JP2003181200A - 衣類の折り畳み装置 - Google Patents

衣類の折り畳み装置

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JP2003181200A JP2001381886A JP2001381886A JP2003181200A JP 2003181200 A JP2003181200 A JP 2003181200A JP 2001381886 A JP2001381886 A JP 2001381886A JP 2001381886 A JP2001381886 A JP 2001381886A JP 2003181200 A JP2003181200 A JP 2003181200A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンガー及び衣類の連続的な受け渡しを自動
で行えるようにする。 【構成】 衣類を掛けて搬送されて来たハンガー18を
受け取り、搬送するハンガー受け渡し部20と、ハンガ
ー18によって搬送された状態で衣類を折り畳み機15
へ投入する投入部40と、投入された衣類の袖を折り畳
むために、投入部40ないしは投入部40に投入された
衣類を搬送するコンベア33に沿って配置された袖折り
部50及び衣類からハンガー18を抜き取り衣類をハン
ガーから分離した状態とするハンガー抜き取り部22と
を有する衣類の折り畳み装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ハンガーに掛けた状態で搬送
されて来る衣類に対して必要な折り畳みを行うための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類の洗濯から乾燥、皺取りないしはア
イロン掛け及び折り畳みを経る一連の処理を流れ作業で
行う装置は公知であり、そのような処理作業にハンガー
を用いることも知られている。しかしながら、全ての処
理を自動で行うシステムは必ずしも公知ではない。
【0003】例えば図1に示すような処理ラインを例に
とると、人手を要する作業は、まずラインに沿って移動
するハンガーに衣類を掛ける、ハンガー掛けと称する箇
所である。その後、乾燥、皺取り工程は衣類を掛けたま
まハンガーが問題なく通過し得る。ところが、衣類に対
する処理方法が大きく変わる場合、特に乾燥、皺取りか
ら折り畳み工程に入る箇所では、処理速度の調整のため
に待機が必要であったり、連続した搬送ができない。そ
のため折り畳み機への受け渡し箇所では、それまで自動
搬送されて来たハンガーから一旦衣類を外して折り畳み
機へ投入し直さなければならない。或いは、自動投入が
可能ではあっても著しく不確実なために人員の配置を必
要とし、自動投入とはいえなくなり、能率が向上しない
というような問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであって、その課題は、従来はハン
ガー及び衣類の連続的な受け渡しができなかった点を改
良し、ハンガー及び衣類を自動で連続して受け渡すこと
ができるようにすることである。また本発明の他の課題
は、衣類の洗濯に係る全ての処理を自動で行えるように
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、衣類を掛けて搬送されて来たハンガーを受
け取り、搬送するハンガー受け渡し部と、ハンガーによ
って搬送された状態で衣類を折り畳み機へ投入する投入
部と、投入された衣類の袖を折り畳むために、投入部な
いし投入部に投入された衣類を搬送するコンベアに沿っ
て配置された袖折り部及び衣類からハンガーを抜き取り
衣類をハンガーから分離した状態とするハンガー抜き取
り部とによって、衣類の折り畳み装置を構成するという
手段を講じたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る衣類の折り畳み装置
は、ハンガーに掛けた状態で搬送されて来た衣類に対し
て必要な折り畳みを行うためのものである。これは、図
1に示したような洗濯済み衣類に対する乾燥、皺取り工
程、折り畳み工程、包装工程を含む一連の処理システム
の一環として行われ、本発明に係る装置もそのようなシ
ステムの中で使用されるときに全体の作業効率を向上す
る。
【0007】図1に示した例によれば、衣類は洗濯、脱
水済みの状態で処理システムに運ばれて来る。そして、
ハンガー掛け工程において作業者の手作業によって拡げ
てハンガーに掛けられ、ハンガー移動経路に沿って搬送
される。ハンガー移動経路は連続しており、途中に不連
続な箇所が無いものとする。そのハンガー移動経路に沿
って、記述したような乾燥、皺取り工程、折り畳み工
程、包装工程が順に配置されているものであり、従っ
て、1個、1個のハンガーは移動経路を周回することを
繰り返す。
【0008】衣類を掛けて搬送されて来たハンガーは、
ハンガー受け渡し部において折り畳み機に受け取られ
る。ハンガーに掛かっている衣類は、ハンガーの受け渡
し後も袖折りの間はハンガーに掛かったまま取り扱わ
れ、衣類に対する折り畳みが行われる前にハンガーから
分離する。それ故、衣類を折り畳み機へ投入するための
投入部においては、衣類は未だハンガーに掛かったまま
で良い。
【0009】投入部に投入された衣類の袖を折り畳むた
めに、投入部ないし投入部に投入された衣類を搬送する
コンベアに沿って袖折り部が配置される。投入部は、折
り畳み機へ衣類が投入される箇所でもあり、投入された
衣類は袖折り工程を経て、コンベアによって搬送され、
さらに衣類が掛けられているハンガーと共に同方向へほ
ぼ同速度で移動する。
【0010】袖折り部ではハンガーに掛けられた状態で
投入された衣類の袖折りを行う。袖折りのために、衣類
は胴部が投入部側に弱く固定されていることと、袖が胴
部から完全に分離していることが望ましい。胴部の固定
はエアによる吸着、クランプ等の手段による。袖折り部
では、胴部から分離している袖に対して、初め下方のノ
ズルから次いで上方のノズルからエアを噴射することに
よって、袖を理想的な形態に整えるとともに理想的な位
置に配置し、その後袖折りのためのあおり板で袖をあお
るようにして折り畳む作業が行われる。なお、袖の分離
のためには、衣類胴部下部に対してハンガーを前傾又は
後傾させ、袖が肩からぶら下がるようにすることが効果
的である。
【0011】袖折り後、衣類からハンガーを抜き取り、
衣類をハンガーから分離した状態とするハンガー抜き取
り部が設けられる。ハンガーは、ハンガー受け渡し部に
おいて受け取られ、次工程に搬送されるものである。こ
の搬送の間に衣類に対する袖折りを行い、その終了後に
ハンガー抜き取りを行うことは望ましい作業の流れであ
る。
【0012】袖折り後の衣類は、さらに縦折り及び横折
り等を受けることとなるが、これらの折り畳みは公知の
方法によって実行することができる。また衣類から抜き
取られたハンガーはハンガー移動経路を周回するものと
なり、初めのハンガー掛け工程へ向かって移動する。こ
のように、1個のハンガーはハンガー移動経路を繰り返
して移動し、途中停止することはあっても終始ハンガー
移動経路を離れることはない。
【0013】
【実施例】以下図示の実施例を参照して本発明をより詳
細に説明する。図1は既述の洗濯済み衣類11に対する
処理システム10の装置的な平面構成を示しており、1
2はハンガー掛け工程、13は乾燥皺取り工程、14は
製品(衣類)ストック部、15は折り畳み機で折り畳み
工程を担当する。また、16は包装工程であり、それら
全工程を廻ってハンガー移動経路が設定されている。1
7は搬送レールを示しており、その配置はハンガー移動
経路と一致している。
【0014】上記処理システム10において、洗濯、脱
水済みの衣類11はハンガー掛け工程12においてハン
ガー18に掛けられる。その後衣類11はハンガー18
に掛けた状態で搬送レール17を移動し、乾燥、皺取り
工程13にて乾燥と皺取りが行われ、ストック部14に
ストックされる。これは折り畳み機15において複数の
作業工程を経るため通過に時間がかかり、時間調整の必
要があるからである。なおそのためにハンガー18移動
経路は折り畳み機15と包装工程16の箇所のみ複雑化
されている。
【0015】折り畳み機15は図2に示す構成を有して
おり、ストック部14の側に位置するハンガー受け渡し
部20、ハンガー搬送部21、及びハンガー抜き取り部
22を有するハンガー18の取り扱い系統を上部に具備
する。受け渡し部20は図3に詳細に示されており、ス
トック部14から延びている搬送レール17の一部であ
る、接続レールのスロープ状の端部24と突き合わされ
た、受け渡し部材25を有する。受け渡し部材25は、
少なくとも搬送面が上記端部24と同一線上に位置する
受け位置から、搬送面が搬送レール17と同一線上に位
置する渡し位置までの間で、上昇下降可能に設けられて
いる。受け渡し部材25はその上昇下降のための受け渡
し用駆動部26によって駆動される。上昇位置である受
け渡し位置の左右には移動子27がハンガー搬送のため
に設けられており、係合部28によってハンガー18を
引っ掛けて移動可能とする。29は移動子27の移動用
レール部を示す。
【0016】受け渡し部20には、ハンガー安定化部が
設けられており、接続レールのスロープ状の端部24を
揺れながら移動して来るハンガー18に接触して一定の
向きに合わせるように構成されている(図4)。例示の
ハンガー安定化部は、ハンガー左右方向の面に接触して
一定の向きに規定する規定部31を有し、規定部31は
ハンガー18の向きを搬送レールと直交する向きに合わ
せ、その後ハンガーを搬送可能とする位置に駆動部32
によって退避するように構成する(図5)。規定部31
はスポンジのような柔軟材31kによって覆われること
が望ましい。
【0017】このような受け渡し部20の下方には、ハ
ンガー18によって搬送途中にある衣類11を折り畳み
機15へ投入する投入部40が設けられている。投入部
40の先端41は、ハンガー18が受け渡し部20に到
達している状態において、そのハンガー18に掛けられ
た衣類を送られて来た方向へ押し戻す方向及び位置に突
出していることが望ましく、このことと前記ハンガー安
定化部30との相乗作用によって、衣類は一定の向きに
合わせられる(図6、図7参照)。
【0018】投入部40は投入される衣類11の受け入
れ易さを考慮して投入端側で低く、搬送側が高く傾斜し
ており、かつまたその傾斜角度を傾斜駆動部42の作動
によって変化可能な構成を有する。また投入部40は先
端41において衣類11の両袖11L、11Rが左右へ
出る程度に先細の平面形状を有し(図6)、板面に、吸
引気流により衣類11を投入部板面に吸着力によって固
定するための複数の吸引口43、44を有する。一方の
吸引口43は衣類下部を吸着可能であり、他方の吸引口
44は袖折り時に衣類胴部を吸着可能である。両吸引口
43、44は通気路45、46によって吸引用ブロワ4
7に接続されており。通気路45、46はダンパー48
によって切り換え可能とされている。49はダンパー切
り換え手段を示す。
【0019】この部分は袖折り部50に当てられてお
り、袖折りのために衣類は投入部板面51から多数の吸
引孔を有する袖折り部板面52へ移動する。袖折り部5
0には衣類11に対してエア(圧縮空気)を噴射するノ
ズル53、54が上下に設けられている。下部ノズル5
3は投入部40にてハンガー18に掛けられている、衣
類11の肩口に対して内方から外方かつ下方から上方へ
向けてエアを噴射する(図8、図9)。上部ノズル54
は袖折り部50に移動してハンガー18に掛けられてい
る、衣類11の肩部に対して内方から外方かつ上方から
下方へ向けてエアを噴射する(図10、図11)。
【0020】袖折り部50には、袖折り作業を司るあお
り板55、56が袖折り部板面52の左右両側に設けら
れている(図12)。両あおり板55、56は袖折り部
板面52の左右両側に配置された回転軸57d、58d
周りに回転可能であり、回転によって衣類11の袖を下
から上へ折るもので、左右別々に駆動される方式を取っ
ている。57e、58eは回転軸端に取り付けたギア、
57f、58fはそれと噛み合うラックであり、往復駆
動部57g、58gであるシリンダ装置によって駆動さ
れる。
【0021】袖折り部50の下流には、衣類11をハン
ガー18から分離した状態とするハンガー抜き取り部2
2が設けられている。ハンガー抜き取り部22は、ハン
ガー18を搬送する搬送レール17及び駆動用の移動子
27の駆動用レール部29の末端に配置されており(図
17)、衣類11を掛けたまま移動して来ることによる
ハンガー18の傾斜角度とほぼ一致した角度に傾斜設置
されているハンガー抜き取り駆動部61を具備してい
て、搬送レール17の末端においてハンガー18を受け
取る前進位置から、少なくともハンガー18が衣類11
より抜け出る後退位置まで移動可能に構成されている。
抜き取り駆動部61は、先端に、ハンガー18のフック
18fを掛け止める掛止部62を有している。衣類搬送
部33の末端に位置するストッパー63は、ハンガー1
8の傾斜を掛止部62との間で規定する。
【0022】分離を容易なものとするためにハンガー1
8は開閉可能な構成を有しており、開いているハンガー
18はロックボタン18gを押す操作で閉じられる。そ
のため、抜き取り部22にはハンガーロック解除部64
が設けてあり、同解除部64の動作により解除片64g
がロックボタン18gを押し、ハンガー18をすぼめな
がら抜き取りが行えるようになっている(図19(a)
参照)。64hは係合凹部で、ロックボタン18gと係
合する。
【0023】ハンガー抜き取り部22には、衣類11を
外したハンガー18を次工程に送り出すためのハンガー
送出部65が並設されている(図20)。ハンガー送出
部65は、ハンガー抜き取り部22の先端に設けられた
掛止部62の後退限界位置側において、掛止部62に掛
け止められているハンガーフック18gを連行する爪6
6を持っている。連行爪66はチェーンスプロケット等
から成る回転系路67に取り付けられ、定位置に後退し
て来た掛止部62にあるハンガーフック18fを回動路
67と平行している送出レール68に沿って連行し、復
原部70へ到らしめる。
【0024】復帰部70は送出レール68の末端近くに
あり、閉じているハンガー18の開閉部18hの間に位
置する復原部材71により片方の開閉部18hを押し広
げて、ハンガー18を原形に戻す作業部である。復原部
材71は復原駆動部72のシリンダ装置によって往復動
する。開き状態に復原されたハンガー18は送出レール
68の末端73を越えるまでは連行爪66によって運ば
れ、末端73を越えた後は下り坂のレール74に移行し
て搬送レール74に移行して搬送レール17に重なる。
【0025】次に、折り畳み機15における衣類11に
対する折り畳み作業それとハンガー18の動き等につい
て説明する。衣類11を掛けたハンガー18がストック
部14から1個切り出されると、ハンガー18は規定部
31に当たって揺れが止められ向きが規定されるととも
に、投入部40の先端41が突出していることにより胴
部を前に、両袖11L、11Rを投入部40のテーパ上
部に夫々導いた状態で停止する(図6、図7)。その後
受け渡し部材25が上昇し、ハンガー18のフック部1
8fが係合部28と係合し、移動子27の移動により、
衣類11の胴部が投入部板面51に到達する頃、投入部
40が傾斜駆動部42によって下がり始め(図8
(a)、図9(a))、左右の袖11L、11Rは投入
部40の斜辺に沿う。
【0026】衣類11は胴部が吸引ノズル43によって
吸引された状態では投入部40に比較的弱く吸着されて
おり、かつハンガー18が投入部40の先端41より先
行した位置に置かれるので、袖11L、11Rは衣類1
1の左右において前方へ垂れ胴部から離れるようにな
る。このような状態にある袖11L、11Rを胴の両側
に揃えるために、下部ノズル53において下方から上方
へエアが肩口に向けて噴射される(図8(b)、図9
(b))。その後に衣類11が袖折り部板面上に移動す
ると、その上部に上方から袖折り部板面52に向けられ
たエアが噴射され、前後で外方へ向けて吹き伸ばされた
袖11L、11Rを(図8(b))、今度は完全に袖あ
おり板55、56の外側に垂らす(図11、図13)。
このとき投入部40は最下位置にあるものとする。この
状態からあおり板55、56が約4分の3回転し、垂れ
下がっている袖11L、11Rを胴部上面に回し、袖折
り作業がなされる。この作業の間、袖折り部板面52に
ある吸引口44により衣類胴部を吸着しているので、衣
類11は動かされず、袖だけを綺麗に折り畳むことがで
きる(図14)。
【0027】袖折り完了後、吸引口44に通じるダンパ
ー48が閉じ、投入部40が上昇し(図16)、移動子
27は搬送移動用レール部29の末端のハンガー抜き取
り部22まで搬送される。搬送の間、移動子の移動速度
と衣類搬送部33の搬送速度とは同速とされる。ハンガ
ー抜き取り部22に到達するに際して、移動子27は搬
送レール端外迄フック18fを移動させるため、ハンガ
ー18は抜き取り駆動部先端の掛け止め部62に掛け止
められる位置に来る(図17)。ハンガー18に対して
解除片64gが作用し、開閉部18hをすぼめるのに伴
って抜き取り駆動部61が作動し、このためにハンガー
18は衣類11を引っ張り上げることなく襟口からスム
ーズに抜け出る(図19)。
【0028】ハンガー18を抜き取るための掛止部62
は抜き取り駆動部61の後退限界付近に到ると、解除部
64が引込んでハンガー18は垂直になり、掛止部62
の凹部69に移行して(図22、図23)、連行爪66
を待ち、それが回動して来ると連行されながら送出レー
ル68を上昇して復原部70に到達すると停止する。復
原部70では復原部材71の作用力を受けて開閉部18
hが押し広げられ、左右に展開してハンガー18は衣類
11を掛ける通常の状態に復原される。
【0029】衣類11の折り畳みに関する全工程を例示
すると、図24の通りである。まず袖折りが行われるの
は既に説明した。その後、ハンガー18の抜き取りが終
了したところから、衣類11は横二つ折り工程75に送
られ、丈がほぼ2分の1とされる。しかし図24のもの
は丈が短いため横二つ折りはされないで縦三つ折り工程
76に直かに送られ、幅が3分の1に折り畳まれ(図2
4(d)、(c))、さらに最終折り工程77にて横二
つ折りされ、完成品となって機外へ排出される(図24
(e))。完成品に対する包装以下の工程は従来と同様
で良い。図中、符号78は横二つ折りナイフ、79は同
二つ折り用の正逆コンベア、81は縦三つ折りナイフ、
82は同ナイフ用駆動部、83は最終折りナイフ、84
はスベリ板、85、86はコンベア、87は排出コンベ
アを示す。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されており、か
つ作用するものであるから、ハンガーに掛けた状態で搬
送されて来る衣類に対して折り畳みを行うに当たり、従
来はハンガーから一旦衣類を取り外して行っていた袖折
り作業をハンガーに掛けたまま実行することができ、一
連の処理作業において、ハンガーの動きが不連続となる
箇所がなくなり、ハンガーから衣類を取り外す必要がな
く、そのための人員も不必要となるので、全てが自動で
連続して処理ラインを移動できることとなり、衣類の洗
濯に係る全処理の自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衣類の折り畳み装置を適用可能な
処理ラインの1例を示す全体説明図。
【図2】同じく衣類の折り畳み機の全体を示す側面説明
図。
【図3】折り畳み機へのハンガー進入部分の側面図。
【図4】(a)衣類を掛けたハンガーの進入時の例を示
す側面図。 (b)同じくハンガー進入時の揺れを示す側面図。
【図5】(a)ハンガー安定化部の平面図。 (b)同じく側面図。 (c)同じく正面図。
【図6】(a)ハンガーがハンガー安定化部に接触した
状態の平面図。 (b)ハンガーが安定し、規定部が退避した状態の平面
図。
【図7】(a)図6(a)に対応する側面図。 (b)図6(b)に対応する側面図。
【図8】(a)投入部が下がる状態の平面図。 (b)袖部に対し下方から上方へ向けてエアを噴射して
いる平面図。
【図9】(a)図8(a)に対応する側面図。 (b)図8(b)に対応する側面図。
【図10】袖部に対して上方から下方へ向けてエアを噴
射している平面図。
【図11】図10に対応する側面図。
【図12】(a)袖折り部の正面図。 (b)同じく平面図。 (c)同じく側面図。
【図13】(a)袖折り作業の正面図。 (b)袖折り作業の平面図。 (c)袖折り作業の側面図。
【図14】袖折り完了を示す平面図。
【図15】(a)搬送レールを移動するハンガーの正面
図。 (b)同上の側面図。
【図16】エア吸引の切り換えを示す側面説明図。
【図17】ハンガー抜き取り部の側面図とハンガーの縮
小正面図。
【図18】ハンガー抜き取り作業を示す側面図。
【図19】(a)ハンガー抜き取りの説明図。 (b)同じく側面図。
【図20】ハンガー送出部の側面説明図。
【図21】ハンガー復原部の正面図。
【図22】抜き取り部の側面図。
【図23】ハンガー送出部の側面説明図。
【図24】本発明による衣類の折り畳み手順を示す説明
図。
【符号の説明】
15 折り畳み機 17 搬送レール 18 ハンガー 18f ハンガーのフック 18g ロックボタン 20 受け渡し部 21 ハンガー搬送部 22 ハンガー抜き取り部 27 移動子 29 移動用レール部 33 衣類搬送部 40 投入部 43、44 吸引口 45、46 通気路 50 袖折り部 53、54 ノズル 61 抜き取り駆動部 64 ハンガーロック解除部 65 ハンガー送出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーに掛けた状態で搬送されて来る
    衣類に対して必要な折り畳みを行うための装置であっ
    て、衣類を掛けて搬送されて来たハンガーを受け取り、
    搬送するハンガー受け渡し部と、ハンガーに掛けられた
    状態で衣類を折り畳み機へ投入する投入部と、投入され
    た衣類の袖を折り畳むために、投入部以降に配置された
    袖折り部及び衣類からハンガーを抜き取り衣類をハンガ
    ーから分離した状態とするハンガー抜き取り部とを有す
    る衣類の折り畳み装置。
  2. 【請求項2】 受け渡し部には、ハンガー安定化部が設
    けられており、接続レールのスロープ状の端部を揺れな
    がら移動して来るハンガーに接触して一定の向きに合わ
    せるように構成されている請求項1記載の衣類の折り畳
    み装置。
  3. 【請求項3】 袖折り部には衣類に対してエアを噴射す
    るノズルが上下に設けられており、下部ノズルは、ハン
    ガーに掛けられ胴部が投入部に弱く固定され袖部が胴部
    から離れた状態にある衣類の肩口に対して下方から上方
    かつ内方から外方へ向けてエアを噴射し、上部ノズルは
    ハンガーに掛けられ袖折り部に移動して胴部が固定され
    ている衣類の肩部に対して上方から下方かつ内方から外
    方へ向けてエアを噴射するように構成されている請求項
    1記載の衣類の折り畳み装置。
  4. 【請求項4】 ハンガー抜き取り部は、ハンガーを搬送
    する搬送レール及び駆動用の移動子の移動用レール部の
    末端に配置されており、衣類を掛けたまま移動して来る
    ことによりハンガーの傾斜角度とほぼ一致した角度に傾
    斜設置されているハンガー抜き取り駆動部を具備してい
    て、搬送レールの末端においてハンガーを受け取る前進
    位置から、少なくともハンガーが衣類より抜け出る後退
    位置まで移動可能に構成されている請求項1記載の衣類
    の折り畳み装置。
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