JPH0733721A - 新規なクロロブチリルアミドおよび農園芸用殺菌剤 - Google Patents
新規なクロロブチリルアミドおよび農園芸用殺菌剤Info
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- JPH0733721A JPH0733721A JP18134693A JP18134693A JPH0733721A JP H0733721 A JPH0733721 A JP H0733721A JP 18134693 A JP18134693 A JP 18134693A JP 18134693 A JP18134693 A JP 18134693A JP H0733721 A JPH0733721 A JP H0733721A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の植物病害の原因である植物病原菌に対
して有効な農園芸用殺菌剤を提供する。 【構成】 式 〔式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す〕で示されるクロロブチリルア
ミドの少なくとも1種を有効成分として含有する農園芸
用殺菌剤。
して有効な農園芸用殺菌剤を提供する。 【構成】 式 〔式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す〕で示されるクロロブチリルア
ミドの少なくとも1種を有効成分として含有する農園芸
用殺菌剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なN−アルキル−N
−置換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドなら
びに該化合物を有効成分とする新規な農園芸用殺菌剤に
関する。
−置換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドなら
びに該化合物を有効成分とする新規な農園芸用殺菌剤に
関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】農作物の
病害の病原細菌に対する殺菌剤として、従来より無機あ
るいは有機銅剤、ストレプトマイシンなどの抗生物質剤
が用いられてきた。しかしながら、これらの従来の薬剤
には、効力が実用上十分ではないことおよび薬害の発生
等の問題点があるため、さらに静菌作用ないし殺菌作用
(両者を一括して“抗菌作用”と記すこともある)が強
く、薬害の発生の少ない薬剤が望まれていた。
病害の病原細菌に対する殺菌剤として、従来より無機あ
るいは有機銅剤、ストレプトマイシンなどの抗生物質剤
が用いられてきた。しかしながら、これらの従来の薬剤
には、効力が実用上十分ではないことおよび薬害の発生
等の問題点があるため、さらに静菌作用ないし殺菌作用
(両者を一括して“抗菌作用”と記すこともある)が強
く、薬害の発生の少ない薬剤が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段、作用】本発明者らは、前
記の従来技術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、新規なN−アルキル−N−置換フェノキシアルキル
−クロロブチリルアミドを発見し、しかも、これらの化
合物が農園芸病害の病原細菌に対して静菌作用ないし殺
菌作用を有することを発見して本発明に到達した。すな
わち、本第一発明は、化3で示されるクロロブチリルア
ミドに関する。
記の従来技術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、新規なN−アルキル−N−置換フェノキシアルキル
−クロロブチリルアミドを発見し、しかも、これらの化
合物が農園芸病害の病原細菌に対して静菌作用ないし殺
菌作用を有することを発見して本発明に到達した。すな
わち、本第一発明は、化3で示されるクロロブチリルア
ミドに関する。
【0004】
【化3】 [式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す]
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す]
【0005】本第一発明におけるN−アルキル−N−置
換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドは、例え
ば、次の化4に示すように製造することができる。
換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドは、例え
ば、次の化4に示すように製造することができる。
【0006】
【化4】
【0007】フェノールAとジブロモアルカンBとから
得られる臭化物Cを臭化水素補足剤の存在下でアミンD
とを反応させて2級アミンEとし、これをクロロブチリ
ルクロリドFと反応せしめて本発明のN−アルキル−N
−置換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドGが
得られる。
得られる臭化物Cを臭化水素補足剤の存在下でアミンD
とを反応させて2級アミンEとし、これをクロロブチリ
ルクロリドFと反応せしめて本発明のN−アルキル−N
−置換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドGが
得られる。
【0008】本発明におけるN−アルキル−N−置換フ
ェノキシアルキル−クロロブチリルアミドの具体例とし
ては次ぎの化合物を挙げることができる。 化合物1:N−2−(2−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物2:N−2−(3−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物3:N−2−(4−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド
ェノキシアルキル−クロロブチリルアミドの具体例とし
ては次ぎの化合物を挙げることができる。 化合物1:N−2−(2−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物2:N−2−(3−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物3:N−2−(4−クロロフェノキシ)エチル−
N−オクチル−4−クロロブチリルアミド
【0009】化合物4:N−2−(4−ブロモフェノキ
シ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物5:N−2−(4−tert−ブチルフェノキ
シ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物6:N−オクチル−N−2−(4−フェニルフェ
ノキシ)エチル−4−クロロブチリルアミド
シ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物5:N−2−(4−tert−ブチルフェノキ
シ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物6:N−オクチル−N−2−(4−フェニルフェ
ノキシ)エチル−4−クロロブチリルアミド
【0010】化合物7:N−オクチル−N−2−(4−
フェノキシフェノキシ)エチル−4−クロロブチリルア
ミド 化合物8:N−2−(2,3−ジクロロフェノキシ)エ
チル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物9:N−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)エ
チル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド
フェノキシフェノキシ)エチル−4−クロロブチリルア
ミド 化合物8:N−2−(2,3−ジクロロフェノキシ)エ
チル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物9:N−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)エ
チル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド
【0011】化合物10:N−2−(3,5−ジクロロ
フェノキシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリ
ルアミド 化合物11:N−2−(2−メチル−4−クロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド 化合物12:N−2−(3−メチル−4−クロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド
フェノキシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリ
ルアミド 化合物11:N−2−(2−メチル−4−クロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド 化合物12:N−2−(3−メチル−4−クロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド
【0012】化合物13:N−2−(2−メチル−4,
5−ジクロロフェノキシ)エチル−N−オクチル−4−
クロロブチリルアミド 化合物14:N−2−(2,4,5−トリクロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド 化合物15:N−4−(2,4−ジクロロフェノキシ)
ブチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物の 1H−NMRデ−タを表1に示した。
5−ジクロロフェノキシ)エチル−N−オクチル−4−
クロロブチリルアミド 化合物14:N−2−(2,4,5−トリクロロフェノ
キシ)エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミ
ド 化合物15:N−4−(2,4−ジクロロフェノキシ)
ブチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド 化合物の 1H−NMRデ−タを表1に示した。
【0013】
【表1】 表1 N−アルキル−N−置換フェノキシアルキル−クロロブチリルアミドの 1H−NMRスペクトルデータ 化合物 1H−NMRスペクトルデ−タ(重クロロホルム、 番号 テトラメチルシラン内部標準) δppm 1 0.88(t-like, 3H), 1.28(m, 12H), 2.16(m, 2H), 2.48(m, 2H), 3.3-3.9(m, 6H), 4.08(m, 2H), 6.7-7.4(m, 4H). 2 0.88(t-like, 3H), 1.28(m, 12H), 2.14(m, 2H), 2.47(m, 2H), 3.2-3.7(m, 6H), 4.05(m, 2H), 6.55-7.2(m, 4H). 3 0.89(t-like, 3H), 1.28(m, 12H), 2.11(m, 2H), 2.49(m, 2H), 3.2-3.75(m, 6H), 4.05(m, 2H), 6.68(d, J=9Hz, 2H), 7.12(d, J=9Hz, 2H). 4 0.88(t-like, 3H), 1.30(m, 12H), 2.13(m, 2H), 2.50(m, 2H), 3.25-3.75(m, 6H), 4.06(m, 2H), 6.69(d, J=9Hz, 2H), 7.29(d, J=9Hz, 2H). 5 0.88(t-like, 3H), 1.27(m, 21H), 2.12(m, 2H), 2.48(m, 2H), 3.25-3.75(m, 6H), 4.05(m, 2H), 6.73(d, J=9Hz, 2H), 7.20(d, J=9Hz, 2H). 6 0.89(t-like, 3H), 1.29(m, 12H), 2.15(m, 2H), 2.50(m, 2H), 3.25-3.75(m, 6H), 4.13(m, 2H), 6.87(d, J=8Hz, 2H), 7.40(m, 7H). 7 0.88(t-like, 3H), 1.30(m, 12H), 2.20(m, 2H), 2.50(t, J=6Hz, 2H), 3.3-3.8(m, 6H), 4.09(m, 2H), 6.85(m, 9H). 8 0.89(t-like, 3H), 1.3(m, 12H), 2.15(m, 2H), 2.50(m, 2H), 3.4-3.9(m, 6H), 4.15(m, 2H), 6.7-7.2(m, 3H). 9 0.90(t-like, 3H), 1.0-1.9(m, 12H), 2.2(m, 2H), 2.51(m, 2H), 3.2-3.9(m, 6H), 4.17(m, 2H), 6.85(d, J=8Hz, 1H), 7.22(dd, J=8, 2Hz, 1H), 7.39(d, J=2Hz, 1H). 10 0.88(t-like, 3H), 1.29(m, 12H), 2.13(m, 2H), 2.47(m, 2H), 3.2-3.8(m, 6H), 4.05(m, 2H), 6.7-6.9(m, 3H). 11 0.89(t-like, J=5Hz, 3H), 1.28(m, 12H), 2.10(m, 2H), 2.16(s, 3H), 2.50(t, J=5H, 2H), 3.3-3.8(m, 6H), 4.06(t, J=5Hz, 2H), 3.3-3.8(m, 6H), 4.06(t, J=5Hz, 2H), 6.65(d, 8Hz, 1H), 7.00(m, 2H). 12 0.87(t-like, 3H), 1.1-1.8(m, 12H), 2.0-2.7(m, 4H), 2.33(s, 3H), 3.2-3.8(m, 6H), 4.03(t-like, 2H), 6.4-6.7(m, 2H), 7.11(d, J=8Hz, 1H). 13 0..88(t-like, 3H), 1.29(m, 12H), 2.13(s, 3H), 2.20(m, 2H), 2.50(t, J=6Hz, 2H), 3.25-3.9(m, 6H), 4.06(m, 2H), 6.81(s, 1H), 7.10(s, 1H). 14 0..89(t-like, 3H), 1.30(m, 12H), 2.10(s, 3H), 2.50(m, 2H), 3.3-3.9(m, 6H), 4.13(m, 2H), 6.91(s, 1H), 7.33(s, 1H). 15 0.88(t-like, 3H), 1.28(m, 12H), 1.80(m, 4H), 2.16(m, 2H), 2.47(m, 2H), 3.36(m, 4H), 3.61(t, J=6Hz, 2H), 4.01(t-like, 2H), 6.77(d, J=8Hz, 1H), 7.14(dd, J=8, 2Hz, 1H), 7.30(d, J=2Hz, 1H).
【0014】また、本第二発明は、化5で示されるN−
アルキル−N−置換フェノキシアルキル−クロロブチリ
ルアミドの少なくとも1種を有効成分として含有する農
園芸用殺菌剤である。
アルキル−N−置換フェノキシアルキル−クロロブチリ
ルアミドの少なくとも1種を有効成分として含有する農
園芸用殺菌剤である。
【0015】
【化5】 [式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す]
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す]
【0016】本発明のN−アルキル−N−置換フェノキ
シアルキル−クロロブチリルアミドは、カンキツ潰瘍病
菌などの Xanthomonas属細菌、トマト潰瘍病菌などの C
lavibacter属細菌、キュウリ斑点細菌病菌などの Pseud
omonas属細菌、およびハクサイ軟腐病菌などの Erwinia
属細菌に対し強い静菌作用ないし殺菌作用を示すばかり
でなく、その他の農作物病害の病原菌に対しても強い抗
菌作用を示す。これらのクロロブチリルアミドは、いず
れも化学的に安定であり、長期の保存にも耐え得る。従
って、本第二発明の農園芸用殺菌剤は実用性の高いもの
である。
シアルキル−クロロブチリルアミドは、カンキツ潰瘍病
菌などの Xanthomonas属細菌、トマト潰瘍病菌などの C
lavibacter属細菌、キュウリ斑点細菌病菌などの Pseud
omonas属細菌、およびハクサイ軟腐病菌などの Erwinia
属細菌に対し強い静菌作用ないし殺菌作用を示すばかり
でなく、その他の農作物病害の病原菌に対しても強い抗
菌作用を示す。これらのクロロブチリルアミドは、いず
れも化学的に安定であり、長期の保存にも耐え得る。従
って、本第二発明の農園芸用殺菌剤は実用性の高いもの
である。
【0017】本第二発明の農園芸用殺菌剤の有効成分で
あるクロロブチチリルアミドは、いずれも広い抗菌スペ
クトラムを有している。従って、本第二発明の農園芸用
殺菌剤は、たとえば、カンキツ潰瘍病、イネ白葉枯病、
モモ穿孔細菌病、キャベツ黒腐病、レタス斑点細菌病、
メロン褐斑細菌病、ダイズ葉焼病、キュウリ斑点細菌
病、ハクサイ軟腐病、イネ籾枯細菌病およびトマト潰瘍
病などの各種病原菌による広範囲の病害の防除に有効で
ある。
あるクロロブチチリルアミドは、いずれも広い抗菌スペ
クトラムを有している。従って、本第二発明の農園芸用
殺菌剤は、たとえば、カンキツ潰瘍病、イネ白葉枯病、
モモ穿孔細菌病、キャベツ黒腐病、レタス斑点細菌病、
メロン褐斑細菌病、ダイズ葉焼病、キュウリ斑点細菌
病、ハクサイ軟腐病、イネ籾枯細菌病およびトマト潰瘍
病などの各種病原菌による広範囲の病害の防除に有効で
ある。
【0018】本第二発明の農園芸用殺菌剤は、本第一発
明の新規な化合物を使用して、それ自体公知の方法によ
り、水和剤、液剤、乳剤、フロアブル(ゾル)剤、粉
剤、ドリフトレス(DL)粉剤および粒剤などの従来使
用されている、農園芸用薬剤、特に殺菌剤として採用し
うる任意の剤型に調製することができる。これらの製剤
に使用される担体としては、農園芸用薬剤に通常使用さ
れているものを使用することができ、特に制限はない。
例えば、固体担体の代表例としては、カオリン、ベント
ナイト、クレー、タルクおよびバーミキュライトなどの
鉱物質粉末、木粉、澱粉および結晶セルロースなどの植
物質粉末、石油樹脂、ポリ塩化ビニル、ケトン樹脂およ
びダンマルガムなどの高分子化合物などがある。
明の新規な化合物を使用して、それ自体公知の方法によ
り、水和剤、液剤、乳剤、フロアブル(ゾル)剤、粉
剤、ドリフトレス(DL)粉剤および粒剤などの従来使
用されている、農園芸用薬剤、特に殺菌剤として採用し
うる任意の剤型に調製することができる。これらの製剤
に使用される担体としては、農園芸用薬剤に通常使用さ
れているものを使用することができ、特に制限はない。
例えば、固体担体の代表例としては、カオリン、ベント
ナイト、クレー、タルクおよびバーミキュライトなどの
鉱物質粉末、木粉、澱粉および結晶セルロースなどの植
物質粉末、石油樹脂、ポリ塩化ビニル、ケトン樹脂およ
びダンマルガムなどの高分子化合物などがある。
【0019】液体担体の代表例としては、水、メチルア
ルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコール、ブタノール、エチレ
ングリコールおよびベンジルアルコールなどのアルコー
ル類、トルエン、ベンゼン、キシレン、エチルベンゼン
およびメチルナフタレンなどの芳香族炭化水素類、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、クロルエチレ
ン、モノクロルベンゼン、トリクロロフルオルメタンお
よびジクロロフルオルメタンなどのハロゲン化炭化水素
類、エチルエーテル、エチレンオキシドおよびジオキサ
ンなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノンおよびメチルイソブチルケトンなどの
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルおよびエチレングリ
コールアセテートなどのエステル類、ジメチルホルムア
ミドおよびジメチルアセトアミドなどの酸アミド類、ジ
メチルスルホキシドなどのスルホキシド類、エチレング
リコールモノメチルエーテルおよびエチレングリコール
モノエチルエーテルなどのアルコールエーテル類、n−
ヘキサンおよびシクロヘキサンなどの脂肪族または脂環
式炭化水素類、石油エーテルおよびソルベントナフサな
どの工業用ガソリンならびにパラフィン類、灯油および
軽油などの石油留分などがある。
ルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコール、ブタノール、エチレ
ングリコールおよびベンジルアルコールなどのアルコー
ル類、トルエン、ベンゼン、キシレン、エチルベンゼン
およびメチルナフタレンなどの芳香族炭化水素類、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、クロルエチレ
ン、モノクロルベンゼン、トリクロロフルオルメタンお
よびジクロロフルオルメタンなどのハロゲン化炭化水素
類、エチルエーテル、エチレンオキシドおよびジオキサ
ンなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノンおよびメチルイソブチルケトンなどの
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルおよびエチレングリ
コールアセテートなどのエステル類、ジメチルホルムア
ミドおよびジメチルアセトアミドなどの酸アミド類、ジ
メチルスルホキシドなどのスルホキシド類、エチレング
リコールモノメチルエーテルおよびエチレングリコール
モノエチルエーテルなどのアルコールエーテル類、n−
ヘキサンおよびシクロヘキサンなどの脂肪族または脂環
式炭化水素類、石油エーテルおよびソルベントナフサな
どの工業用ガソリンならびにパラフィン類、灯油および
軽油などの石油留分などがある。
【0020】また、各種の界面活性剤を使用することも
できる。代表例としてポリオキシエチレンアルキルエー
テルおよびポリオキシエチレンアルキルエステルなどの
非イオン型界面活性剤、アルキルベンゼンスルホネート
およびアルキルサルフェートなどの陰イオン型界面活性
剤、ラウリルアミンおよびステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリドなどの陽イオン型界面活性剤ならびにベ
タイン型カルボン酸および硫酸エステルなどの両性型界
面活性剤などが挙げられる。
できる。代表例としてポリオキシエチレンアルキルエー
テルおよびポリオキシエチレンアルキルエステルなどの
非イオン型界面活性剤、アルキルベンゼンスルホネート
およびアルキルサルフェートなどの陰イオン型界面活性
剤、ラウリルアミンおよびステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリドなどの陽イオン型界面活性剤ならびにベ
タイン型カルボン酸および硫酸エステルなどの両性型界
面活性剤などが挙げられる。
【0021】前記の製剤中の本第一発明の化合物の含有
量には特に制限はないが、実用上、通常は、0.001 〜95
wt% 程度、好ましくは、0.01〜90wt% 程度とされる。例
えば、実用上、通常は、粉剤、DL粉剤および粒剤など
では0.01〜5wt%程度とされ、また、水和剤、液剤および
乳剤などでは1 〜75wt% 程度とされる。このようにして
調製された製剤は、例えば、粉剤、ドリフトレス剤およ
び粒剤などでは、そのまま施用され、水和剤、液剤、乳
剤およびフロアブル剤などでは、水または適当な溶媒に
希釈して施用される。
量には特に制限はないが、実用上、通常は、0.001 〜95
wt% 程度、好ましくは、0.01〜90wt% 程度とされる。例
えば、実用上、通常は、粉剤、DL粉剤および粒剤など
では0.01〜5wt%程度とされ、また、水和剤、液剤および
乳剤などでは1 〜75wt% 程度とされる。このようにして
調製された製剤は、例えば、粉剤、ドリフトレス剤およ
び粒剤などでは、そのまま施用され、水和剤、液剤、乳
剤およびフロアブル剤などでは、水または適当な溶媒に
希釈して施用される。
【0022】また、本第二発明の農園芸用殺菌剤は、他
の農園芸用殺菌剤、除草剤、殺虫剤および植物生長調整
剤ならびに肥料などと併用することができる。本第二発
明の農園芸用殺菌剤は、そのまま、または、希釈して作
物の茎葉に散布し、または、水面、水中、土壌表面もし
くは土壌内部に施用される。本第二発明の農園芸用殺菌
剤の施用量は、対象病害の種類、罹病の程度、対象作物
の種類、施用部位、施用法、施用時期および剤型の種類
などによって異なり、一概に特定し得ないが、本第一発
明の化3で示される化合物として、10アールあたり、粉
剤、ドリフトレス剤および粒剤(いずれも有効成分濃度
3wt%)などでは、2〜6kgとされ、また、水和剤、液
剤、乳剤およびフロアブル剤(いずれも有効成分濃度20
wt% )などでは、0.05〜3kg を100 〜500 lの水に希釈
して使用される。本第一発明の化合物は、抗菌作用が強
く、しかも安定性が大きいので施用適期が広く、また、
作物病害の治療のみならず、予防にも使用することが可
能である。
の農園芸用殺菌剤、除草剤、殺虫剤および植物生長調整
剤ならびに肥料などと併用することができる。本第二発
明の農園芸用殺菌剤は、そのまま、または、希釈して作
物の茎葉に散布し、または、水面、水中、土壌表面もし
くは土壌内部に施用される。本第二発明の農園芸用殺菌
剤の施用量は、対象病害の種類、罹病の程度、対象作物
の種類、施用部位、施用法、施用時期および剤型の種類
などによって異なり、一概に特定し得ないが、本第一発
明の化3で示される化合物として、10アールあたり、粉
剤、ドリフトレス剤および粒剤(いずれも有効成分濃度
3wt%)などでは、2〜6kgとされ、また、水和剤、液
剤、乳剤およびフロアブル剤(いずれも有効成分濃度20
wt% )などでは、0.05〜3kg を100 〜500 lの水に希釈
して使用される。本第一発明の化合物は、抗菌作用が強
く、しかも安定性が大きいので施用適期が広く、また、
作物病害の治療のみならず、予防にも使用することが可
能である。
【0023】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
る。本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0024】実施例1N−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)エチル−N−
オクチル−4−クロロブチリルアミド(化合物8)の合
成 N−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)エチル−N−
オクチルアミン0.510g(1.60mmol)とト
リエチルアミン477μl(3.20mmol)を15
mlのクロロホルムに溶かし、これに氷冷下激しく攪拌
しながら0.464g(3.20mmol)のクロロブ
チリルアミドを滴下した。氷冷下1時間、さらに室温に
て3時間攪拌した後、反応混合物を50mlの水に注
ぎ、分離した水層をクロロホルム(30ml×3)で抽
出した。有機層を併せてから0.1規定塩酸と、次に飽
和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開剤:酢酸エチル/クロロホルム=1/9)で精製
し、0.681g(収率81%)の標題化合物を無色油
状物として得た。
オクチル−4−クロロブチリルアミド(化合物8)の合
成 N−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)エチル−N−
オクチルアミン0.510g(1.60mmol)とト
リエチルアミン477μl(3.20mmol)を15
mlのクロロホルムに溶かし、これに氷冷下激しく攪拌
しながら0.464g(3.20mmol)のクロロブ
チリルアミドを滴下した。氷冷下1時間、さらに室温に
て3時間攪拌した後、反応混合物を50mlの水に注
ぎ、分離した水層をクロロホルム(30ml×3)で抽
出した。有機層を併せてから0.1規定塩酸と、次に飽
和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開剤:酢酸エチル/クロロホルム=1/9)で精製
し、0.681g(収率81%)の標題化合物を無色油
状物として得た。
【0025】実施例2N−2−(4−クロロ−3−メチルフェノキシ)エチル
−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド(化合物1
1)の合成 N−2−(4−クロロ−3−メチルフェノキシ)エチル
−N−オクチルアミン0.893g(3.00mmo
l)とトリエチルアミン894μl(6.00mmo
l)を20mlのクロロホルムに溶かし、これに氷冷下
激しく攪拌しながら0.846g(6.00mmol)
のクロロブチリルアミドを滴下した。氷冷下1時間、さ
らに室温にて3時間攪拌した後、反応混合物を50ml
の水に注ぎ、分離した水層をクロロホルム(30ml×
3)で抽出した。有機層を併せてから0.1規定塩酸
と、次に飽和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで
乾燥、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開剤:クロロホルム)で精製し、0.
1.06g(収率88%)の標題化合物を無色油状物と
して得た。
−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド(化合物1
1)の合成 N−2−(4−クロロ−3−メチルフェノキシ)エチル
−N−オクチルアミン0.893g(3.00mmo
l)とトリエチルアミン894μl(6.00mmo
l)を20mlのクロロホルムに溶かし、これに氷冷下
激しく攪拌しながら0.846g(6.00mmol)
のクロロブチリルアミドを滴下した。氷冷下1時間、さ
らに室温にて3時間攪拌した後、反応混合物を50ml
の水に注ぎ、分離した水層をクロロホルム(30ml×
3)で抽出した。有機層を併せてから0.1規定塩酸
と、次に飽和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで
乾燥、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開剤:クロロホルム)で精製し、0.
1.06g(収率88%)の標題化合物を無色油状物と
して得た。
【0026】実施例3N−2−(4,5−ジクロロ−2−メチルフェノキシ)
エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド(化
合物13)の合成 N−2−(4,.5−ジクロロ−2−メチルフェノキ
シ)エチル−N−オクチルアミン1.66g(5.00
mmol)とトリエチルアミン2.10ml(15.0
mmol)を50mlのクロロホルムに溶かし、これに
氷冷下激しく攪拌しながら2.18g(15.0mmo
l)のクロロブチリルアミドを滴下した。氷冷下1時
間、さらに室温にて3時間攪拌した後、反応混合物を1
00mlの水に注ぎ、分離した水層をクロロホルム(3
0ml×3)で抽出した。有機層を併せてから0.1規
定塩酸と、次に飽和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開剤:ヘキサン/酢酸エチル=4
/1)で精製し、1.60g(収率73%)の標題化合
物を無色油状物として得た。
エチル−N−オクチル−4−クロロブチリルアミド(化
合物13)の合成 N−2−(4,.5−ジクロロ−2−メチルフェノキ
シ)エチル−N−オクチルアミン1.66g(5.00
mmol)とトリエチルアミン2.10ml(15.0
mmol)を50mlのクロロホルムに溶かし、これに
氷冷下激しく攪拌しながら2.18g(15.0mmo
l)のクロロブチリルアミドを滴下した。氷冷下1時
間、さらに室温にて3時間攪拌した後、反応混合物を1
00mlの水に注ぎ、分離した水層をクロロホルム(3
0ml×3)で抽出した。有機層を併せてから0.1規
定塩酸と、次に飽和重曹水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開剤:ヘキサン/酢酸エチル=4
/1)で精製し、1.60g(収率73%)の標題化合
物を無色油状物として得た。
【0027】 製剤例1(水和剤) 配合成分 重量部 化合物7 20 リグニンスルフォン酸 3 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 2 ケイソウ土 75 上記成分を均一に混合して、有効成分20重量%を含む
水和剤を得た。
水和剤を得た。
【0028】製剤例2(粉剤) 配合成分 重量部 化合物11 3 ステアリン酸カルシウム 1 無水ケイ酸粉末 1 クレー 48 タルク 47 上記成分を均一に混合して、有効成分3重量%を含む粉
剤を得た。
剤を得た。
【0029】試験例1 植物病原細菌に対する抗菌試験 N−アルキル−N−置換フェノキシエチル−4−クロロ
ブチリルアミドの塩酸塩について各種植物病原菌に対す
る抗菌力を調べた。すなわち、キャベツ黒腐病菌 Xanth
omonas campestris pv. campestris、カンキツ潰瘍病菌
X. campestrispv. citri、イネ白葉枯病菌 X. campest
ris pv. oryzae 、モモ穿孔細菌病菌 X. campestris p
v. pruni およびトマト潰瘍病菌 Clavibactor michiga
nensissubsp. michiganensis を被検菌として、寒天平
板上における菌の生育阻害作用を調べた。ペプトン加用
ジャガイモ煎汁培地に供試化合物を混入して100pp
mを最高濃度とする2倍希釈系列を作り、ペトリ皿に流
し込んで寒天平板を作成した。寒天平板上に被検菌を接
種し、28℃で2日間培養後、菌の生育の有無を調査し
た。結果を表2に示す。本発明の化合物は、いずれの病
原菌に対しても強い抗菌作用を示した。
ブチリルアミドの塩酸塩について各種植物病原菌に対す
る抗菌力を調べた。すなわち、キャベツ黒腐病菌 Xanth
omonas campestris pv. campestris、カンキツ潰瘍病菌
X. campestrispv. citri、イネ白葉枯病菌 X. campest
ris pv. oryzae 、モモ穿孔細菌病菌 X. campestris p
v. pruni およびトマト潰瘍病菌 Clavibactor michiga
nensissubsp. michiganensis を被検菌として、寒天平
板上における菌の生育阻害作用を調べた。ペプトン加用
ジャガイモ煎汁培地に供試化合物を混入して100pp
mを最高濃度とする2倍希釈系列を作り、ペトリ皿に流
し込んで寒天平板を作成した。寒天平板上に被検菌を接
種し、28℃で2日間培養後、菌の生育の有無を調査し
た。結果を表2に示す。本発明の化合物は、いずれの病
原菌に対しても強い抗菌作用を示した。
【0030】
【表2】 表2 植物病原細菌に対する抗菌試験 最小阻止濃度 (ppm) 化合物番号 Xa Xi Xo Xp Cm 1 6.3 6.3 6.3 12.5 6.3 2 12.5 12.5 6.3 12.5 6.3 4 12.5 3.2 6.3 12.5 6.3 7 6.3 6.3 6.3 6.3 6.3 8 6.3 12.5 6.5 12.5 3.2 9 6.3 12.5 6.5 12.5 3.2 10 25 12.5 6.3 6.3 6.3 11 12.5 12.5 6.3 12.5 6.3 C* 25 25 6.3 25 6.3 *ストレプトマイシン(市販対照薬剤) Xa:キャベツ黒腐病菌 Xi:カンキツ潰瘍病菌 Xo:イネ白葉枯病菌 Xp:モモ穿孔細菌病菌 Cm:トマト潰瘍病菌
【0031】試験例2 カンキツ潰瘍病防除試験 ナツミカン葉から約1cm角の葉片を切り取り、この葉
片を所定濃度に調製した薬液に20分間浸漬した後、薬
液から葉片を取り出し、薬液を風乾後、カンキツ潰瘍病
菌懸濁液(約108 /ml)を針接種した。湿った濾紙
を敷いたペトリ皿に接種葉片を入れ、28℃で10日間
インキュベートした後、発病を調査し、次式にしたがっ
て罹病度を算出した。また、薬害の発生状況は、肉眼観
察によって判定した。結果を表3に示す。
片を所定濃度に調製した薬液に20分間浸漬した後、薬
液から葉片を取り出し、薬液を風乾後、カンキツ潰瘍病
菌懸濁液(約108 /ml)を針接種した。湿った濾紙
を敷いたペトリ皿に接種葉片を入れ、28℃で10日間
インキュベートした後、発病を調査し、次式にしたがっ
て罹病度を算出した。また、薬害の発生状況は、肉眼観
察によって判定した。結果を表3に示す。
【0032】 上式において、 n0 :発病指数0(発病なし)の葉片数 n1 :発病指数1(発病少)の葉片数 n2 :発病指数2(発病中)の葉片数 n3 :発病指数3(発病激)の葉片数 N :調査葉片数
【0033】
【表3】 表3 カンキツ潰瘍病防除試験 化合物番号 濃度(ppm ) 罹病度(%) 薬害** 2 300 26.7 − 9 300 16.7 − 10 300 26.7 − コサイド水和剤* 2000倍希釈 30.3 ± 無処理 66.7 * 市販対照薬剤 ** −:薬害なし ±:軽微だが薬害あり +:薬害あり (以下同様)
【0034】試験例3 イネ白葉枯病防除試験 径6cmのポットで育成した5葉期のイネ(品種コシヒ
カリ)に、所定濃度に調製した供試化合物の水溶液を散
布した。1日後、108 /mlに調製したイネ白葉枯病
菌懸濁液を剪葉接種した。接種3週間後に病斑長を測定
し、次式にしたがって防除価を算出した。
カリ)に、所定濃度に調製した供試化合物の水溶液を散
布した。1日後、108 /mlに調製したイネ白葉枯病
菌懸濁液を剪葉接種した。接種3週間後に病斑長を測定
し、次式にしたがって防除価を算出した。
【0035】 結果を表4に示す。
【0036】
【表4】 表4 イネ白葉枯病防除試験 化合物番号 濃度(ppm ) 防除価(%) 薬害 2 500 86.7 − 5 500 86.7 − 10 500 86.7 − 11 500 67.3 −フェナジン水和剤* 500倍希釈 60.1 − *市販対照薬剤
【0037】試験例4 軟腐病防除試験 径2cm、厚さ1cmのダイコンディスクを作成し、所
定濃度に調製した薬液に1時間浸漬した。このダイコン
ディスクを供試化合物の水溶液から取り出し、これを風
乾後、ディスク中央部に菌液を懸滴し、28℃に24時
間保った後、発病程度を調査し、次式にしたがって防除
価を算出した。
定濃度に調製した薬液に1時間浸漬した。このダイコン
ディスクを供試化合物の水溶液から取り出し、これを風
乾後、ディスク中央部に菌液を懸滴し、28℃に24時
間保った後、発病程度を調査し、次式にしたがって防除
価を算出した。
【0038】 結果を表5に示す。
【0039】
【表5】 表5 軟腐病防除試験 化合物番号 濃度(ppm ) 防除価(%) 薬害 2 400 95 − 6 400 100 − 8 400 90 − 9 400 100 − 15 400 90 −コサイド水和剤* 2000倍希釈 80 ± *市販対照薬剤
【0040】
【発明の効果】本発明のN−アルキル−N−置換フェノ
キシアルキル−クロロブチリルアミドは新規化合物であ
り、製造が容易で、安定性が大きく、しかも各種植物病
原菌に対してすぐれた抗菌作用を示す。従って、本発明
の農園芸用殺菌剤は各種の植物病害の防除に好適に使用
される。
キシアルキル−クロロブチリルアミドは新規化合物であ
り、製造が容易で、安定性が大きく、しかも各種植物病
原菌に対してすぐれた抗菌作用を示す。従って、本発明
の農園芸用殺菌剤は各種の植物病害の防除に好適に使用
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪内 二郎 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 化1で示されるクロロブチリルアミド。 【化1】 [式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す] - 【請求項2】 化2で示されるクロロブチリルアミドの
少なくとも1種を有効成分として含有する農園芸用殺菌
剤。 【化2】 [式中、nは2から4までの整数、X、Y、Zは水素、
ハロゲン、アルコキシ、フェノキシまたは炭素数1から
4までの低級アルキル基を示し、Rは炭素数6から10
までのアルキル基を示す]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18134693A JPH0733721A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 新規なクロロブチリルアミドおよび農園芸用殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18134693A JPH0733721A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 新規なクロロブチリルアミドおよび農園芸用殺菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733721A true JPH0733721A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16099103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18134693A Pending JPH0733721A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 新規なクロロブチリルアミドおよび農園芸用殺菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733721A (ja) |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18134693A patent/JPH0733721A/ja active Pending
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