
ことができるように、ハンガー11を、第9図に示すごと
く、シャツ類の折り畳み幅(受台1の幅寸法と同じ幅)
に形成された板材26と、その板26に着脱自在に装着され
る吊り下げ具27とから構成し、板材26に被せたシャツ類
Sの衿元を、その板材26に形成して保持部28により保持
するようにしている。
また、包装装置Cの後方には、スライド板22上に包装さ
れたシャツ類を外部へ搬出するための搬出装置Dが設け
られており、30は、ハンガー11を引き上げて包装袋Tを
ストック部23からひきはがすチェーンコンベヤである。
このチェーンコンベヤ30に取付けられるフック31は、ハ
ンガー11と係合する際、スライド板22と干渉しないよう
に、第11図に示すごとく、チェーンコンベヤ30に対して
オフセットされて取付けられている。
上記の自動機械においては、拡げ装置Aによりシャツ類
が受台1の上面に拡げられると、フラップ20、20が受台
1の両側で開閉して、シャツ類Sの側方を受台の裏側に
折り畳む。
このようにシャツ類が折り畳まれると、スライド板22が
受台1の下方に移動した後、再び後方へ戻り、その上面
のフック部材25がハンガー11と係合して、シャツ類を受
台1の後方に引き抜く。
この引き抜きの際、チェーンコンベヤ6のフック部材13
が、その内部の窪み14でハンガー11を押さえ付けて位置
を固定しているので、スライド板22のフック部材25は確
実にハンガー11と係合することができ、正確に受け渡し
を行なうことができる。
上記のようにシャツ類Sを受台1の後方に引き抜くと同
時に、ノズル24を作動させて、その送風によって包装袋
ストック部23の包装袋Tの開口部を開口させる。そし
て、その開いた包装袋Tに、スライド板22が引き抜いた
シャツ類Sを入り込ませ、包装袋Tの底部に形成した切
れ目29からハンガー11を引っ張り出すと、第10図に示す
ような包装製品が得られる。
上記の構造においては、拡げ装置Aにより受台1上の中
央線に沿ってシャツ類の中心線が一致するようにセット
されるので、シャツ類はフラップ20、20によって正確に
左右対称の状態で折り畳まれる。このため、シャツ類が
斜めに傾いたり、表面に余分なしわが付いた状態で包装
袋Tに包装されることがなくなり、従来のような包装の
やり直しや洗い直しなどの作業を完全に無くすことがで
きる。
なお、上記の実施例では、シャツ類の供給手段2をスク
リューコンベア4とスロープ部材5とで構成したが、ス
ロープ部材5にハンガーを供給できるものであれば、そ
の他のコンベヤを使用してもよい。
また、実施例では、拡げ装置Aを折り畳み装置の受台上
にシャツ類を拡げる例を示したが、このような折り畳み
機に限らず、シャツ類を受台上に拡げて搬送する装置な
どにも適用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の拡げ装置は、シャツ類を受台
前面に停止させてハンガーに吊り下げた状態のままでそ
の裾部を受台前面に吸着させ、次にハンガーを受台上面
まで搬送させてシャツ類を拡げることができるため、シ
ャツ類は裾部とハンガーの間で確実に引き延ばされた状
態で拡げることができる。
また、搬送手段が、受台の前面と直交する上面に向かっ
て上下斜め方向にハンガーを搬送するので、シャツ類の
裾部を吸着したままで受台の前面から上面にスムーズに
移動させることができ、裾部の固定状態を確実に保持で
きる。加えて、シャツ類の中心線を正確に一致させて受
台上面に拡げることができるので、受台上へのシャツ類
の供給と拡げ作業を正確に行なうことができ、折り畳み
作業や包装作業の完全自動化やコストダウンを図ること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はシャツ類の拡げ装置を示す一分縦断正面図、第
2図は同上の作用状態を示す正面図、第3図はその平面
図、第4図(a)、(b)はチェーンコンベヤのフック
部材を示す図、第5図は拡げ装置を適用した自動機械を
示す正面図、第6図は同上の折り畳み装置を示す側面
図、第7図(a)、(b)は同上のスライド部材の作用
を示す図、第8図は同上の包装袋ストック部を示す斜視
図、第9図はハンガーを示す正面図、第10図は包装製品
を示す正面図、第11図は第5図のI−I線からみた図で
ある。 1……シャツ受台、2……供給手段、3……搬送手段、
4……スクリューコンベヤ、5……スロープ部材、6…
…チェーンコンベヤ、9……バキューム孔、11……ハン
ガー、13……フック部材、A……拡げ装置、B……折り
畳み装置、C……包装装置、T……包装袋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−145971(JP,A) 特開 昭56−99121(JP,A) 実公 平2−14800(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交する前面と上面にバキューム孔を備え
    るシャツ受台と、その受台に向かってハンガーに吊り下
    げたシャツ類を供給すると共に、シャツ類の裾部が受台
    の前面に接触する高さ位置でハンガーを停止させる供給
    手段と、その供給手段からハンガーを受け取ると共に、
    上記ハンガーの停止位置からシャツ類の長さ方向全長以
    上離れた受台の上面位置に向かって上下斜め方向にハン
    ガーを搬送する搬送手段とから成り、上記搬送手段によ
    るハンガーの搬送方向を受台の中央線に沿うように配置
    したシャツ類の拡げ装置。
JP1990123275U 1990-11-22 1990-11-22 シャツ類の拡げ装置 Expired - Lifetime JPH0733760Y2 (ja)

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JP1990123275U JPH0733760Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 シャツ類の拡げ装置

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JP1990123275U JPH0733760Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 シャツ類の拡げ装置

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JPH0480499U JPH0480499U (ja) 1992-07-14
JPH0733760Y2 true JPH0733760Y2 (ja) 1995-08-02

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ID=31870990

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JP1990123275U Expired - Lifetime JPH0733760Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 シャツ類の拡げ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820853B2 (ja) * 1980-01-11 1983-04-26 マツダ株式会社 トロリコンベヤ上の吊掛け物品取外し装置
DE3735815C1 (en) * 1987-10-22 1989-02-16 Windmoeller & Hoelscher Device for depositing or stacking successively conveyed flat workpieces
JPH0214800U (ja) * 1988-07-13 1990-01-30

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