JP2002104650A - 容器供給装置 - Google Patents

容器供給装置

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JP2002104650A
JP2002104650A JP2000295479A JP2000295479A JP2002104650A JP 2002104650 A JP2002104650 A JP 2002104650A JP 2000295479 A JP2000295479 A JP 2000295479A JP 2000295479 A JP2000295479 A JP 2000295479A JP 2002104650 A JP2002104650 A JP 2002104650A
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隆雄 三木
Tetsuya Inai
哲也 井内
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道雄 植田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来からのダンボール箱等に梱包された容器
スタックを、人手によることなく、自動的および能率的
に容器供給用マガジンに供給するし、高速化、省力化に
対応する。 【解決手段】 供給コンベヤ33上で、運搬箱Uから一束
ね状容器スタックSを取出して山積み状態にする。供給
コンベヤ33によって山積み状態の容器スタックSを搬送
する間に、シャッター91によって平積み状態にする。平
積み状態の容器スタックSを、搬送経路終端で分離プッ
シャ122により、1つずつに分離する。分離した容器ス
タックSをエレベータ35で持上げる。エレベータ35の昇
降経路上端で、移載プッシャ36により、分離した容器ス
タックSを整列コンベヤ37に移載する。整列コンベヤ37
から積載コンベヤ46によって容器供給マガジン22に積載
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ヨーグ
ルト、デザート等を充填する包装機械において、カップ
状容器を充填機に供給する容器供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の容器供給装置としては、例え
ば、実開平4−100129号公報に開示されているよ
うに、複数の並列状容器搬送経路と、各容器搬送経路に
備えられた複数の容器供給用マガジンとを有している包
装機械において、容器供給用マガジンの側方斜め下に配
置されかつ容器供給用マガジンの数に対応する容器スタ
ック列を形成するように容器スタックを収容しているス
トッカと、ストッカより容器スタックを容器供給用マガ
ジンの数に対応する数ずつ持上げるリフタと、リフタで
持上げられた容器スタックを容器供給用マガジンまで搬
送するキャリヤとを備えているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容器スタックは、資材
業者によって製造され、ダンボール箱等に梱包されて食
品メーカに納入される。食品メーカでは、包装機械を収
容した充填室に梱包状態のまま容器スタックを搬入し、
充填室でオペレータによる手作業でダンボール箱等を開
梱し、ダンボール箱等から容器スタックを1つずつ取出
し、これをストッカに投入していた。包装機械において
充填作業が継続され、ストッカ内の容器スタックが減少
すれば、その都度、ストッカに容器スタックを投入しな
ければならず、能率的でなかった。
【0004】ストッカ内への容器スタック投入作業が自
動化できない要因として、容器の衛生状態を維持するた
めに、容器スタックをビニール袋で封入し、これをダン
ボール箱等に詰めるようにしていた点が挙げられる。
【0005】近年、包装機械の高速化、省力化が叫ば
れ、これに対応するために、ロボット・自動機等が導入
されている。ロボット・自動機等を導入する場合、上記
した梱包方法では対応することができず、特殊梱包また
は専用ケースを用いる必要があったが、そのためには、
資材業者の方で新規対応設備をする必要があり、安易に
採用し難い面があった。
【0006】また、ロボット・自動機等を導入する場
合、これらの設備は、容器供給用マガジンに近接配備さ
れることが多く、そうすると、オペレータの通路確保を
含む作業性・安全面に問題があった。
【0007】さらに、一層の衛生面の強化を図るため
に、充填室内には梱包資材は持込まず、容器スタックの
みを持込む必要性も求められているが、これに対応する
には、従来の機器では困難であった。また、衛生上、容
器スタックにはできるだけ人手に触れないことが好まし
いことは言うまでもない。
【0008】この発明は、上記問題点を解決し、従来か
らのダンボール箱等に梱包された容器スタックを、人手
によることなく、自動的および能率的に容器供給用マガ
ジンに供給することができ、高速化、省力化に対応する
ことができる容器供給装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による容器供給
装置は、複数の並列状容器搬送経路と、各容器搬送経路
に備えられた複数の容器供給用マガジンとを有している
包装機械において、運搬箱内に、一束ね状容器スタック
群を形成するように長さ方向を揃えて横臥状に収容され
かつ各々が重ね合わされた複数の丸カップ状容器よりな
る複数の丸棒状容器スタックを、同容器供給用マガジン
に1つずつ同時に供給する容器供給装置であって、運搬
箱から容器スタック群を取出すための供給ステーション
および容器供給用マガジンに容器スタックを積載するた
めの排出ステーションがスタック搬送経路によって連絡
され、スタック搬送経路の途上に、容器スタックの長さ
方向をスタック搬送経路と直交させて山積みにする山積
手段と、山積みされた容器スタック群を、その山を切崩
して容器スタックを一段に揃えた平積みにする平積手段
とが順次配置されているものである。
【0010】この発明による容器供給装置では、運搬箱
内に収容されていた一束ね状容器スタック群が、スタッ
ク搬送経路上を、供給ステーションから排出ステーショ
ンまで搬送されていく間に、まず、山積みの状態にさ
れ、つづいて、平積みの状態にされ、この状態で容器供
給マガジンに積載される。したがって、従来からのダン
ボール箱等に梱包された容器スタックを、人手によるこ
となく、自動的および能率的に容器供給用マガジンに供
給することができる。
【0011】また、供給ステーションと排出ステーショ
ンの間に隔壁が設けられ、隔壁に連絡窓が設けられ、ス
タック搬送経路が連絡窓を通ってのびていると、容器供
給マガジンの近辺に梱包資材等が持ち込まれることが無
く、衛生的である。
【0012】さらに、スタック搬送経路の始端に、運搬
箱をこれに容器スタック群を収容したままで上下反転さ
せる反転手段が備えられていると、反転手段によって運
搬箱を反転させれば、供給ステーションに一束ね状容器
スタック群を簡単かつ容易に載置することができる。
【0013】さらに、山積手段が、供給ステーションに
配置された供給コンベヤによって構成されており、供給
コンベヤが、スタック搬送経路にそってのびかつ容器ス
タックの長さ方向をスタック搬送経路と直交させて載置
された容器スタックの両端部をそれぞれ案内する一対の
ガイドを有していると、一束ね状容器スタックを供給コ
ンベヤに載置するだけで、山積み状態にすることができ
る。
【0014】また、平積み手段が、両ガイドの間に介在
させられかつスタック搬送経路に対し容器スタック通過
規制間隙を形成するシャッターを有していると、山積み
状態の容器スタックが供給コンベヤで搬送される間に、
同容器スタックをシャッターの下方を通過させるだけ
で、平積み状態にすることができる。
【0015】さらに、シャッターが、その上端部でスタ
ック搬送経路と直交させられた水平軸から揺動自在に吊
下げられていると、容器スタックがシャッターの下方を
通過させられる際に、シャッターに容器スタックが詰ま
る心配が無い。
【0016】さらに、シャッターのスタック搬送経路下
流に容器スタック押え板が配置されており、容器スタッ
ク押え板が、スタック搬送経路に対し一段の容器スタッ
クを通過させうる間隙をおいてスタック搬送経路と相対
しかつチェーンによって吊下げられていると、シャッタ
ーの下方を通過して平積みとなった容器スタックが再び
山積み状態に戻る心配が無い。
【0017】また、供給コンベヤが、平積みされた容器
スタックを最先頭のものより順次1つずつスタック搬送
経路上より落下させるように押出す分離プッシャを有し
ており、供給コンベヤの搬送経路終端にエレベータの昇
降経路始端が接続され、エレベータが、容器スタックを
横臥状態に1つずつ受ける受部材を有しかつ受部材が分
離プッシャで押出される容器スタックを受止めうるよう
に配置されていると、平積み状態の容器スタックを1つ
ずつに分離することができ、分離された容器スタックは
再び合体させられることなく、エレベータ上を搬送され
ていく。
【0018】また、エレベータが、昇降経路上端で受部
材上の容器スタックを昇降経路から落下させるように押
出す移載プッシャを有しており、移載プッシャによって
押出される容器スタックを整列コンベヤがその搬送経路
始端で受け止めうるように配置されていると、整列コン
ベヤで受け止められた容器スタックは整列コンベヤ上を
整列されたままの状態で搬送されていく。
【0019】また、整列コンベヤの搬送経路上に可動ス
トッパが配置されるとともに、可動ストッパによって停
止させられた容器スタックの有無を検出しうるようにセ
ンサが配置されており、センサの容器スタック有検出に
基づいて、可動ストッパの作動が停止され、かつ、整列
コンベヤが1つの容器スタックに対応するピッチだけ間
欠的に駆動されるようになされていると、整列コンベヤ
上において容器スタックが一定ピッチで並べられる。
【0020】さらに、排出ステーションに積載コンベヤ
が配置され、積載コンベヤが、整列コンベヤと容器供給
マガジンを連絡しかつ容器供給マガジンの数に相当する
数の並列状搬送経路を有していると、一定のピッチで整
列された容器スタックを、複数の容器供給マガジンのい
ずれかに供給されないという、いわゆる歯抜け現象を生
じさせることなく、全ての容器供給マガジンに確実に供
給することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照してつぎに説明する。
【0022】以下の説明において、前後とは、図1を基
準として、その左側を前、これと反対側を後といい、左
右とは、後方より見て、その左右の側を左右(図2の左
右)というものとする。
【0023】図15に、運搬箱Uと、これに、ビニール
袋Pに封入されて収容されている多数の容器スタックS
とが示されている。各容器スタックSは、多数の丸形カ
ップ状容器Cを重ね合わせたものである。
【0024】運搬箱Uは、箱本体Mと、これの開口縁部
に連なる4つのフラップLとよりなる。運搬箱U内にお
いて、容器スタックSが横臥状態で、5つの容器スタッ
クSが縦に並んで形成した容器スタック列Rが横方向に
7つの列を形成し、7列の容器スタック列Rが一束ね状
の容器スタック群Gを形成している。
【0025】容器Cは、図16に示すように、紙によっ
て一体成形されたもので、下細りテーパ状胴壁をもつ容
器本体Wと、容器本体Wの開口縁部にそってのびている
円環状フランジFとよりなる。
【0026】1つの容器スタックSを形成している各容
器CのフランジFの先端縁部は、丸棒の外周面に含まれ
る。そのため、容器スタックSは、あたかも、丸棒状の
外観を呈し、また、極めて転がり易い。運搬箱Uから容
器スタック群Gを取り出して平らなところへ置いた場
合、容器スタック群Gは直ちに崩れるようになってい
る。
【0027】図1は、包装機械の後部およびその周辺を
示すものである。包装機械は、機械本体11およびこれに
容器Cを供給する容器供給装置12よりなる。
【0028】機械本体11を収容した充填室13の後方に
は、資材室14が左右方向にのびた垂直隔壁15によって仕
切られることにより形成されている。隔壁15には、機械
本体11の上端とほぼ同じレベルに位置するように連絡窓
16が形成されている。連絡窓16を通して充填室13および
資材室14にまたがるように容器供給装置12が配置されて
いる。
【0029】機械本体11は、前向きにのびた左右6列の
並列状容器搬送経路21を有し、搬送経路21にそって容器
Cを搬送する間に、容器Cに内容物を充填しかつ内容物
充填容器を密封するものである。
【0030】容器搬送経路21後端部上方には容器供給マ
ガジン22が配置されている。容器供給マガジン22は、6
列のコンベヤ経路21の数に等しい6つのマガジンユニッ
ト23を有している。各マガジンユニット23は、容器搬送
方向に間隔をおいて並んでいる2つの固定マガジン24お
よび1つの可動マガジン25よりなる。固定マガジン24の
上端は、連絡窓16とほぼ同レベルである。可動マガジン
25は、2つの固定マガジン24の上方を前後方向水平ガイ
ドレール26にそって移動自在かつ下端部で左右方向水平
ピン27によって起伏自在に支持されている。
【0031】可動マガジン25は、後向き伏臥状態で、容
器供給装置12から容器スタックSを受取り、起立した
後、受取った容器スタックSを、2つの固定マガジン24
に選択的に渡すように作動させられる。
【0032】隔壁15を挟んで資材室14側に供給ステーシ
ョンD1があり、充填室13側に排出ステーションD2があ
る。供給ステーションD1は床面H近くの低レベルである
が、排出ステーションD2は連絡窓16と同じレベルの高レ
ベルである。
【0033】図2を参照すると、容器供給装置12は、供
給ステーションD1に隔壁15にそって右から左へ一列に並
べられた箱置台31、反転装置32および供給コンベヤ33を
備えている。供給コンベヤ33は、長尺上流コンベヤ41お
よび短尺下流コンベヤ42よりなる。上流コンベヤ41およ
び下流コンベヤ42は、一連の左向きにのびた搬送経路を
形成している。下流コンベヤ42の搬送経路全長にわたっ
て切崩装置43が備えられている。また、下流コンベヤ42
の搬送経路左端に分離ストッパ34が備えられている。供
給コンベヤ33の搬送経路左端から上向きにエレベータ35
が配置されている。エレベータ35の高さの中程には整列
補正装置47が配置されている。エレベータ35の上端には
移載プッシャ36が配置されている。エレベータ35の上端
からは、右向きに整列コンベヤ37がのびている。整列コ
ンベヤ37の搬送経路左端には整列ストッパ44が備えられ
ている。整列コンベヤ37搬送経路のほぼ右半分は、連絡
窓16のすぐ後側を横切っている。この搬送経路右半分の
部分には排出プッシャ45が備えられている。さらに、こ
の同右半分の部分前側から、連絡窓16を通り充填室13内
に向かって排出ステーションD2を経由するように積載コ
ンベヤ46がほぼ水平に前向きにのびている。積載コンベ
ヤ46の前端部は、伏臥状態の可動マガジン25の先端部ま
で達している。
【0034】箱置台31の頂面には、1つの運搬箱Uを載
置しうる大きさの水平載置面51が設けられている。載置
面51の右縁近くには垂直ガイド板52が直立状に設けられ
ている。
【0035】反転装置32は、図3〜図5に詳しく示すよ
うに、箱置台31に載せられた運搬箱Uの高さの中間レベ
ルのところを前後方向にのびた水平回転中心を有する方
形枠状反転フレーム61と、反転フレーム61の回転中心を
挟んでその両側に反転フレーム61の一対の横枠部材に固
定されかつ運搬箱Uの高さより若干大きい間隔をおいて
相対している底板62および頂板63と、箱置台31の左側に
隣接するように設けられかつ反転フレーム61を支持して
いる架台64とよりなる。
【0036】反転フレーム61の縦枠部材の長さの中程に
は前後一対の水平回転軸65が設けられ、これが架台64に
支持されている。後回転軸65には回転ハンドル66が取付
けられている。反転フレーム61の一方の横枠部材の前端
部にはL字状前当接片67が設けられ、その他方の横枠部
材の後端部にはL字状後当接片68が設けられている。
【0037】底板62の右縁部を除いた3つの縁部には立
上壁71が設けられている。底板62の左後の角には切欠72
が形成されている。頂板63には、底板62の立上壁71に対
応して、その右縁部を除いた3つの縁部に垂下壁73が設
けられている。
【0038】架台64の前端部高さの中程には右向き前ス
トッパ74が設けられ、その後端部高さの中程には左向き
後ストッパ75が設けられている。
【0039】図3に示すように、前ストッパ74に前当接
片67が当接させられている状態で反転フレーム61は、正
立姿勢で、その時計方向の回転が規制されている。底板
62および頂板63はともに水平で、底板62の底面は上向き
の水平姿勢で、箱置台31の載置面51と面一となってい
る。この状態から、反転フレーム61を反時計方向に18
0°回転させると、反転フレーム61は、逆立姿勢とな
り、今度は、後当接片68が後ストッパ75に当接させられ
る。そうすると、反転フレーム61の反時計方向の回転が
規制される。底板62および頂板63は上下は逆であるが、
ともに水平となる。
【0040】図6〜図8に、供給コンベヤ33の詳細が示
されている。
【0041】上流コンベヤ41および下流コンベヤ42は、
ともに、ベルトコンベヤである。ベルトの上側移動経路
が搬送経路を形成している。搬送経路は、逆立ち時の頂
板63上面と面一である。上流コンベヤ41は、運搬箱Uを
2つ程度載せうる長さを有し、下流コンベヤ42は、運搬
箱Uを1つ程度載せうる長さを有している。
【0042】上流コンベヤ41の搬送経路前縁部にそって
垂直状前上流ガイド板81が、その後縁部にそって垂直状
後上流ガイド板82がそれぞれ配置されている。両ガイド
板81、82の右縁部に渡されるように垂直板状可動ゲート8
4(図2および図6)が配置されている。可動ゲート84
は、搬送経路前縁部において左右方向水平ピン85によっ
て上下揺動自在に支持されている。
【0043】下流コンベヤ42の搬送経路前縁部にそって
垂直状前下流ガイド板86が、その後縁部にそって垂直状
後下流ガイド板87がそれぞれ配置されている。前下流ガ
イド板86は、前上流ガイド板81と面一であり、後下流ガ
イド板87は、後上流ガイド板82と面一である。
【0044】前上流ガイド板81と後上流ガイド板82の間
隔および前下流ガイド板86と後下流ガイド板87の間隔
は、運搬箱Uの長さよりやや大きく設定されているが、
これは、異なる長さをもつ複数種類の運搬箱に対応し
て、調節しうるようになっている。設定される同間隔
は、容器スタックSの長さに容器1つ分の高さを加えた
大きさより若干小さ目である。これにより、容器スタッ
クSから容器Cが分離することを防止できる。
【0045】切崩装置43は、前後の下流ガイド板86、87
の間に、右から左にかけて順次配置されている可動シャ
ッター91、上流押え板92および下流押え板93よりなる。
【0046】可動シャッター91は、前後の下流ガイド8
6、87板間の間隙より若干小さい長さを有する前後に長い
方形板状のもので、前後一対の吊下アーム101によっ
て、前後の下流ガイド板86、87間にほぼ垂直に垂れ下が
るように吊下げられている。両吊下アーム101は、前後
の下流ガイド板86、87間上方を前後方向に横切る水平回
動軸102に固定されている。回動軸102は、前後の下流ガ
イド板86、87の右縁近くの外側に立てられた前後一対の
ポスト103の上端部に渡されている。
【0047】可動シャッター91の下縁部には水平丸棒状
錘104が取付けられている。下流コンベヤ42搬送経路と
可動シャッター91下縁部間には、1つの容器スタックS
は通過させるが、上下に重なった2つの容器スタックS
の通過は規制する間隙が形成されている。
【0048】両吊下アーム101の左方を横切るように両
ポスト103の高さの中程に水平支持バー105が渡し止めら
れている。支持バー105には、両吊下アーム101の左側面
と相対させられるように前後一対のストッパ106が左右
方向の取付位置調節自在に取付けられている。
【0049】吊下アーム101がストッパ106に当接させら
れることにより、吊下アーム101の時計方向の揺動が規
制される。通常では、可動シャッター91が垂直姿勢より
僅かだけ時計方向に揺動しうるようにストッパ106の位
置が調節されている。可動シャッター91の揺動範囲は、
例えば、垂直姿勢の可動シャッター91とストッパ106に
当接させられた可動シャッター91とでは、可動シャッタ
ー91の下縁部の移動距離に換算して、20〜30mm程
度である。
【0050】上流押え板92は、可動シャッター91とほぼ
同じ長さをもつ方形板状のもので、右上がりに傾斜させ
られるように左右両縁部で左右一対ずつのチェーン111、
112で吊下げられている。上流押え板92の右縁部には上
向き屈曲部113が設けられている。上流押え板92の右縁
部の高さは、可動シャッター91の下縁部の高さとほぼ同
じで、その左縁部の高さは、容器スタックSの径のほぼ
1.5倍である。左右のチェーン111、112のうち、右チ
ェーン112の上端は吊下アーム101の長さの中程に掛け止
められ、左チェーン111の上端は、エレベータ35から下
流コンベヤ42上に突き出した水平吊下バー114に掛け止
められている。
【0051】下流押え板93は、上流押え板92と同形状の
もので、水平となるように左右両縁部で左右一対ずつの
チェーン115、116で吊下げられている。下流押え板93の
右縁部にも上向き屈曲部117が設けられている。左右の
チェーン115、116は、吊下バー114から吊下げられてい
る。下流押え板93の高さは、容器スタックSの径とほぼ
等しい。
【0052】分離ストッパ34は、下流コンベヤ42搬送経
路左端に対し容器スタックSの径より僅かだけ大きい間
隔をおいて相対させられた垂直板状固定ストッパ121
と、固定ストッパ121の右側面にそって昇降しうるよう
に配置されかつ前後方向にのびた水平帯板状分離プッシ
ャ122とを備えている。
【0053】固定ストッパ121は、下流コンベヤ42搬送
経路より容器スタックSの径の半分程度上方に突出させ
られている。分離プッシャ122は、上向き流体圧シリン
ダ123のピストンロッドに取付られかつ右上り傾斜状上
向き押動面124を有している。
【0054】流体圧シリンダ123の作動により、分離プ
ッシャ122は、下流コンベヤ42搬送経路のレベルを挟ん
でその上方に突出しかつその下方に引込められるように
作動させられせる。分離プッシャ122が突出させられる
と、押動面124の左縁は固定ストッパ121の上縁部と同レ
ベルとなる。分離プッシャ122が引込められると、下流
コンベヤ42、固定ストッパ121および分離プッシャ122の
三者によって、1つの容器スタックSだけを落込める上
向きのポケット126が形成される。
【0055】エレベータ35は、図2に、その全体を示す
ように、互いに平行にのびた前後一対のエンドレスチェ
ーン151を有している。チェーン151の右側移動経路が上
向きキャリヤ側である。キャリヤ側の下端付近が図7に
詳細に示され、キャリヤ側の上端付近が図10に詳細に
示されている。
【0056】両チェーン151には所定間隔をおいて水平
帯板状受部材154が渡し止められている。受部材154は、
前後方向にのびた帯板状のもので、右上がりに傾斜させ
られている。隣り合う受部材154の間隔は、容器スタッ
クSの径より若干大きくなっている。受部材154移動経
路にそってその左側には滑り板155が張り渡されてい
る。受部材154移動経路の右側にはカバー156が被覆され
ている。
【0057】供給コンベヤ33の運転制御には、つぎの5
つの第1〜第5センサ301〜305が用いられる。第1セン
サ301は、可動シャッター91より上流側におけるその下
縁近くであって、上流コンベヤ41の搬送経路終端上方に
配置されている。第2および第3センサ302、303は、下
流コンベヤ42搬送経路上を移動する容器スタックSを検
出しうるように同搬送経路途上に容器スタックSの径の
ほぼ半分の高さのところに上流および下流に並んで配置
されている。第4センサ304は、昇降ストローク下限の
分離プッシャ122で受止められた容器スタックSを検出
しうるように、第5センサ305は、昇降経路下端の受部
材154で受止められた容器スタックSを検出しうるよう
にそれぞれ配置されている。
【0058】図7〜図9を参照すると、整列補正装置47
は、エレベータ35のカバー156の右方にこれに近接して
支持ブラケット131に水平後向きに装備されている流体
圧シリンダ132と、流体圧シリンダ132のピストンロッド
にこれと直交状に取付けられている垂直圧縮板133とを
備えている。
【0059】圧縮板133の左縁部からは3つの爪134が上
下一列に並んで左方に突出させられている。爪134のピ
ッチは、受部材154のピッチに等しい。一方、カバー156
の対応する部分には3つの水平状スリット135が形成さ
れており、これに、3つの爪134がそれぞれ挿通させら
れている。スリット135を形成した付近において、受部
材移動経路前側には受圧板136が配置されている。
【0060】受部材154に載せられた容器スタックSが
圧縮板133の所で停止させられたときに、流体圧シリン
ダ132を作動させて、圧縮板133を後進限から前進させる
と、容器スタックSが圧縮板133の爪134および受圧板13
6によって挟み付けられる。これにより、容器スタック
Sを形成している容器Cの重なり具合に緩みが生じてい
たとしても、これが解消される。
【0061】図10を参照すると、移載プッシャ36は、
エレベータの昇降経路上端から右下がりに配置されてい
る傾斜シュート161と、両チェーン151のキャリヤ側間左
方に、右斜め上向きに装備されかつ両チェーン151間に
通されたピストンロッドを有する分離用流体圧シリンダ
162と、ピストンロッド先端に取付けられた前後方向に
のびた帯板状押動部材163とよりなる。
【0062】図10に加えて、図11を参照すると、整
列コンベヤ37は、上側移動経路左端を傾斜シュート161
の下方に進入させるように配設された前後一対のエンド
レスチェーン181と、両チェーン181に所定間隔で渡し止
められた多数のホルダ184とを備えている。
【0063】各ホルダ184は、前後方向にのびた左右一
対の水平丸棒182によって構成されている。対をなす丸
棒182に容器スタックSがまたがってのせられ保持され
るようになっている。
【0064】搬送経路の右半分の部分で6つのホルダ18
4が停止させられる。この6つのホルダ停止位置が積載
ステーションYであり、これ以外が非積載ステーション
Nである。
【0065】整列ストッパ44は、図10に示すように、
容器スタックSを1つだけ収容しうる間隙をおいて傾斜
シュート161と相対させられている前後方向にのびた帯
板状昇降ストッパ部材191と、ストッパ部材191がピスト
ンロッドに取付けられている垂直下向き流体圧シリンダ
192とを備えている。
【0066】ストッパ191の近くには、これに容器スタ
ックSが当接させられたことを検知するセンサ202が配
置されている。
【0067】センサ202の出力信号に基づいて、流体シ
リンダ192が作動させられる。流体シリンダ192のピスト
ンロッドを突出させてストッパ部材191を下降させる
と、ストッパ部材191がストッパとしての機能を果た
し、そのピストンロッドを退入させてストッパ部材191
を上昇させると、ストッパ部材191の下方に容器スタッ
クSを通過させうる間隙が生じるようになっている。
【0068】排出プッシャ45は、図11および図12に
示すように、整列コンベヤ37の搬送経路右端近くの上方
を前後方向に横切るように支持部材211に渡されたガイ
ド付ロッドレスシリンダ213と、ロッドレスシリンダ213
のスライダ214に垂直下向きに装備されている昇降用流
体圧シリンダ215と、昇降用流体圧シリンダ215のピスト
ンロッドに取付けられている左右方向にのびたL字状押
動片216とよりなる。
【0069】図12〜図14に、積載コンベヤ46が詳細
に示されている。
【0070】積載コンベヤ46は、6つの積載ステーショ
ンYで停止させられたホルダ184から水平よりやや前下
りにのびた6つの左右並列状スライドレール221と、両
側端のスライドレール221下方を前後方向にのびるよう
に互いに平行に配置されている左右一対のエンドレスチ
ェーン222と、チェーン222に容器スタック1つ分の長さ
よりやや大きい間隔をおいて渡し止められている複数の
プッシュバー223とを備えている。
【0071】隣り合うスライドレール221のピッチは、
容器供給マガジン22のピッチと等しい。したがって、逆
に、積載ステーションYのピッチも容器供給マガジン22
のピッチと等しい。
【0072】各スライドレール221は、互いの間にスリ
ット231を形成するように左右方向に間隔をおいて逆向
きに組合わされた一対のL字棒232よりなる。各プッシ
ュバー223には6つのドッグ233がスライドレール221の
間隔と等しい間隔で設けられている。チェーン上側移動
経路を移動する際に、各ドッグ233が、対応するスライ
ドレール221のスリット231を通してその上方に突出させ
られるようになっている。
【0073】各スライドレール221の前端には先端規制
ストッパ241が配置されている。先端規制ストッパ241
は、垂直下向き流体圧シリンダ242のピストンロッドに
取付けられている。
【0074】つぎに、容器スタック供給動作を説明す
る。
【0075】オペレータOによって、容器スタック入り
運搬箱Uが箱置台31の載置面51上に置かれる。このとき
に、容器スタックSの容器開口を前に向けるようにす
る。運搬箱UのフラップLを開いて、フラップLが運搬
箱U外面にそう位置までフラップLを外向きに折り曲げ
る。容器スタックSを包んでいたビニール袋Pの口を開
き、ビニール袋Pの上部を運搬箱Uから引き出し、これ
をフラップLの上から被せ、折り曲げられたフラップL
が戻らないようにフラップLを固定する。
【0076】反転装置32の反転フレーム61が正立姿勢で
あることを確認すると、箱置台31上の運搬箱Uを反転フ
レーム61の底板62上に押し込む。ハンドル66により反転
フレーム61を180°回転させて反転フレーム61を逆立
姿勢にする。運搬箱Uは容器スタックSを入れたまま上
下逆様になる。上下逆様の運搬箱Uおよび容器スタック
Sは頂板63で受けられる。
【0077】上流コンベヤ41の搬送経路上に、1つの運
搬箱Uを載せるだけの空きスペースが生じると、可動ゲ
ート84を上げて開く。反転フレーム61から運搬箱Uを、
容器スタックSともども上流コンベヤ41上に押し出す。
このときに、反転フレーム61の底板62は上を向いてい
て、切欠72を通じて運搬箱Uを押すようにすれば作業が
し易い。上流コンベヤ41に運搬箱Uが移されると、可動
ゲート84を閉じる。
【0078】上流コンベヤ41上に運搬箱Uを押し出す
と、運搬箱Uをビニール袋Pとともに上方に引っ張り上
げ、上流コンベヤ41上から除去する。そうすると、運搬
箱Uで包まれていた一束ね状容器スタック群Gが上流コ
ンベヤ41上に現れるが、容器スタック群Gは一束ね状態
を保てず、崩れて山積みの状態になる。
【0079】上流コンベヤ41上において山積み状態の容
器スタックSは漸次左向きに搬送されていき、上流コン
ベヤ41から下流コンベヤ42に移し変えられる。そこに
は、山積み状態の容器スタックSの搬送経路を遮るよう
にシャッター91がある。シャッター91の下を2つの容器
スタックSが上下に重なった状態で潜り抜けることはで
きないため、シャッター91の下を容器スタックSは1つ
ずつ通過していく。シャッター91の下を通過した容器ス
タックSが再び上下に重なり合おうとしても、これを上
流押え板92が防止する。これにより、山積み状態の容器
スタックSは1段の平積み状態に整列される。平積み状
態の容器スタックSは整然と下流押え板93の下を通過し
ていく。
【0080】容器スタックSが下流コンベヤ42の搬送経
路終端まで搬送されると、その左端の容器スタックSか
ら順次、1つずつ分離ストッパ34によって分離され、エ
レベータ35に移替えられる。
【0081】定常時では、下流コンベヤ42上において、
複数の容器スタックSは隣り合うもの同士接触させられ
かつ上流コンベヤ41上の山積み状態の容器スタックSの
山が崩れようとする勢いによって背圧が作用させられた
状態で並んでいる。
【0082】分離プッシャ122を下降させてポケット126
を形成すると、下流コンベヤ42上の左端の容器スタック
Sはその背圧によってポケット126内に落し込まれる。
第4センサ304は、ONとなる。ポケット126を形成して
もこれに容器スタックSが落し込まれないで、第4セン
サ304がOFFであると、下流コンベヤ42が駆動され、
これにより、下流コンベヤ42上から容器スタックSがポ
ケット126に落とし込まれる。通常、この状態で分離プ
ッシャ122は待機させられている。 このときに、エレ
ベータ35の受部材154は上限位置の分離プッシャ122の押
動面124と面一となった状態(図7に鎖線で示す状態)
で停止させられる。第5センサ305は、OFFであり、
これに基づいて、分離プッシャ122が上昇させられる。
そうすると、ポケット126内から容器スタックSは排出
される。排出された容器スタックSは、分離プッシャ12
2上から受部材154に乗り移る。第5センサ305はONと
なり、分離プッシャ122は下降させられる。そうする
と、分離プッシャ122上には、つぎの容器スタックSが
落とし込まれてくる。以上、分離プッシャ122を1スト
ローク昇降させる毎に、下流コンベヤ42からエレベータ
35に容器スタックSが1つずつ受渡される。
【0083】ポケット126内の容器スタックSを排出す
る際、持ち上げられる容器スタックSにつられてその右
隣の容器スタックSが持ち上げられようとしても、これ
を下流押え板93が防止する。
【0084】下流コンベヤ42上における複数の容器スタ
ックSは隣り合うもの同士間に隙間が生じると、これ
を、第2センサ302および/または第3センサ303が検出
する。これに基づいて、上流および下流コンベヤ41、42
が駆動され、その隙間が無くなると、上流および下流コ
ンベヤ41、42が駆動停止される。これにより、下流コン
ベヤ42上においては、複数の容器スタックSの隣り合う
もの同士間に隙間が生じさせられない状態に保持され
る。
【0085】もし仮に、シャッター91のところで、容器
スタックSがブロッキング現象を生じ、容器スタックS
がシャッター91の下方を通過できないと、シャッター91
の上流側には容器スタックSが有るが、その下流側にお
ける複数の容器スタックSの隣り合うもの同士間には隙
間が生じる。この場合、第1センサ301がONであり、
第2センサ302および/または第3センサがOFFとな
る。そうすると、上流コンベヤ41を僅かに逆転させ、再
び正転させる。これは、ブロッキング現象が解消される
まで、繰り返される。
【0086】受部材154に載置された容器スタックSは
エレベータ35の昇降経路の上端近くにまで上昇させられ
る。容器スタックSが移載プッシャ36のところを通過す
る際、受部材154は、1ピッチ毎に駆動される。受部材1
54が1ピッチ駆動される毎に、流体圧シリンダ162のピ
ストンロッドが進退させられる。これにより、押動部材
163は、受部材154に載置された容器スタックSを、受部
材154上から右方に押出すように作動させられる。
【0087】受部材154上から押出される容器スタック
Sは、傾斜シュート161上を落下する。このときに、整
列ストッパ44のストッパ部材191は下限で待機させられ
ている。落下した容器スタックSはストッパ部材191に
当接し、そこで停止させられる。
【0088】容器スタックSがストッパ部材191に当接
させられると、これをセンサ202が検出し、センサ202の
検出信号に基づいて、ストッパ部材191が上昇させら
れ、かつ、整列コンベヤ37が1ピッチ駆動される。
【0089】以上、エレベータ35から容器スタックSが
排出される毎に、ストッパ部材191が1ストローク昇降
させられ、かつ、整列コンベヤ37が1ピッチ駆動される
ことにより、整列コンベヤ37上側移動経路上の全てのホ
ルダ184に容器スタックSが1つずつ保持されることに
なる。整列コンベヤ37の上側移動経路上のホルダ184の
数は多数である。整列コンベヤ37はストッカの機能をも
っている。
【0090】容器スタックSを保持したホルダ184が6
つの積載ステーションYに順次搬入される間、排出プッ
シャ45は、押動片216を昇降ストロークの下限で、前後
ストロークの後退限にした状態で待機させられている。
【0091】6つの積載ステーションYの全てに容器ス
タックSが揃うと、押動片216が前進させられる。そう
すると、6つのホルダ184上からスライドレール221上に
6つの容器スタックSが一斉に押し出される。この後、
押動片216は上昇させられ、後退させられた後、下降さ
せられて、再び、待機させられる。
【0092】スライドレール221上に押し出された容器
スタックSは、これに係合ドッグ233が後側から係合し
て前進させられることにより、スライドレール221上を
前向きに滑動させられる。スライドレール221上には排
出プッシャ45の2回分のストロークで押し出された6つ
ずつの容器スタックSが前後に間隔をおいてストック可
能である。このことは、積載コンベヤ46がストッカの機
能を併せもつことを意味する。
【0093】容器供給マガジン22の可動マガジン25が空
になり、後向きの伏臥状態になると、ドッグ233が駆動
される。そうすると、前後6つずつの容器スタックS
は、同時に前進させられ、前側の6つの容器スタックS
は、スライドレール221上から押し出される。これによ
り、押し出された容器スタックSは可動マガジン25に積
載される。
【0094】上記した実施の形態において、供給ステー
ションと排出ステーションが同レベルにある場合、エレ
ベータは不要である。また、隔壁は場合によっては設け
なくても良い。さらに、積載コンベヤを用いることな
く、整列コンベヤから、容器供給マガジンに容器スタッ
クを直接積載するようにしてもよい。
【0095】以上説明した実施の形態による容器供給装
置によって多くの利点がもたらされるが、これをまとめ
ると、つぎ通りである。
【0096】最も多く流通している普通の段ボール箱を
そのまま継続利用可能で設備導入に際し、特殊梱包・専
用ケース等特別の条件を必要としない。したがって、容
器メーカでの新規専用設備を必要としないため、容器メ
ーカの協力が無くても、充填メーカの側だけで独自に設
備導入を容易に行うことができる。
【0097】人手により開梱するが、フラップは内部ビ
ニール袋を利用してそのまま固定し、段ボール箱を上下
反転させた後、供給コンベヤ上で、内部容器スタック群
の荷姿を維持したまま、梱包資材である段ボール箱およ
びビニール袋のみを容器スタック群から上方に抜き取る
ことにより、容器スタックに人手が触れることが無い。
【0098】段ボール箱の単位で供給コンベヤに容器ス
タックを供給することができるため、高能力である。段
ボール箱から1つずつ容器スタックを取出す場合と比較
して、作業性は大幅に改善される。また、容器スタック
群での単位取扱いのため、小スペースで設備することが
できる。
【0099】段ボール箱の開梱は資材室で行われるた
め、充填室内に段ボール箱等の資材が持ち込まれること
が無く、衛生面で飛躍的向上が図れる。包装機械本体に
専用機・ロボット等を近接設置する場合と比較して、包
装機械本体周辺の作業性・安全性が極めて良好である。
【0100】
【発明の効果】この発明によれば、従来からのダンボー
ル箱等に梱包された容器スタックを、人手によることな
く、自動的および能率的に容器供給用マガジンに供給す
ることができ、高速化、省力化に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による容器供給装置の側面図である。
【図2】同容器供給装置の正面図である。
【図3】同容器供給装置の反転装置の正面図である。
【図4】同反転装置の平面図である。
【図5】図3のV−V線にそう垂直縦断面図である。
【図6】同容器供給装置の供給コンベヤの垂直横断面図
である。
【図7】同供給コンベヤの搬送経路終端付近の正面図で
ある。
【図8】図7のVIII−VIIIにそう垂直横断面図である。
【図9】図7のIX−IX線にそう同容器供給装置のエレベ
ータの昇降経路高さの中程付近における整列補正装置の
水平横断面図である。
【図10】同容器供給装置のエレベータの昇降経路上端
付近および整列コンベヤの左半分の正面図である。
【図11】同容器供給装置の整列コンベヤの右半分の正
面図である。
【図12】図11のXII−XII線にそうの垂直横断面図で
ある。
【図13】図12のXIII−XIII線にそう同容器供給装置
の積載装置の搬送経路始端付近垂直横断面図である。
【図14】同容器供給装置の積載装置の搬送経路終端付
近の側面図である。
【図15】この発明による容器供給装置に用いられる容
器スタックの説明図である。
【図16】同容器スタックを形成する容器の斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 容器搬送経路 22 マガジン 33 供給コンベヤ 34 分離ストッパ 36 移載プッシャ S 容器スタック R 容器スタック列 G 容器スタック群 D1 供給ステーション D2 排出ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井内 哲也 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 (72)発明者 植田 道雄 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 Fターム(参考) 3E030 AA01 BA02 BB04 BB05 GA05 3F044 AA02 CD01 CD13 3F081 AA04 AA18 BD02 CC06 CC08 CE13 CE14 DA02 DA10 EA10 FA01 FB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の並列状容器搬送経路と、各容器搬
    送経路に備えられた複数の容器供給用マガジンとを有し
    ている包装機械において、 運搬箱内に、一束ね状容器スタック群を形成するように
    長さ方向を揃えて横臥状に収容されかつ各々が重ね合わ
    された複数の丸カップ状容器よりなる複数の丸棒状容器
    スタックを、同容器供給用マガジンに1つずつ同時に供
    給する容器供給装置であって、 運搬箱から容器スタック群を取出すための供給ステーシ
    ョンおよび容器供給用マガジンに容器スタックを積載す
    るための排出ステーションがスタック搬送経路によって
    連絡され、 スタック搬送経路の途上に、容器スタックの長さ方向を
    スタック搬送経路と直交させて山積みにする山積手段
    と、山積みされた容器スタック群を、その山を切崩して
    容器スタックを一段に揃えた平積みにする平積手段とが
    順次配置されている、 容器供給装置。
  2. 【請求項2】 供給ステーションと排出ステーションの
    間に隔壁が設けられ、隔壁に連絡窓が設けられ、スタッ
    ク搬送経路が連絡窓を通ってのびている、請求項1に記
    載の容器供給装置。
  3. 【請求項3】 スタック搬送経路の始端に、運搬箱をこ
    れに容器スタック群を収容したままで上下反転させる反
    転手段が備えられている、 請求項1または2に記載の容器供給装置。
  4. 【請求項4】 山積手段が、供給ステーションに配置さ
    れた供給コンベヤによって構成されており、 供給コンベヤが、スタック搬送経路にそってのびかつ容
    器スタックの長さ方向をスタック搬送経路と直交させて
    載置された容器スタックの両端部をそれぞれ案内する一
    対のガイドを有している、 請求項1〜3のいずれか1つに記載の容器供給装置。
  5. 【請求項5】 平積手段が、両ガイドの間に介在させら
    れかつスタック搬送経路に対し容器スタック通過規制間
    隙を形成するシャッターを有している、 請求項4に記載の容器供給装置。
  6. 【請求項6】 シャッターが、その上端部でスタック搬
    送経路と直交させられた水平軸から揺動自在に吊下げら
    れている、 請求項5に記載の容器供給装置。
  7. 【請求項7】 シャッターのスタック搬送経路下流に容
    器スタック押え板が配置されており、容器スタック押え
    板が、スタック搬送経路に対し一段の容器スタックを通
    過させうる間隙をおいてスタック搬送経路と相対しかつ
    チェーンによって吊下げられている、 請求項5または6に記載の容器供給装置。
  8. 【請求項8】 供給コンベヤが、平積みされた容器スタ
    ックを最先頭のものより順次1つずつスタック搬送経路
    上より落下させるように押出す分離プッシャを有してお
    り、 供給コンベヤの搬送経路終端にエレベータの昇降経路始
    端が接続され、エレベータが、容器スタックを横臥状態
    に1つずつ受ける受部材を有しかつ受部材が分離プッシ
    ャで押出される容器スタックを受止めうるように配置さ
    れている、 請求項4〜7のいずれか1つに記載の容器供給装置。
  9. 【請求項9】 エレベータが、昇降経路上端で受部材上
    の容器スタックを昇降経路から落下させるように押出す
    移載プッシャを有しており、 移載プッシャによって押出される容器スタックを整列コ
    ンベヤがその搬送経路始端で受け止めうるように配置さ
    れている、 請求項8に記載の容器供給装置。
  10. 【請求項10】 整列コンベヤの搬送経路上に可動スト
    ッパが配置されるとともに、可動ストッパによって停止
    させられた容器スタックの有無を検出しうるようにセン
    サが配置されており、センサの容器スタック有検出に基
    づいて、可動ストッパの作動が停止され、かつ、整列コ
    ンベヤが1つの容器スタックに対応するピッチだけ間欠
    的に駆動されるようになされている、 請求項9に記載の容器供給装置。
  11. 【請求項11】 排出ステーションに積載コンベヤが配
    置され、積載コンベヤが、整列コンベヤと容器供給マガ
    ジンを連絡しかつ容器供給マガジンの数に相当する数の
    並列状搬送経路を有している、 請求項10に記載の容器供給装置。
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