JPH07336460A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH07336460A
JPH07336460A JP6122746A JP12274694A JPH07336460A JP H07336460 A JPH07336460 A JP H07336460A JP 6122746 A JP6122746 A JP 6122746A JP 12274694 A JP12274694 A JP 12274694A JP H07336460 A JPH07336460 A JP H07336460A
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JP
Japan
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signal
telephone
data
voice
data communication
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JP6122746A
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Toyota Honda
豊太 本多
Sadaji Okamoto
貞二 岡本
Toru Tanaka
亨 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
    • H04M11/062Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors using different frequency bands for speech and other data

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声通話を妨害することなく、音声とデータ
との同時通信を可能とする。 【構成】 通常、電話回線4を介し、電話機2と図示し
ない他の電話機との間で通話が行なわれるが、かかる通
話状態で、コンピュータ3からのデータがデータ通信装
置1に供給されると、このデータ信号がSSモデム5で
スペクトル拡散方式による変調処理がなされ、回路イン
ターフェイス6から電話回線4に送られて他の電話機と
データの通信が行なわれる。 【効果】 通信されるデータは、そのエネルギーがより
広い帯域に拡散されているので、このデータが混入した
音声を電話機で聞いても、多少雑音が増えた程度で、通
話に支障を来さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線などの音声信
号の通信回線を用いて音声信号とデータ信号を同時に伝
送するデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線を用いて音声信号とデータ信号
を同時に伝送する方法としては、例えば、特開平3−1
10988号公報に記載の方法や、通話中でも手書きの
図形などのデータ信号を伝送できるシステムであるテレ
ライティングの規格として標準化されている方法があ
る。これらの方法は、音声帯域の一部分をデータ信号の
帯域に用い、データ信号を変調して音声信号と多重化す
る方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術は、音声帯域の一部分にデータ信号を多重する周波数
多重方式のため、互いに同じ方式の装置の場合には問題
ないが、相手側の装置がどのような装置かわからない状
態で音声信号とデータ信号とを同時に伝送を行ない、こ
れを通常の電話機で受けた場合には、音声に変調された
データが混ざって聞こえることもあり、通話ができずに
非常に不快な思いをする場合があるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、かかる問題を解消し、音
声通話を妨害することなく音声信号と同時にデータ信号
を通信することができるようにしたデータ通信装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データに対してスペクトル拡散方式(S
S:Spread Spectrum方式)による変復調手段(以
下、SSモデムという)を設ける。
【0006】
【作用】SSモデムは通話をしながらデータ通信を行な
うのに用いる。スペクトル拡散方式は信号のエネルギを
もとの周波数帯域よりも広い周波数帯域に拡散する方式
であり、この方式で変調された信号は、他の信号に対し
て、単なる雑音と同等のものとなる。そこで、通話と同
時にこのSSモデムを使ってデータ通信を行なうことに
より、例えこのデータ信号を通常の電話機で受けても、
ノイズが少し増える程度となり、通話に支障を来すこと
がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明によるデータ通信装置の一実施例を示
すブロック図であって、1はこの実施例のデータ通信装
置、2は通常の電話機、3はコンピュータ、4は電話回
線、5はSSモデム、6は回線インターフェイス、7は
コンピュータインターフェイスである。
【0008】同図において、電話回線4はデータ通信装
置1内を通って通常の電話機に接続されている。データ
通信装置1はSSモデム(スペクトル拡散方式による変
復調装置)を有しており、SSモデム5は回線インター
フェイス6を介して電話回線4に接続されている。ま
た、このSSモデム5はコンピュータインターフェイス
9を介してコンピュータ3にも接続されている。回線イ
ンターフェイス6は、例えば、ライントランスなどで構
成される。
【0009】スペクトル拡散方式は、通信すべき信号に
ランダムパルス系列を掛けることにより、もとの信号の
エネルギーをこの信号の周波数帯域よりも広い帯域に拡
散して通信する方式であり、かかるランダムパルス系列
を発呼側と着呼側とで異ならせることにより、全二重通
信が可能である。従って、回線インターフェイス6に2
線4線変換回路がなくても、全二重通信が可能である。
また、コンピュータインターフェイス7は、コンピュー
タ3とSSモデム5を接続するRS−232Cなどの回
路である。
【0010】電話回線4を介して電話機2と図示しない
相手側の電話機との間で通話が行なわれているときで
も、コンピュータ3から出力されるデータ信号はコンピ
ュータインターフェイス9を介してSSモデム5に供給
され、そこでスペクトル拡散方式による変調処理がなさ
れ、回線インターフェイス6を介して電話回線4に送ら
れる。これにより、データ信号の相手側への通信が行な
われるが、既に説明したように、スペクトル拡散方式に
よって変調されたかかるデータ信号はそのエネルギーが
広い帯域に拡散されるために、電話機2や相手側の電話
機が音声信号とともにかかるデータ信号を受信しても、
わずかに雑音と聞こえるだけである。従って、この実施
例では、通話中にデータ伝送を行なっても、通話に少し
雑音が入るだけであって、通話に支障を来すことなくデ
ータ通信を行なうことができる。
【0011】図2は図1に示した実施例をテレビ電話
(以下、TV電話という)に適用した場合の一具体構成
を示すブロック図であって、10は制御部、11はフッ
ク検出回路、12,13は切替スイッチ、14は合成回
路、15はトーン発生回路、16は呼出信号発生回路
(RI発生回路)、17は呼出信号検出回路(RI検出
回路)、18はトーン発生回路、19は切替スイッチ、
20は操作部、21はタイマ回路、22は2線4線変換
回路、23は音声処理部、24はビデオカメラ、25は
ディスプレイ装置、26は画像処理部、27は合成分解
部、28はモデム、29は2線4線変換回路であり、図
1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を
省略する。
【0012】同図において、トーン発生回路15は各種
トーン信号を発生する。呼出信号発生回路16は電話機
2の呼出しを行なう呼出信号を発生したり、電話機2に
直流を供給する。呼出信号検出回路17は相手側から電
話回線4を介して到来する呼出信号を検出する。トーン
発生回路18は電話回線4の終端を行なうとともに電話
回線4に各種トーン信号を送出する。制御部10は本装
置全体を制御するものであって、マイクロコンピュータ
やメモリなどで構成される。2線4線変換回路22,2
9は電話回線4上の信号を送信と受信にわける。音声処
理部23は電話機2からの音声信号をディジタル信号に
変換して圧縮したり、受信した音声データを伸長してア
ナログの音声信号に戻したりする。画像処理部26はビ
デオカメラ24で撮影した画像信号をディジタル変換し
て圧縮したり、受信した画像データを伸長してアナログ
の画像信号に戻したりする。合成分解部27は、音声処
理部23からの音声データと画像処理部26からの画像
データを、同時に通信するために、通信速度に合わせて
合成したり、受信したデータから音声データと画像デー
タとを分離して取り出し、夫々音声処理部23と画像処
理部26とに供給する。モデム28は電話回線4で高速
にデータ伝送を行なうためのものである。
【0013】次に、相手側のTV電話も図2と同様の構
成をなしているものとして、これらTV電話間で通信を
開始するときの手順を図3を用いて説明する。但し、こ
こでは、発呼側のTV電話をTV電話1とし、着呼側の
TV電話をTV電話2とし、これらのいずれを説明する
場合も図2を用いることにする。
【0014】図2及び図3において、通話がなされてい
ないときには、切替スイッチ12,13,19は全てb
側に閉じている。まず、TV電話1側で電話をかけるた
めに電話機2の受話器を取ると、フック検出回路11に
よってそれが検出され、この検出出力に応じて制御部1
0が切替スイッチ13をa側に切り替え、電話機2を直
接電話回線4に接続する。
【0015】次に、相手側(即ち、TV電話2)の電話
番号をダイヤルすると、相手側を呼び出している期間
(これを、図3に示すように、A期間とする)、電話機
2では発信者に呼出し中であることを示す信号である交
換機からの呼出音(RBT:リングバックトーン)が聞
こえており、相手側を呼び出していることがわかる。そ
して、ダイヤル終了後あるいは相手側のオフフックを確
認後タイマ回路21で計測される一定の時間あるいは相
手側から所定の信号が送られてくるまで、SSモデム5
から回線インターフェイス6を介してTV電話であるこ
とを示す信号(このように画像信号や音声信号のテレビ
電話としての通信が始まるまでの制御信号を制御手順信
号という)を相手側に送信する。このとき、電話機2の
受話器に入る音声も相手側に送られる。
【0016】TV電話2では、TV電話1から電話がか
かってきて電話回線4に呼出信号が到来するが、このと
き、切替スイッチ12,13,19は全てb側に閉じて
いるので、電話機2は鳴動しない。しかし、RI検出回
路17がこの呼出信号を検出する。制御部10は、RI
検出回路17がこの呼出信号を所定の回数あるいは所定
の時間検出すると、切替スイッチ19をc側に切り替え
て電話回線4をオフフック状態にする(これを無鳴動受
信という)。この状態で、TV電話2は、SSモデム5
によって相手側(この場合には、TV電話1)からの上
記制御手順信号を監視するとともに、トーン発生回路1
8から所定のトーン信号を送出させる。このトーン信号
は、例えば、交換機の発生するRBT信号と同様の周期
と周波数の擬似的な呼出音でもよいし、メロディ信号や
「テレビ電話に接続中です」などとのメッセージ信号な
ど何でも構わない。
【0017】ここで、制御部10は、タイマ回路21で
測定される所定の時間内にTV電話1からのSS(スペ
クトル拡散)変調された所定の制御手順信号を受信する
と、その応答信号としての制御手順信号をSSモデム5
で変調し、トーン信号と同時に送出する。これらSS変
調された制御手順信号のやり取りにより、TV電話1,
2は互いの機種や性能を確認することができる。
【0018】なお、TV電話2がこのように無鳴動受信
して互いにSS変調された制御手順信号をやり取りして
いる間(これをB期間という)、TV電話1では、TV
電話2からのトーン信号とSS変調されて信号の合成さ
れた音が聞こえている。
【0019】このようにしてTV電話1,2が互いに機
種や性能を確認すると、次に、これらTV電話1,2で
は、制御部10が切替スイッチ19をa側に切り替え、
モデム28を2線4線変換回路29を介して電話回線4
に接続する。そして、TV電話1,2のモデム28同士
が通信のためのトレーニング動作を行ない、その動作が
終了して音声と画像の同時通信を行なう。
【0020】このトレーニング動作を始めたとき、TV
電話2では、切替スイッチ12,13がb側に閉じてお
り、RI発生回路16から呼出信号を発生して電話機2
を鳴動させる。TV電話2側の使用者がこの鳴動を聞い
て受話器を取ると(電話機オフフック)、これをフック
検出回路11が検出することによって制御部10がRI
発生回路16での呼出信号の発生を停止させ、切替スイ
ッチ12をa側に切り替える。これにより、TV電話1
とのTV通話が可能となる。
【0021】また、トレーニングからTV電話2がオフ
フックするまでの期間(これを、図3に示すように、c
期間とする)、TV電話1では、切替スイッチ13がb
側に切り替えられ、トーン発生回路15が所定のトーン
信号を発生する。これにより、電話機2でこのトーン信
号が聞こえている。このトーン信号は、例えば、前出の
擬似的な呼出音でもよいし、接続中であることを示すよ
うなメッセージなどでもよい。
【0022】音声信号と画像信号の同時伝送はどのよう
な方法でもかまわないが、図2に示す具体例では、高速
モデムを使ったパケット通信による時分割多重方式の例
を示すものである。
【0023】TV電話1,2において、電話機2からの
音声信号は2線4線変換回路22を介して音声処理部2
3に供給され、そこでディジタル信号に変換されて音声
コーデックにより圧縮される。一方、ビデオカメラ24
から出力される画像信号は画像処理部26に供給され、
ディジタル信号に変換されて画像コーデックにより圧縮
される。音声処理部23からの音声データと画像処理部
26からの画像データとは合成分解部27で所定のパケ
ットを構成し、モデム28及び2線4線変換回路29を
介して電話回線4に送出される。
【0024】また、電話回線4を通して送られてきた音
声データと画像データはモデム28で受信され、合成分
解部27で音声データと画像データに分離される。音声
データは、音声処理部23内において、音声コーデック
で伸長処理された後、アナログ信号に変換され、2線4
線変換回路22を介して電話機2に送られる。画像デー
タは、画像処理部26内において、画像コーデックで伸
長処理された後、アナログ信号に変換され、ディスプレ
イ装置25に送られて画像が表示される。
【0025】かかる具体例においては、特に、図3に示
す上記B期間にTV電話2が送出するトーン信号とC期
間にTV電話1が発生するトーン信号を擬似的な呼出音
にすると、TV電話1の電話機2では、ダイヤルしてか
らTV電話2の電話機がオフフックするまで、通常の電
話機の場合と同様に、交換機からのRBTあるいはそれ
と同様の音が聞こえているので、違和感なく電話がかけ
られる。
【0026】また、従来のTV電話システムでは、発呼
側のTV電話が、ダイヤル後、着呼側のTV電話をTV
電話モードにするために、音声データや画像データの通
信に使用するモデムを使用してTV電話の機種や性能を
確認するための手順信号を相手に送り続ける。このた
め、着呼側のTV電話では、オフフックすると、まず、
発呼側のTV電話相手からの手順信号による不快な音が
聞こえ、発呼側,着呼側TV電話のモデムの通信が確立
するまで通話を行なうことができない。これに対して、
この具体例では、着呼側のTV電話の電話機がオフフッ
クすると、直ちにTV電話として使うことができ、不快
な音を聞いたり、オフフックしても通話ができないとい
うようなことはない。
【0027】次に、図2に示したTV電話から普通の電
話機に電話をかけるときのシーケンスを図4を用いて説
明する。
【0028】図2及び図4において、まず、TV電話で
は、図示しない相手側(普通の電話機)にダイヤルした
後、図3の場合と同様に、TV電話の機種や性能などを
示す制御手順信号をSSモデム5でSS変調し、音声と
ともに相手側へ送出する。着呼側では、電話機をオフフ
ックすると、その受話器でSS変調された制御手順信号
と音声が聞こえてくる。これは、既に述べたように、普
通の音に少しノイズが加わる程度であり、ほとんど違和
感なく通話をすることができる。
【0029】TV電話では、上記のダイヤルの終了ある
いは相手側で電話機がオフフックしてからタイマ回路2
1によって計測する所定の時間、相手側からSS変調さ
れた制御手順信号があるかどうかを監視し、相手側から
所定の制御手順信号が送られてこなければ、相手側は普
通の電話機と判断してSS変調された制御手順信号の送
出を停止し、通常の電話機として機能する。
【0030】この場合でも、従来のTV電話では、着呼
側の電話機がオフフックすると、まず、TV電話で不快
な信号を聞くことになるが、この具体例では、このよう
な不快な音を聞くことはなくなる。
【0031】普通の電話機から図2に示したTV電話に
電話をかけたときのシーケンスを図5で説明する。
【0032】図2及び図5において、まず、図示しない
普通の電話機で相手側としてのTV電話にダイヤルする
と、この電話機の受話器に相手側を呼び出していること
を示すRBT信号が聞こえる。着呼側の図2に示すTV
電話では、図3の場合と同様に、RI検出回路17が所
定の呼出信号を検出すると無鳴動着信し、制御部10が
相手側(即ち、上記普通の電話機)にSS変調された制
御手順信号とトーン信号を送信するとともに、相手側か
らSS変調された制御手順信号があるかどうかを監視す
る。
【0033】所定の時間相手側からSS変調された制御
手順信号が来なければ、制御部10はSS変調された制
御手順信号の送信を停止し、トーン発生回路18から相
手側にトーン信号を送りながらRI発生回路16で呼出
信号を発生し、電話機2を呼び出す。そして、電話機2
が取り上げられてオフフックすると、制御部10はトー
ン信号の送信と呼出信号の発生を止めて切替スイッチ1
1,12,19をa側に切り替え、相手側の普通の電話
機と通話を可能とする。
【0034】この場合でも、例えば、TV電話の送信す
るトーン信号を擬似RBT信号にすることにより、発呼
側の普通の電話機では、ダイヤル後、相手側の電話機
(即ち、図2でのTV電話に接続された電話機2)が出
るまでRBT信号のような信号が聞こえているので、違
和感なく電話をすることができる。
【0035】以上のように、図1に示した実施例を、図
2に示したように、TV電話に応用したときには、TV
電話同士は勿論のこと、TV電話と普通の電話機の場合
であっても、違和感なく電話をかけることができる。
【0036】図6は図1に示した実施例をファクシミリ
装置に適用した場合の一具体構成のを示すブロック図で
あって、30はファクシミリ部、31は切替スイッチで
あり、図2に対応する部分には同一符号を付けている。
【0037】以下、図7を用いてこの具体例の動作を説
明する。ここでは、図6に示す構成の2つのファクシミ
リ装置の一方をファクシミリ装置1、他方をファクシミ
リ装置2とし、ファクシミリ装置1を送信側、他方をフ
ァクシミリ装置2を受信側としてファクシミリ装置1か
らファクシミリ装置2に原稿を送信するものとする。
【0038】図6及び図7において、通常、切替スイッ
チ31はa側に閉じており、電話ができるような状態と
なっている。
【0039】かかる状態で、まず、送信側のファクシミ
リ装置1が送信相手側のファクシミリ装置2にダイヤル
し、互いに電話機2で通話を行なう。ファクシミリ装置
1がファクシミリ原稿を送信する場合には、原稿をファ
クシミリ部30にセットして操作部20のスタートスイ
ッチを操作すると、G3ファクシミリにおけるDIS信
号(ディジタル識別信号)やDCS信号(ディジタル命
令信号)に相当する制御手順信号が制御部10から出力
され、SSモデム5でSS変調されて電話回線4を介し
て通信される。これらの通信が終わると、制御部10が
切替スイッチ31をb側に切り替え、ファクシミリ通信
を行なう。
【0040】制御手順信号をSS変調して通信している
間では、上記の具体例と同様に、同時に通話ができるの
で、電話機2からファクシミリ部30に切り替わると直
ちに原稿の送受信が始まることになる。従来のファクシ
ミリ装置では、ファクシミリ送信に切り替わってから制
御手順を行なうが、この手順が10秒程度時間がかか
り、その後原稿の送受信が始まるため、手順を行なって
いる時間が待ち時間になってしまうが、この具体例で
は、この手順を通話中に行なってしまうため、待ち時間
がなくなって使いやすくなる。
【0041】なお、図2及び図6に示した具体例では、
画像データ以外のいわゆる制御手順信号をSSモデム5
で変調して音声と同時に伝送するようにしたが、画像デ
ータをSSモデム5で変調して音声と同時に伝送するよ
うにしてもよい。
【0042】図8は図1に示した実施例をファクシミリ
装置に適用した場合の他の具体構成をを示すブロック図
であって、32は所定のメッセージを発生するメッセー
ジ発生回路であり、前出図面に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0043】以下、図9を用いてこの具体例の動作を説
明する。ここでも、図8に示す構成の2つのファクシミ
リ装置の一方をファクシミリ装置1、他方をファクシミ
リ装置2とし、ファクシミリ装置1を送信側、他方をフ
ァクシミリ装置2を受信側としてファクシミリ装置1か
らファクシミリ装置2に原稿を送信するものとする。
【0044】図6及び7で説明した具体例では、G3フ
ァクシミリにおける前手順をSSモデムを用いて通信す
るものであったが、図8及び9で説明するこの具体例で
は、G3ファクシミリにおける制御手順信号の1つであ
るCNG(発呼トーン)信号に相当する信号をSSモデ
ムを用いて通信するものである。
【0045】CNG信号は発呼局が非音声端末(主に、
ファクシミリ装置)であることを示す信号であって、自
動発呼装置では必須のものである。従来、自動送信ファ
クシミリ装置からかかってきた電話を受けると、CNG
信号(1100Hzの0.5秒送出と3秒停止の繰り返
し信号)が受話器から聞えてくるので、CNG信号を知
らない人はわけがわからず戸惑ってしまい、電話を切っ
てしまうことが多い。これに対し、この具体例では、フ
ァクシミリ装置1が自動送信装置であって、ダイヤル
後、制御部10は、タイマ回路21で計測する一定時間
あるいは相手から所定の信号が送られてくるまでCNG
信号に相当する信号をSSモデム5から送信し、これと
同時に、ファクシミリ送信を示すメッセージ、例えば
「ファクシミリを送信しますので、スタートボタンを押
してください。」などというメッセージをメッセージ発
生回路32から送出する。
【0046】このようにすることにより、着呼側のファ
クシミリ装置2も、ファクシミリ装置1と同様、図8に
示すこの具体例によるものであれば、SSモデム5によ
ってこのCNG信号に相当する信号を受信してファクシ
ミリ通信に移行する。また、着呼側が従来のファクシミ
リ装置である場合には、送られてくるメッセージによっ
て相手側が従来のファクシミリ装置であることがわかる
ので、確実にスタートボタンを押すことができる。さら
に、着呼側が通常の電話機であった場合には、やはり送
られてくるメッセージにより、相手側がファクシミリ装
置であることがわかるので、戸惑うことなく電話を切る
ことができる。
【0047】以上、コンピュータ通信やTV電話、ファ
クシミリ装置に適用した実施例を説明したが、本発明は
これらの機器に限らず、他の非音声端末、例えば、留守
番電話機や家庭内の機器制御を行なうテレコントロール
装置、画像伝送装置などにも適用できる。また、上記実
施例では、電話回線を用いて通信するものとしたが、勿
論他の通信回線でも構わない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声帯域と同じ帯域でスペクトル拡散方式によってデー
タ信号を変調して送信するため、音声通話をほとんど妨
げることなく、音声と同時にデータを伝送することがで
き、同じ種類の装置同士の場合ばかりでなく、例えば、
一方が通常の電話機で他方がTV電話であるようなの場
合であっても、違和感なく電話をかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ通信装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示した実施例をテレビ電話に適用した場
合の一具体構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した構成の2つのテレビ電話間で画像
データと音声データとを通信する場合のシーケンスを示
す図である。
【図4】図2に示したテレビ電話が通常の電話機に電話
をかけるときのシーケンスを示す図である。
【図5】通常の電話機が図2に示したテレビ電話に電話
をかけるときのシーケンスを示す図である。
【図6】図1に示した実施例をファクシミリ装置に適用
した場合の一具体構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した構成の2つのファクシミリ装置で
通信する場合のシーケンスを示す図である。
【図8】図1に示した実施例をファクシミリ装置に適用
した場合の他の具体構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した構成の2つのファクシミリ装置で
通信する場合のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
2 電話機 4 電話回線 5 スペクトル拡散方式による変復調手段 6 回線インターフェイス 10 制御部 15 トーン発生回路 18 トーン発生回路 21 タイマ回路 24 ビデオカメラ 25 ディスプレイ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号の通信回線を用いてデータを通
    信するデータ通信装置において、 スペクトル拡散方式による変復調手段を設け、 音声信号の通信と同時に該変復調手段によりデータの通
    信を行なうことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 時間の計測を行なう計測手段を設け、 発呼終了後、前記変復調手段によって所定の信号を受信
    するまであるいは前記計測手段により計測する一定の時
    間、所定のデータを前記変復調手段によって変調して送
    信することを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 所定のトーンや音声を発生するトーン発生手段を設け、 着呼後、前記変復調手段によって所定の信号を受信する
    まであるいは前記計測手段により計測する一定の時間、
    所定のデータを前記変復調手段によって変調した信号と
    前記トーン発生手段によるトーン信号あるいは音声を同
    時に送信することを特徴とするデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 発呼終了後、前記変復調手段によって所定の信号を受信
    するまであるいは前記計測手段により計測する一定の時
    間、所定のデータを前記変復調手段によって変調した信
    号と前記トーン発生手段によるトーン信号あるいは音声
    を同時に送信することを特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4に記載のデー
    タ通信装置はテレビ電話装置であり、 前記所定のデータはテレビ電話装置の制御手順信号であ
    ることを特徴とするデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3または4に記載のデー
    タ通信装置はファクシミリ装置であり、 前記所定のデータはファクシミリ装置の制御手順信号で
    あることを特徴とするデータ通信装置。
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