JPH07336688A - アンカバー領域の検出方法 - Google Patents

アンカバー領域の検出方法

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JPH07336688A
JPH07336688A JP12372294A JP12372294A JPH07336688A JP H07336688 A JPH07336688 A JP H07336688A JP 12372294 A JP12372294 A JP 12372294A JP 12372294 A JP12372294 A JP 12372294A JP H07336688 A JPH07336688 A JP H07336688A
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JP
Japan
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Application number
JP12372294A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hirabayashi
洋志 平林
Yuji Nojiri
裕司 野尻
Hajime Sonehara
源 曽根原
Kazuhisa Iguchi
和久 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は簡単なハードウェアによって、実時
間で、アンカバー領域の検出を行なうことができ、これ
によって動画像の処理を多様化する。 【構成】 前画像生成回路2によって入力画像を1フィ
ールド(または、1フレーム)だけ遅延させて前の画像
を生成し、これを基準画像とするとともに、今回の入力
画像を後ろの画像とするとともに、現われる領域検出回
路3によって前記基準画像を基準として、前記後ろの画
像との動きベクトルを検出し、予測画像を作成したと
き、割り付け不可能な領域を、物体が動くことによって
生じる、現われる領域と判定し、さらに隠れる領域検出
回路4によって前記動きベクトルを検出することができ
ない領域を、前記物体が動くことによって生じる、隠れ
る領域と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画処理において、あ
る物体が動いたことにより生じる、現われる領域と、隠
れる領域とを示すアンカバー領域の検出方法に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は動画処理における
アンカバー領域の検出方法に関するものであり、時間的
に連続した2つの画像から一方の画像を基準として動き
ベクトルを検出するとともに、基準となる画像から他方
の画像(または、2つの画像の時間的に中間に位置する
画像)を予測したとき、動きベクトルが検出できない領
域と、動きベクトルを用いて予測できない領域とが存在
し、これを用いて、物体が動くことにより生じる、現わ
れる領域と、隠れる領域とを区別することができること
を利用し、アンカバー領域を検出するようにしたもので
ある。
【0003】また、基準とする画像を交互に入れ替え
て、上述した処理をそれぞれ行ない、この処理結果から
アンカバー領域を判定することにより、アンカバー領域
の検出精度を向上させるようにしたものである。
【0004】
【従来の技術】動画処理において、ある物体が動いたこ
とにより生じる、現われる領域と、隠れる領域とを示す
アンカバー領域を検出する方法は、今、現在、何ら有効
な技術は存在しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今、現
在の技術を利用することにより、次に述べる方法でアン
カバー領域を検出することが考えられる。
【0006】すなわち、動いている物体の形状と、この
物体の動きの方向と、動き量とを求め、物体の形状と、
動きの情報とから、この物体が動いたことによって生じ
る、現われる領域と、隠れる領域とを算出する方法が考
えられる。
【0007】しかしながら、動いている物体(動物体)
の形状を認識するためには、膨大な計算量を要し、実時
間に近い動画像処理を行なうハードウェアを実現するこ
とは困難に近い。このため、このような方法などで、ア
ンカバー領域の検出を行なっている動画像処理のハード
ウェアは現在、存在しない。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、簡単なハード
ウェアによって、実時間で、アンカバー領域の検出を行
なうことができ、これによって動画像の処理を多様化す
ることができるアンカバー領域の検出方法を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1のアンカバー領域の検出方法で
は、時間的に連続した前の画像、後ろの画像のうち、一
方の画像を基準として他方の画像との動きベクトルを検
出し、この動きベクトルに基づき、基準となった画像か
ら他方の画像を予測する際、動きベクトルを検出できな
い領域と、予測画像を割り付けることができなかった領
域とをアンカバー領域とすることを特徴としている。
【0010】また、請求項2では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て後ろの画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測画像
を作成する際、動きベクトルを検出できない領域を、物
体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、前
の画像から予測画像を求めることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
定することを特徴としている。
【0011】また、請求項3では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、後ろの画像を基準と
して前の画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記後ろの画像から前の画像の予測画像
を作成する際、動きベクトルを検出できない領域を、物
体が動くことによって生じる、現われる領域と判定し、
後ろの画像から予測画像を求めることができなかった領
域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判
定することを特徴としている。
【0012】また、請求項4では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て後ろの画像との動きベクトルを検出する際、動きベク
トルを検出できない領域を、物体が動くことによって生
じる、隠れる領域と判定し、後ろの画像を基準として前
の画像との動きベクトルを検出する際、動きベクトルを
検出できない領域を、物体が動くことによって生じる、
現われる領域と判定することを特徴としている。
【0013】また、請求項5では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て後ろの画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測画像
を作成する際、前の画像から予測画像を求めることがで
きなかった領域を、物体が動くことによって生じる、現
われる領域と判定し、後ろの画像を基準として前の画像
との動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基づ
き、前記後ろの画像から前の画像の予測画像を作成する
際、後ろの画像から予測画像を求めることができなかっ
た領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域
と判定することを特徴としている。
【0014】また、請求項6では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て後ろの画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測画像
を作成する際、動きベクトルを検出できない領域を、物
体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、前
の画像から予測画像を求めることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
定し、後ろの画像を基準として前の画像との動きベクト
ルを検出して、この動きベクトルに基づき、前記後ろの
画像から前の画像の予測画像を作成する際、動きベクト
ルを検出できない領域を、物体が動くことによって生じ
る、現われる領域と判定し、後ろの画像から予測画像を
求めることができなかった領域を、物体が動くことによ
って生じる、隠れる領域と判定し、さらに、これらの各
判定結果に基づき、物体が動くことによって生じる、現
われる領域と、隠れる領域とを総合的に判定することを
特徴としている。
【0015】また、請求項7に記載のアンカバー領域の
検出方法では、時間的に連続した前の画像、後ろの画像
のうち、一方の画像を基準として他方の画像との動きベ
クトルを検出し、この動きベクトルに基づき、基準とな
った画像からこの画像と、他方の画像との間にある内挿
画像を予測する画像予測処理方法において、前の画像、
後ろの画像のうち、一方の画像を基準画像として他方の
画像との動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基
づいて基準となる一方の画像から内挿画像を予測する
際、動きベクトルによって予測画像を割り付けることが
できなかった領域と、動きベクトルを検出することがで
きない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基づいて基
準となる一方の画像から予測画像を割り付けることがで
きた領域とをアンカバー領域とすることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項8では、請求項7に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て後ろの画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記前の画像から内挿画像を作成する
際、動きベクトルによって予測画像を割り付けることが
できなかった領域を、物体が動くことによって生じる、
予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出すること
ができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基づい
て前の画像から予測画像を割り付けることができた領域
を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定
し、前記予測不可能領域のうち、前記隠れる領域以外の
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定することを特徴としている。
【0017】また、請求項9では、請求項7に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、後ろの画像を基準と
して前の画像との動きベクトルを検出し、この動きベク
トルに基づき、前記後ろの画像から内挿画像を作成する
際、動きベクトルによって予測画像を割り付けることが
できなかった領域を、物体が動くことによって生じる、
予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出すること
ができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基づい
て後ろの画像から予測画像を割り付けることができた領
域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と
判定し、前記予測不可能領域のうち、前記現われる領域
以外の領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる
領域と判定することを特徴としている。
【0018】また、請求項10では、請求項7に記載の
アンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準と
して後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記前の画像から内挿画像を作成す
る際、動きベクトルによって予測画像を割り付けること
ができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、前の画像を基準とする予測不可能領域と判定し、動
きベクトルを検出することができない領域のうち、周辺
部の動きベクトルに基づいて前の画像から予測画像を割
り付けることができた領域を、物体が動くことによって
生じる、隠れる領域と判定し、前記予測不可能領域のう
ち、前記隠れる領域以外の領域を、物体が動くことによ
って生じる、現われる領域と判定し、後ろの画像を基準
として前の画像との動きベクトルを検出し、この動きベ
クトルに基づき、前記後ろの画像から内挿画像を作成す
る際、動きベクトルによって予測画像を割り付けること
ができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出する
ことができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基
づいて後ろの画像から予測画像を割り付けることができ
た領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領
域と判定し、前記後ろの画像を基準とする予測不可能領
域のうち、前記現われる領域以外の領域を、物体が動く
ことによって生じる、隠れる領域と判定し、さらに、こ
れらの各判定結果に基づき、物体が動くことによって生
じる、現われる領域と、隠れる領域とを総合的に判定す
ることを特徴としている。
【0019】
【作用】上記の構成において、請求項1に記載のアンカ
バー領域の検出方法では、時間的に連続した前の画像、
後ろの画像のうち、一方の画像を基準として他方の画像
との動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基づ
き、基準となった画像から他方の画像を予測する画像予
測処理方法において、前の画像、後ろの画像のうち、一
方の画像を基準画像として他方の画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルに基づいて基準となる一方
の画像から他方の画像を予測する際、動きベクトルを検
出できない領域と、予測画像を割り付けることができな
かった領域とをアンカバー領域とすることにより、簡単
なハードウェアによって、実時間で、アンカバー領域の
検出を行ない、これによって動画像の処理を多様化す
る。
【0020】また、請求項2では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測
画像を作成する際、動きベクトルを検出できない領域
を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定
し、前の画像から予測画像を求めることができなかった
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定することにより、簡単なハードウェアによって、
実時間で、アンカバー領域の検出を行ない、これによっ
て動画像の処理を多様化する。
【0021】また、請求項3では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、後ろの画像を基準と
して、前の画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記後ろの画像から前の画像の予測
画像を作成する際、動きベクトルを検出できない領域
を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
定し、後ろの画像から予測画像を求めることができなか
った領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領
域と判定することにより、簡単なハードウェアによっ
て、実時間で、アンカバー領域の検出を行ない、これに
よって動画像の処理を多様化する。
【0022】また、請求項4では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出する際、動きベ
クトルを検出できない領域を、物体が動くことによって
生じる、隠れる領域と判定し、後ろの画像を基準とし
て、前の画像との動きベクトルを検出する際、動きベク
トルを検出できない領域を、物体が動くことによって生
じる、現われる領域と判定することにより、簡単なハー
ドウェアによって、実時間で、アンカバー領域の検出を
行ない、これによって動画像の処理を多様化する。
【0023】また、請求項5では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測
画像を作成する際、前の画像から予測画像を求めること
ができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、現われる領域と判定し、後ろの画像を基準として、
前の画像との動きベクトルを検出して、この動きベクト
ルに基づき、前記後ろの画像から前の画像の予測画像を
作成する際、後ろの画像から予測画像を求めることがで
きなかった領域を、物体が動くことによって生じる、隠
れる領域と判定することにより、簡単なハードウェアに
よって、実時間で、アンカバー領域の検出を行ない、こ
れによって動画像の処理を多様化する。
【0024】また、請求項6では、請求項1に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記前の画像から後ろの画像の予測
画像を作成する際、動きベクトルを検出できない領域
を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定
し、前の画像から予測画像を求めることができなかった
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定し、後ろの画像を基準として、前の画像との動き
ベクトルを検出して、この動きベクトルに基づき、前記
後ろの画像から前の画像の予測画像を作成する際、動き
ベクトルを検出できない領域を、物体が動くことによっ
て生じる、現われる領域と判定し、後ろの画像から予測
画像を求めることができなかった領域を、物体が動くこ
とによって生じる、隠れる領域と判定し、さらに、これ
らの各判定結果に基づき、物体が動くことによって生じ
る、現われる領域と、隠れる領域とを総合的に判定する
ことにより、簡単なハードウェアによって、実時間で、
アンカバー領域の検出を行ない、これによって動画像の
処理を多様化する。
【0025】また、請求項7のアンカバー領域の検出方
法では、時間的に連続した前の画像、後ろの画像のう
ち、一方の画像を基準として他方の画像との動きベクト
ルを検出し、この動きベクトルに基づき、基準となった
画像からこの画像と、他方の画像との間にある内挿画像
を予測する画像予測処理方法において、前の画像、後ろ
の画像のうち、一方の画像を基準画像として他方の画像
との動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基づい
て基準となる一方の画像から内挿画像を予測する際、動
きベクトルによって予測画像を割り付けることができな
かった領域と、動きベクトルを検出することができない
領域のうち、周辺部の動きベクトルに基づいて基準とな
る一方の画像から予測画像を割り付けることができた領
域とをアンカバー領域とすることにより、簡単なハード
ウェアによって、実時間で、アンカバー領域の検出を行
ない、これによって動画像の処理を多様化する。
【0026】また、請求項8では、請求項7に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記前の画像から内挿画像を作成す
る際、動きベクトルによって予測画像を割り付けること
ができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出する
ことができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基
づいて前の画像から予測画像を割り付けることができた
領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と
判定し、前記予測不可能領域のうち、前記隠れる領域以
外の領域を、物体が動くことによって生じる、現われる
領域と判定することにより、簡単なハードウェアによっ
て、実時間で、アンカバー領域の検出を行ない、これに
よって動画像の処理を多様化する。
【0027】また、請求項9では、請求項7に記載のア
ンカバー領域の検出方法において、後ろの画像を基準と
して、前の画像との動きベクトルを検出して、この動き
ベクトルに基づき、前記後ろの画像から内挿画像を作成
する際、動きベクトルによって予測画像を割り付けるこ
とができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出する
ことができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに基
づいて後ろの画像から予測画像を割り付けることができ
た領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領
域と判定し、前記予測不可能領域のうち、前記現われる
領域以外の領域を、物体が動くことによって生じる、隠
れる領域と判定することにより、簡単なハードウェアに
よって、実時間で、アンカバー領域の検出を行ない、こ
れによって動画像の処理を多様化する。
【0028】また、請求項10では、請求項7に記載の
アンカバー領域の検出方法において、前の画像を基準と
して、後ろの画像との動きベクトルを検出して、この動
きベクトルに基づき、前記前の画像から内挿画像を作成
する際、動きベクトルによって予測画像を割り付けるこ
とができなかった領域を、物体が動くことによって生じ
る、前の画像を基準とする予測不可能領域と判定し、動
きベクトルを検出することができない領域のうち、周辺
部の動きベクトルに基づいて前の画像から予測画像を割
り付けることができた領域を、物体が動くことによって
生じる、隠れる領域と判定し、前記予測不可能領域のう
ち、前記隠れる領域以外の領域を、物体が動くことによ
って生じる、現われる領域と判定し、後ろの画像を基準
として、前の画像との動きベクトルを検出して、この動
きベクトルに基づき、前記後ろの画像から内挿画像を作
成する際、動きベクトルによって予測画像を割り付ける
ことができなかった領域を、物体が動くことによって生
じる、予測不可能領域と判定し、動きベクトルを検出す
ることができない領域のうち、周辺部の動きベクトルに
基づいて後ろの画像から予測画像を割り付けることがで
きた領域を、物体が動くことによって生じる、現われる
領域と判定し、前記後ろの画像を基準とする予測不可能
領域のうち、前記現われる領域以外の領域を、物体が動
くことによって生じる、隠れる領域と判定し、さらに、
これらの各判定結果に基づき、物体が動くことによって
生じる、現われる領域と、隠れる領域とを総合的に判定
することにより、簡単なハードウェアによって、実時間
で、アンカバー領域の検出を行ない、これによって動画
像の処理を多様化する。
【0029】
【実施例】まず、本発明の具体的な説明に先だって、本
発明によるアンカバー領域の検出方法の検出原理のう
ち、前後の画像のいずれかを基準画像とし、他方の画像
のアンカバー領域を検出するときの原理と、前後の画像
のいずれかを基準画像として内挿画像のアンカバー領域
を検出するときの原理とを順次、説明する。
【0030】《前後の画像のいずれかを基準画像とし、
他方の画像のアンカバー領域を検出するときの原理説
明》まず、前後の画像のいずれかを基準画像とし、他方
の画像のアンカバー領域を検出するときの原理につい
て、前の画像を基準として、後の画像との動きを検出す
る原理の説明と、後の画像を基準として、前の画像との
動きを検出する原理の説明と、各画像に対する動きベク
トルを使用する原理の説明と、各画像に対する予測画像
を使用する原理の説明、各原理を組み合わせた原理の説
明とに分けてて順次、説明する。
【0031】<前の画像を基準として、後の画像との動
きを検出する原理の説明>今、図9(a)、(b)に示
すように、円形の物体が右に動く場合を考えると、図1
0(a)に示す如く前の画像を基準として、動きベクト
ルの検出を行なったとき、円形の物体が動くことにより
生じる、隠れる領域では、正しい動きベクトルを検出す
ることができない。
【0032】このことから、動きベクトルを検出するこ
とができない領域を、アンカバー領域のうち、物体が動
いたことによって生じる、隠れる領域であると判定する
ことができる。
【0033】また、基準となる前の画像の中で、この円
形の物体が存在する領域では、右方向の動きベクトルが
検出することができることから、この動きベクトルに基
づき、図10(b)に示す如く前の画像を用いて、後ろ
の画像を予測してこれを作成すると、物体か動いたこと
により、現われる領域では、動きベクトルにより予測さ
れる画像が割り付けられていない。
【0034】したがって、この画像が割り付けられてい
ない領域を、アンカバー領域のうち、物体が動いたこと
により生じる、現われる領域と判定することができる。
【0035】このように、正しい動きベクトルを検出す
ることができない領域と、画像が割り付けられない領域
とを検出することにより、物体が動くことによって生じ
る、現われる領域と、隠れる領域とを区別することがで
きる。
【0036】<後の画像を基準として、前の画像との動
きを検出する原理の説明>次に、後ろの画像を基準画像
として、上記と同じ処理を行なっても、同様な正しい動
きベクトルを検出することができない領域と、画像が割
り付けられない領域とを検出することにより、物体が動
くことによって生じる、現われる領域と、隠れる領域と
を区別することができる。
【0037】この場合、図11(a)に示す如く後ろの
画像を基準として、動きベクトルの検出を行なったと
き、円形の物体が動くことにより生じる、現われる領域
では、正しい動きベクトルを検出することができない。
【0038】このことから、動きベクトルを検出するこ
とができない領域を、アンカバー領域のうち、物体が動
いたことによって生じる、現われる領域であると判定す
ることができる。
【0039】また、基準となる後ろの画像の中で、この
円形の物体が存在する領域では、左方向の動きベクトル
が検出することができることから、この動きベクトルに
基づき、図11(b)に示す如く後ろの画像を用いて、
前の画像を予測してこれを作成すると、物体か動いたこ
とにより、隠れる領域では、動きベクトルにより予測さ
れる画像が割り付けられていない。
【0040】したがって、この画像が割り付けられてい
ない領域を、アンカバー領域のうち、物体が動いたこと
により生じる、隠れる領域と判定することができる。
【0041】このように、正しい動きベクトルを検出す
ることができない領域と、画像が割り付けられない領域
とを検出することにより、物体が動くことによって生じ
る、隠れる領域と、現われる領域とを区別することがで
きる。
【0042】<各画像に対する動きベクトルを使用する
原理の説明>また、前の画像を基準として、動きベクト
ルの検出を行なった場合には、図10(a)に示す如く
物体が動いたことによって生じる、隠れる領域では、動
きベクトルが正しく検出されず、逆に後ろの画像を基準
として、動きベクトルの検出を行なった場合には、図1
1(a)に示す如く物体が動いたことにより生じる、現
われる領域では、正しい動きベクトルを検出することが
できない。
【0043】このことから、動きベクトルの検出を行な
う際、2つの画像のうち、基準とする画像を入れ替え
て、2通りの検出を行ない、それぞれの検出処理におい
て、動きベクトルが正しく検出できない領域を検出する
ことにより、物体が動いたことにより生じる、現われる
領域と、隠れる領域とを区別して検出することができ
る。
【0044】<各画像に対する予測画像を使用する原理
の説明>さらに、前の画像を基準として、動きベクトル
の検出を行ない、ここで検出された動きベクトルを元
に、図10(b)に示す如く、前の画像を用いて後ろの
画像を予測して作成すると、物体が動いたことにより生
じる、現われる領域では、動きベクトルにより予測され
る画像が割り付けられない。一方、後ろの画像を基準と
して動きベクトルの検出を行ない、ここで検出された動
きベクトルを元に、図11(b)に示す如く後ろの画像
を用いて前の画像を予測して作成すると、物体が動いた
ことにより生じる、隠れる領域では、動きベクトルによ
る予測される画像が割り付けられない。
【0045】このことから、動きベクトルの検出を行な
う際、2つの画像を入れ替えて、2通りの検出を行な
い、それぞれにおいて検出された動きベクトルを用い
て、別々の2つの基準画像から予測画像を作成する際、
予測できない領域を検出することにより、物体が動いた
ことにより生じる、現われる領域と、隠れる領域とを区
別して検出することができる。
【0046】<各原理を組み合わせた原理の説明>ま
た、上述した全てのアンカバー領域検出原理を組み合わ
せて、図10(a)、(b)、図11(a)、(b)に
示すように、動きベクトルを検出する際、2つの画像の
うち、基準とする画像を入れ替えて2通りの検出を行な
い、それぞれの動きベクトルで、別々の2つの基準画像
から予測画像を2通り作成し、正しい動きベクトルを検
出することができない領域および割り付けるべき画像が
存在しない領域を検出することにより、アンカバー領域
の検出精度を向上させることができる。
【0047】《前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときの原理》 <前の画像に対する内挿画像のアンカバー領域の検出原
理の説明>次に、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときの原理に
ついて、説明する。
【0048】今、フレーム周波数変換などのように、前
後の画像を用いて内挿画像を作成する場合のアンカバー
検出について考える。
【0049】この場合には、図12(a)、(b)に示
すように、前の画像、後ろの画像のいずれか一方を基準
として、動きベクトルを検出し、基準となる画像から内
挿画像を作成する場合、いずれの画像を基準にしても、
内挿画像上に2種類の予測できない領域、すなわち元の
画像に割り付けるべき絵柄が無いため、予測できない領
域と、動きベクトルが検出できなかったために予測でき
ない領域とが存在する。
【0050】このため、上述したように、一方の画像に
基づいて他方の画像を予測したときのように、予測でき
ない領域が1種類しか存在しないことを検出原理とする
アンカバー領域の検出方法を使用することができない。
【0051】したがって、この場合には、物体が動いた
ことにより生じる、現われる領域と、隠れる領域とを区
別してアンカバー領域の検出を行なうため、絵柄が無い
ため予測できない領域か、動きベクトルが検出できなか
ったために予測できない領域かを判別する必要がある。
【0052】そこで、本発明では、次に述べる方法によ
って、内挿画像上に存在する予測できない領域が、元の
画像に絵柄が無いため予測できない領域か、動きベクト
ルが検出できなかったために予測できない領域かを判別
するようにしている。
【0053】まず、前の画像と、後ろの画像との関係と
して、図13に示す如く物体が静止して、背景が動いて
いる場合と、図14に示す如く背景が静止して、物体が
動いている場合と、図15に示す如く背景と、物体とが
同一方向に動いている場合と、図16に示す如く背景
と、物体とが逆方向に動いている場合とが存在する。
【0054】そして、これら図13〜図16のいずれの
場合においても、前の画像を基準として、前後の画像か
ら動きベクトルを検出し、前の画像から内挿画像を作成
するとき、内挿画像では、元に割り付けるべき絵柄が無
いために予測できない領域と、動きベクトルが検出でき
なかったために予測できなかった領域とが存在する。
【0055】しかしながら、これら図13〜図16に示
すいずれの場合でも、前の画像を基準画像として、動き
ベクトルの検出および内挿画像の予測を行なった場合、
元に割り付ける絵柄が無いために予測できない領域を、
物体が動くことにより生じる(あるいは背景が動くこと
により生じる)、現われる領域とし、また動きベクトル
が検出できなかったために予測できない領域を、物体が
動くことにより生じる(あるいは背景が動くことにより
生じる)、隠れる領域とすることができる。
【0056】そして、これら2種類の領域を識別して検
出することにより、物体が動くことにより生じる、現わ
れる領域と、隠れる領域とを区別したアンカバー領域の
検出を行なうことができる。
【0057】次に、元に割り付けるべき絵柄が無いため
に予測できない領域と、動きベクトルが検出できなかっ
たために予測できない領域の識別方法について説明す
る。
【0058】まず、2つの予測できない領域のうち、動
きベクトルが検出できなかったために予測できない領域
は、動きベクトルを正しく与えれば、元の絵柄は基準と
なる画像、例えば前の画像に存在するので、予測を行な
うことができる。
【0059】そこで、予測できなかった2つの領域のう
ち、周辺で検出された動きベクトルを用いて予測できる
領域は動きベクトルを検出することができなかった領域
(隠れる領域)と判定し、また周辺で検出された動きベ
クトルを用いても、予測できなかった領域は元に割り付
けるべき絵柄が無いために予測できない領域(現われる
領域)と判定して、これらを区別することができる。
【0060】この結果、内挿画像上でも、物体が動くこ
とにより生じる、現われる領域と、隠れる領域とを区別
したアンカバー領域の検出を行なうことができる。
【0061】<後ろの画像に対する内挿画像のアンカバ
ー領域の検出原理の説明>また、後ろの画像を基準画像
として、上記と同じ処理を行なっても、内挿画像上にお
いて、物体が動くことにより生じる、現われる領域と、
隠れる領域とを区別したアンカバー領域の検出を行なう
ことができる。
【0062】この場合、後ろの画像を基準画像として、
内挿画像上の予測できなかった2つの領域のうち、周辺
で検出された動きベクトルを用いて予測できる領域は動
きベクトルを検出することができなかった領域(現われ
る領域)と判定し、また周辺で検出された動きベクトル
を用いても、予測できなかった領域は元に割り付けるべ
き絵柄が無いために予測できない領域(隠れる領域)と
判定して、これらを区別する。
【0063】<各原理を組み合わせた原理の説明>ま
た、上述した内挿画像に対する2種類のアンカバー領域
検出原理を組み合わせて、現われる領域と、隠れる領域
とを検出する際、前の画像、後ろの画像のうち、基準と
する画像を入れ替えて2通りの検出を行ない、それぞれ
の検出結果を総合的に判定することにより、アンカバー
領域の検出精度を向上させることができる。
【0064】《実施例の説明》次に、上述した原理を基
本としてアンカバー領域の検出を行なう、本発明による
アンカバー領域の検出方法について、図面を参照しなが
ら、具体的に説明する。
【0065】<請求項1、2に対応する第1実施例>図
1は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、前
の画像を基準画像として、後の画像との動きを検出する
ことを基本とするアンカバー領域の検出方法(第1実施
例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブロック
図である。
【0066】この図に示すアンカバー領域検出回路1は
前画像生成回路2と、現われる領域検出回路3と、隠れ
る領域検出回路4とを備えており、前の画像を基準画像
として、後の画像との動きベクトルを検出し、この動き
ベクトルを使用して予測画像を作成したとき、割り付け
ることができなかった領域を、物体が動くことによって
生じる、現われる領域と判定するとともに、また前記動
きベクトルを検出できない領域を、物体が動くことによ
って生じる、隠れる領域と判定し、これらの判定結果を
アンカバー領域情報として出力する。
【0067】前画像生成回路2は処理対象となる今回の
画像を取り込むとともに、これを1フィールド単位(ま
たは、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィール
ド遅延部5と、このフィールド遅延部5から出力される
1フィールド遅延された画像(前の画像)を基準画像と
してセットする基準側セット部6とを備えており、処理
対象となる画像を取り込み、これを1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させるとともに、遅
延済みの画像を、動きベクトル検出および予測画像作成
の際の基準画像として、現われる領域検出回路3と、隠
れる領域検出回路4とに供給する。
【0068】現われる領域検出回路3は前記前画像生成
回路2から出力される1フィールド単位(または、1フ
レーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を基準
として、処理対象となる今回の画像(後ろの画像)の各
画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出する
動きベクトル検出部7と、この動きベクトル検出部7か
ら出力される動きベクトルに基づき、前記前画像生成回
路2から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を処理し
て予測画像を作成する動きベクトルによる画像予測部8
と、この動きベクトルによる画像予測部8によって作成
された予測画像の中にある、画像が割り付けられていな
い領域を検出する割り付け不可領域検出部9とを備えて
いる。
【0069】そして、前記前画像生成回路2から出力さ
れる1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅
延させた前の画像(基準画像)と、処理対象となる今回
の画像(後ろの画像)とを取込み、前記基準画像の各画
素(あるいは、各箇所)を基準として、今回の画像の各
画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出する
とともに、この動きベクトルに基づき、前記基準画像を
処理して予測画像を作成し、この予測画像の中にある、
画像が割り付けられていない領域を検出し、この領域を
アンカバー領域情報のうち、物体が動くことによって生
じる、現われる領域の情報として出力する。
【0070】また、隠れる領域検出回路4は前記前画像
生成回路2から出力される1フィールド単位(または、
1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を
基準として、処理対象となる今回の画像(後ろの画像)
の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出
する際、動きベクトルを検出することができない領域を
検出する動きベクトル検出不可領域検出部10を備えて
おり、前記前画像生成回路2から出力される1フィール
ド単位(または、1フレーム単位)で遅延させた前の画
像(基準画像)と、処理対象となる今回の画像(後ろの
画像)とを取込み、前記基準画像の各画素(あるいは、
各箇所)を基準として、今回の画像の各画素(あるい
は、各箇所)との動きベクトルを検出することができな
い領域を検出し、この領域をアンカバー領域情報のう
ち、物体が動くことによって生じる、隠れる領域の情報
として出力する。
【0071】このようにこの第1実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、現われる領域と判定すると
ともに、また前記動きベクトルを検出できない領域を、
物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、
これらの判定結果をアンカバー領域情報として出力する
ようにしているので、簡単なハードウェアによって、実
時間で、アンカバー領域の検出を行なうことができ、こ
れによって動画像の処理を多様化することができる。
【0072】<請求項1、3に対応する第2実施例>図
2は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、後
ろの画像を基準画像として、前の画像との動きを検出す
ることを基本とするアンカバー領域の検出方法(第2実
施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブロッ
ク図である。
【0073】この図に示すアンカバー領域検出回路12
は前画像生成回路13と、後画像生成回路14と、隠れ
る領域検出回路15と、現われる領域検出回路16とを
備えており、後ろの画像を基準画像として、前の画像と
の動きベクトルを検出し、この動きベクトルを使用して
予測画像を作成したとき、割り付けることができなかっ
た領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域
と判定するとともに、前記動きベクトルを検出できない
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報とし
て出力する。
【0074】前画像生成回路13は処理対象となる今回
の画像を取り込むとともに、これを1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィ
ールド遅延部17を備えており、処理対象となる画像を
取り込み、これを1フィールド単位(または、1フレー
ム単位)で遅延させ、これを前の画像として隠れる領域
検出回路15と、現われる領域検出回路16とに供給す
る。
【0075】また、後画像生成回路14は処理対象とな
る今回の画像を取込み、これを基準画像としてセットす
る基準側セット部とを備えており、処理対象となる今回
の画像を取込み、これを基準画像(後ろの画像)とし
て、隠れる領域検出回路15と、現われる領域検出回路
16とに供給する。
【0076】隠れる領域検出回路15は後画像生成回路
14から出力される後ろの画像(基準画像)を基準とし
て、前画像生成回路13から出力される1フィールド単
位(または、1フレーム単位)で遅延させた前の画像の
各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出部19と、この動きベクトル検出部
19から出力される動きベクトルに基づき、前記後画像
生成回路14から出力される後ろの画像(基準画像)を
処理して予測画像を作成する動きベクトルによる画像予
測部20と、この動きベクトルによる画像予測部20に
よって作成された予測画像の中にある、画像が割り付け
られていない領域を検出する割り付け不可領域検出部2
1とを備えている。
【0077】そして、前記後画像生成回路14から出力
される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路
13から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出するとともに、この動きベクトルに基づき、前記基
準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の中
にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、こ
の領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くことに
よって生じる、隠れる領域の情報として出力する。
【0078】また、現われる領域検出回路16は前記後
画像生成回路14から出力される後ろの画像(基準画
像)を基準として、前記前画像生成回路13から出力さ
れる1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅
延させた前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動
きベクトルを検出する際、動きベクトルを検出すること
ができない領域を検出する動きベクトル検出不可領域検
出部22を備えており、前記後画像生成回路14から出
力される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回
路13から出力される1フィールド単位(または、1フ
レーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基
準画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出することができない領域を検出し、この領域をア
ンカバー領域情報のうち、物体が動くことによって生じ
る、現われる領域の情報として出力する。
【0079】このようにこの第2実施例においては、後
ろの画像を基準画像として、前の画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、隠れる領域と判定するとと
もに、前記動きベクトルを検出できない領域を、物体が
動くことによって生じる、現われる領域と判定し、これ
らの判定結果をアンカバー領域情報として出力するよう
にしているので、上述した第1実施例と同様に、簡単な
ハードウェアによって、実時間で、アンカバー領域の検
出を行なうことができ、これによって動画像の処理を多
様化することができる。
【0080】<請求項1、4に対応する第3実施例>図
3は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、前
の画像、後ろの画像の各画像に対する動きベクトルを検
出することを基本とするアンカバー領域の検出方法(第
3実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブ
ロック図である。
【0081】この図に示すアンカバー領域検出回路25
は前画像生成回路26と、後画像生成回路27と、隠れ
る領域検出回路28と、現われる領域検出回路29とを
備えており、前の画像を基準画像として、後ろの画像と
の動きベクトルを検出し、この際に動きベクトルを検出
できない領域を、物体が動くことによって生じる、隠れ
る領域と判定するとともに、後ろの画像を基準画像と
し、前の画像との動きベクトルを検出し、この際に動き
ベクトルを検出できない領域を、物体が動くことによっ
て生じる、現われる領域と判定し、これらの判定結果を
アンカバー領域情報として出力する。
【0082】前画像生成回路26は処理対象となる今回
の画像を取り込むとともに、これを1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィ
ールド遅延部30と、このフィールド遅延部30から出
力される1フィールド遅延された画像を基準画像として
セットする基準側セット部31とを備えており、処理対
象となる画像を取り込み、これを1フィールド単位(ま
たは、1フレーム単位)で遅延させ、遅延済みの画像を
前の画像として、現われる領域検出回路29に供給する
とともに、遅延済みの画像を動きベクトル検出の際の基
準画像として、隠れる領域検出回路28に供給する。
【0083】また、後画像生成回路27は処理対象とな
る今回の画像を取込み、これを基準画像としてセットす
る基準側セット部32とを備えており、処理対象となる
今回の画像を取込み、これを後ろの画像として、隠れる
領域検出回路28に供給するとともに、この後ろの画像
を基準画像として、現われる領域検出回路29に供給す
る。
【0084】隠れる領域検出回路28は前記前画像生成
回路26から出力される1フィールド単位(または、1
フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を基
準として、前記後画像生成回路27から出力される後ろ
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出する際、動きベクトルを検出することができない
領域を検出する動きベクトル検出不可領域検出部33を
備えており、前記前画像生成回路26から出力される1
フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅延させ
た前回の画像(基準画像)と、前記後画像生成回路27
から出力される後ろの画像とを取込み、前記基準画像の
各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろの画像
の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出
することができない領域を検出し、この領域をアンカバ
ー領域情報のうち、物体が動くことによって生じる、隠
れる領域の情報として出力する。
【0085】また、現われる領域検出回路29は前記後
画像生成回路27から出力される後ろの画像(基準画
像)を基準として、前記前画像生成回路26から出力さ
れる1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅
延させた前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動
きベクトルを検出する際、動きベクトルを検出すること
ができない領域を検出する動きベクトル検出不可領域検
出部34を備えており、前記後画像生成回路27から出
力される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回
路26から出力される1フィールド単位(または、1フ
レーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基
準画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前
記前画像生成回路26から出力される1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させた前の画像との
各画素(あるいは、各箇所)の動きベクトルを検出する
ことができない領域を検出し、この領域をアンカバー領
域情報のうち、物体が動くことによって生じる、現われ
る領域の情報として出力する。
【0086】このようにこの第3実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出して、この動きベクトルを検出できない領域を、
物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定する
とともに、後ろの画像を基準画像として、前の画像との
動きベクトルを検出して、この動きベクトルを検出でき
ない領域を、物体が動くことによって生じる、現われる
領域と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報
として出力するようにしているので、上述した第1、第
2実施例と同様に、簡単なハードウェアによって、実時
間で、アンカバー領域の検出を行なうことができ、これ
によって動画像の処理を多様化することができる。
【0087】<請求項1、5に対応する第4実施例>図
4は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、前
の画像、後ろの画像の各画像に対する予測画像を作成す
ることを基本とするアンカバー領域の検出方法(第4実
施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブロッ
ク図である。
【0088】この図に示すアンカバー領域検出回路36
は前画像生成回路37と、後画像生成回路38と、現わ
れる領域検出回路39と、隠れる領域検出回路40とを
備えており、前の画像を基準画像として、後ろの画像と
の動きベクトルを検出し、この動きベクトルを使用して
予測画像を作成したとき、割り付けることができなかっ
た領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領
域と判定するとともに、後ろの画像を基準画像として、
前の画像との動きベクトルを検出し、この動きベクトル
を使用して予測画像を作成したとき、割り付けることが
できなかった領域を、物体が動くことによって生じる、
隠れる領域と判定し、これらの判定結果をアンカバー領
域情報として出力する。
【0089】前画像生成回路37は処理対象となる画像
を取り込むとともに、これを1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィールド
遅延部41と、このフィールド遅延部41から出力され
る1フィールド遅延された画像を基準画像としてセット
する基準側セット部42とを備えており、処理対象とな
る画像を取り込み、これを1フィールド単位(または、
1フレーム単位)で遅延させ、遅延済みの画像を前の画
像として、隠れる領域検出回路40に供給するととも
に、遅延済みの画像を動きベクトル検出の際の基準画像
として、現われる領域検出回路39に供給する。
【0090】また、後画像生成回路38は処理対象とな
る画像を取込み、これを基準画像としてセットする基準
側セット部43とを備えており、処理対象となる画像を
取込み、これを後ろの画像として、現われる領域検出回
路39に供給するとともに、この後ろの画像を基準画像
として、隠れる領域検出回路40に供給する。
【0091】現われる領域検出回路39は前画像生成回
路37から出力される1フィールド単位(または、1フ
レーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を基準
として、後画像生成回路38から出力される後ろの画像
の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出
する動きベクトル検出部44と、この動きベクトル検出
部44から出力される動きベクトルに基づき、前記前画
像生成回路37から出力される前の画像(基準画像)を
処理して予測画像を作成する動きベクトルによる画像予
測部45と、この動きベクトルによる画像予測部45に
よって作成された予測画像の中にある、画像が割り付け
られていない領域を検出する割り付け不可領域検出部4
6とを備えている。
【0092】そして、前記前画像生成回路37から出力
される1フィールド単位(または、1フレーム単位)で
遅延させた前の画像(基準画像)と、前記後画像生成回
路38から出力される後ろの画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろ
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出するとともに、この動きベクトルに基づき、前記
基準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の
中にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、
この領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くこと
によって生じる、現われる領域の情報として出力する。
【0093】また、隠れる領域検出回路40は前記後画
像生成回路38から出力される後ろの画像(基準画像)
を基準として、前記前画像生成回路37から出力される
1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅延さ
せた前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベ
クトルを検出する動きベクトル検出部47と、この動き
ベクトル検出部47から出力される動きベクトルに基づ
き、前記後画像生成回路38から出力される後ろの画像
(基準画像)を処理して予測画像を作成する動きベクト
ルによる画像予測部48と、この動きベクトルによる画
像予測部48によって作成された予測画像の中にある、
画像が割り付けられていない領域を検出する割り付け不
可領域検出部49とを備えている。
【0094】そして、前記後画像生成回路38から出力
される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路
37から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出するとともに、この動きベクトルに基づき、前記基
準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の中
にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、こ
の領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くことに
よって生じる、隠れる領域の情報として出力する。
【0095】このようにこの第4実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、現われる領域と判定すると
ともに、後ろの画像を基準画像として、前の画像との動
きベクトルを検出し、この動きベクトルを使用して予測
画像を作成したとき、割り付けることができなかった領
域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判
定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報として出
力するようにしているので、上述した第1〜第3実施例
と同様に、簡単なハードウェアによって、実時間で、ア
ンカバー領域の検出を行なうことができ、これによって
動画像の処理を多様化することができる。
【0096】<請求項1、6に対応する第5実施例>図
5は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、前
の画像と、後ろの画像とに関する動きベクトル、予測画
像を利用してアンカバー領域の検出を行なう方法を組み
合わせてアンカバー領域の検出方法(第5実施例)を使
用したアンカバー領域検出回路を示すブロック図であ
る。
【0097】この図に示すアンカバー領域検出回路50
は前画像生成回路51と、後画像生成回路52と、前の
画像を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路5
3と、後ろの画像を基準とする現われる領域・隠れる領
域検出回路54と、アンカバー判定回路55とを備えて
おり、前の画像を基準画像として、後ろの画像との動き
ベクトルを検出し、この動きベクトルを使用して予測画
像を作成したとき、割り付けることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
定するとともに、また前記動きベクトルを検出できない
領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と
判定し、さらに後ろの画像を基準画像として、前の画像
との動きベクトルを検出し、この動きベクトルを使用し
て予測画像を作成したとき、割り付けることができなか
った領域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領
域と判定するとともに、また前記動きベクトルを検出で
きない領域を、物体が動くことによって生じる、現われ
る領域と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情
報として出力する。
【0098】前画像生成回路51は処理対象となる今回
の画像を取り込むとともに、これを1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィ
ールド遅延部56と、このフィールド遅延部56から出
力される1フィールド遅延された画像を基準画像として
セットする基準側セット部57とを備えており、処理対
象となる画像を取り込み、これを1フィールド単位(ま
たは、1フレーム単位)で遅延させ、遅延済みの画像を
前の画像として、後ろの画像を基準とする現われる領域
・隠れる領域検出回路54に供給するとともに、遅延済
みの画像を動きベクトル検出の際の基準画像として、前
の画像を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路
53に供給する。
【0099】また、後画像生成回路52は処理対象とな
る今回の画像を取込み、これを基準画像としてセットす
る基準側セット部58とを備えており、処理対象となる
今回の画像を取込み、これを後ろの画像として、前の画
像を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路53
に供給するとともに、この後ろの画像を基準画像(後ろ
の画像)として、後ろの画像を基準とする現われる領域
・隠れる領域検出回路54に供給する。
【0100】前の画像を基準とする現われる領域・隠れ
る領域検出回路53は現われる領域検出回路59と、隠
れる領域検出回路60とを備えており、前の画像を基準
画像として、後ろの画像との動きベクトルを検出し、こ
の動きベクトルを使用して予測画像を作成したとき、割
り付けることができなかった領域を、物体が動くことに
よって生じる、現われる領域と判定するとともに、また
前記動きベクトルを検出できない領域を、物体が動くこ
とによって生じる、隠れる領域と判定し、この判定結果
をアンカバー判定回路55に供給する。
【0101】現われる領域検出回路59は前記前画像生
成回路51から出力される1フィールド単位(または、
1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を
基準として、前記後画像生成回路52から出力される後
ろの画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出部62と、この動きベク
トル検出部62から出力される動きベクトルに基づき、
前記前画像生成回路51から出力される前の画像(基準
画像)を処理して予測画像を作成する動きベクトルによ
る画像予測部63と、この動きベクトルによる画像予測
部63によって作成された予測画像の中にある、画像が
割り付けられていない領域を検出する割り付け不可領域
検出部64とを備えている。
【0102】そして、前記前画像生成回路51から出力
される1フィールド単位(または、1フレーム単位)で
遅延させた前の画像(基準画像)と、前記後画像生成回
路52から出力される後ろの画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろ
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出するとともに、この動きベクトルに基づき、前記
基準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の
中にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、
この領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くこと
によって生じる、現われる領域の情報として、前記アン
カバー判定回路55に供給する。
【0103】また、隠れる領域検出回路60は前記前画
像生成回路51から出力される1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画
像)を基準として、前記後画像生成回路52から出力さ
れる後ろの画像の各画素(あるいは、各箇所)との動き
ベクトルを検出する際、動きベクトルを検出することが
できない領域を検出する動きベクトル検出不可領域検出
部65を備えており、前記前画像生成回路51から出力
される1フィールド単位(または、1フレーム単位)で
遅延させた前の画像(基準画像)と、前記後画像生成回
路52から出力される後ろの画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろ
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出することができない領域を検出し、この領域をア
ンカバー領域情報のうち、物体が動くことによって生じ
る、隠れる領域の情報として、前記アンカバー判定回路
55に供給する。
【0104】また、後ろの画像を基準とする現われる領
域・隠れる領域検出回路54は隠れる領域検出回路66
と、現われる領域検出回路67とを備えており、後ろの
画像を基準画像として、前の画像との動きベクトルを検
出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成した
とき、割り付けることができなかった領域を、物体が動
くことによって生じる、隠れる領域と判定するととも
に、また前記動きベクトルを検出できない領域を、物体
が動くことによって生じる、現われる領域と判定し、こ
の判定結果をアンカバー判定回路55に供給する。
【0105】隠れる領域検出回路66は後画像生成回路
52から出力される後ろの画像(基準画像)を基準とし
て、前画像生成回路51から出力される1フィールド単
位(または、1フレーム単位)で遅延させた前の画像の
各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出部68と、この動きベクトル検出部
68から出力される動きベクトルに基づき、前記後画像
生成回路52から出力される後ろの画像(基準画像)を
処理して予測画像を作成する動きベクトルによる画像予
測部69と、この動きベクトルによる画像予測部69に
よって作成された予測画像の中にある、画像が割り付け
られていない領域を検出する割り付け不可領域検出部7
0とを備えている。
【0106】そして、前記後画像生成回路52から出力
される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路
51から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出するとともに、この動きベクトルに基づき、前記基
準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の中
にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、こ
の領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くことに
よって生じる、隠れる領域の情報として、前記アンカバ
ー判定回路55に供給する。
【0107】また、現われる領域検出回路67は前記後
画像生成回路52から出力される後ろの画像(基準画
像)を基準として、前記前画像生成回路51から出力さ
れる1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅
延させた前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動
きベクトルを検出する際、動きベクトルを検出すること
ができない領域を検出する動きベクトル検出不可領域検
出部71を備えており、前記後画像生成回路52から出
力される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回
路51から出力される1フィールド単位(または、1フ
レーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基
準画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出することができない領域を検出し、この領域をア
ンカバー領域情報のうち、物体が動くことによって生じ
る、現われる隠れる領域の情報として、前記アンカバー
判定回路55に供給する。
【0108】アンカバー判定回路55は前記前の画像を
基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路53から
出力される前の画像を基準画像として得られる、現われ
る領域および隠れる領域の情報と、前記後ろの画像を基
準とする現われる領域・隠れる領域検出回路54から出
力される後ろの画像を基準画像として得られる、現われ
る領域および隠れる領域の情報とを取込み、これらの各
情報が一致しているかどうかをチェックして、アンカバ
ー検出の精度を向上させるアンカバー判定部72を備え
ており、前記前の画像を基準とする現われる領域・隠れ
る領域検出回路53から出力される前の画像を基準画像
として得られる、現われる領域および隠れる領域の情報
と、前記後ろの画像を基準とする現われる領域・隠れる
領域検出回路54から出力される後ろの画像を基準画像
として得られる、現われる領域および隠れる領域の情報
とを取込み、これらの各情報が一致しているかどうかを
チェックして、これらの各情報によって現われる領域と
判定されている領域を現われる領域と判定し、また前記
情報によって隠れる領域と判定されている領域を隠れる
領域と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報
として出力する。
【0109】このようにこの第5実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、現われる領域と判定すると
ともに、また前記動きベクトルを検出できない領域を、
物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、
さらに後ろの画像を基準画像として、前の画像との動き
ベクトルを検出し、この動きベクトルを使用して予測画
像を作成したとき、割り付けることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定
するとともに、また前記動きベクトルを検出できない領
域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と
判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報として
出力するようにしているので、上述した第1〜第4実施
例と同様に、簡単なハードウェアによって、実時間で、
アンカバー領域の検出を行なうことができ、これによっ
て動画像の処理を多様化することができる。
【0110】<請求項7、8に対応する第6実施例>図
6は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、前
の画像を基準画像として、内挿画像のアンカバー領域を
検出することを基本とするアンカバー領域の検出方法
(第6実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示
すブロック図である。
【0111】この図に示すアンカバー領域検出回路73
は前画像生成回路74と、予測不可能領域検出回路75
と、隠れる領域検出回路76と、アンカバー判定回路7
7とを備えており、前の画像を基準画像として、後ろの
画像との動きベクトルを検出し、この動きベクトルを使
用して内挿画像(予測画像)を作成したとき、割り付け
ることができなかった領域を、物体が動くことによって
生じる、予測不可能領域と判定するとともに、前の画像
を基準画像として、後ろの画像との動きベクトルを検出
する際、この動きベクトルを検出できない領域のうち、
周辺の動きベクトルを使用して内挿画像(予測画像)を
作成したとき、割り付けることができた領域を、物体が
動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、前記予
測不可能領域のうち、前記隠れる領域以外の領域を現わ
れる領域と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域
情報として出力する。
【0112】前画像生成回路74は処理対象となる画像
を取り込むとともに、これを1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィールド
遅延部78と、このフィールド遅延部78から出力され
る1フィールド遅延された画像を基準画像としてセット
する基準側セット部79とを備えており、処理対象とな
る画像を取り込み、これを1フィールド単位(または、
1フレーム単位)で遅延させるとともに、遅延済みの画
像を動きベクトル検出の際の基準画像として、予測不可
能領域検出回路75と、隠れる領域検出回路76とに供
給する。
【0113】予測不可能領域検出回路75は前記前画像
生成回路74から出力される1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画
像)を基準として、処理対象となる今回の画像(後の画
像)の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出する動きベクトル検出部80と、この動きベクトル
検出部80から出力される動きベクトルを取り込むとと
もに、この動きベクトルに対し、予測画像となる内挿画
像の時間的な位置に対応する値(例えば、K)を乗算す
る係数器81と、この係数器81から出力される動きベ
クトルに基づき、前記前画像生成回路74から出力され
る前の画像(基準画像)を処理して予測画像を作成する
動きベクトルによる画像予測部82と、この画像予測部
82によって作成された予測画像の中にある、画像が割
り付けられていない領域(予測不可能領域)を検出する
割り付け不可領域検出部83とを備えている。
【0114】そして、前記前画像生成回路74から出力
される1フィールド単位(または、1フレーム単位)で
遅延させた前の画像(基準画像)と、処理対象となる今
回の画像(後ろの画像)とを取込み、前記基準画像の各
画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろの画像の
各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出す
るとともに、これをK倍して内挿画像に対応する動きベ
クトルを生成した後、この動きベクトルに基づき、前記
基準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像の
中にある、画像が割り付けられていない領域を検出し、
この領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動くこと
によって生じる、予測不可能領域の情報としてアンカバ
ー判定回路77に供給する。
【0115】また、隠れる領域検出回路76は前画像生
成回路74から出力される1フィールド単位(または、
1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画像)を
基準として、処理対象となる今回の画像(後の画像)の
各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出す
る際、動きベクトルを検出できない領域を検出する動き
ベクトル検出不可領域検出部84と、この動きベクトル
検出不可領域検出部84によって検出された動きベクト
ルを検出できない領域(動きベクトル検出不可能領域)
の周辺にある領域の動きベクトルを検出して、これを動
きベクトルと設定する周辺部動きベクトル設定部85
と、この周辺部動きベクトル設定部85から出力される
動きベクトルを取り込むとともに、この動きベクトルに
対し、予測画像となる内挿画像の時間的な位置に対応す
る値(例えば、K)を乗算する係数器86と、この係数
器86から出力される動きベクトルに基づき、前記前画
像生成回路74から出力される前の画像(基準画像)を
処理して予測画像を作成する動きベクトルによる画像予
測部87と、この動きベクトルによる画像予測部87に
よって作成された予測画像の中にある、画像が割り付け
ることができる領域を検出する割り付け可能領域検出部
88とを備えている。
【0116】そして、前記前画像生成回路74から出力
される1フィールド単位(または、1フレーム単位)で
遅延させた前の画像(基準画像)と、処理対象となる今
回の画像(後ろの画像)とを取込み、前記基準画像の各
画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろの画像の
各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出す
る際、この動きベクトルを検出できなかった領域を検出
し、この領域の周辺にある領域の動きベクトルを検出す
るとともに、この動きベクトルをK倍して内挿画像に対
応する動きベクトルを生成した後、この動きベクトルに
基づき、前記基準画像を処理して予測画像を作成し、こ
の予測画像の中にある、画像を割り付けることができた
領域を検出し、この領域をアンカバー領域情報のうち、
物体が動くことによって生じる、隠れる領域の情報とし
てアンカバー判定回路77に供給する。
【0117】アンカバー判定回路77は前記予測不可能
領域検出回路75から出力される予測不可能領域の情報
と、前記隠れる領域検出回路76から出力される隠れる
領域の情報とに基づき、内挿画像の現われる領域と、隠
れる領域とを判定するアンカバー判定部89を備えてお
り、前記隠れる領域検出回路76から出力される隠れる
領域を、物体が動くことにより生じる、隠れる領域と判
定するとともに、前記予測不可能領域検出回路75から
出力される予測不可能領域のうち、前記隠れる領域以外
の領域を、物体が動くことにより生じる、現われる領域
と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報とし
て出力する。
【0118】このようにこの第6実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して内挿画像(予測
画像)を作成したとき、割り付けることができなかった
領域を、物体が動くことによって生じる、予測不可能領
域と判定するとともに、前の画像を基準画像として、後
ろの画像との動きベクトルを検出する際、この動きベク
トルを検出できない領域のうち、周辺の動きベクトルを
使用して内挿画像(予測画像)を作成したとき、割り付
けることができた領域を、物体が動くことによって生じ
る、隠れる領域と判定し、前記予測不可能領域のうち前
記隠れ領域以外を現われる領域と判定し、これらの判定
結果をアンカバー領域情報として出力するようにしてい
るので、上述した第1〜第5実施例と同様に、簡単なハ
ードウェアによって、実時間で、アンカバー領域の検出
を行なうことができ、これによって動画像の処理を多様
化することができる。
【0119】<請求項7、9に対応する第7実施例>図
7は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、後
ろの画像を基準画像として、内挿画像のアンカバー領域
を検出することを基本とするアンカバー領域の検出方法
(第7実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示
すブロック図である。
【0120】この図に示すアンカバー領域検出回路90
は前画像生成回路91と、後画像生成回路92と、予測
不可能領域検出回路93と、現われる領域検出回路94
と、アンカバー判定回路95とを備えており、後ろの画
像を基準画像として、前の画像との動きベクトルを検出
し、この動きベクトルを使用して内挿画像(予測画像)
を作成したとき、割り付けることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、予測不可能領域と
判定するとともに、後ろの画像を基準画像として、前の
画像との動きベクトルを検出する際、この動きベクトル
を検出できない領域のうち、周辺の動きベクトルを使用
して内挿画像(予測画像)を作成したとき、割り付ける
ことができた領域を、物体が動くことによって生じる、
現われる領域と判定し、前記予測不可能領域のうち前記
現われる領域以外の領域を隠れる領域と判定し、これら
の判定結果をアンカバー領域情報として出力する。
【0121】前画像生成回路91は処理対象となる画像
を取り込むとともに、これを1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィールド
遅延部96を備えており、処理対象となる画像を取り込
み、これを1フィールド単位(または、1フレーム単
位)で遅延させ、遅延済みの画像を予測不可能領域検出
回路93と、現われる領域検出回路94とに供給する。
【0122】また、後画像生成回路92は処理対象とな
る今回の画像を取り込み、これを基準画像としてセット
する基準側セット部97を備えており、処理対象となる
画像を取り込み、これを動きベクトル検出の際の基準画
像として、予測不可能領域検出回路93と、現われる領
域検出回路94とに供給する。
【0123】予測不可能領域検出回路93は後画像生成
回路92から出力される後ろの画像(基準画像)を基準
として、前記前画像生成回路91から出力される1フィ
ールド単位(または、1フレーム単位)で遅延させた前
の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトル
を検出する動きベクトル検出部98と、この動きベクト
ル検出部98から出力される動きベクトルを取り込むと
ともに、この動きベクトルに対し、予測画像となる内挿
画像の時間的な位置に対応する値(例えば、K)を乗算
する係数器99と、この係数器99から出力される動き
ベクトルに基づき、前記後画像生成回路92から出力さ
れる後ろの画像(基準画像)を処理して予測画像を作成
する動きベクトルによる画像予測部100と、この動き
ベクトルによる画像予測部100によって作成された予
測画像の中にある、画像が割り付けられていない領域
(予測不可能領域)を検出する割り付け不可領域検出部
101とを備えている。
【0124】そして、前記後画像生成回路92から出力
される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路
91から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出するとともに、これをK倍して内挿画像に対応する
動きベクトルを生成した後、この動きベクトルに基づ
き、前記基準画像を処理して予測画像を作成し、この予
測画像の中にある、画像が割り付けられていない領域を
検出し、この領域をアンカバー領域情報のうち、物体が
動くことによって生じる、予測不可能領域の情報として
アンカバー判定回路95に供給する。
【0125】また、現われる領域検出回路94は前記後
画像処理回路92から出力される後の画像(基準画像)
を基準として、前画像生成回路91から出力される1フ
ィールド単位(または、1フレーム単位)で遅延させた
前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクト
ルを検出する際、動きベクトルを検出できない領域(動
きベクトル検出不可能領域)を検出する動きベクトル検
出不可領域検出部102と、この動きベクトル検出不可
領域検出部102によって検出された動きベクトルを検
出できない領域の周辺にある領域の動きベクトルを検出
して、これを動きベクトルと設定する周辺部動きベクト
ル設定部103と、この周辺部動きベクトル設定部10
3から出力される動きベクトルを取り込むとともに、こ
の動きベクトルに対し、予測画像となる内挿画像の時間
的な位置に対応する値(例えば、K)を乗算する係数器
104と、この係数器104から出力される動きベクト
ルに基づき、前記後画像生成回路92から出力される後
ろの画像(基準画像)を処理して予測画像を作成する動
きベクトルによる画像予測部105と、この動きベクト
ルによる画像予測部105によって作成された予測画像
の中にある、画像が割り付けることができる領域を検出
する割り付け可能領域検出部106とを備えている。
【0126】そして、前記後画像生成回路92から出力
される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路
91から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出する際、この動きベクトルを検出できなかった領域
を検出し、この領域の周辺にある領域の動きベクトルを
検出するとともに、この動きベクトルをK倍して内挿画
像に対応する動きベクトルを生成した後、この動きベク
トルに基づき、前記基準画像を処理して予測画像を作成
し、この予測画像の中にある、画像を割り付けることが
できた領域を検出し、この領域をアンカバー領域情報の
うち、物体が動くことによって生じる、現われる領域の
情報としてアンカバー判定回路95に供給する。
【0127】アンカバー判定回路95は前記予測不可能
領域検出回路93から出力される予測不可能領域の情報
と、前記現われる領域検出回路94から出力される現わ
れる領域の情報とに基づき、内挿画像の現われる領域
と、隠れる領域とを判定するアンカバー判定部107を
備えており、前記現われる領域検出回路94から出力さ
れる現われる領域を、物体が動くことにより生じる、現
われる領域と判定するとともに、前記予測不可能領域検
出回路93から出力される予測不可能領域のうち、前記
現われる領域以外の領域を、物体が動くことにより生じ
る、隠れる領域と判定し、これらの判定結果をアンカバ
ー領域情報として出力する。
【0128】このようにこの第7実施例においては、後
ろの画像を基準画像として、前の画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、予測不可能領域と判定する
とともに、後ろの画像を基準画像として、前の画像との
動きベクトルを検出する際、この動きベクトルを検出で
きない領域のうち、周辺の動きベクトルを使用して予測
画像を作成したとき、割り付けることができた領域を、
物体が動くことによって生じる、現われる領域と判定
し、前記予測不可能領域のうち、前記現れる領域以外の
領域を隠れる領域と判定し、これらの判定結果をアンカ
バー領域情報として出力するようにしているので、上述
した第1〜第6実施例と同様に、簡単なハードウェアに
よって、実時間で、アンカバー領域の検出を行なうこと
ができ、これによって動画像の処理を多様化することが
できる。
【0129】<請求項7、10に対応する第8実施例>
図8は本発明によるアンカバー領域の検出方法のうち、
前の画像を基準画像として、内挿画像のアンカバー領域
を検出する方法と、後ろの画像を基準画像として、内挿
画像のアンカバー領域を検出する方法とを組み合わせた
ことを基本とするアンカバー領域の検出方法の基本原理
(第8実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示
すブロック図である。
【0130】この図に示すアンカバー領域検出回路11
0は前画像生成回路111と、後画像生成回路112
と、前の画像を基準画像とする現われる領域・隠れる領
域検出回路113と、後ろの画像を基準画像とする現わ
れる領域・隠れる領域検出回路114と、アンカバー判
定回路115とを備えており、前の画像を基準画像とし
て、後ろの画像との動きベクトルを検出し、この動きベ
クトルを使用して予測画像を作成したとき、割り付ける
ことができなかった領域を、物体が動くことによって生
じる、予測不可能領域と判定するとともに、前の画像を
基準画像として、後ろの画像との動きベクトルを検出す
る際、この動きベクトルを検出できない領域のうち、周
辺の動きベクトルを使用して予測画像を作成したとき、
割り付けることができた領域を、物体が動くことによっ
て生じる、隠れる領域と判定し、前記前の画像を基準と
したときの予測不可能領域のうち前記隠れる領域以外の
領域を現われる領域と判定し、さらに後ろの画像を基準
画像として、前の画像との動きベクトルを検出し、この
動きベクトルを使用して予測画像を作成したとき、割り
付けることができなかった領域を、物体が動くことによ
って生じる、予測不可能領域と判定するとともに、後ろ
の画像を基準画像として、前の画像との動きベクトルを
検出する際、この動きベクトルを検出できない領域のう
ち、周辺の動きベクトルを使用して予測画像を作成した
とき、割り付けることができた領域を、物体が動くこと
によって生じる、現われる領域と判定し、前記後ろの画
像を基準としたときの予測不可能領域のうち、前記現わ
れる領域以外の領域を隠れる領域と判定し、これらの判
定結果をアンカバー領域情報として出力する。
【0131】前画像生成回路111は処理対象となる今
回の画像を取り込むとともに、これを1フィールド単位
(または、1フレーム単位)で遅延させて出力するフィ
ールド遅延部116と、このフィールド遅延部116か
ら出力される1フィールド遅延された画像を基準画像と
してセットする基準側セット部117とを備えており、
処理対象となる画像を取り込み、これを1フィールド単
位(または、1フレーム単位)で遅延させ、遅延済みの
画像を前の画像として、後ろの画像を基準とする現われ
る領域・隠れる領域検出回路114に供給するととも
に、遅延済みの画像を動きベクトル検出の際の基準画像
として、前の画像を基準とする現われる領域・隠れる領
域検出回路113に供給する。
【0132】また、後画像生成回路112は処理対象と
なる今回の画像を取込み、これを基準画像としてセット
する基準側セット部118とを備えており、処理対象と
なる今回の画像を取込み、これを後ろの画像として、前
の画像を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路
113に供給するとともに、この後ろの画像を基準画像
(後ろの画像)として、後ろの画像を基準とする現われ
る領域・隠れる領域検出回路114に供給する。
【0133】前の画像を基準とする現われる領域・隠れ
る領域検出回路113は予測不可能領域検出回路119
と、隠れる領域検出回路120とを備えており、前の画
像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトルを検
出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成した
とき、割り付けることができなかった領域を、物体が動
くことによって生じる、予測不可能領域と判定するとと
もに、前の画像を基準画像として、後ろの画像との動き
ベクトルを検出する際、この動きベクトルを検出できな
い領域のうち、周辺の動きベクトルを使用して予測画像
を作成したとき、割り付けることができた領域を、物体
が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、この
判定結果をアンカバー判定回路115に供給する。
【0134】予測不可能領域検出回路119は前記前画
像生成回路111から出力される1フィールド単位(ま
たは、1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画
像)を基準として、処理対象となる今回の画像(後の画
像)の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出する動きベクトル検出部121と、この動きベクト
ル検出部121から出力される動きベクトルを取り込む
とともに、この動きベクトルに対し、予測画像となる内
挿画像の時間的な位置に対応する値(例えば、K)を乗
算する係数器122と、この係数器122から出力され
る動きベクトルに基づき、前記前画像生成回路111か
ら出力される前の画像(基準画像)を処理して予測画像
を作成する動きベクトルによる画像予測部123と、こ
の動きベクトルによる画像予測部123によって作成さ
れた予測画像の中にある、画像が割り付けられていない
領域(予測不可能領域)を検出する割り付け不可領域検
出部124とを備えている。
【0135】そして、前記前画像生成回路111から出
力される1フィールド単位(または、1フレーム単位)
で遅延させた前の画像(基準画像)と、処理対象となる
今回の画像(後ろの画像)とを取込み、前記基準画像の
各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろの画像
の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出
するとともに、これをK倍して内挿画像に対応する動き
ベクトルを生成した後、この動きベクトルに基づき、前
記基準画像を処理して予測画像を作成し、この予測画像
の中にある、画像が割り付けられていない領域を検出
し、この領域をアンカバー領域情報のうち、物体が動く
ことによって生じる、予測不可能領域の情報としてアン
カバー判定回路115に供給する。
【0136】また、隠れる領域検出回路120は前画像
生成回路111から出力される1フィールド単位(また
は、1フレーム単位)で遅延させた前の画像(基準画
像)を基準として、処理対象となる今回の画像(後の画
像)の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出する際、動きベクトルを検出できない領域(動きベ
クトル検出不可能領域)を検出する動きベクトル検出不
可領域検出部125と、この動きベクトル検出不可領域
検出部125によって検出された動きベクトルを検出で
きない領域の周辺にある領域の動きベクトルを検出し
て、これを動きベクトルと設定する周辺部動きベクトル
設定部126と、この周辺部動きベクトル設定部126
から出力される動きベクトルを取り込むとともに、この
動きベクトルに対し、予測画像となる内挿画像の時間的
な位置に対応する値(例えば、K)を乗算する係数器1
27と、この係数器127から出力される動きベクトル
に基づき、前記前画像生成回路111から出力される前
の画像(基準画像)を処理して予測画像を作成する動き
ベクトルによる画像予測部128と、この動きベクトル
による画像予測部128によって作成された予測画像の
中にある、画像が割り付けることができる領域を検出す
る割り付け可能領域検出部129とを備えている。
【0137】そして、前記前画像生成回路111から出
力される1フィールド単位(または、1フレーム単位)
で遅延させた前の画像(基準画像)と、処理対象となる
今回の画像(後ろの画像)とを取込み、前記基準画像の
各画素(あるいは、各箇所)を基準として、後ろの画像
の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを検出
する際、この動きベクトルを検出できなかった領域を検
出し、この領域の周辺にある領域の動きベクトルを検出
するとともに、この動きベクトルをK倍して内挿画像に
対応する動きベクトルを生成した後、この動きベクトル
に基づき、前記基準画像を処理して予測画像を作成し、
この予測画像の中にある、画像を割り付けることができ
た領域を検出し、この領域をアンカバー領域情報のう
ち、物体が動くことによって生じる、隠れる領域の情報
としてアンカバー判定回路115に供給する。
【0138】また、後ろの画像を基準とする現われる領
域・隠れる領域検出回路114は予測不可能領域検出回
路130と、現われる領域検出回路131とを備えてお
り、後ろの画像を基準画像として、前の画像との動きベ
クトルを検出し、この動きベクトルを使用して予測画像
を作成したとき、割り付けることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、予測不可能領域と
判定するとともに、後ろの画像を基準画像として、前の
画像との動きベクトルを検出する際、この動きベクトル
を検出できない領域のうち、周辺の動きベクトルを使用
して予測画像を作成したとき、割り付けることができた
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定し、この判定結果をアンカバー判定回路115に
供給する。
【0139】予測不可能領域検出回路130は後画像生
成回路112から出力される後ろの画像(基準画像)を
基準として、前記前画像生成回路111から出力される
1フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅延さ
せた前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベ
クトルを検出する動きベクトル検出部132と、この動
きベクトル検出部132から出力される動きベクトルを
取り込むとともに、この動きベクトルに対し、予測画像
となる内挿画像の時間的な位置に対応する値(例えば、
K)を乗算する係数器133と、この係数器133から
出力される動きベクトルに基づき、前記後画像生成回路
112から出力される後ろの画像(基準画像)を処理し
て予測画像を作成する動きベクトルによる画像予測部1
34と、この動きベクトルによる画像予測部134によ
って作成された予測画像の中にある、画像が割り付けら
れていない領域(予測不可能領域)を検出する割り付け
不可領域検出部135とを備えている。
【0140】そして、前記後画像生成回路112から出
力される後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回
路111から出力される1フィールド単位(または、1
フレーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記
基準画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、
前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクト
ルを検出するとともに、これをK倍して内挿画像に対応
する動きベクトルを生成した後、この動きベクトルに基
づき、前記基準画像を処理して予測画像を作成し、この
予測画像の中にある、画像が割り付けられていない領域
を検出し、この領域をアンカバー領域情報のうち、物体
が動くことによって生じる、予測不可能領域の情報とし
てアンカバー判定回路115に供給する。
【0141】現われる領域検出回路131は前記後画像
処理回路112から出力される後ろの画像(基準画像)
を基準として、前画像生成回路111から出力される1
フィールド単位(または、1フレーム単位)で遅延させ
た前の画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベク
トルを検出する際、動きベクトルを検出できない領域
(動きベクトル検出不可能領域)を検出する動きベクト
ル検出不可領域検出部136と、この動きベクトル検出
不可領域検出部136によって検出された動きベクトル
を検出できない領域の周辺にある領域との動きベクトル
を検出して、これを動きベクトルと設定する周辺部動き
ベクトル設定部137と、この周辺部動きベクトル設定
部137から出力される動きベクトルを取り込むととも
に、ことの動きベクトルに対し、予測画像となる内挿画
像の時間的な位置に対応する値(例えば、K)を乗算す
る係数器138と、この係数器138から出力される動
きベクトルに基づき、前記後画像生成回路112から出
力される後ろの画像(基準画像)を処理して予測画像を
作成する動きベクトルによる画像予測部139と、こと
の動きベクトルによる画像予測部139によって作成さ
れた予測画像の中にある、画像が割り付けることができ
る領域を検出する割り付け可能領域検出部140とを備
えている。
【0142】そして、後画像生成回路112から出力さ
れる後ろの画像(基準画像)と、前記前画像生成回路1
11から出力される1フィールド単位(または、1フレ
ーム単位)で遅延させた前の画像とを取込み、前記基準
画像の各画素(あるいは、各箇所)を基準として、前の
画像の各画素(あるいは、各箇所)との動きベクトルを
検出する際、この動きベクトルを検出できなかった領域
を検出し、この領域の周辺にある領域の動きベクトルを
検出するとともに、この動きベクトルをK倍して内挿画
像に対応する動きベクトルを生成した後、この動きベク
トルに基づき、前記基準画像を処理して予測画像を作成
し、この予測画像の中にある、画像を割り付けることが
できた領域を検出し、この領域をアンカバー領域情報の
うち、物体が動くことによって生じる、現われる領域の
情報としてアンカバー判定回路115に供給する。
【0143】アンカバー判定回路115は前記前の画像
を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路113
から出力される、前の画像を基準画像として得られる予
測不可能領域および隠れる領域の情報と、前記後ろの画
像を基準とする現われる領域・隠れる領域検出回路11
4から出力される、後ろの画像を基準画像として得られ
る予測不可能領域および現われる領域の情報とを取込
み、これらの各情報が一致しているかどうかをチェック
して、アンカバー検出の精度を向上させるアンカバー判
定部140を備えている。
【0144】そして、前記前の画像を基準とする現われ
る領域・隠れる領域検出回路113から出力される、前
の画像を基準画像として得られる予測不可能領域および
隠れる領域の情報と、前記後ろの画像を基準とする現わ
れる領域・隠れる領域検出回路114から出力される、
後ろの画像を基準画像として得られる予測不可能領域お
よび現われる領域の情報とを取込み、これらの各情報が
一致しているかどうかをチェックして、これらの各情報
によって現われる領域と判定されている領域を現われる
領域と判定し、また前記情報によって隠れる領域と判定
されている領域を隠れる領域と判定し、これらの判定結
果をアンカバー領域情報として出力する。
【0145】このようにこの第8実施例においては、前
の画像を基準画像として、後ろの画像との動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを使用して予測画像を作成
したとき、割り付けることができなかった領域を、物体
が動くことによって生じる、予測不可能領域と判定する
とともに、前の画像を基準画像として、後ろの画像との
動きベクトルを検出する際、この動きベクトルを検出で
きない領域のうち、周辺の動きベクトルを使用して予測
画像を作成したとき、割り付けることができた領域を、
物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、
前記前の画像を基準としたときの予測不可能領域のうち
前記隠れる領域以外の領域を現われる領域と判定し、さ
らに後ろの画像を基準画像として、前の画像との動きベ
クトルを検出し、この動きベクトルを使用して予測画像
を作成したとき、割り付けることができなかった領域
を、物体が動くことによって生じる、予測不可能領域と
判定するとともに、後ろの画像を基準画像として、前の
画像との動きベクトルを検出する際、この動きベクトル
を検出できない領域のうち、周辺の動きベクトルを使用
して予測画像を作成したとき、割り付けることができた
領域を、物体が動くことによって生じる、現われる領域
と判定し、前記後ろの画像を基準としたときの予測不可
能領域のうち前記現われる領域以外の領域を隠れる領域
と判定し、これらの判定結果をアンカバー領域情報とし
て出力するようにしているので、上述した第1〜第5実
施例と同様に、簡単なハードウェアによって、実時間
で、アンカバー領域の検出を行なうことができ、これに
よって動画像の処理を多様化することができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1〜10では、簡単なハードウェアによって、実時
間で、アンカバー領域の検出を行なうことができ、これ
によって動画像の処理を多様化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像を基準画像として、後の画像との動きを検
出することを基本とするアンカバー領域の検出方法(第
1実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、後ろの画像を基準画像として、前の画像との動きを
検出することを基本とするアンカバー領域の検出方法
(第2実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示
すブロック図である。
【図3】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像、後ろの画像の各画像に対する動きベクト
ルを検出することを基本とするアンカバー領域の検出方
法(第3実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を
示すブロック図である。
【図4】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像、後ろの画像の各画像に対する予測画像を
作成することを基本とするアンカバー領域の検出方法
(第4実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示
すブロック図である。
【図5】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像と、後ろの画像とに関する動きベクトル、
予測画像を利用してアンカバー領域の検出を行なう方法
を組み合わせてアンカバー領域の検出方法(第5実施
例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブロック
図である。
【図6】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像を基準画像として、内挿画像のアンカバー
領域を検出することを基本とするアンカバー領域の検出
方法(第6実施例)を使用したアンカバー領域検出回路
を示すブロック図である。
【図7】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、後ろの画像を基準画像として、内挿画像のアンカバ
ー領域を検出することを基本とするアンカバー領域の検
出方法(第7実施例)を使用したアンカバー領域検出回
路を示すブロック図である。
【図8】本発明によるアンカバー領域の検出方法のう
ち、前の画像を基準画像として、内挿画像のアンカバー
領域を検出する方法と、後ろの画像を基準画像として、
内挿画像のアンカバー領域を検出する方法とを組み合わ
せたことを基本とするアンカバー領域の検出方法(第8
実施例)を使用したアンカバー領域検出回路を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基本
原理を説明するのに必要な前の画像と、後ろの画像とを
示す模式図である。
【図10】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前の画像を基準して、後ろの画像との動
きを検出することを基本とするアンカバー領域の検出方
法の基本原理を説明するための模式図である。
【図11】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、後の画像を基準して、前の画像との動き
を検出することを基本とするアンカバー領域の検出方法
の基本原理を説明するための模式図である。
【図12】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときの基本原
理を説明するための模式図である。
【図13】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときにおい
て、物体が静止して、背景が動いている場合を説明する
ための模式図である。
【図14】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときにおい
て、背景が静止して、物体が動いている場合を説明する
ための模式図である。
【図15】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときにおい
て、背景と、物体とが同一方向に動いている場合を説明
するための模式図である。
【図16】本発明によるアンカバー領域の検出方法の基
本原理のうち、前後の画像のいずれかを基準画像とし
て、内挿画像のアンカバー領域を検出するときにおい
て、背景と、物体とが逆方向に動いている場合を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1 アンカバー領域検出回路 2 前画像生成回路 3 現われる領域検出回路 4 隠れる領域検出回路 5 フィールド遅延部 6 基準側セット部 7 動きベクトル検出部 8 動きベクトルによる画像予測部 9 割り付け不可領域検出部 10 動きベクトル検出不可領域検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 和久 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に連続した前の画像、後ろの画像
    のうち、一方の画像を基準として他方の画像との動きベ
    クトルを検出し、この動きベクトルに基づき、基準とな
    った画像から他方の画像を予測する際、 動きベクトルを検出できない領域と、予測画像を割り付
    けることができなかった領域とをアンカバー領域とす
    る、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記前の画像から後
    ろの画像の予測画像を作成する際、 動きベクトルを検出できない領域を、物体が動くことに
    よって生じる、隠れる領域と判定し、 前の画像から予測画像を求めることができなかった領域
    を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
    定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記後ろの画像から
    前の画像の予測画像を作成する際、 動きベクトルを検出できない領域を、物体が動くことに
    よって生じる、現われる領域と判定し、 後ろの画像から予測画像を求めることができなかった領
    域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判
    定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出する際、動きベクトルを検出できない領域を、物体が
    動くことによって生じる、隠れる領域と判定し、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出する際、動きベクトルを検出できない領域を、物体が
    動くことによって生じる、現われる領域と判定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記前の画像から後
    ろの画像の予測画像を作成する際、前の画像から予測画
    像を求めることができなかった領域を、物体が動くこと
    によって生じる、現われる領域と判定し、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記後ろの画像から
    前の画像の予測画像を作成する際、後ろの画像から予測
    画像を求めることができなかった領域を、物体が動くこ
    とによって生じる、隠れる領域と判定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記前の画像から後
    ろの画像の予測画像を作成する際、 動きベクトルを検出できない領域を、物体が動くことに
    よって生じる、隠れる領域と判定し、 前の画像から予測画像を求めることができなかった領域
    を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
    定し、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出して、この動きベクトルに基づき、前記後ろの画像か
    ら前の画像の予測画像を作成する際、 動きベクトルを検出できない領域を、物体が動くことに
    よって生じる、現われる領域と判定し、 後ろの画像から予測画像を求めることができなかった領
    域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判
    定し、 さらに、これらの各判定結果に基づき、物体が動くこと
    によって生じる、現われる領域と、隠れる領域とを総合
    的に判定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  7. 【請求項7】 時間的に連続した前の画像、後ろの画像
    のうち、一方の画像を基準として他方の画像との動きベ
    クトルを検出し、この動きベクトルに基づき、基準とな
    った画像からこの画像と、他方の画像との間にある内挿
    画像を予測する画像予測処理方法において、 前の画像、後ろの画像のうち、一方の画像を基準画像と
    して他方の画像との動きベクトルを検出し、この動きベ
    クトルに基づいて基準となる一方の画像から内挿画像を
    予測する際、 動きベクトルによって予測画像を割り付けることができ
    なかった領域と、動きベクトルを検出することができな
    い領域のうち、周辺部の動きベクトルに基づいて基準と
    なる一方の画像から予測画像を割り付けることができた
    領域とをアンカバー領域とする、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記前の画像から内
    挿画像を作成する際、 動きベクトルによって予測画像を割り付けることができ
    なかった領域を、物体が動くことによって生じる、予測
    不可能領域と判定し、 動きベクトルを検出することができない領域のうち、周
    辺部の動きベクトルに基づいて前の画像から予測画像を
    割り付けることができた領域を、物体が動くことによっ
    て生じる、隠れる領域と判定し、 前記予測不可能領域のうち、前記隠れる領域以外の領域
    を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
    定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のアンカバー領域の検出
    方法において、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記後ろの画像から
    内挿画像を作成する際、 動きベクトルによって予測画像を割り付けることができ
    なかった領域を、物体が動くことによって生じる、予測
    不可能領域と判定し、 動きベクトルを検出することができない領域のうち、周
    辺部の動きベクトルに基づいて後ろの画像から予測画像
    を割り付けることができた領域を、物体が動くことによ
    って生じる、現われる領域と判定し、 前記予測不可能領域のうち、前記現われる領域以外の領
    域を、物体が動くことによって生じる、隠れる領域と判
    定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のアンカバー領域の検
    出方法において、 前の画像を基準として後ろの画像との動きベクトルを検
    出して、この動きベクトルに基づき、前記前の画像から
    内挿画像を作成する際、 動きベクトルによって予測画像を割り付けることができ
    なかった領域を、物体が動くことによって生じる、前の
    画像を基準とする予測不可能領域と判定し、 動きベクトルを検出することができない領域のうち、周
    辺部の動きベクトルに基づいて前の画像から予測画像を
    割り付けることができた領域を、物体が動くことによっ
    て生じる、隠れる領域と判定し、 前記予測不可能領域のうち、前記隠れる領域以外の領域
    を、物体が動くことによって生じる、現われる領域と判
    定し、 後ろの画像を基準として前の画像との動きベクトルを検
    出し、この動きベクトルに基づき、前記後ろの画像から
    内挿画像を作成する際、 動きベクトルによって予測画像を割り付けることができ
    なかった領域を、物体が動くことによって生じる、予測
    不可能領域と判定し、 動きベクトルを検出することができない領域のうち、周
    辺部の動きベクトルに基づいて後ろの画像から予測画像
    を割り付けることができた領域を、物体が動くことによ
    って生じる、現われる領域と判定し、 前記後ろの画像を基準とする予測不可能領域のうち、前
    記現われる領域以外の領域を、物体が動くことによって
    生じる、隠れる領域と判定し、 さらに、これらの各判定結果に基づき、物体が動くこと
    によって生じる、現われる領域と、隠れる領域とを総合
    的に判定する、 ことを特徴とするアンカバー領域の検出方法。
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